JP2874837B2 - アクチュエータラッチ - Google Patents

アクチュエータラッチ

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JP2874837B2
JP2874837B2 JP24594394A JP24594394A JP2874837B2 JP 2874837 B2 JP2874837 B2 JP 2874837B2 JP 24594394 A JP24594394 A JP 24594394A JP 24594394 A JP24594394 A JP 24594394A JP 2874837 B2 JP2874837 B2 JP 2874837B2
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淳一 田結
利博 辻
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば磁気ディスク装
置において非動作時に可動コイルを退避位置にロックす
るコイルロック機構を備えたアクチュエータラッチに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置等では電源をO
Nすると、ディスク内周側のCSSゾーン(データゾー
ンとは無関係なゾーン)にあるキャリッジが浮上して先
端にある磁気ヘッドをディスク外周側のデータゾーンに
移動させてデータを記憶または再生する。磁気ディスク
装置等では、図6に示すように、電源OFF時に磁気ヘ
ッド21がCSSゾーン22から無闇に移動することがない
ように磁気ヘッド21を停止状態にロックするためにボイ
スコイルモータ31の可動コイル31d をロックするコイル
ロック機構aを使用したものがある。このコイルロック
機構aは、ボイスコイルモータ31の可動コイル31d に磁
性片3を設け、電源OFF時にディスク駆動用モータ
(図示せず)の惰性回転から生じる起電流で得られるボ
イスコイルモータ31の駆動力でキャリッジ11がディスク
の内周方向に回動して先端の磁気ヘッド21がCSSゾー
ン22に達した時、上方に近接するその磁性片3を磁力吸
引するラッチマグネット4を、ボイスコイルモータ31の
下ヨーク31bに設置し、磁性片3の回動方向側のラッチ
マグネット4側面に磁気シールド板5を張り付けた仕組
みになっている。本来、コイルロック機構aとして要求
される特性は、一方では可動コイル31dのロック値がで
きるだけ大きいこと、他方ではラッチマグネット4の磁
力吸引力がロック位置以外の磁性片3に与える影響を抑
制することであり、この点で上述するコイルロック機構
aは、非ロック時にはラッチマグネット4の磁力吸引力
が磁気シールド板5で電磁的にシールドされるため、そ
の要求特性が満足できるものとされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現実的に磁性
片3がロックされている時には漏洩磁束200 は図7に示
すように同磁性片3を経て上ヨーク31aに至るが、ロッ
ク前やロック解除の直後までの間では図8に示すよう
に、磁性片3を経て上ヨーク31aに至る漏洩磁束200 の
他に磁性片3を介在として磁気シールド板5前方から下
ヨーク31bに至る漏洩磁束100 を生成する。この漏洩磁
束100 は、CSSゾーン22からデータゾーン12に回動さ
せる時或いはデータゾーン12からCSSゾーン22に回動
させる時の磁性片3の速やかな動向を妨害する外力(磁
力吸引力)を生み出し、漏洩磁束200 と協働してシーク
時の制御を困難にしてデータの記録・再生を高精度に行
えなくする一要因になる。
【0004】本発明は、従来事情に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、コイルロック機構を備えたアク
チュエータラッチにおいて、可動コイルがロックする直
前(可動コイル起動時)や同可動コイルがロックを解除
した直後までの間(可動コイル稼働時)、磁性片を介在
として磁気シールド板前方から下ヨークに至る漏洩磁束
の磁力吸引力を可及的小さく止めることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は、ボイスコイルモータの可動コイ
ルもしくはキャリッジ後端に取付けられた磁性片と、下
ヨークに固定されたラッチマグネットと、ラッチマグネ
ットの上記磁性片側の側面に設けた磁気シールド板とで
構成され、キャリッジが停止状態になっている時に磁性
片が磁気シールド上に近接して配置されて、ラッチマグ
ネットの磁力吸引でロックするコイルロック機構を備え
たアクチュエータラッチにおいて、磁性片の回動方向に
沿う下ヨーク部分に磁気シールド板近傍から始まる切欠
部を設けたことを要旨とする。
【0006】
【作用】上記技術的手段によれば、磁気シールド板近傍
から始まる下ヨークの切欠部が、磁性片を介在として磁
気シールド板前方から下ヨークに至る漏洩磁束の密度を
低密度にする。これにより、ボイスコイルモータの可動
コイルがロックされる直前やロックを解除した直後まで
の間、磁性片に作用する磁力吸引力を小さなものにす
る。
【0007】
【発明の効果】本発明は以上のように、切欠部で磁気シ
ールド板前方に磁性片を介して下ヨークに至る漏洩磁束
を低密度にする広い空間を形成したアクチュエータラッ
チであるから、起動時や稼働時の可動コイルに作用する
ラッチマグネットのロック力(磁性吸引力)を小さく微
弱なものにする。従って、下ヨークに切欠部を備える簡
単な方法でシーク動作に影響を与えない安定した制御を
得るアクチュエータラッチを提供できる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図面は本実施例アクチュエータラッチを示し、符
号Aはコイルロック機構aを備えたアクチュエータラッ
チ、2は磁気ディスク装置にセットされた記憶媒体であ
る。
【0009】アクチュエータラッチAは、先端に磁気ヘ
ッド21を備えたキャリッジ11をボイスコイルモータ(V
CM)31の駆動によって軸41を中心に回動させて、磁気
ヘッド21を記憶媒体2の半径方向に移動させて記憶媒体
2の外周側のデータゾーン12にデータを記憶したりその
データを再生させる。
【0010】この記憶媒体2は、データゾーン12の内側
側に隣接してCSSゾーン(データゾーンとは無関係な
ゾーン)22を備え、上記磁気ヘッド21が電源OFF時に
そのCSSゾーン22上で停止し、電源ON時にデータゾ
ーン12上をシークする。
【0011】上記キャリッジ11を回動させるボイスコイ
ルモータ(VCM)31は、上下一対のヨーク31a、31
b、ヨーク31bに固定されたマグネット31c、更には前
記キャリッジ11の後端に固定された可動コイル31dとか
らなっており、磁気ディスク装置の電源のONと同期す
る可動コイル31dの通電によって生じるマグネット31c
の電磁作用でキャリッジ11が記憶媒体2の半径方向に回
動して上記のようにデータゾーン12上をシークし、同電
源をOFFするとディスク駆動用モータの惰性回転から
生じる起電流を利用して得られる駆動力によってキャリ
ッジ11を逆方向に回動させて記憶媒体2の最内周のCS
Sゾーン22まで磁気ヘッド21を移動させる。
【0012】磁気ヘッド21をCSSゾーン22上で固定し
ておくのがコイルロック機構aである。
【0013】このコイルロック機構aは、磁性片3と、
ラッチマグネット4と、磁気シールド板5と、下ヨーク
31bに設けた切欠部6とで構成される。
【0014】磁性片3は、ボイスコイルモータ31の可動
コイル31dまたはキャリッジ11の後端部に取付けられて
おり、実施例では磁気ヘッド21が記憶媒体2の最内周の
CSSゾーン22まで移動した時に下ヨーク31bの一端部
近傍まで回動によって移動する位置に取付けられてい
る。
【0015】ラッチマグネット4は、上記時の磁性片3
が斜め上に近接して位置するようにして下ヨーク31b部
分に固定され、永久磁石である。
【0016】磁気シールド板5は、磁性片3側の側面に
張り付け固定して、ラッチマグネット4の磁力吸引力が
ロック時に上方に真上に近接して位置する磁性片3に働
くようにしてある(図4)。ところが、切欠部6がない
場合には、前述する従来例のようにロック直前やロック
解除直後までの間だけ磁性片3を経て上ヨーク31aに至
る漏洩磁束200 の他に、磁性片3を介して磁気シールド
板5前方から下ヨーク31bに至る比較的大きな漏洩磁束
を生成し、この漏洩磁束がCSSゾーン22からデータゾ
ーン12に回動させる時或いはデータゾーン12からCSS
ゾーン22に回動させる時の可動コイル31dに比較的大き
なロック力(磁力吸引力)を作用させて可動コイル31d
の起動時、稼働時の制御を妨害する一要因となる。これ
を防止するために下ヨーク31bに切欠部6を設けてい
る。
【0017】この切欠部6は、磁性片3の回動方向に沿
う下ヨーク31b部分、詳細には下ヨーク31bの外側縁部
分に磁気シールド板5近傍を始端として形成されてい
る。切欠範囲は、磁気シールド板5近傍を始端とするも
のであれば、一部分であっても下ヨーク31bの外側縁全
長であってもそれは自由である。
【0018】切欠部6によって、磁性片3を介在として
磁気シールド板5前方から下ヨーク31b に至る漏洩磁束
(符号100 を付けて説明する)のその密度が広くなった
空間部によってより低密度になり、磁性片3に働く磁力
吸引力を小さく止めることができる(図5)。
【0019】従って、可動コイル31d がロックする直前
やロックを解除した直後までの間、詳細には、CSSゾ
ーン22からデータゾーン12に回動させる時或いはデータ
ゾーン12からCSSゾーン22に回動させる時の磁性片3
に作用する漏洩磁束100 、200 による総和磁力吸引力が
シーク動作の制御を阻害しない程度まで弱くすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態を示す要部の平面断面図。。
【図2】磁性片をロックした状態の同要部の同平面断面
図。
【図3】磁性片をロックした状態のコイルロック機構の
要旨を示す拡大図。
【図4】ロック状態のコイルロック機構を示す拡大図。
【図5】ロック直前やロック解除直後までの間のコイル
ロック機構を示す拡大図。
【図6】従来のアクチュエータラッチの使用状態を示す
平面断面図。
【図7】ロック状態のコイルロック機構を示す拡大図。
【図8】ロック直前やロック解除直後までの間のコイル
ロック機構を示す拡大図。
【符号の説明】
A :アクチュエータラッチ 31 :ボイスコイル
モータ 11 :キャリッジ 3 :磁性片 31d:可動コイル 5 :磁気シールド
板 4 :ラッチマグネット a :コイルロック
機構 6 :切欠部 31b:下ヨーク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−267225(JP,A) 特開 平4−186575(JP,A) 特開 平4−67477(JP,A) 特開 昭63−20781(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 21/22 G11B 21/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイスコイルモータの可動コイルもしく
    はキャリッジの後端に取付けられた磁性片と、下ヨーク
    に固定されたラッチマグネットと、ラッチマグネットの
    上記磁性片側の側面に設けた磁気シールド板とで構成さ
    れ、キャリッジが停止状態になっている時に磁性片が磁
    気シールド板上に近接して配置されて、ラッチマグネッ
    トの磁力吸引でロックするコイルロック機構を備えたア
    クチュエータラッチにおいて、磁性片の回動方向に沿う
    下ヨーク部分に磁気シールド板近傍を始まりとする切欠
    部を設けたことを特徴とするアクチュエータラッチ。
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US7369367B2 (en) * 2002-04-04 2008-05-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Disk drive voice coil motor yoke assembly having proximity latch magnet pair attracting and holding voice coil bias steel therebetween
KR100468751B1 (ko) * 2002-07-16 2005-01-29 삼성전자주식회사 하드 디스크 드라이브의 액츄에이터 로킹 장치

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