JPH10291410A - 車載用モニタ装置 - Google Patents

車載用モニタ装置

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JPH10291410A
JPH10291410A JP11608597A JP11608597A JPH10291410A JP H10291410 A JPH10291410 A JP H10291410A JP 11608597 A JP11608597 A JP 11608597A JP 11608597 A JP11608597 A JP 11608597A JP H10291410 A JPH10291410 A JP H10291410A
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JP
Japan
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air conditioner
line frame
representing
vehicle
air
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JP11608597A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Okazaki
徹二 岡崎
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】空気調和装置の制御状態画面の視認性を高めた
「車載用モニタ装置」を提供する。 【解決手段】空気調和装置の制御状態画像と、空気調和
装置以外の車載電装品群の出力画像とを選択的に表示す
る表示画面2を備え、空気調和装置の制御状態画像2a
〜2hには、インストルメントパネルの形状を表す線枠
2e1と、各吹出口から吹き出される空気流を表す線枠
2e2とが含まれる車載用モニタ装置10であり、空気
流を表す線枠2e2が、実際の吹出空気流の有無に対応
して波打つ。その波打ち速度が、実際の空気流量に対応
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
るモニタ装置、なかでも空気調和装置、テレビジョン装
置、ビデオ装置、ナビゲーション装置などの各種車載電
装品の操作状況を集約して表示できる車載用モニタ装置
に関し、特にエアコンの制御状態表示の視認性を高めた
車載用モニタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用電装品の普及にともない、自動車
には、空気調和装置やAM/FMチューナ以外にも、コ
ンパクトディスクプレーヤ、カセットデッキ、テレビジ
ョン装置、ビデオ装置、ナビゲーション装置等が搭載さ
れるようになった。これらの電装品は、通常運転手によ
って操作されることから、各電装品の操作ボタンは、イ
ンストルメントパネルのセンタコンソールに配置される
のが一般的である。
【0003】しかしながら、これらの電装品は他の電装
品とは互いに分離されてそれぞれが独立に装着されるの
で、上述した多くの電装品を全てインストルメントパネ
ルのセンタコンソールに配置することは、スペース的に
不可能に近い。
【0004】このため、表示画面が必要とされる空気調
和装置、テレビジョン装置、ビデオ装置、ナビゲーショ
ン装置等の表示画面を一つにして(以下、マルチメディ
アモニタとも言う。)、設置スペースの縮小化および操
作性の向上を図ることが試みられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したマ
ルチメディアのうちの空気調和装置は、比較的頻繁に操
作され、かつその制御状態画面を見ながら操作されるの
が一般的である。また、この操作は、走行中においても
頻繁に行われるので、現在の状態および設定した状態を
一目で認識できることが必要とされる。
【0006】しかしながら、従来の空気調和装置の制御
状態を表示するパネルは、専用の、しかも小さいパネル
が用いられていたので、静止画像で表すことが一般的で
あり、仮に動的画像を用いたとしても、視認性を高める
には限度があった。また、静止画像では十分な娯楽感覚
も得られないという欠点もあった。
【0007】そこで、本発明者は、上述したマルチメデ
ィアモニタを車載するに際し、ここで用いられる大きな
表示パネルを利用し、空気調和装置の制御状態を一目で
認識できる車載用モニタ装置を完成させるに至った。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、空気調和装置の制御状態画
面の視認性を高めた車載用モニタ装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車載用モニタ装置は、空気調和装置の制御
状態画像と、前記空気調和装置以外の車載電装品群の出
力画像とを選択的に表示する表示画面を備え、前記空気
調和装置の制御状態画像には、少なくとも、インストル
メントパネルの形状を表す線枠と、各吹出口から吹き出
される空気流を表す線枠とが含まれる車載用モニタ装置
において、前記空気流を表す線枠が、実際の吹出空気流
の有無に対応して波打つことを特徴とする。
【0010】本発明の車載用モニタ装置では、空気流を
表す線枠が波打つので乗員は一目でエアコンの制御状態
を把握することができる。しかも、マルチメディアモニ
タの表示画面を使用するので、動的表現を繊細、詳細に
構成することが可能となり、より視認性が良好となるだ
けでなく、娯楽感覚の向上も十分に期待できる。
【0011】本発明の車載用モニタ装置において、前記
空気流を表す線枠の波打ち速度が、実際の空気流量に対
応することがより好ましい。空気流量、すなわち吹出空
気量が多いときは早く波打ち、吹出空気量が少ないとき
はゆっくりと波打つことで、制御状態を視覚的に認識す
ることができ、より視認性が高くなる。また、意匠的効
果も大きくなるので娯楽感覚もより高まる。
【0012】本発明の車載用モニタ装置において、前記
空気流を表す線枠又はその内部の色彩が、吹出空気の温
度に応じて変化することがより好ましい。例えば、温風
は赤色、冷風は青色とすることで、吹出空気温度を視覚
的に認識することができ、より視認性が高くなる。ま
た、意匠的効果も大きくなるので娯楽感覚もより高ま
る。
【0013】本発明の車載用モニタ装置において、前記
空気流を表す線枠の大きさが、前記波打ちに代えてまた
はこれに加えて、実際の空気流量に対応することがより
好ましい。例えば、吹出空気量が多い場合には線枠を大
きく、吹出空気量が少ない場合には線枠を小さくするこ
とで、波打ち動作に代えてまたはこれに加えて、制御状
態を視覚的に認識することができ、より視認性が高くな
る。
【0014】本発明の車載用モニタ装置において、前記
空気調和装置のファンの形状を表す線枠をさらに有し、
当該ファンの形状を表す線枠が、実際のファンの回転速
度に対応して回転することがより好ましい。こうするこ
とで、上記発明の効果と相俟って、さらに制御状態を視
覚的に認識することができ、より視認性が高くなる。ま
た、意匠的効果も大きくなるので娯楽感覚もより高ま
る。
【0015】本発明の車載用モニタ装置において、前記
空気調和装置の設定温度と実際の室内温度との差温を表
す線枠をさらに有し、当該線枠が顔の表情を表す形状か
らなり、当該顔の表情が、実際の差温の大小に対応して
変化することがより好ましい。例えば、差温がほぼ0で
あるときは快適な表情、実際の温度が高すぎる場合には
暑苦しい表情、実際の温度が低すぎる場合には凍えた表
情にすることで、上記発明の効果と相俟って、さらに制
御状態を視覚的に認識することができ、より視認性が高
くなる。また、意匠的効果も大きくなるので娯楽感覚も
より高まる。
【0016】本発明の車載用モニタ装置は、下記の構成
を付加することによりさらに特有の作用効果を発揮す
る。すなわち、本発明の車載用モニタ装置は、特に限定
されないが、空気調和装置に作動指令信号を出力するた
めの複数の操作部と、前記表示画面に表示される画像を
前記空気調和装置の制御状態画像と当該空気調和装置以
外の車載電装品群の出力画像の中から選択するための選
択部とをさらに有し、前記操作部および前記選択部がモ
ニタケース前面の運転席側に集約して設けられているこ
とを特徴とする。
【0017】この車載用モニタ装置では、空気調和装置
の操作部と空気調和装置および車載電装品を選択する選
択部とがモニタケース前面の運転席側に設けられている
ので、走行中などにおいて前方に注意しながらでも容易
に空気調和装置の操作部および車載電装品の選択部を操
作することができる。また、フロントデフォッガスイッ
チ(以下、デフロストモードスイッチともいう)やリサ
ークスイッチなどのように安全運転上の必要性が高い空
気調和装置の操作部がモニタケース前面の運転席側に設
けられているので、ブラインドタッチでこれらを操作す
ることができ、安全性および操作性がより高まることと
なる。
【0018】本発明の車載用モニタ装置において、特に
限定されないが、選択部は、空気調和装置の制御状態画
像を表示画面に表示するエアコン表示モード、車載電装
品群の何れかの電装品の出力画像を表示する電装品表示
モードおよび表示画面オフモードの3つのモードを選択
する選択スイッチであり、電装品モードを選択したとき
に、目的とする電装品を選択して表示画面に表示するた
めの電装品選択スイッチをさらに有することが好まし
い。
【0019】こうすることで、一つの選択部で3つの表
示モードを切り替えることができ、このうち電装品表示
モードにおいては、一つの電装品選択スイッチで複数の
電装品を選択できる。したがって、2つのスイッチで4
つ以上の表示モードが選択でき、操作ボタン等の配置ス
ペースを縮小することができる。その結果、モニタ装置
の小型化を実現することができる。
【0020】本発明の車載用モニタ装置において、特に
限定されないが、電装品選択スイッチは、モニタケース
前面以外の部位に設けられていることがより好ましい。
また、空気調和装置以外の車載電装品の操作部は、モニ
タケースの前面以外の部位に設けられていることがより
好ましい。
【0021】電装品選択スイッチや空気調和装置以外の
車載電装品の操作部は、安全運転上の必要度が比較的低
く、どちらかといえば停車中に操作することが好ましい
ことから、これら電装品選択スイッチあるいは車載電装
品の操作部を比較的操作し難い部位に設けることで、間
接的に安全性を高めることができる。
【0022】本発明の車載用モニタ装置において、特に
限定されないが、表示画面に表示された前回の表示モー
ドを記憶する記憶手段を有し、再起動時には当該記憶手
段に記憶された表示モードを自動的に選択することがよ
り好ましい。自動車のイグニッションキーをオフして
も、次に起動したときは、記憶手段に記憶されている前
回の表示モードが自動的に選択されるので、乗員はあら
ためて選択部を操作することがなくなり、操作性が向上
する。
【0023】本発明の車載用モニタ装置において、特に
限定されないが、電装品選択スイッチで選択された電装
品を記憶する記憶手段をさらに有し、選択部で電装品表
示モードを選択したときは、当該記憶手段に記憶されて
いる電装品を自動的に選択することがより好ましい。一
度目的とする電装品を選択しておけば、他の電装品を選
択しない限り前回の電装品が自動的に選択できるので、
乗員はあらためて電装品選択スイッチを操作することが
なくなり、操作性が向上する。またこうすることで、空
気調和装置以外の車載電装品が1種類の場合には、電装
品選択スイッチを操作する必要がなく、選択部のみによ
って表示モードが選択できる。
【0024】本発明の車載用モニタ装置において、特に
限定されないが、選択部により選択された表示モードが
エアコン表示モード以外の表示モードである場合、空気
調和装置の何れかの操作部が操作されると、所定時間だ
け表示画面に空気調和装置の制御状態を表示することが
より好ましい。
【0025】エアコン表示モード以外の表示モードであ
っても空気調和装置の何れかの操作部が操作されると所
定時間だけ表示画面に空気調和装置の制御状態を表示す
るので、安全性のうえから必要度が高い空気調和装置の
制御を最優先とすることができる。その結果、如何なる
表示モードであっても即座にエアコン表示モードに入れ
るので、乗員が操作を誤って現在の状態がどうなってい
るのか解らなくなっても、空気調和装置の制御指令は確
実に行うことができる。
【0026】本発明の車載用モニタ装置において、空気
調和装置以外の車載電装品としては、特に限定されない
が、テレビジョン装置、ビデオ装置、ナビゲーション装
置、空気清浄器などを挙げることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の車載用モニタ装置の
実施形態を示す正面図、図2は同モニタ装置の装着部位
を示す図、図3は同モニタ装置と車載電装品を示す斜視
図、図4は同モニタ装置の画面表示モードを説明するた
めの図、図5は吹出空気線枠を示す図、図6はファン回
転線枠を示す図、図7は差温線枠を示す図である。
【0028】本実施形態の車載用モニタ装置10は、図
1および図3に示すようにモニタケースに、5.6イン
チの液晶表示パネル(表示画面)2が設けられており、
例えば、図2に示されるように車室内のインストルメン
トパネルIPのセンタコンソールCに装着される。
【0029】このモニタケースの前面10aの運転席
側、すなわち右ハンドル車であれば向かって右側、左ハ
ンドル車であれば向かって左側には、空気調和装置の操
作ボタン(操作部)4とセレクトスイッチ(選択部)6
が設けられている。
【0030】空気調和装置の操作ボタン4は、図1に示
されるように、自動制御モードを選択および解除するオ
ートエアコンスイッチ4a、空気調和装置のコンプレッ
サを作動させ冷房モードとするエアコンスイッチ4b、
強制的にデフモードを選択して窓ガラスの曇りを晴らす
ためのデフモードスイッチ4c、空気調和装置をオフす
るためのオフスイッチ4d、強制的に内気循環モードと
するリサークスイッチ4e、ベントモード,バイレベル
モード,フットモード,デフモードなどの各種吹出モー
ドを選択するためのモードスイッチ4f、ファンの風量
を選択するためのファンスイッチ4j、設定温度の変更
を行うための上昇スイッチ4gおよび下降スイッチ4h
からなり、これら各操作ボタン4の入力信号は、モニタ
装置10に接続されたエアコンコントローラ20に送出
される。
【0031】特に、デフモードスイッチ4cは窓ガラス
の曇りを迅速に晴らす必要があり、またリサークスイッ
チ4eは排気ガスなどの侵入を防止する場合に用いら
れ、これらは他の操作ボタンに比べて緊急必要性が高い
ことから、運転席側のうち最も運転者に近く、かつ上側
であって、ブラインドタッチでも容易に操作できる位置
に設けられている。
【0032】上述した空気調和装置の操作ボタン4の上
部には、セレクトスイッチ6が設けられており、このセ
レクトスイッチ6は液晶表示パネル2に表示される表示
内容を選択するスイッチである。すなわち、このセレク
トスイッチ6を押すことによって、図4に示すように、
空気調和装置の制御状態を表示するエアコン表示モード
と、車載電装品群22の何れかの電装品22A,22
B,22Cの出力画像を表示する電装品表示モードと、
液晶表示パネル2の表示をオフとする表示画面オフモー
ドとが、この順序で選択される。
【0033】エアコン表示モードを選択すると、図1に
示す空気調和装置の制御状態画像、具体的には、左上か
ら、上昇スイッチ4gおよび下降スイッチ4hで選択さ
れた設定温度2a、オートエアコンスイッチ4aで選択
された自動制御モード2b、エアコンスイッチ4bで選
択された冷房モード2c、デフモードスイッチ4cで選
択されたフロントデフォッガ2d、吹出モードスイッチ
4fで選択された吹出モード2e、ファンスイッチ4j
で選択されたファン風量2f、上昇スイッチ4gまたは
下降スイッチ4hで選択された設定温度と実際の室内温
度との差温を示す差温表示2g、リサークスイッチ4e
で選択された内気循環モード2hが表示される。
【0034】特に本実施形態の表示画面2では、吹出モ
ード2e、ファン風量2fおよび差温表示2gに動画が
採用されている。吹出モード2eでは、インパネ線枠2
e1が表示されるが、ここで採用されている動画は、図
5(a)に示されるように、空気流を示す矢印からなる
線枠2e2から構成され、この線枠2e2の基部が波打
ち動作する。また、吹出空気量が多い場合には早く、吹
出空気量が少ない場合にはゆっくりと動作し、吹出空気
量(換言すればファン回転数)に応じて波打ち速度が変
化する。なお、バイレベルモードの場合にはベント吹出
口とフット吹出口のみに線枠2e2が表示され、デフロ
ストモードではデフ吹出口のみに線枠2e2が表示され
る。これにより、どのモードに設定されているかだけで
なく、各吹出口からの風量を視覚的に認識することがで
きる。
【0035】また、他の実施形態として、線枠2e2の
波打ち速度を変える以外にも、同図(b)に示されるよ
うに、吹出空気量に応じて線枠2e2の大きさを変えて
も良い。また、波打ち速度の変化とこれとを組み合わせ
ることもできる。
【0036】さらに、他の実施形態として、吹出空気の
温度に応じて線枠2e2またはその内部に色彩を付する
こともできる。例えば、線枠2e2または内部に、温風
は赤色、冷風は青色の色彩を付すことで、空気温度をも
視覚的に捉えることが可能となる。
【0037】ファン風量を表示する線枠2f1は、図6
に示されるようにファンの形状からなり、ファン羽根の
一部が塗りつぶされている。この線枠2f1も動画で構
成されているが、具体的にはファンの回転数に応じて塗
りつぶされた羽根が同図に示すように回転する。この羽
根の回転数は実際のファンの回転数に対応する。これに
よっても、室内に供給される空気量を視覚的に捉えるこ
とができるので、走行中であっても一瞥して制御状態を
認識することが可能となる。
【0038】さらに、設定された温度と実際の室内温度
との差温は、乗員には認識し難く、したがって、本実施
形態では、設定温度2aの下部に差温線枠2gを設けて
いる。具体的には、図7に示されるように顔の表情で構
成された線枠2gが採用され、差温が0に近い場合には
同図(a)に示す快適な表情をした顔、設定温度に対し
て室内温度が高い場合には同図(b)に示す暑苦しい表
情をした顔、設定温度に対して室内温度が低い場合には
同図(c)に示す凍えた表情をした顔がそれぞれ表示さ
れる。なお、設定温度と室内温度との差温が具体的に何
度のときにどの表情を採用するかは、特に限定されず適
宜決定すればよい。これにより、差温についても一瞥し
て認識することができ、視認性が著しく向上することに
なる。
【0039】このエアコン表示モードからセレクトスイ
ッチ6を1回だけ押すと、液晶表示パネル2にはテレビ
ジョン装置から出力される放送画像、ビデオ装置から出
力されるビデオ画像、およびナビゲーション装置から出
力されるナビゲーション画像の何れかが表示される。こ
れらテレビジョン装置、ビデオ装置およびナビゲーショ
ン装置の選択は、モニタケースの上面に設けられた電装
品選択スイッチ8により行われ、図4に示されるよう
に、電装品選択スイッチ8を押すことによって、テレビ
ジョン装置、ビデオ装置、ナビゲーション装置の順序で
表示画面が切り替わる。
【0040】さらに、この電装品表示モードからセレク
トスイッチ6を1回だけ押すと、液晶表示パネル2はオ
フし、さらにもう1回押すと、上述したエアコン表示モ
ードに切り替わる。
【0041】本実施形態のモニタ装置10においては、
セレクトスイッチ6により選択された表示モードがエア
コン表示モード以外の表示モードである場合であって
も、空気調和装置の何れかの操作ボタン4が操作される
と、所定時間だけ液晶表示パネル2に図1に示す空気調
和装置の制御状態画像を表示する。すなわち、液晶表示
パネル2には空気調和装置の制御状態が最優先で表示さ
れる。
【0042】なお、本実施形態では、空気調和装置以外
の車載電装品22としてテレビジョン装置、ビデオ装置
およびナビゲーション装置が搭載されており、図3に示
されるように、空気調和装置の制御部であるエアコンコ
ントローラ20は、例えばインストルメントパネルIP
のセンタコンソールCに内蔵され、また、モニタ制御手
段(図示せず)であるマイクロコンピュータやテレビジ
ョン装置のテレビチューナ22Aはモニタケース内に内
蔵されている。また、ビデオ装置22Cやナビゲーショ
ン装置のコントロールアンプ22Bは座席下など室内の
適宜箇所に配置される。なお、テレビジョン装置の選
局、音量調節などの各種操作ボタン30はモニタケース
の上面に設けられている。
【0043】図示は省略するが、本実施形態では、EE
PROMなどのデータの書き換えが可能な不揮発性メモ
リが設けられており、セレクトスイッチ6で選択された
前回の表示モード(エアコン表示モード、電装品表示モ
ード、表示画面オフモード)と、電装品選択スイッチ8
で選択された前回の電装品22A,22B,22Cとが
記憶されている。そして、車両のイグニッションキーを
オフしても、次に起動したときには、前回の表示モード
が液晶表示パネル2に表示され、また、前回電装品表示
モードで選択された電装品22A,22B,22Cが優
先的に選択される。例えば、イグニッションキーをオフ
する際にエアコン表示モードが選択されていたとする
と、次にエンジンを起動したときは、エアコン表示モー
ドが自動的に選択される。また、この状態からセレクト
スイッチ6を押すと、前回に選択された電装品、例えば
ナビゲーション装置の画像が優先的に表示される。これ
により、乗員はあらためて電装品選択スイッチ8を操作
する必要がなくなり、操作性、安全性が向上する。また
こうすることで、空気調和装置以外の車載電装品が1種
類の場合には、電装品選択スイッチ8を操作する必要が
なく、セレクトスイッチ6のみによって表示モードが選
択できる。
【0044】このように構成された本実施形態のモニタ
装置10では、空気調和装置の操作ボタン4a〜4j
と、表示モードを選択するセレクトスイッチ6とがモニ
タケース前面10aの運転席側に設けられているので、
走行中などにおいて前方に注意しながらでも容易に空気
調和装置の操作ボタン4a〜4jおよびセレクトスイッ
チ6を操作することができる。また、デフモードスイッ
チ4cやリサークスイッチ4eなどのように安全運転上
の必要性が高い空気調和装置の操作ボタンがモニタケー
ス前面10aの運転席側であって、ブラインドタッチで
操作できる位置に設けられているので、安全性、操作性
がより高くなる。
【0045】逆に、テレビジョン装置の操作ボタン30
などのように、どちらかといえば走行中に操作すること
が好ましくない操作ボタン類は、モニタケース前面10
a以外の操作性の悪い部位に設けているので、間接的に
安全性を高めることができる。
【0046】また、本実施形態のモニタ装置10では、
セレクトスイッチ6と電装品選択スイッチ8の2つのス
イッチで、5つの表示モードが選択できるので、操作ボ
タン等の配置スペースを縮小することができる。その結
果、モニタ装置10の小型化を実現することができる。
【0047】また、エアコン表示モード以外の表示モー
ドであっても空気調和装置の何れかの操作ボタン4が操
作されると所定時間だけ液晶表示画面2に空気調和装置
の制御状態を表示し、安全性のうえから必要度が高い空
気調和装置の制御を最優先とするので、如何なる表示モ
ードであっても即座にエアコン表示モードに入れる。そ
の結果、乗員が操作を誤って現在の状態がどうなってい
るのか解らなくなっても、空気調和装置の制御指令は確
実に行うことができる。
【0048】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の車載用モニ
タ装置によれば、吹出空気量が多いときは早く波打ち、
吹出空気量が少ないときはゆっくりと波打つことで、制
御状態を視覚的に認識することができ、視認性が著しく
高くなる。また、意匠的効果も大きくなるので娯楽感覚
もより高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載用モニタ装置の実施形態を示す正
面図である。
【図2】本発明の車載用モニタ装置の装着部位を示す図
である。
【図3】本発明の車載用モニタ装置と車載電装品とを示
す斜視図である。
【図4】本発明の画面表示モードを説明するための図で
ある。
【図5】本発明に係る吹出空気線枠を示す図である。
【図6】本発明に係るファン回転線枠を示す図である。
【図7】本発明に係る差温線枠を示す図である。
【符号の説明】
10…モニタ装置 2…液晶表示パネル(表示画面) 2e1…インパネ線枠 2e2…吹出空気線枠 2f1…ファン回転線枠 2g …差温線枠 4…操作ボタン(操作部) 6…メインスイッチ 8…電装品選択スイッチ 10a…モニタケース前面 20…エアコンコントローラ 22…車載電装品群 22A…テレビチューナ 22B…ナビゲーション装置 22C…ビデオ装置 30…テレビジョン装置の操作ボタン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和装置(20)の制御状態画像と、
    前記空気調和装置以外の車載電装品群(22)の出力画
    像とを選択的に表示する表示画面(2)を備え、 前記空気調和装置の制御状態画像(2a〜2h)には、
    少なくとも、インストルメントパネルの形状を表す線枠
    (2e1)と、各吹出口から吹き出される空気流を表す
    線枠(2e2)とが含まれる車載用モニタ装置(10)
    において、 前記空気流を表す線枠(2e2)が、実際の吹出空気流
    の有無に対応して波打つことを特徴とする車載用モニタ
    装置。
  2. 【請求項2】前記空気流を表す線枠(2e2)の波打ち
    速度が、実際の空気流量に対応することを特徴とする請
    求項1記載の車載用モニタ装置。
  3. 【請求項3】前記空気流を表す線枠(2e2)又はその
    内部の色彩が、吹出空気の温度に応じて変化することを
    特徴とする請求項1または2記載の車載用モニタ装置。
  4. 【請求項4】前記空気流を表す線枠(2e2)の大きさ
    が、前記波打ちに代えてまたはこれに加えて、実際の空
    気流量に対応することを特徴とする請求項1〜3の何れ
    かに記載の車載用モニタ装置。
  5. 【請求項5】前記空気調和装置のファンの形状を表す線
    枠(2f1)をさらに有し、当該ファンの形状を表す線
    枠が、実際のファンの回転速度に対応して回転すること
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の車載用モニ
    タ装置。
  6. 【請求項6】前記空気調和装置の設定温度と実際の室内
    温度との差温を表す線枠(2g)をさらに有し、当該線
    枠(2g)が顔の表情を表す形状からなり、当該顔の表
    情が、実際の差温の大小に対応して変化することを特徴
    とする請求項1〜5の何れかに記載の車載用モニタ装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003220907A (ja) * 2002-01-31 2003-08-05 Denso Corp 車両用配電装置およびユーザー後付け負荷接続用の補助端子
JP2004210216A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Kenwood Corp 車載機器
JP2007290467A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Denso Corp 空調装置
JP2017049788A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 三菱自動車工業株式会社 車載情報処理装置

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