JP3072296B2 - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JP3072296B2 JP4320939A JP32093992A JP3072296B2 JP 3072296 B2 JP3072296 B2 JP 3072296B2 JP 4320939 A JP4320939 A JP 4320939A JP 32093992 A JP32093992 A JP 32093992A JP 3072296 B2 JP3072296 B2 JP 3072296B2
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泰人 森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的情報記録再生装
置の対物レンズ、コイル及びマグネット等を有する対物
レンズ駆動装置の磁気回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の対物レンズ駆動装置の一
例の主要構成部を示す斜視図である。同図に示した従来
の対物レンズ駆動装置は、対物レンズ1を保持する対物
レンズホルダー2が、ベース7上に植設されたシャフト
4に軸受24を介してフォーカシング方向及びトラッキ
ング方向に姿勢制御可能に組み付けられている。対物レ
ンズホルダー2は、円筒形のホルダー本体の上面開口部
の両端を結ぶブリッジ部に軸受24と対物レンズ1が組
み付けられており、ホルダー本体の外周にフォーカシン
グコイル23が巻回され、さらにこのフォーカシングコ
イル23の上に矩形状に巻いたトラッキングコイル22
が積層されている。また、ベース7上には、円弧形状に
湾曲するマグネット21上にヨーク20を重ねた一対の
磁力発生部材が、フォーカシングコイル23の外周面に
対し一定距離だけ離間させて対向配設してあり、互いに
対向するマグネット21どうしを結ぶ磁路を流れる磁力
線が、トラッキングコイル22とフォーカシングコイル
23を貫通している。ただし、矩形をなすトラッキング
コイル22の4辺のうち磁界中の有効辺となるのは、た
だ1辺だけでしかない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の対物
レンズ駆動装置における磁気回路構成では、トラッキン
グコイル22の厚さ分、マグネット21とフォーカシン
グコイル23とのギャップが大きくなり、フォーカシン
グ方向の磁気効率が悪くなる上、装置の小型化を妨げる
という問題点があった。
【0004】また、トラッキングコイル22の4辺のう
ち1辺しか有効辺として使用していないため、トラッキ
ング方向のコイル利用効率が悪く、対物レンズ駆動装置
の感度向上にもマイナスとなっていた。
【0005】それ故に本発明は、上記従来の問題点を解
決するもので、その目的とするところは、フォーカシン
グコイルとトラッキングコイルを1つの磁気回路中に直
交するように積層する必要がなく、フォーカシングコイ
ルとマグネットとのギャップを必要最小限に狭くするこ
とにより磁気効率の向上を図ると共に装置の小型化を図
り、更にトラッキングコイルの四辺のうち二辺を有効辺
とすることにより、コイル利用効率を上げトラッキング
感度の向上を図るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上述
の目的を達成するために、光記録媒体に対向して信号記
録面を走査する対物レンズと、該対物レンズを保持し、
フォーカシング方向に直交するトラッキング方向に回動
可能に支持した可動部と、内周側と外周側を互いに逆の
関係でもって異極に磁化した一対の半円筒形状のマグネ
ットを、前記可動部の外周に離間対向させて互いに前記
トラッキング方向に正対させるとともに互いの端部どう
しが一方から出射した磁力線が前記可動部の一部と交差
して他方に入射するトラッキング用閉磁路を形成するギ
ャップを挟んで対峙するよう配置して形成した磁気回路
と、四角形状に巻回した巻線を、中空部が前記ギャップ
に対向して二辺が前記トラッキング用閉磁路と交わるよ
う前記可動部の外周に組み付けたトラッキングコイル
と、前記トラッキングコイルの組み付け位置を除く前記
可動部の外周部分にそれぞれ組み付けられ、前記一対の
マグネットの内周に離間対向する一対のフォーカシング
コイルと、該一対のフォーカシングコイルの中空部にそ
れぞれ遊挿配設され、前記一対のマグネットのうちそれ
ぞれが対向する側のマグネットが発する磁力線を個別の
フォーカシング用閉磁路に導く一対のヨークとを具備す
ることを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例について、図1〜図
3を参照して説明する。図1、図2は軸摺動型の対物レ
ンズ駆動装置を表し、図3はその磁気回路の部分構成を
表す。図示の対物レンズ駆動装置は、光記録媒体に対向
して信号記録面を走査する対物レンズ1と、対物レンズ
1やカウンタウェィト3を保持する可動部である対物レ
ンズホルダー2と、一対のマグネット9a、9bを主体
とする磁気回路と、トラッキングコイル10a、10b
やフォーカシングコイル8a、8b等からなる。対物レ
ンズホルダー2は、ベース7上に植設されたシャフト4
によりフォーカシング方向に進退可能かつトラッキング
方向に回動可能に支持されている。磁気回路は、対物レ
ンズホルダー2の外周に離間対向する半円筒形状の一対
のマグネット9a、9bを、対物レンズホルダー2の外
周に離間対向させて互いにトラッキング方向に正対させ
るとともに互いの端部どうしが一方から出射した磁力線
が対物レンズホルダー2の一部と交差して他方に入射す
るトラッキング用閉 磁路を形成するギャップを挟んで対
するよう配置して形成してある。トラッキングコイル
10a、10bは、巻線を四角形状に巻回したものであ
り、中空部が前記ギャップに対向して二辺が前記トラッ
キング用閉磁路と交わるよう対物レンズホルダー2の外
周に組み付けてある。一方また、フォーカシングコイル
8a、8bは、トラッキングコイル10a、10bの組
み付け位置を除く対物レンズホルダー2の外周部分にそ
れぞれ組み付けてあり、一対のマグネット9a、9bの
内周に離間対向している。5a、5bは、フォーカシン
グコイル8a、8bの内周部分に離間対向させて設けた
センターヨークであり、一対のマグネット9a、9bの
うちそれぞれが対向する側のマグネットが発する磁力線
を個別のフォーカシング用閉磁路に導く働きをする。こ
の実施例において半円筒形状をなす一対のマグネット9
a、9bは互いに表面の磁極が異なっており、内周側と
外周側を互いに逆の関係でもって異極に磁化してある。
すなわち、本実施例では、図1(a)に示すようにマグ
ネット9aは内周側をS極に外周側をN極に磁化してあ
るのに対し、マグネット9bは内周側をN極に外周側を
S極に磁化してある。また、各々のマグネッット9a、
9bの両端部にマグネットの表面とシャフト4の中心と
を結ぶ線上にトラッキングコイル10a、10bが対峙
するように配置されている。図3に示すようにマグネッ
ト9a、9bの両端部は磁極の異なるマグネットが隣り
合うため、前記トラッキング用閉磁路における磁束の流
れはBの方向に流れる。
【0008】この磁束方向に対しトラッキングコイル1
0aにi方向の電流が流れることによりコイル10aに
はF方向の力が働き対物レンズ1及び対物レンズホルダ
ー2等の可動部はトラッキング方向に回動する。
【0009】この実施例において、トラッキングコイル
10a、10bは磁界有効辺としてコイルの四辺のうち
二辺を使用しているため、図4に示した従来例のように
一辺のみを有効辺としている場合に比べ電磁効率が良く
なる。
【0010】また本実施例によると、フォーカシングコ
イル8a、8bとトラッキングコイル10a、10b
は、従来例のようにフォーカシングコイル上にトラッキ
ングコイルを貼りつける関係にはなく、互いに独立して
配置してあるため、フォーカシングコイル8a、8bと
マグネット9a、9bとの間の間隙を狭めことができ、
対物レンズ駆動装置の小型化に貢献している。
【0011】なお本実施例は、軸摺動型の対物レンズ駆
動装置について表したが、本発明は軸摺動型に限定され
るものでなく、対物レンズの支持にヒンジ方式を用いて
トラッキング移動を回転方式で行う対物レンズ駆動装置
にも適用できる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、内周側と
外周側を互いに逆の関係でもって異極に磁化した一対の
半円筒形状のマグネットを、対物レンズを保持する可動
部の外周に離間対向させて互いにトラッキング方向に正
対させるとともに互いの端部どうしが一方から出射した
磁力線が可動部の一部と交差して他方に入射するトラッ
キング用閉磁路を形成するギャップを挟んで対峙するよ
う配置して磁気回路を形成し、四角形状に巻回した巻線
からなるトラッキングコイルを、中空部が前記ギャップ
に対向して二辺が前記トラッキング用閉磁路と交わるよ
う前記可動部の外周に組み付けるとともに、一対のマグ
ネットの内周に離間対向する一対のフォーカシングコイ
ルを、トラッキングコイルの組み付け位置を除く前記可
動部の外周部分にそれぞれ組み付け、該一対のフォーカ
シングコイルの中空部にそれぞれ遊挿配設した一対のヨ
ークが、前記一対のマグネットのうちそれぞれが対向す
る側のマグネットが発する磁力線を個別のフォーカシン
グ用閉磁路に導く構成としたから、一対のマグネットの
各内周部分から出射する磁力線をフォーカシング制御に
利用するとともに、一方のマグネットの端部から他方の
マグネットの端部に向けて出射する磁力線をトラッキン
グ制御に利用することで、トラッキング用閉磁路とフォ
ーカシング用閉磁路をそれぞれに専用の一対のマグネッ
トを個別配設して形成する必要は一切なく、たった一対
のマグネットが形成する磁場中にトラッキング用閉磁路
とフォーカシング用閉磁路をそれぞれ合目的的に一対ず
つ形成することができ、しかもトラッキング用閉磁路と
フォーカシング用閉磁路は、互い に対向する一対の半円
筒形状のマグネットの端部とそれ以外の部分というよう
に磁力線出射領域を棲み分けて形成されるので、両磁路
間の干渉を排除した上で個々の磁路を流れる磁力線をト
ラッキング制御とフォーカシング制御に的確に用途限定
して有効活用でき、さらにまたフォーカシングコイルと
トラッキングコイルを1つの磁気回路中に直交するよう
に積層する必要がないので、フォーカシングコイルとマ
グネットとの間隙を必要最小限に小さくでき、磁気効率
の向上を図るとともに対物レンズ駆動装置の小型化も可
能であり、また四角形状のトラッキングコイルの四辺の
うちトラッキング用閉磁路と交わる二辺を磁界有効辺と
して利用できるため、コイル利用効率が上がり、しかも
トラッキングコイルの抵抗値を抑えることができるの
で、トラッキング感度を向上させることができる等の優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対物レンズ駆動装置の一実施例の構成
を示す正面図(a)、平面図(b)である。
【図2】本発明の対物レンズ駆動装置の斜視図である。
【図3】本発明の対物レンズ駆動装置の磁気回路の一部
とトラッキング駆動動作を表した図である。
【図4】従来の対物レンズ駆動装置の主要構成部を表す
斜視図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 対物レンズホルダー 3 カウンタウェィト 4 シャフト 5a、5b センターヨーク 6 アウトヨーク 7 ベース 8at、8b フォーカシングコイル 9a、9b マグネット 10a、10b トラッキングコイル 20 ヨーク 21 マグネット 22 トラッキングコイル 23 フォーカシングコイル 24 軸受
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 G11B 7/095

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体に対向して信号記録面を走査
    する対物レンズと、該対物レンズを保持し、フォーカシ
    ング方向に直交するトラッキング方向に回動可能に支持
    した可動部と、内周側と外周側を互いに逆の関係でもっ
    て異極に磁化した一対の半円筒形状のマグネットを、前
    記可動部の外周に離間対向させて互いに前記トラッキン
    グ方向に正対させるとともに互いの端部どうしが一方か
    ら出射した磁力線が前記可動部の一部と交差して他方に
    入射するトラッキング用閉磁路を形成するギャップを挟
    んで対峙するよう配置して形成した磁気回路と、四角形
    状に巻回した巻線を、中空部が前記ギャップに対向して
    二辺が前記トラッキング用閉磁路と交わるよう前記可動
    部の外周に組み付けたトラッキングコイルと、前記トラ
    ッキングコイルの組み付け位置を除く前記可動部の外周
    部分にそれぞれ組み付けられ、前記一対のマグネットの
    内周に離間対向する一対のフォーカシングコイルと、該
    一対のフォーカシングコイルの中空部にそれぞれ遊挿配
    設され、前記一対のマグネットのうちそれぞれが対向す
    る側のマグネットが発する磁力線を個別のフォーカシン
    グ用閉磁路に導く一対のヨークとを具備することを特徴
    とする対物レンズ駆動装置。
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