JP4062562B2 - エンジンの動力伝達装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば不整地を走行するバギー車等の四輪車両に備えられるエンジンの動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば不整地を走行するバギー車等の四輪車両には、遠心クラッチとVベルト無段変速機を有する動力伝達装置が備えられ、エンジンの動力を駆動部へ伝達して走行するものがある。この動力伝達装置は、左右割りのクランクケース内に収容されたクランク軸と、このクランク軸と同軸的に延びるVベルト無段変速機の駆動側のプライマリ軸と、クランク軸の一端とプライマリ軸の一端との間に遠心クラッチを介装し、この遠心クラッチは、クランク軸の一端部に担持した遠心ウェイトシューと、この遠心ウェイトシューに外被されるともにプライマリ軸と一体に回転するクラッチハウジングを有するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、クランク軸の軸上にVベルト無段変速機の駆動側と、遠心クラッチを配置するものでは、クランク軸の一端にピストンからの応力が加わったり、Vベルト無段変速機のプライマリ軸を介して遠心クラッチのクラッチハウジングにVベルトからの応力が加わったりする。このため、遠心ウェイトシューとクラッチハウジングとの間の間隔が変化して遠心クラッチによる動力の伝達を確実に行うことができないことがある。
【0004】
また、クランク軸及びこれと同軸的に延びるプライマリ軸に、Vベルト無段変速機の駆動側と遠心クラッチとが組み付けられるが、特に遠心クラッチの遠心ウェイトシューは摩耗するため、交換する必要があるが、遠心クラッチはクランクケースに支持されるため、左右割りの一方のクランクケースを取り外して遠心ウェイトシューの交換をする必要があり、整備性が悪い。
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、遠心ウェイトシューとクラッチハウジングとの間の間隔を一定に保って遠心クラッチによる動力の伝達を確実に行うことができ、しかも遠心ウェイトシューの交換が容易で整備性が向上するエンジンの動力伝達装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0006】
請求項1記載の発明は、
『クランク軸をクランクケース内に収容し、前記クランク軸と同軸的に延びるVベルト無段変速機の駆動側のプライマリ軸と、このプライマリ軸と平行に延びる従動側のメイン軸とを有し、
前記クランク軸の一端と前記プライマリ軸の一端との間に遠心クラッチを介装し、この遠心クラッチは、前記クランク軸の一端部に担持した遠心ウェイトシューと、この遠心ウェイトシューに外被されるとともに前記プライマリ軸と一体に回転するクラッチハウジングを有するエンジンの動力伝達装置において、
前記遠心ウェイトシューの両側に位置して、前記クランク軸を前記クランクケースに軸支する第1軸受と、前記クランク軸の一端を前記クラッチハウジングまたは前記プライマリ軸に軸支する第2軸受とを設け、
前記エンジンのクランクケースに設けた変速機カバーの内側を、前記遠心クラッチを収容するクラッチ室と前記Vベルト無段変速機の駆動側を収容する変速機室とに仕切る仕切り壁を設け、
前記仕切り壁は、前記クランクケース及び前記変速機カバーとは別体であり、この仕切り壁を前記クラッチハウジングもしくは前記プライマリ軸が貫通し、
前記仕切り壁は、前記クランクケースに形成した開口部を覆うとともに、前記クランクケースに対して着脱自在に取り付ける一方、前記開口部を、前記クランクケースに設けられた前記メイン軸の軸受部を含まないように該メイン軸の軸受部から離間させて形成するとともに、前記クラッチハウジングが通過可能な大きさとし、
前記仕切り壁が前記クランクケースに形成した開口部を覆うことで前記クラッチ室と前記変速機室とを仕切るように構成し、
前記クラッチハウジングを前記仕切り壁に軸支する第3軸受を設け、
前記プライマリ軸の他端を、前記変速機カバーに軸支する第4軸受を設けたことを特徴とするエンジンの動力伝達装置。』である。
【0007】
この請求項1記載の発明によれば、遠心ウエイトシューの両側に位置して、クランク軸をクランクケースに軸支する第1軸受と、クランク軸の一端をクラッチハウジングに軸支する第2軸受とを設ける一方、クラッチハウジングを仕切り壁に軸支する第3軸受と、プライマリ軸の他端を変速機カバーに軸支する第4軸受を設けたので、クランク軸の一端にピストンからの応力が加わったり、プライマリ軸を介してクラッチハウジングにVベルト無段変速機からの応力が加わったりしても、遠心ウェイトシューとクラッチハウジングとの間の間隔を一定に保って遠心クラッチによる動力の伝達を確実に行うことができる。また、遠心クラッチを収容するクラッチ室とVベルト無段変速機を収容する変速機室とを仕切るとともにクラッチハウジングもしくはプライマリ軸が貫通する仕切り壁をクランクケースに対して着脱自在に取り付け、この仕切り壁に第3軸受を介してクラッチハウジングを軸支したので、左右のクランクケースを分離することなく仕切り壁をクランクケースから取り外すだけで遠心ウェイトシューの交換が容易にできるので整備性が向上する。
【0008】
なお、クランク軸の一端はクラッチハウジングに直接軸支してもよいし、クランク軸の一端を、クランク軸に外嵌したボス部材等を介して間接的にクラッチハウジングに軸支してもよい。また、クラッチハウジングを仕切り壁に直接軸支する場合はもちろん、クラッチハウジングを固定したクラッチ入力軸あるいはプライマリ軸を介して間接的に仕切り壁に軸支してもよい。
【0010】
また、仕切り壁を、クランクケースに形成した開口部を覆うとともに、クランクケースに対して着脱自在に取り付ける一方、開口部を、クラッチハウジングが通過可能な大きさとしたので、遠心ウェイトシューの交換は、仕切り壁をクランクケースから取り外し、開口部を通してクラッチハウジングを取り外すことによって行えばよい。したがって、クランクケースを分解することなく仕切り壁をクランクケースから取り外すだけで遠心ウエイトシューの交換が容易にでき整備性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明のエンジンの動力伝達装置の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1はエンジンの動力伝達装置を搭載した四輪駆動式の四輪車両の側面図、図2は四輪駆動式の四輪車両の駆動系の構成を示す平面図、図3はエンジンの動力伝達装置の各軸の配置を示す図、図4は図3のIV-IV線に沿う断面図、図5は遠心クラッチ及びVベルト無段変速機の駆動側の縦断面図、図6は図5のVI-VI線に沿う断面図である。
【0014】
この実施の形態の四輪車両1は、不整地を走行するバギー車であって、その車体は前部が左右一対の前輪2によって、後部が同じく左右一対の後輪3によって走行自在に支持されている。この四輪車両1の車体フレーム4はパイプ枠構造に構成され、これは側面視略矩形を成す左右一対のアッパーチューブ4aとダウンチュープ4bを有し、両チューブ4a,4b間には補強フレーム4c,4dが架設されている。
【0015】
また、車体前部であって、車体フレーム4の車体中心線L1上にはステアリングパイプ5が後方に向かって斜め上方に立設されており、このステアリングパイプ5内にはステアリング軸100が回動自在に挿通している。ステアリング軸100の上端にはバーハンドル6が設けられている。
【0016】
バーハンドル6のステアリング操作によって左右一対の前輪2が操向操作されるが、前輪2はフロントホイール軸7によって回動自在に軸支されるとともに、フロントクッション8によって車体フレーム4に上下動自在に懸架されている。前輪2は、樹脂にて一体成形されたフロントフェンダ9によって被われている。
【0017】
他方、車体の中央上部であって、ステアリングパイプ5の後方には燃料タンク10が配置されており、この燃料タンク10の後方にはシート11が配置されている。シート11は、アッパーチューブ4aから車体後方へ延出するシートレールフレーム4eによって支持されている。また、車体の中央部であって、燃料タンク10の下方には4サイクル単気筒エンジン12が配設されている。このエンジン12は、クランク軸207が車体幅方向に延びるように車体フレーム4にマウントされている。エンジン12は補強フレーム4cに固定された左右一対のブラケット13と、アッパーチューブ4aに固定された左右一対のブラケット14を介してその4点を車体フレーム4にマウント支持されている。エンジン12の中心、即ちシリンダの中心L2が車体中心線L1に対して左側にaだけオフセットされている。
【0018】
エンジン12の吸気系を構成するエアクリーナ15は、シート11の下方に配設されており、エアクリーナ15に接続された吸気ダクト16はシート11下方において燃料タンク10の後方に開口している。エアクリーナ15はキャブレタ17を介してエンジン12の吸気側に接続されている。
【0019】
また、エンジン12の排気側から前方に向かって導出する排気管18は、車体右側、即ちエンジン12がオフセットされる側とは反対側に向かって折り返された後、エンジン12の側方を通って車体後方に延出し、一方(右側)のダウンチューブ4bの内側を通ってマフラー19に繋がっている。
【0020】
一方、エンジン12の後方であって、車体フレーム4のアッパーチューブ4aとダウンチューブ4bとの連結部に固定された左右一対のリヤアームブラケット20には、リヤアーム21の前端がピボット軸22によって上下揺動自在に枢着されている。リヤアーム21の後端部には、左右一対の後輪3がリヤホイール軸23によって回転自在に支承されている。リヤアーム21は、リヤクッション24によって車体フレーム4に懸架されている。
【0021】
リヤアーム21は、ギヤボックス25に連結され、四輪車両1は駆動方式として所謂シャフトドライブ方式を採用するものであって、エンジン12の後部から車体後方に向かって延出する駆動軸26は、リヤアーム21内に挿通されたドライブシャフト101の一端にユニバーサルジョイント102を介して連結されている。ドライブシャフト101の他端はギヤボックス25内に収納された不図示のベベルギヤ機構に連結されている。
【0022】
エンジン12が駆動されると、その駆動軸26の回転はリヤアーム21内のドライブシャフト101に伝達され、このドライブシャフト101の回転はギヤボックス25内のベベルギヤ機構によってその方向を90°変換されてリヤホイール軸23に伝達され、このリヤホイール軸23の回転によって後輪3が回転駆動され、これによって四輪車両1が走行せしめられる。
【0023】
一方、リヤクッション24は、車体フレーム4のクロスパイプ4fに固定された一対のブラケット27に軸28によってその上端が支持されており、その下端はリヤアーム21のギヤボックス25に固定されたブラケット29に軸30によって支持されている。後輪3は、樹脂にて一体成形されたリヤフェンダ900によって被われている。
【0024】
リヤクッション24は車体中心線L1に対して左側にbだけオフセットされている。リヤクッション24を車体中心線L1に対してbだけオフセットすることにより、車体中心線L1に対してリヤクッション24と同じ側にaだけオフセットされるエンジン12とリヤクッション24とが同側に配され、リヤアーム21及び車体フレーム4の幅寸法を縮小することができるとともに、エンジン12の幅寸法を小さく抑えることができる。
【0025】
エンジン12の前方の車体中心線L1上にはフロントデフ(前側差動装置)32が配置されており、フロントデフ32からは入力軸31が車体中心線L1上を後方に向かって延出されている。この入力軸31とエンジン12の前部から車体前方に向かって延出するドライブシャフト33の前端はユニバーサルジョイント103によって連結されている。ドライブシャフト33は、さらにユニバーサルジョイント34を介して駆動軸293に連結されている。フロントデフ32の左右からは前輪2に駆動力を伝達する一対の駆動軸36が外側方に向かって延出しており、各前輪2は駆動軸36を挟んでこれの上下に配されるアッパーアーム37とロアーアーム38及びフロントクッション8によって車体側に上下動自在に懸架されている。
【0026】
エンジン12が駆動されると、その回転は後輪3に伝達される同時に、ドライブシャフト33、フロントデフ32及び駆動軸36を経て前輪2に伝達され、前輪2と後輪3が同時に駆動される。このように、エンジン12の動力を駆動部である前輪2と後輪3へ伝達することで、四輪車両1が走行せしめられる。
【0027】
次に、四輪駆動式の四輪車両1に搭載されるエンジン12の動力伝達装置について説明する。図4はVベルト無段変速機の駆動側250及び従動側270を示し、駆動側250を示す断面は高速状態を示し、従動側270を示す断面は下の半断面は高速状態を示し、上の半断面は低速状態を示している。図5のVベルト無段変速機の駆動側250を示す断面は、低速状態を示している。
【0028】
エンジン12の左右割のクランクケース201上には、シリンダブロック202が載置され、さらにシリンダブロック202上にはシリンダヘッド203が載置され、さらにヘッドカバー200が設けられている。左右割のクランクケース201の割り面は、図4に示すようにシリンダ中心L2上に位置している。
【0029】
シリンダブロック202に往復動可能に設けられたピストン204と、シリンダヘッド203との間に燃焼室205が形成される。ピストン204は、コンロッド206によりクランク軸207と連結され、このクランク軸207は左右割のクランクケース201にカム室側の軸受208と、クラッチ室側の第1軸受209を介して回動可能に軸支されている。
【0030】
クランク軸207の一端部には、カム軸駆動ギア210、発電機211及びリコイルスタータ990が設けられている。カム軸駆動ギア210と、吸気側及び排気側のカム軸212のスプロケット213との間には、カムチェーン214が巻き掛けられ、カム軸駆動ギア210に連動してカム軸212が回転する。カム軸212は、シリンダヘッド203とヘッドカバー200に軸支され、カム軸212の回転により不図示の吸気弁及び排気弁を所定のタイミングで開閉して燃焼室205にキャブレタ17から混合気が供給され、この混合気を燃焼させて排気管18へ排出する。
【0031】
クランク軸207の他端部には、バランサ駆動ギア215、遠心クラッチA及びVベルト無段変速機Bの駆動側250が配置されている。220はクランクケース201に軸支されたバランサ軸であり、バランサ駆動ギア215にバランサ軸220のバランサギア221が噛み合い、バランサ駆動ギア215に連動してバランサ軸220が回転する。
【0032】
左右割の一方のクランクケース201には、変速機カバー230が着脱自在に設けられ、変速機カバー230の内側は仕切り壁231によりクラッチ室232と変速機室233が区画され、仕切り壁231は、左右割の一方のクランクケース201に締付ボルト234により着脱自在に締付固定されている。クランクケース201には、クラッチ室232とクランク室998とを連通するオイル通路997が形成され、オイルがクラッチ室232からクランク室998に流れる。
【0033】
変速機カバー230には、遮音カバー960がビス961により着脱自在に締付固定されている。クラッチ室232には、遠心クラッチAが配置され、変速機室233には、Vベルト無段変速機Bの駆動側250が配置されている。
【0034】
この実施の形態では、シリンダを挟んで遠心クラッチAと反対側のクランク軸端部上に、発電機211とリコイルスタータ990とを設けたので、重量物であるVベルト無段変速機Bの駆動側および遠心クラッチAと、発電機211およびリコイルスタータ990とがシリンダの左右に振り分けて配置されるので、エンジンの左右の重量バランスが良好になる。
【0035】
遠心クラッチAは、クラッチ出力軸240の内側が第2軸受241を介してクランク軸207に軸支され、またクラッチ出力軸240の外側が第3軸受242を介して仕切り壁231に軸支されている。第2軸受241はサークリップ970によりクラッチ出力軸240に支持されている。また、第3軸受242はサークリップ971によりクラッチ出力軸240に支持されると共に、押えプレート972により仕切り壁231に支持されている。
【0036】
クラッチ出力軸240には、クラッチハウジング243がリベット244で固定され、クラッチハウジング243の内側に遠心ウエイトシュー245が配置されている。遠心ウエイトシュー245の一端部245aは、支持ピン246を支点に回動可能に支持され、この支持ピン246はインナープレート247に設けられ、インナープレート247はクラッチ入力軸248に固定され、このクラッチ入力軸248はクランク軸207に一体回転可能に係合されている。
【0037】
遠心ウエイトシュー245は、クランク軸207、クラッチ入力軸248、インナープレート247の回転が一定以上になると、一端部245aが支持ピン246を支点にして外方へ回動し、他端部245bが遠心力で外方へ開いてクラッチハウジング243の内側に摺接してクラッチハウジング243へ回転力を伝達し、これによりクラッチ出力軸240がクランク軸207と一体回転する。クラッチ入力軸248とクラッチ出力軸240との間には、エンジンブレーキ用のワンウェイクラッチ249が配置されている。
【0038】
ワンウェイクラッチ249は、図6に示すように、インナケース249aと、アウタケース249bと、このインナケース249aとアウタケース249bとの間に配置されたクラッチ駒249cとから構成されている。インナケース249aは、クラッチ入力軸248に固定され、クランク軸207に対して着脱自在に嵌合している。また、アウタケース249bはクラッチ出力軸240に固定され、クラッチ入力軸248に対して着脱自在に嵌合されている。クラッチ出力軸240の通常の回転方向はイ方向であって、クランク軸207がウ方向に回転する通常走行時でフリーであり、エンジンブレーキ時の回転方向は、ロ方向でロックされてエンジンブレーキがかかる。
【0039】
クラッチ出力軸240は、Vベルト無段変速機Bの駆動側250のプライマリ軸251に一体回転可能に連結されている。プライマリ軸251の先端部251aは、第4軸受252を介して変速機カバー230に設けた支持部230eに軸支されている。支持部230eには、シール253、抜け止めプレート254が設けられ、第4軸受252をシールしている。
【0040】
プライマリ軸251のスプライン部251bには、固定シーブ255がスプライン係合され、さらにカラー256、カムプレート257を装着し、ナット258により、これらがプライマリ軸251に対して締付固定され、固定シーブ255はプライマリ軸251と一体回転可能になっている。固定シーブ255は盤状で、円錐面255aと反対側面に冷却風導入用のフィン255bが複数個一体形成され、回転によって外部の空気を変速機室233の内部に吸入するようになっている。
【0041】
カラー256には可動シーブ259がブッシュ260を介してプライマリ軸251の軸方向に摺動可能に遊合され、可動シーブ259の円錐面259aは固定シーブ255の円錐面255aと対向して、この間にVベルト261を挟持させるようになっている。可動シーブ259の円錐面259aと反対側の開口部には内方に突出するガイド部259bが一体形成され、カムプレート257の外周がスライダ262を介して係合されている。
【0042】
可動シーブ259にはカム部259cが形成され、またカムプレート257には傾斜部257aが対向して形成されており、カム部259cと傾斜部257aの間には遠心ウエイト263が設けられている。遠心ウエイト263はプライマリ軸251の回転による遠心力に応じて、可動シーブ259のカム部259cと、カムプレート257の傾斜部257aにガイドされて、半径方向へ移動して可動シーブ259を軸方向へ移動させ、可動シーブ259と固定シーブ255の円錐面259a,255a間の間隔を変化させて変速する。
【0043】
このように、左右割のクランクケース201内に収容されたクランク軸207と、このクランク軸207と同軸的に延びるVベルト無段変速機Bの駆動側250のプライマリ軸251と、クランク軸207の一端とプライマリ軸251の一端との間に遠心クラッチAを介装し、この遠心クラッチAは、クランク軸207の一端部に担持した遠心ウェイトシュー245と、この遠心ウェイトシュー245に外被されるとともにプライマリ軸251と一体に回転するクラッチハウジング243を有している。
【0044】
遠心ウェイトシュー245の両側に位置して、クランク軸207をクランクケース201に軸支する第1軸受209と、クランク軸207の一端をクラッチハウジング243に軸支する第2軸受241とを設けているが、このクランク軸207の一端はクラッチハウジング243に直接軸支してもよいし、クランク軸207の一端を、クランク軸207に外嵌したボス部材等を介して間接的にクラッチハウジング243に軸支してもよい。
【0045】
また、プライマリ軸251の中心部に中空部を形成する一方この中空部にクランク軸207の一端を挿入し、クランク軸207の外周面とプライマリ軸251の内周面との間に第2軸受241を配置してもよい。
【0046】
さらに、遠心クラッチAを収容するクラッチ室232とVベルト無段変速機Bの駆動側を収容する変速機室233とを仕切るとともに、プライマリ軸251が貫通する仕切り壁231をクランクケース201に対して着脱自在に取り付けているが、クラッチハウジング243あるいはクラッチハウジング243に固定してクラッチ入力軸240が仕切り壁231を貫通するようにしてもよい。クラッチハウジング243を仕切り壁231に軸支する第3軸受242を設けているが、クラッチハウジング243を仕切り壁231に直接軸支する場合はもちろん、クラッチハウジング243を固定したクラッチ入力軸240あるいはプライマリ軸251を介して間接的に仕切り壁231に軸支してもよい。さらに、プライマリ軸251の他端を、Vベルト無段変速機Bを覆う変速機カバー230に軸支する第4軸受252を設けている。
【0047】
遠心クラッチAの遠心ウェイトシュー245の交換は、変速機カバー230、Vベルト無段変速機BのVベルト261、可動シーブ259及び固定シーブ255を取り外し、その後に締付ボルト234を外して、仕切り壁231、プライマリ軸251、第2軸受241、第3軸受242、クラッチ入力軸240及びクラッチハウジング243をアッシィーで外し、その後に遠心ウェイトシュー245を取り外して行う。
【0048】
このように、この実施の形態では、遠心ウエイトシュー245の両側に位置して、クランク軸207をクランクケース201に軸支する第1軸受209と、クランク軸207の一端をクラッチハウジング243に軸支する第2軸受241とを設ける一方、クラッチハウジング243を仕切り壁231に軸支する第3軸受242と、プライマリ軸251の他端を変速機カバー230に軸支する第4軸受252を設けたので、クランク軸207の一端にピストン204からの応力が加わったり、プライマリ軸251を介してクラッチハウジング243にVベルト無段変速機Bからの応力が加わったりしても、遠心ウェイトシュー245とクラッチハウジング243との間の間隔を一定に保って遠心クラッチAによる動力の伝達を確実に行うことができる。また、遠心クラッチAを収容するクラッチ室232とVベルト無段変速機Bを収容する変速機室233とを仕切るとともにクラッチハウジングもしくはプライマリ軸251が貫通する仕切り壁231をクランクケース201に対して着脱自在に取り付け、この仕切り壁231に第3軸受242を介してクラッチハウジング243を軸支したので、左右のクランクケース201を分離することなく仕切り壁231をクランクケース201から取り外すだけで遠心ウェイトシュー245の交換が容易にできるので整備性が向上する。
【0049】
また、仕切り壁231を、クランクケース201に形成した開口部999を覆うとともに、クランクケース201に対して着脱自在に取り付ける一方、開口部999を、クラッチハウジング243が通過可能な大きさとしたので、遠心ウェイトシュー245の交換は、仕切り壁231をクランクケース201から取り外し、開口部999を通してクラッチハウジング243を取り外すことによって行えばよい。したがって、クランクケース201を分解することなく仕切り壁231をクランクケース201から取り外すだけで遠心ウエイトシュー245の交換が容易にでき整備性が向上する。
【0050】
メイン軸271には支持筒272、固定プレート273が締付ナット274によって固定され、メイン軸271と一体回転可能になっている。固定プレート273には、固定シーブ275がリベット276により固定されている。支持筒272にはスライド筒277が軸方向に移動可能に設けられ、このスライド筒277には可動シーブ278が固定されている。スライド筒277のフランジ部277aとメイン軸271に固定したスプリング受部材279との間には、スプリング280が設けられ、このスプリング280により可動シーブ278が常に固定シーブ275側に付勢されている。
【0051】
このエンジン12の動力伝達装置では、図3に示すように、エンジン12のクランク軸207の軸心O1を通る水平面L3の上側にメイン軸271を配置し、水平面L3の下側にドライブ軸281と出力軸282を上下に配置し、クランク軸207、メイン軸271、ドライブ軸281及び出力軸282は、全て左右割のクランクケース201に軸支されている。
【0052】
メイン軸271は軸受300,301を介して左右割のクランクケース201に軸支され、メイン軸271のギア271a,271bは、ドライブ軸281に回動可能に設けられたギア283,284に噛み合っている。ギア283とギア284との間には、ドッグクラッチ285が軸方向に移動可能に設けられ、ドッグクラッチ285がギア283及びギア284のいずれとも係合していないときが中立位置であり、ギア283に係合されると減速比が小さくなり(減速の程度が少なくなる)、ギア284に係合すると減速比が大きくなる(減速の程度が大きくなる)。ドライブ軸281に固定したギア281aは出力軸282のギア286に噛み合い、ドライブ軸281の回転力が出力軸282に伝達される。
【0053】
ドライブ軸281は、軸受302,303を介してクランクケース201に軸支され、メイン軸271のギア271cは、カウンタ軸287のギア288aに噛み合い、ギア288bは、ドライブ軸281上を遊転するギア289に噛み合っている。ギア288a,288bはカウンタ軸287上で一体的に遊転し、ドライブ軸281と一体回転するドッグクラッチ290がギア289に係合可能になっている。従って、後進時には、ドッグクラッチ285が中立位置になると共にドッグクラッチ290がギア289に係合し、メイン軸271の回転がギア271cからカウンタ軸287のギア288a,288bを介してドライブ軸281のギア289に伝達され、ドライブ軸281が後進方向へ回転する。
【0054】
出力軸282は、軸受304,305を介して左右割のクランクケース201に軸支され、出力軸282に固定されたベベルギア291は、クランクケース201に軸支された駆動軸26のベベルギア294と、駆動軸293のベベルギア292とに噛み合っている。これにより出力軸282の回転力は、ベベルギア291からベベルギア294、駆動軸26に伝達されると共に、ベベルギア292、駆動軸293に伝達される。
【0055】
このように、クランク軸207の軸心O1を通る水平面L3の上側にメイン軸271を配置し、下側にドライブ軸281と出力軸282を上下に配置することで、エンジン12の上下方向及び前後方向(車両前後方向)においてエンジン12をコンパクトにすることができる。また、メイン軸271の軸心O2を通る鉛直面L4が、ドライブ軸281のギア283,284,281a,289と出力軸282上のギア286と交錯するため、エンジン12のエンジン12の前後方向(車両前後方向)においてエンジン12をコンパクトにすることができる。
【0056】
また、クランク軸207とメイン軸271の間であって、クランク軸方向視においてクランク軸207とメイン軸271の間に巻き掛けられたVベルト無段変速機BのVベルト261の内側にバランサ軸220を配置している。クランク軸207とメイン軸271の間にはVベルト261が巻き掛けられるために両軸が互いに離れることになるが、そのスペースを利用してバランサ軸220を配置したので、エンジン12の前後方向(車両前後方向)においてエンジン12のコンパクト化を図ることができる。
【0057】
また、メイン軸271上のギア271cと噛み合い、ドライブ軸281上のギア289に選択的に噛み合うギア288a,288bを有したカウンタ軸287を配置し、このカウンタ軸287の軸心O3を、クランク軸方向視において、クランク軸207の軸心O1とメイン軸271の軸心O2とドライブ軸281の軸心O4とを繋いで形成した三角形Kの内側に配置している。このように、クランク軸207とメイン軸271とドライブ軸281とで形成した三角形Kの内側のスペースを利用してカウンタ軸287を配置したので、エンジン12のコンパクト化を一層図ることができる。
【0058】
また、カウンタ軸287の軸心O3を、クランク軸方向視においてクランク軸207とメイン軸271の間に巻き掛けられたVベルト無段変速機BのVベルト261の内側に配置している。クランク軸207とメイン軸271の間にはVベルト261が巻き掛けられるために両軸が互いに離れることになるが、そのスペースを利用してカウンタ軸287を配置したので、エンジン12のコンパクト化を一層図ることができる。
【0059】
変速機室233に連通して空気ダクト400と排気ダクト401,402が設けられ、空気ダクト400から外気を変速機室233に導きVベルト無段変速機Bを冷却し、排気ダクト401,402から排気することで冷却性を向上させることができる。また、排気ダクト401,402を途中で集合させ、集合ダクト403とすることで排気ダクトの取り回しが容易であり、かつ気筒430の冷却性を向上させることができる。
【0060】
【発明の効果】
以上の説明で明らかな如く、請求項1記載の発明では、遠心ウエイトシューの両側に位置して、クランク軸をクランクケースに軸支する第1軸受と、クランク軸の一端をクラッチハウジングに軸支する第2軸受とを設ける一方、クラッチハウジングを仕切り壁に軸支する第3軸受と、プライマリ軸の他端を変速機カバーに軸支する第4軸受を設けたので、クランク軸の一端にピストンからの応力が加わったり、プライマリ軸を介してクラッチハウジングにVベルト無段変速機からの応力が加わったりしても、遠心ウェイトシューとクラッチハウジングとの間の間隔を一定に保って遠心クラッチによる動力の伝達を確実に行うことができる。
【0061】
また、遠心クラッチを収容するクラッチ室とVベルト無段変速機を収容する変速機室とを仕切るとともにクラッチハウジングもしくはプライマリ軸が貫通する仕切り壁をクランクケースに対して着脱自在に取り付け、この仕切り壁に第3軸受を介してクラッチハウジングを軸支したので、左右のクランクケースを分離することなく仕切り壁をクランクケースから取り外すだけで遠心ウェイトシューの交換が容易にできるので整備性が向上する。
【0062】
また、仕切り壁を、クランクケースに形成した開口部を覆うとともに、クランクケースに対して着脱自在に取り付ける一方、開口部を、クラッチハウジングが通過可能な大きさとしたので、遠心ウェイトシューの交換は、仕切り壁をクランクケースから取り外し、開口部を通してクラッチハウジングを取り外すことによって行えばよい。したがって、クランクケースを分解することなく仕切り壁をクランクケースから取り外すだけで遠心ウエイトシューの交換が容易にでき整備性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの動力伝達装置を搭載した四輪駆動式の四輪車両の側面図である。
【図2】四輪駆動式の四輪車両の駆動系の構成を示す平面図である。
【図3】エンジンの動力伝達装置の各軸の配置を示す図である。
【図4】図3のIV-IV線に沿う断面図である。
【図5】遠心クラッチ及びVベルト無段変速機の駆動側の縦断面図である。
【図6】図5のVI-VI線に沿う断面図である。
【符号の説明】
12 エンジン
201 クランクケース
207 クランク軸
209 第1軸受
230変速機カバー
231 仕切り壁
232 クラッチ室
233 変速機室
241 第2軸受
242 第3軸受
243 クラッチハウジング
245 遠心ウェイトシュー
250 Vベルト無段変速機Bの駆動側
251 プライマリ軸
252 第4軸受
A遠心クラッチ
BVベルト無段変速機
Claims (1)
- クランク軸をクランクケース内に収容し、前記クランク軸と同軸的に延びるVベルト無段変速機の駆動側のプライマリ軸と、このプライマリ軸と平行に延びる従動側のメイン軸とを有し、
前記クランク軸の一端と前記プライマリ軸の一端との間に遠心クラッチを介装し、この遠心クラッチは、前記クランク軸の一端部に担持した遠心ウェイトシューと、この遠心ウェイトシューに外被されるとともに前記プライマリ軸と一体に回転するクラッチハウジングを有するエンジンの動力伝達装置において、
前記遠心ウェイトシューの両側に位置して、前記クランク軸を前記クランクケースに軸支する第1軸受と、前記クランク軸の一端を前記クラッチハウジングまたは前記プライマリ軸に軸支する第2軸受とを設け、
前記エンジンのクランクケースに設けた変速機カバーの内側を、前記遠心クラッチを収容するクラッチ室と前記Vベルト無段変速機の駆動側を収容する変速機室とに仕切る仕切り壁を設け、
前記仕切り壁は、前記クランクケース及び前記変速機カバーとは別体であり、この仕切り壁を前記クラッチハウジングもしくは前記プライマリ軸が貫通し、
前記仕切り壁は、前記クランクケースに形成した開口部を覆うとともに、前記クランクケースに対して着脱自在に取り付ける一方、前記開口部を、前記クランクケースに設けられた前記メイン軸の軸受部を含まないように該メイン軸の軸受部から離間させて形成するとともに、前記クラッチハウジングが通過可能な大きさとし、
前記仕切り壁が前記クランクケースに形成した開口部を覆うことで前記クラッチ室と前記変速機室とを仕切るように構成し、
前記クラッチハウジングを前記仕切り壁に軸支する第3軸受を設け、
前記プライマリ軸の他端を、前記変速機カバーに軸支する第4軸受を設けたことを特徴とするエンジンの動力伝達装置。
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-
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