JPH10291914A - 固形状水中油型乳化化粧料 - Google Patents
固形状水中油型乳化化粧料Info
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- JPH10291914A JPH10291914A JP11647997A JP11647997A JPH10291914A JP H10291914 A JPH10291914 A JP H10291914A JP 11647997 A JP11647997 A JP 11647997A JP 11647997 A JP11647997 A JP 11647997A JP H10291914 A JPH10291914 A JP H10291914A
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Abstract
て提供することができ、パフへのとれ、及び肌上での伸
び、清涼感に優れた使用感を有し、十分な保湿効果を発
揮し、しかも化粧持ちの良好な固形状の水中油乳化型化
粧料を提供することを目的とした。 【解決手段】 シリコーン油,パーフルオロポリエーテ
ル類などの表面張力25以下の油分,炭化水素ワックス
とプロピレングリコール及びその誘導体類を併用し、親
水性ノニオン界面活性剤を用いて水中に分散させること
により、塑性構造を有し、応力を加えると乳液状に軟化
し得る、固形状の水中油型乳化化粧料を得た。
Description
ンパクト状等の容器に充填して提供することができ、パ
フへのとれ、及び塗布時の伸び、清涼感に優れた使用感
を有し、十分な保湿効果を発揮し、しかも化粧持ちの良
好な固形状の水中油型乳化化粧料に関する。
帯に便利であり、従来より良く使用されている。しかし
ながら、この固形化粧料は従来、パウダータイプ,油性
タイプ等、非水系のものが殆どであり、水を含有したも
のは少なかった。近年、シリコーン油,固形ワックス及
び/又はオイルゲル化剤,水分,ポリオキシエチレン付
加オルガノポリシロキサン及び/又は親油性界面活性剤
を含有する固形状油中水型乳化化粧料(USP5,36
2,482)等が開示され、固形状油中水型乳化粧料も
何種類か上市されている。この油中水乳化型化粧料は、
皮膚への親和性、皮膚の保護や柔軟性の維持などの点で
は優れているが、べたつきや油っぽさといった使用感上
好ましくない性状をも有していた。
感を有し、保湿性に優れ、自然な仕上がりが得られる等
好ましい性質を多く有しているが、一般に流動性を有
し、コンパクト容器等の容器形態で提供するには不向き
であった。
もいくつかなされており、ι-カラギーナンとキサンタ
ンガム及び/又はローカストビーンガムを併用したり
(特開平4−279509)、寒天,ゼラチン,ケイ酸
ナトリウムマグネシウム等の水溶性固化剤と、セルロー
ス誘導体,アルギン酸ナトリウム,カラギーナン,キサ
ンタンガムといった天然高分子やポリビニルアルコー
ル,カルボキシビニルポリマー,ポリアクリル酸ナトリ
ウムといった合成高分子等の水溶性粘結剤とを併用する
(特開平5−178723)等により水相の固形化が検
討されている。
マグネシウム,ステアリン酸セッケン及び高級脂肪族ア
ルコールを配合した固形状水中油型乳化化粧料(特開平
3−141211)、水,脂肪酸セッケン,高級脂肪族
アルコール及びカラギーナンを含有してなる固形状水中
油型乳化化粧料(特開平8−245363)、及び水,
界面活性剤,油,及びβ-1,3-グルカンを含有してなる
固形状水中油型乳化化粧料(特開平8−291021)
を開示している。これらの化粧料は、使用時に水中油型
乳化化粧料特有の清涼感を有し、経時安定性も良好であ
るが、パフへのとれ,肌上での伸び等の使用感及び化粧
持ちにおいて、満足できるものではなかった。
に便利なコンパクト状等の容器に充填して提供すること
ができ、パフへのとれ、肌上での伸び、さっぱり感に優
れた使用感を有し、しかも化粧持ちの良好な固形状の水
中油型乳化化粧料を提供することである。
に研究を重ねた結果、表面張力が25以下の油分,炭化
水素ワックス,プロピレングリコール及びその誘導体,
親水性ノニオン界面活性剤,及び水を配合することによ
り、目的の固形状水中油型乳化化粧料を得ることができ
た。より詳しくは、表面張力25以下の油分,炭化水素
ワックスとプロピレングリコール及びその誘導体類を併
用し、親水性ノニオン界面活性剤を用いて水中に分散さ
せることにより、塑性構造を有し、応力を加えると乳液
状に変化し得る、固形状の水中油型乳化化粧料を得るこ
とができた。
5以下の油分としては、化粧料にて一般に用いられてい
る油分の内、表面張力が25以下の油分であれば特に種
類は問わないが、肌馴染み及び伸びの良さの点からシリ
コーン油類が、化粧持ちの点からパーフルオロポリエー
テル類が、両者の性質を兼ね備えた油分としてフッ素変
性シリコーンが好ましい。表面張力が25以下の油分
は、1種又は2種以上を選択して用いることができ、全
組成物中に1〜30重量%配合することが好ましく、1
〜15重量%配合することが化粧持ち及び使用感の面か
ら好ましい。
ては、ジメチルポリシロキサン,メチルフェニルポリシ
ロキサン,オクタメチルシクロテトラシロキサン,デカ
メチルシクロペンタシロキサン等の鎖状又は環状のシリ
コーン油が挙げられる。このシリコーン油は、揮発性で
も不揮発性でも良いが、使用後の清涼感の点から、油分
の全量又は一部を揮発性シリコーン油とすることが好ま
しい。
ーテル類としては、次の一般式(1)で示されるものが
好ましい。
良く、それぞれフッ素原子、パーフルオロアルキル基又
はパーフルオロアルキルオキシ基を、R2はフッ素原子
又はパーフルオロアルキル基を、p,q及びrは分子量
が300〜100,000となる0以上の数を示す。但
しp=q=r=0となることはない。)
オロ基はこの順で並んでいる必要はなく、またランダム
重合でもブロック重合でもかまわない。かかるパーフル
オロポリエーテルとしては、例えば次の一般式(2)で
示されるものが好ましい。
る数を示し、n/mは0.2〜2である)より具体的に
は、例えばFOMBLIN HC−04(平均分子量
1,500:モンテフロス社製品名)、FOMBLIN
HC−25(平均分子量3,200:モンテフロス社
製品名)、及びFOMBLIN HC−R(平均分子量
6,600:モンテフロス社製品名)が挙げられる。
好ましい。
は、例えばテムナムS−20(重量平均分子量25,0
00:ダイキン工業社製品名),テムナムS−65(重
量平均分子量45,000:ダイキン工業社製品名),
テムナムS−100(重量平均分子量5,600:ダイ
キン工業社製品名),及びテムナムS−200(重量平
均分子量8,400:ダイキン工業社製品名)が挙げら
れる。
オロアダマンタン,パーフルオロブチルハイドロフラ
ン,パーフルオロペンタン,パーフルオロオクタン,パ
ーフルオロノナン,パーフルオロデカン,パーフルオロ
ドデカン等のパーフルオロアルカンが挙げられる。
としては、重合度2〜200のフッ素変性シリコーン、
市販品である旭硝子社製のFSL−300,FSL−4
00、信越化学工業社製のX−22−819,X−22
−820,X−22−821,X−2及びFL−10
0、東レダウコーニング社製のFS1265等を挙げる
ことができる。
ては、融点が50℃以上で、炭素数20〜70の炭化水
素を主成分とするものが好ましい。具体的には、パラフ
ィンワックス,マイクロクリスタリンワックス,キャン
デリラワックス,セレシンワックス,オゾケライト等が
例示される。
ド油,アルモンド油,オリーブ油,ゴマ油,サザンカ
油,サフラワー油,大豆油,ツバキ油,トウモロコシ
油,ナタネ油,パーシック油,ホホバ油,ヒマシ油,マ
カデミアンナッツ油,綿実油,落花生油,カカオ脂,パ
ーム油,パーム核油,モクロウ,ヤシ油,硬化大豆油,
硬化ヒマシ油,カルナウバロウ等の植物性油脂類、ター
トル油,ミンク油,卵黄油,牛脂,豚脂,オレンジラフ
ィー油,スクワレン,ミツロウ,鯨ロウ,ラノリン等の
動物性油脂類、流動パラフィン,ワセリン,スクワラ
ン,プリスタン等の炭化水素類、ラウリン酸,ミリスチ
ン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,ベヘン酸,オレイ
ン酸,12-ヒドロキシステアリン酸,ウンデシレン酸,
ラノリン脂肪酸等の脂肪酸類、ラウリルアルコール,セ
タノール,ステアリルアルコール,オレイルアルコー
ル,2-ヘキシルデカノール,イソステアリルアルコー
ル,2-オクチルドデカノール,コレステロール,フィト
ステロール,ラノリンアルコール等の脂肪族高級アルコ
ール類又はステロール類、ミリスチン酸イソプロピル,
パルミチン酸イソプロピル,ステアリン酸ブチル,ラウ
リン酸ヘキシル,ミリスチン酸ミリスチル,オレイン酸
オレイル,オレイン酸デシル,ミリスチン酸オクチルド
デシル,ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル等のエステ
ル類等、化粧料,医薬部外品用等として用いられる油性
成分を配合することができる。
性剤は、HLB値が8以上で化粧料に一般的に使用され
る親水性ノニオン界面活性剤であれば特に種類は問わ
ず、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類、
ポリグリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソル
ビット脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル類、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレ
ンステロール・水素添加ステロール類、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エーテル類、ポリオキシエチレンコレステリ
ルエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ン脂肪酸エーテル類、ポリオキシエチレン脂肪酸フェニ
ルエーテル類、ポリオキシエチレンラノリン・ラノリン
アルコール類、ポリオキシアルキレン変性シリコーン類
等より選択した1種又は2種以上を使用することができ
る。本発明において、親水性ノニオン界面活性剤は固形
状水中油型乳化化粧料総量に対して、0.1〜10重量
%、より望ましくは0.5〜5重量%配合することが好
ましい。
張力25以下の油分との相溶性の点から、HLB値8以
上の親水性ポリオキシアルキレン変性シリコーン類が好
ましい。この様な親水性ポリオキシアルキレン変性シリ
コーン類として例えば、信越化学工業からKF−601
1,KF−6012,KF−615A,KF−351
A,KF−355A等が、日本ユニカーからFZ−41
50,L−7002等が、東レダウコーニングからSH
−3771C,SH3772C,SH3746等が市販
されている。
及びその誘導体類としては、下記の一般式(4)
ングリコール又はポリプロピレングリコールの他、ポリ
オキシプロピレン(10PO)オレイルエーテル,ポリ
オキシプロピレン(10PO)グリセリルエーテル,ポ
リオキシプロピレングリセリルエーテルリン酸,ポリオ
キシプロピレン(3PO)硬化ヒマシ油,ポリオキシプ
ロピレン(5PO)硬質ラノリン,ポリオキシプロピレ
ン(8PO)ジグリセリルエーテル,ポリオキシプロピ
レン(9PO)ジグリセリルエーテル,ポリオキシプロ
ピレン(14PO)ジグリセリルエーテル,ポリオキシ
プロピレン(11PO)ステアリルエーテル,ポリオキ
シプロピレン(15PO)ステアリルエーテル,ポリオ
キシプロピレン(10PO)セチルエーテル,ポリオキ
シプロピレンセチルエーテルリン酸,ポリオキシプロピ
レンソルビット,ポリオキシプロピレン(8PO)ソル
ビトール・ヒマシ油,ポリオキシプロピレン(2PO)
ブチルエーテル,ポリオキシプロピレン(4PO)ブチ
ルエーテル,ポリオキシプロピレン(12PO)ブチル
エーテル,ポリオキシプロピレン(15PO)ブチルエ
ーテル,ポリオキシプロピレン(17PO)ブチルエー
テル,ポリオキシプロピレンブチルエーテルリン酸,ポ
リオキシプロピレン(3PO)ミリスチルエーテル,ポ
リオキシプロピレン(4PO)ミリスチルエーテル,ポ
リオキシプロピレン(2PO)メチルエーテル,ポリオ
キシプロピレン(3PO)メチルエーテル,ポリオキシ
プロピレンメチルグルコシド,ポリオキシプロピレン
(20PO)メチルグルコシドエーテル酢酸エステル,
ポリオキシプロピレンメチルポリシロキサン共重合体,
ポリオキシプロピレン(4PO)ラウリルエーテル,ポ
リオキシプロピレン(2PO)ラノリンアルコールエー
テル,ポリオキシプロピレン(5PO)ラノリンアルコ
ールエーテル,ポリオキシプロピレン(10PO)ラノ
リンアルコールエーテル等から選択された1種又は2種
以上を用いることができる。これらのプロピレングリコ
ール及びその誘導体類の中でも、ジプロピレングリコー
ル,ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルから選
択された1種又は2種以上が、塑性構造の維持及び応力
を加えることによる乳液状への変化の面で好ましく用い
られる。
化粧料総量に対して、20〜80重量%配合することが
でき、その清涼感の点から30〜80重量%配合するこ
とが好ましい。水の含有量が20重量%未満では清涼感
に欠ける使用感となり、また80重量%を超えると固形
状の外観を保つのが困難になる。
を分散させて配合することにより、ファンデーションな
どのメイクアップ化粧料を得ることができる。ここで用
いられる粉体としては、化粧料に一般的に使用される粉
体であれば特に限定されず、必要に応じて1種又は2種
以上を組み合わせて使用する。例えば、タルク,カオリ
ン,雲母,セリサイト,合成雲母,バーミキュライト,
炭酸マグネシウム,炭酸カルシウム,ケイ酸アルミニウ
ム,ケイ酸バリウム,ケイ酸カルシウム,ケイ酸マグネ
シウム,ケイ酸ストロンチウム,無水ケイ酸,ゼオライ
ト,硫酸バリウム,焼石膏,リン酸カルシウム,フッ素
アパタイト,ヒドロキシアパタイト,セラミックパウダ
ー,窒化ホウ素等の無機粉体、ミリスチン酸亜鉛,パル
ミチン酸カルシウム,ステアリン酸マグネシウム,ステ
アリン酸アルミニウム等の金属セッケン、ナイロン末,
ポリエチレン末,ポリメタクリル酸メチル末,ポリスチ
レン末,スチレンアクリル酸共重合体末,セルロース末
等の有機粉体、二酸化チタン,酸化亜鉛等の無機白色顔
料、ベンガラ,チタン酸鉄,γ−酸化鉄,黄酸化鉄,黄
土,黒酸化鉄,カーボンブラック,低次酸化チタン,マ
ンゴバイオレット,コバルトバイオレット,酸化クロ
ム,水酸化クロム,チタン酸コバルト,群青,コンジョ
ウ等の無機着色顔料、酸化チタン被覆マイカ,酸化鉄被
覆マイカ,酸化チタン・酸化鉄被覆マイカ,酸化チタン
被覆オキシ塩化ビスマス,着色酸化チタン被覆マイカ,
オキシ塩化ビスマス,魚鱗箔等のパール顔料、アルミニ
ウム末,銅末等の金属粉末顔料、赤色201号,赤色2
02号,赤色204号,赤色205号,赤色220号,
赤色226号,赤色228号,赤色405号,橙色20
3号,橙色204号,黄色205号,黄色401号,青
色404号等の有機色素、赤色3号,赤色104号,赤
色106号,赤色227号,赤色230号,赤色401
号,赤色505号,橙色205号,黄色4号,黄色5
号,黄色202号,黄色203号,緑色3号,青色1号
等の有機色素及びこれらのジルコニウム,バリウム,又
はアルミニウムレーキ顔料、クロロフィル,β−カロチ
ン,シコニン,カーサミン等の天然色素等が例示され
る。
フッ素化合物,金属セッケン,ワックス,油脂,炭化水
素等で疎水化処理を行って配合しても良い。疎水化処理
の中でも、シリコーン化合物又はフッ素化合物により被
覆処理した粉体は、水中油型乳化化粧料に配合した場
合、良好な化粧持ちが得られ好ましい。
化合物としては、メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン,鎖状ジメチルポリシロキサン,メチルフェニルポリ
シロキサン,環状ジメチルポリシロキサン,アルキル変
性ジメチルポリシロキサン,パーフルオロアルキル変性
ジメチルポリシロキサン,パーフルオロアルキル基を有
するフッ素変性オルガノ水素ポリシロキサン等が挙げら
れる。シリコーン化合物による疎水化処理方法は通常の
表面被覆処理に用いられる方法であればどんなものでも
良く、例えば特公昭34−2648に記載されているよ
うに粉体表面にシリコーン化合物を被覆する方法、特公
昭45−2915に記載されているように粉体とメチル
ハイドロジェンポリシロキサンを混合し100℃以上に
加熱してシリコーン化合物を被覆する方法、メカノケミ
カル的手法を用いて粉体表面にシリコーン化合物を被覆
する方法、特開昭63−113082に記載されている
ように気相法を用いてシリコーン化合物を被覆する方法
等が挙げられ、これらの処理方法を単独で又は複数組み
合わせて用いる。
しては、パーフルオロアルキル基含有リン酸エステル
(米国特許第3632744)、フルオロアルキルリン
酸エステルジエタノールアミン塩のモノエステル体及び
ジエステル体(特開昭62−250074)、パーフル
オロアルキル基を有する樹脂(特開昭55−16720
9)、四フッ化エチレン樹脂,パーフルオロアルコー
ル,パーフルオロエポキシ化合物,スルホアミド型フル
オロリン酸,パーフルオロ硫酸塩,パーフルオロカルボ
ン酸塩,パーフルオロアルキルシラン(特開平2−21
8603)等を用いることができる。フッ素化合物によ
る処理方法は、粉体の1種又は2種以上の混合物と処理
剤とを混合するか、粉体に処理剤を噴霧すること及び更
に必要により、これらの方法により得られた処理粉末を
加熱又は焼付け処理すること等、通常行われる方法によ
り実施される。例えば、特公平5−86984に記載さ
れた処理方法が用いられる。すなわち、フルオロアルキ
ルジ(オキシエチル)アミンリン酸エステル群の1種又
は2種以上の化合物の水溶液中に粉体を浸漬し、乾燥後
粉砕する方法がある。
0.0重量%、特に5.0〜30.0重量%配合するこ
とが好ましい。
記成分以外にも、グリセリン,1,3-ブチレングリコール
等の多価アルコール、アミノ酸類,ムコ多糖類といった
保湿剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤、抗炎症
剤、防腐剤、香料など一般的に化粧料に用いられる添加
成分を配合することができる。
化化粧料は、化粧下地クリーム,ファンデーション,ア
イカラー,チークカラー等のメイクアップ化粧料製剤と
して提供することができ、さらにコンパクトタイプのク
リームなど皮膚化粧料にも応用することができる。
詳細に説明する。
モミキサーで予備分散させる。(5)〜(7)の成分を80
℃に加熱して添加して乳化後、冷却し60℃でコンパク
ト容器に充填する。
モミキサーで予備分散させる。(5)〜(7)の成分を80
℃に加熱して添加して乳化後、冷却し60℃でコンパク
ト容器に充填する。
モミキサーで予備分散させる。(10)〜(12)の成分を80
℃に加熱して添加して乳化後、冷却し60℃でコンパク
ト容器に充填する。
モミキサーで予備分散させる。(10)〜(12)の成分を80
℃に加熱して添加して乳化後、冷却し60℃でコンパク
ト容器に充填する。
モミキサーで予備分散させる。(11)及び(12)の成分を8
0℃に加熱して添加して乳化後、冷却し60℃でコンパ
クト容器に充填する。
モミキサーで予備分散させる。(6)〜(8)の成分を80
℃に加熱して添加して乳化後、冷却し60℃でコンパク
ト容器に充填する。
モミキサーで予備分散させる。(8)〜(10)の成分を80
℃に加熱して添加して乳化後、冷却し60℃でコンパク
ト容器に充填する。
モミキサーで予備分散させる。(9)及び(10)の成分を8
0℃に加熱して添加して乳化後、冷却し60℃でコンパ
クト容器に充填する。
性の検討を行った。まず安定性は、容器に充填した後2
5℃に静置し、離水などの状態の変化を経時的に観察し
て評価した。その際、表1に示した比較例についても同
時に検討した。評価は次に示す判断基準により行い、結
果を表2に示した。
く認められない。 △;離水或いは水分蒸発によるひび割れが僅かに認めら
れる。 ×;離水或いは水分蒸発によるひび割れが明確に認めら
れる。
では、いずれにおいても3ヶ月経過後でも離水や水分蒸
発による固形状水中油型乳化化粧料表面のひび割れは全
く認められず、良好な乳化及び固形状態が保持されてい
た。これに対し、比較例2,比較例3,比較例5及び比
較例6では1週間後に離水などが見られ始め、比較例
1,比較例4,比較例7及び比較例8でも1ヶ月後には
離水などが進行し、製品価値を失っていた。
ー20名による官能評価により評価した。官能評価は表
3に示す評価基準により行わせて点数化し、20名の平
均値を算出して表4に示した。
1〜実施例8では、いずれもパフへのとれ易さ、清涼
感、化粧持ちにおいて良好な結果が得られており、伸び
も平均的であった。これに対し、比較例1〜比較例8に
おいては、パフへのとれが悪く、伸びもあまり良好な結
果は得られなかった。また、本発明の実施例にかかる固
形状水中油型乳化化粧料を使用したパネラーにおいて、
皮膚刺激性,皮膚感作性及び眼粘膜刺激性を認めたもの
はいなかった。
帯に便利なコンパクト状等の容器に充填して提供するこ
とができ、パフへのとれ、及び塗布時の伸び、清涼感に
優れた使用感を有し、しかも化粧持ちの良好な固形状の
水中油型乳化化粧料を得ることができた。
Claims (5)
- 【請求項1】 表面張力が25以下の油分より選択され
る1種又は2種以上,炭化水素ワックスより選択される
1種又は2種以上,プロピレングリコール及びその誘導
体より選択される1種又は2種以上,親水性ノニオン界
面活性剤より選択される1種又は2種以上,及び水を配
合してなる固形状水中油型乳化化粧料。 - 【請求項2】 さらに粉体を配合してなる請求項1に記
載の固形状水中油型乳化化粧料。 - 【請求項3】 疎水化処理粉体を配合してなる請求項1
又は請求項2に記載の固形状水中油型乳化化粧料。 - 【請求項4】 親水性ノニオン界面活性剤が、HLB値
8以上のポリオキシアルキレン変性シリコーンより選択
される1種又は2種以上であることを特徴とする、請求
項1〜請求項3に記載の固形状水中油型乳化化粧料。 - 【請求項5】 表面張力が25以下の油分が、シリコー
ン油,パーフルオロポリエーテル及びフッ素変性シリコ
ーン油より選択される1種又は2種以上であることを特
徴とする、請求項1〜請求項4に記載の固形状水中油型
乳化化粧料。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11647997A JP3615904B2 (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 固形状水中油型乳化化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11647997A JP3615904B2 (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 固形状水中油型乳化化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10291914A true JPH10291914A (ja) | 1998-11-04 |
JP3615904B2 JP3615904B2 (ja) | 2005-02-02 |
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ID=14688135
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3615904B2 (ja) |
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