JP3139112B2 - 光磁気ディスク装置のバイアス磁界印加装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置のバイアス磁界印加装置

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JP3139112B2 JP04066181A JP6618192A JP3139112B2 JP 3139112 B2 JP3139112 B2 JP 3139112B2 JP 04066181 A JP04066181 A JP 04066181A JP 6618192 A JP6618192 A JP 6618192A JP 3139112 B2 JP3139112 B2 JP 3139112B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスク装置の
記録/消去時に使用されるバイアス磁界印加装置に関
し、特に2個の光磁気ヘッドを搭載した光磁気ディスク
装置の記録/消去時に使用されるバイアス磁界印加装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスク装置は、従来の追記型光
ディスク装置と同様に大記憶容量の記憶装置であるが、
従来の追記型光ディスク装置ではできなかった情報の書
換え、消去を可能としている。この情報の書換え、消去
を可能とした光磁気ディスク装置として本願と同一の出
願人による特許出願(平成2年8月31日出願の特願平
2−232147号)において提案された、記録/再生
/消去用の光磁気ヘッドを2つ備えた光磁気ディスク装
置について簡単に説明する。
【0003】提案された光磁気ディスク装置に、例えば
直径130mm(5.25インチ)の光磁気ディスクが
収納された光磁気ディスクカートリッジが挿入される
と、光磁気ディスクカートリッジのヘッド窓が開けら
れ、このヘッド窓を介して2個の光磁気ヘッドが光磁気
ディスクの2つに分割された記録領域に対してアクセス
するようになっている。ISO規格ではこのヘッド窓の
幅は最小40mmと定められている。
【0004】光磁気ディスクの上方側には、2つの光磁
気ヘッドのアクチュエータに対応して、記録/消去時に
バイアス磁界を印加するためのバイアス磁界印加装置が
それぞれ設けられている。従来のバイアス磁界印加装置
は、ヨークとコイルにより構成された電磁石が主流であ
ったが、近年、小型で強力な磁界を発生することができ
る永久磁石を用いたバイアス磁界印加装置が用いられる
ようになってきた。
【0005】この永久磁石を2個用いるバイアス磁界印
加装置も、2個の光磁気ヘッドに対応してISO規格の
ヘッド窓内で用いられる必要がある。ヘッド窓内で使用
される場合のように、近接して並列に設けられた2個の
永久磁石を一台の駆動装置及び動力伝達系を用いて同方
向に回転させる際の、駆動装置に作用する力について図
2を用いて説明する。
【0006】図2(a)〜(d)は、近接して並列に設
けられた2つの永久磁石を同方向(この図では反時計方
向)に回転させた場合の回転軸方向からみた図である。
図2(e)は、2つの永久磁石が回転する際に、各々の
磁極が回転して駆動装置に作用する力を示している。縦
軸は永久磁石の回転角θであり、横軸は、駆動装置に作
用する力を示している。
【0007】図2(a)(b)では、図中左側の永久磁
石のS極と図中右側の永久磁石のN極で引力が生じ、一
方、図中左側の永久磁石のN極と図中右側の永久磁石の
N極で反発力が生じるので、永久磁石の駆動装置には、
回転方向に力が働く(図2(e)でマイナスの力として
示している)。図2(c)(d)では、同様に図中左側
の永久磁石のS極と図中右側の永久磁石のN極で引力が
生じ、一方、図中左側の永久磁石のN極と図中右側の永
久磁石のN極で反発力が生じるが、図2(a)(b)の
場合とは逆に、永久磁石の駆動装置には、逆回転方向に
力が働く(図2(e)でプラスの力として示してい
る)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、永久磁石
を用いると強力な磁界が得られる反面、近接して並列に
設けられた2つの永久磁石は、相互に相手側の磁界の影
響を受けて引付けあい、2個の永久磁石の一方または両
方を回転させようとする際に、余分な力を必要とし、永
久磁石を回転させるために大型で強力な駆動装置を必要
とするという問題がある。
【0009】本発明の目的は、小型の駆動装置を用いて
容易に2個の永久磁石を回転させることのできる光磁気
ディスク装置のバイアス磁界印加装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、光磁気ディ
スクの記録領域の内周側領域と外周側領域のそれぞれに
対してアクセスして記録/再生/消去を行う内周側光磁
気ヘッド及び外周側光磁気ヘッドが近接して設けられた
光磁気ディスク装置に用いられ、前記内周側領域に磁界
を印加するように前記内周側光磁気ヘッドの移動方向に
延在し、極及び極を結ぶ磁軸の中心を回転軸として
回転可能に支持された内周側永久磁石と、前記外周側領
域に磁界を印加するように前記外周側光磁気ヘッドの移
動方向に延在し、極及び極を結ぶ磁軸の中心を回転
軸として回転可能に支持された外周側永久磁石と、前記
光磁気ディスクに対する記録/消去時に、前記内周側永
久磁石及び外周側永久磁石を回転させる永久磁石回転手
段とを有することを特徴とする光磁気ディスク装置のバ
イアス磁界印加装置によって達成される。
【0011】
【作用】本発明によれば、近接して並列に設けられた2
つの永久磁石のそれぞれの磁界が相手側に影響を及ぼす
ことが少ないので、2つの永久磁石を回転させる駆動装
置を小型にすることができる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例による光磁気ディスク装置
のバイアス磁界印加装置を図1を用いて説明する。本実
施例におけるバイアス磁界印加装置は、光磁気ヘッドを
2個使用した、提案された光磁気ディスク装置に応用し
た例である。図1は本発明の一実施例によるバイアス磁
界印加装置を示す図である。図1(a)は本発明の一実
施例によるバイアス磁界印加装置のA−A端面図、図1
(b)は平面図である。
【0013】正極(N極)と負極(S極)間の磁軸に対
して直角方向に伸びた、例えば直径5mmの円筒形状の
永久磁石1aの一端部が、永久磁石1aの断面形状と同
じ断面を有する円筒形状であり非磁性体で形成された非
磁性部2aの一端部と接合されて、円筒体3aを形成し
ている。円筒体3aの両端の回転軸4aは、ベアリング
等を介して回転自在に光磁気ディスク装置内で支持さ
れ、円筒体3aを回転させるための、例えばモータを駆
動原とする駆動装置8に接続されている(図1
(b))。
【0014】円筒体3aは、光磁気ディスク6上部に、
光磁気ディスク6の半径方向に取り付けられている。光
磁気ディスク6は、記録領域が内周側記録領域及び外周
側記録領域とに2分されており、内周側記録領域上には
円筒体3aの永久磁石1a側が、外周側記録領域上には
円筒体3aの非磁性部2a側がくるようになっている。
円筒体3aに対して光磁気ディスク6の裏面側に、光磁
気ディスク6の半径方向に摺動可能に光磁気ヘッド10
aが設けられている。光磁気ヘッド10aは内周側記録
領域内を光磁気ディスク6の半径方向に移動して記録等
を行う。
【0015】同様にして、円筒体3bが、光磁気ディス
ク6上部に光磁気ディスク6の半径方向に円筒体3aと
並んで平行に取付けられている。円筒体3bの回転軸4
bと円筒体3aの回転軸4aとの距離は18mmであ
る。円筒体3bの永久磁石1b及び非磁性部2bは、円
筒体3aの永久磁石1a及び非磁性部2aとは逆に取付
けられている。従って、外周側記録領域上には円筒体3
bの永久磁石1b側が、内周側記録領域上には円筒体3
bの非磁性部2b側がくるようになっている。円筒体3
bに対して光磁気ディスク6の裏面側に、光磁気ディス
ク6の半径方向に摺動可能に光磁気ヘッド10bが設け
られている。光磁気ヘッド10bは外周側記録領域内を
光磁気ディスク6の半径方向に移動して記録等を行う
(図1(a))。なお、内周側記録領域と外周側記録領
域との境界付近の記録領域の記録/消去性能を劣化させ
ないため、永久磁石1a及び永久磁石1bは、どちらも
内周側記録領域と外周側記録領域との境界を少しだけ越
えて取付けられている。
【0016】円筒体3aに並列に設けられ、永久磁石1
bと非磁性部2bの配置が、円筒体3aの永久磁石1a
と非磁性部2aの配置とは逆に取付けられた円筒体3b
と、円筒体3aは駆動装置8により同方向に同じ角度だ
け回転させることができるようになっており、永久磁石
1a、1bの極性を所定の極性にして、光磁気ディスク
の内周側及び外周側の記録領域の両方を同時にアクセス
して記録/消去を行うことができる。このとき、円筒体
3aの永久磁石1aと隣合って設けられているのは、非
磁性体で形成された円筒体3bの非磁性部2bである。
また、円筒体3bの永久磁石1bと隣合って設けられて
いるのは、非磁性体で形成された円筒体3aの非磁性部
2aである。即ち、永久磁石1aと永久磁石1bが互い
に隣り合って相互に相手側の磁界に影響されないように
配置されているので、駆動装置8に作用する力は、円筒
体3a、3bの回転軸4a、4bがベアリング等で生じ
るころがり抵抗だけとなる。したがって、円筒体3a、
3bは駆動装置8を小型にしても容易に回転をすること
ができる。
【0017】このように、2つの光磁気ヘッドを備えた
光磁気ディスク装置のバイアス磁界印加装置として、強
力な磁界を生じる永久磁石を2個接近させて用いた場合
でも、永久磁石回転用の駆動装置を小型にすることがで
きる。本発明は、上記実施例に限らず種々の変形が可能
である。例えば、上記実施例においては永久磁石の断面
形状は円形であったが、他の形状、例えば、四角形、六
角形、八角形、楕円形等の形状でもよい。
【0018】また、上記実施例では、永久磁石に非磁性
部を接合した円筒体を用いたが、非磁性部の部分は、他
の形状、例えば永久磁石の断面より小さい断面を有する
回転軸等でもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、2個の隣
り合って取付けられた円筒体に設けられた永久磁石同士
が隣合わないように設けられていて、2つの永久磁石が
相互に相手側の磁界から影響を受けないようにできるの
で、永久磁石を駆動する駆動装置を小型にした光磁気デ
ィスク装置のバイアス磁界印加装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光磁気ディスク装置の
バイアス磁界印加装置を示す図である。
【図2】従来の光磁気ディスク装置のバイアス磁界印加
装置を示す図である。
【符号の説明】
1a、1b…永久磁石 2a、2b…非磁性部 3a、3b…円筒体 4a、4b…回転軸 6…光磁気ディスク 8…駆動装置 10a、10b…光磁気ヘッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクの記録領域の内周側領域
    と外周側領域のそれぞれに対してアクセスして記録/再
    生/消去を行う内周側光磁気ヘッド及び外周側光磁気ヘ
    ッドが近接して設けられた光磁気ディスク装置に用いら
    れ、 前記内周側領域に磁界を印加するように前記内周側光磁
    気ヘッドの移動方向に延在し、極及び極を結ぶ磁軸
    の中心を回転軸として回転可能に支持された内周側永久
    磁石と、 前記外周側領域に磁界を印加するように前記外周側光磁
    気ヘッドの移動方向に延在し、極及び極を結ぶ磁軸
    の中心を回転軸として回転可能に支持された外周側永久
    磁石と、 前記光磁気ディスクに対する記録/消去時に、前記内周
    側永久磁石及び外周側永久磁石を回転させる永久磁石回
    転手段とを有することを特徴とする光磁気ディスク装置
    のバイアス磁界印加装置。
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