JPH1029641A - ガゼット型包装用袋 - Google Patents

ガゼット型包装用袋

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Publication number
JPH1029641A
JPH1029641A JP20274196A JP20274196A JPH1029641A JP H1029641 A JPH1029641 A JP H1029641A JP 20274196 A JP20274196 A JP 20274196A JP 20274196 A JP20274196 A JP 20274196A JP H1029641 A JPH1029641 A JP H1029641A
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JP
Japan
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gusset
packaging bag
film
fold
present
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP20274196A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Mazaki
秀彦 真崎
Asako Fujimori
麻子 藤森
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1029641A publication Critical patent/JPH1029641A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 誰でもが容易に開封することができ、かつ、
内容物の充填包装適性を有するガゼット型包装用袋を提
供することである。 【解決手段】 両端部に易開封性傷痕を形成し、その内
面と外面の重合部分をヒ−トシ−ルして背貼りシ−ル部
を設けると共にシ−ル部の内面側に背面貼着テ−プを張
り合わせてガゼットスリ−ブを構成し、かつ、スリ−ブ
の開口部分の内側折り込み部5を外側に引き出して込み
部を反転させて外側折り込み部5を形成し、更に、内
側折り込み部と外側折り込み部とから成る折れ線を挟ん
で内側と外側とに跨がって切り欠き部7を4ヵ所に対称
に形成し、かつ、切り欠き部を通して対向する前板8と
後板9の内面どうしを含んで両サイドにヒ−トシ−ルし
てサイドシ−ル部10を形成し、かつ、その開口部の上
端部に上端シ−ル部11を設けてなるガゼット型包装用
袋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガゼット型包装用
袋に関し、更に詳しくは、コ−ヒ−、ココア、紅茶、緑
茶、海苔、米、その他等の粉末状、粒状、針状あるいは
薄板状等の嗜好品や食品、スナック菓子、チョコレ−
ト、キャンディ−等の菓子類、洗剤、入浴剤、写真用製
剤等の化学製品、その他等の種々の物品の充填包装に適
するガゼット型包装用袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の食料品を充填包装するため
に、種々の軟包装袋が開発され、提案されている。それ
らの一つに、いわゆる、ガゼット型包装用袋がある。こ
のものは、両側に内側折り込み部を有し、包装内容積
(cm3 )/包装材料面積(cm2 )比の大きい袋であ
って、種々の食料品、その他の物品の充填包装に使用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ガゼット型包装袋においては、その袋体から内容物を取
り出すために、通常、袋体の上端部のヒ−トシ−ルした
部分を引き裂いて袋体を開封するものであるが、そのと
きの開封性に問題点があり、誰でもが容易に、かつ、簡
単に開封することが困難であり、ハサミ、ナイフ、カッ
タ−等を使用して開封しなければならないものである。
特に、背貼り部分は、包装材料の両側端部を合掌貼りし
て構成し、更に、両サイド部分は、包装材料が4重にな
ることもあって、手で持って横(幅)方向に簡単に引き
裂いて開封することは極めて困難であるという問題点が
ある。そこで本発明は、誰でもが容易に開封することが
でき、かつ、内容物の充填包装適性を有するガゼット型
包装用袋を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のガゼ
ット型包装用袋について種々研究した結果、ガゼット型
包装用袋を構成する包装材料の両端部を合掌貼りして背
貼り部を形成してガゼットスリ−ブを形成する代わり
に、ガゼット型包装用袋を構成する包装材料の両端部に
易開封性傷痕を刻設し、その両端部の内面と外面とを対
向させて重ね合わせてその重合部分をヒ−トシ−ルして
背貼りシ−ル部を設けると共にその背貼りシ−ル部の内
面側に背面貼着テ−プを貼り合わせてガゼットスリ−ブ
を形成し、これを使用して、該ガゼットスリ−ブの開口
部分の内側折り込み部を外側に引き出して該内側折り込
み部を反転させて外側折り込み部を形成し、更に、該内
側折り込み部と該外側折り込み部とから形成される折れ
線を挟んで該内側折り込み部と外側折り込み部とに跨が
って切り欠き部を対称に4ヵ所に形成し、かつ、該切り
欠き部を通して対向する前板と後板の内面どうしを含ん
で両サイドにおいてヒ−トシ−ルしてサイドシ−ル部を
形成し、かつ、その開口部の上端部に上端シ−ル部を設
けてガゼット型包装用袋を製造し、該ガゼット型包装用
袋に内容物を充填包装して包装体製品を製造したとこ
ろ、袋体の開封に際し、上記の切り欠き部を開封の起点
として、手で持って簡単、かつ容易に開封することがで
き、更に、内容物の充填包装適性を有するガゼット型包
装用袋を見出して本発明を完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、両側に内側折り込み
部を有するガゼット型袋において、該ガゼット型袋体を
構成する包装材料の両端部に易開封性傷痕を形成し、そ
の内面と外面とを対向させて重ね合わせてその重合部分
の内面側に背面貼着テ−プを貼り合わせてガゼットスリ
−ブを構成し、かつ、該ガゼットスリ−ブの開口部分の
内側折り込み部を外側に引き出して該内側折り込み部を
反転させて外側折り込み部を形成し、更に、該内側折り
込み部と該外側折り込み部とから形成される折れ線を挟
んで該内側折り込み部と外側折り込み部とに跨がって切
り欠き部を4ヵ所に対称形状に形成し、かつ、該切り欠
き部を通して対向する前板と後板の内面どうしを含んで
両サイドにおいてヒ−トシ−ルしてサイドシ−ル部を形
成し、かつ、その開口部の上端部に上端シ−ル部を設け
てなることを特徴とするガゼット型包装用袋に関するも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の本発明について以下に更に
詳しく説明する。まず、上記の本発明にかかるガゼット
型包装用袋の構成につて図面を用いて説明すると、図
1、図2、図3、図4、図5、図6およず図7は、本発
明にかかるガゼット型包装用袋を製造する各工程におけ
る該ガゼット型包装用袋の構成を示す平面図ないし斜視
図である。
【0007】まず、本発明においては、図1の平面図に
示すように、ガゼット型包装用袋を構成する包装材料1
の両端部に、易開封性傷痕2、2を形成して、本発明に
かかるガゼット型包装用袋を構成する包装材料Aを製造
する。
【0008】次に、本発明においては、図2の斜視図お
よびその一部拡大図面で示すように、上記で製造した包
装材料Aを使用し、その両端部の易開封性傷痕2、2部
分の内面と外面とを対向させて重ね合わせ、その重合部
分3の内面側に背面粘着テ−プ4を貼り合わせ、更に、
両側に内側折り込み部5、5を形成してガゼットスリ−
ブBを製造する。
【0009】次いで、本発明においては、図3の斜視図
に示すように、上記で製造したガゼットスリ−ブBを使
用し、その一方の開口部分における内側折り込み部5、
5を外側に引き出して該内側折り込み部5、5を反転さ
せて該内側折り込み部5、5の一部に外側折り込み部5
1 、51 を形成する。
【0010】しかる後、本発明においては、図4の斜視
図に示すように、上記で外側折り込み部51 、51 を形
成した後、更に、該内側折り込み部5、5と該外側折り
込み部51 、51 とから形成される折れ線6、6を挟ん
で該内側折り込み部5、5と外側折り込み部51 、51
とに跨がって切り欠き部7、7を対称形状に2ヵ所に形
成する。而して、本発明においては、図示しないが、該
切り欠き部7、7は、ガゼットスリ−ブBの他方の側に
も、上記と同様にして、外側折り込み部51 、51 を形
成した後、更に、該内側折り込み部5、5と該外側折り
込み部51 、51 とから形成される折れ線6、6を挟ん
で該内側折り込み部5、5と外側折り込み部51、51
とに跨がって切り欠き部7、7を対称形状に2ヵ所に形
成することから、切り欠き部7、7を対称形状に4ヵ所
に形成することになるものである。
【0011】次に、本発明においては、図5の斜視図に
示すように、上記で切り欠き部7、7を対称形状に4ヵ
所に形成した後、点線P、Pで囲まれた部分の両サイド
において、該切り欠き部7、7を通して対向する前板8
と後板9の内面どうしを含んでヒ−トシ−ルしてサイド
シ−ル部10、10を形成する。更に、図6の斜視図に
示すように、上記のサイドシ−ル部10、10の形成に
関与しなかった外側折り込み部51 、51 を切り落と
し、かつ、前板8と後板9の上端開口部をヒ−トシ−ル
して上端シ−ル部11を形成して、本発明にかかるガゼ
ット型包装用袋を製造することができるものである。
【0012】而して、本発明においては、上記で製造し
た本発明にかかるガゼット型包装用袋は、図示しない
が、上端シ−ル部11の反対側にある開口部から内容物
を充填包装し、しかる後該開口部をヒ−トシ−ルして底
シ−ル部を形成して、本発明にかかる包装体製品を製造
することができるものである。
【0013】なお、本発明においては、図7の斜視図に
示すように、ガゼットスリ−ブとしては、両側の内側折
り込み部5、5の折り込み頂部5a 、5a 、5a 、5a
に、その内側折り込み部5、5の折り込み線l、l、
l、lに沿って直線状のシ−ル部12、12、12、1
2を4辺に形成してなるガゼットスリ−ブB1 であって
もよい。かかるガゼットスリ−ブB1 を使用して、上記
と同様にして、本発明にかかるガゼット型包装用袋を製
造することができ、而して、このようにして製造した袋
体は、内容物を充填包装して包装体製品を構成すると、
該包装体製品の陳列等において、その自立性を高めるこ
とができ、その陳列スペ−ス、陳列デザイン等を著しく
高めることができるという利点を有するものである。
【0014】また、本発明においては、図8の斜視図に
示すように、本発明にかかるガゼット型包装用袋におい
ては、上記のサイドシ−ル部10、10に設けた切り欠
き部7、7に連接して、開封用ノッチ13、13を形成
することもできる。而して、上記のような開封用ノッチ
13、13によって、上端シ−ル部11の近傍にある包
装用袋体を構成する包装材料を簡単にに引き裂くことが
でき、本発明にかかるガゼット型包装用袋を容易に開封
することができるものである。
【0015】更に、本発明においては、図9の斜視図に
示すように、本発明にかかるガゼット型包装用袋におい
ては、上記のサイドシ−ル部10、10を形成するに際
し、まず、点線P、Pで囲まれた部分の両サイドにおい
て、該切り欠き部7、7を通して対向する前板8と後板
9の内面どうしを含んでヒ−トシ−ルしてサイドシ−ル
部10、10を形成した後、前板8と後板9の上に、一
軸方向に延伸されている開封用カットテ−プ14、14
を貼りつける。次に、図10の斜視図に示すように、上
記のサイドシ−ル部10、10の形成に関与しなかった
外側折り込み部51 、51 、および開封用カットテ−プ
14、14等を切り落とし、かつ、前板8と後板9の上
端開口部をヒ−トシ−ルして上端シ−ル部11を形成し
て、本発明にかかるガゼット型包装用袋を製造すること
ができるものである。而して、上記のような開封用カッ
トテ−プ14、14を設けることによって、切り欠き部
7、7の作用と相まって、上端シ−ル部12の近傍にあ
る包装用袋体を構成する包装材料を簡単にに引き裂くこ
とができ、本発明にかかるガゼット型包装用袋を容易に
開封することができる。なお、本発明においては、上記
で切り欠き部7、7、および開封用カットテ−プ14、
14等を設ける場合、図示しないが、サイドシ−ル部1
0、10にある該切り欠き部7、7、およびカットテ−
プ14、14に連接して、前述の図8に示したような開
封用ノッチを刻設することが望ましい。
【0016】上記において、本発明においては、本発明
にかかるガゼット型包装用袋を開封するに際して、上記
のように、開封用ノッチ13、一軸方向に延伸されてい
る開封用カットテ−プ14等を設けているが、本発明に
おいては、これらに代えて、例えば、開封用Vカット、
ミシン目、スリット、一軸延伸フィルムの使用等の開封
手段を採用することもでき、また、これらの開封手段を
併用してもよい。また、本発明にかかるガゼット型包装
用袋を構成する包装材料として、一軸方向ないし二軸方
向に延伸された樹脂のフィルムないしシ−トを使用する
場合、その開封性は、上記のような開封手段と相まって
著しく高めることができるものである。
【0017】次にまた、本発明においては、図11の斜
視図に示すように、背面貼着テ−プとしては、該背面貼
着テ−プを構成する中間材料、あるいはそれ自身の端部
に、前述の包装材料の端部に設けた易開封性傷痕2を同
様に形成して、中間材料であれば、その全体に易開封性
傷痕2を設けた構成からなる背面貼着テ−プ4であって
も使用することができる。更に、開口部の最内面に雌雄
のファスナ−を形成してもよい。以上、本発明にかかる
ガゼット型包装用袋の構成について種々に説明したが、
これらは、本発明にかかるガゼット型包装用袋の一二例
を例示したものであり、本発明は、これらに限定される
ものではない。
【0018】次に、本発明において、本発明にかかるガ
ゼット型包装用袋を構成する材料について説明すると、
まず、本発明にかかるガゼット型包装用袋を構成する包
装材料の基本素材となる基材フィルムとしては、機械
的、物理的、化学的、その他等において優れた性質を有
し、特に、強度を有して強靱であり、かつ耐熱性を有す
る樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができ、
具体的には、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、
ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、フッ
素系樹脂、その他等の強靱な樹脂のフィルムないしシ−
ト、その他等を使用することができる。而して、上記の
樹脂のフィルムないしシ−トとしては、未延伸フィル
ム、あるいは一軸方向または二軸方向に延伸した延伸フ
ィルム等のいずれのものでも使用することができる。そ
のフィルムの厚さとしては、5μmないし100μm
位、好ましくは、10μmないし50μm位が望まし
い。なお、本発明においては、上記のような基材フィル
ムには、例えば、文字、図形、記号、絵柄、模様等の所
望の印刷絵柄を通常の印刷法で表刷り印刷あるいは裏刷
り印刷等が施されていてもよい。また、上記のような基
材フィルムにおいて、例えば、ポリオレフィン系樹脂、
またはポリエステル系樹脂等のように、それ自身がヒ−
トシ−ル性を有する場合には、それを利用して、本発明
にかかるガゼット型包装用袋を製袋することができる。
【0019】次にまた、本発明において、上記の基材フ
ィルムとしては、例えば、紙層を構成する各種の紙基材
を使用することができ、具体的には、本発明において、
紙基材としては、賦型性、耐屈曲性、剛性等を持たせる
ものであり、例えば、強サイズ性の晒または未晒の紙基
材、あるいは純白ロ−ル紙、クラフト紙、板紙、加工紙
等の紙基材、その他等を使用することができる。上記に
おいて、紙層を構成する紙基材としては、坪量約20〜
600g/m2位のもの、好ましくは、坪量約30〜4
50g/m2 位のものを使用することが望ましい。勿
論、本発明においては、紙層を構成する紙基材と、上記
に挙げた基材フィルムとしての各種の樹脂のフィルムな
いしシ−ト等を併用して使用することができる。
【0020】次に、本発明において、本発明にかかるガ
ゼット型包装用袋を製袋する際には、それを構成する包
装材料の最内層、あるいは最外層等を重ね合わせ、或い
は対向させてヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成して製袋
することから、本発明にかかるガゼット型包装用袋を構
成する包装材料の最内層、あるいは最外層には、ヒ−ト
シ−ル性を有する樹脂のフィルムを使用することが望ま
しいものである。而して、かかるヒ−トシ−ル性を有す
る樹脂のフィルムとしては、熱によって溶融し相互に融
着し得るものであればよく、例えば、低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エ
チレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル
酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メ
チルペンテンポリマ−、ポリブテンポリマ−、エチレン
−アクリル酸共重合体またはエチレン−メタクリル酸共
重合体等のエチレン−不飽和カルボン酸共重合体を変性
した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹
脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹
脂、その他等の樹脂のフィルムないしシ−トを使用する
ことができる。而して、上記のフィルムないしシ−ト
は、その樹脂を含む組成物によるコ−ティング膜の状態
で使用することができる。その膜もしくはフィルムない
しシ−トの厚さとしては、5μmないし300μm位、
好ましくは、10μmないし100μm位が望ましい。
ところで、本発明においては、上記のようなヒ−トシ−
ル性を有する樹脂のフィルムは、包装材料を構成する最
外層にも設けることができ、而して、包装材料の最内層
面と最外層面どうしを重ね合わせて、その重合面の端部
をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成することによって、
本発明にかかるガゼットスリ−ブを製造するものであ
る。
【0021】更に、本発明において、上記のようなヒ−
トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとして、メタロセン
触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合
体のフィルムないしシ−トを同様に使用することができ
る。具体的には、メタロセン触媒を用いて重合したエチ
レン−α・オレフィン共重合体のフィルムないしシ−ト
としては、例えば、二塩化ジルコノセンとメチルアルモ
キサンの組み合わせによる触媒等のメタロセン錯体とア
ルモキサンとの組み合わせによる触媒、すなわち、メタ
ロセン触媒を使用して重合してなるエチレン−α・オレ
フィン共重合体のフィルムないしシ−トを使用すること
ができる。メタロセン触媒は、現行の触媒が、活性点が
不均一でマルチサイト触媒と呼ばれているのに対し、活
性点が均一であることからシングルサイト触媒とも呼ば
れているものである。具体的には、三菱化学株式会社製
の商品名「カ−ネル」、三井石油化学工業株式会社製の
商品名「エボリュ−」、米国、エクソン・ケミカル(E
XXON CHEMICAL)社製の商品名「エクザク
ト(EXACT)」、米国、ダウ・ケミカル(DOW
CHEMICAL)社製の商品名「アフィニティ−(A
FFINITY)、商品名「エンゲ−ジ(ENGAG
E)」等のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン−
α・オレフィン共重合体のフィルムを使用することがで
きる。而して、本発明において、上記のエチレン−α・
オレフィン共重合体のフィルムとしては、その樹脂を含
む組成物によるコ−ティング膜等の状態で使用すること
ができる。その膜もしくはフィルムの厚さとしては、5
μmないし300μm位、好ましくは、10μmないし
100μm位が望ましい。本発明において、上記のよう
なヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとして、メタ
ロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン
共重合体のフィルムないしシ−トを使用する場合には、
袋体を製造するときに、低温ヒ−トシ−ル性が可能であ
るという利点を有するものである。
【0022】次にまた、本発明においては、更に、バリ
ア−性を有する基材を使用することもでき、而して、か
かるバリア−性を有する基材としては、太陽光等の光を
遮光する性質、あるいは水蒸気、水、ガス等を透過しな
い性質等を有する材料を使用することができ、これは、
単体の基材でもよく、あるいは二種以上の基材を組み合
わせてなる複合基材等であってもよい。具体的には、例
えば、遮光性とバリア−性を有するアルミニュウム箔ま
たはその蒸着膜を有する樹脂のフィルム、バリア−性を
有する酸化珪素、酸化アルミニュウム等の無機酸化物の
蒸着膜を有する樹脂のフィルム、水蒸気、水等のバリア
−性を有する低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等の樹
脂のフィルムないしシ−ト、ガスバリア−性を有するポ
リ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコ−ル、エチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物等の樹脂のフィルムないし
シ−ト、樹脂に顔料等の着色剤を、その他、所望の添加
剤を加えて混練してフィルム化してなる遮光性を有する
各種の着色樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用するこ
とができる。これらの材料は、一種ないしそれ以上を組
み合わせて使用することができる。上記のフィルムない
しシ−トの厚さとしては、任意であるが、通常、5μm
ないし300μm位、更には、10μmないし100μ
m位が望ましい。更に、上記において、アルミニュウム
箔としては、5μmないし30μm位の厚さのもの、ま
た、アルミニュウムまたは無機酸化物の蒸着膜として
は、厚さ100Åないし2000Å位のものを使用する
ことができる。また、上記の蒸着膜を支持する樹脂のフ
ィルムとしては、例えば、ポリエステルフィルム、ポリ
アミドフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリ塩化ビ
ニルフィルム、ポリカ−ボネ−トフィルム、ポリ塩化ビ
ニリデンフィルム、ポリビニルアルコ−ルフィルム、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、その他
等を使用することができる。
【0023】更に、上記において、上記の無機酸化物の
蒸着膜層を構成する無機酸化物としては、例えば、ケイ
素酸化物(SiOx )、酸化アルミニウム、酸化インジ
ウム、酸化スズ、酸化ジルコニウム等を使用することが
できる。更に、本発明においては、無機酸化物として
は、一酸化ケイ素と二酸化ケイ素との混合物、あるいは
ケイ素酸化物と酸化アルミニウムとの混合物であっても
よい。而して、本発明において、無機酸化物の薄膜層を
形成する方法としては、イオンビ−ム法、電子ビ−ム法
等の真空蒸着法、スパッタリング法等によって蒸着膜を
構成することによって形成することができる。上記にお
いて、無機酸化物の薄膜層の厚さとしては、十分なバリ
ア−性を得るために、通常、10nm〜200nm位で
あることが好ましく、特に、本発明においては、20〜
150nm位が望ましい。上記において、無機酸化物の
薄膜層の厚さが、150nmを超えると、特に、200
nmを超えると、無機酸化物の薄膜層にクラック等が入
りやすくなり、そりによりバリア−性が低下するという
危険性があると共に、材料コストが高くなるという問題
点があるので好ましくはない。
【0024】ところで、通常、包装用袋は、物理的にも
化学的にも過酷な条件におかれることから、包装用袋を
構成する包装材料には、厳しい包装適性が要求され、変
形防止強度、落下衝撃強度、耐ピンホ−ル性、耐熱性、
密封性、品質保全性、作業性、衛生性、その他等の種々
の条件が要求され、このために、本発明においては、上
記のような材料の他に、上記のような諸条件を充足する
その他の材料を任意に使用することができ、具体的に
は、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン
−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸ま
たはメタクリル酸共重合体、メチルペンテンポリマ−、
ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−
塩化ビニリデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹
脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS系樹
脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体(ABS系樹脂)、ポリエステル系樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルアルコ−
ル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、
フッ素系樹脂、ジエン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロ−ス、その他等の公
知の樹脂のフィルムないしシ−トから任意に選択して使
用することができる。その他、例えば、セロハン等のフ
ィルム、合成紙等も使用することができる。本発明にお
いて、上記のフィルムないしシ−トは、未延伸、一軸な
いし二軸方向に延伸されたもの等のいずれのものでも使
用することができる。また、その厚さは、任意である
が、数μmから300μm位の範囲から選択して使用す
ることができる。更に、本発明においては、フィルムな
いしシ−トとしては、押し出し成膜、インフレ−ション
成膜、コ−ティング膜等のいずれの性状の膜でもよい。
【0025】次に、上記の本発明において、上記のよう
な材料を使用して、本発明にかかる包装材料を製造する
方法について説明すると、かかる方法としては、通常の
包装材料をラミネ−トする方法、例えば、ウエットラミ
ネ−ション法、ドライラミネ−ション法、無溶剤型ドラ
イラミネ−ション法、押し出しラミネ−ション法、Tダ
イ共押し出し成形法、共押し出しラミネ−ション法、イ
ンフレ−ション法、その他等で行うことができる。而し
て、本発明においては、上記のラミネ−トを行う際に、
必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理等の前処
理をフィルムに施すことができ、また、例えば、イソシ
アネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポ
リブタジェン系、有機チタン系等のアンカ−コ−ティン
グ剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリ
エステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、セルロ−
ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等の公知のアンカ
−コ−ト剤、接着剤等を使用することができる。
【0026】ところで、上記のような包装材料の製造法
において、押し出しラミネ−トする際の接着性樹脂層を
構成する押し出し樹脂としては、例えば、ポリエチレ
ン、エチレン−α・オレフィン共重合体、ポリプロピレ
ン、ポリブテン、ポリイソブテン、ポエイソブチレン、
ポリブタジエン、ポリイソプレン、エチレン−メタクリ
ル酸共重合体、あるいはエチレン−アクリル酸共重合体
等のエチレンと不飽和カルボン酸との共重合体、あるい
はそれらを変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂、エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体、アイオノマ−樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、その他等を使用するこ
とができる。また、本発明において、ドライラミネ−ト
する際の接着剤層を構成する接着剤としては、具体的に
は、ドライラミネ−ト等において使用される2液硬化型
ウレタン系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、ポ
リエ−テルウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリ
エステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリ酢酸ビニ
ル系接着剤、エボキシ系接着剤、ゴム系接着剤、その他
等を使用することができる。
【0027】次にまた、本発明において、本発明にかか
るガゼット型包装用袋を構成する包装材料に易開封性傷
痕を刻設する方法等について説明すると、かかる方法と
しては、例えば、加熱した針を押し付けるニ−ドルパン
チ法、エンボスロ−ル、研磨ロ−ル、砥石、研磨テ−プ
等を使用してフィルムを溶融し、穿孔する熱溶融穿孔
法、ナイフ、カッタ−等を使用する物理的穿孔法、レ−
ザ−ビ−ム加工、コロナ放電、プラズマ放電等の加工
法、その他等の方法によって行うことができる。而し
て、本発明において、包装材料に易開封性傷痕を刻設す
るに当たっては、フィルムの単体の状態、あるいは上記
のようにラミネ−ト法で積層した包装材料の状態、更に
は包装材料を使用して製袋してなる包装用袋の状態、ま
た包装用袋を使用して内容物を充填包装してなる包装体
の状態等のいずれの状態においても刻設することができ
る。本発明において、易開封性傷痕の形状としては、直
線状、曲線状、ミシン目線状、破線状、その他等の任意
の形状でよく、その本数は、一本ないしそれ以上でよ
く、また連続状あるいは不連続状等のいずれでもよい。
また、その切れ目の構造は、貫通孔ないし透過孔の状
態、あるいはハ−フカットの状態、あるいはそれらが混
在するような状態のいずれの状態でもよい。しかし、本
発明において、易開封性傷痕は、内容物の保護適性の点
から、積層体の層全部を貫通する貫通孔等は望ましいも
のではない。ところで、本発明においては、易開封性傷
痕を設ける方法としては、パルス発振タイプのレ−ザの
照射を用いて連続状あるいは不連続状の開封用切れ目を
刻設する方法が最も好ましい方法である。上記におい
て、レ−ザの種類としては、炭酸ガスレ−ザ、YAGレ
−ザ、半導体レ−ザ、アルゴンイオンレ−ザ等を利用す
ることができ、特に限定されるものではない。なお、本
発明において、背面貼着テ−プの全面に、易開封性傷痕
を刻設する場合も、上記のような方法で行なうことによ
って易開封性傷痕を刻設することができる。
【0028】次にまた、本発明において、背面貼着テ−
プとしては、上記に挙げた基材フィルム、ヒ−トシ−ル
性を有する樹脂のフィルム、その他の樹脂のフィルムな
いしシ−トを使用し、その単体フィルムあるいはそれら
を使用して任意に積層したラミネ−トフィルム等を使用
することができる。而して、本発明においては、ガゼッ
トスリ−ブの内面側に貼り合わせることから、上記の基
材フィルムとヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムと
をラミネ−トした構成からなる背面貼着テ−プを使用す
ることが好ましい。
【0029】次に、本発明において、本発明にかかるガ
ゼット型包装用袋を製造するに際し、製袋するときに、
その外周周辺部等をヒ−トシ−ルする方法としては、上
記と同様に、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、
ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音
波シ−ル等の公知の方法で行うことができる。また、フ
ァスナ−を開口部最内面に形成する場合には、ジッパ−
テ−プをヒ−トシ−ルにより最内面に形成してもよく、
また、ジッパ−テ−プを押し出し成形により包装材料の
最内面層に直接形成してもよい。
【0030】次に、本発明において、本発明にかかるガ
ゼット型包装用袋内に内容物を充填包装する方法につい
て説明すると、まず、ガゼットスリ−ブの一方の開口部
に、前述のように、サイドシ−ル部、上端シ−ル部等を
設け、他方、上記のガゼットスリ−ブの他方の開口部か
ら内容物を充填し、次いで上記の開口部の端部をヒ−ト
シ−ルして底シ−ル部を形成して、本発明にかかる充填
包装体製品を製造することができる。上記において、充
填包装する内容物としては、コ−ヒ−、ココア、紅茶、
緑茶、海苔、米、その他等の粉末状、粒状、針状あるい
は薄板状等の嗜好品や食品、スナック菓子、チョコレ−
ト、キャンディ−等の菓子類、洗剤、入浴剤、写真用製
剤等の化学製品、その他等の種々の物品を挙げることが
できる。
【0031】
【実施例】上記の本発明について以下に実施例を挙げて
更に具体的に説明する。 実施例1 まず、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ
−トフィルム/厚さ20μmの低密度ポリエチレン層/
厚さ7μmのアルミニウム箔層/厚さ70μmの低密度
ポリエチレン層の層構成からなる包装材料を使用し、そ
れから巾341mm、長さ240mmの帯状のシ−トを
製造し、次いで、その左右の両端部に研磨ロ−ルを使用
して貫通する微細な傷痕を多数設けて易開封性傷痕を刻
設し(図1参照)、次いで、該帯状のシ−トを、ガゼッ
トスリ−ブのサイズが、巾が120mm、内側の折り込
み部が50mmになるように、ガゼット折りして内側の
折り込み部を形成し、かつ、その傷痕部分の両端部をそ
の上面と下面とを重ね合わせ、その重合部分を筒状部と
し、更に該筒状部の背貼りシ−ル部に、その内面側に、
厚さ20μmの低密度ポリエチレン層/厚さ20μmの
易開封性傷痕を全面に刻設した二軸延伸ポリエチレンテ
レフタレ−トフィルム/厚さ20μmの低密度ポリエチ
レン層の層構成からなる巾12mmの背面貼着テ−プを
当接し、しかる後これをヒ−トシ−ルしてガセットスリ
−ブを製造した(図2参照)。次に、上記で製造したガ
セットスリ−ブを使用し、内側折り込み部と外側折り込
み部であって、その開封予定領域の所定位置に、巾5m
m、長さ8mmの菱形の形状からなる切り欠き部を対称
に形成した(図4参照)。次いで、上記の切り欠き部を
形成したガセットスリ−ブの切り欠き部がある内側折り
込み部の内側突出縁を外側に引き出して反転させて、外
側折り込み部を形成した(図3参照)。次に、対向する
前板と後板とを起立させ、両サイドをヒ−トシ−ルして
サイドシ−ル部を形成し(図5参照)、しかる後上記の
サイドシ−ル部の形成に関与しなかった外側折り込み部
を切り落とし、次いで、前板と後板の上端開口部をヒ−
トシ−ルして上端シ−ル部を形成して(図6参照)、本
発明にかかるガゼット型包装用袋を製造した。次に、上
記で製造したガゼット型包装用袋の他方の開口部からコ
−ヒ−粉末を充填し、しかる後該開口部をヒ−トシ−ル
して底シ−ル部を形成して、本発明にかかる包装体製品
を製造した。その開封に際しては、切り欠き部が設けら
れている部分から引き裂いたところ、袋体を構成する包
装材料は簡単に引き裂かれて、袋体を容易に開封するこ
とができた。
【0032】実施例2 上記の実施例1において、本発明にかかるガゼット型包
装用袋を製造するに際し、サイドシ−ル部を形成する際
に、袋体の表裏両面であって、サイドシ−ル部の切り欠
き部が存在する部分を含めて巾6mm、厚さ60μmの
縦一軸延伸ポリプロピレンテ−プ/30g・m2 の粘着
剤層からなるカットテ−プを貼り合わせて(図9、10
参照)、本発明にかかるガゼット型包装用袋を製造し
た。上記で得たガゼット型包装用袋を実施例1と同様に
内容物を充填包装した結果、同様な効果を得た。
【0033】実施例3 上記の実施例1において、本発明にかかるガゼット型包
装用袋を製造するに際し、サイドシ−ル部を形成した
後、該サイドシ−ル部の切り欠き部に連接して開封用ノ
ッチを刻設して(図8参照)、本発明にかかるガゼット
型包装用袋を製造した。上記で得たガゼット型包装用袋
を実施例1と同様に内容物を充填包装した結果、同様な
効果を得た。
【0034】実施例4 上記の実施例1において使用した包装材料に代えて、下
記の(1)〜(10)からなる包装材料を使用し、以
下、上記の実施例1と同様にして同様なガゼット型包装
用袋を製造し、同様な効果を得た。 (1).厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レ−トフィルム層/3.0g・m2 の接着剤層/厚さ9
μmのアルミニウム箔層/3.0g・m2 の接着剤層/
厚さ50μmの低密度ポリエチレン層の層構成からなる
包装材料 (2).厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィル
ム層/厚さ20μmの低密度ポリエチレン層/厚さ9μ
mのアルミニウム箔層/厚さ50μmの低密度ポリエチ
レン層の層構成からなる包装材料 (3).厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィル
ム層/厚さ15μmの低密度ポリエチレン層/アルミニ
ウムの蒸着膜を有する厚さ12μmの二軸延伸ポリエチ
レンテレフタレ−トフィルム層/厚さ15μmの低密度
ポリエチレン層/厚さ20μmの無延伸ポリプロピレン
層の層構成からなる包装材料 (4).厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルム層/
4.0g・m2 の接着剤層/アルミニウムの蒸着膜を有
する厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルム層/3.
0g・m2 の接着剤層/厚さ50μmのエチレン−酢酸
ビニル共重合体層の層構成からなる包装材料 (5).厚さ40μmの二軸延伸ポリプロピレンフィル
ム層/3.0g・m2の接着剤層/アルミニウムの蒸着
膜を有する厚さ25μmの無延伸ポリプロピレンフィル
ム層/厚さ50μmの低密度ポリエチレン層の層構成か
らなる包装材料 (6).厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レ−トフィルム層/厚さ20μmの低密度ポリエチレン
層/酸化珪素の蒸着膜を有する厚さ12μmの二軸延伸
ポリエチレンテレフタレ−トフィルム層/3.0g・m
2 の接着剤層/厚さ40μmの低密度ポリエチレン層の
層構成からなる包装材料 (7).#300の防湿セロファン層/厚さ20μmの
低密度ポリエチレン層/厚さ7μmのアルミニウム箔層
/厚さ20μmの低密度ポリエチレン層/坪量52g・
2 の紙層/厚さ60μmの低密度ポリエチレン層の層
構成からなる包装材料 (8).ポリ塩化ビニリデンをコ−トした厚さ15μm
の二軸延伸ナイロンフィルム層/厚さ40μmの無延伸
ポリプロピレンフィルム層の層構成からなる包装材料 (9).ポリ塩化ビニリデンをコ−トした厚さ12μm
の二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム層/厚
さ15μmの低密度ポリエチレン層/アルミニウムの蒸
着膜を有する厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレ
フタレ−トフィルム層/厚さ70μmの低密度ポリエチ
レン層の層構成からなる包装材料 (10).ポリ塩化ビニリデンをコ−トした#300の
防湿セロファン層/厚さ15μmの低密度ポリエチレン
層/厚さ40μmの無延伸ポリプロピレンフィルム層の
層構成からなる包装材料
【0035】実施例5 上記の実施例1において使用した背面貼着テ−プの代わ
りに、下記の(1)〜(4)からなる背面貼着テ−プを
使用し、以下、上記の実施例1と同様にして同様なガゼ
ット型包装用袋を製造し、同様な効果を得た。 (1).厚さ20μmの低密度ポリエチレン層/厚さ1
5μmの二軸延伸ナイロンフィルム/厚さ20μmの低
密度ポリエチレン層の層構成からなる背面貼着テ−プ (2).厚さ20μmの低密度ポリエチレン層/#30
0の防湿セロファン層/厚さ20μmの低密度ポリエチ
レン層の層構成からなる背面貼着テ−プ (3).厚さ20μmの低密度ポリエチレン層/全面に
易開封性傷痕を刻設した厚さ25μmの二軸延伸ポリエ
チレンテレフタレ−トフィルム層/3.0g・m2 の接
着剤層/厚さ7μmのアルミニウム箔層/厚さ20μm
の低密度ポリエチレン層の層構成からなる背面貼着テ−
プ (4).厚さ20μmの低密度ポリエチレン層/全面に
易開封性傷痕を刻設した、アルミニウムの蒸着膜を有す
る厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルム層/厚さ20μmの低密度ポリエチレン層の層
構成からなる背面貼着テ−プ
【0036】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、ガゼット型包装用袋を構成する包装材料の両端部を
合掌貼りして背貼り部を形成してガゼットスリ−ブを形
成する代わりに、ガゼット型包装用袋を構成する包装材
料の両端部に易開封性傷痕を刻設し、その両端部の内面
と外面とを対向させて重ね合わせてその重合部分をヒ−
トシ−ルして背貼りシ−ル部を設けると共にその背貼り
シ−ル部の内面側に背面貼着テ−プを貼り合わせてガゼ
ットスリ−ブを形成し、これを使用して、該ガゼットス
リ−ブの開口部分の内側折り込み部を外側に引き出して
該内側折り込み部を反転させて外側折り込み部を形成
し、更に、該内側折り込み部と該外側折り込み部とから
形成される折れ線を挟んで該内側折り込み部と外側折り
込み部とに跨がって切り欠き部を対称に4ヵ所に形成
し、かつ、該切り欠き部を通して対向する前板と後板の
内面どうしを含んで両サイドにおいてヒ−トシ−ルして
サイドシ−ル部を形成し、かつ、その開口部の上端部に
上端シ−ル部を設けてガゼット型包装用袋を製造し、該
ガゼット型包装用袋に内容物を充填包装して包装体製品
を製造することにより、袋体の開封に際し、上記の切り
欠き部を開封の起点として、手で持って簡単、かつ容易
に開封することができ、更に、内容物の充填包装適性を
有するガゼット型包装用袋を製造し得ることができると
いうものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるガゼット型包装用袋の製造にお
いて使用する包装材料の構成を示す平面図である。
【図2】本発明にかかるガゼット型包装用袋の製造にお
いて使用するガゼットスリ−ブの構成を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明にかかるガゼット型包装用袋を製造する
工程における該ガゼット型包装用袋の構成を示す斜視図
である。
【図4】本発明にかかるガゼット型包装用袋を製造する
工程における該ガゼット型包装用袋の構成を示す斜視図
である。
【図5】本発明にかかるガゼット型包装用袋を製造する
工程における該ガゼット型包装用袋の構成を示す斜視図
である。
【図6】本発明にかかるガゼット型包装用袋を製造する
工程における該ガゼット型包装用袋の構成を示す斜視図
である。
【図7】本発明にかかるガゼット型包装用袋を製造する
際に使用する別のタイプのガゼットスリ−ブの構成を示
す斜視図である。
【図8】本発明にかかるガゼット型包装用袋において開
封用ノッチを設けた構成を示す斜視図である。
【図9】本発明にかかるガゼット型包装用袋において開
封用カットテ−プを設けた構成を示す斜視図である。
【図10】本発明にかかるガゼット型包装用袋において
開封用カットテ−プを設けた構成を示す斜視図である。
【図11】本発明にかかるガゼット型包装用袋において
背面背貼りテ−プの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 包装材料 2 易開封性傷痕 3 重合部分 4 背面粘着テ−プ 5 内側折り込み部 51 外側折り込み部 5a 折り込み頂部 6 折れ線 7 切り込き部 8 前板 9 後板 10 サイドシ−ル部 11 上端シ−ル部 12 直線状のシ−ル部 13 開封用ノッチ 14 開封用カットテ−プ A 包装材料 B ガゼットスリ−ブ B1 ガゼットスリ−ブ P 点線 l 折り込み線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側に内側折り込み部を有するガゼット
    型袋において、該ガゼット型袋体を構成する包装材料の
    両端部に易開封性傷痕を形成し、その内面と外面とを対
    向させて重ね合わせてその重合部分の内面側に背面貼着
    テ−プを貼り合わせてガゼットスリ−ブを構成し、か
    つ、該ガゼットスリ−ブの開口部分の内側折り込み部を
    外側に引き出して該内側折り込み部を反転させて外側折
    り込み部を形成し、更に、該内側折り込み部と該外側折
    り込み部とから形成される折れ線を挟んで該内側折り込
    み部と外側折り込み部とに跨がって切り欠き部を4ヵ所
    に対称形状に形成し、かつ、該切り欠き部を通して対向
    する前板と後板の内面どうしを含んで両サイドにおいて
    ヒ−トシ−ルしてサイドシ−ル部を形成し、かつ、その
    開口部の上端部に上端シ−ル部を設けてなることを特徴
    とするガゼット型包装用袋。
  2. 【請求項2】 背面貼着テ−プに、易開封性傷痕を形成
    してなることを特徴とする上記の請求項1に記載するガ
    ゼット型包装用袋。
  3. 【請求項3】 内側折り込み部の折り込み頂部に、その
    内側折り込み部の折り込み線に沿って直線状のシ−ル部
    を4辺に形成してなることを特徴とする上記の請求項1
    または2に記載するガゼット型包装用袋。
  4. 【請求項4】 サイドシ−ル部の切り欠き部に、開封用
    ノッチを設けてなることを特徴とする上記の請求項1、
    2または3に記載するガゼット型包装用袋。
  5. 【請求項5】 サイドシ−ル部の切り欠き部に、カット
    テ−プを設けてなることを特徴とする上記の請求項1、
    2、3または4に記載するガゼット型包装用袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109984050A (zh) * 2019-05-09 2019-07-09 王飞 一种猫砂盒及其使用方法

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