JPH08203229A - パワーセーブ機能を備えた磁気ディスク装置 - Google Patents
パワーセーブ機能を備えた磁気ディスク装置Info
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- JPH08203229A JPH08203229A JP1065695A JP1065695A JPH08203229A JP H08203229 A JPH08203229 A JP H08203229A JP 1065695 A JP1065695 A JP 1065695A JP 1065695 A JP1065695 A JP 1065695A JP H08203229 A JPH08203229 A JP H08203229A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、パワーセーブ機能を備えた磁気ディ
スク装置において、CSSゾーンテクスチャを有する磁
気ディスクにあって、ディスク回転状態のままパワーセ
ーブすることを目的とする。 【構成】CSSゾーンテクスチャの技術を用い、CSS
ゾーン19にのみテクスチャを形成しデータゾーンの平
面度を向上させてヘッド14の浮上高を低くしデータ記
録密度を高密度化した磁気ディスク装置では、ホストか
らの命令がない場合に、前記CSSゾーン19ではな
く、ディスク11上の他のエリアに設定したパワーセー
ブ時退避ゾーン20に該ディスク11を回転させたまま
の状態でヘッド14を移動させてキャリッジアーム13
のマグネットラッチを図ることで、VCMによるヘッド
14の位置決め制御を停止させ、ヘッド14に損傷を招
かずにパワーセーブを行なうことができる。
スク装置において、CSSゾーンテクスチャを有する磁
気ディスクにあって、ディスク回転状態のままパワーセ
ーブすることを目的とする。 【構成】CSSゾーンテクスチャの技術を用い、CSS
ゾーン19にのみテクスチャを形成しデータゾーンの平
面度を向上させてヘッド14の浮上高を低くしデータ記
録密度を高密度化した磁気ディスク装置では、ホストか
らの命令がない場合に、前記CSSゾーン19ではな
く、ディスク11上の他のエリアに設定したパワーセー
ブ時退避ゾーン20に該ディスク11を回転させたまま
の状態でヘッド14を移動させてキャリッジアーム13
のマグネットラッチを図ることで、VCMによるヘッド
14の位置決め制御を停止させ、ヘッド14に損傷を招
かずにパワーセーブを行なうことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワーセーブ機能を備
えた磁気ディスク装置に関する。
えた磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気ディスク装置は、ホストか
らのデータのアクセス要求がない場合に、必要のない機
構,回路等の動作を停止させて消費電力の節約(パワー
セーブ)を行なっている。
らのデータのアクセス要求がない場合に、必要のない機
構,回路等の動作を停止させて消費電力の節約(パワー
セーブ)を行なっている。
【0003】このパワーセーブの1つの方法として、キ
ャリッジの位置決め制御動作及びスピンドルモータ/デ
ィスクの回転動作を停止させて、大きなパワーセーブを
得ることが考えられるが、前記スピンドルモータ/ディ
スクの回転動作をも停止させると、ホストからの命令に
対し速く応答することができなくなるため、該ホストか
らの命令待ち状態では、スピンドルモータ/ディスクは
回転させたまま、キャリッジ/ヘッドをディスクのCS
S(コンタクト・スタート・ストップ)ゾーンに移動さ
せてマグネットラッチにより固定し、キャリッジの位置
決め制御動作のみを停止させたパワーセーブが行なわれ
る。
ャリッジの位置決め制御動作及びスピンドルモータ/デ
ィスクの回転動作を停止させて、大きなパワーセーブを
得ることが考えられるが、前記スピンドルモータ/ディ
スクの回転動作をも停止させると、ホストからの命令に
対し速く応答することができなくなるため、該ホストか
らの命令待ち状態では、スピンドルモータ/ディスクは
回転させたまま、キャリッジ/ヘッドをディスクのCS
S(コンタクト・スタート・ストップ)ゾーンに移動さ
せてマグネットラッチにより固定し、キャリッジの位置
決め制御動作のみを停止させたパワーセーブが行なわれ
る。
【0004】一方、ディスクに対するデータ記録密度を
高めるため、ディスクのCSSゾーンのみにヘッドの吸
着を防ぐためのテクスチャを形成し、他のデータ領域は
テクスチャなく平面度を向上させてヘッドの浮上高を低
くする技術が考えられている。
高めるため、ディスクのCSSゾーンのみにヘッドの吸
着を防ぐためのテクスチャを形成し、他のデータ領域は
テクスチャなく平面度を向上させてヘッドの浮上高を低
くする技術が考えられている。
【0005】このようなCSSゾーンテクスチャの技術
を用いた磁気ディスク装置では、ヘッド浮上高が低いた
め、ディスクを回転させたままキャリッジ/ヘッドをC
SSゾーンに移動させると、ヘッドがテクスチャに接触
して損傷してしまう。
を用いた磁気ディスク装置では、ヘッド浮上高が低いた
め、ディスクを回転させたままキャリッジ/ヘッドをC
SSゾーンに移動させると、ヘッドがテクスチャに接触
して損傷してしまう。
【0006】よって、前記CSSゾーンでは、ディスク
起動時及び停止時におけるヘッドの離陸及び着陸を行な
うのみで、ディスクの回転状態におけるヘッドの連続的
な浮上ラッチは行なうことができない。
起動時及び停止時におけるヘッドの離陸及び着陸を行な
うのみで、ディスクの回転状態におけるヘッドの連続的
な浮上ラッチは行なうことができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、前記CS
Sゾーンテクスチャを用いた磁気ディスク装置にあって
は、従来のパワーセーブ技術を適用することができない
問題がある。本発明は前記のような問題に鑑みてなされ
たもので、CSSゾーンテクスチャを有する磁気ディス
クにあって、ディスク回転状態のままパワーセーブする
ことが可能になるパワーセーブ機能を備えた磁気ディス
ク装置を提供することを目的とする。
Sゾーンテクスチャを用いた磁気ディスク装置にあって
は、従来のパワーセーブ技術を適用することができない
問題がある。本発明は前記のような問題に鑑みてなされ
たもので、CSSゾーンテクスチャを有する磁気ディス
クにあって、ディスク回転状態のままパワーセーブする
ことが可能になるパワーセーブ機能を備えた磁気ディス
ク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
るパワーセーブ機能を備えた磁気ディスク装置は、CS
Sゾーンテクスチャを用いた磁気ディスク装置であっ
て、ディスクのCSSゾーンとは異なるエリアにパワー
セーブ用の退避ゾーンを設定したことを特徴とする。
るパワーセーブ機能を備えた磁気ディスク装置は、CS
Sゾーンテクスチャを用いた磁気ディスク装置であっ
て、ディスクのCSSゾーンとは異なるエリアにパワー
セーブ用の退避ゾーンを設定したことを特徴とする。
【0009】
【作用】つまり、ディスク上でテクスチャを有するCS
Sゾーンとは異なるエリアに設定されたパワーセーブ用
退避ゾーンにおいて、キャリッジ/ヘッドを退避させ、
その位置決め制御を停止させることで、ディスク回転状
態でも、ヘッドの損傷を招かずに、パワーセーブが行な
えることになる。
Sゾーンとは異なるエリアに設定されたパワーセーブ用
退避ゾーンにおいて、キャリッジ/ヘッドを退避させ、
その位置決め制御を停止させることで、ディスク回転状
態でも、ヘッドの損傷を招かずに、パワーセーブが行な
えることになる。
【0010】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は本発明のパワーセーブ機能を備えた磁気デ
ィスク装置の第1の構成を示す非作動時ラッチ状態の平
面図である。
する。図1は本発明のパワーセーブ機能を備えた磁気デ
ィスク装置の第1の構成を示す非作動時ラッチ状態の平
面図である。
【0011】磁気ディスクユニットのケースとなるベー
ス10上には、磁気ディスク11が回転自在に配設さ
れ、この磁気ディスク11に隣接するベース10上に
は、軸12を支点にして回動するキャリッジアームが1
3が設けられる。
ス10上には、磁気ディスク11が回転自在に配設さ
れ、この磁気ディスク11に隣接するベース10上に
は、軸12を支点にして回動するキャリッジアームが1
3が設けられる。
【0012】前記キャリッジアーム13の一端側の先端
には、ヘッド14が取付けられ、該アーム13の回動に
伴ないヘッド14は磁気ディスク11の半径方向に移動
(シーク)される。
には、ヘッド14が取付けられ、該アーム13の回動に
伴ないヘッド14は磁気ディスク11の半径方向に移動
(シーク)される。
【0013】前記キャリッジアーム13の他端側にはV
CM(ボイス・コイル・モータ)コイル15が接着によ
り固定され、さらに、該アーム13の他端側の先端に
は、ラッチピン16が設けられる。
CM(ボイス・コイル・モータ)コイル15が接着によ
り固定され、さらに、該アーム13の他端側の先端に
は、ラッチピン16が設けられる。
【0014】また、前記VCMコイル15が固定された
アーム13の他端側の回動範囲に対応するベース10上
には、扇形のVCMマグネット17が配設され、さら
に、アーム13の他端側の回動範囲上はVCMトップヨ
ーク18により覆われる。
アーム13の他端側の回動範囲に対応するベース10上
には、扇形のVCMマグネット17が配設され、さら
に、アーム13の他端側の回動範囲上はVCMトップヨ
ーク18により覆われる。
【0015】つまり、前記キャリッジアーム13は、V
CMコイル15に供給される電流に応じて前記VCMマ
グネット17とVCMトップヨーク18との間で発生す
るローレンツ力により回動するもので、これにより、デ
ィスク11面の半径方向に対するヘッド14の移動制御
が行なわれる。
CMコイル15に供給される電流に応じて前記VCMマ
グネット17とVCMトップヨーク18との間で発生す
るローレンツ力により回動するもので、これにより、デ
ィスク11面の半径方向に対するヘッド14の移動制御
が行なわれる。
【0016】一方、前記ディスク11は、その内周側に
CSSゾーン19を有し、このCSSゾーン19のみに
テクスチャが形成されてなるもので、この内周側にCS
Sゾーンテクスチャを用いたディスク11に対しては、
外周側にパワーセーブ時退避ゾーン20を設定する。
CSSゾーン19を有し、このCSSゾーン19のみに
テクスチャが形成されてなるもので、この内周側にCS
Sゾーンテクスチャを用いたディスク11に対しては、
外周側にパワーセーブ時退避ゾーン20を設定する。
【0017】前記扇形のVCMマグネット17の外周縁
には、前記ヘッド14がディスク11のCSSゾーン1
9に移動した状態で、前記アーム13の他端側先端に設
けられたラッチピン16が対向する位置に対応して、非
作動時ラッチ部21が突出形成され、また、前記ヘッド
14がディスク11のパワーセーブ時退避ゾーン20に
移動した状態で、前記ラッチピン16が対向する位置に
対応して、パワーセーブラッチ部22が突出形成され
る。
には、前記ヘッド14がディスク11のCSSゾーン1
9に移動した状態で、前記アーム13の他端側先端に設
けられたラッチピン16が対向する位置に対応して、非
作動時ラッチ部21が突出形成され、また、前記ヘッド
14がディスク11のパワーセーブ時退避ゾーン20に
移動した状態で、前記ラッチピン16が対向する位置に
対応して、パワーセーブラッチ部22が突出形成され
る。
【0018】ここで、前記VCMマグネット17の非作
動時ラッチ部21及びパワーセーブラッチ部22による
前記ラッチピン16の磁気吸引力は、前記VCMコイル
15に電流を供給することにより発生するアーム13を
回動させるためのローレンツ力より充分弱いものとし、
ラッチピン16に対する各ラッチ部21,22の突出長
を設定する。
動時ラッチ部21及びパワーセーブラッチ部22による
前記ラッチピン16の磁気吸引力は、前記VCMコイル
15に電流を供給することにより発生するアーム13を
回動させるためのローレンツ力より充分弱いものとし、
ラッチピン16に対する各ラッチ部21,22の突出長
を設定する。
【0019】すなわち、前記構成のパワーセーブ機能を
備えた磁気ディスク装置にあって、装置電源が停止され
た状態では、アーム13の回動によりヘッド14がディ
スク11内周側のCSSゾーン19に位置する状態で、
該アーム13の他端側先端のラッチピン16がVCMマ
グネット17の非作動時ラッチ部21にマグネットラッ
チされ固定される。
備えた磁気ディスク装置にあって、装置電源が停止され
た状態では、アーム13の回動によりヘッド14がディ
スク11内周側のCSSゾーン19に位置する状態で、
該アーム13の他端側先端のラッチピン16がVCMマ
グネット17の非作動時ラッチ部21にマグネットラッ
チされ固定される。
【0020】そして、装置電源が投入されると、ヘッド
14は、前記CSSゾーン19にて浮上すると共に、V
CMの駆動力により前記VCMマグネット17の非作動
時ラッチ部21に対するアームラッチピン16のマグネ
ットラッチが解除され、ホストからの命令に従ったデー
タゾーンへ移動される。
14は、前記CSSゾーン19にて浮上すると共に、V
CMの駆動力により前記VCMマグネット17の非作動
時ラッチ部21に対するアームラッチピン16のマグネ
ットラッチが解除され、ホストからの命令に従ったデー
タゾーンへ移動される。
【0021】そして、ホストからの命令がなくなりパワ
ーセーブモードになると、図2に示すように、VCMに
よるアーム13の回動制御により、ヘッド14は、ディ
スク11のデータゾーンからその外周側のパワーセーブ
時退避ゾーン20に移動され、アーム13の他端側先端
のラッチピン16がVCMマグネット17のパワーセー
ブラッチ部22にマグネットラッチされて固定される。
ーセーブモードになると、図2に示すように、VCMに
よるアーム13の回動制御により、ヘッド14は、ディ
スク11のデータゾーンからその外周側のパワーセーブ
時退避ゾーン20に移動され、アーム13の他端側先端
のラッチピン16がVCMマグネット17のパワーセー
ブラッチ部22にマグネットラッチされて固定される。
【0022】図2は前記パワーセーブ機能を備えた磁気
ディスク装置の第1の構成を示すパワーセーブ時ラッチ
状態の平面図である。この場合、VCMによるキャリッ
ジアーム13の駆動によるヘッド14の位置決め制御の
必要はないので、消費電力が節約される。
ディスク装置の第1の構成を示すパワーセーブ時ラッチ
状態の平面図である。この場合、VCMによるキャリッ
ジアーム13の駆動によるヘッド14の位置決め制御の
必要はないので、消費電力が節約される。
【0023】したがって、CSSゾーンテクスチャの技
術を用い、CSSゾーン19にのみテクスチャを形成し
データゾーンの平面度を向上させてヘッド14の浮上高
を低くしデータ記録密度を高密度化した磁気ディスク装
置では、ホストからの命令がない場合に、前記CSSゾ
ーン19ではなく、ディスク11上の他のエリアに設定
したパワーセーブ時退避ゾーン20に該ディスク11を
回転させたままの状態でヘッド14を移動させてキャリ
ッジアーム13のマグネットラッチを図ることで、VC
Mによるヘッド14の位置決め制御を停止させ、ヘッド
14に損傷を招かずにパワーセーブを行なうことができ
る。
術を用い、CSSゾーン19にのみテクスチャを形成し
データゾーンの平面度を向上させてヘッド14の浮上高
を低くしデータ記録密度を高密度化した磁気ディスク装
置では、ホストからの命令がない場合に、前記CSSゾ
ーン19ではなく、ディスク11上の他のエリアに設定
したパワーセーブ時退避ゾーン20に該ディスク11を
回転させたままの状態でヘッド14を移動させてキャリ
ッジアーム13のマグネットラッチを図ることで、VC
Mによるヘッド14の位置決め制御を停止させ、ヘッド
14に損傷を招かずにパワーセーブを行なうことができ
る。
【0024】図3は本発明のパワーセーブ機能を備えた
磁気ディスク装置の第2の構成を示す非作動時ラッチ状
態の平面図である。図4は前記パワーセーブ機能を備え
た磁気ディスク装置の第2の構成を示すパワーセーブ時
ラッチ状態の平面図である。
磁気ディスク装置の第2の構成を示す非作動時ラッチ状
態の平面図である。図4は前記パワーセーブ機能を備え
た磁気ディスク装置の第2の構成を示すパワーセーブ時
ラッチ状態の平面図である。
【0025】すなわち、前記パワーセーブ機能を備えた
磁気ディスク装置の第2の構成では、ディスク11の内
周側のCSSゾーン19に隣接してパワーセーブ時退避
ゾーン20を設定したもので、VCMマグネット17に
突出形成されるパワーセーブラッチ部22も、ヘッド1
4が前記パワーセーブ時退避ゾーン20に移動した状態
でのラッチピン16に対向して、非作動時ラッチ部21
に隣接した位置に形成される。
磁気ディスク装置の第2の構成では、ディスク11の内
周側のCSSゾーン19に隣接してパワーセーブ時退避
ゾーン20を設定したもので、VCMマグネット17に
突出形成されるパワーセーブラッチ部22も、ヘッド1
4が前記パワーセーブ時退避ゾーン20に移動した状態
でのラッチピン16に対向して、非作動時ラッチ部21
に隣接した位置に形成される。
【0026】したがって、前記第2の構成の磁気ディス
ク装置でも、ホストからの命令がない場合は、前記CS
Sゾーン19ではなく、ディスク11上の他のエリアに
設定したパワーセーブ時退避ゾーン20に該ディスク1
1を回転させたままの状態でヘッド14を移動させてキ
ャリッジ/アーム13のマグネットラッチを図ること
で、VCMによるヘッド14の位置決め制御を停止さ
せ、ヘッド14に損傷を招かずにパワーセーブを行なう
ことができる。
ク装置でも、ホストからの命令がない場合は、前記CS
Sゾーン19ではなく、ディスク11上の他のエリアに
設定したパワーセーブ時退避ゾーン20に該ディスク1
1を回転させたままの状態でヘッド14を移動させてキ
ャリッジ/アーム13のマグネットラッチを図ること
で、VCMによるヘッド14の位置決め制御を停止さ
せ、ヘッド14に損傷を招かずにパワーセーブを行なう
ことができる。
【0027】図5は本発明のパワーセーブ機能を備えた
磁気ディスク装置の第3の構成を示す非作動時ラッチ状
態の平面図である。図6は前記パワーセーブ機能を備え
た磁気ディスク装置の第3の構成を示すパワーセーブ時
ラッチ状態の平面図である。
磁気ディスク装置の第3の構成を示す非作動時ラッチ状
態の平面図である。図6は前記パワーセーブ機能を備え
た磁気ディスク装置の第3の構成を示すパワーセーブ時
ラッチ状態の平面図である。
【0028】すなわち、前記パワーセーブ機能を備えた
磁気ディスク装置の第3の構成では、ディスク11の内
周側のCSSゾーン19に隣接してパワーセーブ時退避
ゾーン20を設定すると共に、キャリッジアーム13の
他端側先端には、前記CSSゾーン19とパワーセーブ
時退避ゾーン20とのヘッド14の移動間隔に対応した
間隔をおいて2本のラッチピン(A)16a及び(B)
16bが設けられる。
磁気ディスク装置の第3の構成では、ディスク11の内
周側のCSSゾーン19に隣接してパワーセーブ時退避
ゾーン20を設定すると共に、キャリッジアーム13の
他端側先端には、前記CSSゾーン19とパワーセーブ
時退避ゾーン20とのヘッド14の移動間隔に対応した
間隔をおいて2本のラッチピン(A)16a及び(B)
16bが設けられる。
【0029】そして、VCMマグネット17の外周縁に
は、前記ヘッド14がディスク11のCSSゾーン19
に位置する状態で前記アーム13の他端側先端に設けら
れた2本のラッチピン(A)16a,(B)16bがそ
れぞれ対向する位置に、ラッチ部(A)17a,(B)
17bが隣接して突出形成される。
は、前記ヘッド14がディスク11のCSSゾーン19
に位置する状態で前記アーム13の他端側先端に設けら
れた2本のラッチピン(A)16a,(B)16bがそ
れぞれ対向する位置に、ラッチ部(A)17a,(B)
17bが隣接して突出形成される。
【0030】つまり、前記第3の構成の磁気ディスク装
置にあって、装置電源が停止された状態では、図5に示
すように、キャリッジ/ヘッド14がディスク11内周
側のCSSゾーン19に位置する状態で、該アーム13
の他端側先端の2本のラッチピン(A)16a,(B)
16bが、それぞれ対応するVCMマグネット17のラ
ッチ部(A)17a,(B)17bにマグネットラッチ
され固定される。
置にあって、装置電源が停止された状態では、図5に示
すように、キャリッジ/ヘッド14がディスク11内周
側のCSSゾーン19に位置する状態で、該アーム13
の他端側先端の2本のラッチピン(A)16a,(B)
16bが、それぞれ対応するVCMマグネット17のラ
ッチ部(A)17a,(B)17bにマグネットラッチ
され固定される。
【0031】そして、装置電源が投入されると、キャリ
ッジ/ヘッド14は、前記CSSゾーン19にて浮上す
ると共に、VCMの駆動力により前記VCMマグネット
17の2つのラッチ部(A)17a,(B)17bに対
する各ラッチピン(A)16a,(B)16bのマグネ
ットラッチが何れも解除され、ホストからの命令に従っ
たデータゾーンへ移動される。
ッジ/ヘッド14は、前記CSSゾーン19にて浮上す
ると共に、VCMの駆動力により前記VCMマグネット
17の2つのラッチ部(A)17a,(B)17bに対
する各ラッチピン(A)16a,(B)16bのマグネ
ットラッチが何れも解除され、ホストからの命令に従っ
たデータゾーンへ移動される。
【0032】そして、ホストからの命令がなくなりパワ
ーセーブモードになると、図6に示すように、VCMに
よるキャリッジ/アーム13の回動制御により、ヘッド
14は、ディスク11のデータゾーンから前記CSSゾ
ーン19に隣接するパワーセーブ時退避ゾーン20に移
動され、アーム13の他端側先端の一方のラッチピン1
6(A)のみがVCMマグネット17の他方のラッチ部
(B)17bのみにマグネットラッチされて固定され
る。
ーセーブモードになると、図6に示すように、VCMに
よるキャリッジ/アーム13の回動制御により、ヘッド
14は、ディスク11のデータゾーンから前記CSSゾ
ーン19に隣接するパワーセーブ時退避ゾーン20に移
動され、アーム13の他端側先端の一方のラッチピン1
6(A)のみがVCMマグネット17の他方のラッチ部
(B)17bのみにマグネットラッチされて固定され
る。
【0033】したがって、前記第3の構成の磁気ディス
ク装置でも、ホストからの命令がない場合は、前記CS
Sゾーン19ではなく、ディスク11上の他のエリアに
設定したパワーセーブ時退避ゾーン20に該ディスク1
1を回転させたままの状態でヘッド14を移動させてキ
ャリッジ/アーム13のマグネットラッチを図ること
で、VCMによるヘッド14の位置決め制御を停止さ
せ、ヘッド14に損傷を招かずにパワーセーブを行なう
ことができる。
ク装置でも、ホストからの命令がない場合は、前記CS
Sゾーン19ではなく、ディスク11上の他のエリアに
設定したパワーセーブ時退避ゾーン20に該ディスク1
1を回転させたままの状態でヘッド14を移動させてキ
ャリッジ/アーム13のマグネットラッチを図ること
で、VCMによるヘッド14の位置決め制御を停止さ
せ、ヘッド14に損傷を招かずにパワーセーブを行なう
ことができる。
【0034】この場合、キャリッジ/ヘッド14をディ
スク11のCSSゾーン19に移動させた状態での非作
動時ラッチ状態では、アーム13の他端側先端に設けた
2本のラッチピン(A)16a,(B)16bが、それ
ぞれ対応するラッチ部(A)17a,(B)17bによ
って両方ともマグネットラッチされるので、強力なマグ
ネットラッチが図られ、装置移動の際や搬送の際に伴な
う高い耐振動/衝撃性能を得ることができる。
スク11のCSSゾーン19に移動させた状態での非作
動時ラッチ状態では、アーム13の他端側先端に設けた
2本のラッチピン(A)16a,(B)16bが、それ
ぞれ対応するラッチ部(A)17a,(B)17bによ
って両方ともマグネットラッチされるので、強力なマグ
ネットラッチが図られ、装置移動の際や搬送の際に伴な
う高い耐振動/衝撃性能を得ることができる。
【0035】また、キャリッジ/ヘッド14をディスク
11のパワーセーブ時退避ゾーン20に移動させた状態
でのパワーセーブ時ラッチ状態では、前記2本のラッチ
ピンのうち一方のラッチピン(A)16aのみが他方の
ラッチ部(B)17bのみによってマグネットラッチさ
れるので、前記非作動時ラッチ状態よりは弱いマグネッ
トラッチが図られ、キャリッジ/ヘッド14の位置決め
制御に対するオフセット力増加の影響を極力抑えること
ができる。
11のパワーセーブ時退避ゾーン20に移動させた状態
でのパワーセーブ時ラッチ状態では、前記2本のラッチ
ピンのうち一方のラッチピン(A)16aのみが他方の
ラッチ部(B)17bのみによってマグネットラッチさ
れるので、前記非作動時ラッチ状態よりは弱いマグネッ
トラッチが図られ、キャリッジ/ヘッド14の位置決め
制御に対するオフセット力増加の影響を極力抑えること
ができる。
【0036】図7は本発明のパワーセーブ機能を備えた
磁気ディスク装置の第4の構成を示す非作動時ラッチ状
態の平面図である。図8は前記パワーセーブ機能を備え
た磁気ディスク装置の第4の構成を示すパワーセーブ時
ラッチ状態の平面図である。
磁気ディスク装置の第4の構成を示す非作動時ラッチ状
態の平面図である。図8は前記パワーセーブ機能を備え
た磁気ディスク装置の第4の構成を示すパワーセーブ時
ラッチ状態の平面図である。
【0037】すなわち、前記パワーセーブ機能を備えた
磁気ディスク装置の第4の構成では、ディスク11の外
周側に配置されたCSSゾーン(テクスチャあり)19
に対し、パワーセーブ時退避ゾーン20を隣接して設定
したもので、VCMマグネット17に突出形成されるパ
ワーセーブラッチ部22も、ヘッド14が前記パワーセ
ーブ時退避ゾーン20に移動した状態でのラッチピン1
6に対向して、非作動時ラッチ部21に隣接した位置に
形成される。
磁気ディスク装置の第4の構成では、ディスク11の外
周側に配置されたCSSゾーン(テクスチャあり)19
に対し、パワーセーブ時退避ゾーン20を隣接して設定
したもので、VCMマグネット17に突出形成されるパ
ワーセーブラッチ部22も、ヘッド14が前記パワーセ
ーブ時退避ゾーン20に移動した状態でのラッチピン1
6に対向して、非作動時ラッチ部21に隣接した位置に
形成される。
【0038】したがって、前記第4の構成の磁気ディス
ク装置でも、ホストからの命令がない場合は、前記CS
Sゾーン19ではなく、ディスク11上の他のエリアに
設定したパワーセーブ時退避ゾーン20に該ディスク1
1を回転させたままの状態でヘッド14を移動させてキ
ャリッジ/アーム13のマグネットラッチを図ること
で、VCMによるヘッド14の位置決め制御を停止さ
せ、ヘッド14に損傷を招かずにパワーセーブを行なう
ことができる。
ク装置でも、ホストからの命令がない場合は、前記CS
Sゾーン19ではなく、ディスク11上の他のエリアに
設定したパワーセーブ時退避ゾーン20に該ディスク1
1を回転させたままの状態でヘッド14を移動させてキ
ャリッジ/アーム13のマグネットラッチを図ること
で、VCMによるヘッド14の位置決め制御を停止さ
せ、ヘッド14に損傷を招かずにパワーセーブを行なう
ことができる。
【0039】図9は本発明のパワーセーブ機能を備えた
磁気ディスク装置の第5の構成を示す非作動時ラッチ状
態の平面図である。図10は前記パワーセーブ機能を備
えた磁気ディスク装置の第5の構成を示すパワーセーブ
時ラッチ状態の平面図である。
磁気ディスク装置の第5の構成を示す非作動時ラッチ状
態の平面図である。図10は前記パワーセーブ機能を備
えた磁気ディスク装置の第5の構成を示すパワーセーブ
時ラッチ状態の平面図である。
【0040】すなわち、前記パワーセーブ機能を備えた
磁気ディスク装置の第5の構成では、ディスク11の外
周側に配置されたCSSゾーン(テクスチャあり)19
に対し、パワーセーブ時退避ゾーン20を隣接して設定
したもので、キャリッジアーム13の他端側先端には、
前記CSSゾーン19とパワーセーブ時退避ゾーン20
とのヘッド14の移動間隔に対応した間隔をおいて2本
のラッチピン(A)16a及び(B)16bが設けられ
る。
磁気ディスク装置の第5の構成では、ディスク11の外
周側に配置されたCSSゾーン(テクスチャあり)19
に対し、パワーセーブ時退避ゾーン20を隣接して設定
したもので、キャリッジアーム13の他端側先端には、
前記CSSゾーン19とパワーセーブ時退避ゾーン20
とのヘッド14の移動間隔に対応した間隔をおいて2本
のラッチピン(A)16a及び(B)16bが設けられ
る。
【0041】そして、VCMマグネット17の外周縁に
は、前記ヘッド14がディスク11のCSSゾーン19
に位置する状態で前記アーム13の他端側先端に設けら
れた2本のラッチピン(A)16a,(B)16bがそ
れぞれ対向する位置に、ラッチ部(A)17a,(B)
17bが隣接して突出形成される。
は、前記ヘッド14がディスク11のCSSゾーン19
に位置する状態で前記アーム13の他端側先端に設けら
れた2本のラッチピン(A)16a,(B)16bがそ
れぞれ対向する位置に、ラッチ部(A)17a,(B)
17bが隣接して突出形成される。
【0042】つまり、前記第5の構成の磁気ディスク装
置にあって、装置電源が停止された状態では、図9に示
すように、キャリッジ/ヘッド14がディスク11外周
側のCSSゾーン19に位置する状態で、該アーム13
の他端側先端の2本のラッチピン(A)16a,(B)
16bが、それぞれ対応するVCMマグネット17のラ
ッチ部(A)17a,(B)17bにマグネットラッチ
され固定される。
置にあって、装置電源が停止された状態では、図9に示
すように、キャリッジ/ヘッド14がディスク11外周
側のCSSゾーン19に位置する状態で、該アーム13
の他端側先端の2本のラッチピン(A)16a,(B)
16bが、それぞれ対応するVCMマグネット17のラ
ッチ部(A)17a,(B)17bにマグネットラッチ
され固定される。
【0043】そして、装置電源が投入されると、キャリ
ッジ/ヘッド14は、前記CSSゾーン19にて浮上す
ると共に、VCMの駆動力により前記VCMマグネット
17の2つのラッチ部(A)17a,(B)17bに対
する各ラッチピン(A)16a,(B)16bのマグネ
ットラッチが何れも解除され、ホストからの命令に従っ
たデータゾーンへ移動される。
ッジ/ヘッド14は、前記CSSゾーン19にて浮上す
ると共に、VCMの駆動力により前記VCMマグネット
17の2つのラッチ部(A)17a,(B)17bに対
する各ラッチピン(A)16a,(B)16bのマグネ
ットラッチが何れも解除され、ホストからの命令に従っ
たデータゾーンへ移動される。
【0044】そして、ホストからの命令がなくなりパワ
ーセーブモードになると、図10に示すように、VCM
によるキャリッジ/アーム13の回動制御により、ヘッ
ド14は、ディスク11のデータゾーンから前記CSS
ゾーン19に隣接するパワーセーブ時退避ゾーン20に
移動され、アーム13の他端側先端の一方のラッチピン
16(A)のみがVCMマグネット17の他方のラッチ
部(B)17bのみにマグネットラッチされて固定され
る。
ーセーブモードになると、図10に示すように、VCM
によるキャリッジ/アーム13の回動制御により、ヘッ
ド14は、ディスク11のデータゾーンから前記CSS
ゾーン19に隣接するパワーセーブ時退避ゾーン20に
移動され、アーム13の他端側先端の一方のラッチピン
16(A)のみがVCMマグネット17の他方のラッチ
部(B)17bのみにマグネットラッチされて固定され
る。
【0045】したがって、前記第5の構成の磁気ディス
ク装置でも、ホストからの命令がない場合は、前記CS
Sゾーン19ではなく、ディスク11上の他のエリアに
設定したパワーセーブ時退避ゾーン20に該ディスク1
1を回転させたままの状態でヘッド14を移動させてキ
ャリッジ/アーム13のマグネットラッチを図ること
で、VCMによるヘッド14の位置決め制御を停止さ
せ、ヘッド14に損傷を招かずにパワーセーブを行なう
ことができる。
ク装置でも、ホストからの命令がない場合は、前記CS
Sゾーン19ではなく、ディスク11上の他のエリアに
設定したパワーセーブ時退避ゾーン20に該ディスク1
1を回転させたままの状態でヘッド14を移動させてキ
ャリッジ/アーム13のマグネットラッチを図ること
で、VCMによるヘッド14の位置決め制御を停止さ
せ、ヘッド14に損傷を招かずにパワーセーブを行なう
ことができる。
【0046】この場合、キャリッジ/ヘッド14をディ
スク11のCSSゾーン19に移動させた状態での非作
動時ラッチ状態では、アーム13の他端側先端に設けた
2本のラッチピン(A)16a,(B)16bが、それ
ぞれ対応するラッチ部(A)17a,(B)17bによ
って両方ともマグネットラッチされるので、強力なマグ
ネットラッチが図られ、装置移動の際や搬送の際に伴な
う高い耐振動/衝撃性能を得ることができる。
スク11のCSSゾーン19に移動させた状態での非作
動時ラッチ状態では、アーム13の他端側先端に設けた
2本のラッチピン(A)16a,(B)16bが、それ
ぞれ対応するラッチ部(A)17a,(B)17bによ
って両方ともマグネットラッチされるので、強力なマグ
ネットラッチが図られ、装置移動の際や搬送の際に伴な
う高い耐振動/衝撃性能を得ることができる。
【0047】また、キャリッジ/ヘッド14をディスク
11のパワーセーブ時退避ゾーン20に移動させた状態
でのパワーセーブ時ラッチ状態では、前記2本のラッチ
ピンのうち一方のラッチピン(A)16aのみが他方の
ラッチ部(B)17bのみによってマグネットラッチさ
れるので、前記非作動時ラッチ状態よりは弱いマグネッ
トラッチが図られ、キャリッジ/ヘッド14の位置決め
制御に対するオフセット力増加の影響を極力抑えること
ができる。
11のパワーセーブ時退避ゾーン20に移動させた状態
でのパワーセーブ時ラッチ状態では、前記2本のラッチ
ピンのうち一方のラッチピン(A)16aのみが他方の
ラッチ部(B)17bのみによってマグネットラッチさ
れるので、前記非作動時ラッチ状態よりは弱いマグネッ
トラッチが図られ、キャリッジ/ヘッド14の位置決め
制御に対するオフセット力増加の影響を極力抑えること
ができる。
【0048】なお、前記実施例では、非作動時ラッチ状
態におけるCSSゾーン19でのマグネットラッチの強
度に対し、パワーセーブ時ラッチ状態におけるパワーセ
ーブ時退避ゾーン20でのマグネットラッチの強度を弱
めるために、例えば図5,図6、あるいは図9,図10
で示したように、前記CSSゾーン19とパワーセーブ
時退避ゾーン20とが隣接する場合には、その隣接間隔
に対応する2本のラッチピン(A)16a,(B)16
bを設け、非作動時には該2本のラッチピン16a,1
6bがそれぞれ対向する2つのラッチ部(A)17a,
(B)17bにマグネットラッチされ、パワーセーブ時
にはその一方のラッチピン16aのみが他方のラッチ部
17bのみにマグネットラッチされる構成としたが、図
1,図2、図3,図4、あるいは図7,図8で示したよ
うに、1本のラッチピン16で構成した場合でも、VC
Mマグネット17における非作動時ラッチ部21とパワ
ーセーブラッチ部22との突出長さを長短異ならせ、パ
ワーセーブラッチ部22側での前記ラッチピン16まで
の間隔を広げることにより、非作動時ラッチ状態よりパ
ワーセーブ時ラッチ状態におけるマグネットラッチの強
度を弱めることができる。
態におけるCSSゾーン19でのマグネットラッチの強
度に対し、パワーセーブ時ラッチ状態におけるパワーセ
ーブ時退避ゾーン20でのマグネットラッチの強度を弱
めるために、例えば図5,図6、あるいは図9,図10
で示したように、前記CSSゾーン19とパワーセーブ
時退避ゾーン20とが隣接する場合には、その隣接間隔
に対応する2本のラッチピン(A)16a,(B)16
bを設け、非作動時には該2本のラッチピン16a,1
6bがそれぞれ対向する2つのラッチ部(A)17a,
(B)17bにマグネットラッチされ、パワーセーブ時
にはその一方のラッチピン16aのみが他方のラッチ部
17bのみにマグネットラッチされる構成としたが、図
1,図2、図3,図4、あるいは図7,図8で示したよ
うに、1本のラッチピン16で構成した場合でも、VC
Mマグネット17における非作動時ラッチ部21とパワ
ーセーブラッチ部22との突出長さを長短異ならせ、パ
ワーセーブラッチ部22側での前記ラッチピン16まで
の間隔を広げることにより、非作動時ラッチ状態よりパ
ワーセーブ時ラッチ状態におけるマグネットラッチの強
度を弱めることができる。
【0049】また、上述したような第1〜第5の構成に
おいて、パワーセーブ時退避ゾーン20もデータを書込
み可能なエリアとして使用することで、記憶容量を増す
ことができる。
おいて、パワーセーブ時退避ゾーン20もデータを書込
み可能なエリアとして使用することで、記憶容量を増す
ことができる。
【0050】なお、CSSゾーン19やパワーセーブ時
退避ゾーン20をディスク11の内周側や外周側に片寄
らせて設けている前記各実施例に対し、パワーセーブ時
退避ゾーン20をデータゾーンの中間に設けることも考
えられるが、該データゾーンにおけるキャリッジ/ヘッ
ド14の位置決め制御に明らかに妨げになるので、実施
は好ましくない。
退避ゾーン20をディスク11の内周側や外周側に片寄
らせて設けている前記各実施例に対し、パワーセーブ時
退避ゾーン20をデータゾーンの中間に設けることも考
えられるが、該データゾーンにおけるキャリッジ/ヘッ
ド14の位置決め制御に明らかに妨げになるので、実施
は好ましくない。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ディス
ク上でテクスチャを有するCSSゾーンとは異なるエリ
アに設定されたパワーセーブ用退避ゾーンにおいて、キ
ャリッジ/ヘッドを退避させ、その位置決め制御を停止
させることで、CSSゾーンテクスチャを有する磁気デ
ィスク装置にあって、ディスク回転状態でも、ヘッドの
損傷を招かずに、パワーセーブを行なうことが可能にな
る。
ク上でテクスチャを有するCSSゾーンとは異なるエリ
アに設定されたパワーセーブ用退避ゾーンにおいて、キ
ャリッジ/ヘッドを退避させ、その位置決め制御を停止
させることで、CSSゾーンテクスチャを有する磁気デ
ィスク装置にあって、ディスク回転状態でも、ヘッドの
損傷を招かずに、パワーセーブを行なうことが可能にな
る。
【図1】本発明の実施例に係わるパワーセーブ機能を備
えた磁気ディスク装置の第1の構成を示す非作動時ラッ
チ状態の平面図。
えた磁気ディスク装置の第1の構成を示す非作動時ラッ
チ状態の平面図。
【図2】前記パワーセーブ機能を備えた磁気ディスク装
置の第1の構成を示すパワーセーブ時ラッチ状態の平面
図。
置の第1の構成を示すパワーセーブ時ラッチ状態の平面
図。
【図3】本発明の実施例に係わるパワーセーブ機能を備
えた磁気ディスク装置の第2の構成を示す非作動時ラッ
チ状態の平面図。
えた磁気ディスク装置の第2の構成を示す非作動時ラッ
チ状態の平面図。
【図4】前記パワーセーブ機能を備えた磁気ディスク装
置の第2の構成を示すパワーセーブ時ラッチ状態の平面
図。
置の第2の構成を示すパワーセーブ時ラッチ状態の平面
図。
【図5】本発明の実施例に係わるパワーセーブ機能を備
えた磁気ディスク装置の第3の構成を示す非作動時ラッ
チ状態の平面図。
えた磁気ディスク装置の第3の構成を示す非作動時ラッ
チ状態の平面図。
【図6】前記パワーセーブ機能を備えた磁気ディスク装
置の第3の構成を示すパワーセーブ時ラッチ状態の平面
図。
置の第3の構成を示すパワーセーブ時ラッチ状態の平面
図。
【図7】本発明の実施例に係わるパワーセーブ機能を備
えた磁気ディスク装置の第4の構成を示す非作動時ラッ
チ状態の平面図。
えた磁気ディスク装置の第4の構成を示す非作動時ラッ
チ状態の平面図。
【図8】前記パワーセーブ機能を備えた磁気ディスク装
置の第4の構成を示すパワーセーブ時ラッチ状態の平面
図。
置の第4の構成を示すパワーセーブ時ラッチ状態の平面
図。
【図9】本発明のパワーセーブ機能を備えた磁気ディス
ク装置の第5の構成を示す非作動時ラッチ状態の平面
図。
ク装置の第5の構成を示す非作動時ラッチ状態の平面
図。
【図10】前記パワーセーブ機能を備えた磁気ディスク
装置の第5の構成を示すパワーセーブ時ラッチ状態の平
面図。
装置の第5の構成を示すパワーセーブ時ラッチ状態の平
面図。
10…ユニットベース、11…ディスク、12…軸、1
3…キャリッジアーム、14…ヘッド、15…VCMコ
イル、16…ラッチピン、16a…ラッチピン(A)、
16b…ラッチピン(B)、17…VCMマグネット、
17a…ラッチ部(A)、17b…ラッチ部(B)、1
8…VCMトップヨーク、19…CSSゾーン、20…
パワーセーブ時退避ゾーン、21…非作動時ラッチ部、
22…パワーセーブラッチ部。
3…キャリッジアーム、14…ヘッド、15…VCMコ
イル、16…ラッチピン、16a…ラッチピン(A)、
16b…ラッチピン(B)、17…VCMマグネット、
17a…ラッチ部(A)、17b…ラッチ部(B)、1
8…VCMトップヨーク、19…CSSゾーン、20…
パワーセーブ時退避ゾーン、21…非作動時ラッチ部、
22…パワーセーブラッチ部。
Claims (6)
- 【請求項1】 CSSゾーンテクスチャを用いた磁気デ
ィスク装置において、 ディスクのCSSゾーンとは異なるエリアにパワーセー
ブ用の退避ゾーンを設定したことを特徴とするパワーセ
ーブ機能を備えた磁気ディスク装置。 - 【請求項2】 CSSゾーンテクスチャを用いた磁気デ
ィスク装置において、 CSSゾーン及び該CSSゾーンとは異なるエリアにパ
ワーセーブ用の退避ゾーンを設定したディスクと、 このディスクの半径方向に対応して移動されるキャリッ
ジ/ヘッドと、 このキャリッジ/ヘッドを前記ディスクのCSSゾーン
とパワーセーブ用の退避ゾーンとのそれぞれに対応さた
位置でラッチするラッチ手段とを具備したことを特徴と
するパワーセーブ機能を備えた磁気ディスク装置。 - 【請求項3】 CSSゾーンテクスチャを用いた磁気デ
ィスク装置において、 CSSゾーン及び該CSSゾーンとは異なるエリアにパ
ワーセーブ用の退避ゾーンを設定したディスクと、 このディスクの半径方向に対応して移動されるキャリッ
ジ/ヘッドと、 このキャリッジ/ヘッドを前記ディスクのCSSゾーン
に対応させた位置でラッチする第1のラッチ手段と、 前記キャリッジ/ヘッドを前記ディスクのパワーセーブ
用の退避ゾーンに対応さた位置でラッチする第2のラッ
チ手段とを具備したことを特徴とするパワーセーブ機能
を備えた磁気ディスク装置。 - 【請求項4】 前記ディスクにおけるパワーセーブ用退
避ゾーンの位置は、CSSゾーンがディスク内周側であ
る場合には外周側に、CSSゾーンが外周側である場合
には内周側に設定されることを特徴とする請求項1又は
請求項2又は請求項3何れか1項記載のパワーセーブ機
能を備えた磁気ディスク装置。 - 【請求項5】 前記ディスクにおけるパワーセーブ用退
避ゾーンの位置は、CSSゾーンの隣接位置に設定され
ることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3
何れか1項記載のパワーセーブ機能を備えた磁気ディス
ク装置。 - 【請求項6】 前記キャリッジ/ヘッドの前記CSSゾ
ーンに対応させた位置でのラッチ強度よりも、前記パワ
ーセーブ用の退避ゾーンに対応さた位置でのラッチ強度
を弱くしたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載
のパワーセーブ機能を備えた磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1065695A JPH08203229A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | パワーセーブ機能を備えた磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1065695A JPH08203229A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | パワーセーブ機能を備えた磁気ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08203229A true JPH08203229A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11756277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1065695A Pending JPH08203229A (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | パワーセーブ機能を備えた磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08203229A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990057757A (ko) * | 1997-12-30 | 1999-07-15 | 윤종용 | 하드 디스크 |
JP2007220197A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Tdk Corp | Vcm装置及び永久磁石の製造方法 |
CN100338677C (zh) * | 2004-02-27 | 2007-09-19 | 富士通株式会社 | 磁盘装置 |
US11114125B1 (en) | 2020-02-18 | 2021-09-07 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Disc device with head placement responsive to shock detection |
-
1995
- 1995-01-26 JP JP1065695A patent/JPH08203229A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990057757A (ko) * | 1997-12-30 | 1999-07-15 | 윤종용 | 하드 디스크 |
CN100338677C (zh) * | 2004-02-27 | 2007-09-19 | 富士通株式会社 | 磁盘装置 |
JP2007220197A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Tdk Corp | Vcm装置及び永久磁石の製造方法 |
US11114125B1 (en) | 2020-02-18 | 2021-09-07 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Disc device with head placement responsive to shock detection |
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