JP7040044B2 - 包装袋 - Google Patents
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Description
それぞれ基材とシーラント層を有する表フィルムと裏フィルムのシーラント層同士を端縁部で貼り合せた包装袋であって、端縁部以外で表フィルムと裏フィルムを貼り合せたポイントシール部を有し、ポイントシール部の表フィルムの基材に傷加工が施されて通蒸部とされ、裏フィルムのシーラント層は、基材側から、基材と接着する下シール層、易剥離層、表フィルムのシーラント層と接着する上シール層が積層されて構成され、前記易剥離層は凝集破壊層であって前記下シール層および前記上シール層よりも接着力が低く、加熱調理時に包装袋の内圧が高まったとき、前記ポイントシール部の表フィルムのシーラント層と裏フィルムの上シール層が剥離するのに先行して前記易剥離層が破断され、破断した前記易剥離層の一部と裏フィルムの上シール層が表フィルムに転移し、前記通蒸部が封止された状態で前記ポイントシール部において表フィルムと裏フィルムが分離され、更に内圧が高まったときに前記通蒸部が開口されることを特徴とする包装袋である。
前記裏フィルムの上シール層および前記易剥離層を合わせた厚みが20μmよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の包装袋である。
して側シール部4、天シール部5、底シール部6を形成することにより内部に収納部7を形成して袋の形状を成している。なお、図1では表フィルム2及び裏フィルム3を別のフィルムで構成しているが、一枚のフィルムを底側で折り返し、側シール部4、天シール部5の三方で貼り合せて袋状としても良い。
基材21としては、1層ないしは数層からなる金属箔や合成樹脂フィルムを使用する。一例を挙げれば、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリオレフィン系エラストマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリエチレンナフタレート樹脂(PEN)等のポリエステル系樹脂、セロハン、三酢酸セルロース(TAC)等のセルロース系樹脂、ポリメチルメタアクリレート樹脂(PMMA)、エチレン-酢酸ビニル系共重合樹脂(EVA)、アイオノマー樹脂、ポリブテン系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂(PS)、ポリ塩化ビニル系樹脂(PVC)、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(PVDC)、ポリカーボネート樹脂(PC)、フッ素系樹脂、ウレタン系樹脂等の合成樹脂フィルム、金属箔等が単体または、複合して使用される。なお、基材21には、必要に応じて印刷層や接着剤層が含まれる。
樹脂などが使用可能であり、特に上述した樹脂以外にも、酸変性物など様々な樹脂の使用が可能である。これらの樹脂はベース樹脂と同様に単体でも、複数の樹脂をブレンドした樹脂でも良い。上記の様な海島構造を有する凝集破壊性の樹脂は、包装材料向けとして一般にイージーピール樹脂として市販されており、それらの中から適宜選択して用いても良い。
(評価サンプル)
・表フィルムはナイロン樹脂(厚み15μm)を基材として印刷層を設け、シーラント層は直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(厚み50μm)を積層した。
・裏フィルムは同じくナイロン樹脂(厚み15μm)を基材として印刷層を設け、シーラント層の構成は、
下シール層:ポリプロピレン樹脂(厚み10μm)
易剥離層:イージーピール樹脂(厚み10μm)
上シール層:直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(厚み30μm)
として積層した。
・表フィルムと裏フィルムを3辺の端縁部でヒートシールして袋状とし、水50gを充填して残る1辺をヒートシールして封入した。
・電子レンジ(1000W)にて1分間加熱し、蒸気抜きの状況を確認した。
・ポイントシール部剥離箇所:ポイントシール部の剥離がどこの箇所で発生したか目視にて確認した。
・転移時の開口:易剥離層および上シール層の転移と同時または易剥離層が破断されたときに同時に通蒸部が開口してしまうか、目視にて確認した。
・結果を表1にまとめる。
シーラント層の構成を、
下シール層:ポリプロピレン樹脂(厚み10μm)
易剥離層:イージーピール樹脂(厚み20μm)
上シール層:直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(厚み20μm)
として積層した以外は実施例1と同様の構成で評価サンプルを作成し、同様の評価を行った。
シーラント層の構成を、
下シール層:ポリプロピレン樹脂(厚み10μm)
易剥離層:イージーピール樹脂(厚み30μm)
上シール層:直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(厚み10μm)
として積層した以外は実施例1と同様の構成で評価サンプルを作成し、同様の評価を行った。
・結果を表1にまとめる。
シーラント層の構成を、
下シール層:ポリプロピレン樹脂(厚み20μm)
易剥離層:イージーピール樹脂(厚み10μm)
上シール層:直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(厚み20μm)
として積層した以外は実施例1と同様の構成で評価サンプルを作成し、同様の評価を行った。
・結果を表1にまとめる。
シーラント層の構成を、
下シール層:ポリプロピレン樹脂(厚み20μm)
易剥離層:イージーピール樹脂(厚み20μm)
上シール層:直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(厚み10μm)
として積層した以外は実施例1と同様の構成で評価サンプルを作成し、同様の評価を行った。
・結果を表1にまとめる。
シーラント層の構成を、
下シール層:ポリプロピレン樹脂(厚み30μm)
易剥離層:イージーピール樹脂(厚み10mμ)
上シール層:直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(厚み10μm)
として積層した以外は実施例1と同様の構成で評価サンプルを作成し、同様の評価を行った。
・結果を表1にまとめる。
シーラント層の構成を、
直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(厚み50μm)の単層
とした以外は実施例1と同様の構成で評価サンプルを作成し、同様の評価を行った。
・結果を表1にまとめる。
2、42・・・表フィルム
3、43、60・・・裏フィルム
4・・・側シール部
5・・・天シール部
6・・・底シール部
7・・・収納部
8、48、64・・・ポイントシール部
9、49・・・通蒸部
21、31、61・・・基材
22、32、62・・・シーラント層
33・・・下シール層
34・・・易剥離層
35・・・上シール層
41・・・折り部
44・・・底フィルム
45・・・ノッチ
46・・・易開封線
51・・・ベース樹脂
52・・・島状樹脂
53・・・添加剤
54・・・破断
63・・・境界面
Claims (2)
- それぞれ基材とシーラント層を有する表フィルムと裏フィルムのシーラント層同士を端縁部で貼り合せた包装袋であって、端縁部以外で表フィルムと裏フィルムを貼り合せたポイントシール部を有し、ポイントシール部の表フィルムの基材に傷加工が施されて通蒸部とされ、裏フィルムのシーラント層は、基材側から、基材と接着する下シール層、易剥離層、表フィルムのシーラント層と接着する上シール層が積層されて構成され、前記易剥離層は凝集破壊層であって前記下シール層および前記上シール層よりも接着力が低く、加熱調理時に包装袋の内圧が高まったとき、前記ポイントシール部の表フィルムのシーラント層と裏フィルムの上シール層が剥離するのに先行して前記易剥離層が破断され、破断した前記易剥離層の一部と裏フィルムの上シール層が表フィルムに転移し、前記通蒸部が封止された状態で前記ポイントシール部において表フィルムと裏フィルムが分離され、更に内圧が高まったときに前記通蒸部が開口されることを特徴とする包装袋。
- 前記裏フィルムの上シール層および前記易剥離層を合わせた厚みが20μmよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018010525A JP7040044B2 (ja) | 2018-01-25 | 2018-01-25 | 包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018010525A JP7040044B2 (ja) | 2018-01-25 | 2018-01-25 | 包装袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019127292A JP2019127292A (ja) | 2019-08-01 |
JP7040044B2 true JP7040044B2 (ja) | 2022-03-23 |
Family
ID=67472936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018010525A Active JP7040044B2 (ja) | 2018-01-25 | 2018-01-25 | 包装袋 |
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---|---|---|---|---|
JP2005306426A (ja) | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Dainippon Printing Co Ltd | 電子レンジ加熱用包装袋 |
JP2011173628A (ja) | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Toppan Printing Co Ltd | 電子レンジ用調理袋 |
JP2012153406A (ja) | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 包装袋 |
US20120308690A1 (en) | 2011-06-06 | 2012-12-06 | American Packaging Corporation | Microwavable film package having steam venting feature |
JP2017024792A (ja) | 2015-07-28 | 2017-02-02 | 株式会社細川洋行 | 電子レンジ用包装袋 |
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-
2018
- 2018-01-25 JP JP2018010525A patent/JP7040044B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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JP2019127292A (ja) | 2019-08-01 |
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