JP2749614B2 - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JP2749614B2
JP2749614B2 JP1045182A JP4518289A JP2749614B2 JP 2749614 B2 JP2749614 B2 JP 2749614B2 JP 1045182 A JP1045182 A JP 1045182A JP 4518289 A JP4518289 A JP 4518289A JP 2749614 B2 JP2749614 B2 JP 2749614B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディスク状等の情報記録媒体に対物レンズ
により光スポットを照射して、光学的に情報を再生する
光学式情報再生装置に用いる対物レンズ駆動装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
一般に、光学式情報再生装置により情報を正確に再生
するには、光スポットが情報記録媒体の情報トラックを
適正に追従するように、対物レンズ駆動装置により対物
レンズを制御する必要がある。この対物レンズ駆動装置
による制御には、対物レンズをその光軸と平行なフォー
カシング方向に変位させるフォーカシング制御と、対物
レンズをトラッキング方向に変位させるトラッキング制
御とがある。
例えば、ディスク状の情報記録媒体の情報トラックに
おけるデータの転送速度を増大させるために、情報記録
媒体を高速度で回転させる。すると情報記録媒体の面振
れやトラックの偏心に起因するトラックの変動加速度
は、情報記録媒体の回転速度の二乗に比例して増加す
る。そのため、情報トラックに追従する対物レンズを駆
動させる駆動装置には高い駆動感度が要求される。
そこで、トラッキングの駆動感度を高めるため、矩形
状に巻回したトラッキングコイルの相対する2辺に磁束
を作用させる方法がある。これによるとコイルの利用率
が向上するとともに可動部質量を増すことがなく、トラ
ッキングの駆動感度が高まる。この方法は、例えば実開
昭62−39225号公報に開示してあるように、フォーカシ
ング制御、トラッキング制御のための駆動用磁気回路を
共用し、トラッキングコイルに作用する磁束は総てフォ
ーカシングコイルにも作用するようにしたものが提案さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記実開昭62−39225号公報のもの
は、フォーカシングコイルの有効部に互いに異なる磁束
が作用するものであって、発生する駆動力の一部が相殺
されてしまい、フォーカシング方向への駆動感度が十分
でないという不具合がある。
本発明は、上記問題点を解決すべく提案されるもの
で、フォーカシング方向、トラッキング方向両方の高い
駆動感度が得られ簡素な構成で小型、軽量かつローコス
トで組立生産のできる対物レンズ駆動装置を提供するこ
とを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明は前記目的を達成するために、 対物レンズと、 前記対物レンズを保持する保持部材と、 前記保持部材に固着され、前記保持部材を第1の方向
に駆動させる第1のコイルと、 前記保持部材に固着され、前記保持部材を前記第1の
方向に直交する第2の方向に駆動させる第2のコイル
と、 前記第1のコイル及び前記第2のコイルに作用させる
磁束を発生する磁束発生手段と、 を有する対物レンズ駆動装置において、 前記磁束発生手段は第1の磁束を発生する第1の磁束
発生部と、前記第1の磁束とは異なる第2の磁束を発生
する第2の磁束発生部とを有し、前記第1の磁束発生部
と前記第2の磁束発生部とは、前記第1の磁束と前記第
2の磁束とを前記第2の方向に直交する方向において互
いに反対方向に発生するように、前記第2の方向に沿っ
て並べて配置し、 前記第2のコイルは前記第2の方向への駆動力を発生
させる2つの有効辺を同一面内に有し、一方の有効辺を
前記1の磁束発生部に対向させ、他方の有効辺を前記第
2の磁束発生部に対向させて配置し、 前記第1のコイルは環状コイルであって、該環状コイ
ルにおける前記第1の方向への駆動力を発生させる有効
辺を前記第1の磁束発生部及び第2の磁束発生部の一方
にのみ対向させ、かつ前記第1のコイルの有効辺を前記
第2のコイルの2つの有効辺のうちの一方の有効辺にの
み重ねて配置したことを特徴とするものである。
このように、第2のコイルは第2の方向への駆動力を
発生させる有効辺を2つ有し、それぞれに第2の方向へ
駆動させる駆動力を発生させる磁束が作用するので、第
2のコイルの利用率が良くなり、第2の方向への高い駆
動感度が得られる。また、第1のコイルには第1の方向
への駆動力を発生させる有効辺を有し、該有効辺に第1
の方向への駆動力を発生させる1つの磁束のみが作用す
るので、第1の方向への高い駆動感度が得られる。
さらに、第1のコイルの有効辺と第2のコイルの2つ
の有効辺のうちの一方の有効辺とを重ねて配置すること
により、コイルの配置スペースが小さくなり、かつ磁束
発生部(第1の磁束発生部)が共通化されるので、対物
レンズ駆動装置が小さくなる。
〔実施例〕
第1図〜第3図は、本発明の一実施形態を示したもの
である。保持部材2はその中央に対物レンズ1を固着
し、そのタンジェンシャル方向両側には開口部3が形成
されている。また、この保持部材2の側部外周にはフォ
ーカシングコイル4が巻装され、さらにタンジェンシャ
ル方向側部にはフォーカシングコイル4上に4個のトラ
ッキングコイル5が固着されている。トラッキングコイ
ル5がその巻軸がタンジェンシャル方向と平行になるよ
うに固着されている。なお、この際、フォーカシングコ
イル4の有効辺(後述するマグネット10と対向するコイ
ル辺)が、トラッキングコイル5の2つの有効辺5a,5b
(フォーカシング方向に延在する2つのコイル辺)のう
ちの内側の有効辺5aのみと重なって固着されている。
また、ベース8中央の光路方向には半円弧状凹溝8aを
形成し、この凹溝8a両側のベース8上には、凹溝8aに直
交する方向に対向して折り曲げ形成したヨーク9fと9g,9
hを有するヨーク9を2個設けている。なお、ヨーク9g
は保持部材2の開口部3に位置する。ヨーク9fの内側に
はマグネット10と、マグネット10を挟んで両側に2個の
マグネット11の計3個をそれぞれ極性を逆にして固着さ
れている。マグネット10及び2個のマグネット11は、そ
れぞれ発生される磁束の方向がタンジェンシャル方向に
平行になるように、トラッキング方向に沿って並んで配
置される。
薄いダンピングゴムで被覆された4枚の板バネ6の一
端が保持部材2に固着され、板バネ6の他端が一方のヨ
ーク9fに固着した固定部材7に固着することにより、保
持部材2がフォーカシング方向及びトラッキング方向に
移動可能に支持される。
各コイル4,5とマグネット10,11との位置関係を説明す
れば、フォーカシングコイル4の有効辺とトラッキング
コイル5の内側の有効辺5aがマグネット10に対向し、ト
ラッキングコイル5の外側の有効辺5bがマグネット11に
対向する構成となっている。
第3図は、フォーカシングコイル4及びトラッキング
コイル5に作用する磁束の状態を示した平面図である。
マグネット10から発生した磁束は、トラッキングコイル
5の対向する2つの有効辺5a,5bのうち内側の有効辺5a
をほぼ直交するようにして進み。さらに、フォーカシン
グコイル4の有効辺をほぼ直交するようにしてヨーク9g
に向かう。
一方、トラッキングコイル5の外側の有効辺5bにはマ
グネット11からの磁束が作用する。このマグネット11か
らの磁束は、マグネット10の磁束とは反対向きのもので
あり、有効辺5aと5bに作用する磁束はそれぞれ反対向き
のである。
そこで、フォーカシングコイル4とトラッキングコイ
ル5にそれぞれ所要の電流を流すと、対物レンズ1をフ
ォーカシング制御、トラッキング制御を行うことができ
る。この際、フォーカスコイル4の有効辺にはマグネッ
ト10からの磁束のみが作用することになるので、駆動感
度が向上する。また、トラッキングコイル5の内側有効
辺5aにはマグネット10からの磁束が作用し、外側有効辺
5bにはマグネット11からの磁束が作用するので、駆動感
度が向上する。また、フォーカスコイル4の有効辺とト
ラッキングコイル5の内側有効辺5aが重なって配置され
ているので、フォーカスコイル4,5及びマグネット10の
ためのスペースが小さくなり、小型化が達成される。
本発明は、以上の実施例に限定されるものではなく幾
多の変更、変形が可能である。例えば、支持部材として
は板バネの代わりに金属線や樹脂線などを用いても良い
し、回動式のものであっても良い。また、ヨーク9は折
り曲げて形成したものに限らず鋳造や焼結等により形成
したものでも良く、さらにベースと一体に形成したもの
でも良い。また、トラッキングコイルの形状は矩形に限
らず、円形その他のもであっても良い。また、マグネッ
トは多極着磁した1個のマグネットで良いし、マグネッ
トに代えて電磁石を用いても良い。また、本発明に係る
対物レンズ駆動装置は、光学式情報再生装置だけでな
く、情報の記録及び再生を行う光学式情報記録再生装置
にも用いることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、第2のコイル
の2個の有効辺にそれぞれ反対方向の磁束を作用させる
ようにしたので、第2のコイルの利用率が高く、発生す
る駆動力が大となり、第2の方向における駆動感度が向
上する。また、第1のコイルである環状コイルにおける
有効辺を一方の磁束発生部にのみ対向させて配置させた
ので、逆向きの駆動力の発生を防止することができ、第
1の方向における駆動感度が向上する。また、第1のコ
イルである環状コイルにおける有効辺と第2のコイルの
一方の有効辺とを重ねて配置したので、第1、第2のコ
イル及び磁束発生手段の配置スペースが小さくなるとと
もに、磁束発生手段の配置スペースが小さくなるので、
装置の小型化及びローコスト化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例を示す全体斜視図、 第2図は、同分解斜視図、 第3図は、トラッキングコイル、フォーカシングコイル
に作用する磁束の状態を示す説明図である。 1……対物レンズ 2……保持部材 4……フォーカシングコイル 5……トラッキングコイル 6……板バネ 10……マグネット 11……マグネット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズと、 前記対物レンズを保持する保持部材と、 前記保持部材に固着され、前記保持部材を第1の方向に
    駆動させる第1のコイルと、 前記保持部材に固着され、前記保持部材を前記第1の方
    向に直交する第2の方向に駆動させる第2のコイルと、 前記第1のコイル及び前記第2のコイルに作用させる磁
    束を発生する磁束発生手段と、 を有する対物レンズ駆動装置において、 前記磁束発生手段は第1の磁束を発生する第1の磁束発
    生部と、前記第1の磁束とは異なる第2の磁束を発生す
    る第2の磁束発生部とを有し、前記第1の磁束発生部と
    前記第2の磁束発生部とは、前記第1の磁束と前記第2
    の磁束とを前記第2の方向に直交する方向において互い
    に反対方向に発生するように、前記第2の方向に沿って
    並べて配置し、 前記第2のコイルは前記第2の方向への駆動力を発生さ
    せる2つの有効辺を同一面内に有し、一方の有効辺を前
    記1の磁束発生部に対向させ、他方の有効辺を前記第2
    の磁束発生部に対向させて配置し、 前記第1のコイルは環状コイルであって、該環状コイル
    における前記第1の方向への駆動力を発生させる有効辺
    を前記第1の磁束発生部及び第2の磁束発生部の一方に
    のみ対向させ、かつ前記第1のコイルの有効辺を前記第
    2のコイルの2つの有効辺のうちの一方の有効辺にのみ
    重ねて配置したことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
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