JP3872237B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ディスクに情報を記録したり、記録された情報を読み取るディスクプレーヤのレンズ駆動装置に関するものであり、特に平面状コイルを用いたレンズ駆動装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学的に情報を記録したディスクからの読み取りビームをディスク面に集束させるため対物レンズをレンズ光軸方向(フォーカス方向)に駆動すると共に、読み取りビームを情報トラックに追従させるため対物レンズをレンズ光軸方向と直角方向に駆動するレンズ駆動装置が知られている。
このレンズ駆動装置を構成する可動部は、小型軽量であることが望ましく、図14(a)に示すように対物レンズ1を内蔵するコイルボビン2にフォーカスコイル3とトラッキングコイル4を巻回するコイルボビンタイプ5に代えて、図14(b)に示すように対物レンズ1を内蔵するホルダ6の両側面にフォーカスコイル3とトラッキングコイル4をパターンニングし、エッチングして形成した平面状のコイル基板7を接着剤等で固定したプリントコイルタイプ8が提案されている(例えば、特開平8−203103号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平8−203103号公報のようなコイル基板7を用いる場合、図14(c)に示すように、フォーカスコイル3は、マグネット9のN極とS極に股がるように配置することでフォーカス(図中矢印F)方向の駆動力を得ている。また、4つで構成するトラッキングコイル4は、2つのトラッキングコイル4をマグネット9のN極側に、他の2つのトラッキングコイル4をマグネット9のS極側に配置すると共に、各トラッキングコイル4の約半分(トラッキング図中矢印T方向)だけをマグネット9の磁場に入るように配置することでトラッキング方向の駆動力を得ている。従って、プリントコイルタイプ8のコイル基板7は、マグネット9の外形よりもトラッキング方向の左右に大きく張り出して構成する必要があり、トラッキングコイル4に対してマグネット9の有効磁界が減少すると共に、マグネット9の外形に比してコイル基板7が大型化すると云う問題があった。
【0004】
本発明は、上記課題に鑑み成されたものであり、その目的は、マグネットの磁束を有効利用すると共に、コイル基板の小型化が可能なレンズ駆動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明に係るレンズ駆動装置は、フォーカス方向及びトラッキング方向に移動可能に支持されたレンズホルダと、レンズホルダに取り付けられたフォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルと、フォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルに磁束を付与する磁束付与手段とを有するレンズ駆動装置であって、フォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルは、各々がジッタ方向に対して垂直となる面内に形成され且つジッタ方向に平行なコイル軸を有する一対の平面状コイルを含んで構成され、磁束付与手段は、平面状コイルのフォーカス方向及びトラッキング方向の何れに対しても傾斜した仮想直線により分割された2つの領域に対して、ジッタ方向に沿った互いに反対向きの磁束を付与し、一対の平面状コイルの各々の仮想直線は、ジッタ方向に平行で且つ光軸を含む面に対して対称に配されることを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に記載の発明に係るレンズ駆動装置は、請求項1に記載のレンズ駆動装置であって、磁束付与手段は、平面状コイルに対面するマグネットを含んで構成され、マグネットは、2つの領域の各々に対面する磁極が異なることを特徴とする。
【0007】
また、請求項3に記載の発明に係るレンズ駆動装置は、請求項1に記載のレンズ駆動装置であって、磁束付与手段は、平面状コイルに対面するとともにジッタ方向に垂直な磁極面を有するマグネットを含み、磁極面は、仮想直線を境として磁極が異なることを特徴とする。
【0008】
また、請求項4に記載の発明に係るレンズ駆動装置は、請求項1乃至3のいずれか1に記載のレンズ駆動装置であって、フォーカス駆動コイルを構成する一対の平面状コイルは、その各々に同一方向の駆動電流が供給され、トラッキング駆動コイルを構成する一対の平面状コイルには互いに逆方向の駆動電流が供給されることを特徴とする。
【0009】
また、請求項5に記載の発明に係るレンズ駆動装置は、請求項1乃至3のいずれか1に記載のレンズ駆動装置であって、フォーカス駆動コイルを構成する一対の平面状コイルには互いに逆方向の駆動電流が供給され、トラッキング駆動コイルを構成する一対の平面状コイルには同一方向の駆動電流が供給されることを特徴とする。
【0010】
また、請求項6に記載の発明に係るレンズ駆動装置は、請求項1乃至5のいずれか1に記載のレンズ駆動装置であって、フォーカス駆動コイルを構成する一対の平面状コイルとトラッキング駆動コイルを構成する一対の平面状コイルは、その平面内形状が同一形状に形成されるとともに、ジッタ方向に沿って重ねられて配されることを特徴とする。
【0011】
また、請求項7に記載の発明に係るレンズ駆動装置は、請求項1乃至6のいずれか1に記載のレンズ駆動装置であって、フォーカス駆動コイルを構成する一対の平面状コイルの各々から発生する駆動力の合成がフォーカス方向駆動力となり、トラッキング駆動コイルを構成する一対の平面状コイルの各々から発生する駆動力の合成がトラッキング駆動力となることを特徴とする。
【0012】
また、請求項8に記載の発明に係るレンズ駆動装置は、フォーカス方向に伸長する軸に嵌合する軸受孔を有し、前記軸に対して摺動且つ回動可能とされたレンズホルダと、前記レンズホルダに取り付けられたフォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルと、前記フォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルに磁束を付与する磁束付与手段と、を有するレンズ駆動装置であって、前記フォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルは、各々がフォーカス方向に対して垂直となるコイル軸を有する一対のコイルを含んで構成され、前記磁束付与手段は、前記コイルの前記フォーカス方向及び前記トラッキング方向の何れに対しても傾斜した仮想線により分割された2つの領域に対して、互いに反対向きの磁束を付与し、前記一対のコイルの各々の前記仮想線は、前記軸を含む面に対して対称に配されることを特徴とする。
【0013】
本発明のレンズ駆動装置は、フォーカス方向及びトラッキング方向に移動可能に支持されたレンズホルダと、レンズホルダに取り付けられたフォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルと、フォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルに磁束を付与する磁束付与手段とを有するレンズ駆動装置であって、フォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルは、各々がジッタ方向に対して垂直となる面内に形成され、且つジッタ方向に平行なコイル軸を有する一対の平面状コイルを含んで構成されている。また、磁束付与手段は、平面状コイルのフォーカス方向及びトラッキング方向の何れに対しても傾斜した仮想直線により分割された2つの領域に対して、ジッタ方向に沿った互いに反対向きの磁束を付与し、一対の平面状コイルの各々の仮想直線は、ジッタ方向に平行で且つ光軸を含む面に対して対称に配置したので、フォーカス駆動コイルを構成する一対の平面状コイルに各々同一方向の駆動電流が供給されるとフォーカス方向に駆動され、トラッキング駆動コイルを構成する一対の平面状コイルに互いに逆方向の駆動電流が供給されるとトラッキング方向に駆動される。
【0014】
【発明の実施形態】
図1は、本発明の第1実施形態によるレンズ駆動装置150の要部外観図である。また、図2は、本発明の実施形態によるレンズ駆動装置150を構成するV字マグネット11とV字状駆動コイル80との位置関係と、逆Vマグネット12と逆V字状駆動コイル90との位置関係を模式的に示した斜視図である。図1及び図2を参照しつつレンズ駆動装置150の構成を以下に説明する。尚、図1(a)はレンズ駆動装置150の上面図を、図1(b)はレンズ駆動装置150の側面図を示した。
【0015】
本発明の第1実施形態によるレンズ駆動装置150は、板状のアクチュエータベース10上に磁場形成用のV字マグネット11或は逆Vマグネット12を固定した一対のL状のヨーク13が所定の磁気ギャップを設けて対向配置され、複数のネジ14で固定されると共に、アクチュエータベース10上にネジ14により固定された支持ベース20の4本の支持ワイヤ21で吊設された可動部100がV字マグネット11と逆Vマグネット12に挟まれる位置に配置されている。
【0016】
V字マグネット11は、例えば直角三角形磁石のN極面と2つの直角三角形の磁石のS極面により磁極面が方形に形成された3分割多極磁石であり、中央にN極面がV字状に配置され、該N極面の左右にS極面を配した構造をしている。つまり、V字マグネット11は、フォーカス方向及びトラッキング方向の何れに対しても傾斜した仮想直線(詳細は後述する)により磁極が分割され、ジッタ方向に沿った互いに反対向きの磁束を発生するようになっている。また、逆Vマグネット12は、直角三角形のS極面と2つの直角三角形磁石のN極面により方形に形成された3分割多極磁石であり、中央にS極面が逆V字状に配置され、該S極磁の左右にN極面を配した構造をしている。
【0017】
可動部100は、内部に対物レンズ31を収納した略方形状のレンズホルダ30と、V字マグネット11と対向するレンズホルダ30のジッタ(図中矢印J)方向の側面に接着剤等で固定されたV字状駆動コイル80と、逆Vマグネット12と対向するレンズホルダ30のジッタ方向の側面に接着剤等で固定されたV字用駆動コイル80を180度回転した逆V字状駆動コイル90とで構成され、レンズホルダ30のトラッキング(図中矢印T)方向に突出して形成された4本の保持部32a、32bが4本の支持ワイヤ21で支持されることでフォーカス(図中矢印F)方向及びトラッキング方向に移動可能に吊設されている。
【0018】
支持ワイヤ21は、導電性の棒状或は板状の弾性部材で構成され、一方端が圧延拡大して引出部22aが形成され、支持ベース20の成形時に支持ワイヤ21の一部がアウトサート成形等により一体成形される。また、支持ワイヤ21の他方端は、同様に、圧延拡大されて接続部22bが形成され、レンズホルダ30に設けられた4本の保持部32a、32bに接着剤等で固定される。
【0019】
本発明の第1実施形態によるレンズ駆動装置150は、上述したV字状駆動コイル80の構造に特徴がある。そこで、図3を用いてV字状駆動コイル80の構造の概略説明する。尚、図3(a)はV字状駆動コイル80の平面図を、図3(b)はV字状駆動コイル80の側面を模式的に示した図である。
V字状駆動コイル80は、図3(a)に示すように、例えばガラスエポキシ材等の両面銅張積層プリント基板であるフォーカス用基板41の両面銅箔に同一形状でパターンニングし、エッチングすることで表面側に2つ、裏面側に2つのフォーカスコイル43を形成したフォーカス駆動コイル40と、上記同様、両面銅張積層プリント基板であるトラッキング用基板61に4つのトラッキングコイル63を形成したトラッキング駆動コイル60とを、図3(b)に示すように、例えば絶縁シート57等を介して積層し、複数のジャンパ線J1〜J4を用いてフォーカス駆動コイル40とトラッキング駆動コイル60とを接続して構成したものである。また、逆V字状駆動コイル90は、V字状駆動コイル80を180度回転したものである。そこで、V字状駆動コイル80を構成するフォーカス駆動コイル40とトラッキング駆動コイル60の構成を順次説明することで、V字状駆動コイル80及び逆V字状駆動コイル90の構造を説明することにする。
【0020】
先ず、V字状駆動コイル80を構成するフォーカス駆動コイル40の構造を図4を用いて以下に説明する。尚、図4(a)はフォーカス駆動コイル40の表面側の平面図を、図4(b)はフォーカス駆動コイル40の裏面側を透視した状態の平面図を、図4(c)はフォーカス駆動コイル40の断面図を示した。
【0021】
フォーカス駆動コイル40は、図4に示すようにフォーカス用基板41の表面側の銅箔に同一形状で略楕円形状の1のフォーカスコイル43aと4のフォーカスコイル43dをフォーカス用基板41のジッタ方向に平行で、且つ光軸(図中C線)を含む面に対して対称に形成すると共に、裏面側の銅箔に上記と同一形状の2のフォーカスコイル43bと3のフォーカスコイル43cを上記と同一位置に形成し、光軸に対して右側に配置された1のフォーカスコイル43aと2のフォーカスコイル43bを2つのスルホール44、45で連結すると共に、光軸に対して左側に配置された3のフォーカスコイル43cと4のフォーカスコイル43dを2つのスルホール48、49で連結し、外部配線51を用いることで左右一対のフォーカスコイル43a、43b、43c、43dを直列接続して形成した平面状コイルである。
【0022】
尚、上記スルホール44、45、48、49は、表面側と背面側の銅箔を貫通する孔に銀ペーストを注入し、銀ペーストを焼成して形成するか、或は表面側のと背面側の銅箔を貫通する孔の内面を銅メッキすることで表面側の銅箔と裏面側の銅箔を接続したものであり、図中スルホール部分を二重丸で示した。
【0023】
フォーカス駆動コイル40を構成する楕円形状したフォーカスコイル43は、2つの長辺を3分割着磁されたV字マグネット11のN極とS極に股がるように配置するため、1のフォーカスコイル43aと2のフォーカスコイル43bは、光軸に対して略45度右回転した位置に形成し、3のフォーカスコイルと43cと4のフォーカスコイル43dは、光軸に対して略45度左回転した位置に形成している。このように配置することで、フォーカス駆動コイル40は、後述するフォーカス駆動力を光軸の上下方向に対して等しく発生されることができる。
【0024】
次に、フォーカス駆動コイル40の結線方法を説明する。フォーカス用基板41の表面側に形成された1のフォーカスコイル43aの一方端は、フォーカス用基板41の表面側の外周縁部に形成されたフォーカス端子(A)42に接続されている。フォーカス端子(A)42に接続された1のフォーカスコイル43aは、右回転で外周から内周に渦巻状に形成され、他方端が1用のスルホール44に接続される。1用のスルホール44は、裏面側の2のフォーカスコイル43bと電気的に接続されている。裏面側の2のフォーカスコイル43bは、右回転で内周から外周に渦巻状に形成され、2用のスルホール45に接続される。2用のスルホール45は、表面側に形成された銅箔を介してフォーカス端子(B)46に接続される。従って、1のフォーカスコイル43aと2のフォーカスコイル43bは、1用及び2用のスルホール44、45を介してフォーカス端子(A)42とフォーカス端子(B)46の間に直列に接続される。
【0025】
一方、フォーカス用基板41の表面側に形成されたフォーカス端子(C)47には、銅箔を介して3用のスルホール48に接続されている。3用のスルホール48は、裏面側の3のフォーカスコイル43cに接続され、右回転で外周から内周に渦巻状に形成され、4用のスルホール49に接続される。4用のスルホール49は、表面側に形成された4のフォーカスコイル43dに接続される。4のフォーカスコイル43dは、右回転で内周から外周に渦巻状に形成され、フォーカス用基板41の表面側に形成されたフォーカス端子(D)50に接続される。従って、3のフォーカスコイル43cと4のフォーカスコイル43dは、3用及び4用のスルホール48、49を介してフォーカス端子(C)47とフォーカス端子(D)50の間で直列に接続される。そして、フォーカス端子(B)46とフォーカス端子(C)47を外部配線51で接続することで、フォーカス端子(A)42とフォーカス端子(D)50との間に4つのフォーカスコイル43a〜43dが直列接続されたフォーカス駆動コイル40が形成される。係るフォーカス駆動コイル40は、ジッタ方向に対して垂直となる面内に形成され、且つジッタ方向に平行なコイル軸を有する一対の平面状コイルを形成するので、V字マグネット11に対向は位置され、フォーカス端子(A)42とフォーカス端子(D)50との間にフォーカス駆動電流が供給されることで、フォーカス方向の駆動力を発生する。
【0026】
また、フォーカス用基板41の表面側には、図4に示すように2つのフォーカスコイル43と4つのフォーカス端子(A)42、(B)50、(C)46、(D)47以外に、後述するトラッキング用基板61との接続と、4つのトラッキングコイル63a〜63dを接続するため、方形の銅箔部分を有する4つのトラッキング端子(E)52、(F)53、(G)54、(H)55が設けられ、該銅箔部分の略中央に夫々連結孔52a、53a、54a、55aが形成されている。
これらトラッキング端子(E)52、(F)53、(G)54、(H)55は、フォーカス用基板41とトラッキング用基板61を接続する際は、図4(c)に示すようにトラッキング端子(E)52、(F)53、(G)54、(H)55の銅箔部分にジャンパ線J1〜J4を夫々半田付けし、各ジャンパ線J1〜J4を連結孔52a、53a、54a、55aを通してトラッキング用基板61側に引出すようにして用いられる。
【0027】
次に、図4及び図5を用いてトラッキング駆動コイル60の構成を説明する。尚、図5(a)はトラッキング駆動コイル60の裏面側の平面図を、図5(b)はトラッキング駆動コイル60の表面側を透視した状態の平面図を、図5(c)はトラッキング駆動コイル60の断面図を示した。
【0028】
トラッキング駆動コイル60は、図5に示すようにトラッキング用基板61の背面側の銅箔に同一形状で略楕円形状した2のトラッキングコイル63bと4のトラッキングコイル63dをトラッキング用基板61のジッタ方向に平行で、且つ光軸(図中C線)を含む面に対して対称に形成すると共に、表面側の銅箔に上記と同一形状の1のトラッキングコイル63aと3のトラッキングコイル63cを上記と同一位置に形成し、光軸に対して右側に配置された1のトラッキングコイル63aと2のトラッキングコイル63bを2つのスルホール64、65で連結すると共に、光軸に対して左側に配置された3のトラッキングコイル63cと4のトラッキングコイル63dを2つのスルホール68、69で連結し、外部配線56を用いることで左右一対のトラッキングコイル63a〜63dを直列接続して形成した平面状コイルである。
【0029】
トラッキング駆動コイル60を構成する楕円形状したトラッキングコイル63は、2つの長辺を3分割着磁されたV字マグネット11のN極とS極に股がるように配置するため、1のトラッキングコイル63aと2のトラッキングコイル63bは、光軸に対して略45度右回転した位置に形成し、3のトラッキングコイルと63cと4のトラッキングコイル63dは、光軸に対して略45度左回転した位置に形成している。このように配置することで、トラッキング駆動コイル60は、後述するトラッキング駆動力を光軸の左右方向に対して等しく発生されることができる。
【0030】
トラッキング用基板61の表面側には、上述したフォーカス用基板41に形成されたトラッキング端子(E)52、(F)53、(G)54、(H)55に対応する位置に方形の銅箔部分を有する中継端子62、66、67、70が設けられ、その銅箔部分の中央に連結孔62a、66a、67a、70aが形成されている。従って、フォーカス用基板41のトラッキング端子(E)52、(F)53、(G)54、(H)55の銅箔部分に半田付けされたジャンパ線J1〜J4は、連結孔52a、53a、54a、55a及びトラッキング用基板61の連結孔62a、66a、67a、70aを通して引出され、中継端子62、66、67、70の銅箔部分に夫々半田付けすることで、フォーカス用基板41とトラッキング用基板61が接続される。
【0031】
次に、トラッキング駆動コイル60の結線方法を説明する。トラッキング用基板61の中継端子62は、フォーカス用基板41のトラッキング端子(E)52とジャンパ線J1により接続されている。トラッキング用基板61の表面側に形成された中継端子62に接続された1のトラッキングコイル63aは、右回転で外周から内周に渦巻状に形成され、1用のスルホール64を介して裏面側に形成された2のトラッキングコイル63bに接続される。2のトラッキングコイル63bは、右回転で内周から外周に渦巻状に形成され、2用のスルホール65を介して中継端子66に接続される。中継端子66は、ジャンパ線J2によりフォーカス用基板41のトラッキング端子(F)53に接続されている。つまり、1のトラッキングコイル63aと2のトラッキングコイル63bは、2つのスルホール64、65及びジャンパ線J1、J2によりフォーカス用基板41に形成されたトラッキング端子(E)52とトラッキング端子(F)53に対して直列に接続される。
【0032】
一方、トラッキング用基板61の中継端子67は、フォーカス用基板41のトラッキング端子(G)54とジャンパ線J3により接続されている。トラッキング用基板61の表面側に形成された中継端子67に接続された3のトラッキングコイル63cは、左回転で外周から内周に渦巻状に形成され、3用のスルホール68を介して裏面側に形成された4のトラッキングコイル63dに接続される。4のトラッキングコイル63dは、左回転で内側から外側に渦巻状に形成され、4用のスルホール69を介して中継端子70に接続される。中継端子70は、ジャンパ線J4を介してフォーカス用基板41のトラッキング端子(H)55に接続される。
【0033】
つまり、3のトラッキングコイル63cと4のトラッキングコイル63dは、2つのスルホール68、69及びジャンパ線J3、J4によりフォーカス用基板41に形成されたトラッキング端子(G)54とトラッキング(H)端子55に対して直列に接続される。従って、トラッキング端子(F)53とトラッキング端子(G)54を外部配線56で接続することで、トラッキング端子(E)52とトラッキング端子(H)70との間に4つのトラッキングコイル63a〜63dが直列接続されたトラッキング駆動コイル60が形成される。係るトラッキング駆動コイル60は、ジッタ方向に対して垂直となる面内に形成され、且つジッタ方向に平行なコイル軸を有する一対の平面状コイルを形成するので、V字マグネット11に対向は位置され、トラッキング端子(E)52とトラッキング端子(H)70の間にトラッキング駆動電流が供給されることで、トラッキング方向の駆動力を発生する。
【0034】
上述したように、フォーカス駆動コイル40とトラッキング駆動コイル60とで構成されるV字状駆動コイル80は、レンズホルダ30の一方の側面に固定されると共に、V字状駆動コイル80を180度回転した逆V字状駆動コイル90は、レンズホルダ30の他方の側面に固定される。そして、V字状駆動コイル80及び逆V字状駆動コイル90のフォーカス駆動コイル40同士を直列接続し、V字状駆動コイル80及び逆V字状駆動コイル90のトラッキング駆動コイル60同士を直列接続する。これらの各巻線の端末は、レンズホルダ30の4本の保持部32a、32bに接着された支持ワイヤ21の接続部22bに半田付け等により接続される。また、支持ワイヤ21の引出部22aには、図示しないリッツ線等が接続され、外部からV字状駆動コイル80と逆V字状駆動コイル90に駆動電流が供給される。可動部100は、支持ワイヤ21を介してV字状駆動コイル80と逆V字状駆動コイル90に駆動電流が供給されると、磁気ギャップ内で駆動電流に応じてトラッキング方向及びフォーカス方向に自在に変移される。
【0035】
次に、平面状コイルが駆動される仕組みを図6を用いて説明する。尚、図6は、模式的に示した駆動コイル56をV字マグネット11に対向配置させた動作説明図であり、図6(a)は例えば正方形の一対の駆動コイル56を用いた場合の平面図であり、図6(b)は例えば円形の駆動コイル56を用いた場合の平面図であり、図6(c)は総合駆動力のベクトル図を示した。尚、図中の丸中点印は紙面の裏面から表面に向って貫く磁束の方向を示し、図中丸クロス印は紙面の表面から裏面に向って貫く磁束の方向を示している。また、駆動コイル58の内部の矢印は、駆動コイル58に流れる電流の方向を示し、図中白抜矢印は駆動コイル58の部分駆動力を示している。
【0036】
上述したように、磁束付与手段であるV字マグネット11は、直角三角形のN極面と2つの直角三角形磁石のS極面により方形に形成された3分割多極磁石であり、中央にN極面がV字状に配置され、該N極面の左右にS極面を配した構造をしている。従って、中央のN極面と左右のS極面の境界線(仮想直線Lと呼ぶ)は、光軸に対して左右45度に配置される。そして、駆動コイル58は、図6(a)に示すように正方形の対角線が上記仮想直線L上に配置される。つまり、V字マグネット11のN極面の磁束を受ける駆動コイル56の一方の領域S1と、V字マグネット11のS極面の磁束を受ける駆動コイル56の他方の領域S2は、同一である。従って、駆動コイル58は、仮想直線Lにより分割された2つの領域S1、S2はジッタ方向に沿った互いに反対向きの磁束が付与され、そして正方形の一対の駆動コイル56は、光軸に対して左右対称に配置される。
【0037】
例えば、右側に配置された駆動コイル58aの一方の領域S1は、N極面により紙面の裏面から表面に向って貫く磁束が与えられ、駆動コイル58aに矢印方向の電流が供給されると、駆動コイル58aのイ部は垂直上方向の部分駆動力が発生し、ロ部は水平左方向の部分駆動力が発生する。また、駆動コイル58aの他方の領域S2は、S極面により紙面の表面から裏面に向って貫く磁束が与えられているので、駆動コイル58aに矢印方向の電流が供給されると、駆動コイル58aのハ部は垂直上方向の部分駆動力が発生し、駆動コイル58aのニ部は水平左方向の部分駆動力が発生する。従って、駆動コイル58aは、イ部及びハ部の垂直上方向の部分駆動力と、ロ部及びニ部の水平左方向の部分駆動力は、合成され図6(c)に示すように左45度上方向の駆動力を発生する。つまり、仮想直線Lに対して垂直左方向の駆動力が発生する。
【0038】
また、左側に配置された駆動コイル58bの一方の領域S1は、N極面側に配置されているので、駆動コイル58bに右側に配置された駆動コイル58aと同方向の電流が供給されるとイ部は、垂直上方向部分駆動力が発生し、ニ部は水平右側方向の部分駆動力を発生する。また、駆動コイル58bの他方の領域S2は、N極面側に配置されているので、駆動コイル58bのロ部は、水平右方向の部分駆動力を発生し、ハ部は垂直上方向の部分駆動力が発生する。従って、左側に配置された駆動コイル58bは、イ部及びハ部の垂直上方向の部分駆動力と、ロ部及びニ部の水平右方向の部分駆動力は、合成され図6(c)に示すように右45度上方向の駆動力を発生する。そして、左右一対の正方形の駆動コイル58a、58bの駆動力は、合成され図6(c)に示すように垂直上方向、つまりフォーカス方向の総合駆動力(図中ハッチング矢印)を発生する。
【0039】
また、図6(b)に示すように、円形の駆動コイル59の場合は、円形の駆動コイル59の中心線が仮想直線L上に配置されるので、V字マグネット11のN極面の磁束を受ける駆動コイル56の一方の領域S3と、V字マグネット11のS極面の磁束を受ける駆動コイル56の他方の領域S4は、同一となる。
円形の駆動コイル59は、ホ部及びヘ部から共に放射状に駆動力が発生するが、仮想直線L付近における部分駆動力は、互いに逆方向で同一の大きさを持っているので、相殺され、例えば右側に配置された駆動コイル59aは、上記同様左45度上方向の駆動力が発生し、左側に配置された駆動コイル59bは、右45度上方向の駆動力が発生するので、左右一対の円形の駆動コイル59a、59bの駆動力は、合成され図6(c)に示すように垂直上方向、つまりフォーカス方向の総合駆動力を発生する。
【0040】
上述したように、駆動コイル58は、V字マグネット11の仮想直線L上に2つの領域S1、S2の面積が同一になるように配置し、且つ一方の領域S1と、他方の領域S2に互いに逆方向の磁束が付与されることで、フォーカス方向に正確に駆動される。また、一対の駆動コイル58は、互いに逆方向の電流が供給されるとトラッキング方向の駆動力が得られる。つまり、駆動コイル58は、形状に限定されないが、仮想直線Lに対して左右対称の形状であり、且つ左右の2つの領域S1、S2の面積が同一であれば、左右の駆動コイル58で発生する部分駆動力を合成した時、正確なフォーカス駆動力又はトラッキング駆動力が得られることを示している。
【0041】
次に、図7を用いてフォーカス駆動コイル40の動作を説明する。
図7は、模式的に表したフォーカス駆動コイル40(表面側の1のフォーカスコイル42aと4のフォーカスコイル43dだけを表示)とV字マグネット11及び逆Vマグネット12との位置的関係を示す動作説明図であり、図7(a)はV字状駆動コイル80を構成するフォーカス駆動コイル40とV字マグネット11の位置関係を示す平面図を、図7(b)は逆V字状駆動コイル90を構成するフォーカス駆動コイル40(フォーカス駆動コイル40を180度回転したもの)と逆Vマグネット12の位置関係を示す平面図を、図7(c)はフォーカス駆動コイル40によるフォーカス駆動力のベクトル図を示した。
【0042】
図7(a)に示すように、フォーカス駆動コイル40の2つのフォーカスコイル43a、43d(一対の平面状コイル)は、磁束付与手段であるV字マグネット11に対向配置され、フォーカスコイル43の長辺が互いにN極面とS極面に股がるように配置される。つまり、V字マグネット11の2本の仮想直線Lに対してフォーカス駆動コイル40の一方の領域S1の面積と他方の領域S2の面積が同一となるように夫々配置される。1のフォーカスコイル43aは、図に示す方向の駆動電流が供給され、V字マグネット11から図に示す方向の磁束が付与されると、1のフォーカスコイル43aの2つの領域S1、S2は共に光軸に対して右側45度下方の駆動力(図中白抜矢印)を発生する。また、4のフォーカスコイル43dは、1のフォーカスコイル43aと同一の方向の駆動電流が供給されているので、4のフォーカスコイル43dの2つの領域S1、S2は共に光軸に対して左側45度下方の駆動力を発生する。従って、2つのフォーカスコイル43a、43dのフォーカス方向の駆動力は、合成され、図7(c)に示すように光軸下方向のフォーカス駆動力(図中ハッチング矢印)が生じる。
【0043】
また、180度回転されたフォーカス駆動コイル40は、図7(b)に示すように逆Vマグネット12に対向配置される。1のフォーカスコイル43aは、図に示す方向の駆動電流が供給され、逆Vマグネット12から図に示す方向の磁束が付与されると、1のフォーカスコイル43aの2つの領域S1、S2は共に光軸に対して右側45度下方の駆動力を発生する。また、4のフォーカスコイル43dは、1のフォーカスコイル43aと同一の方向の駆動電流が供給されているので、4のフォーカスコイル43dの2つの領域S1、S2は共に光軸に対して左側45度下方の駆動力を発生する。従って、2つのフォーカスコイル43a、43dの駆動力は、合成され、上記同様に図7(c)に示すように光軸下方向のフォーカス駆動力が生じる。また、フォーカス駆動コイル40に対して、図に示す方向と逆の駆動電流が供給されると、フォーカス駆動コイル40は光軸上方向のフォーカス駆動力が生じる。
【0044】
次に、図8を用いてトラッキング駆動コイル60の動作を説明する。
図8は、図7と同様に、模式的に表したトラッキング駆動コイル60(表面側の1のトラッキングコイル62aと3のトラッキングコイル63cだけを表示)とV字マグネット11及び逆Vマグネット12との位置的関係を示す動作説明図であり、図8(a)はV字状駆動コイル80を構成するトラッキング駆動コイル60とV字マグネット11の位置関係を示す平面図を、図8(b)は逆V字状駆動コイル90を構成するトラッキング駆動コイル60(トラッキング駆動コイル60を180度回転したもの)と逆Vマグネット12の位置関係を示す平面図を、図8(c)はトラッキング駆動コイル60によるトラッキング駆動力のベクトル図を示した。
【0045】
図8(a)に示すように、トラッキング駆動コイル60の2つのトラッキングコイル63a、63c(一対の平面状コイル)は、磁束付与手段であるV字マグネット11に対向配置され、トラッキングコイル63の長辺が互いにN極面とS極面に股がるように配置される。つまり、V字マグネット11の2本の仮想直線Lに対してトラッキング駆動コイル60の一方の領域S1の面積と他方の領域S2の面積が同一となるように夫々配置される。
1のトラッキングコイル63aは、図に示す方向の駆動電流が供給され、V字マグネット11から図に示す方向の磁束が付与されると、1のトラッキングコイル63aの2つの領域S1、S2は共に光軸に対して右側45度下方(図中白抜矢印)の駆動力を発生する。また、3のトラッキングコイル63cは、1のトラッキングコイル63aと逆方向の駆動電流が供給されているので、3のトラッキングコイル63cの2つの領域S1、S2は共に光軸に対して右側45度上方の駆動力を発生する。従って、2つのトラッキングコイル63a、63cの駆動力は、合成され、図8(c)に示すように光軸に対して右直角方向のトラッキング駆動力(図中ハッチング矢印)が生じる。
【0046】
また、180度回転されたトラッキング駆動コイル60は、図8(b)に示すように逆Vマグネット12に対向配置される。1のトラッキングコイル63aは、図に示す方向の駆動電流が供給され、逆Vマグネット12から図に示す方向の磁束が付与されると、1のトラッキングコイル63aの2つの領域S1、S2は共に光軸に対して右側45度下方の駆動力を発生する。また、3のトラッキングコイル63cは、1のトラッキングコイル63aと逆方向の駆動電流が供給されているので、3のトラッキングコイル63cの2つの領域S1、S2は共に光軸に対して右側45度上方の駆動力を発生する。従って、2つのトラッキングコイル63a、63cの駆動力は、合成され、上記同様に図7(c)に示すように光軸に対して右直角方向のトラッキング駆動力が生じる。
【0047】
上述したようにトラッキング駆動コイル60の2つのトラッキングコイル63a、63cは、ジッタ方向に平行で、且つ光軸を含む面に対して対称に形成された仮想直線L上に配置されているので、トラッキング駆動コイル60の重心(Gc)は、トラッキング用基板61の略中央に有る。また、2つのトラッキングコイル63a、63cの重心(Cc)は、各トラッキングコイル63a、63cの略中央に有る。従って、1のトラッキングコイル63aが光軸に対して45度下方の駆動力が発生し、3のトラッキングコイル63cが光軸に対して45度上方の駆動力が発生すると、図8(a)に示すようにトラッキング駆動コイル60はトラッキング用基板61の重心(Gc)を中心に右(図中矢印(ト))方向の回転駆動力が発生する。
【0048】
また、逆Vマグネット12に対向配置されたトラッキング駆動コイル60の場合は、1のトラッキングコイル63aが光軸に対して45度下方の駆動力が発生し、3のトラッキングコイル63cが光軸に対して45度上方の駆動力が発生するが、1及び3のトラッキングコイル63a、63cの位置が図8(a)に示した位置に対して180度回転した位置に配置されているため、図8(b)に示すように左(図中矢印(チ))方向の回転駆動力が発生する。
【0049】
上述したように逆V字状駆動コイル90は、V字状駆動コイル80を180度回転したものであり、V字状駆動コイル80はレンズホルダ30のジッタ方向の一方の側面に固定され、逆V字状駆動コイル90はレンズホルダ30のジッタ方向の他方の側面に固定されている。従って、V字状駆動コイル80は、例えば右方向の回転駆動力を発生し、逆V字状駆動コイル90は、例えば左方向の回転駆動力が発生すると、互いに相殺され可動部100は、左右何れの方向にも回転力は生じない。つまり本発明のレンズ駆動装置150は、V字状駆動コイル80で発生する回転駆動力を相殺するためV字状駆動コイル80を180度回転させた逆V字状駆動コイル90と逆Vマグネット12を用いて構成しているのである。
【0050】
以上述べたように、本発明の第1実施形態によるレンズ駆動装置150に用いられるV字状駆動コイル80は、プリント基板上に略45度傾斜して配された一対の略楕円形状の平面状コイルを光軸に対して対称に配置し、これを積層した4つのフォーカスコイル43で形成されるフォーカス駆動コイル40と、このフォーカス駆動コイル40と同様に形成、配置し、積層した4つのトラッキングコイル63で形成されるトラッキング駆動コイル60とをジッタ方向に対して垂直となる面内に積層して構成したものである。従って、V字状駆動コイル80は、対向配置されるV字マグネット11の外形と略同一の大きさに形成することが可能となり、V字状駆動コイル80を構成するフォーカス駆動コイル40及びトラッキング駆動コイル60に対しV字マグネット11の磁束が効率的に付与される。
【0051】
尚、本発明のレンズ駆動装置150に用いられるV字状駆動コイル80を構成するフォーカスコイル43とトラッキングコイル63及び3分割多極磁石の仮想直線Lは、光軸に対して互いに45度傾けて形成する例で説明したが、傾きの角度に限定されない。例えば、図9(a)はフォーカスコイル43の傾きを光軸に対して45度以上にした時の状態を示したものであり、フォーカス駆動力は45度の場合に比して高められる(図9(b)に示す)。また、図9(c)はトラッキングコイル63の傾きを光軸に対して45度以下にした時の状態を示したものであり、トラッキング駆動力は45度の場合に比して高められる(図9(d)に示す)。つまり、トラッキングコイル63は、フォーカスコイル43と同様の傾きで形成すると、トラッキング駆動力が低下し、フォーカスコイル43は、トラッキングコイル63と同様の傾きで構成するとフォーカス駆動力が低下する。従って、フォーカスコイル43とトラッキングコイル63は、フォーカス駆動電流、トラッキング駆動電流等の兼ね合いで最適な光軸に対する傾きを決定するようにしている。
【0052】
また、本発明のレンズ駆動装置150に用いられるV字マグネット11或は逆Vマグネット12は、図10に示す4分割多極磁石を用いて構成しても良い。尚、図10(a)は直角三角形のS極面とN極面により方形に形成された2分割磁石を2組異極同士隣接して構成したV字マグネット15であり、図10(b)はV字マグネット15を180度回転させたものである。このようなV字マグネット15を用いた場合は、フォーカス駆動コイル40又はトラッキング駆動コイル60の結線を変更し、フォーカスコイル43又はトラッキングコイルに流れる電流の方向を変えることにより、上述した図7及び図8で示した場合と同様のフォーカス駆動力とトラッキング駆動力が得られる。
【0053】
次に、本発明の第2実施形態によるレンズ駆動装置200の構成を図11を用いて説明する。尚、図11(a)はレンズ駆動装置200の上面図を、図11(b)はレンズ駆動装置200の側面図を示した。本発明の第2実施形態によるレンズ駆動装置200は、板状のアクチュエータベース10上に磁場形成用のV字マグネット11或は逆Vマグネット12を固定した一対のL状のヨーク13の背面側を互いに隣接配置し、複数のネジ14で固定すると共に、アクチュエータベース10上にネジ14により固定された支持ベース20の4本の支持ワイヤ21で吊設された可動部100の開口部3がV字マグネット11と逆Vマグネット12に対して所定の磁気ギャップを設けて挿入されている。
【0054】
可動部110は、対物レンズ36を収納し、略中央に方形の開口部35を形成したレンズホルダ37と、開口部35のジッタ方向の内側の一方の側面に接着剤等で固定されたV字状駆動コイル80と他方の側面に固定された逆V字状駆動コイル90とで構成され、開口部35のV字状駆動コイル80側をV字マグネット11側に、開口部35の逆V字状駆動コイル90側を逆Vマグネット12側に互いに対向配置させ、レンズホルダ37のトラッキング方向に突出して形成された4本の保持部38a、38bが支持ベース20の4本の支持ワイヤ21で支持さることで、フォーカス方向及びトラッキング方向に対して移動可能に吊設される。
その他、第1の実施形態によるレンズ駆動装置150と同様に動作するので詳細な説明は省略する。
【0055】
次に、本発明の第3実施形態によるレンズ駆動装置210の構成を図12を用いて説明する。尚、図12(a)はレンズ駆動装置210を構成する可動部120の斜視図を、図12(b)はレンズ駆動装置210を構成するV字マグネット128を固定したヨークベース126の斜視図を、図12(c)はレンズ駆動装置210の上面図を示した。図12に示すレンズ駆動装置210は、軸摺動型と呼ばれ、かかるレンズ駆動装置210を構成する可動部120は、略円筒状に形成している。可動部120のレンズホルダ121は、略中央に軸受孔122が形成され、軸受孔122からジッタ(図中J)方向に偏芯した位置に対物レンズ123が配置されている。また、レンズホルダ121には、トラッキング方向の一方の側面にフォーカス駆動コイル124が、トラッキング方向の他方の側面にトラッキング駆動コイル125が夫々接着剤等で固定されている。
【0056】
また、レンズ駆動装置210を構成するアクチュエータベース126は、トラッキング方向の左右に一対のヨーク127がL状に形成され、かかるヨーク127のトラッキング方向の一方の内面に湾曲した一対のV字マグネット128が夫々接着剤等で固着されると共に、一対のV字マグネット128の略中央に支持軸129が圧入又は溶接等により固定されている。可動部120は、レンズホルダ121の軸受孔122をアクチュエータベース126の支持軸129に軸着することで回転可能で、且つ上下動可能に支持される。また、フォーカス駆動コイル124及びトラッキング駆動コイル125は、所定の磁気ギャップを設けてV字マグネット128と対向配置される。
【0057】
上述したように、第1及び第2実施形態によるレンズ駆動装置150、200は、夫々の可動部100、110が回転駆動力を発生することから、フォーカス駆動コイル40とトラッキング駆動コイル60とで形成したV字状駆動コイル80と、該V字字状駆動コイル80を180度回転させた逆V字状駆動コイル90を用いて構成したが、第3実施形態によるレンズ駆動装置210は、軸摺動型を採用したことで可動部120に上記回転駆動力が発生しない。そこで、一方のV字マグネット128と対向する位置に、例えばV字状駆動コイル80のフォーカス駆動コイル40だけで構成したフォーカス駆動コイル124を設けると共に、他方のV字マグネット128と対向する位置に、例えばV字状駆動コイル80のトラッキング駆動コイル60だけで構成したトラッキング駆動コイル125を設けるようにしている。
【0058】
例えば、図12(c)に示すようにレンズ駆動装置210を構成する支持軸129を含み、トラッキング方向に平行な面をXとすると、フォーカス駆動コイル40及びトラッキング駆動コイル125を構成する一対の平面状コイルは、上記Xに対して左右対称に配置されるので、図7及び図8を用いて説明したようにフォーカス方向の駆動力が発生した場合は、可動部120は上下方向に摺動されると共に、トラッキング方向の駆動力が発生した場合は、可動部120は支持軸129を回転軸に左右に回動する。以上説明したように、第3実施形態によるレンズ駆動装置210は、駆動コイルの数が少なく構成でき、可動部120の重量を低減することができる。
【0059】
また、本発明のその他の実施形態によるレンズ駆動装置220として、図13に示す構造が考えられる。図13に示すレンズ駆動装置220は、可動部120の一方の側面にフォーカス駆動コイル124とトラッキング駆動コイル125を積層した駆動コイル130を固定すると共に、アクチュエータベース126の一方の側面にヨーク127を設け、その内面に湾曲したV字マグネット128を配置している。駆動コイル130は、上述したV字状駆動コイル80を用いて構成しても良い。このように構成することにより、更に部品点数が低減され、小型軽量化が可能となる。
【0060】
尚、第3実施形態によるレンズ駆動装置210は、フォーカス駆動コイル124とトラッキング駆動コイル125を用いて構成したが、第1及び第2実施形態のレンズ駆動装置150、200で用いたV字状駆動コイル80とV字マグネット11、逆V字状駆動コイル90と逆Vマグネット12で構成するようにしても同様の効果が得られることは云うまでもない。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、レンズ駆動装置150は、レンズ駆動装置150を構成するV字状駆動コイル80に、プリント基板上に略45度傾斜して配された一対の略楕円形状の平面状コイルを線対称に配置し、これを積層した4つのフォーカスコイル43で形成されるフォーカス駆動コイル40と、このフォーカス駆動コイル40と同様に形成、配置し、積層した4つのトラッキングコイル63で形成されるトラッキング駆動コイル60とをジッタ方向に対して垂直となる面内に積層して構成した。従って、V字状駆動コイル80は、対向配置されるV字マグネット11の外形と略同一の大きさに形成することが可能となり、マグネットの磁束を有効利用すると共に、V字状駆動コイル80の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるレンズ駆動装置150の要部外観図。
【図2】本発明の第1実施形態によるレンズ駆動装置150を構成するV字マグネット11とV字状駆動コイル80等の位置関係を模式的に示した斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態によるレンズ駆動装置150を構成するV字状駆動コイル80の概略構成図。
【図4】本発明の第1実施形態によるレンズ駆動装置のV字状駆動コイルを構成するフォーカス駆動コイルの結線図。
【図5】本発明の第1実施形態によるレンズ駆動装置のV字状駆動コイルを構成するトラッキング駆動コイルの結線図。
【図6】平面状コイルが駆動される仕組みを説明するのに用いた図。
【図7】本発明の第1実施形態によるレンズ駆動装置のフォーカス方向の駆動力の説明に用いた図。
【図8】本発明の第1実施形態によるレンズ駆動装置のトラッキング方向の駆動力の説明に用いた図。
【図9】本発明の第1実施形態によるレンズ駆動装置のフォーカスコイルとトラッキングコイルの傾斜と駆動力の関係を説明する時に用いた図。
【図10】V字マグネット及び逆Vマグネットの異なる構造を示す図。
【図11】本発明の第2実施形態によるレンズ駆動装置の要部外観図。
【図12】本発明の第3実施形態によるレンズ駆動装置の要部外観図。
【図13】本発明のその他の実施形態によるレンズ駆動装置の要部外観図。
【図14】従来例における平面状コイルとマグネットとの関係を示した図。
【符号の説明】
10・・・アクチュエータベース
11・・・V字マグネット11
12・・・逆Vマグネット12
13・・・ヨーク
14・・・ネジ
20・・・支持ベース
21・・・支持ワイヤ
30・・・レンズホルダ
80・・・V字状駆動コイル
90・・・逆V状駆動コイル

Claims (8)

  1. フォーカス方向及びトラッキング方向に移動可能に支持されたレンズホルダと、前記レンズホルダに取り付けられたフォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルと、前記フォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルに磁束を付与する磁束付与手段と、を有するレンズ駆動装置であって、
    前記フォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルは、各々がジッタ方向に対して垂直となる面内に形成され且つジッタ方向に平行なコイル軸を有する一対の平面状コイルを含んで構成され、
    前記磁束付与手段は、前記平面状コイルの前記フォーカス方向及び前記トラッキング方向の何れに対しても傾斜した仮想線により分割された2つの領域に対して、前記ジッタ方向に沿った互いに反対向きの磁束を付与し、
    前記一対の平面状コイルの各々の前記仮想線は、ジッタ方向に平行で且つ光軸を含む面に対して対称に配されることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記磁束付与手段は、前記平面状コイルに対面するマグネットを含んで構成され、前記マグネットは、前記2つの領域の各々に対面する磁極が異なることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記磁束付与手段は、前記平面状コイルに対面するとともに前記ジッタ方向に垂直な磁極面を有するマグネットを含み、前記磁極面は、前記仮想線を境として磁極が異なることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記フォーカス駆動コイルを構成する前記一対の平面状コイルは、その各々に同一方向の駆動電流が供給され、前記トラッキング駆動コイルを構成する前記一対の平面状コイルには互いに逆方向の駆動電流が供給されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記フォーカス駆動コイルを構成する前記一対の平面状コイルには互いに逆方向の駆動電流が供給され、前記トラッキング駆動コイルを構成する前記一対の平面状コイルには同一方向の駆動電流が供給されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記フォーカス駆動コイルを構成する一対の平面状コイルと前記トラッキング駆動コイルを構成する一対の平面状コイルは、その平面内形状が同一形状に形成されるとともに、前記ジッタ方向に沿って重ねられて配されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記フォーカス駆動コイルを構成する前記一対の平面状コイルの各々から発生する駆動力の合成がフォーカス方向駆動力となり、前記トラッキング駆動コイルを構成する前記一対の平面状コイルの各々から発生する駆動力の合成がトラッキング駆動力となることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載のレンズ駆動装置。
  8. フォーカス方向に伸長する軸に嵌合する軸受孔を有し、前記軸に対して摺動且つ回動可能とされたレンズホルダと、前記レンズホルダに取り付けられたフォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルと、前記フォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルに磁束を付与する磁束付与手段と、を有するレンズ駆動装置であって、
    前記フォーカス駆動コイル及びトラッキング駆動コイルは、各々がフォーカス方向に対して垂直となるコイル軸を有する一対のコイルを含んで構成され、
    前記磁束付与手段は、前記コイルの前記フォーカス方向及び前記トラッキング方向の何れに対しても傾斜した仮想線により分割された2つの領域に対して、互いに反対向きの磁束を付与し、
    前記一対のコイルの各々の前記仮想線は、前記軸を含む面に対して対称に配されることを特徴とするレンズ駆動装置。
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