JPH08332834A - 車載機器制御用の入出力装置 - Google Patents

車載機器制御用の入出力装置

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JPH08332834A
JPH08332834A JP14359595A JP14359595A JPH08332834A JP H08332834 A JPH08332834 A JP H08332834A JP 14359595 A JP14359595 A JP 14359595A JP 14359595 A JP14359595 A JP 14359595A JP H08332834 A JPH08332834 A JP H08332834A
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monitor
vehicle
switch
input
touch
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JP14359595A
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English (en)
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Kazushi Akasaka
一志 赤坂
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入出力装置の小型化を図る。 【構成】 「車載機器制御用の入出力装置」は、空気調
和装置の作動状態を表示するモニタ45と、作動条件を
設定する複数個のタッチスイッチ47,48が配置され
ると共にモニタの前面領域よりも大きな領域を有するタ
ッチパネル46と、を有する。このタッチパネルは、複
数個のタッチスイッチのうち少なくとも1つがモニタの
前面領域よりも外方に位置するように、モニタの前面に
設けられている。また、モニタの前面領域よりも外方に
位置する領域外タッチスイッチ48には、空気調和装置
の種々の作動条件のうち操作頻度の高い作動条件を設定
する機能を割り当ててある。そして、制御手段は、タッ
チスイッチの操作に応じた作動条件をオートアンプに出
力する一方、空気調和装置の作動状態に応じた画像をモ
ニタに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に搭載される機
器、例えば、空気調和装置、テレビジョン装置、オーデ
ィオ装置、ナビゲーション装置等の車載機器の作動条件
を設定すると共に車載機器の作動状態を表示するように
した車載機器制御用の入出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車には、空気調和装置の他に、テレ
ビジョン装置、オーディオ装置、ナビゲーション装置な
どの各種車載機器が必要に応じて搭載されている。例え
ば、空気調和装置の作動条件を設定すると共に作動状態
を表示するようにした入出力装置として、従来、図7
(A)(B)に示すようなものが提案されている。
【0003】図示するように、この入出力装置10は、
空気調和装置の作動状態を表示する液晶式のモニタ11
と、複数個のタッチスイッチ12が配置されたタッチパ
ネル13と、モニタ11の側方に配置されタッチスイッ
チ12とは別種のボタン型スイッチ14と、これらを収
納するケース体15とを有する。タッチスイッチ12
は、指などで触れて入力を行うものであり、例えば赤外
線ビーム方式で位置情報を検出し、当該位置情報を所定
の符号に変換してデータの入力を行うようになってい
る。また、ボタン型スイッチ14は、乗員が押し下げ動
作をして入力を行うものである。
【0004】空気調和装置の種々の作動条件のうち、窓
ガラスの曇りを除去するデフロストモードや、外気を取
り込まずに車室内空気のみを循環させるリサークモード
は操作頻度の高い作動条件である。そこで、前記ボタン
型スイッチ14には、これら操作頻度の高い作動条件を
設定する機能を割り当ててある。
【0005】入出力装置はさらに、図8に示すように、
タッチスイッチ12の操作に応じた操作信号が入力され
てスイッチ操作を処理する第1処理部16と、ボタン型
スイッチ14の操作に応じた操作信号が入力されてスイ
ッチ操作を処理する第2処理部17と、空気調和装置の
作動状態に応じた信号が入力されて画像処理する画像処
理部18とを有する。これら第1処理部16、第2処理
部17および画像処理部18から入出力装置の制御手段
19が構成されている。
【0006】乗員のスイッチ操作により設定された作動
条件は、各処理部16,17から、空気調和装置の作動
を制御するオートアンプ20に出力される。オートアン
プ20は、各処理部16,17からの信号に基づき、フ
ァンモータの回転数制御、各種ドアを回動するアクチュ
エータの駆動制御などを行う。一方、空気調和装置の作
動状態を示す信号は、オートアンプ20から画像処理部
18に入力され、当該画像処理部18で画像処理を行っ
た後にモニタ11に出力される。そして、モニタ11に
は、画像処理部18からの画像信号に基づき、空気調和
装置の作動状態がイメージパターン化されて表示され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の入出力装置10
は、上述したとおり、タッチスイッチ12およびボタン
型スイッチ14、すなわち異なる機構を有する2種類の
スイッチ12,14が設けられているため、それぞれの
スイッチ12,14の操作を処理するために、具体的な
スイッチ回路が異なる2つの処理部16,17が必要と
なる。このように2つのハードウェア16,17を準備
しなければならないことから、制御手段19全体の小型
化を図ることが難しく、制御手段19の車載位置を決定
する際に制約を受けるという問題がある。
【0008】また、ケース体15の内部に制御手段19
を組み込もうとすると、ケース体15自体が大型化して
しまい、自動車に搭載する入出力装置としては不適切な
ものとなる。
【0009】また、ボタン型スイッチ14はタッチスイ
ッチ12に比べて大きいため、この点からも、ケース体
15の小型化が阻害されていた。逆に言えば、同じ大き
さのケース体15に、大きな表示面を有するモニタ11
を組み込んで視認性に優れたものにすることができない
という問題がある。
【0010】本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決
するためになされたものであり、入出力装置の小型化を
図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、請求項毎に次ぎのように構成される。
【0012】請求項1に記載の発明の構成は、自動車に
搭載される機器の作動条件を設定すると共に前記車載機
器の作動状態を表示するための入出力装置であって、前
記車載機器の作動状態を表示するモニタと、前記車載機
器の作動条件を設定する複数個のタッチスイッチが配置
されると共に前記モニタの前面領域よりも大きな領域を
有するタッチパネルと、前記タッチスイッチの操作に応
じた操作信号が入力されると共に設定された作動条件を
前記車載機器に出力する一方、前記車載機器から作動状
態に応じた信号が入力されると共に表示すべき作動状態
に応じた画像信号を前記モニタに出力する制御手段と、
を有し、前記タッチパネルを、前記複数個のタッチスイ
ッチのうち少なくとも1つが前記モニタの前面領域より
も外方に位置するように、前記モニタの前面に設け、前
記モニタの前面領域よりも外方に位置する前記少なくと
も1つのタッチスイッチに、前記車載機器の所望の作動
条件を設定する機能を割り当ててあることを特徴とす
る。
【0013】請求項2に記載の発明の構成は、前記制御
手段は、前記モニタの前面領域に位置するタッチスイッ
チの位置に対応して、設定する作動条件の内容を示す画
像パターンを前記モニタに表示し、前記モニタの前面領
域よりも外方に位置する前記少なくとも1つのタッチス
イッチには、設定する作動条件の内容を示す画像パター
ンが予め表記されていることを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の発明の構成は、前記車載
機器は、自動車用空気調和装置であることを特徴とす
る。
【0015】請求項4に記載の発明の構成は、前記モニ
タの前面領域よりも外方に位置する前記少なくとも1つ
のタッチスイッチには、前記自動車用空気調和装置の種
々の作動条件のうち操作頻度の高い作動条件を設定する
機能を割り当ててあることを特徴とする。
【0016】請求項5に記載の発明の構成は、作動条件
の設定および作動状態の表示の対象となる車載機器を選
択する機能を前記タッチスイッチのいずれかに割り当て
て選択手段を構成し、前記制御手段は、前記選択手段の
操作により選択された対象車載機器に応じた画像を前記
モニタに表示してなり、自動車用空気調和装置、テレビ
ジョン装置、ナビゲーション装置またはオーディオ装置
など複数台の車載機器から前記対象車載機器の作動条件
を選択して設定すると共に前記対象車載機器の作動状態
を選択して表示するようにしたことを特徴とする。
【0017】
【作用】このように構成した本発明にあっては、請求項
毎に次ぎのように作用する。
【0018】請求項1に記載の発明にあっては、モニタ
の前面領域に位置するスイッチおよびモニタの前面領域
よりも外方に位置する少なくとも1つのスイッチとも、
同種類のタッチスイッチから構成してあるため、スイッ
チの操作を処理するハードウェアは1つでよい。したが
って、異なる機構を有する2種類のスイッチを設ける場
合に比べて、スイッチ操作の処理を司る制御部が単純化
ないし簡素化され、制御手段全体が小型になる。この制
御手段の小型化を通して、入出力装置の小型化が達成さ
れる。
【0019】請求項2に記載の発明にあっては、モニタ
の前面領域に位置するスイッチの内容は、画像パターン
をモニタに表示することにより乗員に示され、モニタの
前面領域よりも外方に位置する少なくとも1つのスイッ
チの内容は、画像パターンを予め表記することにより乗
員に示される。
【0020】請求項3に記載の発明にあっては、自動車
用空気調和装置の作動条件を設定すると共に自動車用空
気調和装置の作動状態を表示するための入出力装置とし
て機能する。
【0021】請求項4に記載の発明にあっては、頻繁に
使用される作動条件を設定するための専用のスイッチが
設けられるので、乗員の操作性が良好になる。
【0022】請求項5に記載の発明にあっては、自動車
用空気調和装置、テレビジョン装置、ナビゲーション装
置またはオーディオ装置など複数台の車載機器から対象
車載機器の作動条件を選択して設定したり、当該対象車
載機器の作動状態を選択して表示したりすることができ
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0024】図1は、本発明の一実施例に係る入出力装
置を車両から取り外した状態を示す分解斜視図、図2
(A)および図2(B)は、入出力装置を車両に取り付
けた状態を示す側面図および正面図、図3は、入出力装
置および車載機器の構成例を示す図、図4(A)は、入
出力装置を示す正面図、図4(B)は、同図(A)の4
B−4B線に沿う断面図である。
【0025】本発明に係る入出力装置は、自動車に搭載
される機器の作動条件を設定すると共に車載機器の作動
状態を表示するためのものであり、対象となる車載機器
が自動車用空気調和装置である場合の実施例について説
明する。
【0026】入出力装置30は、図1および図2に示す
ように、マウントベース31を介して取付ブラケット3
2に取り付けられる。取付ブラケット32は、ボックス
状に形成され、自動車の車室内前方のセンターコンソー
ル33に形成された収納部34へ取付けられる。また、
取付ブラケット32は、従来の空気調和装置の制御部が
収納されるコントローラケースと同じ形状に形成されて
おり、入出力装置30を後付けする場合、それまでセン
ターコンソール33の収納部34に取付けられていた既
存のコントローラケースと交換し、そのまま取付けるこ
とができるようになっている。また、マウントベース3
1は、例えば、十字レールなどからなる首振りおよび高
さ調整機構を有し、取付ブラケット32に対する入出力
装置30の位置を調整し得るようにしてある。したがっ
て、入出力装置30がセンターコンソール33の前面で
位置可変となることにより、運転者の視界が妨げられる
ことはなく、空気調和装置の吹出口35を遮ったり、あ
るいはシフトレバーの操作や乗員の邪魔になったりする
こともない。
【0027】図3に示すように、入出力装置30は、当
該入出力装置30の作動を制御すると共に取付ブラケッ
ト32に組み込んだ制御手段40に接続されている。制
御手段40には、空気調和装置に設けられる制御対象部
材の作動を制御するオートアンプ41が接続されてい
る。オートアンプ41により作動が制御される制御対象
部材としては、空気調和装置のミックスドアやモードド
アなどの種々のドアを駆動するアクチュエータ、ファン
を駆動するモータなどがあり、オートアンプ41は、乗
員の設定操作に応じてこれらアクチュエータなどを作動
させる。
【0028】さらに、本実施例では、入出力装置30の
後述するモニタ45がテレビジョン装置およびナビゲー
ション装置のディスプレイを兼ねるようにしてある。こ
のため、制御手段40には、テレビチューナ42を接続
し、当該テレビチューナ42を介して、ナビゲーション
制御を司るコントローラ43およびRGB信号をコンポ
ジット信号に変換する映像信号変換器44を接続してあ
る。そして、制御手段40は、空気調和装置の操作時画
像、テレビ画像あるいはナビゲーション画像を、乗員の
操作に応じて、モニタ45上に表示する。
【0029】入出力装置30は、図4(A)(B)に示
すように、空気調和装置の作動状態などを表示するモニ
タ45と、空気調和装置の作動条件を設定するタッチパ
ネル46と、これらを収納するケース体53とを有す
る。
【0030】モニタ45は、例えば、カラー液晶モニタ
から構成されるが、その方式は特に限定されるものでな
い。
【0031】タッチパネル46は、空気調和装置の作動
条件を設定する複数個のタッチスイッチ47a〜47
h,48a〜48eが配置されると共にモニタ45の前
面領域よりも大きな領域を有している。特に、タッチパ
ネル46は、複数個のタッチスイッチのうち少なくとも
1つがモニタ45の前面領域よりも外方に位置するよう
に、モニタ45の前面に設けてある。図示例では、タッ
チパネル46には13個のタッチスイッチが配置され、
そのうちの5個のタッチスイッチ48a〜48eがモニ
タ45の前面領域よりも右側の外方位置に配置されてい
る。なお、説明の便宜上、以下の説明においては、モニ
タ45の前面領域に配置される8個のタッチスイッチ4
7a〜47hを総称して領域内タッチスイッチ47とも
いい、モニタ45の前面領域よりも外方に配置される5
個のタッチスイッチ48a〜48eを総称して領域外タ
ッチスイッチ48ともいう。
【0032】各タッチスイッチ47,48のスイッチ操
作により作動条件が設定されるわけであるが、領域内タ
ッチスイッチ47にあっては、作動条件の内容に応じた
画像パターンを各タッチスイッチ47の位置に対応して
モニタ45に表示することにより、設定する作動条件の
内容が乗員に示される。一方、領域外タッチスイッチ4
8にあっては、作動条件の内容に応じた画像パターンを
予め表記することにより、設定する作動条件の内容が乗
員に示される。予め表記する手法としては、タッチパネ
ル46に直接印刷したり、印刷物をタッチパネル46に
貼り付けたりすればよい。実施例では、タッチパネル4
6の裏面に、作動条件の内容が表された印刷物49を貼
り付けている。
【0033】図6は、本実施例の制御系を示すブロック
図である。前記制御手段40は、スイッチ操作の処理制
御およびモニタ45の画像表示制御を司るものであり、
CPU50と、スーパインポーズ回路51とを有する。
CPU50には、タッチスイッチ47,48およびオー
トアンプ41が接続されている。CPU50は、各タッ
チスイッチ47,48の操作に応じた操作信号が入力さ
れてスイッチ操作を処理し、スイッチ操作を処理した操
作信号をオートアンプ41に出力する。一方、オートア
ンプ41からは、空気調和装置の作動状態に応じた信号
がCPU50に入力される。CPU50では、スイッチ
操作に基づく画像データと、空気調和装置の作動状態に
基づく画像データとが作成され、これら画像データが、
スーパーインポーズ回路51に出力される。スーパーイ
ンポーズ回路51では、画像データを処理した画像信号
をモニタ45に出力する。これにより、領域内タッチス
イッチ47に割り当てられた作動条件の内容および空気
調和装置の作動状態がイメージパターン化されてモニタ
45上に表示される。
【0034】図5は、空気調和装置の操作を行う場合の
モニタ45の表示例を示す概念図である。領域内タッチ
スイッチ47には、冷房サイクルのコンプレッサを作動
させるA/Cスイッチ47a、外気温度を表示させる外
気温スイッチ47b、ファンの回転数を増減するFAN
スイッチ47c、空気調和装置の作動を停止するOFF
スイッチ47d、車室内に吹き出される空気温度を設定
温度に維持したり空調モードを自動設定したりするAU
TOスイッチ47e、ベントモードやヒータモードなど
の種々の空調モードを設定するMODEスイッチ47
f、設定温度を上下するアップ・ダウンスイッチ47
g,47hがある。各スイッチ47の位置に対応して、
設定する作動条件の内容を示す「A/C」「外気温」
「FAN」などの画像パターンがモニタ45に表示され
ている。
【0035】領域外タッチスイッチ48には、モニタ4
5上にエアコン用の表示を行わせるA/C表示スイッチ
48a、デフロストモードを設定するデフモードスイッ
チ48b、リサークモードを設定するRECモードスイ
ッチ48c、テレビやナビゲーション用の表示を行わせ
るVIDEOスイッチ48d、表示の有無を選択するO
N/OFFスイッチ48eがある。各スイッチ48の位
置に対応して、設定する作動条件の内容を示す「A/C
表示」「REC」などと表された印刷物49(図4
(B)参照)がタッチパネル46の裏面に貼り付けられ
ている。
【0036】ここに、空気調和装置の種々の作動条件の
うち、デフロストモードや、リサークモードは操作頻度
の高い作動条件であることを考慮して、領域外スイッチ
48の中に、これら操作頻度の高い作動条件を設定する
ための操作機能を割り当ててある。このように頻繁に使
用されるモードスイッチを独立して専用のスイッチ48
b,48cを設けることにより、乗員の操作性が良好に
なる。
【0037】作動状態を表示するイメージパターンに
は、空気の吹き出し箇所を表わすパターン55a、デフ
ロストモードを表わすパターン55b、リサークモード
を表わすパターン55c、設定温度を表わすパターン5
5d、ファンの回転数を表わすパターン55eなどがあ
る。これらパターン55(各パターン55a〜55eの
総称)はタッチスイッチ47,48の操作に応じて色や
輝度が変化し、領域外スイッチ48を操作しても、その
操作が乗員に示されるようになっている。
【0038】なお、テレビおよびナビゲーションの設定
操作は、それぞれTVリモコン56、ナビリモコン57
(図3参照)を用いて行う形態を採っているので、これ
らの設定操作に際しては、領域内スイッチ47は用いら
れない。
【0039】但し、テレビおよびナビゲーションの設定
を領域内スイッチ47の操作により行うことはもちろん
可能である。この場合には、作動条件の設定および作動
状態の表示の対象となる車載機器を選択する機能をVI
DEOスイッチ48dに割り当てて選択手段を構成して
ある。また、制御手段40は、選択手段48dの操作に
より選択された対象車載機器に応じた画像をモニタ45
に表示する。つまり、VIDEOスイッチ48dが操作
されると、制御手段40は、領域内スイッチ47の位置
に対応して、設定する作動条件の内容を示す画像パター
ンをモニタ45に表示する。そして、領域内スイッチ4
7が操作されると、制御手段40は、そのスイッチ操作
を処理し、所定のテレビ画像をモニタ45に表示する。
【0040】なお、車載機器としては自動車用空気調和
装置、テレビジョン装置またはナビゲーション装置以外
にもオーディオ装置があり、上記のように構成すれば、
これら複数台の車載機器から対象車載機器の作動条件を
選択して設定したり、当該対象車載機器の作動状態を選
択して表示したりすることができ、複数台の機器が搭載
されても、1台の入出力装置30で対応することが可能
となる。
【0041】このように構成した入出力装置30にあっ
ては、領域内スイッチ47および領域外スイッチ48と
も同種類のタッチスイッチから構成されるため、スイッ
チ47,48の操作を処理するハードウェアつまりCP
U50は1つでよい。したがって、タッチスイッチ12
とボタン型スイッチ14とを設けていた従来の入出力装
置10に比べて、スイッチ操作処理部が単純化ないし簡
素化され、制御手段40全体の小型化を図ることが容易
となる。
【0042】また、制御手段40が小型になるので、制
御手段40をケース体53の内部に組み込むことも可能
となり、この場合でも、ケース体53自体が大型化する
ことがなく、自動車に搭載する入出力装置として好まし
いものとなる。
【0043】また、ボタン型スイッチ14よりも小さく
できるタッチスイッチ47,48に統一してあるので、
この点からも、ケース体53の小型化を図ることができ
る。逆に言えば、同じ大きさのケース体53に、大きな
表示面を有するモニタ45を組み込むことができるの
で、乗員はモニタ45の表示面を見易くなり、視認性を
より優れたものにすることが可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、請求
項毎に次ぎのような効果を奏する。
【0045】請求項1に記載の発明によれば、モニタの
前面領域に位置するスイッチおよびモニタの前面領域よ
りも外方に位置する少なくとも1つのスイッチを同種類
のタッチスイッチから構成してあるので、スイッチの操
作を処理するハードウェアが1つでよく、異なる機構を
有する2種類のスイッチを設ける場合に比べて、スイッ
チ操作の処理を司る制御部が単純化ないし簡素化され、
制御手段全体が小型になる。この制御手段の小型化を通
して、入出力装置の小型化を達成することが可能とな
る。
【0046】請求項2に記載の発明によれば、モニタの
前面領域よりも外方にタッチスイッチを配置しても、そ
の内容を乗員に示すことができる。
【0047】請求項3に記載の発明によれば、自動車用
空気調和装置の作動条件を設定すると共に自動車用空気
調和装置の作動状態を表示するための入出力装置として
機能する。
【0048】請求項4に記載の発明によれば、自動車用
空気調和装置の種々の作動条件のうち操作頻度の高い作
動条件を設定するための専用のスイッチが設けられるこ
とになるので、作動条件を設定する際の乗員の操作性が
良好になる。
【0049】請求項5に記載の発明によれば、自動車用
空気調和装置、テレビジョン装置、ナビゲーション装置
またはオーディオ装置など複数台の車載機器から対象車
載機器の作動条件を選択して設定したり、当該対象車載
機器の作動状態を選択して表示したりすることができ、
複数台の機器を搭載する場合でも、1台の入出力装置で
対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る入出力装置を車両か
ら取り外した状態を示す分解斜視図である。
【図2】 図2(A)および図2(B)は、入出力装置
を車両に取り付けた状態を示す側面図および正面図であ
る。
【図3】 入出力装置および車載機器の構成例を示す図
である。
【図4】 図4(A)は、入出力装置を示す正面図、図
4(B)は、同図(A)の4B−4B線に沿う断面図で
ある。
【図5】 空気調和装置の操作を行う場合のモニタの表
示例を示す概念図である。
【図6】 本発明の一実施例の制御系を示すブロック図
である。
【図7】 図7(A)は、従来の入出力装置を示す正面
図、図7(B)は、同図(A)の7B−7B線に沿う断
面図である。
【図8】 従来例の制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
30…入出力装置 32…取付ブラケット 40…制御手段 41…オートアンプ 42…テレビチューナ 43…ナビゲーション制御を司るコントローラ 45…モニタ 46…タッチパネル 47(47a〜47hの総称)…領域内タッチスイッチ 48(48a〜48eの総称)…領域外タッチスイッチ 49…印刷物 50…CPU 51…スーパインポーズ回路 53…ケース体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に搭載される機器の作動条件を設
    定すると共に前記車載機器の作動状態を表示するための
    入出力装置であって、 前記車載機器の作動状態を表示するモニタ(45)と、 前記車載機器の作動条件を設定する複数個のタッチスイ
    ッチ(47(47a-47h),48(48a-48e)) が配置されると共に前
    記モニタ(45)の前面領域よりも大きな領域を有するタッ
    チパネル(46)と、 前記タッチスイッチ(47,48) の操作に応じた操作信号が
    入力されると共に設定された作動条件を前記車載機器に
    出力する一方、前記車載機器から作動状態に応じた信号
    が入力されると共に表示すべき作動状態に応じた画像信
    号を前記モニタ(45)に出力する制御手段(40)と、を有
    し、 前記タッチパネル(46)を、前記複数個のタッチスイッチ
    (47,48) のうち少なくとも1つ(48(48a-48e)) が前記モ
    ニタ(45)の前面領域よりも外方に位置するように、前記
    モニタ(45)の前面に設け、 前記モニタ(45)の前面領域よりも外方に位置する前記少
    なくとも1つのタッチスイッチ(48(48a-48e)) に、前記
    車載機器の所望の作動条件を設定する機能を割り当てて
    なる車載機器制御用の入出力装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段(40)は、前記モニタ(45)の
    前面領域に位置するタッチスイッチ(47(47a-47h)) の位
    置に対応して、設定する作動条件の内容を示す画像パタ
    ーンを前記モニタ(45)に表示し、 前記モニタ(45)の前面領域よりも外方に位置する前記少
    なくとも1つのタッチスイッチ(48(48a-48e)) には、設
    定する作動条件の内容を示す画像パターンが予め表記さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の車載機器制
    御用の入出力装置。
  3. 【請求項3】 前記車載機器は、自動車用空気調和装置
    であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の車載機器制御用の入出力装置。
  4. 【請求項4】 前記モニタ(45)の前面領域よりも外方に
    位置する前記少なくとも1つのタッチスイッチ(48(48a-
    48e)) には、前記自動車用空気調和装置の種々の作動条
    件のうち操作頻度の高い作動条件を設定する機能を割り
    当ててあることを特徴とする請求項3に記載の車載機器
    制御用の入出力装置。
  5. 【請求項5】 作動条件の設定および作動状態の表示の
    対象となる車載機器を選択する機能を前記タッチスイッ
    チ(47,48) のいずれかに割り当てて選択手段を構成し、 前記制御手段(40)は、前記選択手段の操作により選択さ
    れた対象車載機器に応じた画像を前記モニタ(45)に表示
    してなり、 自動車用空気調和装置、テレビジョン装置、ナビゲーシ
    ョン装置またはオーディオ装置など複数台の車載機器か
    ら前記対象車載機器の作動条件を選択して設定すると共
    に前記対象車載機器の作動状態を選択して表示するよう
    にしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか
    に記載の車載機器制御用の入出力装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040003260A (ko) * 2002-07-02 2004-01-13 현대모비스 주식회사 커버가 부착된 에어벤트
KR20180112305A (ko) * 2017-04-03 2018-10-12 현대자동차주식회사 차량 및 차량의 제어 방법

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