JP2736180B2 - キャリッジアーム駆動機構の組付構造 - Google Patents

キャリッジアーム駆動機構の組付構造

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JP2736180B2
JP2736180B2 JP6719391A JP6719391A JP2736180B2 JP 2736180 B2 JP2736180 B2 JP 2736180B2 JP 6719391 A JP6719391 A JP 6719391A JP 6719391 A JP6719391 A JP 6719391A JP 2736180 B2 JP2736180 B2 JP 2736180B2
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yoke
magnet
top yoke
bottom yoke
carriage arm
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信行 田中
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ヘッドを備えた
キャリッジアームを移動させる駆動機構の組付構造に関
する。
【0003】
【従来の技術】この種のキャリッジアーム駆動機構の組
付構造をもつ、例えば磁気ディスク装置の内部構造の概
略を図3に平面図として示す。記録媒体である磁気ディ
スク1は、装置基台3に装着されたスピンドルモータ5
によって高速回転する。磁気ディスク1に対して情報の
記録再生を行う磁気ヘッド7は、中心軸9を中心として
装置基台3に対して回動するキャリッジアームとしての
スイングアーム11の先端側に、支持ばね機構13を介
して取り付けられている。
【0004】スイングアーム11の基端側には、スイン
グアーム11の駆動機構を構成するボイスコイルモータ
の一部であるコイル15が設けられている。図3の拡大
されたA−A断面図である図4に示すように、コイル1
5の上方の近接した位置にはマグネット17が配置さ
れ、マグネット17はマグネット17から発生する磁束
による磁気回路を形成する磁性体からなるヨーク19に
取り付けられている。ヨーク19は、装置基台3とコイ
ル15との間に配置されて装置基台3に取り付けられる
ボトムヨーク21と、コイル15に対しボトムヨーク2
1と反対側に配置されるトップヨーク23と、トップヨ
ーク23をボトムヨーク21に取り付けるための、図4
では図示していない一対のサイドヨーク25,27とか
ら構成されている。一方のサイドヨーク25は、ボトム
ヨーク21と一体となった板状の垂直部分で構成され、
他方のサイドヨーク27はボトムヨーク21から立設さ
れた棒状部材で構成されている。この棒状部材のサイド
ヨーク27の上端にねじ孔が形成され、これに対応して
トップヨーク23にはねじ挿入孔が形成され、この挿入
孔からねじ29を挿入してねじ孔にねじ込むことで、ト
ップヨーク23はボトムヨーク21にサイドヨーク2
5,27を介して取り付けられることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ヨーク
19及びマグネット17は、ボイスコイルモータの駆動
力を所定に維持するために、スイングアーム11のコイ
ル15の回動軌跡上に配置する必要から、ほぼ円弧状に
形成されている。このため、トップヨーク23を支持す
るサイドヨーク25,27の中心位置Ysは、トップヨ
ーク23全体からみるとかなり中心軸9側にずれてお
り、これに対しマグネット17の吸引力の中心位置Ms
は、サイドヨーク25,27の中心位置Ysに対し中心
軸9と反対側にずれている。
【0006】このため、ボトムヨーク21を装置基台3
に装着し、さらにスイングアーム11を中心軸9を介し
て装置基台3に取り付けた後、トップヨーク23をねじ
29を用いてボトムヨーク21に組み付ける際に、トッ
プヨーク23をサイドヨーク25,27上に載置する
と、サイドヨーク25,27の中心位置Ysよりマグネ
ット17の吸引力の中心位置Ms側のトップヨーク23
が、マグネット17のボトムヨーク21に対する吸引力
により図4の矢印Bのようにボトムヨーク21側に移動
し、二点鎖線図示のように傾いてしまう。
【0007】マグネット17の吸引力はかなり強力なの
で、傾いた際にマグネット17がスイングアーム11に
衝突して衝撃を与え、これによってマグネット17が破
損したり、スイングアーム11に損傷を与え、さらにこ
のとき発生する塵埃が装置内部に取り込まれることで、
磁気ヘッドの磁気ディスクに対する記録再生動作に支障
を来たす虞がある。このようなトップヨーク23の傾き
を防止するには、トップヨーク23を持ち上げて押さえ
ながら組み付け作業を行う必要があり、作業能率が極め
て悪いものとなる。
【0008】そこで、サイドヨーク25,27の中心位
置Ysを、マグネット17の吸引力の中心位置Msに近
付ければ、上記問題はある程度解消できると考えられる
が、サイドヨーク25,27の位置は、スイングアーム
11の回動範囲を考慮するなどした上で、装置内の限ら
れたスペース内にて可及的にマグネット17の吸引力の
中心位置Msに近付けて設けてあり、これ以上のサイド
ヨーク25,27の中心位置Ms側への移動は事実上不
可能である。
【0009】そこでこの発明は、トップヨークのボトム
ヨークへの組み付け作業性を向上させることを目的とし
ている。
【0010】[発明の構成]
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
にこの発明は、磁気ヘッドを記録媒体上を移動させて所
定の情報トラック位置に位置決めさせる移動可能なキャ
リッジアームを備え、このキャリッジアームを移動させ
る駆動機構が、キャリッジアームに設けられるコイル
と、コイルに近接して配置されるマグネットと、マグネ
ットが装着されマグネットから発生する磁束による磁気
回路を形成して装置基台に設けられるヨークと、から構
成され、このヨークは、装置基台とコイルとの間に配置
されて装置基台に取り付けられるボトムヨークと、コイ
ルに対しボトムヨークと反対側に配置されてボトムヨー
クに取り付けられるトップヨークとから構成され、前記
トップヨークがボトムヨークに取り付けられる状態で、
トップヨークにおけるボトムヨーク側の少なくとも一部
位に近接して配置される支持部を、前記装置基台に設け
たものである。
【0012】
【作用】このようなキャリッジアーム駆動機構の組付構
造において、トップヨークをボトムヨークに組み付ける
際に、トップヨークをボトムヨーク上に載置すると、マ
グネットによる吸引力により、トップヨークはボトムヨ
ーク側に移動しようとする力が作用するが、このときト
ップヨークの一部位が装置基台側の支持部に接触してト
ップヨークの傾斜を防止する。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
【0014】図1は、この発明の一実施例に係わる磁気
ディスク装置の内部構造の概略を示す平面図、図2は図
1の拡大されたC−C断面図である。ここでは、前記図
3及び図4と同一構成要素には同一符号を付してある。
この磁気ディスク装置におけるスイングアーム11を回
動させるボイスコイルモータのトップヨーク23は、図
1に示すようにボトムヨーク21に対して図中で左方向
に突出する突出部23aが形成され、この突出部23a
のボトムヨーク21側の面に対向して装置基台3には、
支持部としてのトップヨーク支持突起31が一体成形さ
れている。
【0015】トップヨーク支持突起31は、トップヨー
ク23がボトムヨーク21に組み付けられた状態では、
トップヨーク23の下面との間に僅かな隙間tを形成す
る。トップヨーク23の組み付け作業に当たっては、ま
ずボトムヨーク21及びスイングアーム11を順次装置
基台3に取り付けた後、トップヨーク23をサイドヨー
ク25,27上に載置する。このとき、マグネット17
の吸引力によってトップヨーク23は、サイドヨーク2
5,27の中心位置Ysより、マグネット17の吸引力
の中心位置Ms側が、ボトムヨーク21に近付こうとす
る力を受ける。これにより、トップヨーク23は突出部
23a側がボトムヨーク21側に移動して隙間tに相当
する分だけ多少傾斜するが、突出部23aの下面はトッ
プヨーク支持突起31の上端に接触してトップヨーク2
3の大きな傾斜は防止される。
【0016】この結果、マグネット17のスイングアー
ム11への衝突が回避され、これによりマグネット17
の破損、及びスイングアーム11の損傷が防止される。
その後、ねじ29を締結することにより、トップヨーク
23はボトムヨーク21に組み付けられる。組み付け後
は、トップヨーク23の突出部23aの下面と、トップ
ヨーク支持突起31との間に隙間tが形成されるので、
トップヨーク23はボトムヨーク21に対して所定の間
隔が維持されて組み付け状態が良好となる。
【0017】マグネット17の破損及びスイングアーム
11の損傷が防止されることにより、塵埃の発生が回避
されるので、塵埃が装置内部に取り込まれることによる
磁気ヘッドの磁気ディスクに対する記録再生動作の悪影
響が防止される。また、組み付け作業時には、トップヨ
ーク支持突起31がトップヨーク23を支持するので、
トップヨーク23を持ち上げて押さえながらを行う必要
がなくなり、作業能率が向上する。
【0018】なお、上記実施例では、マグネット17が
トップヨーク23に装着されているものについて説明し
たが、マグネット17がボトムヨーク21に装着されて
いるもの、あるいはトップヨーク23とボトムヨーク2
1との双方に装着されているものに、この発明を適用し
てもよい。また、キャリッジアームとしては、回動する
スイングアーム11のほか直線移動するスライドアーム
でもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、トップヨークがボトムヨークに取り付けられる状態
で、トップヨークにおけるボトムヨーク側の少なくとも
一部位に近接して配置される支持部を装置基台に設けた
ため、トップヨークをボトムヨークに組み付ける際に、
トップヨークをボトムヨーク上に載置して、マグネット
の吸引力によりトップヨークにボトムヨーク側に移動し
ようとする力が作用しても、このときトップヨークの一
部位が装置基台側の支持部に接触してトップヨークの大
きな傾斜を防止することがができる。これにより、トッ
プヨークのスイングアームへの衝突が回避できるととも
に、組み付け作業時にトップヨークを持ち上げて押さえ
ながらを行う必要がなくなり、作業能率の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わる図2に示す磁気デ
ィスク装置における拡大されたC−C断面図である。
【図2】この発明の一実施例に係わる磁気ディスク装置
の内部構造を示す平断面図である。
【図3】従来例に係わる磁気ディスク装置の内部構造を
示す平断面図である。
【図4】図3の拡大されたA−A断面図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク(記録媒体) 3 装置基台 7 磁気ヘッド 11 スイングアーム(キャリッジアーム) 15 コイル 17 マグネット 19 ヨーク 21 ボトムヨーク 23 トップヨーク 31 トップヨーク支持突起(支持部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを記録媒体上を移動させて所
    定の情報トラック位置に位置決めさせる移動可能なキャ
    リッジアームを備え、このキャリッジアームを移動させ
    る駆動機構が、キャリッジアームに設けられるコイル
    と、コイルに近接して配置されるマグネットと、マグネ
    ットが装着されマグネットから発生する磁束による磁気
    回路を形成して装置基台に設けられるヨークと、から構
    成され、このヨークは、装置基台とコイルとの間に配置
    されて装置基台に取り付けられるボトムヨークと、コイ
    ルに対しボトムヨークと反対側に配置されてボトムヨー
    クに取り付けられるトップヨークとから構成され、前記
    トップヨークがボトムヨークに取り付けられる状態で、
    トップヨークにおけるボトムヨーク側の少なくとも一部
    位に近接して配置される支持部を、前記装置基台に設け
    たことを特徴とするキャリッジアーム駆動機構の組付構
    造。
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