JP3908320B2 - 包装用材料およびそれを使用した包装用容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装用材料およびそれを使用した包装用容器に関し、更に詳しくは、通気性を必要とする物品の充填包装に適する包装用材料およびそれを使用した包装用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、通気性を有する包装用材料およびそれを使用した包装用容器等としては、種々の形態のものが開発され、提案されている。
例えば、電子レンジ用袋においては、加熱調理時に水蒸気等を透過するために、袋体の一辺ないしそれ以上に、迷路のようなシ−ル部を設けた構成からなる通気性を有する包装用袋が知られている。
また、米穀用袋においては、上記と同様に、袋体の一辺ないしそれ以上に、迷路のようなシ−ル部を設けてなる通気性を有する包装用袋が知られている。
更にまた、袋体を構成するプラスチックフィルムの一部に開口部を設け、更に、該開口部に不織布等を貼り合わせて密閉して、通気性を保持してなる椎茸菌等の菌株栽培用袋、あるいは蒸気滅菌用袋も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような通気性を有する包装用袋においては、内容物に合致した通気性の度合いを調節することが極めて困難である。
例えば、上記のような電子レンジ用袋においては、通気性が大き過ぎると、加熱調理中に水蒸気等が発散し過ぎ、内容物が過乾燥の状態になり易く、また、通気性が乏しい場合には、食品等から蒸発した水蒸気が袋体内面に結露し、その結露した水滴が内容物に付着し、いずれの場合においても内容物の風味を損なうという問題点がある。
また、米穀用袋においても、例えば、通気性が大き過ぎる場合には、貯蔵中あるいは店頭において陳列販売中に内容物が乾燥状態になり、また、通気性が乏しい場合には、内容物が湿気を帯びてカビ等が発生し易く、米穀を炊飯したときにその風味を著しく損なうものである。
更に、米穀用袋において、通気性が大き過ぎる場合には、その通気孔から虫等が侵入し、思いもしない事故を起こすことがあるものである。
更にまた、菌株栽培用袋においても、通気性が大き過ぎると、乾燥状態になり、茸菌が死滅してその用をなさなくなるという問題点があるものであり、更に、雑菌等が侵入し、その用をなさないという問題点がある。
また、蒸気滅菌用袋においても、その通気性の度合いにより滅菌処理が充分でないという問題点がある。
そこで本発明は、その内容物に合致した通気性を有し、内容物の風味、内容物の物性等を損なうことのない包装用材料およびそれを使用した包装用容器等を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記のような問題点を解決すべく種々研究の結果、外側から耐熱性を有する基材フィルムと、ヒートシール性を有する樹脂フィルムとを接着層を介して積層する積層材の所定の箇所に、例えば、ミシン目状の貫通孔のときには、孔径が、縦×横0.1mm×5mm〜0.4mm×5mmで、単位面積当たり、1〜5個/cm2存在し、丸孔状の貫通孔のときには、孔径が、0.1mm〜5mmで、単位面積当たり、1〜10個/cm2存在している通気性を有する透過孔を設け、更に、少なくとも、上記の通気性を有する透過孔を含む部分に、通気性が小なる不織布と通気性が大なる不織布との二層積層不織布からなり、かつ、前記の通気性が小なる不織布が、蒸気、空気を通すが、液体を通さない不織布であり、かつ、前記の通気性が大なる不織布が、液体を通すが、強度がある不織布であり、かつ、該二層積層不織布を構成する通気性が小なる不織布の面が、プラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層材の通気性を有する透過孔の部分の面に対向して積層してなる包装用材料を製造し、該包装用材料を使用して、これを製袋して包装用容器を製造し、而して、該包装用容器に、例えば、ハンバ−ガ−を入れて電子レンジで加熱調理したところ、内容物の表面は湿り気を帯びておらず、また、ぱさついた感じもなく、更に、内容物として、米穀等を充填してもその内容物に応じて通気性を調整し得る包装用材料、および包装用容器等を見出して本発明を完成したものである。
【0005】
すなわち、本発明は、プラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層材の所定の箇所に、通気性を有する透過孔を設け、更に、少なくとも、上記の通気性を有する透過孔を含む部分に、通気性基材を重ね合わせて積層してなることを特徴とする包装用材料およびそれを使用した包装用容器に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
上記の本発明について以下に更に詳しく説明する。
まず、上記の本発明にかかる包装用材料、および包装用容器の構成につてその二三を例示して図面を用いて説明すると、図1は、本発明にかかる包装用材料の一例を示す平面図であり、図2は、図1に示す包装用材料についてY−Y′における切断断面図であり、図3は、本発明にかかる包装用材料の別の形態の層構成を示す断面図であり、図4は、本発明にかかる包装用材料の更に別の形態の層構成を示す断面図であり、図5は、本発明にかかる包装用材料を構成するプラスチックフィルム単層を含む積層材の一例を示す断面図であり、図6は、上記の図1および図2に示す包装用材料を使用して製袋した本発明にかかる包装用容器の構成を示す平面図であり、図7は、図6に示す包装用容器のY1 −Y1 ′における切断断面図であり、図8は、本発明にかかる包装用容器の別の形態の構成を示す平面図であり、図9は、図8に示す包装用容器のY2 −Y2 ′における切断断面図であり、図10は、本発明にかかる包装用容器内に内容物を充填包装した包装製品の一例を示す平面図である。
【0007】
まず、本発明にかかる包装用材料Aは、図1および図2に示すように、プラスチックフィルム単層1の所定の箇所に、例えば、ミシン目線状の不連続の貫通孔、あるいは、丸孔状の貫通孔のように、通気性を有する透過孔2を設け、更に、該プラスチックフィルム単層1の裏面に、その、少なくとも、通気性を有する透過孔2を含む部分に、通気性基材3を重ね合わせ、しかる後、該プラスチックフィルム単層1と通気性基材3とを、通気性基材3の両側においてヒ−トシ−ルしてシ−ル部4、4を形成して、その両者を積層した構成からなるものである。
【0008】
本発明にかかる包装用材料について、更に具体的に例示すると、図3に示すように、プラスチックフィルム単層1の所定の箇所に、例えば、ミシン目線状の不連続の貫通孔、あるいは、丸孔状の貫通孔のように、通気性を有する透過孔2を設け、更に、該プラスチックフィルム単層1の裏面で、その、少なくとも、通気性を有する透過孔2を含む部分に、通気性基材として、通気性が小なる不織布3aと通気性が大なる不織布3bとの二層積層不織布3cを使用し、その二層積層不織布3cを構成する通気性が小なる不織布3aの面を対向して重ね合わせ、しかる後、そのプラスチックフィルム単層1と二層積層不織布3cとを、その二層積層不織布3cの両側においてヒ−トシ−ルしてシ−ル部4、4を形成して、その両者を積層した構成からなる包装用材料A1 を挙げることができる。
【0009】
あるいは、本発明にかかる包装用材料としては、図4に示すように、プラスチックフィルム単層1の所定の箇所に、例えば、ミシン目線状の不連続の貫通孔、あるいは、丸孔状の貫通孔のように、通気性を有する透過孔2を設け、更に、該プラスチックフィルム単層1の裏面で、その、少なくとも、通気性を有する透過孔2を含む部分に、通気性基材として、通気性が小なる不織布3aと通気性が中位の不織布3dと通気性が大なる不織布3bとの三層積層不織布3eを使用し、その三層積層不織布3eを構成する通気性が小なる不織布3aの面を対向して重ね合わせ、しかる後、そのプラスチックフィルム単層1と三層積層不織布3eとを、その三層積層不織布3eの両側においてヒ−トシ−ルしてシ−ル部4、4を形成して、その両者を積層した構成からなる包装用材料A2 を挙げることができる。
【0010】
次に、本発明においては、上記のような構成からなる包装用材料において、図5に示すように、プラスチックフィルム単層1の代わりに、該プラスチックフィルム単層1に、更に他のプラスチックフィルム、紙基材、合成紙、セロハン、金属箔、その他等の所望の積層基材5の一種ないしそれ以上を任意に積層してなる積層材Bを使用することができる。
図5中の2は、前述と同様に、通気性を有する透過孔を表す。
なお、本発明において、上記に例示した包装用材料は、その二三を例示したものであり、これによって本発明は限定されるものではなく、例えば、本発明においては、図示しないが、通気性基材として、通気性が小なる不織布と通気性が大なる不織布との二層積層不織布を使用する場合、上記の例示とは逆に、その二層積層不織布を構成する通気性が大なる不織布の面を、プラスチックフィルム単層の裏面に対向して重ね合わせ、しかる後、そのプラスチックフィルム単層と二層積層不織布とを、その二層積層不織布の両側においてヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成して、その両者を積層した構成からなる包装用材料でも使用することができる。
上記の図4の場合も上記と同様である。
【0011】
次に、本発明において、上記の図1〜図5に図示したような本発明にかかる包装用材料を使用し、これを製袋してなる本発明にかかる包装用容器を例示すると、その一例として、上記の図1および図2に示す包装用材料を使用して製袋した包装用容器の例で説明すると、図6および図7に示すように、まず、上記の図1および図2に示す包装用材料Aと、他のプラスチックフィルム単層Cとを用意し、その包装用材料Aの通気性基材3を内面とし、その面に他のプラスチックフィルム単層Cを対向させて重ね合わせ、しかる後その両者の三方の周辺縁部をヒ−トシ−ルして側端シ−ル部6、6、6を形成して、本発明にかかる包装用容器Dを製造することができる。
なお、図6および図7中、1、2、3、4は、前述と同じ意味を表す。
【0012】
次にまた、本発明において、本発明にかかる包装用材料を使用し、これを製袋してなる本発明にかかる包装用容器の別の形態を例示すると、その例として、上記の図1および図2に示す包装用材料を使用して製袋した包装用容器の例で説明すると、図8および図9に示すように、まず、上記と同様にして、上記の図1および図2に示す包装用材料Aと、他のプラスチックフィルム単層Cとを用意し、その包装用材料Aの通気性基材3を内面とし、その面に他のプラスチックフィルム単層Cを対向させて重ね合わせ、しかる後その両者の三方の周辺縁部をヒ−トシ−ルして側端シ−ル部6、6、6を形成し、更に、袋体の開口部の近傍に、凹凸嵌合する凹部7と凸部8からなる開封用チャックテ−プ9を包装材料Aおよび他のプラスチックフィルム単層Cの内面に貼り合わせて、本発明にかかる包装用容器Eを製造することができる。
なお、図8および図9中、1、2、3、4は、前述と同じ意味を表す。
【0013】
本発明において、上記に例示した包装用容器は、その二三を例示したものであり、これによって本発明は限定されるものではなく、例えば、本発明においては、図示しないが、包装用容器の形態としては、種々の形態のものを採ることができ、例えば、自立性袋(スタンディングパウチ)、カゼット型袋、その他等、種々の形態ものを採り得ることができる。
また、本発明においては、本発明にかかる包装用材料の通気性基材の面に重ね合わせて貼り合わせる他のプラスチックフィルム単層の代わりに、これを含む積層材を貼り合わせて、本発明にかかる包装用容器を製造することもできる。
【0014】
次に、本発明において、上記のような本発明にかかる包装用容器に内容物を充填包装する方法について説明すると、図10に示すように、上記の図8および図9に示す包装用容器を一例として説明すると、上記で製造した包装用容器Eの開口部から内容物10を充填し、しかる後開口部をヒ−トシ−ルして上端シ−ル部11を形成して、本発明にかかる包装用容器を使用した包装製品Fを製造することができる。
なお、図10中、2、4、7、9等は、前述と同じ意味である。
而して、本発明においては、上記のような包装製品は、そのまま、あるいはその上端シ−ル部を除去した状態で、例えば、内容物がハンバ−ガ−である場合には、電子レンジで加熱調理し、しかる後開封用チャックテ−プの凹凸嵌合を解除して開口して、内容物を取り出して食することができるものである。
【0015】
次に、本発明において、本発明にかかる包装用材料、および包装用容器等を構成する材料について説明すると、まず、本発明において、プラスチックフィルム単層としては、通常の軟包装用袋を構成する樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができ、具体的には、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸またはメタクリル酸共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS系樹脂)、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、フッ素系樹脂、ジエン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロ−ス、その他等の公知の樹脂のフィルムないしシ−トから任意に選択して使用することができる。その他、例えば、セロハン等のフィルム、合成紙等も使用することができる。本発明において、上記のフィルムないしシ−トは、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等のいずれのものでも使用することができる。
また、その厚さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲から選択して使用することができる。
更に、本発明においては、フィルムないしシ−トとしては、押し出し成膜、インフレ−ション成膜、コ−ティング膜等のいずれの性状の膜でもよい。
【0016】
次に、本発明において、上記のようなプラスチックフィルム単層を含む積層材としては、上記に挙げた樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用し、その包装目的、内容物、用途、流通形態、販売形態、その他等を考慮して包装用材料を設計し、それに基づいて任意に材料を選択して組み合わせ、通常の方法で積層してなる積層材を使用することができる。
【0017】
上記の積層材について更に詳しく説明すると、上記の積層材を構成する材料としては、例えば、通常、包装用容器を構成する基本素材となる基材フィルムとして、機械的、物理的、化学的、その他等において優れた性質を有し、特に、強度を有して強靱であり、かつ耐熱性を有する樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができる。
具体的には、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、フッ素系樹脂、その他等の強靱な樹脂のフィルムないしシ−ト、その他等を使用することができる。
而して、上記の樹脂のフィルムないしシ−トとしては、未延伸フィルム、あるいは一軸方向または二軸方向に延伸した延伸フィルム等のいずれのものでも使用することができる。
そのフィルムの厚さとしては、5μmないし100μm位、好ましくは、10μmないし50μm位が望ましい。
なお、本発明においては、上記のような基材フィルムには、例えば、文字、図形、記号、絵柄、模様等の所望の印刷絵柄を通常の印刷法で表刷り印刷あるいは裏刷り印刷等が施されていてもよい。
また、上記のような基材フィルムにおいて、例えば、ポリオレフィン系樹脂、またはポリエステル系樹脂等のように、それ自身がヒ−トシ−ル性を有する場合には、それを利用して、本発明にかかるプラスチックフィルム単層とすることができる。
【0018】
次にまた、本発明において、上記の基材フィルムとしては、例えば、紙層を構成する各種の紙基材を使用することができ、具体的には、本発明において、紙基材としては、賦型性、耐屈曲性、剛性等を持たせるものであり、例えば、強サイズ性の晒または未晒の紙基材、あるいは純白ロ−ル紙、クラフト紙、板紙、加工紙等の紙基材、その他等を使用することができる。
上記において、紙層を構成する紙基材としては、坪量約20〜600g/m2 位のもの、好ましくは、坪量約30〜450g/m2 位のものを使用することが望ましい。
勿論、本発明においては、紙層を構成する紙基材と、上記に挙げた基材フィルムとしての各種の樹脂のフィルムないしシ−ト等を併用して使用することができる。
【0019】
次に、本発明において、本発明にかかる積層材を製造する際には、その最内層、あるいは最外層等を重ね合わせ、或いは対向させてヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成して製袋することから、本発明にかかる積層材の最内層、あるいは最外層には、ヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムないしシ−トを使用することが望ましいものである。
而して、かかるヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとしては、熱によって溶融し相互に融着し得るものであればよく、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテンポリマ−、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ−ル酸、無水マレイン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、その他等の樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができる。
而して、上記のフィルムないしシ−トは、その樹脂を含む組成物によるコ−ティング膜の状態で使用することができる。
その膜もしくはフィルムないしシ−トの厚さとしては、5μmないし300μm位、好ましくは、10μmないし100μm位が望ましい。
ところで、本発明においては、上記のようなヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムは、包装用材料を構成する最外層にも設けることができ、而して、包装用材料の最内層面と最外層面どうしを重ね合わせて、その重合面の端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成することによって、本発明にかかる包装用容器を製造することもできる。
【0020】
更に、本発明において、上記のようなヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとして、メタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体のフィルムないしシ−トを同様に使用することができる。
具体的には、メタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体のフィルムないしシ−トとしては、例えば、二塩化ジルコノセンとメチルアルモキサンの組み合わせによる触媒等のメタロセン錯体とアルモキサンとの組み合わせによる触媒、すなわち、メタロセン触媒を使用して重合してなるエチレン−α・オレフィン共重合体のフィルムないしシ−トを使用することができる。
メタロセン触媒は、現行の触媒が、活性点が不均一でマルチサイト触媒と呼ばれているのに対し、活性点が均一であることからシングルサイト触媒とも呼ばれているものである。
例えば、三菱化学株式会社製の商品名「カ−ネル」、三井石油化学工業株式会社製の商品名「エボリュ−」、米国、エクソン・ケミカル(EXXON CHEMICAL)社製の商品名「エクザクト(EXACT)」、米国、ダウ・ケミカル(DOW CHEMICAL)社製の商品名「アフィニティ−(AFFINITY)、商品名「エンゲ−ジ(ENGAGE)」等のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体のフィルムを使用することができる。
而して、本発明において、上記のエチレン−α・オレフィン共重合体のフィルムとしては、その樹脂を含む組成物によるコ−ティング膜等の状態で使用することができる。
その膜もしくはフィルムの厚さとしては、5μmないし300μm位、好ましくは、10μmないし100μm位が望ましい。
本発明において、上記のようなヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとして、メタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体のフィルムないしシ−トを使用する場合には、袋体を製造するときに、低温ヒ−トシ−ル性が可能であるという利点を有するものである。
【0021】
次にまた、本発明においては、本発明にかかる積層材を製造する際には、更に、バリア−性を有する基材を使用することもでき、而して、かかるバリア−性を有する基材としては、太陽光等の光を遮光する性質、あるいは水蒸気、水、ガス等を透過しない性質等を有する材料を使用することができ、これは、単体の基材でもよく、あるいは二種以上の基材を組み合わせてなる複合基材等であってもよい。
具体的には、例えば、遮光性とバリア−性を有するアルミニュウム箔またはその蒸着膜を有する樹脂のフィルム、バリア−性を有する酸化珪素、酸化アルミニュウム等の無機酸化物の蒸着膜を有する樹脂のフィルム、水蒸気、水等のバリア−性を有する低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等の樹脂のフィルムないしシ−ト、ガスバリア−性を有するポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等の樹脂のフィルムないしシ−ト、樹脂に顔料等の着色剤を、その他、所望の添加剤を加えて混練してフィルム化してなる遮光性を有する各種の着色樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用することができる。
これらの材料は、一種ないしそれ以上を組み合わせて使用することができる。
上記のフィルムないしシ−トの厚さとしては、任意であるが、通常、5μmないし300μm位、更には、10μmないし100μm位が望ましい。
更に、上記において、アルミニュウム箔としては、5μmないし30μm位の厚さのもの、また、アルミニュウムまたは無機酸化物の蒸着膜としては、厚さ100Åないし2000Å位のものを使用することができる。
また、上記の蒸着膜を支持する樹脂のフィルムとしては、例えば、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリカ−ボネ−トフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニ
ルアルコ−ルフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、その他等を使用することができる。
【0022】
更に、上記において、上記の無機酸化物の蒸着膜層を構成する無機酸化物としては、例えば、ケイ素酸化物(SiOx )、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化スズ、酸化ジルコニウム等を使用することができる。
更に、本発明においては、無機酸化物としては、一酸化ケイ素と二酸化ケイ素との混合物、あるいはケイ素酸化物と酸化アルミニウムとの混合物であってもよい。
而して、本発明において、無機酸化物の薄膜層を形成する方法としては、イオンビ−ム法、電子ビ−ム法等の真空蒸着法、スパッタリング法等によって蒸着膜を構成することによって形成することができる。
上記において、無機酸化物の薄膜層の厚さとしては、十分なバリア−性を得るために、通常、10nm〜200nm位であることが好ましく、特に、本発明においては、20〜150nm位が望ましい。
上記において、無機酸化物の薄膜層の厚さが、150nmを超えると、特に、200nmを超えると、無機酸化物の薄膜層にクラック等が入りやすくなり、そりによりバリア−性が低下するという危険性があると共に、材料コストが高くなるという問題点であるので好ましくはない。
【0023】
次に、上記の本発明において、上記のような材料を使用して、本発明にかかる積層材を製造する方法について説明すると、かかる方法としては、通常の包装材料を製造するときに使用するラミネ−トする方法、例えば、ウエットラミネ−ション法、ドライラミネ−ション法、無溶剤型ドライラミネ−ション法、押し出しラミネ−ション法、Tダイ共押し出し成形法、共押し出しラミネ−ション法、インフレ−ション法、その他等で行うことができる。
而して、本発明においては、上記のラミネ−トを行う際に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理等の前処理をフィルムに施すことができ、また、例えば、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポリブタジエン系、有機チタン系等のアンカ−コ−ティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等の公知のアンカ−コ−ト剤、接着剤等を使用することができる。
【0024】
ところで、上記のような積層材の製造法において、押し出しラミネ−トする際の接着性樹脂層を構成する押し出し樹脂としては、例えば、ポリエチレン、エチレン−α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソブテン、ポエイソブチレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、エチレン−メタクリル酸共重合体、あるいはエチレン−アクリル酸共重合体等のエチレンと不飽和カルボン酸との共重合体、あるいはそれらを変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、その他等を使用することができる。
また、本発明において、ドライラミネ−トする際の接着剤層を構成する接着剤としては、具体的には、ドライラミネ−ト等において使用される2液硬化型ウレタン系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、ポリエ−テルウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリ酢酸ビニル系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤、その他等を使用することができる。
【0025】
次にまた、本発明において、本発明にかかるプラスチックフィルム単層、またはそれを含む積層材に通気性を有する透過孔を刻設する方法等について説明すると、かかる方法としては、例えば、加熱した針を押し付けるニ−ドルパンチ法、エンボスロ−ル、研磨ロ−ル、砥石、研磨テ−プ等を使用してフィルムを溶融し、穿孔する熱溶融穿孔法、ナイフ、カッタ−等を使用する物理的穿孔法、レ−ザ−ビ−ム加工、コロナ放電、プラズマ放電等の加工法、その他等の方法によって行うことができる。
而して、本発明において、通気性を有する透過孔を刻設するに当たっては、フィルムの単体の状態、あるいは上記のようにラミネ−ト法で積層した積層材の状態においても刻設することができる。
本発明において、通気性を有する透過孔の形状としては、直線状、曲線状、ミシン目線状、丸孔状、破線状、その他等の任意の形状でよく、その本数は、一本ないしそれ以上でよく、また連続状あるいは不連続状等のいずれでもよい。
また、その通気性を有する透過孔の構造は、貫通孔ないし透過孔の状態、あるいはハ−フカットと貫通孔ないし透過孔とが混在するような状態のいずれの状態でもよい。
しかし、本発明において、通気性を有する透過孔としては、層全部を貫通する貫通孔ないし透過孔等が望ましいものではない。
ところで、本発明においては、通気性を有する透過孔を刻設する方法としては、パルス発振タイプのレ−ザの照射を用いて連続状あるいは不連続状に刻設する方法が最も好ましい方法である。
上記において、レ−ザの種類としては、炭酸ガスレ−ザ、YAGレ−ザ、半導体レ−ザ、アルゴンイオンレ−ザ等を利用することができ、特に限定されるものではない。
本発明において、上記のような通気性を有する透過孔においては、例えば、ミシン目状の貫通孔のときには、孔径が、縦×横0.1mm×5mm〜0.4mm×5mmで、単位面積当たり、1〜5個/cm2 存在し、丸孔状の貫通孔のときには、孔径が、0.1mm〜5mmで、単位面積当たり、1〜10個/cm2 存在している通気性を有する透過孔を設けることが望ましいものである。
上記において、通気性を有する透過孔の孔径が、0.1mm以下であり、更に、孔の数が、単位面積当たり1個/cm2 未満であると、包装用容器内の圧が高まり、内側の空気が外側に抜けようとするのに、その通気性が追従できずに、空気が行き場を失い、包装用容器が破袋する等の問題点があって好ましくなく、また、通気性を有する透過孔の孔径が、5mm以上であり、更に、孔の数が、単位面積当たり5〜10個/cm2 以上になると、不織布等の通気性基材の露出部が大きくなり、包装用容器の保管中に、通気性基材の部分が静電気等を帯びてゴミ、ホコリ等を付着して汚れたり、あるいは、冷凍庫等での保管中に、他からの臭い等が移行し、また、ゴミ、ホコリ等も付着し、衛生的でないという問題点等があり好ましくないものである。
【0026】
次に、本発明において、本発明にかかる包装用材料を構成する通気性基材としては、例えば、繊維を適当の方法でウェブ状(薄綿状)またはマット状に配列させ、接着剤あるいは繊維自身の融着力によって繊維相互を接合させて得られるシ−ト状の、通気性を有する不織布等を使用することができる。
上記において、繊維としては、例えば、綿、レ−ヨン、アセテ−ト、ポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポリエチレン系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコ−ル系繊維、ポリウレタン系繊維、その他等を単独または混合して使用することができる。
本発明においては、上記のような繊維を、それ自身の接着性を利用し、あるいは接着剤等を介して任意に接合させて不織布を製造することができる。
而して、本発明においては、上記のような不織布を一層ないしそれ以上を積層して使用することができ、積層する場合には、通気性の異なる不織布を組み合わせて使用することが望ましい。
本発明において、通気性基材としては、蒸気、空気等を通すが水等の液体を通さない不織布であって、特に、食品用途に使用する場合には、毛羽立ちの少ないものが望ましく、かつ、機械適性を有する強度の高いものを使用することが望ましい。
そのような不織布としては、例えば、三井石油化学株式会社製、商品名、SMS、スパンポンド/メルトブロ−ン/スパンボンドの三層の積層体からなる不織布(65g/m2 )、同じく、三井石油化学株式会社製、商品名、FA0401N1、メルトブロ−ン/スパンボンドの二層の積層体からなる不織布(40g/m2 )等を使用することができる。
上記において、メルトブロ−ンとは、蒸気、空気等を通すが液体を通さない、比較的に通気性が小さい不織布の名称であり、スパンボンドは、目は粗く、液体を通すが強度がある、比較的に通気性が大きい不織布の名称を意味するものである。
本発明においては、通気性を調節することから、不織布としては、上記のように、通気性が小なる不織布と通気性が大なる不織布との二層積層不織布からなり、更に、該二層積層不織布を構成する通気性が小なる不織布の面が、プラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層材の通気性を有する透過孔の部分の面に対向して積層して、本発明にかかる包装用材料を製造することが好ましい。
【0027】
次に、本発明において、プラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層材の所定の箇所に、通気性を有する透過孔を設け、更に、該通気性を有する透過孔を含む部分に、通気性基材を重ね合わせて積層してなる包装用材料の片面に、他のプラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層材を重ね合わせ、更に、その周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設けて、本発明にかかる包装用容器を製造するものであるが、その際に使用する他のプラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層材としては、前述の本発明にかかる包装用材料を製造する際に使用するプラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層材を同様に使用することができる。
【0028】
次に、本発明において、本発明にかかる包装用容器を製造する方法を説明すると、かかる方法としては、種々の方法があるが、通常、プラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層材の所定の箇所に、通気性を有する透過孔を設け、更に、該通気性を有する透過孔を含む部分に、通気性基材を重ね合わせて積層してなる包装用材料の片面に、他のプラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層材を重ね合わせ、更に、その周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設けて、本発明にかかる包装用容器を製造する方法を挙げることができる。
更に、具体的には、例えば、その製袋方法としては、本発明にかかる包装用材料を、プラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層材の所定の箇所に、通気性を有する透過孔を設け、更に、該通気性を有する透過孔を含む部分に、通気性基材を重ね合わせて積層してなる包装用材料を、その通気性基材の面を内層として折り曲げるか、あるいは、該包装用材料の通気性基材の面を内層とし、この面に他のプラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層材を重ね合わせ、しかる後、その外周の周辺端部を、例えば、側面シ−ル型、二方シ−ル型、三方シ−ル型、四方シ−ル型、封筒貼りシ−ル型、合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−ル型)、ひだ付シ−ル型、平底シ−ル型、角底シ−ル型、舟底シ−ル型、その他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、本発明にかかる種々の形態の包装用容器を製造することができる。
その他、例えば、自立性包装袋(スタンディングパウチ)等も製造することが可能である。
上記において、ヒ−トシ−ルの方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行うことができる。
【0029】
次に、本発明において、本発明にかかる包装用容器を製造するときに使用する凹凸嵌合する凹部と凸部からなる開封用チャックテ−プとしては、例えば、図11の断面図に示すように、平坦な支持部20、20′にそれぞれ凸部21と凹部22とを設け、該凸部21と凹部22とで凹凸嵌合体部分を形成することができ、かつ、再封性を有するフック型チャックテ−プG等を使用することができる。上記のような開封用チャックテ−プとしては、前述の包装用容器を構成する包装用材料の最内面とヒ−トシ−ルして接着性を有するものを使用することが好ましく、例えば、低密度ポリエチレン、直鎖(線状)低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等のポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、アイオノマ−樹脂、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のヒ−トシ−ル性を有する樹脂製成形体を使用することが望ましいものである。
例えば、本発明にかかる包装用容器を製造するときに使用する包装用材料を構成する最内層のヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとして、ヒ−トシ−ル性を有する無延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムが使用される場合、本発明において、開封用チャックテ−プとしては、上記の包装材料を構成する最内層のヒ−トシ−ル性フィルムとしてのヒ−トシ−ル性を有する無延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムと同質の樹脂を使用し、これを素材として成形されるポリプロピレン系樹脂製成形体を使用することが好ましいものである。
【0030】
而して、本発明においては、本発明にかかる包装用容器を製造するに際し、前述の開口部近傍の所定の箇所に、開封用チャックテ−プを介在させ、該開封用チャックテ−プを包装材料のそれぞれの最内面層にヒ−トシ−ルさせて固着することができる。
上記において、ヒ−トシ−ルする方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行うことができる。
【0031】
本発明において、上記のようにして製造した包装用容器は、種々の用途に使用することができ、例えば、電子レンジ用袋、米穀用袋、椎茸菌等の菌株栽培用袋、蒸気滅菌用袋、哺乳瓶用滅菌袋、その他等の通気性を必要とする包装用袋として使用することができるものである。
【0032】
【実施例】
上記の本発明について次に実施例を挙げて更に具体的に説明する。
実施例1
厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムの片面に、2液硬化型ポリウレタン系接着剤を3g/m2 (dry)塗布し、次いで、該塗布面に、厚さ50μmの無延伸ポリプロピレンフィルムをドライラミネ−トして、胴部および底部を構成する積層材を製造した。
次に、上記で製造した積層材を使用し、まず、縦15cm、横22cmの胴部を構成する積層材、2枚と、縦10cm、横22cmの底部を構成する積層材、1枚を調整した。
次いで、上記で調整した胴部を構成する積層材の1枚に、開口部を構成する上から5cmに相当する箇所に、ニ−ドルパンチ方式で、3mm間隔で、孔径、縦×横、0.4×5mmのミシン目状の通気性透過孔を横方向に形成し、更に、該通気性透過孔を形成した部分に、三井石油化学株式会社製、商品名、FA0401N1、メルトブロ−ン/スパンボンドの二層の積層体からなる不織布(40g/m2 、2cm巾)を使用し、そのメルトブロ−ン面を重ね合わせ、次いで、上記の積層材と不織布とを、その不織布の両端でヒ−トシ−ルして積層した。
更に、上記で胴部を構成する積層材と、同じく、胴部を構成する不織布を積層した積層材とを、その両者の開口部近傍の内面側に、凹凸嵌合する開封用チャックテ−プを貼り合わせ、しかる後、更に、その無延伸ポリプロピレンフィルムを対向させ、かつ、その間に、底部を構成する積層材を、その無延伸ポリプロピレンフィルム面が表面となるように逆V字型に折り込んで介在させ、次いで、上記の胴部を構成する積層材と底部を構成する積層材とを、その周辺端部のサイド部と底部とをヒ−トシ−ルして、自立性袋を製造した。
上記で製造した自立性袋の開口部から、ハンバ−ガ−を充填し、しかる後、開口部をヒ−トシ−ルして、包装製品を製造した。
上記の包装製品を冷凍保存し、開口部のシ−ル部を除去し、しかる後、電子レンジで加熱調理したところ、極めて良好にハンバ−ガ−を食することができた。
【0033】
実施例2
厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムの片面に、2液硬化型ポリウレタン系接着剤を3g/m2 (dry)塗布し、次いで、該塗布面に、厚さ50μmの無延伸ポリプロピレンフィルムをドライラミネ−トして、積層材を製造した。
次に、上記で製造した積層材を使用し、まず、縦22cm、横10cmの積層材を調整した。
次いで、上記で調整した積層材の1枚に、開口部を構成する上から5cmに相当する箇所に、ニ−ドルパンチ方式で、3mm間隔で、孔径、縦×横、0.2×5mmのミシン目状の通気性透過孔を横方向に形成し、更に、該通気性透過孔を形成した部分に、三井石油化学株式会社製、商品名、FA0401N1、メルトブロ−ン/スパンボンドの二層の積層体からなる不織布(40g/m2 、2cm巾)を使用し、そのメルトブロ−ン面を重ね合わせ、次いで、上記の積層材と不織布とを、その不織布の両端でヒ−トシ−ルして積層した。
更に、上記で調整した一方の積層材と、同じく、上記で不織布を積層した積層材とを、その両者の開口部近傍の内面側に、凹凸嵌合する開封用チャックテ−プを貼り合わせ、しかる後、その無延伸ポリプロピレンフィルムを対向させ、次いで、両者の積層材を、その周辺端部を三方ヒ−トシ−ルして、平パウチを製造した。
上記で製造した平パウチの開口部から、ハンバ−グを充填し、しかる後、開口部をヒ−トシ−ルして、包装製品を製造した。
上記の包装製品を冷凍保存し、開口部のシ−ル部を除去し、しかる後、電子レンジで加熱調理したところ、極めて良好にハンバ−グを食することができた。
【0034】
実施例3
厚さ50μmの未延伸ポリプロピレンからなるチュ−ブ状フィルムを作製し、その片面の開口部を構成する上から5cmのところに、間隔2mmをおいて、孔径5mmの丸孔を4個形成し、次いで、その通気性透過孔を形成した部分を覆うようにして40mm×40mmからなるトクヤマ株式会社製不織布、商品名、NFR−RG00をヒ−トシ−ルした。
上記のトクヤマ株式会社製不織布、商品名、NFR−RG00は、ポリプロピレン製微多孔膜とポリエチレン製不織布との2層熱ラミネ−ト製品である(92g/m2 )。
上記のチュ−ブ状フィルムの一方の開口部をヒ−トシ−ルし、次いで、他方の開口部から椎茸培養培地を入れ、しかる後開口部をヒ−トシ−ルした。
次に、上記の包装製品を蒸気滅菌(121℃×8時間)したところ、雑菌の進入がなかったため良好な条件で滅菌できたことを確認した。
【0035】
実施例4
厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムの片面にアンカ−コ−ト剤をコ−トし、次に、該コ−ト面に、押し出し用ポリエチレンを使用して厚さ20μmに押し出しながら、厚さ50μmの線状低密度ポリエチレンフィルムを押し出しラミネ−トした。
上記で製造した積層材の2枚を用意し、その一方の積層材の開口部位置から下に向かって5cmに相当する箇所に、ニ−ドルパンチ方式で5mm間隔で孔径0.2mm×5mmのミシン目状の通気性透過孔を形成し、次いで、該通気性開口孔の部分に、ユニチカ株式会社製のポリプロピレンとポリエチレンとからなるスパンボンド不織布50g/m2 、2cm巾を使用し、積層材と不織布とをその不織布の両端でヒ−トシ−ルして積層した。
次に、上記の二つの積層材を重ね合わせ、周辺端部を三方ヒ−トシ−ルして、平パウチを製造した。
上記の袋内に、米5kgを充填し、その10袋を重ねて保管したところ、空気抜けが充分に行われ、下方の袋がパンクすることがなかった。
更に、虫等が進入することなく、流通・保管に適した袋であった。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明は、プラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層材の所定の箇所に、例えば、ミシン目状の貫通孔のときには、孔径が、縦×横0.1mm×5mm〜0.4mm×5mmで、単位面積当たり、1〜5個/cm2 存在し、丸孔状の貫通孔のときには、孔径が、0.1mm〜5mmで、単位面積当たり、1〜10個/cm2 存在している通気性を有する透過孔を設け、更に、少なくとも、上記の通気性を有する透過孔を含む部分に、通気性が小なる不織布と通気性が大なる不織布との二層積層不織布からなり、かつ、該二層積層不織布を構成する通気性が小なる不織布の面が、プラスチックフィルム単層、またはこれを含む積層材の通気性を有する透過孔の部分の面に対向して積層してなる包装用材料を製造し、該包装用材料を使用して、これを製袋して包装用容器を製造し、而して、該包装用容器に、例えば、ハンバ−ガ−を入れて電子レンジで加熱調理して、内容物の表面は湿り気を帯びておらず、また、ぱさついた感じもなく、更に、内容物として、米穀、椎茸菌等を充填してもその内容物に応じて通気性を調整し得る包装用材料、および包装用容器等を製造することができるというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる包装用材料の一例を示す平面図である。
【図2】図1に示す包装用材料についてY−Y′における切断断面図である。
【図3】本発明にかかる包装用材料の別の形態の層構成を示す断面図である。
【図4】本発明にかかる包装用材料の更に別の形態の層構成を示す断面図である。
【図5】本発明にかかる包装用材料を構成するプラスチックフィルム単層を含む積層材の一例を示す断面図である。
【図6】上記の図1および図2に示す包装用材料を使用して製袋した本発明にかかる包装用容器の構成を示す平面図である。
【図7】図6に示す包装用容器のY1 −Y1 ′における切断断面図である。
【図8】本発明にかかる包装用容器の別の形態の構成を示す平面図である。
【図9】図8に示す包装用容器のY2 −Y2 ″における切断断面図である。
【図10】本発明にかかる包装用容器内に内容物を充填包装した包装製品の一例を示す平面図である。
【図11】本発明にかかる開封用チャックテ−プの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 プラスチックフィルム単層
2 通気性を有する透過孔
3 通気性基材
3a 通気性が小なる不織布
3b 通気性が大なる不織布
3c 二層積層不織布
3d 通気性が中位の不織布
3e 三層積層不織布
4 シ−ル部
5 積層基材
6 側端シ−ル部
7 凹部
8 凸部
9 開封用チャックテ−プ
10 内容物
11 上端シ−ル部
20 平坦な支持部
20′平坦な支持部
21 凸部
22 凹部
A 包装用材料
1 包装用材料
2 包装用材料
B 積層材
C 他のプラスチックフィルム単層
D 包装用容器
E 包装用容器
F 包装製品
G フック型チャックテ−プ

Claims (3)

  1. プラスチックフィルム単層、または、これを含む積層材の所定の箇所に、加熱した針を押し付けるニ−ドルパンチ方式によりミシン目線状の不連続の貫通孔、または、丸孔状の貫通孔からなる通気性を有する透過孔を設け、
    次に、上記のプラスチックフィルム単層、または、これを含む積層材の裏面に、少なくとも、上記の通気性を有する透過孔を含む部分に、通気性が小なる不織布と通気性が大なる不織布との二層積層不織布を使用し、その二層積層不織布を構成する通気性が小なる不織布の面を対向して重ね合わせるか、または、通気性が小なる不織布と通気性が中位の不織布と通気性が大なる不織布との三層積層不織布を使用し、その三層積層不織布を構成する通気性が小なる不織布の面を対向して重ね合わせ、
    しかる後、上記のプラスチックフィルム単層、または、これを含む積層材と、上記の二層積層不織布とを、その二層積層不織布の両側においてヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成して、その両者を積層した構成からなる包装用材料を製造するか、または、上記のプラスチックフィルム単層、または、これを含む積層材と、上記の三層積層不織布とを、その三層積層不織布の両側においてヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成して、その両者を積層した構成からなる包装用材料を製造し、
    次いで、上記の包装用材料と、他のプラスチックフィルム単層、または、これを含む積層材とを、上記の包装用材料の二層積層不織布または三層積層不織布の内面と、上記の他のプラスチックフィルム単層、または、これを含む積層材の面とを対向させて重ね合わせ、しかる後、その両者の三方の周辺縁部をヒ−トシ−ルして側端シ−ル部を形成することを特徴とする包装用容器の製造法。
  2. 通気性を有する透過孔が、ミシン目状の貫通孔のときには、孔径が、縦×横0.1mm×5mm〜0.4mm×5mmで、単位面積当たり、1〜5個/cm 2 存在し、丸孔状の貫通孔のときには、孔径が、0.1mm〜5mmで、単位面積当たり、1〜10個/cm 2 存在していることを特徴とする上記の請求項1に記載する包装用容器の製造法。
  3. 包装用容器が、その開口部に開封用チャックテ−プを設けてなることを特徴とする上記の請求項1〜2のいずれか1項に記載する包装用容器の製造法。
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