JPH10297294A - エンジンの動力伝達装置 - Google Patents

エンジンの動力伝達装置

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JPH10297294A
JPH10297294A JP9110609A JP11060997A JPH10297294A JP H10297294 A JPH10297294 A JP H10297294A JP 9110609 A JP9110609 A JP 9110609A JP 11060997 A JP11060997 A JP 11060997A JP H10297294 A JPH10297294 A JP H10297294A
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JP
Japan
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engine
belt
shaft
center
crankshaft
Prior art date
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Application number
JP9110609A
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English (en)
Inventor
Minoru Seto
穣 瀬戸
Kazuhiko Izumi
和彦 泉
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K5/00Arrangement or mounting of internal-combustion or jet-propulsion units
    • B60K5/04Arrangement or mounting of internal-combustion or jet-propulsion units with the engine main axis, e.g. crankshaft axis, transversely to the longitudinal centre line of the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/04Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing
    • B60K17/06Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing of change-speed gearing
    • B60K17/08Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing of change-speed gearing of mechanical type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D43/00Automatic clutches
    • F16D43/02Automatic clutches actuated entirely mechanically
    • F16D43/04Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed
    • F16D43/14Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by angular speed with centrifugal masses actuating the clutching members directly in a direction which has at least a radial component; with centrifugal masses themselves being the clutching members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D47/04Systems of clutches, or clutches and couplings, comprising devices of types grouped under at least two of the preceding guide headings of which at least one is a freewheel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/04Freewheels or freewheel clutches combined with a clutch for locking the driving and driven members

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の左右の重量バランスを一層向上させ、
操縦安定性の向上を図ると共に、車幅を小さくすること
が可能である。 【解決手段】 エンジン12の動力をVベルト無段変速
機Bにより変速して駆動部へ伝達し、エンジン12のク
ランク軸207を車体幅方向に延在させ、このクランク
軸207と平行にVベルト無段変速機BのVベルト26
1のプライマリ軸251を配置するエンジン12の動力
伝達装置において、シリンダ中心L2とVベルト261
との間に車体中心L1が位置するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば不整地を
走行するバギー車等の車両に備えられるエンジンの動力
伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば不整地を走行するバギー車等の車
両には、エンジンの動力伝達装置が備えられ、 エンジ
ンのクランク軸を車幅方向に延在させ、このクランク軸
と平行にVベルト無段変速機のVベルトのプライマリ軸
を配置し、またクランク軸端に遠心クラッチを配置する
とともに、クランク軸と同軸上にVベルトのプライマリ
軸を配置し、エンジンの動力をVベルト無段変速機によ
り変速して駆動部へ伝達して走行するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クランク軸
と平行に延びるVベルトのプライマリ軸を配置したり、
またクランク軸端に遠心クラッチを配置するとともに、
クランク軸と同軸上にVベルトのプライマリ軸を配置す
ると、エンジンの重心がVベルト無段変速機や遠心クラ
ッチが配置される側に移動する。
【0004】その結果、車両の左右の重量バランスが崩
れる。また、車体の一方向にエンジンがよって搭載され
るため、その分車幅が大きくなる等の問題がある。
【0005】この発明は、上記問題に鑑みてなされたも
ので、車両の左右の重量バランスを一層向上させ、操縦
安定性の向上を図ると共に、車幅を小さくすることが可
能なエンジンの動力伝達装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、『エン
ジンの動力をVベルト無段変速機により変速して駆動部
へ伝達し、前記エンジンのクランク軸を車幅方向に延在
させ、このクランク軸と平行に前記Vベルト無段変速機
のVベルトのプライマリ軸を配置するエンジンの動力伝
達装置において、シリンダ中心と前記Vベルトとの間に
車体中心が位置するようにしたことを特徴とするエンジ
ンの動力伝達装置。』であり、シリンダ中心とVベルト
との間に車体中心が位置するようにすることで、車両の
左右の重量バランスを向上させ、操縦安定性の向上を図
ると共に、車幅を小さくすることが可能である。ここ
で、シリンダ中心は、シリンダが複数設けられる場合、
複数あるシリンダ全体のクランク軸方向における中心で
ある。
【0007】請求項2記載の発明は、『エンジンの動力
をVベルト無段変速機により変速して駆動部へ伝達し、
前記エンジンのクランク軸を車幅方向に延在させ、この
クランク軸と同軸上に配したVベルトのプライマリ軸と
を遠心クラッチを介して連結したエンジンの動力伝達装
置において、シリンダ中心と前記Vベルトとの間に車体
中心が位置するようにしたことを特徴とするエンジンの
動力伝達装置。』であり、クランク軸端に遠心クラッチ
を配置すると共に、同軸上にVベルト無段変速機を配置
してもシリンダ中心とVベルトとの間に車体中心が位置
するようにすることで、車両の左右の重量バランスを向
上させ、操縦安定性の向上を図ると共に、車幅を小さく
することが可能である。ここで、シリンダ中心は、シリ
ンダが複数設けられる場合、複数あるシリンダ全体のク
ランク軸方向における中心である。
【0008】請求項3記載の発明は、『前記シリンダ中
心と前記Vベルトの間に、前記エンジンの前後方向に延
びて駆動部へ動力を伝達する駆動軸を配置したことを特
徴とする請求項1または請求項2記載のエンジンの動力
伝達装置。』であり、車両の左右の重量バランスを一層
向上させることができる。
【0009】請求項4記載の発明は、『前記シリンダは
単一であり、このシリンダの軸心とVベルトとの間に車
体中心を位置させたことを特徴とする請求項3記載のエ
ンジンの動力伝達装置。』であり、単一のシリンダでも
車両の左右の重量バランスを一層向上させることができ
る。
【0010】請求項5記載の発明は、『前記駆動軸の少
なくとも一部を、前記クランク軸と前記プライマリ軸と
の間に介在させた遠心クラッチの下方近傍に配置したこ
とを特徴とする請求項3または請求項4記載のエンジン
の動力伝達装置。』であり、車両の左右の重量バランス
をさらに向上させることができる。
【0011】請求項6記載の発明は、『前記駆動軸の少
なくとも一部を、Vベルト無段変速機のプライマリ軸に
配置したシーブの下端縁よりも上方に位置させたことを
特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載のエ
ンジンの動力伝達装置。』であり、エンジンの上下方向
のコンパクト化が可能である。
【0012】請求項7記載の発明は、『前記遠心クラッ
チは湿式であり、この遠心クラッチを配置したクラッチ
室に駆動軸を配置したことを特徴とする請求項3乃至請
求項6のいずれかに記載のエンジンの動力伝達装置。』
であり、エンジンの上下方向の一層のコンパクト化が可
能であり、遠心クラッチの潤滑用のオイルで駆動軸も潤
滑できる。
【0013】請求項8記載の発明は、『前記エンジンは
動弁機構を備え、この動弁機構のカムチェチーンはシリ
ンダを挟んで車体中心の反対側に配置したことを特徴と
する請求項1または請求項2記載のエンジンの動力伝達
装置。』であり、シリンダを車体中心に近づけることが
できるので、操縦安定性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、この発明のエンジンの動
力伝達装置の実施の形態を添付図面に基づいて説明す
る。図1はエンジンの動力伝達装置を搭載した四輪駆動
式の四輪車両の側面図、図2は四輪駆動式の四輪車両の
駆動系の構成を示す平面図、図3はエンジンの動力伝達
装置の各軸の配置を示す図、図4は図3のIV-IV線に沿
う断面図、図5は遠心クラッチ及びVベルト無段変速機
の駆動側の縦断面図である。
【0015】この実施の形態の四輪車両1は、不整地を
走行するバギー車であって、その車体は前部が左右一対
の前輪2によって、後部が同じく左右一対の後輪3によ
って走行自在に支持されている。この四輪車両1の車体
フレーム4はパイプ枠構造に構成され、これは側面視略
矩形を成す左右一対のアッパーチューブ4aとダウンチ
ュープ4bを有し、両チューブ4a,4b間には補強フ
レーム4c,4dが架設されている。
【0016】また、車体前部であって、車体フレーム4
の車体中心L1上にはステアリングパイプ5が後方に向
かって斜め上方に立設されており、このステアリングパ
イプ5内にはステアリング軸100が回動自在に挿通し
ている。ステアリング軸100の上端にはバーハンドル
6が設けられている。
【0017】バーハンドル6のステアリング操作によっ
て左右一対の前輪2が操向操作されるが、前輪2はフロ
ントホイール軸7によって回動自在に軸支されるととも
に、フロントクッション8によって車体フレーム4に上
下動自在に懸架されている。前輪2は、樹脂にて一体成
形されたフロントフェンダ9によって被われている。
【0018】他方、車体の中央上部であって、ステアリ
ングパイプ5の後方には燃料タンク10が配置されてお
り、この燃料タンク10の後方にはシート11が配置さ
れている。シート11は、アッパーチューブ4aから車
体後方へ延出するシートレールフレーム4eによって支
持されている。また、車体の中央部であって、燃料タン
ク10の下方には4サイクル単気筒エンジン12が配設
され、このエンジン12はクランク軸207が車体幅方
向に延びるように車体フレーム4にマウントされてい
る。エンジン12は補強フレーム4cに固定された左右
一対のブラケット13と、アッパーチューブ4aに固定
された左右一対のブラケット14を介してその4点を車
体フレーム4にマウント支持され、 エンジン12の中
心、即ちシリンダ中心L2が車体中心L1に対して左側
にaだけオフセットされている。
【0019】エンジン12の吸気系を構成するエアクリ
ーナ15は、シート11の下方に配設されており、エア
クリーナ15に接続された吸気ダクト16はシート11
下方において燃料タンク10の後方に開口している。エ
アクリーナ15はキャブレタ17を介してエンジン12
の吸気側に接続されている。
【0020】また、エンジン12の排気側から前方に向
かって導出する排気管18は、車体右側、即ちエンジン
12がオフセットされる側とは反対側に向かって折り返
された後、エンジン12の側方を通って車体後方に延出
し、一方(右側)のダウンチューブ4bの内側を通って
マフラー19に繋がっている。
【0021】一方、エンジン12の後方であって、車体
フレーム4のアッパーチューブ4aとダウンチューブ4
bとの連結部に固定された左右一対のリヤアームブラケ
ット20には、リヤアーム21の前端がピボット軸22
によって上下揺動自在に枢着されている。リヤアーム2
1の後端部には、左右一対の後輪3がリヤホイール軸2
3によって回転自在に支承されている。リヤアーム21
は、リヤクッション24によって車体フレーム4に懸架
されている。
【0022】リヤアーム21は、ギヤボックス25に連
結され、四輪車両1は駆動方式として所謂シャフトドラ
イブ方式を採用するものであって、エンジン12の後部
から車体後方に向かって延出する駆動軸26は、リヤア
ーム21内に挿通されたドライブシャフト101の一端
にユニバーサルジョイント102を介して連結されてい
る。ドライブシャフト101の他端はギヤボックス25
内に収納された不図示のベベルギヤ機構に連結されてい
る。
【0023】エンジン12が駆動されると、その駆動軸
26の回転はリヤアーム21内のドライブシャフト10
1に伝達され、このドライブシャフト101の回転はギ
ヤボックス25内のベベルギヤ機構によってその方向を
90°変換されてリヤホイール軸23に伝達され、この
リヤホイール軸23の回転によって後輪3が回転駆動さ
れ、これによって四輪車両1が走行せしめられる。
【0024】一方、リヤクッション24は、車体フレー
ム4のクロスパイプ4fに固定された一対のブラケット
27に軸28によってその上端が支持されており、その
下端はリヤアーム21のギヤボックス25に固定された
ブラケット29に軸30によって支持されている。後輪
3は、樹脂にて一体成形されたリヤフェンダ900によ
って被われている。
【0025】リヤクッション24は車体中心L1に対し
て左側にbだけオフセットされている。リヤクッション
24を車体中心L1に対してbだけオフセットすること
により、車体中心L1に対してリヤクッション24と同
じ側にaだけオフセットされるエンジン12とリヤクッ
ション24とが同側に配され、リヤアーム21及び車体
フレーム4の幅寸法を縮小することができるとともに、
エンジン12の幅寸法を小さく抑えることができる。
【0026】エンジン12の前方の車体中心L1上には
フロントデフ(前側差動装置)32が配置されており、
フロントデフ32からは入力軸31が車体中心L1上を
後方に向かって延出されている。この入力軸31とエン
ジン12の前部から車体前方に向かって延出するドライ
ブシャフト33の前端はユニバーサルジョイント103
によって連結されている。ドライブシャフト33は、さ
らにユニバーサルジョイント34を介して駆動軸293
に連結されている。フロントデフ32の左右からは前輪
2に駆動力を伝達する一対の駆動軸36が外側方に向か
って延出しており、各前輪2は駆動軸36を挟んでこれ
の上下に配されるアッパーアーム37とロアーアーム3
8及びフロントクッション8によって車体側に上下動自
在に懸架されている。
【0027】エンジン12が駆動されると、その回転は
後輪3に伝達される同時に、ドライブシャフト33、フ
ロントデフ32及び駆動軸36を経て前輪2に伝達さ
れ、前輪2と後輪3が同時に駆動される。このように、
エンジン12の動力を駆動部である前輪2と後輪3へ伝
達することで、四輪車両1が走行せしめられる。
【0028】次に、四輪駆動式の四輪車両1に搭載され
るエンジン12の動力伝達装置について説明する。図4
はVベルト無段変速機の駆動側250及び従動側270
を示し、駆動側250を示す断面は高速状態を示し、従
動側270を示す断面は下の半断面は高速状態を示し、
上の半断面は低速状態を示している。図5のVベルト無
段変速機の駆動側250を示す断面は、低速状態を示し
ている。
【0029】エンジン12の左右割のクランクケース2
01上には、シリンダブロック202が載置され、さら
にシリンダブロック202上にはシリンダヘッド203
が載置され、さらにヘッドカバー200が設けられてい
る。左右割のクランクケース201の割り面は、図4に
示すようにシリンダ中心L2上に位置している。
【0030】シリンダブロック202に往復動可能に設
けられたピストン204と、シリンダヘッド203との
間に燃焼室205が形成される。ピストン204は、コ
ンロッド206によりクランク軸207と連結され、こ
のクランク軸207は左右割のクランクケース201に
カム室側の軸受208と、クラッチ室側の第1軸受20
9を介して回動可能に軸支されている。
【0031】クランク軸207の一端部には、カム軸駆
動ギア210、発電機211及びリコイルスタータ99
0が設けられている。カム軸駆動ギア210と、吸気側
及び排気側のカム軸212のスプロケット213との間
には、カムチェーン214が巻き掛けられ、カム軸駆動
ギア210に連動してカム軸212が回転する。カム軸
212は、シリンダヘッド203とヘッドカバー200
に軸支され、カム軸212の回転により不図示の吸気弁
及び排気弁を所定のタイミングで開閉する動弁機構Gが
備えられ、この動弁機構Gによって吸気弁及び排気弁が
作動されて燃焼室205にキャブレタ17から混合気が
供給され、この混合気を燃焼させて排気管18へ排出す
る。
【0032】クランク軸207の他端部には、バランサ
駆動ギア215、遠心クラッチA及びVベルト無段変速
機Bの駆動側250が配置されている。220はクラン
クケース201に軸支されたバランサ軸であり、バラン
サ駆動ギア215にバランサ軸220のバランサギア2
21が噛み合い、バランサ駆動ギア215に連動してバ
ランサ軸220が回転する。
【0033】左右割の一方のクランクケース201に
は、変速機カバー230が設けられ、変速機カバー23
0の内側は仕切り壁231によりクラッチ室232と変
速機室233が区画され、仕切り壁231は、左右割の
一方のクランクケース201に締付ボルト234で締付
固定されている。クラッチ室232には、遠心クラッチ
Aが配置され、変速機室233には、Vベルト無段変速
機Bの駆動側250が配置されている。
【0034】遠心クラッチAは、クラッチ出力軸240
の内側が第2軸受241を介してクランク軸207に軸
支され、またクラッチ出力軸240の外側が第3軸受2
42を介して仕切り壁231に軸支されている。クラッ
チ出力軸240には、クラッチハウジング243がリベ
ット244で固定され、クラッチハウジング243の内
側に遠心ウエイトシュー245が配置されている。遠心
ウエイトシュー245の一端部245aは、支持ピン2
46を支点に回動可能に支持され、この支持ピン246
はインナープレート247に設けられ、インナープレー
ト247はクラッチ入力軸248に固定され、このクラ
ッチ入力軸248はクランク軸207に一体回転可能に
係合されている。
【0035】遠心ウエイトシュー245は、クランク軸
207、クラッチ入力軸248、インナープレート24
7の回転が一定以上になると、一端部245aが支持ピ
ン246を支点にして外方へ回動し、他端部245bが
遠心力で外方へ開いてクラッチハウジング243の内側
に摺接してクラッチハウジング243へ回転力を伝達
し、これによりクラッチ出力軸240がクランク軸20
7と一体回転する。クラッチ入力軸248とクラッチ出
力軸240との間には、エンジンブレーキ用のワンウェ
イクラッチ249が配置されている。
【0036】クラッチ出力軸240は、Vベルト無段変
速機Bの駆動側250のプライマリ軸251に一体回転
可能に連結されている。プライマリ軸251の先端部2
51aは、第4軸受252を介して変速機カバー230
の支持部230eに軸支されている。支持部230eに
は、図5に示すようにシール253、抜け止めプレート
254が設けられ、第4軸受252をシールしている。
【0037】プライマリ軸251のスプライン部251
bには、固定シーブ255がスプライン係合され、さら
にカラー256、カムプレート257を装着し、ナット
258によりこれらがプライマリ軸251に対して締付
固定され、固定シーブ255はプライマリ軸251と一
体回転可能になっている。固定シーブ255は盤状で、
円錐面255aと反対側面に冷却風導入用のフィン25
5bが複数個一体形成され、回転によって外部の空気を
変速機室233の内部に吸入するようになっている。
【0038】カラー256には可動シーブ259がブッ
シュ260を介してプライマリ軸251の軸方向に摺動
可能に遊合され、可動シーブ259の円錐面259aは
固定シーブ255の円錐面255aと対向して、この間
にVベルト261を挟持させるようになっている。可動
シーブ259の円錐面259aと反対側の開口部には内
方に突出するガイド部259bが一体形成され、カムプ
レート257の外周がスライダ262を介して係合され
ている。
【0039】可動シーブ259にはカム部259cが形
成され、またカムプレート257には傾斜部257aが
対向して形成されており、カム部259cと傾斜部25
7aの間には遠心ウエイト263が設けられている。遠
心ウエイト263はプライマリ軸251の回転による遠
心力に応じて、可動シーブ259のカム部259cと、
カムプレート257の傾斜部257aにガイドされて、
半径方向へ移動して可動シーブ259を軸方向へ移動さ
せ、可動シーブ259と固定シーブ255の円錐面25
9a,255a間の間隔を変化させて変速する。
【0040】エンジン12のクランク軸207の端面2
07aとVベルト無段変速機Bのプライマリ軸251の
端面251cとの間の隙間に、クランク室232と変速
機室233を区画する仕切り壁231に形成したオイル
通路600からオイルを導いてオイル室601を形成し
ている。オイル通路600の上流側には、クランクケー
ス201に形成したオイル通路602が連通し、このオ
イル通路602にオイルポンプ603の駆動によりオイ
ルが供給される。クランク室232には、前輪2に動力
を伝達する駆動軸293が車体前後方向に配置され、こ
の駆動軸293の一部がクランク室232のオイルOi
に浸っている。また、駆動軸293は、遠心クラッチA
の下方近傍に位置し、かつ駆動軸293の上部は可動シ
ーブ259と固定シーブ255の下端よりも上方に位置
している。なお、駆動軸293は、遠心クラッチAの真
下でなくてもよく、遠心クラッチAに対してクランク軸
207の軸方向に多少ずれてもよい。
【0041】クランク室232の下部には、オイルが貯
留され、オイルポンプ603の駆動によりオイルが吸い
上げられてエンジン12の各部へ供給し潤滑する。クラ
ンク軸207の軸心に設けたオイル通路605は、オイ
ル室601に連通している。このオイル通路605は、
連通孔606を介してクラッチ入力軸249に形成され
た連通孔607に連通し、クランク軸207の軸心に設
けたオイル通路605からワンウエイクラッチ249に
オイルを供給する。
【0042】ワンウエイクラッチ249に供給されたオ
イルは、クラッチハウジング243に形成された連通孔
243aからクラッチハウジング243の内側にオイル
を供給して各部を潤滑してクランク室232内に戻され
る。
【0043】このように、クランク室232と変速機室
233を区画する仕切り壁231にオイル通路600を
形成し、Vベルト無段変速機側にオイル通路を形成する
ことがない分コンパクトであり、しかもVベルト無段変
速機側へのオイルが漏れない。また、プライマリ軸25
1にはオイルを通すための通路を形成する必要がないの
で、可動シーブ259及び固定シーブ255の小型化を
図ることができる。
【0044】また、クランク軸207の端面207aと
Vベルト無段変速機Bのプライマリ軸251の端面25
1cとの間の隙間を利用したオイル室601からクラン
ク軸207の軸心に設けたオイル通路605にオイルを
導く、簡単な構造で、確実にクランク軸207まわりに
オイルを供給して潤滑することができる。
【0045】メイン軸271には支持筒272、固定プ
レート273が締付ナット274によって固定され、メ
イン軸271と一体回転可能になっている。固定プレー
ト273には、固定シーブ275がリベット276によ
り固定されている。支持筒272にはスライド筒277
が軸方向に移動可能に設けられ、このスライド筒277
には可動シーブ278が固定されている。スライド筒2
77のフランジ部277aとメイン軸271に固定した
スプリング受部材279との間には、スプリング280
が設けられ、このスプリング280により可動シーブ2
78が常に固定シーブ275側に付勢されている。
【0046】このエンジン12の動力伝達装置では、図
3に示すように、エンジン12のクランク軸207の軸
心O1を通る水平面L3の上側にメイン軸271を配置
し、水平面L3の下側にドライブ軸281と出力軸28
2を上下に配置し、クランク軸207、メイン軸27
1、ドライブ軸281及び出力軸282は、全て左右割
のクランクケース201に軸支されている。
【0047】メイン軸271は軸受300,301を介
して左右割のクランクケース201に軸支され、メイン
軸271のギア271a,271bは、ドライブ軸28
1に回動可能に設けられたギア283,284に噛み合
っている。ギア283とギア284との間には、ドッグ
クラッチ285が軸方向に移動可能に設けられ、ドッグ
クラッチ285がギア283及びギア284のいずれと
も係合していないときが中立位置であり、ギア283に
係合されると減速比が小さくなり(減速の程度が少なく
なる)、ギア284に係合すると減速比が大きくなる
(減速の程度が大きくなる)。ドライブ軸281に固定
したギア281aは出力軸282のギア286に噛み合
い、ドライブ軸281の回転力が出力軸282に伝達さ
れる。
【0048】ドライブ軸281は、軸受302,303
を介してクランクケース201に軸支され、メイン軸2
71のギア271cは、カウンタ軸287のギア288
aに噛み合い、ギア288bは、ドライブ軸281上を
遊転するギア289に噛み合っている。ギア288a,
288bはカウンタ軸287上で一体的に遊転し、ドラ
イブ軸281と一体回転するドッグクラッチ290がギ
ア289に係合可能になっている。従って、後進時に
は、ドッグクラッチ285が中立位置になると共にドッ
グクラッチ290がギア289に係合し、メイン軸27
1の回転がギア271cからカウンタ軸287のギア2
88a,288bを介してドライブ軸281のギア28
9に伝達され、ドライブ軸281が後進方向へ回転す
る。
【0049】出力軸282は、軸受304,305を介
して左右割のクランクケース201に軸支され、出力軸
282に固定されたベベルギア291は、クランクケー
ス201に軸支された駆動軸26のベベルギア294
と、駆動軸293のベベルギア292とに噛み合ってい
る。これにより出力軸282の回転力は、ベベルギア2
91からベベルギア294、駆動軸26に伝達されると
共に、ベベルギア292、駆動軸293に伝達される。
【0050】このように、クランク軸207の軸心O1
を通る水平面L3の上側にメイン軸271を配置し、下
側にドライブ軸281と出力軸282を上下に配置する
ことで、エンジン12の上下方向及び前後方向(車両前
後方向)においてエンジン12をコンパクトにすること
ができる。また、メイン軸271の軸心O2を通る鉛直
面L4が、ドライブ軸281のギア283,284,2
81a,289と出力軸282上のギア286と交錯す
るため、エンジン12のエンジン12の前後方向(車両
前後方向)においてエンジン12をコンパクトにするこ
とができる。
【0051】また、クランク軸207とメイン軸271
の間であって、クランク軸方向視においてクランク軸2
07とメイン軸271の間に巻き掛けられたVベルト無
段変速機BのVベルト261の内側にバランサ軸220
を配置している。クランク軸207とメイン軸271の
間にはVベルト261が巻き掛けられるために両軸が互
いに離れることになるが、そのスペースを利用してバラ
ンサ軸220を配置したので、エンジン12の前後方向
(車両前後方向)においてエンジン12のコンパクト化
を図ることができる。
【0052】また、メイン軸271上のギア271cと
噛み合い、ドライブ軸281上のギア289に選択的に
噛み合うギア288a,288bを有したカウンタ軸2
87を配置し、このカウンタ軸287の軸心O3を、ク
ランク軸方向視において、クランク軸207の軸心O1
とメイン軸271の軸心O2とドライブ軸281の軸心
O4とを繋いで形成した三角形Kの内側に配置してい
る。このように、クランク軸207とメイン軸271と
ドライブ軸281とで形成した三角形Kの内側のスペー
スを利用してカウンタ軸287を配置したので、エンジ
ン12のコンパクト化を一層図ることができる。
【0053】また、カウンタ軸287の軸心O3を、ク
ランク軸方向視においてクランク軸207とメイン軸2
71の間に巻き掛けられたVベルト無段変速機BのVベ
ルト261の内側に配置している。クランク軸207と
メイン軸271の間にはVベルト261が巻き掛けられ
るために両軸が互いに離れることになるが、そのスペー
スを利用してカウンタ軸287を配置したので、エンジ
ン12のコンパクト化を一層図ることができる。
【0054】変速機室233に連通して空気ダクト40
0と排気ダクト401,402が設けられ、空気ダクト
400から外気を変速機室233に導きVベルト無段変
速機Bを冷却し、排気ダクト401,402から排気す
ることで冷却性を向上させることができる。また、排気
ダクト401,402を途中で集合させ、集合ダクト4
03とすることで排気ダクトの取り回しが容易であり、
かつ気筒430の冷却性を向上させることができる。
【0055】このように、この実施の形態では、エンジ
ン12のクランク軸207と同軸上にVベルト無段変速
機BのVベルト261のプライマリ軸251を配置し、
シリンダ中心L2とVベルト261の中心L10との間
に車体中心L1が位置するようにしている。この実施の
形態では、単気筒エンジンであり、シリンダ中心L2は
シリンダ軸心となっているが、例えば直列2気筒エンジ
ンでは気筒の間にシリンダ中心L2が位置することにな
る。また、シリンダは単一であり、このシリンダ軸心と
Vベルト261との間に車体中心L1を位置させたか
ら、単一のシリンダでも車両の左右の重量バランスを一
層向上させることができる。
【0056】Vベルト無段変速機Bをクランク軸207
と同軸上に配置してもシリンダ中心L2とVベルト26
1との間に車体中心L1が位置するようにすることで、
車両の左右の重量バランスを一層向上させ、操縦安定性
の向上を図ると共に、車幅を小さくすることが可能であ
る。
【0057】また、クランク軸端に遠心クラッチAを配
置すると共に、同軸上にVベルト無段変速機Bを配置し
てもシリンダ中心L2とVベルト261との間に車体中
心L1が位置するようにすることで、車両の左右の重量
バランスを一層向上させ、操縦安定性の向上を図ると共
に、車幅を小さくすることが可能である。
【0058】また、シリンダ中心L2とVベルト261
の間に、エンジン12の前後方向に延びて駆動部へ動力
を伝達する駆動軸26,293を配置したので、車両の
左右の重量バランスを一層向上させることができる。
【0059】また、図3に示すように駆動軸26,29
3の少なくとも一部を、遠心クラッチAの下方に配置し
たので、車両の左右の重量バランスをさらに向上させる
ことができる。また、駆動軸26,293の少なくとも
一部を、Vベルト無段変速機Bのプライマリ軸251に
配置した固定シーブ255及び可動シーブ259のシー
ブの下端縁よりも上方に位置させたから、エンジン12
の上下方向のコンパクト化が可能である。
【0060】また、遠心クラッチAは前記したように湿
式であり、この遠心クラッチAを配置したクラッチ室2
32に駆動軸293を配置したから、エンジン12の上
下方向の一層のコンパクト化が可能であり、遠心クラッ
チAの潤滑用のオイルで駆動軸293も潤滑できる。
【0061】また、エンジン12には、カム軸212の
回転により不図示の吸気弁及び排気弁を所定のタイミン
グで開閉する動弁機構Gが備えられ、この動弁機構Gの
カムチェチーン214はシリンダを挟んで車体中心L1
の反対側に配置したから、シリンダを車体中心L1に近
づけることができるので、操縦安定性が向上する。ま
た、リヤクッション24の配置は、車体中心L1に対し
て左側にbだけオフセットされ、図4に示すようにリヤ
クッション24の中心L11は車体中心L1を挟んでV
ベルト261の反対側に位置している。
【0062】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、請求項1記
載の発明では、シリンダ中心とVベルトとの間に車体中
心が位置するようにすることで、車両の左右の重量バラ
ンスを向上させ、操縦安定性の向上を図ると共に、車幅
を小さくすることが可能である。
【0063】請求項2記載の発明では、クランク軸端に
遠心クラッチを配置すると共に、同軸上にVベルト無段
変速機を配置してもシリンダ中心とVベルトとの間に車
体中心が位置するようにすることで、車両の左右の重量
バランスを向上させ、操縦安定性の向上を図ると共に、
車幅を小さくすることが可能である。
【0064】請求項3記載の発明では、シリンダ中心と
Vベルトの間に、エンジンの前後方向に延びて駆動部へ
動力を伝達する駆動軸を配置したから、車両の左右の重
量バランスを向上させることができる。
【0065】請求項4記載の発明では、シリンダの軸心
とVベルトとの間に車体中心を位置させたから、単一の
シリンダでも車両の左右の重量バランスを一層向上させ
ることができる。
【0066】請求項5記載の発明では、駆動軸の少なく
とも一部を、遠心クラッチの下方近傍に配置したから、
車軸の左右の重量バランスをさらに向上させることがで
きる。
【0067】請求項6記載の発明では、 駆動軸の少な
くとも一部を、Vベルト無段変速機のプライマリ軸に配
置したシーブの下端縁よりも上方に位置させたから、エ
ンジンの上下方向のコンパクト化が可能である。
【0068】請求項7記載の発明では、湿式の遠心クラ
ッチを配置したクラッチ室に駆動軸を配置したから、エ
ンジンの上下方向の一層のコンパクト化が可能であり、
しかも遠心クラッチの潤滑用のオイルで駆動軸も潤滑で
きる。
【0069】請求項8記載の発明では、動弁機構のカム
チェチーンはシリンダを挟んで車体中心の反対側に配置
したから、シリンダを車体中心に近づけることができる
ので、操縦安定性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの動力伝達装置を搭載した四輪駆動式
の四輪車両の側面図である。
【図2】四輪駆動式の四輪車両の駆動系の構成を示す平
面図である。
【図3】エンジンの動力伝達装置の各軸の配置を示す図
である。
【図4】図3のIV-IV線に沿う断面図である。
【図5】遠心クラッチ及びVベルト無段変速機の駆動側
の縦断面図である。
【符号の説明】
12 エンジン 201 クランクケース 207 クランク軸 232 クランク室 233 変速機室 251 プライマリ軸 251c プライマリ軸251の端面 261 Vベルト BVベルト無段変速機 L1 車体中心

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの動力をVベルト無段変速機に
    より変速して駆動部へ伝達し、前記エンジンのクランク
    軸を車幅方向に延在させ、このクランク軸と平行に前記
    Vベルト無段変速機のVベルトのプライマリ軸を配置す
    るエンジンの動力伝達装置において、シリンダ中心と前
    記Vベルトとの間に車体中心が位置するようにしたこと
    を特徴とするエンジンの動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 エンジンの動力をVベルト無段変速機に
    より変速して駆動部へ伝達し、前記エンジンのクランク
    軸を車幅方向に延在させ、このクランク軸と同軸上に配
    したVベルトのプライマリ軸とを遠心クラッチを介して
    連結したエンジンの動力伝達装置において、シリンダ中
    心と前記Vベルトとの間に車体中心が位置するようにし
    たことを特徴とするエンジンの動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記シリンダ中心と前記Vベルトの間
    に、前記エンジンの前後方向に延びて駆動部へ動力を伝
    達する駆動軸を配置したことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のエンジンの動力伝達装置。
  4. 【請求項4】 前記シリンダは単一であり、このシリン
    ダの軸心とVベルトとの間に車体中心を位置させたこと
    を特徴とする請求項3記載のエンジンの動力伝達装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動軸の少なくとも一部を、前記ク
    ランク軸と前記プライマリ軸との間に介在させた遠心ク
    ラッチの下方近傍に配置したことを特徴とする請求項3
    または請求項4記載のエンジンの動力伝達装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動軸の少なくとも一部を、前記V
    ベルト無段変速機のプライマリ軸に配置したシーブの下
    端縁よりも上方に位置させたことを特徴とする請求項3
    乃至請求項5のいずれかに記載のエンジンの動力伝達装
    置。
  7. 【請求項7】 前記遠心クラッチは湿式であり、この遠
    心クラッチを配置したクラッチ室に駆動軸を配置したこ
    とを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載
    のエンジンの動力伝達装置。
  8. 【請求項8】前記エンジンは動弁機構を備え、この動弁
    機構のカムチェチーンはシリンダを挟んで車体中心の反
    対側に配置したことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のエンジンの動力伝達装置。
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