JPH0362377A - 磁気ディスク装置のアンロード機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） この発明は、磁気ディスクに対してデータの記録再生を
行う磁気ディスク装置における非動作時のためのアンロ
ード機構に関する。

（従来の技術） 従来の磁気ディスク装置の一例を、第６図に平面図で、
第７図に要部縦断正面図で、それぞれ示した。

ベース１ａおよびカバー１ｂからなるケース２にはスピ
ンドルモータ３が内装され、上下両面に所定のデータを
データエリア５に記録し、かつ、コンタクトスタートス
トップエリア７（以下これをＣ８Ｓエリアと略称する）
を備えている磁気ディスク９が、スピンドルモータ３に
よって所定の速度で回転する構造である。

ベース１に立設されたピボット軸１１によってアクチュ
エータアーム１３が揺動自在に枢支され、磁気ディスク
９に対してデータの記録再生を行う上下の磁気ヘッド１
５．１５が、ヘッドアーム１７．１７を介してアクチュ
エータアーム１３の揺動先端部に取付けられている。

アクチュエータアーム１３を揺動させるモータは、アク
チュエータアーム１３に取り付けられたコイル１９とケ
ース２側に取り付けられたヨーク２１．２２およびマグ
ネット２３とから構成されており、コイル１９を流れる
電流を制御することによってマグネット２３との作用に
よりアクチュエータアーム１３はピボット軸１１の回り
に回動して磁気ヘッド１５はＣ８Ｓエリア７又はデータ
エリア５の所定位置に移動位置決めされる構造である。

そして非動作時（記録再生が行われていな、いとき）で
は、第６図のように磁気ヘッド１５がＣ８Ｓエリア７上
に接触した装置となるようにアクチュエータアーム１３
はキャリッジロック２つでロックされる。このとき、ソ
レノイド３１の作動子３３が、図示のように突出してア
クチュエータアーム１３の切欠部３５に係合している。

一方、動作開始信号によってスピンドルモータ３（ま磁
気ディスク９を回転始動させ、ある回転速度まで立上る
と磁気ヘッド５は磁気ディスク９に対する空気軸受作用
によって浮上し、所定回転速度になると作動子３３が引
込んでキャリッジロック２９はロック解除される。次に
コイル１９の通電が制御されて磁気ヘッド１５がＣ５Ｓ
エリア７から離れてデータエリア５の所定位置に到達す
るようにアクチュエータアームエ３が回動し、データの
記録再生が行われる。

（発明が解決しようとする課題） 前述のように従来の磁気ディスク装置では非動作時は磁
気ヘッド１５は磁気ディスク９に接触しているので、次
の問題点がある。

（ａ）非動作時に外力が作用し、又は動作中から非動作
に移行して磁気ヘッド１５が下降するときなどその振動
、衝撃のため磁気ヘッド１５がバウンドして磁気ディス
ク９を叩き、その磁性面に傷が付き、この傷によって発
生する塵埃のため、磁性面に記録されているデータが破
壊されることがある。

（ｂ）磁気ディスク９と磁気ヘッド１５はその表面精度
が非常に高いので、磁気ディスクつと磁気ヘッド１５の
接触面に介在する温気などが加わると前記双方が吸着し
、スピンドルモータ３が回転できないことがある。

（ｃ）動作状態に移行する際の磁気ディスク９の回転立
上り又は、非動作となる際の磁気ディスク９の回転立下
りにおいて、ある回転速度以下では磁気ヘッド１５が接
触したまま磁気ディスク９は回転しているので、磁気デ
ィスク９に予め塗布されている潤滑剤が前記接触状態で
の回転によって除々に摩耗、除去され、これにより、磁
気ディスク９の使用寿命が制限をうける。

この発明は従来の磁気ディスク装置のこのような問題点
を解決すべく提案されたものであり、その目的は、非動
作時では磁気ヘッドを磁気ディスク上から外すようにし
て、前記従来装置の問題点を解決しようとすることにあ
る。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 前記課題を解決するためのこの発明の構成は、磁気ディ
スク面とほぼ同一面を有するヘッド保持体を磁気ディス
クの側方に近接させて配置し、前記磁気ディスクに対し
てデータの記録再生を行う磁気ヘッドを本装置の非動作
時に前記ヘッド保持体上に位置決め可能に設ける構成と
しである。

（作用） 非動作時には、アクチュエータアームを磁気ディスクの
外側方に移動させると、磁気ヘッドは磁気ディスク面上
から外れてヘッド保持体上に位置し、ここで静止、保持
される。

このように、非動作時では磁気ヘッドは磁気ディスクか
ら外れているので、外力等が装置に作用しても磁気ディ
スクが磁気ヘッドで叩かれる如き従来の問題は起り得ず
、非動作時に磁気ヘッドが磁気ディスクに吸着されたり
、あるいは、低速回転時の接触のため磁気ディスク面上
の潤滑剤が除去されるなどの従来の問題も、この発明に
よって解消されることになる。

（実施例） 次にこの発明の実施例を図に基づいて説明する。

磁気ディスク装置の非動作状態の平面図を第１図に、そ
の要部側面図を第２図に、動作状態の平面図を第３図に
、第３図の縦断正面図を第４図に、第３図の要部側面図
を第５図に、それぞれ示した。

前記第６図と第７図で説明した従来の磁気ディスク装置
における各部材と同等の部材については、共に同一の符
号を付してこれらの各部材の構造の説明は省略した。

即ち、ベースｌａおよびカバー１ｂからなるケース２と
これに内装されるスピンドルモータ３とピボット軸１１
、ピボット軸１１で枢支され、たアクチュエータアーム
１３とこれに取付けられた上下のへラドアーム１７と磁
気ヘッド１５、アクチュエータアーム１３を揺動させる
モータを構成するコイル１つとヨーク２１．２２とマグ
ネット２３は、前記従来装置と同等のものを用いてよい
。

磁気ディスク４１は、外周側にＣ８Ｓエリア７を、中心
側にデータエリア５を、それぞれ設けている。

アクチュエータアーム１３のスイング回動範囲は、磁気
ディスク４１のデータエリア５とＣ３Ｓエリア７の全面
のほか、磁気ヘッド１５が磁気ディスク４１から外側方
へ外れる非動作位置まで広くなるようにしている。

前記非動作位置にあるアクチュエータアーム１３の磁気
ヘッド１５を保持するため、磁気ディスク４１の厚さと
ほぼ同一厚さの板で作ったヘッド保持体４３を、ベース
１ａに立設されている支柱４５へ、ビス４７によって取
付けている。動作時では第５図のように磁気ディスク４
１の上下面に対し微小な隙間を保っている上下の磁気ヘ
ッ、ド１５は、アクチュエータアーム１３が非動作位置
へスイング回動するとき、磁気ディスク４１面上から外
れてヘッド保持体４３の上下面にそれぞれ軽く接触し、
ここで静止、保持される。

そして、この保持状態で磁気ヘッド１５がヘッド保持体
４３に吸着されるのを防ぐため、ヘッド保持体４３の表
面を、適宜に粗面に形成し、適正な摩擦が磁気ヘッド１
５とヘッド保持体４３との間に発生するようにしている
。具体的には、ヘッド保持体４３を、例えばステンレス
板で作って表面を仕上げ、或いは硬質合成樹脂板で形成
して表面を若干、粗面にしている。

アクチュエータアーム１３を非動作位置にロックするキ
ャリッジロック２９は、第１図のように作動子３３が突
出したときアクチュエータアーム１７の切欠部３５に係
合する構造であり、第３図のように作動子３３が引込む
と切欠部３５から離れるので、アクチュエータアーム１
７のスイング回動は可能となる。磁気ディスク４１から
アクチュエータアーム１３が非動作位置にスイング、回
動する際の行き過ぎを防止するためのストッパ４９を、
ヨーク２５の一端に設けている。

ベース１ａとカバー１ｂとの接合面はシール５１によっ
て封止されている。

次に動作を説明する。

第１図の非動作位置にあるアクチュエータアーム１３は
、切欠部３５にキャリッジロック２９の非励磁の作動子
３３が係合してロックされ、上下の磁気ヘッド１５は、
ヘッド保持体４３の上下面に接して保持される。

このように非動作時では磁気ヘッド１５は磁気ディスク
４１から外れているので、外力等が装置本体に作用して
も磁気ディスク４１が磁気ヘッド５によって叩かれる恐
れや、非動作時に磁気ヘッド１５が磁気ディスク４１に
吸着されることなどの従来装置の問題は、この実施例に
よって解消される。

そして、動作に際してスピンドルモータ３が回転を始め
、磁気ディスク４１がある回転速度まで立上るとキャリ
ッジロック２９のソレノイド、３１に通電され、作動子
３３は引込み、切欠部３５から外れる。次に、コイル１
つに所定の通電が行われてアクチュエータアーム１３が
磁気ディスク４１に向ってスイング回動じ、これに伴い
磁気ヘッド１５は磁気ディスク４１上のＣ８Ｓエリア７
を経てデータエリア５に到達しここで所定の記録再生が
行われる。

記録再生動作が終って電源が切られると、磁気ヘッド１
５はスピンドルモータ３の逆起電力、図示外のコンデン
サなどによりアクチュエータアーム１３と共に磁気ディ
スク４１の外周側に回動して磁気ディスク４１から外れ
、磁気ヘッド１５はヘッド保持体４３に乗り、アクチュ
エータアーム１３の他端側かストッパ４９に衝突して前
記回動は停止する。

このとき作動子３３は突出しているので、アクチュエー
タアーム１３の切欠部３５に作動子３３が係合してこれ
によりアクチュエータアーム１３は非動作位置にロック
されることになる。

なお、前記図示例では磁気ディスク４１の上下両面を、
それぞれ上下の磁気ヘッド１５によって記録再生を行う
構成であるが、かかる構成のほか、例えば上下に配設し
た複数枚の磁気ディスクと複数個の磁気ヘッドからなる
構成の磁気記録再生装置にもこの発明は適用でき、さら
に、アクチュエータアームが直線運動をするタイプにも
前記この発明を支障なく適用できる。

〔発明の効果〕

以上によって明らかなようにこの発明の構成によれば、
非動作時や回転立上り時などでは磁気ヘッドは磁気ディ
スクから外れているので、外力が作用してその振動、衝
撃のために磁気ヘッドが上下動してもこれによって磁気
ディスクが叩かれて磁性面が損傷することは起り得ず、
又、非動作時に磁気ヘッドが磁気ディスク面に吸着され
たり、あるいは、低速回転時に磁気ヘッドが磁気ディス
クに接触して磁気ディスク表面の潤滑剤か除去されるな
どの従来装置の問題も、この発明によって解消すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明装置の一実施例の非動作時における平
面図、第２図は第１図の要部側面図、第３図は第１図の
装置の動作時における平面図、第４図は第３図の縦断正
面図、第５図は第３図の要部側面図、第６図は従来装置
の平面図、第７図は第６図の縦断正面図である。 １５・・・磁気ヘッド ４１・・・磁気ディスク ４３・・・ヘッド保持体

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ディスク面とほぼ同一面を有するヘッド保持体を磁
   気ディスクの側方に近接させて配置し、前記磁気ディス
   クに対してデータの記録再生を行う磁気ヘッドを本装置
   の非動作時に前記ヘッド保持体上に位置決め可能に設け
   たことを特徴とする磁気ディスク装置のアンロード機構
   。