JP3133925B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JP3133925B2
JP3133925B2 JP07206164A JP20616495A JP3133925B2 JP 3133925 B2 JP3133925 B2 JP 3133925B2 JP 07206164 A JP07206164 A JP 07206164A JP 20616495 A JP20616495 A JP 20616495A JP 3133925 B2 JP3133925 B2 JP 3133925B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置等
に組み込まれる光ピックアップ装置に関する。更に詳述
すると、本発明は、光ピックアップ装置の対物レンズを
保持するレンズホルダの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル記録媒体である光ディスクの再
生を行う光ディスク装置に組み込まれている光ピックア
ップ装置としては、従来、例えば特開平7−11095
5号に開示されているものがある。図7に示すように、
この光ピックアップ装置1では、レンズホルダ2が支持
軸4に回動可能で、かつ軸方向に摺動可能に支持されて
いる。レンズホルダ2の外周面には、支持軸4を挟んだ
位置でそれぞれ対をなすフォーカシング用駆動コイ
ル6とトラッキング用駆動コイル8が固着されている。
【0003】そして、レンズホルダ2の周囲には、支持
軸4を中心とする円弧形状の外ヨーク10が形成されて
いる。外ヨーク10の内面には、支持軸4を中心とする
円弧形状の駆動マグネット12が止着されている。ここ
で、駆動マグネット12の内側面の中間部には、支持軸
4と平行な溝部12aが形成されている。そして、この
溝部12aにより、フォーカシング用駆動マグネット部
12bとトラッキング用駆動マグネット部12cとが形
成されている。
【0004】また、レンズホルダ2のヨーク孔2aの内
部には、支持軸4を中心とする円弧形状の内ヨーク14
が配置されている。そして、内ヨーク14は、駆動マグ
ネット12に対向されている。さらに、レンズホルダ2
の外周面でフォーカシング用駆動マグネット部12bの
中央部に対向する位置には、磁性片16が固着されてい
る。
【0005】そして、各駆動コイル6,8に通電しない
ときは、最大の磁束密度を有するフォーカシング用駆動
マグネット部12bの中央部に磁性片16が吸い寄せら
れる。この状態が、中性状態とされている。また、中性
状態で各駆動コイル6,8に通電されると、レンズホル
ダ2が支持軸4を中心に回転されてトラッキング動作が
行われたり、支持軸に沿って摺動されてフォーカシング
動作が行われる。いずれの場合も通電が停止されると、
磁性片16がフォーカシング用駆動マグネット部12b
の中央部に吸い寄せられて中性状態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た光ピックアップ装置1では、駆動マグネット12と内
ヨーク14との距離が一定なので、図8に示すように、
磁束が各駆動マグネット部12b,12cの中央部に極
めて集中してしまう。このため、例えばトラッキング動
作の際にレンズホルダ2が回転すると、フォーカシング
用駆動マグネット部12bから磁性片16に作用する磁
束密度が大きく変化してしまう。そして、磁性片16の
移動量に対する磁束密度の変化幅が大きいので、レンズ
ホルダ2の共振周波数の変化量が大きいものとなる。こ
れにより、中性状態の共振周波数と、一定角度回転した
状態での共振周波数とが大きく異なることになる。
【0007】ところで、図9に示すように、レンズホル
ダ2を回転させる際の入力電流の周波数と利得との関係
は、レンズホルダ2の共振周波数により異なる。そし
て、共振周波数を超える周波数では、利得は入力周波数
に比例して小さくなる。また、共振周波数を超えない周
波数では、入力周波数に関係なく利得はほぼ一定とな
る。この時、共振周波数が高いほど利得は小さくなり、
共振周波数が低いほど利得は大きくなる。従って、入力
周波数と共振周波数より低い周波数の利得との関係は、
レンズホルダ2の共振周波数により定められる。
【0008】ここで、例えばトラッキング動作でレンズ
ホルダ2を目的の角度だけ回転させる場合は、低周波数
領域での利得から入力電圧を算出してトラッキング用駆
動コイル6に通電を行う。しかし、レンズホルダ2の回
転角度によって利得が大きく変化してしまうと、入力電
圧に対する回転角度が大きく異なってしまい、レンズホ
ルダ2が目的の角度と異なる角度で回転されて、再び目
的の角度を設定して回転させなければならない。このた
め、レンズホルダ2の位置の制御が煩雑になってしまう
おそれがある。
【0009】そこで、本発明は、磁性片に作用する駆動
マグネットの磁束密度の変化幅が大きくならず、レンズ
ホルダの位置制御の際の感度が大きく変化しないで制御
が容易となる光ピックアップ装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1の光ピックアップ装置は、対物レンズを保
持し、トラッキング方向及びフォーカシング方向に移動
可能なレンズホルダと、レンズホルダに止着した駆動コ
イルと、駆動コイルに対向して配置した駆動マグネット
と、駆動コイルを挟んで駆動マグネットの反対側に対向
して配置した内ヨークと、レンズホルダに設け、駆動マ
グネットに磁力で吸引される磁性片とを備えた光ピック
アップ装置において、内ヨークは円弧形状の金属板から
成ると共に駆動マグネットは平板形状であり、尚かつ
動マグネットと内ヨークとの距離を駆動マグネットの中
央部で大きく駆動マグネットの端部で小さくし、駆動マ
グネットと内ヨークとの間の磁束密度が駆動マグネット
の中央部で最大となり駆動マグネットの端部に近づくに
つれて徐々に小さくなるようにしている。
【0011】したがって、駆動マグネットと内ヨークと
の間の磁束密度は、駆動マグネットの中央部で最大とな
り駆動マグネットの端部に近づくにつれて徐々に小さく
なる。このため、レンズホルダのトラッキング方向及び
フォーカシング方向の移動量が大きくなって磁性片が駆
動マグネットに対して移動しても、駆動マグネットから
磁性片に作用する磁束密度の変化量は小さい。そして、
磁束密度の変化量が小さいので、レンズホルダの共振周
波数の変化量が小さくなる。このため、駆動コイルへの
入力電圧に対する共振周波数より低い周波数の利得の変
化量が小さくなる。
【0012】
【0013】
【0014】さらに、請求項の光ピックアップ装置
は、レンズホルダをトラッキング方向に回転可能で、か
つフォーカシング方向に摺動可能に支持する支持軸を設
けている。このため、レンズホルダは支持軸に支持され
ながら、回転されたり摺動される。
【0015】また、請求項の光ピックアップ装置は、
駆動コイルをフォーカシング用駆動コイルとし、駆動マ
グネットをフォーカシング用駆動マグネットとしてい
る。
【0016】このため、フォーカシング用駆動マグネッ
トと内ヨークとの間の磁束密度は、フォーカシング用駆
動マグネットの中央部で最大となりフォーカシング用駆
動マグネットの端部に近づくにつれて徐々に小さくな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態に基づいて詳細に説明する。これに先立ち、
本発明の実施形態の従来例に相当する光ピックアップ装
置20について図1〜図4に基づいて説明する。
【0018】図1及び図2に示すように、従来の光ピッ
クアップ装置20は、対物レンズ22を保持するレンズ
ホルダ24と、レンズホルダ24を支持する支持軸25
と、レンズホルダ24の外周部に止着した駆動コイルと
してのフォーカシング用駆動コイル26及びトラッキン
グ用駆動コイル28と、各駆動コイル26,28の外側
に対向して配置した駆動マグネットとしてのフォーカシ
ング用駆動マグネット30及びトラッキング用駆動マグ
ネット32と、各駆動マグネット30,32と共に各駆
動コイル26,28を挟んで位置する内ヨーク34a,
34bと、レンズホルダ24の外周部に設けた磁性片3
8と、各駆動マグネット30,32を固着する外ヨーク
40aとを主として構成されている。
【0019】レンズホルダ24は支持軸25に回転可能
で、かつ軸方向に摺動可能に支持されている。この例
はレンズホルダ24が支持軸25に支持される構造とし
ているが、支持軸を用いずに、例えば4本のヒンジによ
りレンズホルダを支持する構造であっても構わない。そ
して、レンズホルダ24には、対物レンズ22が光軸を
支持軸25と平行にして保持されている。また、レンズ
ホルダ24には、支持軸25を中心にして対物レンズ2
2の反対側にバランサ42が固着されている。そして、
レンズホルダ24の外周面には、支持軸25を挟んで対
称位置にそれぞれ対をなすフォーカシング用駆動コイル
26とトラッキング用駆動コイル28とが止着されてい
る。
【0020】また、外ヨーク40aは、支持軸25と垂
直な外ヨーク支持板40bに支持されている。これら外
ヨーク40a及び外ヨーク支持板40bは、同一の金属
板40により形成されている。外ヨーク支持板40bの
中央部には、透孔が設けられてボス部40cが形成され
ている。このボス部40cには、圧入や接着等により支
持軸25が固定されている。外ヨーク40aには、一対
のフォーカシング用駆動マグネット30と一対のトラッ
キング用駆動マグネット32とがそれぞれ支持軸25を
挟んで対向する位置に固着されている。また、フォーカ
シング用駆動マグネット30がフォーカシング用駆動コ
イル26に、トラッキング用駆動マグネット32がトラ
ッキング用駆動コイル28にそれぞれ対向するように配
置されている。
【0021】さらに、レンズホルダ24の外周面でフォ
ーカシング用駆動マグネット30の中央部に対向する位
置には、磁性片38が取り付けられている。なお、この
では磁性片38をフォーカシング用駆動マグネット3
0の中央部に対向する位置に設けたが、図1中二点鎖線
で示すように、トラッキング用駆動マグネット32の中
央部に対向する位置に設けても構わない。いずれの構造
でも、磁性片38は駆動マグネット30,32の中央部
に吸い寄せられて、中性状態とされる。
【0022】一方、外ヨーク支持板40bには内ヨーク
支持板34cが重ねられている。内ヨーク支持板34c
の支持軸25を挟んで対向する両端部には、フォーカシ
ング用駆動マグネット30に対向する平板形状のフォー
カシング用内ヨーク34aと、トラッキング用駆動マグ
ネット32に対向する平板形状のトラッキング用内ヨー
ク34bとが設けられている。これらフォーカシング用
内ヨーク34aとトラッキング用内ヨーク34b、内ヨ
ーク支持板34cとは、同一の金属板34により形成さ
れている。ここで、各駆動マグネット30,32と各内
ヨーク34a,34bとの距離は、各駆動マグネット3
0,32の中央部で大きく各駆動マグネット30,32
の側端部で小さいものとされている。
【0023】なお、この例では、磁性片38がフォーカ
シング用駆動マグネット30に対向して設けられている
ので、トラッキング用駆動マグネット32の磁束の作用
をほとんど受けない。このため、レンズホルダ24の共
振周波数の変化幅を小さくするという観点からは、トラ
ッキング用内ヨーク34bを従来と同様に円弧形状に形
成して、トラッキング用駆動マグネット32とトラッキ
ング用内ヨーク34bとの間隔を一定としても構わな
い。
【0024】これに対し、トラッキング用駆動マグネッ
ト32とトラッキング用内ヨーク34bとの間隔や形状
を変更することにより、駆動コイル26,28への入力
周波数の高域での利得を変更することができる。図9に
示すように、駆動コイル26,28への入力周波数と利
得との関係は、高域での利得と共振周波数とにより決定
される。このため、トラッキング用駆動マグネット32
とトラッキング用内ヨーク34bとの間隔や形状を、所
望の高域感度を得られるよう設定しておくことが望まし
い。
【0025】また、図1及び図2に示す従来例では、フ
ォーカシング用駆動マグネット30を円弧形状とし、フ
ォーカシング用内ヨーク34aを平板形状としたが、フ
ォーカシング用駆動マグネット30とフォーカシング用
内ヨーク34aとの距離をフォーカシング用駆動マグネ
ット30の中央部で大きくフォーカシング用駆動マグネ
ット30の側端部で小さくしたものであれば、他の形状
であっても構わない。例えば、図3に示すように、フォ
ーカシング用駆動マグネット30を支持軸25を中心と
する円弧形状とし、フォーカシング用内ヨーク34aを
支持軸25よりも遠隔した軸を中心とする円弧形状とし
たものとすることができる。また、図4に示すように、
フォーカシング用駆動マグネット30を支持軸25を中
心とする円弧形状とし、フォーカシング用内ヨーク34
aを支持軸25側に湾曲した円弧形状としたものとする
ことができる。なお、図3及び図4に示すマグネットと
ヨークの例は、図1及び図2に示す従来例の変形例であ
り、本発明の実施形態を示すものではない。一方、本発
明の実施形態の構成は図1及び図2に示す従来の光ピッ
クアップ装置20において、図5に示すように、フォー
カシング用駆動マグネット30をフォーカシング用内ヨ
ーク34aに対向する平板形状とし、フォーカシング用
内ヨーク34aを支持軸25側に湾曲した円弧形状とし
ている。また、この形状は、トラッキング用駆動マグネ
ット32とトラッキング用内ヨーク34bとの形状にも
適用することができる。
【0026】そして、図1及び図2に示すように、各内
ヨーク34a,34bは、レンズホルダ24に形成され
たヨーク孔24aに空間的余裕をもって貫通している。
このため、フォーカシング用駆動マグネット30とフォ
ーカシング用内ヨーク34aとの間にフォーカシング用
駆動コイル26が位置し、トラッキング用駆動マグネッ
ト32とトラッキング用内ヨーク34bとの間にトラッ
キング用駆動コイル28が位置している。
【0027】上述した光ピックアップ装置の作用を以下
に説明する。
【0028】フォーカシング用駆動コイル26に通電す
ることにより磁束が生じ、フォーカシング用駆動マグネ
ット30から生ずる磁束との間で推力が発生する。これ
により、レンズホルダ24が支持軸25の軸方向に摺動
し、フォーカシング動作が行われる。また、トラッキン
グ用駆動コイル28に通電することにより磁束が生じ、
トラッキング用駆動マグネット32から生ずる磁束との
間で推力が発生する。これにより、レンズホルダ24が
支持軸25を中心に回転し、トラッキング動作が行われ
る。
【0029】ここで、フォーカシング用駆動マグネット
30とフォーカシング用内ヨーク34aとの距離は、フ
ォーカシング用駆動マグネット30の中央部で大きく、
フォーカシング用駆動マグネット30の側端部で小さく
されている。このため、磁性片38に作用する磁束密度
は、図6に示すように、フォーカシング用駆動マグネッ
ト30の中央部で最大となり、その端部に近づくにつれ
て徐々に小さくなる。
【0030】従って、中性状態では、磁性片38がフォ
ーカシング用駆動マグネット30に引き寄せられて、磁
束密度が最大である中央部に近接して位置する。そし
て、トラッキング動作が行われた場合は、磁性片38は
フォーカシング用駆動マグネット30の中央部からずれ
て位置されるが、その位置で作用される磁束密度は中性
状態で作用される磁束密度と大きく異なることはない。
このため、磁性片38に作用する磁束密度により異なる
レンズホルダ24の共振周波数は、トラッキング動作に
よっても大きく変化することはない。従って、共振周波
数は大きく変化しないので、図9に示すように共振周波
数よりも低い周波数での利得も大きく変化せず安定した
ものになる。このため、利得から算出した入力電圧によ
る通電により、レンズホルダ24のトラッキング動作の
制御が容易となり、制御時間の短縮化を図ることができ
る。
【0031】なお、上述の実施例は本発明の好適な実施
の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明
の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例ではフォーカシング用駆動マグネ
ット30とフォーカシング用内ヨーク34aとの距離を
フォーカシング用駆動マグネット30の中央部で大きく
フォーカシング用駆動マグネット30の側端部で小さく
した構造とし、トラッキング動作中の共振周波数の安定
化を図る場合について説明したが、これに特に限定され
るものではなく、フォーカシング動作中の共振周波数の
安定化を図ることも可能である。この場合、フォーカシ
ング用駆動マグネット30とフォーカシング用内ヨーク
34aとの距離を、フォーカシング用駆動マグネット3
0の中央部で大きく、フォーカシング用駆動マグネット
30の上下端部で小さくした構造とすれば良い
【0032】
【0033】さらに、本実施形態では、駆動マグネット
としてフォーカシング用駆動マグネット30とトラッキ
ング用駆動マグネット32とを用いているが、これらの
駆動マグネット30,32を同一のものとしても構わな
い。この構造によれば、フォーカシング部及びトラッキ
ング部を備えた一対の駆動マグネットを設け、各部に対
向してフォーカシング用駆動コイルとトラッキング用駆
動コイルとを配設することができる。そして、部品点数
の減少を図ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の光ピックアップ装置は、内ヨークは円弧形状の金属
板から成ると共に駆動マグネットは平板形状であり、尚
かつ駆動マグネットと内ヨークとの距離を駆動マグネッ
トの中央部で大きく駆動マグネットの端部で小さくし、
駆動マグネットと内ヨークとの間の磁束密度が駆動マグ
ネットの中央部で最大となり駆動マグネットの端部に近
づくにつれて徐々に小さくなるようにしている。このた
め、駆動マグネットから磁性片に作用する磁束密度の変
化量が小さいので、レンズホルダの共振周波数の変化量
が小さくなり、駆動コイルへの入力周波数に対する共振
周波数より低い周波数の利得の変化量が小さくなる。レ
ンズホルダを駆動させる際には、目的の位置に駆動させ
るため感度を基にして駆動コイルへの入力電圧を算出す
るが、感度の変化量が小さければ算出された入力電圧が
正確なものとなり、駆動を精度良く行うことができる。
従って、レンズホルダの制御が容易になって少ない回数
の駆動で的確な位置決めを行うことができ、制御時間が
短縮され、応答速度が向上される。
【0035】
【0036】
【0037】さらに、請求項の光ピックアップ装置で
は、レンズホルダが支持軸に支持されているので、回転
や摺動が円滑に行われる。このため、フォーカシング動
作やトラッキング動作が精度良く確実に行われるように
なる。また、光ピックアップ装置を大型化させることは
ない。
【0038】また、請求項の光ピックアップ装置で
は、駆動コイルをフォーカシング用駆動コイルとし、駆
動マグネットをフォーカシング用駆動マグネットとして
いるので、磁性片がトラッキング用駆動マグネットの磁
束の影響をほとんど受けない。このため、トラッキング
用駆動マグネットと、これに対向する内ヨークとの形状
を従来通りのものとすることができ、製作費を増大させ
ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップ装置の実施例を示す平
面図である。
【図2】図1のII−II線で切断した状態を示す光ピック
アップ装置の縦断面図である。
【図3】他のフォーカシング用駆動マグネットとフォー
カシング用内ヨークとの形状を示す平面図である。
【図4】別のフォーカシング用駆動マグネットとフォー
カシング用内ヨークとの形状を示す平面図である。
【図5】更に他のフォーカシング用駆動マグネットとフ
ォーカシング用内ヨークとの形状を示す平面図である。
【図6】磁性片が受ける磁束密度の大きさを示すグラフ
である。
【図7】従来の光ピックアップ装置を示す平面図であ
る。
【図8】従来の光ピックアップ装置の磁性片が受ける磁
束密度の大きさを示すグラフである。
【図9】各駆動コイルへの入力周波数と利得との関係を
示すボード線図である。
【符号の説明】
20 光ピックアップ装置 22 対物レンズ 24 レンズホルダ 25 支持軸 26 フォーカシング用駆動コイル(駆動コイル) 28 トラッキング用駆動コイル(駆動コイル) 30 フォーカシング用駆動マグネット(駆動マグネ
ット) 32 トラッキング用駆動マグネット(駆動マグネッ
ト) 34a フォーカシング用内ヨーク(内ヨーク) 34b トラッキング用内ヨーク(内ヨーク) 38 磁性片
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−94123(JP,A) 特開 昭61−280039(JP,A) 特開 昭63−138536(JP,A) 実開 昭62−147133(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 G11B 7/095

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを保持し、トラッキング方向
    及びフォーカシング方向に移動可能なレンズホルダと、
    前記レンズホルダに止着した駆動コイルと、前記駆動コ
    イルに対向して配置した駆動マグネットと、前記駆動コ
    イルを挟んで前記駆動マグネットの反対側に対向して配
    置した内ヨークと、前記レンズホルダに設け、前記駆動
    マグネットに磁力で吸引される磁性片とを備えた光ピッ
    クアップ装置において、前記内ヨークは円弧形状の金属
    板から成ると共に前記駆動マグネットは平板形状であ
    り、尚かつ前記駆動マグネットと前記内ヨークとの距離
    を駆動マグネットの中央部で大きく駆動マグネットの端
    部で小さくし、駆動マグネットと内ヨークとの間の磁束
    密度が駆動マグネットの中央部で最大となり駆動マグネ
    ットの端部に近づくにつれて徐々に小さくなるようにし
    たことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記レンズホルダをトラッキング方向に
    回転可能で、かつフォーカシング方向に摺動可能に支持
    する支持軸を設けたことを特徴とする請求項1記載の光
    ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動コイルをフォーカシング用駆動
    コイルとし、前記駆動マグネットをフォーカシング用駆
    動マグネットとしたことを特徴とする請求項1または2
    記載の光ピックアップ装置。
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