JPH10218250A - 包装用材料およびそれを使用した包装用容器 - Google Patents

包装用材料およびそれを使用した包装用容器

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JPH10218250A
JPH10218250A JP9042883A JP4288397A JPH10218250A JP H10218250 A JPH10218250 A JP H10218250A JP 9042883 A JP9042883 A JP 9042883A JP 4288397 A JP4288397 A JP 4288397A JP H10218250 A JPH10218250 A JP H10218250A
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麻子 藤森
Takashi Nakagome
隆 中込
Masahiko Honda
将彦 本田
Masanaka Hayakawa
当中 早川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 その内容物に合致した通気性を有し、内容物
の風味、内容物の物性等を損なうことのない包装用材
料、包装用容器等を提供するものである。 【解決手段】 プラスチックフィルム単層、またはこれ
を含む積層材の所定の箇所に、通気性を有する透過孔を
設け、更に、少なくとも、上記の通気性を有する透過孔
を含む部分に、通気性基材を重ね合わせて積層してなる
ことを特徴とする包装用材料、およびそれを使用した包
装用容器に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装用材料および
それを使用した包装用容器に関し、更に詳しくは、通気
性を必要とする物品の充填包装に適する包装用材料およ
びそれを使用した包装用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通気性を有する包装用材料および
それを使用した包装用容器等としては、種々の形態のも
のが開発され、提案されている。例えば、電子レンジ用
袋においては、加熱調理時に水蒸気等を透過するため
に、袋体の一辺ないしそれ以上に、迷路のようなシ−ル
部を設けた構成からなる通気性を有する包装用袋が知ら
れている。また、米穀用袋においては、上記と同様に、
袋体の一辺ないしそれ以上に、迷路のようなシ−ル部を
設けてなる通気性を有する包装用袋が知られている。更
にまた、袋体を構成するプラスチックフィルムの一部に
開口部を設け、更に、該開口部に不織布等を貼り合わせ
て密閉して、通気性を保持してなる椎茸菌等の菌株栽培
用袋、あるいは蒸気滅菌用袋も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような通気性を有する包装用袋においては、内容物に合
致した通気性の度合いを調節することが極めて困難であ
る。例えば、上記のような電子レンジ用袋においては、
通気性が大き過ぎると、加熱調理中に水蒸気等が発散し
過ぎ、内容物が過乾燥の状態になり易く、また、通気性
が乏しい場合には、食品等から蒸発した水蒸気が袋体内
面に結露し、その結露した水滴が内容物に付着し、いず
れの場合においても内容物の風味を損なうという問題点
がある。また、米穀用袋においても、例えば、通気性が
大き過ぎる場合には、貯蔵中あるいは店頭において陳列
販売中に内容物が乾燥状態になり、また、通気性が乏し
い場合には、内容物が湿気を帯びてカビ等が発生し易
く、米穀を炊飯したときにその風味を著しく損なうもの
である。更に、米穀用袋において、通気性が大き過ぎる
場合には、その通気孔から虫等が侵入し、思いもしない
事故を起こすことがあるものである。更にまた、菌株栽
培用袋においても、通気性が大き過ぎると、乾燥状態に
なり、茸菌が死滅してその用をなさなくなるという問題
点があるものであり、更に、雑菌等が侵入し、その用を
なさないという問題点がある。また、蒸気滅菌用袋にお
いても、その通気性の度合いにより滅菌処理が充分でな
いという問題点がある。そこで本発明は、その内容物に
合致した通気性を有し、内容物の風味、内容物の物性等
を損なうことのない包装用材料およびそれを使用した包
装用容器等を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題点を解決すべく種々研究の結果、プラスチックフ
ィルム単層、またはこれを含む積層材の所定の箇所に、
例えば、ミシン目状の貫通孔のときには、孔径が、縦×
横0.1mm×5mm〜0.4mm×5mmで、単位面
積当たり、1〜5個/cm2 存在し、丸孔状の貫通孔の
ときには、孔径が、0.1mm〜5mmで、単位面積当
たり、1〜10個/cm2 存在している通気性を有する
透過孔を設け、更に、少なくとも、上記の通気性を有す
る透過孔を含む部分に、通気性が小なる不織布と通気性
が大なる不織布との二層積層不織布からなり、かつ、該
二層積層不織布を構成する通気性が小なる不織布の面
が、プラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層
材の通気性を有する透過孔の部分の面に対向して積層し
てなる包装用材料を製造し、該包装用材料を使用して、
これを製袋して包装用容器を製造し、而して、該包装用
容器に、例えば、ハンバ−ガ−を入れて電子レンジで加
熱調理したところ、内容物の表面は湿り気を帯びておら
ず、また、ぱさついた感じもなく、更に、内容物とし
て、米穀、椎茸菌等を充填してもその内容物に応じて通
気性を調整し得る包装用材料、および包装用容器等を見
出して本発明を完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、プラスチックフィル
ム単層、またはこれを含む積層材の所定の箇所に、通気
性を有する透過孔を設け、更に、少なくとも、上記の通
気性を有する透過孔を含む部分に、通気性基材を重ね合
わせて積層してなることを特徴とする包装用材料および
それを使用した包装用容器に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の本発明について以下に更に
詳しく説明する。まず、上記の本発明にかかる包装用材
料、および包装用容器の構成につてその二三を例示して
図面を用いて説明すると、図1は、本発明にかかる包装
用材料の一例を示す平面図であり、図2は、図1に示す
包装用材料についてY−Y′における切断断面図であ
り、図3は、本発明にかかる包装用材料の別の形態の層
構成を示す断面図であり、図4は、本発明にかかる包装
用材料の更に別の形態の層構成を示す断面図であり、図
5は、本発明にかかる包装用材料を構成するプラスチッ
クフィルム単層を含む積層材の一例を示す断面図であ
り、図6は、上記の図1および図2に示す包装用材料を
使用して製袋した本発明にかかる包装用容器の構成を示
す平面図であり、図7は、図6に示す包装用容器のY1
−Y1 ′における切断断面図であり、図8は、本発明に
かかる包装用容器の別の形態の構成を示す平面図であ
り、図9は、図8に示す包装用容器のY2 −Y2 ′にお
ける切断断面図であり、図10は、本発明にかかる包装
用容器内に内容物を充填包装した包装製品の一例を示す
平面図である。
【0007】まず、本発明にかかる包装用材料Aは、図
1および図2に示すように、プラスチックフィルム単層
1の所定の箇所に、例えば、ミシン目線状の不連続の貫
通孔、あるいは、丸孔状の貫通孔のように、通気性を有
する透過孔2を設け、更に、該プラスチックフィルム単
層1の裏面に、その、少なくとも、通気性を有する透過
孔2を含む部分に、通気性基材3を重ね合わせ、しかる
後、該プラスチックフィルム単層1と通気性基材3と
を、通気性基材3の両側においてヒ−トシ−ルしてシ−
ル部4、4を形成して、その両者を積層した構成からな
るものである。
【0008】本発明にかかる包装用材料について、更に
具体的に例示すると、図3に示すように、プラスチック
フィルム単層1の所定の箇所に、例えば、ミシン目線状
の不連続の貫通孔、あるいは、丸孔状の貫通孔のよう
に、通気性を有する透過孔2を設け、更に、該プラスチ
ックフィルム単層1の裏面で、その、少なくとも、通気
性を有する透過孔2を含む部分に、通気性基材として、
通気性が小なる不織布3aと通気性が大なる不織布3b
との二層積層不織布3cを使用し、その二層積層不織布
3cを構成する通気性が小なる不織布3aの面を対向し
て重ね合わせ、しかる後、そのプラスチックフィルム単
層1と二層積層不織布3cとを、その二層積層不織布3
cの両側においてヒ−トシ−ルしてシ−ル部4、4を形
成して、その両者を積層した構成からなる包装用材料A
1 を挙げることができる。
【0009】あるいは、本発明にかかる包装用材料とし
ては、図4に示すように、プラスチックフィルム単層1
の所定の箇所に、例えば、ミシン目線状の不連続の貫通
孔、あるいは、丸孔状の貫通孔のように、通気性を有す
る透過孔2を設け、更に、該プラスチックフィルム単層
1の裏面で、その、少なくとも、通気性を有する透過孔
2を含む部分に、通気性基材として、通気性が小なる不
織布3aと通気性が中位の不織布3dと通気性が大なる
不織布3bとの三層積層不織布3eを使用し、その三層
積層不織布3eを構成する通気性が小なる不織布3aの
面を対向して重ね合わせ、しかる後、そのプラスチック
フィルム単層1と三層積層不織布3eとを、その三層積
層不織布3eの両側においてヒ−トシ−ルしてシ−ル部
4、4を形成して、その両者を積層した構成からなる包
装用材料A2 を挙げることができる。
【0010】次に、本発明においては、上記のような構
成からなる包装用材料において、図5に示すように、プ
ラスチックフィルム単層1の代わりに、該プラスチック
フィルム単層1に、更に他のプラスチックフィルム、紙
基材、合成紙、セロハン、金属箔、その他等の所望の積
層基材5の一種ないしそれ以上を任意に積層してなる積
層材Bを使用することができる。図5中の2は、前述と
同様に、通気性を有する透過孔を表す。なお、本発明に
おいて、上記に例示した包装用材料は、その二三を例示
したものであり、これによって本発明は限定されるもの
ではなく、例えば、本発明においては、図示しないが、
通気性基材として、通気性が小なる不織布と通気性が大
なる不織布との二層積層不織布を使用する場合、上記の
例示とは逆に、その二層積層不織布を構成する通気性が
大なる不織布の面を、プラスチックフィルム単層の裏面
に対向して重ね合わせ、しかる後、そのプラスチックフ
ィルム単層と二層積層不織布とを、その二層積層不織布
の両側においてヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成して、
その両者を積層した構成からなる包装用材料でも使用す
ることができる。上記の図4の場合も上記と同様であ
る。
【0011】次に、本発明において、上記の図1〜図5
に図示したような本発明にかかる包装用材料を使用し、
これを製袋してなる本発明にかかる包装用容器を例示す
ると、その一例として、上記の図1および図2に示す包
装用材料を使用して製袋した包装用容器の例で説明する
と、図6および図7に示すように、まず、上記の図1お
よび図2に示す包装用材料Aと、他のプラスチックフィ
ルム単層Cとを用意し、その包装用材料Aの通気性基材
3を内面とし、その面に他のプラスチックフィルム単層
Cを対向させて重ね合わせ、しかる後その両者の三方の
周辺縁部をヒ−トシ−ルして側端シ−ル部6、6、6を
形成して、本発明にかかる包装用容器Dを製造すること
ができる。なお、図6および図7中、1、2、3、4
は、前述と同じ意味を表す。
【0012】次にまた、本発明において、本発明にかか
る包装用材料を使用し、これを製袋してなる本発明にか
かる包装用容器の別の形態を例示すると、その例とし
て、上記の図1および図2に示す包装用材料を使用して
製袋した包装用容器の例で説明すると、図8および図9
に示すように、まず、上記と同様にして、上記の図1お
よび図2に示す包装用材料Aと、他のプラスチックフィ
ルム単層Cとを用意し、その包装用材料Aの通気性基材
3を内面とし、その面に他のプラスチックフィルム単層
Cを対向させて重ね合わせ、しかる後その両者の三方の
周辺縁部をヒ−トシ−ルして側端シ−ル部6、6、6を
形成し、更に、袋体の開口部の近傍に、凹凸嵌合する凹
部7と凸部8からなる開封用チャックテ−プ9を包装材
料Aおよび他のプラスチックフィルム単層Cの内面に貼
り合わせて、本発明にかかる包装用容器Eを製造するこ
とができる。なお、図8および図9中、1、2、3、4
は、前述と同じ意味を表す。
【0013】本発明において、上記に例示した包装用容
器は、その二三を例示したものであり、これによって本
発明は限定されるものではなく、例えば、本発明におい
ては、図示しないが、包装用容器の形態としては、種々
の形態のものを採ることができ、例えば、自立性袋(ス
タンディングパウチ)、カゼット型袋、その他等、種々
の形態ものを採り得ることができる。また、本発明にお
いては、本発明にかかる包装用材料の通気性基材の面に
重ね合わせて貼り合わせる他のプラスチックフィルム単
層の代わりに、これを含む積層材を貼り合わせて、本発
明にかかる包装用容器を製造することもできる。
【0014】次に、本発明において、上記のような本発
明にかかる包装用容器に内容物を充填包装する方法につ
いて説明すると、図10に示すように、上記の図8およ
び図9に示す包装用容器を一例として説明すると、上記
で製造した包装用容器Eの開口部から内容物10を充填
し、しかる後開口部をヒ−トシ−ルして上端シ−ル部1
1を形成して、本発明にかかる包装用容器を使用した包
装製品Fを製造することができる。なお、図10中、
2、4、7、9等は、前述と同じ意味である。而して、
本発明においては、上記のような包装製品は、そのま
ま、あるいはその上端シ−ル部を除去した状態で、例え
ば、内容物がハンバ−ガ−である場合には、電子レンジ
で加熱調理し、しかる後開封用チャックテ−プの凹凸嵌
合を解除して開口して、内容物を取り出して食すること
ができるものである。
【0015】次に、本発明において、本発明にかかる包
装用材料、および包装用容器等を構成する材料について
説明すると、まず、本発明において、プラスチックフィ
ルム単層としては、通常の軟包装用袋を構成する樹脂の
フィルムないしシ−トを使用することができ、具体的に
は、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン
−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸ま
たはメタクリル酸共重合体、メチルペンテンポリマ−、
ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−
塩化ビニリデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹
脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹
脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS系樹
脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体(ABS系樹脂)、ポリエステル系樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルアルコ−
ル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、
フッ素系樹脂、ジエン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロ−ス、その他等の公
知の樹脂のフィルムないしシ−トから任意に選択して使
用することができる。その他、例えば、セロハン等のフ
ィルム、合成紙等も使用することができる。本発明にお
いて、上記のフィルムないしシ−トは、未延伸、一軸な
いし二軸方向に延伸されたもの等のいずれのものでも使
用することができる。また、その厚さは、任意である
が、数μmから300μm位の範囲から選択して使用す
ることができる。更に、本発明においては、フィルムな
いしシ−トとしては、押し出し成膜、インフレ−ション
成膜、コ−ティング膜等のいずれの性状の膜でもよい。
【0016】次に、本発明において、上記のようなプラ
スチックフィルム単層を含む積層材としては、上記に挙
げた樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用し、その包装
目的、内容物、用途、流通形態、販売形態、その他等を
考慮して包装用材料を設計し、それに基づいて任意に材
料を選択して組み合わせ、通常の方法で積層してなる積
層材を使用することができる。
【0017】上記の積層材について更に詳しく説明する
と、上記の積層材を構成する材料としては、例えば、通
常、包装用容器を構成する基本素材となる基材フィルム
として、機械的、物理的、化学的、その他等において優
れた性質を有し、特に、強度を有して強靱であり、かつ
耐熱性を有する樹脂のフィルムないしシ−トを使用する
ことができる。具体的には、例えば、ポリエステル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリオレ
フィン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリアセタ−
ル系樹脂、フッ素系樹脂、その他等の強靱な樹脂のフィ
ルムないしシ−ト、その他等を使用することができる。
而して、上記の樹脂のフィルムないしシ−トとしては、
未延伸フィルム、あるいは一軸方向または二軸方向に延
伸した延伸フィルム等のいずれのものでも使用すること
ができる。そのフィルムの厚さとしては、5μmないし
100μm位、好ましくは、10μmないし50μm位
が望ましい。なお、本発明においては、上記のような基
材フィルムには、例えば、文字、図形、記号、絵柄、模
様等の所望の印刷絵柄を通常の印刷法で表刷り印刷ある
いは裏刷り印刷等が施されていてもよい。また、上記の
ような基材フィルムにおいて、例えば、ポリオレフィン
系樹脂、またはポリエステル系樹脂等のように、それ自
身がヒ−トシ−ル性を有する場合には、それを利用し
て、本発明にかかるプラスチックフィルム単層とするこ
とができる。
【0018】次にまた、本発明において、上記の基材フ
ィルムとしては、例えば、紙層を構成する各種の紙基材
を使用することができ、具体的には、本発明において、
紙基材としては、賦型性、耐屈曲性、剛性等を持たせる
ものであり、例えば、強サイズ性の晒または未晒の紙基
材、あるいは純白ロ−ル紙、クラフト紙、板紙、加工紙
等の紙基材、その他等を使用することができる。上記に
おいて、紙層を構成する紙基材としては、坪量約20〜
600g/m2位のもの、好ましくは、坪量約30〜4
50g/m2 位のものを使用することが望ましい。勿
論、本発明においては、紙層を構成する紙基材と、上記
に挙げた基材フィルムとしての各種の樹脂のフィルムな
いしシ−ト等を併用して使用することができる。
【0019】次に、本発明において、本発明にかかる積
層材を製造する際には、その最内層、あるいは最外層等
を重ね合わせ、或いは対向させてヒ−トシ−ルしてシ−
ル部を形成して製袋することから、本発明にかかる積層
材の最内層、あるいは最外層には、ヒ−トシ−ル性を有
する樹脂のフィルムないしシ−トを使用することが望ま
しいものである。而して、かかるヒ−トシ−ル性を有す
る樹脂のフィルムとしては、熱によって溶融し相互に融
着し得るものであればよく、例えば、低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エ
チレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル
酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メ
チルペンテンポリマ−、ポリブテンポリマ−、ポリエチ
レンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂を
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ−ル酸、
無水マレイン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性
ポリオレフィン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ
(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、その
他等の樹脂のフィルムないしシ−トを使用することがで
きる。而して、上記のフィルムないしシ−トは、その樹
脂を含む組成物によるコ−ティング膜の状態で使用する
ことができる。その膜もしくはフィルムないしシ−トの
厚さとしては、5μmないし300μm位、好ましく
は、10μmないし100μm位が望ましい。ところ
で、本発明においては、上記のようなヒ−トシ−ル性を
有する樹脂のフィルムは、包装用材料を構成する最外層
にも設けることができ、而して、包装用材料の最内層面
と最外層面どうしを重ね合わせて、その重合面の端部を
ヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成することによって、本
発明にかかる包装用容器を製造することもできる。
【0020】更に、本発明において、上記のようなヒ−
トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとして、メタロセン
触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合
体のフィルムないしシ−トを同様に使用することができ
る。具体的には、メタロセン触媒を用いて重合したエチ
レン−α・オレフィン共重合体のフィルムないしシ−ト
としては、例えば、二塩化ジルコノセンとメチルアルモ
キサンの組み合わせによる触媒等のメタロセン錯体とア
ルモキサンとの組み合わせによる触媒、すなわち、メタ
ロセン触媒を使用して重合してなるエチレン−α・オレ
フィン共重合体のフィルムないしシ−トを使用すること
ができる。メタロセン触媒は、現行の触媒が、活性点が
不均一でマルチサイト触媒と呼ばれているのに対し、活
性点が均一であることからシングルサイト触媒とも呼ば
れているものである。例えば、三菱化学株式会社製の商
品名「カ−ネル」、三井石油化学工業株式会社製の商品
名「エボリュ−」、米国、エクソン・ケミカル(EXX
ON CHEMICAL)社製の商品名「エクザクト
(EXACT)」、米国、ダウ・ケミカル(DOW C
HEMICAL)社製の商品名「アフィニティ−(AF
FINITY)、商品名「エンゲ−ジ(ENGAG
E)」等のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン−
α・オレフィン共重合体のフィルムを使用することがで
きる。而して、本発明において、上記のエチレン−α・
オレフィン共重合体のフィルムとしては、その樹脂を含
む組成物によるコ−ティング膜等の状態で使用すること
ができる。その膜もしくはフィルムの厚さとしては、5
μmないし300μm位、好ましくは、10μmないし
100μm位が望ましい。本発明において、上記のよう
なヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとして、メタ
ロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン
共重合体のフィルムないしシ−トを使用する場合には、
袋体を製造するときに、低温ヒ−トシ−ル性が可能であ
るという利点を有するものである。
【0021】次にまた、本発明においては、本発明にか
かる積層材を製造する際には、更に、バリア−性を有す
る基材を使用することもでき、而して、かかるバリア−
性を有する基材としては、太陽光等の光を遮光する性
質、あるいは水蒸気、水、ガス等を透過しない性質等を
有する材料を使用することができ、これは、単体の基材
でもよく、あるいは二種以上の基材を組み合わせてなる
複合基材等であってもよい。具体的には、例えば、遮光
性とバリア−性を有するアルミニュウム箔またはその蒸
着膜を有する樹脂のフィルム、バリア−性を有する酸化
珪素、酸化アルミニュウム等の無機酸化物の蒸着膜を有
する樹脂のフィルム、水蒸気、水等のバリア−性を有す
る低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体等の樹脂のフィルム
ないしシ−ト、ガスバリア−性を有するポリ塩化ビニリ
デン、ポリビニルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物等の樹脂のフィルムないしシ−ト、樹脂
に顔料等の着色剤を、その他、所望の添加剤を加えて混
練してフィルム化してなる遮光性を有する各種の着色樹
脂のフィルムないしシ−ト等を使用することができる。
これらの材料は、一種ないしそれ以上を組み合わせて使
用することができる。上記のフィルムないしシ−トの厚
さとしては、任意であるが、通常、5μmないし300
μm位、更には、10μmないし100μm位が望まし
い。更に、上記において、アルミニュウム箔としては、
5μmないし30μm位の厚さのもの、また、アルミニ
ュウムまたは無機酸化物の蒸着膜としては、厚さ100
Åないし2000Å位のものを使用することができる。
また、上記の蒸着膜を支持する樹脂のフィルムとして
は、例えば、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィル
ム、ポリオレフィンフィルム、ポリ塩化ビニルフィル
ム、ポリカ−ボネ−トフィルム、ポリ塩化ビニリデンフ
ィルム、ポリビニルアルコ−ルフィルム、エチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、その他等を使用す
ることができる。
【0022】更に、上記において、上記の無機酸化物の
蒸着膜層を構成する無機酸化物としては、例えば、ケイ
素酸化物(SiOx )、酸化アルミニウム、酸化インジ
ウム、酸化スズ、酸化ジルコニウム等を使用することが
できる。更に、本発明においては、無機酸化物として
は、一酸化ケイ素と二酸化ケイ素との混合物、あるいは
ケイ素酸化物と酸化アルミニウムとの混合物であっても
よい。而して、本発明において、無機酸化物の薄膜層を
形成する方法としては、イオンビ−ム法、電子ビ−ム法
等の真空蒸着法、スパッタリング法等によって蒸着膜を
構成することによって形成することができる。上記にお
いて、無機酸化物の薄膜層の厚さとしては、十分なバリ
ア−性を得るために、通常、10nm〜200nm位で
あることが好ましく、特に、本発明においては、20〜
150nm位が望ましい。上記において、無機酸化物の
薄膜層の厚さが、150nmを超えると、特に、200
nmを超えると、無機酸化物の薄膜層にクラック等が入
りやすくなり、そりによりバリア−性が低下するという
危険性があると共に、材料コストが高くなるという問題
点であるので好ましくはない。
【0023】次に、上記の本発明において、上記のよう
な材料を使用して、本発明にかかる積層材を製造する方
法について説明すると、かかる方法としては、通常の包
装材料を製造するときに使用するラミネ−トする方法、
例えば、ウエットラミネ−ション法、ドライラミネ−シ
ョン法、無溶剤型ドライラミネ−ション法、押し出しラ
ミネ−ション法、Tダイ共押し出し成形法、共押し出し
ラミネ−ション法、インフレ−ション法、その他等で行
うことができる。而して、本発明においては、上記のラ
ミネ−トを行う際に、必要ならば、例えば、コロナ処
理、オゾン処理等の前処理をフィルムに施すことがで
き、また、例えば、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、
ポリエチレンイミン系、ポリブタジエン系、有機チタン
系等のアンカ−コ−ティング剤、あるいはポリウレタン
系、ポリアクリル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポ
リ酢酸ビニル系、セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト
用接着剤等の公知のアンカ−コ−ト剤、接着剤等を使用
することができる。
【0024】ところで、上記のような積層材の製造法に
おいて、押し出しラミネ−トする際の接着性樹脂層を構
成する押し出し樹脂としては、例えば、ポリエチレン、
エチレン−α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、
ポリブテン、ポリイソブテン、ポエイソブチレン、ポリ
ブタジエン、ポリイソプレン、エチレン−メタクリル酸
共重合体、あるいはエチレン−アクリル酸共重合体等の
エチレンと不飽和カルボン酸との共重合体、あるいはそ
れらを変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂、エチレン
−アクリル酸エチル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、その他等を使用することが
できる。また、本発明において、ドライラミネ−トする
際の接着剤層を構成する接着剤としては、具体的には、
ドライラミネ−ト等において使用される2液硬化型ウレ
タン系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、ポリエ
−テルウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエス
テル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリ酢酸ビニル系
接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤、その他等を
使用することができる。
【0025】次にまた、本発明において、本発明にかか
るプラスチックフィルム単層、またはそれを含む積層材
に通気性を有する透過孔を刻設する方法等について説明
すると、かかる方法としては、例えば、加熱した針を押
し付けるニ−ドルパンチ法、エンボスロ−ル、研磨ロ−
ル、砥石、研磨テ−プ等を使用してフィルムを溶融し、
穿孔する熱溶融穿孔法、ナイフ、カッタ−等を使用する
物理的穿孔法、レ−ザ−ビ−ム加工、コロナ放電、プラ
ズマ放電等の加工法、その他等の方法によって行うこと
ができる。而して、本発明において、通気性を有する透
過孔を刻設するに当たっては、フィルムの単体の状態、
あるいは上記のようにラミネ−ト法で積層した積層材の
状態においても刻設することができる。本発明におい
て、通気性を有する透過孔の形状としては、直線状、曲
線状、ミシン目線状、丸孔状、破線状、その他等の任意
の形状でよく、その本数は、一本ないしそれ以上でよ
く、また連続状あるいは不連続状等のいずれでもよい。
また、その通気性を有する透過孔の構造は、貫通孔ない
し透過孔の状態、あるいはハ−フカットと貫通孔ないし
透過孔とが混在するような状態のいずれの状態でもよ
い。しかし、本発明において、通気性を有する透過孔と
しては、層全部を貫通する貫通孔ないし透過孔等が望ま
しいものではない。ところで、本発明においては、通気
性を有する透過孔を刻設する方法としては、パルス発振
タイプのレ−ザの照射を用いて連続状あるいは不連続状
に刻設する方法が最も好ましい方法である。上記におい
て、レ−ザの種類としては、炭酸ガスレ−ザ、YAGレ
−ザ、半導体レ−ザ、アルゴンイオンレ−ザ等を利用す
ることができ、特に限定されるものではない。本発明に
おいて、上記のような通気性を有する透過孔において
は、例えば、ミシン目状の貫通孔のときには、孔径が、
縦×横0.1mm×5mm〜0.4mm×5mmで、単
位面積当たり、1〜5個/cm2 存在し、丸孔状の貫通
孔のときには、孔径が、0.1mm〜5mmで、単位面
積当たり、1〜10個/cm2 存在している通気性を有
する透過孔を設けることが望ましいものである。上記に
おいて、通気性を有する透過孔の孔径が、0.1mm以
下であり、更に、孔の数が、単位面積当たり1個/cm
2 未満であると、包装用容器内の圧が高まり、内側の空
気が外側に抜けようとするのに、その通気性が追従でき
ずに、空気が行き場を失い、包装用容器が破袋する等の
問題点があって好ましくなく、また、通気性を有する透
過孔の孔径が、5mm以上であり、更に、孔の数が、単
位面積当たり5〜10個/cm2 以上になると、不織布
等の通気性基材の露出部が大きくなり、包装用容器の保
管中に、通気性基材の部分が静電気等を帯びてゴミ、ホ
コリ等を付着して汚れたり、あるいは、冷凍庫等での保
管中に、他からの臭い等が移行し、また、ゴミ、ホコリ
等も付着し、衛生的でないという問題点等があり好まし
くないものである。
【0026】次に、本発明において、本発明にかかる包
装用材料を構成する通気性基材としては、例えば、繊維
を適当の方法でウェブ状(薄綿状)またはマット状に配
列させ、接着剤あるいは繊維自身の融着力によって繊維
相互を接合させて得られるシ−ト状の、通気性を有する
不織布等を使用することができる。上記において、繊維
としては、例えば、綿、レ−ヨン、アセテ−ト、ポリア
ミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリプロピレン系繊
維、ポリエチレン系繊維、ポリアクリロニトリル系繊
維、ポリビニルアルコ−ル系繊維、ポリウレタン系繊
維、その他等を単独または混合して使用することができ
る。本発明においては、上記のような繊維を、それ自身
の接着性を利用し、あるいは接着剤等を介して任意に接
合させて不織布を製造することができる。而して、本発
明においては、上記のような不織布を一層ないしそれ以
上を積層して使用することができ、積層する場合には、
通気性の異なる不織布を組み合わせて使用することが望
ましい。本発明において、通気性基材としては、蒸気、
空気等を通すが水等の液体を通さない不織布であって、
特に、食品用途に使用する場合には、毛羽立ちの少ない
ものが望ましく、かつ、機械適性を有する強度の高いも
のを使用することが望ましい。そのような不織布として
は、例えば、三井石油化学株式会社製、商品名、SM
S、スパンポンド/メルトブロ−ン/スパンボンドの三
層の積層体からなる不織布(65g/m2 )、同じく、
三井石油化学株式会社製、商品名、FA0401N1、
メルトブロ−ン/スパンボンドの二層の積層体からなる
不織布(40g/m2 )等を使用することができる。上
記において、メルトブロ−ンとは、蒸気、空気等を通す
が液体を通さない、比較的に通気性が小さい不織布の名
称であり、スパンボンドは、目は粗く、液体を通すが強
度がある、比較的に通気性が大きい不織布の名称を意味
するものである。本発明においては、通気性を調節する
ことから、不織布としては、上記のように、通気性が小
なる不織布と通気性が大なる不織布との二層積層不織布
からなり、更に、該二層積層不織布を構成する通気性が
小なる不織布の面が、プラスチックフィルム単層、また
はこれを含む積層材の通気性を有する透過孔の部分の面
に対向して積層して、本発明にかかる包装用材料を製造
することが好ましい。
【0027】次に、本発明において、プラスチックフィ
ルム単層、またはこれを含む積層材の所定の箇所に、通
気性を有する透過孔を設け、更に、該通気性を有する透
過孔を含む部分に、通気性基材を重ね合わせて積層して
なる包装用材料の片面に、他のプラスチックフィルム単
層、またはこれを含む積層材を重ね合わせ、更に、その
周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設けて、本発明
にかかる包装用容器を製造するものであるが、その際に
使用する他のプラスチックフィルム単層、またはこれを
含む積層材としては、前述の本発明にかかる包装用材料
を製造する際に使用するプラスチックフィルム単層、ま
たはこれを含む積層材を同様に使用することができる。
【0028】次に、本発明において、本発明にかかる包
装用容器を製造する方法を説明すると、かかる方法とし
ては、種々の方法があるが、通常、プラスチックフィル
ム単層、またはこれを含む積層材の所定の箇所に、通気
性を有する透過孔を設け、更に、該通気性を有する透過
孔を含む部分に、通気性基材を重ね合わせて積層してな
る包装用材料の片面に、他のプラスチックフィルム単
層、またはこれを含む積層材を重ね合わせ、更に、その
周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設けて、本発明
にかかる包装用容器を製造する方法を挙げることができ
る。更に、具体的には、例えば、その製袋方法として
は、本発明にかかる包装用材料を、プラスチックフィル
ム単層、またはこれを含む積層材の所定の箇所に、通気
性を有する透過孔を設け、更に、該通気性を有する透過
孔を含む部分に、通気性基材を重ね合わせて積層してな
る包装用材料を、その通気性基材の面を内層として折り
曲げるか、あるいは、該包装用材料の通気性基材の面を
内層とし、この面に他のプラスチックフィルム単層、ま
たはこれを含む積層材を重ね合わせ、しかる後、その外
周の周辺端部を、例えば、側面シ−ル型、二方シ−ル
型、三方シ−ル型、四方シ−ル型、封筒貼りシ−ル型、
合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−ル型)、ひだ付シ−ル
型、平底シ−ル型、角底シ−ル型、舟底シ−ル型、その
他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、本発
明にかかる種々の形態の包装用容器を製造することがで
きる。その他、例えば、自立性包装袋(スタンディング
パウチ)等も製造することが可能である。上記におい
て、ヒ−トシ−ルの方法としては、例えば、バ−シ−
ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−
ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行う
ことができる。
【0029】次に、本発明において、本発明にかかる包
装用容器を製造するときに使用する凹凸嵌合する凹部と
凸部からなる開封用チャックテ−プとしては、例えば、
図11の断面図に示すように、平坦な支持部20、2
0′にそれぞれ凸部21と凹部22とを設け、該凸部2
1と凹部22とで凹凸嵌合体部分を形成することがで
き、かつ、再封性を有するフック型チャックテ−プG等
を使用することができる。上記のような開封用チャック
テ−プとしては、前述の包装用容器を構成する包装用材
料の最内面とヒ−トシ−ルして接着性を有するものを使
用することが好ましく、例えば、低密度ポリエチレン、
直鎖(線状)低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン等のポリエチレン系樹脂、ポリ
プロピレン系樹脂、アイオノマ−樹脂、エチレン−メタ
クリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の
ヒ−トシ−ル性を有する樹脂製成形体を使用することが
望ましいものである。例えば、本発明にかかる包装用容
器を製造するときに使用する包装用材料を構成する最内
層のヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとして、ヒ
−トシ−ル性を有する無延伸ポリプロピレン系樹脂フィ
ルムが使用される場合、本発明において、開封用チャッ
クテ−プとしては、上記の包装材料を構成する最内層の
ヒ−トシ−ル性フィルムとしてのヒ−トシ−ル性を有す
る無延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムと同質の樹脂を
使用し、これを素材として成形されるポリプロピレン系
樹脂製成形体を使用することが好ましいものである。
【0030】而して、本発明においては、本発明にかか
る包装用容器を製造するに際し、前述の開口部近傍の所
定の箇所に、開封用チャックテ−プを介在させ、該開封
用チャックテ−プを包装材料のそれぞれの最内面層にヒ
−トシ−ルさせて固着することができる。上記におい
て、ヒ−トシ−ルする方法としては、例えば、バ−シ−
ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−
ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行う
ことができる。
【0031】本発明において、上記のようにして製造し
た包装用容器は、種々の用途に使用することができ、例
えば、電子レンジ用袋、米穀用袋、椎茸菌等の菌株栽培
用袋、蒸気滅菌用袋、哺乳瓶用滅菌袋、その他等の通気
性を必要とする包装用袋として使用することができるも
のである。
【0032】
【実施例】上記の本発明について次に実施例を挙げて更
に具体的に説明する。 実施例1 厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムの片面に、2
液硬化型ポリウレタン系接着剤を3g/m2 (dry)
塗布し、次いで、該塗布面に、厚さ50μmの無延伸ポ
リプロピレンフィルムをドライラミネ−トして、胴部お
よび底部を構成する積層材を製造した。次に、上記で製
造した積層材を使用し、まず、縦15cm、横22cm
の胴部を構成する積層材、2枚と、縦10cm、横22
cmの底部を構成する積層材、1枚を調整した。次い
で、上記で調整した胴部を構成する積層材の1枚に、開
口部を構成する上から5cmに相当する箇所に、ニ−ド
ルパンチ方式で、3mm間隔で、孔径、縦×横、0.4
×5mmのミシン目状の通気性透過孔を横方向に形成
し、更に、該通気性透過孔を形成した部分に、三井石油
化学株式会社製、商品名、FA0401N1、メルトブ
ロ−ン/スパンボンドの二層の積層体からなる不織布
(40g/m2 、2cm巾)を使用し、そのメルトブロ
−ン面を重ね合わせ、次いで、上記の積層材と不織布と
を、その不織布の両端でヒ−トシ−ルして積層した。更
に、上記で胴部を構成する積層材と、同じく、胴部を構
成する不織布を積層した積層材とを、その両者の開口部
近傍の内面側に、凹凸嵌合する開封用チャックテ−プを
貼り合わせ、しかる後、更に、その無延伸ポリプロピレ
ンフィルムを対向させ、かつ、その間に、底部を構成す
る積層材を、その無延伸ポリプロピレンフィルム面が表
面となるように逆V字型に折り込んで介在させ、次い
で、上記の胴部を構成する積層材と底部を構成する積層
材とを、その周辺端部のサイド部と底部とをヒ−トシ−
ルして、自立性袋を製造した。上記で製造した自立性袋
の開口部から、ハンバ−ガ−を充填し、しかる後、開口
部をヒ−トシ−ルして、包装製品を製造した。上記の包
装製品を冷凍保存し、開口部のシ−ル部を除去し、しか
る後、電子レンジで加熱調理したところ、極めて良好に
ハンバ−ガ−を食することができた。
【0033】実施例2 厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムの片面に、2
液硬化型ポリウレタン系接着剤を3g/m2 (dry)
塗布し、次いで、該塗布面に、厚さ50μmの無延伸ポ
リプロピレンフィルムをドライラミネ−トして、積層材
を製造した。次に、上記で製造した積層材を使用し、ま
ず、縦22cm、横10cmの積層材を調整した。次い
で、上記で調整した積層材の1枚に、開口部を構成する
上から5cmに相当する箇所に、ニ−ドルパンチ方式
で、3mm間隔で、孔径、縦×横、0.2×5mmのミ
シン目状の通気性透過孔を横方向に形成し、更に、該通
気性透過孔を形成した部分に、三井石油化学株式会社
製、商品名、FA0401N1、メルトブロ−ン/スパ
ンボンドの二層の積層体からなる不織布(40g/
2 、2cm巾)を使用し、そのメルトブロ−ン面を重
ね合わせ、次いで、上記の積層材と不織布とを、その不
織布の両端でヒ−トシ−ルして積層した。更に、上記で
調整した一方の積層材と、同じく、上記で不織布を積層
した積層材とを、その両者の開口部近傍の内面側に、凹
凸嵌合する開封用チャックテ−プを貼り合わせ、しかる
後、その無延伸ポリプロピレンフィルムを対向させ、次
いで、両者の積層材を、その周辺端部を三方ヒ−トシ−
ルして、平パウチを製造した。上記で製造した平パウチ
の開口部から、ハンバ−グを充填し、しかる後、開口部
をヒ−トシ−ルして、包装製品を製造した。上記の包装
製品を冷凍保存し、開口部のシ−ル部を除去し、しかる
後、電子レンジで加熱調理したところ、極めて良好にハ
ンバ−グを食することができた。
【0034】実施例3 厚さ50μmの未延伸ポリプロピレンからなるチュ−ブ
状フィルムを作製し、その片面の開口部を構成する上か
ら5cmのところに、間隔2mmをおいて、孔径5mm
の丸孔を4個形成し、次いで、その通気性透過孔を形成
した部分を覆うようにして40mm×40mmからなる
トクヤマ株式会社製不織布、商品名、NFR−RG00
をヒ−トシ−ルした。上記のトクヤマ株式会社製不織
布、商品名、NFR−RG00は、ポリプロピレン製微
多孔膜とポリエチレン製不織布との2層熱ラミネ−ト製
品である(92g/m2 )。上記のチュ−ブ状フィルム
の一方の開口部をヒ−トシ−ルし、次いで、他方の開口
部から椎茸培養培地を入れ、しかる後開口部をヒ−トシ
−ルした。次に、上記の包装製品を蒸気滅菌(121℃
×8時間)したところ、雑菌の進入がなかったため良好
な条件で滅菌できたことを確認した。
【0035】実施例4 厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムの片面にアン
カ−コ−ト剤をコ−トし、次に、該コ−ト面に、押し出
し用ポリエチレンを使用して厚さ20μmに押し出しな
がら、厚さ50μmの線状低密度ポリエチレンフィルム
を押し出しラミネ−トした。上記で製造した積層材の2
枚を用意し、その一方の積層材の開口部位置から下に向
かって5cmに相当する箇所に、ニ−ドルパンチ方式で
5mm間隔で孔径0.2mm×5mmのミシン目状の通
気性透過孔を形成し、次いで、該通気性開口孔の部分
に、ユニチカ株式会社製のポリプロピレンとポリエチレ
ンとからなるスパンボンド不織布50g/m2 、2cm
巾を使用し、積層材と不織布とをその不織布の両端でヒ
−トシ−ルして積層した。次に、上記の二つの積層材を
重ね合わせ、周辺端部を三方ヒ−トシ−ルして、平パウ
チを製造した。上記の袋内に、米5kgを充填し、その
10袋を重ねて保管したところ、空気抜けが充分に行わ
れ、下方の袋がパンクすることがなかった。更に、虫等
が進入することなく、流通・保管に適した袋であった。
【0036】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、プラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層
材の所定の箇所に、例えば、ミシン目状の貫通孔のとき
には、孔径が、縦×横0.1mm×5mm〜0.4mm
×5mmで、単位面積当たり、1〜5個/cm2 存在
し、丸孔状の貫通孔のときには、孔径が、0.1mm〜
5mmで、単位面積当たり、1〜10個/cm2 存在し
ている通気性を有する透過孔を設け、更に、少なくと
も、上記の通気性を有する透過孔を含む部分に、通気性
が小なる不織布と通気性が大なる不織布との二層積層不
織布からなり、かつ、該二層積層不織布を構成する通気
性が小なる不織布の面が、プラスチックフィルム単層、
またはこれを含む積層材の通気性を有する透過孔の部分
の面に対向して積層してなる包装用材料を製造し、該包
装用材料を使用して、これを製袋して包装用容器を製造
し、而して、該包装用容器に、例えば、ハンバ−ガ−を
入れて電子レンジで加熱調理して、内容物の表面は湿り
気を帯びておらず、また、ぱさついた感じもなく、更
に、内容物として、米穀、椎茸菌等を充填してもその内
容物に応じて通気性を調整し得る包装用材料、および包
装用容器等を製造することができるというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる包装用材料の一例を示す平面図
である。
【図2】図1に示す包装用材料についてY−Y′におけ
る切断断面図である。
【図3】本発明にかかる包装用材料の別の形態の層構成
を示す断面図である。
【図4】本発明にかかる包装用材料の更に別の形態の層
構成を示す断面図である。
【図5】本発明にかかる包装用材料を構成するプラスチ
ックフィルム単層を含む積層材の一例を示す断面図であ
る。
【図6】上記の図1および図2に示す包装用材料を使用
して製袋した本発明にかかる包装用容器の構成を示す平
面図である。
【図7】図6に示す包装用容器のY1 −Y1 ′における
切断断面図である。
【図8】本発明にかかる包装用容器の別の形態の構成を
示す平面図である。
【図9】図8に示す包装用容器のY2 −Y2 ″における
切断断面図である。
【図10】本発明にかかる包装用容器内に内容物を充填
包装した包装製品の一例を示す平面図である。
【図11】本発明にかかる開封用チャックテ−プの構成
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 プラスチックフィルム単層 2 通気性を有する透過孔 3 通気性基材 3a 通気性が小なる不織布 3b 通気性が大なる不織布 3c 二層積層不織布 3d 通気性が中位の不織布 3e 三層積層不織布 4 シ−ル部 5 積層基材 6 側端シ−ル部 7 凹部 8 凸部 9 開封用チャックテ−プ 10 内容物 11 上端シ−ル部 20 平坦な支持部 20′平坦な支持部 21 凸部 22 凹部 A 包装用材料 A1 包装用材料 A2 包装用材料 B 積層材 C 他のプラスチックフィルム単層 D 包装用容器 E 包装用容器 F 包装製品 G フック型チャックテ−プ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65D 81/34 B65D 81/34 W (72)発明者 早川 当中 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルム単層、またはこれ
    を含む積層材の所定の箇所に、通気性を有する透過孔を
    設け、更に、少なくとも、上記の通気性を有する透過孔
    を含む部分に、通気性基材を重ね合わせて積層してなる
    ことを特徴とする包装用材料。
  2. 【請求項2】 通気性を有する透過孔が、ミシン目状の
    貫通孔からなることを特徴とする上記の請求項1に記載
    する包装用材料。
  3. 【請求項3】 通気性を有する透過孔が、ミシン目状の
    貫通孔のときには、孔径が、縦×横0.1mm×5mm
    〜0.4mm×5mmで、単位面積当たり、1〜5個/
    cm2 存在し、丸孔状の貫通孔のときには、孔径が、
    0.1mm〜5mmで、単位面積当たり、1〜10個/
    cm2 存在していることを特徴とする上記の請求項1ま
    たは2に記載する包装用材料。
  4. 【請求項4】 通気性基材が、不織布からなることを特
    徴とする上記の請求項1、2または3に記載する包装用
    材料。
  5. 【請求項5】 不織布が、通気性が小なる不織布と通気
    性が大なる不織布との二層積層不織布からなり、かつ、
    該二層積層不織布を構成する通気性が小なる不織布の面
    が、プラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層
    材の通気性を有する透過孔の部分の面に対向して積層し
    てなることを特徴とする上記の請求項4に記載する包装
    用材料。
  6. 【請求項6】 プラスチックフィルム単層、またはこれ
    を含む積層材の所定の箇所に、通気性を有する透過孔を
    設け、更に、該通気性を有する透過孔を含む部分に、通
    気性基材を重ね合わせて積層してなる包装用材料の片面
    に、他のプラスチックフィルム単層、またはこれを含む
    積層材を重ね合わせ、更に、その周辺端部をヒ−トシ−
    ルしてシ−ル部を設けてなることを特徴とする包装用容
    器。
  7. 【請求項7】 包装用容器の開口部に開封用チャックテ
    −プを設けてなることを特徴とする上記の請求項6に記
    載する包装用容器。
  8. 【請求項8】 通気性を有する透過孔が、ミシン目状の
    貫通孔からなることを特徴とする上記の請求項6または
    7に記載する包装用容器。
  9. 【請求項9】 通気性を有する透過孔が、ミシン目状の
    貫通孔のときには、孔径が、縦×横0.1mm×5mm
    〜0.4mm×5mmで、単位面積当たり、1〜5個/
    cm2 存在し、丸孔状の貫通孔のときには、孔径が、
    0.1mm〜5mmで、単位面積当たり、1〜10個/
    cm2 存在していることを特徴とする上記の請求項6、
    7または8に記載する包装用容器。
  10. 【請求項10】 通気性基材が、不織布からなることを
    特徴とする上記の請求項6、7、8または9に記載する
    包装用容器。
  11. 【請求項11】 不織布が、通気性が小なる不織布と通
    気性が大なる不織布との二層積層不織布からなり、か
    つ、該二層積層不織布を構成する通気性が小なる不織布
    の面が、プラスチックフィルム単層、またはこれを含む
    積層材の通気性を有する透過孔の部分の面に対向して積
    層してなることを特徴とする上記の請求項9に記載する
    包装用容器。
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