JPH0924952A - 医薬品用包装袋 - Google Patents

医薬品用包装袋

Info

Publication number
JPH0924952A
JPH0924952A JP19598895A JP19598895A JPH0924952A JP H0924952 A JPH0924952 A JP H0924952A JP 19598895 A JP19598895 A JP 19598895A JP 19598895 A JP19598895 A JP 19598895A JP H0924952 A JPH0924952 A JP H0924952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
resin
packaging bag
heat
resin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19598895A
Other languages
English (en)
Inventor
Asako Fujimori
麻子 藤森
Masahiro Shimoyamada
正博 下山田
Noburo Kawada
修朗 河田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP19598895A priority Critical patent/JPH0924952A/ja
Publication of JPH0924952A publication Critical patent/JPH0924952A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂のフィルムないしシ−トを使用してなる
包装用袋でありながら、開封のためのハサミ、ナイフ等
を使用することなく、誰でも容易に開封することができ
る包装用袋を提供することである。 【構成】 少なくとも強度を有する樹脂のフィルムとヒ
−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとを積層してなる
ラミネ−トシ−トを、そのヒ−トシ−ル性を有する樹脂
のフィルム面を対向させて折り曲げて、または重ね合わ
せてその周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設けて
なる包装用袋であり、更に該包装用袋の長手方向のシ−
ル部にある強度を有する樹脂のフィルムに易開封性粗面
を設けてなる医薬品用包装袋である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品用包装袋に
関するものであり、更に詳しくは、粉末あるいは顆粒状
の医薬品を充填包装するに適する医薬品用包装袋に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂のフィルムないしシ−ト
を使用して種々の包装用袋が提案され、種々の医薬品の
充填包装に使用されている。例えば、所望の樹脂のフィ
ルムを積層したラミネ−トフィルムを使用して、錠剤型
の医薬品であれば、いわゆるPTP(Press Th
routh Pack)包装の形態で、また、粉末状あ
るいは顆粒状の医薬品であれば、分包の包装形態で包装
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように合成樹脂のフィルムないしシ−トを使用してなる
医薬品用包装体においては、その袋の開封に悩まされる
ものである。開封に際しては、ハサミあるいはナイフ等
を使用して開封するが、しかしハサミ、ナイフ等は、い
つも近くにあるものではなく、通常、包装体を手にとっ
て、そのままで開封することを試みるものである。しか
し、どこの箇所から開封したらよいのか戸惑うものであ
り、包装体を裏返ししたりして、袋の隅を摘んで開封し
ょうとするが、容易に開封することができないものであ
る。特に、子供、老人等においては、その開封に一苦労
するものである。近年、医薬品用包装体には、セロハン
に低密度ポリエチレン等を積層したラミネ−トシ−ト、
あるいはセロハン以外の基材フィルムを使用し、これに
開封用の切れ目、例えば、I字形もしくはV字型等のノ
ッチを刻設し、かつ開封用の表示等も付されて用いられ
ているが、開封に際しては、真っ直ぐに開封することが
困難であり、開封途中から曲がってしまい、相変わらず
開封には不便を感じているものである。しかも、上記の
I字形もしくはV字型等のノッチを刻設したものは、そ
の切れ目が鋭利であるために、例えば、包装体を流通過
程で取り扱い中、あるいは患者が自宅に持ち帰る途中等
において、医薬品包装体自体に傷をつけ、ピンホ−ルや
破袋の原因となる問題も発生しているものである。ま
た、開封を真っ直ぐに行うために、例えば、一軸方向に
延伸した方向性のフィルムを新たに別パ−ツとして貼り
合わせるなどの工夫もなされているが、その分、コスト
高になるという問題点がある。そこで本発明の目的は、
合成樹脂のフィルムないしシ−トを使用してなる包装用
袋でありながら、開封のためにハサミ、ナイフ等を使用
することなく、誰でも容易に開封することができる医薬
品用包装袋を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な課題を解決すべく鋭意研究した結果、少なくとも強度
を有する樹脂のフィルムとヒ−トシ−ル性を有する樹脂
のフィルムとからなり、更に該強度を有する樹脂のフィ
ルムには、包装用袋となったときにその長手方向のシ−
ル部を構成する部分に易開封性粗面を設けてなるラミネ
−トシ−トを製造し、更にこれをそのヒ−トシ−ル性を
有する樹脂のフィルム面を対向させて折り曲げ、または
重ね合わせてその周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部
を設けてなる包装用袋を製造し、而して該包装用袋の開
口部から粉末状あるいは顆粒状等の医薬品を充填包装
し、しかる後その開口部をヒ−トシ−ルして医薬品用包
装体を製造し、該包装体の長手方向のシ−ル部にある易
開封性粗面の部分を手に持って引き裂いたところ、該包
装体の包装用袋を簡単に開封することができ、特に、長
手方向のいずれの箇所からも容易に開封することができ
ることを見出して本発明を完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、少なくとも強度を有
する樹脂のフィルムとヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフ
ィルムとを積層してなるラミネ−トシ−トを、そのヒ−
トシ−ル性を有する樹脂のフィルム面を対向させて折り
曲げて、または重ね合わせてその周辺端部をヒ−トシ−
ルしてシ−ル部を設けてなる包装用袋であり、更に該包
装用袋の長手方向のシ−ル部にある強度を有する樹脂の
フィルムに易開封性粗面を設けてなることを特徴とする
医薬品用包装袋である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、包装用袋を構成する包
装材料に、その包装用袋の長手方向のシ−ル部の部分に
予め易開封性粗面を設けておき、しかる後該包装材料を
折り曲げるか、あるいは重ね合わせてその接合端部をヒ
−トシ−ルして包装用袋を製造し、而して、その包装用
袋を使用して医薬品等を包装してなる包装体を、その易
開封性粗面の部分から容易に開封することができるとい
うものである。
【0007】上記の本発明について更に詳しく説明す
る。まず、本発明において、包装用袋を構成する強度を
有する樹脂のフィルムについて説明すると、かかる樹脂
のフィルムとしては、包装用袋を構成する基本素材とな
ることから、機械的、物理的、化学的、その他等におい
て優れた物性を有する樹脂のフィルムを使用することが
でき、具体的には、機械的強靱性、耐屈曲性、耐突き刺
し性、耐衝撃性、耐磨耗性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性
等の諸物性に優れ、かつ印刷適性等を有する、例えば、
ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアラミド
系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹
脂、ポリアセタ−ル系樹脂、フッ素系樹脂、その他等の
樹脂からなるフィルムないしシ−トを使用することがで
きる。本発明において、上記のフィルムないしシ−トと
しては、未延伸のもの、あるいは一軸方向ないし二軸方
向に延伸されたもの等のいずれのものでも使用すること
ができる。また、その厚さとしては、包装用袋を構成す
ることができる厚さであればいずれでもよく、例えば、
数μmから300μm位の範囲から選択して使用するこ
とができる。更に、本発明において、フィルムないしシ
−トとしては、例えば、押し出し成膜、インフレ−ショ
ン成膜、キャスティング成膜、コ−ティング成膜等のい
ずれの性状の膜でもよい。
【0008】次に、本発明において、包装用袋を構成す
るヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムについて説明
すると、かかる樹脂のフィルムとしては、熱(ヒ−トシ
−ル)によって溶融し相互に融着し得るものであればよ
く、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテン系樹
脂、その他等の樹脂の一種ないしそれ以上からなる樹脂
のフィルムないしシ−トを使用することができる。その
厚さとしては、数μmないし200μm位であることが
好ましい。
【0009】ところで、本発明において、上記で説明し
た強度を有する樹脂のフィルムとヒ−トシ−ル性を有す
る樹脂のフィルムとを積層してラミネ−トシ−トを製造
し、これから包装用袋を製造することができるが、該包
装用袋にその他の機能を保持させることができ、例え
ば、水分透過性を防止するために、例えば、例えば、低
密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン系樹
脂を選択して、そのフィルムないしシ−トを積層して使
用することができる。また、ガスバリヤ−性等を要求さ
れる場合には、例えば、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、、
ポリビニルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、そ
の他等の樹脂を選択して、そのフィルムないしシ−トを
積層して使用することができる。その他、ガスバリヤ−
性の包装材料としては、例えば、アルミニュウム箔ある
いはその蒸着膜、あるいは酸化珪素、酸化アルミニュウ
ム等の金属酸化物の蒸着膜を有する樹脂のフィルム等も
使用することができる。また、本発明においては、例え
ば、包装用袋に剛性、腰あるいは印刷適性等を保持させ
るために、各種の紙基材、合成紙等を使用することがで
き、その他、セロハン、織布ないし不織布等も使用する
ことができる。
【0010】次に、本発明において、上記の強度を有す
る樹脂のフィルムに、それが包装用袋となったときに該
包装用袋の長手方向のシ−ル部に相当する箇所に易開封
用粗面を形成する方法としては、例えば、加熱した針等
を押し付ける物理的穿孔法、金属刃、鋸刃、ミシン刃、
カッタ−、ナイフ等を使用する物理的穿孔法、エンボス
ロ−ル、研磨ロ−ル、ワイヤ−ブラシ、砥石、サンドペ
−パ−等を使用してフィルムを溶融し、穿孔する熱溶融
穿孔法、レ−ザビ−ム加工、コロナ放電、プラズマ放電
等の加工法、その他等の方法で行うことができる。而し
て、本発明において、易開封用粗面の構造としては、フ
ィルムを貫通する貫通孔ないし透過孔、フィルムの表面
を荒らす傷痕、フィルムの表面に刻設する凹凸状ないし
砂目状の傷痕、あるいはこれらが混在している傷痕等の
任意の粗面の構造をとることができる。また、易開封性
粗面の形状としては、任意であり、点状、直線状、ミシ
ン目状、三日月状、丸穴状等のいずれでもよい。
【0011】本発明においては、包装目的、内容物、包
装形態、その他等の条件を考慮し、少なくとも強度を有
する樹脂のフィルムとヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフ
ィルムとを使用し、その他、必要ならば、上記に挙げた
素材から各フィルムないしシ−トを選択し、それらを積
層してラミネ−トシ−トを製造する。而して、その積層
法としては、通常の方法、例えば、ウエットラミネ−シ
ョン法、ドライラミネ−ション法、押し出しラミネ−シ
ョン法、共押し出しコ−ティングラミネ−ション法、T
ダイ共押し出し成形法等を採用することができる。その
際、必要ならば、フィルムの表面に、予め、コロナ処
理、オゾン処理等を施すことができ、また、イソシアネ
−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポリブ
タジエン系、有機チタン系等のアンカ−コ−ト剤、ポリ
ウレタン系、ポリアクリル系、ポリエステル系、ポリ酢
酸ビニル系、エポキシ系、セルロ−ス系、その他等のラ
ミネ−ト系接着剤等の公知のアンカ−コ−ト剤、接着剤
等を使用することができる。
【0012】次に、本発明においては、上記で得たラミ
ネ−トシ−トを使用し、そのヒ−トシ−ル性を有する樹
脂のフィルム面を対向させ、それを折り曲げて、あるい
は重ね合わせてその周辺端部の外周を、例えば、二方シ
−ル、三方シ−ル、四方シ−ル、封筒貼り、合掌貼り、
その他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、
本発明にかかる医薬品用包装袋を製造する。上記におい
て、ヒ−トシ−ルする方法としては、例えば、バ−シ−
ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−
ル、高周波シ−ル、調音波シ−ル等のシ−ル方式で行う
ことができる。而して、本発明では、上記のような包装
袋において、該包装袋の長手方向のシ−ル部にある強度
を有する樹脂のフィルムに易開封性粗面が設けられてい
るものである。
【0013】本発明にかかる医薬品用包装袋についてそ
の構成、製造法等を更に詳しく説明すると、図1は、易
開封性粗面を刻設した強度を有する樹脂のフィルムの構
成を示す概略的平面図であり、図2は、図1に示す強度
を有する樹脂のフィルムのイ−イ′における易開封性粗
面の構成の一部を示す概略的断面図であり、図3は、上
記の強度を有する樹脂のフィルムにヒ−トシ−ル性を有
する樹脂のフィルムを積層してなるラミネ−トシ−トの
構成を示す概略的断面図であり、図4は、該ラミネ−ト
シ−トを使用して製造した医薬品用包装袋の構成を示す
概略的平面図であり、図5は、図4に示す医薬品用包装
袋のロ−ロ′におけるシ−ル部の一部の構成を示す概略
的断面図である。図1および図2に示すように、強度を
有する樹脂のフィルム原反1に、それを使用して包装袋
を製造したときに、横点線Xと縦点線Yとで囲まれた部
分を包装袋を構成する一単位とし、その包装袋の長手方
向Aにあるシ−ル部の部分に相当する箇所Pに、該長手
方向Aにほぼ直角に交叉する方向に傷痕を刻設して易開
封性粗面2を形成する。次に、図3に示すように、上記
で易開封性粗面2を刻設した強度を有する樹脂のフィル
ム1にヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム3を積層
して、ラミネ−トシ−トBを製造する。しかる後、図4
および図5に示すように、上記で易開封性粗面2を刻設
した強度を有する樹脂のフィルム1にヒ−トシ−ル性を
有する樹脂のフィルム3を積層して製造したラミネ−ト
シ−トBを使用して、そのヒ−トシ−ル性を有する樹脂
のフィルム3、3面を対向させて折り曲げるか、または
重ね合わせ、しかる後その周辺端部をヒ−トシ−ルして
シ−ル部4を形成して、本発明にかかる医薬品用包装袋
Cを製造する。
【0014】次に、本発明においては、図示しないが、
上記で製造した医薬品用包装袋を使用して、その開口部
から粉末状あるいは顆粒状の医薬品を充填し、次いでそ
の開口部をヒ−トシ−ルして密閉することによって、本
発明にかかる医薬品用包装体を製造することができる。
上記において、充填包装する内容物としては、上記のよ
うな粉末状あるいは顆粒状の医薬品の他に、例えば、錠
剤等の医薬品、その他等も適用することができる。
【0015】而して、上記の包装体の開封に際しては、
その長手方向のシ−ル部に設けた易開封性粗面の部分を
手に持って両側に引き裂けば、その部分が開封のきっか
けとなって包装袋を簡単に開封することができ、これに
よって、その内容物を容易に取り出すことができるもの
である。特に、老人、子供等でも簡単に開封することが
できるものである。
【0016】
【実施例】次に、上記の本発明について実施例を挙げて
更に詳しく説明する。 実施例1 粒度#60ないし120の粒度分布を有するダイヤモン
ド粉をエポキシ樹脂をバインダ−として、金属性ロ−ル
の外周面に塗布、乾燥、硬化させて砥石ロ−ルを作成し
た。この砥石ロ−ルと受けロ−ルとの間に厚さ12μm
のポリエチレンテレフタレ−トフィルム原反(幅450
mm)を通して、該砥石ロ−ルを圧接して45mm間隔
で流れ方向に6mm幅の帯状の貫通孔傷痕を刻設して粗
面加工を施した。なお、上記の厚さ12μmのポリエチ
レンテレフタレ−トフィルムには、そのの裏面に予め印
刷して所定の印刷模様を形成した。次に、上記のポリエ
チレンテレフタレ−トフィルムに低密度ポリエチレンを
使用し、これを押し出しコ−トして上記の貫通孔を塞い
で防湿性とシ−ル性を付与した下記の構成からなるラミ
ネ−トシ−トを製造した。ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルム12μm/印刷層/低密度ポリエチレン30μ
m。次に、上記で製造したラミネ−トシ−トを使用し、
多列取りで充填包装機で顆粒状医薬品を包装した。な
お、シ−ル条件、135℃、1秒、1気圧の加熱加圧で
ヒ−トシ−ルした。上記で得た医薬品用包装体を手に持
って、その袋を粗面加工した部分で引き裂いたところ、
包装用袋は簡単に破袋して、容易に顆粒状医薬品を取り
出すことができた。
【0017】実施例2 上記の実施例1と同様に粗面加工、更に包装方法等を使
用して下記の構成からなるラミネ−トシ−トを使用した
実施例1と同様な包装体を得た。上記で得た包装体を手
に持って、その粗面加工の部分から袋を引き裂いたとこ
ろ、包装用袋は簡単に破袋して、容易に内容物を取り出
すことができた。ポリエチレンテレフタレ−トフィルム
16μm/印刷層/低密度ポリエチレン30μm。
【0018】実施例3 上記の実施例1と同様に粗面加工、更に包装方法等を使
用して下記の構成からなるラミネ−トシ−トを使用した
実施例1と同様な包装体を得た。上記で得た包装体を手
に持って、その粗面加工の部分から袋を引き裂いたとこ
ろ、包装用袋は簡単に破袋して、容易に内容物を取り出
すことができた。延伸ポリプロピレンフィルム20μm
/印刷層/低密度ポリエチレン30μm。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、少なくとも強度を有する樹脂のフィルムとヒ−トシ
−ル性を有する樹脂のフィルムとからなり、更に該強度
を有する樹脂のフィルムには、包装用袋となったときに
その長手方向のシ−ル部を構成する部分に易開封性粗面
を設けてなるラミネ−トシ−トを製造し、更にこれをそ
のヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム面を対向させ
て折り曲げ、または重ね合わせてその周辺端部をヒ−ト
シ−ルしてシ−ル部を設けてなる包装用袋を製造し、而
して該包装用袋の開口部から粉末状あるいは顆粒状等の
医薬品を充填包装し、しかる後その開口部をヒ−トシ−
ルして医薬品用包装体を製造し、該包装体の長手方向の
シ−ル部にある易開封性粗面の部分を手に持って引き裂
いたところ、該包装体の包装用袋を簡単に開封すること
ができ、特に、長手方向のいずれの箇所からも容易に開
封することができるというものである。特に、老人、子
供等でも簡単に開封ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】易開封性粗面を刻設した強度を有する樹脂のフ
ィルムの構成を示す概略的平面図である。
【図2】図1に示す強度を有する樹脂のフィルムのイ−
イ′における易開封性粗面の構成の一部を示す概略的断
面図である。
【図3】強度を有する樹脂のフィルムにヒ−トシ−ル性
を有する樹脂のフィルムを積層してなるラミネ−トシ−
トの構成を示す概略的断面図である。
【図4】ラミネ−トシ−トを使用して製造した医薬品用
包装袋の構成を示す概略的平面図である。
【図5】図4に示す医薬品用包装袋のロ−ロ′における
シ−ル部の一部の構成を示す概略的断面図である。
【符号の説明】
1 強度を有する樹脂のフィルム原反 2 易開封性粗面 3 ヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム 4 シ−ル部 A 長手方向 B ラミネ−トシ−ト C 医薬品用包装袋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも強度を有する樹脂のフィルム
    とヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとを積層して
    なるラミネ−トシ−トを、そのヒ−トシ−ル性を有する
    樹脂のフィルム面を対向させて折り曲げて、または重ね
    合わせてその周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設
    けてなる包装用袋であり、更に該包装用袋の長手方向の
    シ−ル部にある強度を有する樹脂のフィルムに易開封性
    粗面を設けてなることを特徴とする医薬品用包装袋。
JP19598895A 1995-07-07 1995-07-07 医薬品用包装袋 Pending JPH0924952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19598895A JPH0924952A (ja) 1995-07-07 1995-07-07 医薬品用包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19598895A JPH0924952A (ja) 1995-07-07 1995-07-07 医薬品用包装袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0924952A true JPH0924952A (ja) 1997-01-28

Family

ID=16350354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19598895A Pending JPH0924952A (ja) 1995-07-07 1995-07-07 医薬品用包装袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0924952A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005212867A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Dainippon Printing Co Ltd 分包用積層体およびそれを用いた分包用包装袋
JP2005305830A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Dainippon Printing Co Ltd 分包用積層体およびそれを用いた分包用包装袋
JP2009241973A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 包装材及びそれを用いた包装袋
JP2010168080A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Fujimori Kogyo Co Ltd 易開封加工装置、製袋充填方法および製袋充填装置
JP2011006107A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Toyo Seikan Kaisha Ltd 易開封性包装袋
JP2014058338A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Taisei Lamick Co Ltd 液状被包装物の充填包装体およびそれの製造装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005212867A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Dainippon Printing Co Ltd 分包用積層体およびそれを用いた分包用包装袋
JP2005305830A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Dainippon Printing Co Ltd 分包用積層体およびそれを用いた分包用包装袋
JP2009241973A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 包装材及びそれを用いた包装袋
JP2010168080A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Fujimori Kogyo Co Ltd 易開封加工装置、製袋充填方法および製袋充填装置
JP2011006107A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Toyo Seikan Kaisha Ltd 易開封性包装袋
JP2014058338A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Taisei Lamick Co Ltd 液状被包装物の充填包装体およびそれの製造装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2360764C (en) Packaging comprised of a foil-shaped composite material and method for producing said packaging
JPH05124650A (ja) パウチ、その製法及びそれを作るフイルム
US20080038415A1 (en) Packaging Having A Weakening Area
JP4296858B2 (ja) 易開封性ガセット貼り袋
JPH0924952A (ja) 医薬品用包装袋
JPH10218250A (ja) 包装用材料およびそれを使用した包装用容器
JPH09132249A (ja) 包装袋及びその製造方法
JP2583616Y2 (ja) Ptp包装体
JP2716352B2 (ja) 易裂性フィルム
JP2003265230A (ja) ゲルシート包装体及びその製造方法
US6936318B2 (en) No tear pharmaceutical pouch
JPH1045144A (ja) ファスナ−付きガゼット型包装用袋
JPH07257632A (ja) 任意に引き裂き開封可能なフィルム及びそれを用いた任意裂開可能な包装体並びにその包装体の使用方法
JPH08217090A (ja) ピロ−包装袋およびその包装体の製造法
JPH08282729A (ja) 易開封性包装材料
JPH1029644A (ja) ファスナ−付きガゼット型包装用袋
JPH08324588A (ja) 易開封性袋
JP2001018991A (ja) ピロー形状の易開封性包装袋
JP3163483B2 (ja) 包装用積層シート及びその製造方法
JP3935546B2 (ja) 包装用袋
JP3667394B2 (ja) 易開封用包装材料、それを使用した易開封性包装用袋および易開封性包装体
JP2003072773A (ja) 易開封性の包装用袋および包装体
JPH0420759Y2 (ja)
JPH0977091A (ja) 易開封用包装材料、それを使用した易開封性包装用袋および易開封性包装体
JP2005212867A (ja) 分包用積層体およびそれを用いた分包用包装袋

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041019

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050203

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050308

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02