JP3584739B2 - 車両用空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空気調和機の動作状態を表示可能な車両用表示装置を備えた車両に設けられて、車室内の空気調和機を図る車両用空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両には、室内を所望の空調状態とするための空調装置(車両用空調装置、以下「エアコン」という)が設けられている。一般に、エアコンは、乗員が設定温度を設定すると共に、吹出し口の選択や風量の設定を行なうことにより、設定した風量で選択した吹出し口から設定した風量で空調風を吹出す。このとき、室内が設定温度となるように吹出し口から吹出される空気の温度を制御している。
【0003】
近年、車両には、LCD等を用いたディスプレイが設置されているものがある。このディスプレイには、ナビゲーションシステムの地図表示に用いたり、オーディオシステムの情報表示、テレビ放送用の画面として用いるのに加えて、走行距離や燃費等の情報表示や、タコメータに換えてエンジン回転数の表示に用いられる。
【0004】
一方、エアコンの運転状態や運転条件の設定状況もこのディスプレイに表示することがある。すなわち、ディスプレイは、運転の視界を妨げること無く、比較的視認が容易な位置に取り付けられており、このディスプレイにエアコンの運転状態を表示することにより、運転条件の設定状態の確認が極めて容易にかつ運転操作に影響を及ぼすことなく容易にエアコンの運転条件の設定状態を確認することができる。
【0005】
このようなディスプレイへの表示画面は、スイッチ操作や予め設定されている画面の切り替え操作によって選択される。
【0006】
ところで、エアコンでは、マニュアルモードで運転されるときに、設定温度は勿論、吹出し口の選択や風量の設定変更を行なうことができる。ディスプレイには、このエアコンの運転条件の変更を行なったときに、設定された運転状態を確認できるようにすることが好ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、ディスプレイにナビ画面が表示されているときに、エアコンの吹出し口を変更したり風量を変更したために、乗員の意に反してエアコン情報の表示画面に切り換わってしまい、使用性が悪くなってしまう。
【0008】
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、画面を選択して切り替えることにより種々の情報を効果的に表示できるようにした車両用表示装置が設けられているときに、この車両用表示装置に運転状態を適切に表示できるようにする車両用空気調和機を提案することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る空気調和機は、設定された運転条件と環境条件に基づいて車室内を空調する車両用空調装置であって、前記運転条件を設定する設定操作手段と、前記設定操作手段によって設定された運転条件を含む空調運転時の運転情報を所定の表示手段に表示可能に出力する運転情報出力手段と、オートモードで空調状態に応じて前記運転情報が変化したときに運転情報の表示を要求せず、マニュアルモードで運転されているときに前記設定操作手段が操作されて運転条件が変更されたときにのみ、前記運転情報出力手段から出力される変更後の運転情報の前記表示手段への表示を要求する表示要求手段と、を含むことを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、空調運転しているときに、運転情報出力手段が運転情報を出力する。この運転情報に基づいた情報画面を表示手段が表示することにより、乗員が運転状態を容易に確認できるようにしている。
【0011】
また、表示要求手段は、空調状態に応じて自動的に運転条件を変更するオートモードではなく、乗員が操作することにより運転条件を変更するマニュアルモードで運転中に、乗員が設定操作手段によって運転条件を変更したときにのみ、運転条件に基づいて変わる運転情報を表示手段に表示するように要求する。これに基づいて、例えば、表示手段が他の画像を表示しているときに、運転情報を割り込み表示させることにより、変更された運転条件を乗員が容易に確認できる。
【0012】
また、表示要求手段は、乗員が設定操作手段を操作して運転条件を変更したときにのみ表示要求を行い、オートモードで空調状態に応じて自動的に運転情報が変わったときには、表示要求を行なわないので、運転情報が変化するたびに割り込み表示が行なわれることが無く、頻繁な割り込み表示の発生を防止することができる。
【0015】
このような本発明に適用される表示手段は、情報源の情報に優先順位を設定しておき、優先順位の高い情報の情報源から割り込み表示要求があったときにのみ、この情報画面を表示手段に割り込み表示させることが好ましい。
【0017】
これにより、例えば、車両用空気調和機の運転情報よりナビゲーションの情報を優先順位が高くなるように設定すれば、表示手段にナビゲーション画面を表示しているときに、表示画面が不意にエアコンの運転情報を表示してしまうのを確実に防止することができる。
【0020】
また、表示手段は、車両用空気調和機からの割り込み要求のみでなく、車両用表示装置が車両用空気調和機からの運転情報を監視し、必要に応じて車両用空気調和機の運転情報を割り込み表示させるものであっても良い。
【0022】
【発明の実施の形態】
図2には、本実施の形態に適用した車両用空調装置(以下「エアコン10」と言う)の概略構成を示している。エアコン10は、一方の開口端に空気取入口12、14が形成され、他方の開口端に吹出し口16が形成された空調ダクト18を備え、この空調ダクト18が車両のインストルメントパネル内に配置されている。
【0023】
空調ダクト18内には、ブロワファン20、エバポレータ22、エアミックスダンパ24、ヒータコア26が設けられ、空気取入口12、14の近傍に切替ダンパ28が設けられ、吹出し口16の近傍にモード切替ダンパ30が設けられている。エアコン10は、ブロワモータ38の作動によってブロワファン20を駆動して、空気取入口12、14から空気を吸引し、この空気をエバポレータ22ないしヒータコア26を通過させて吹出し口16から空調風として吹出す。このとき、エアコン10は、切替ダンパ28によって車両外部と連通している空気取入口12が開放されることにより外気導入モードとなり、車室内と連通する空気取入口14が開放されることにより内気循環モードとなる。
【0024】
一方、吹出し口16は、VENT吹出し口32、HEAT吹出し口34及びデフロスタ吹出し口36の3系統に大別されている。VENT吹出し口32は、フロントインストルメントパネルに配置されたセンタレジスタ32A、サイドレジスタ32B、32C等によって構成され、主に前席に着座した乗員へ向けて空調風を吹出す。また、HEAT吹出し口34としては、前席に着座している乗員の足元へ向けて開口された足元吹出し口34Aと、後席に着座した乗員の足元へ向けて開口された足元吹出し口34Bによって構成されている。さらに、デフロスタ吹出し口36は、センタデフロスタ36A及びサイドデフロスタ36B、36Cによって構成され、主にウインドシールドガラスへ向けて空調風を吹出す。
【0025】
エアコン10は、モード切替ダンパ30によってVENT吹出し口32、HEAT吹出し口34及びデフロスタ吹出し口36が開閉されることにより、吹出しモードが、VENT吹出し口32から空気を吹出すVENTモード、HEAT吹出し口34から空気を吹出すHEATモード、デフロスタ吹出し口36から空気を吹出すDEFモード、VENT吹出し口32とHEAT吹出し口34から空気を吹出すBi−LEVELモード及びHEAT吹出口34とデフロスタ吹出し口36から空気を吹出すHEAT/DEFモードとなる。
【0026】
エバポレータ22は、図示しないコンプレッサ、コンデンサ、エキスパンションバルブ等との間で冷媒が循環される冷凍サイクルを形成している。空気取入口12、14から吸引される空気は、車両のエンジン等の駆動源の駆動力によってコンプレッサが回転駆動されることにより冷凍サイクル中を循環する冷媒によってエバポレータ22を通過するときに冷却される。また、ヒータコア26には、エンジン冷却水が循環されるようになっており、この冷却水によってヒータコア26を通過する空気を通過する空気が加熱される。
【0027】
エアミックスダンパ24は、ヒータコア26を通過する通路とヒータコア26をバイパスする通路とを分けており、エバポレータ22を通過した空気は、エアミックスダンパ24の開度に応じてヒータコア26へ送られる空気とヒータコア26をバイパスする空気に分けられた後、吹出し口16の近傍で混合される。これにより、エアミックスダンパ24の開度によって吹出し口16から車室内へ吹出される空調風の温度(吹出し温度)が定まる。
【0028】
このエアコン10は、マイクロコンピュータを備えたエアコンECU40を備えている。このエアコンECU40には、切替ダンパ28、エアミックスダンパ24及びモード切替ダンパ28を操作するサーボモータ42、44、46が接続され、ブロワモータ38を駆動するコントローラ48が接続されている。
【0029】
また、エアコンECU40には、車外の温度を検出する外気温度センサ50、車室内の温度を検出する室温センサ52、日射量の検出する日射センサ54及びエバポレータ22を通過した空気の温度を検出するエバポレータ後温度センサ56等が接続されている。
【0030】
一方、図1に示されるように、エアコンECU40は、エンジンECU58、センターインテグパネルECU(パネルECU60)、メーターECU62等の車両に設けられている種々のECUに接続されており、例えば時分割の多重通信によって相互に種々のデータ交換等を行なうネットワークを構築している。
【0031】
エンジンECU58には、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ64が接続されており、エアコンECU40は、水温センサ64によって検出されてエンジンECU58から出力される冷却水の温度(水温)を読み込むと共に、エンジンECU58へエンジンの駆動力をコンプレッサへ伝達するマグネットスイッチのオン/オフを要求する。
【0032】
パネルECU60には、エアコン10の運転条件を設定するエアコン操作パネル66が接続されている。このエアコン操作パネル66は、後述するインテグレーションパネル98等と共にインストルメントパネルに設けられている。
【0033】
図4に示されるように、エアコン操作パネル66には、吹出し口16を切換える吹出し口切替ダイヤル68、吹出し口16の風量であるブロワレベルを切り替えるブロワ風量切替ダイヤル70、設定温度を変更する設定温度ダイヤル72、オートモードを選択するときに操作されるオートモードスイッチ74、内気循環モードと外気導入モードを切り替える吸込み口スイッチ76及びエアコン10をオン/オフするエアコンスイッチ78等が設けられている。パネルECU60は、各スイッチの操作状態をエアコンECU40へ出力する。なお、各スイッチの操作状態は、LED等の点灯によってエアコン操作パネル66上で判別できるようになっている。
【0034】
エアコンECU40は、オートモードスイッチ74及びエアコンスイッチ78の操作によってオートモードでの運転開始が指示されると、エンジンECU58へマグネットスイッチのオン要求を行なうと共に、室温等の環境条件と設定温度等に基づいて目標吹出し温度、エアミックスダンパ24の開度、ブロワレベル(ブロワファン20の風量)、吹出しモード等を設定し、この設定結果に基づいてエアコン10による空調運転を行なう。
【0035】
また、エアコンECU40は、マニュアルモードで空調運転を行なうときには、設定温度と環境条件に基づいて目標吹出し温度及びエアミックスダンパ24の開度等を設定し、この設定結果と吹出し口切替ダイヤル68によって設定された吹出しモード、ブロワ風量切替ダイヤル70によって設定されたブロワレベルに基づいて動作する。
【0036】
なお、エアコン10は、従来公知の一般的構成を用いることができると共に、空調運転時の制御方法も従来公知の一般的方法を用いることができ、本実施の形態では詳細な説明を省略する。
【0037】
一方、図1及び図3に示されるように、エアコン10が設けられている車両には、マルチビジュアルシステム80が設けられている。
【0038】
図1に示されるように、マルチビジュアルシステム80は、LCD等を用いたディスプレイ82及びディスプレイECU84を備えており、ディスプレイECU84からの信号に基づいた画像がディスプレイ82に表示される。
【0039】
また、マルチビジュアルシステム80は、パネルECU60、チューナーECU86、ナビECU88及びCDチェンジャー90が設けられており、これらとディスプレイECU84との間でローカルエリアネットワーク(LAN)が構築されている。また、チューナーECU86には、TVチューナー92とオーディオアンプ94が接続されており、チューナーECU86、ナビECU88、パネルECU60、メーターECU62及びエアコンECU40等から入力される情報を選択し、選択した情報画面をディスプレイ82に表示する。
【0040】
すなわち、マルチビジュアルシステム80は、ナビゲーションシステム、TV受信システム、オーディオシステム及び車両情報表示システムを一体にしており、ナビゲーション画面、TV画面、オーディオ画面及び車両情報画面を選択してディスプレイ82上に表示可能となっている。
【0041】
パネルECU60には、前記したエアコン操作パネル66と共にファンクションスイッチ96及びインテグレーションパネル98が設けられている。図3に示されるように、ファンクションスイッチ96は、ディスプレイ82の下側に配置されており、ディスプレイ82に表示された画像に応じて設定されているスイッチ操作が可能となっている。また、インテグレーションパネル98には、カセットデッキ、CDプレイヤー、ラジオチューナー等のオーディオシステムの操作と共に、ナビゲーションシステムの操作が可能となっている。
【0042】
例えばナビゲーション画面を表示しているときに、カーソルボタン100を操作することにより、ディスプレイ82上に表示している図示しないカーソルの移動が可能となっている。また、このカーソルボタン100は、エンター(ENTER)スイッチ(入力スイッチ)102が一体となっており、ナビゲーションシステム等を利用するときのディスプレイ82上の表示画面に基づいた種々の設定操作が可能となっている。
【0043】
また、TV画面では、メニュー画面の表示とカーソルボタン100及びエンタースイッチ102の操作でチャンネルを選択することにより、選択したチャンネルのTV映像をディスプレイ82上に表示する。このとき、音声がオーディオスピーカ104(図1参照)から出力される。さらに、オーディオ画面では、CDプレイヤー、カセットデッキ及びAM/FMチューナーの操作画面と操作及び動作状態が表示される。
【0044】
このマルチビジュアルシステム80は、図示しないイグニッションスイッチがオンされることによりオンして、まず、メインメニュー画面を表示する。図5(A)に示されるように、メインメニュー画面120では、選択項目としてナビゲーション、TV及びオーディオに加えて車両情報が表示され、表示したい画面を、カーソルボタン100とエンタースイッチ102によって選択して入力することができる。これにより、ディスプレイ82には、ナビゲーションを選択するとナビゲーション画面を表示し、TVを選択するとTV映像を表示し、さらに、オーディオ画面を選択するとオーディオ機器の動作等が表示される。
【0045】
なお、ナビゲーションシステム、TV受信システム及びオーディオシステムの動作及びディスプレイ82への表示画面は、従来適用されている種々の構成を用いることができ、本実施の形態では詳細な説明を省略する。
【0046】
一方、マルチビジュアルシステム80では、車両情報としてエンジン回転数、燃費及びエアコン画面を表示するようになっており、メインメニューから車両情報が選択されることにより、ディスプレイ82には、図5(B)に示されるサブメニュー画面122が表示される。このサブメニュー画面122は、車両情報選択用となっており、このサブメニュー画面122からさらにカーソルボタン100及びエンタースイッチ102によって所望の車両情報を選択することにより、ディスプレイ82上に選択された画面が表示される。
【0047】
なお、表示する車両情報を切り替えるときには、選択されている情報画面からファンクションスイッチ96によってサブメニュー画面に戻って新たに選択しても良い。また、マルチビジュアルシステム80では、車両情報が選択されているときには、表示切替用に設定されているファンクションスイッチ96を操作することにより、エンジン回転数画面、燃費画面、エアコン画面が順に切り替えられるようになっており、この表示切替用のファンクションスイッチ96によって表示画面を切り替えるようにしても良い。
【0048】
また、車両情報画面、ナビゲーション画面、TV画面及びオーディオ画面の間で表示を切り替える時には、メインメニュー画面に戻って選択しても良く、また、インテグレーションパネル98にそれぞれの画面を選択するスイッチを設けて、このインテグレーションパネル98のスイッチ操作によって切り替えるようにしても良い。
【0049】
すなわち、図6(A)に示されるように、ディスプレイ82の表示は、メインメニュー画面120からナビゲーション画面124、TV画面126、オーディオ画面128及び車両情報画面130に切り替えられ、また、ナビゲーション画面124、TV画面126、オーディオ画面128及び車両情報画面130の間でメインメニュー画面120を経ずに切り替えが可能となっている。
【0050】
また、図6(B)に示されるように、車両情報画面130では、サブメニュー画面122からタコメータ画面132、燃費画面134及びエアコン画面136に切り替えられ、また、表示切替スイッチによってタコメータ画面、燃費画面及びエアコン画面が順に切り替えられる。
【0051】
ここで、タコメータ画面132が選択されることにより、ディスプレイ82には、エンジンECU58又は、エンジンECU58からメーターECU62を介して入力されるエンジン回転数が、例えば図7(B)に示されるように、バーチャートとして表示される。すなわち、ディスプレイ82がデジタル表示のタコメータとなる。
【0052】
また、図1に示されるように、メーターECU62は、燃料計用の燃料レベルセンサ106からの信号及びスピードセンサ108からの速度信号等が入力されるようになっており、メーターECU62では、これらの検出値に基づいて走行距離の演算、燃費演算等を行なうようになっている。この演算結果は、ディスプレイECU84へ出力される。ディスプレイECU84は、燃費画面が選択されることにより、図7(C)に示されるように、メーターECU62から出力される平均燃費、瞬間燃費及び走行可能距離等が燃費画面として表示される。
【0053】
エアコンECU40は、運転情報をネットワーク上へ出力するようになっており、ディスプレイECU84は、車両情報としてエアコンが選択されると、エアコンECU40から出力される運転情報を読み込んで、ディスプレイ82上にエアコン画面を表示する。図7(A)に示されるように、ディスプレイ82上に表示されるエアコン画面は、設定温度、外気温度に加えて、ブロワレベル、内気循環モードか否か及び吹出しモード等が表示される。
【0054】
エアコン10では、オートモードでは、ブロワレベル及び吹出しモードを運転条件に応じて設定するようになっており、エアコン操作パネル66上の設定温度ダイヤル72の操作によって設定されている設定温度及び吸込み口スイッチ76で設定される内気循環モードか外気導入モードかに加えて、外気温度センサ50によって検出している外気温度、エアコンECU40で設定した吹出しモードがディスプレイ82上に表示される。
【0055】
また、エアコン10は、マニュアルモードで運転されるときには、ブロワレベル及び吹出しモードがエアコン操作パネル66上のブロワ風量ダイヤル70及び吹出し口切替ダイヤル72によって設定されるようになっている。これにより、ディスプレイ82には、ブロワ風量ダイヤル70で設定されたブロワ風量及び吹吹出し口切替ダイヤル68で選択されている吹出し口モードが表示される。
【0056】
一方、エアコンECU40は、マニュアルモードで運転しているときに、エアコン操作パネル66上のスイッチ操作によって運転条件の設定が変更されると、ディスプレイ82上にエアコン画面136を表示するように要求する。すなわち、エアコンECU40では、マニュアルモードに設定されているときにエアコン操作パネル66のスイッチ操作が行なわれると、変更した運転条件を乗員が容易に確認できるようにエアコン画面の割り込み表示を要求する。
【0057】
マルチビジュアルシステム80では、表示優先順位が設定されており、この優先順位がディスプレイECU84に記憶されている。ディスプレイECU84は、エアコンECU40からエアコン10の運転情報の表示要求があると、この優先順位に基づいてディスプレイ82に車両情報を表示しているときにのみ、所定時間、ディスプレイ82上にエアコン画面136を表示するようになっている。(図6(B)参照)
すなわち、マルチビジュアルシステム80では、ディスプレイ82上への表示の割り込み表示要求があっても、割り込み表示要求のあった情報よりもディスプレイ82に表示している情報が優先するときには、割り込み表示要求に応答しないようになっている。
【0058】
以下に、本実施の形態の作用を説明する。
【0059】
エアコン10は、車両の図示しないイグニッションスイッチがオンされることにより空調運転が可能となり、エアコン操作パネル66上のエアコンスイッチ78を操作することにより運転される。このとき、設定温度と共にオートモードスイッチ74がオンされてオートモードが選択されることにより、エアコン10は、オートモードでの運転を開始する。
【0060】
一方、オートモードスイッチ74がオフされると、エアコン10は、設定温度ダイヤル72によって設定された設定温度、ブロワ風量ダイヤル70によって選択されたブロワレベル、吹出し口切替ダイヤル68によって選択された吹出し口モード等に基づいてマニュアルモードで運転される。
【0061】
エアコンECU40は、このエアコン10の運転条件をマルチビジュアルシステム80へ出力する。
【0062】
マルチビジュアルシステム80のディスプレイECU84は、ディスプレイ82の表示画面がエアコンに設定されると、エアコンECU40から出力されるエアコン10の運転条件を読み込んで、この運転条件に基づいてエアコン画面を表示する。これにより、車両に乗車している乗員は、車室内の空調状態を容易に確認することができる。
【0063】
一方、エアコンECU40は、マニュアルモードに設定されているときに運転条件の設定が変更されると、ディスプレイ82上への運転情報の割り込み表示を要求する。
【0064】
すなわち、図8(A)のフローチャートに示されるように、エアコンECU40では、最初のステップ200でマニュアルモードか否かを確認し、マニュアルモードに設定されているとき(ステップ200で肯定判定)には、ステップ202へ移行して、エアコン操作パネル66上のスイッチ操作によって運転条件の設定変更がなされたか否かを確認する。
【0065】
ここで、例えば、ブロワ風量切替ダイヤル70の操作によるブロワレベルの変更、吹出し口切替ダイヤル68の操作による吹出し口モードの変更、設定温度ダイヤル72の操作による設定温度の変更等の運転条件が変更されると、エアコンECU40は、エアコン操作パネル66で設定されている運転条件を読み込んで運転条件の変更を行なうと共に、運転情報を出力する。
【0066】
これに伴って、ステップ202で肯定判定されてステップ204に移行して、ディスプレイECU84へエアコン10の運転情報の割り込み表示を要求する。
【0067】
一方、マルチビジュアルシステム80では、車両のイグニッションスイッチがオンされると、ディスプレイ82上にメインメニューが表示され、ナビゲーション画面、TV画面、オーディオ画面及び車両情報画面の何れかが選択可能となる。また、それぞれの画面を選択した後に、メインメニューに戻るか、ナビゲーションスイッチ、TVスイッチ、オーディオスイッチ及び車両情報スイッチの操作によって、所望の画面に切り替えることができる。
【0068】
ここで、車両情報画面が選択されると、サブメニューが表示され、タコメータ画面、燃費画面又はエアコン画面の何れかが選択可能となる。また、何れかの画面を選択した後に、表示切替スイッチを操作することにより、車両情報画面内で順に表示画面を切り替えることができる。
【0069】
ところで、マルチビジュアルシステム80では、エアコンECU40からエアコン10の運転情報の割り込み表示要求があると、ディスプレイ82に表示している画面に応じ割り込み表示を行なうようになっている。
【0070】
図8(B)のフローチャートには、エアコンECU40からの割り込み表示要求に対する対処の一例を示している。
【0071】
このフローチャートでは、最初のステップ210でエアコンECU40から割り込み表示要求があったか否かを確認し、割り込み表示要求があると、ステップ210で肯定判定してステップ212へ移行する。このステップ212では、ディスプレイ82上での表示画面が車両情報画面であるか否かを確認する。また、次のステップ214では、ディスプレイ82の表示画面がエアコン画面であるか否かの確認を行なう。
【0072】
ここで、エアコン画面以外の車両情報がディスプレイ82に表示されていると、ステップ212で肯定判定されると共にステップ214で肯定判定され、エアコンECU40からの割り込み表示要求に基づいてディスプレイ82にエアコン10の運転情報の割り込み表示を行なう。
【0073】
この割り込み処理では、ステップ216で現在のディスプレイ82の表示画面を記憶し、次のステップ218でエアコン画面に切り替える。この後、ステップ220では、所定時間(例えば約6秒程度)経過したか否かを確認し、所定時間経過すると、先に記憶した車両情報の表示画面に復帰させる(ステップ222)。
【0074】
一方、ディスプレイ82にエアコン画面が表示されていると、ステップ212及びステップ214で肯定判定され、このフローチャートを終了する。すなわち、ディスプレイ82にエアコン画面136が表示されているときには、エアコンECU40の割り込み表示要求に答えるまでも無く、変更された後のエアコン10の運転情報がそのままディスプレイ82に表示されることになる。
【0075】
これに対して、ディスプレイ82の表示画面がナビゲーション画面等の車両情報画面以外であるときには、ステップ212で否定判定されて、ディスプレイ82の表示画面をエアコン画面136に切り替えること無く、このフローチャートを終了し、エアコンECU40の割り込み表示要求に答えずにディスプレイ82の表示画面を継続して表示する。
【0076】
すなわち、マルチビジュアルシステム80では、エアコン画面136よりもナビゲーション画面124、TV画面126及びオーディオ画面128を優先するように設定されていると共に、エアコン画面136が、燃費画面134やタコメータ画面132の他の車両情報画面よりも優先するように設定されている。
【0077】
これにより、タコメータ画面132や燃費画面134などがディスプレイ82に表示されているときには、エアコン画面136の割り込み表示を行なうが、例えば、ディスプレイ82にナビゲーション画面124が表示されているときに、乗員の意に反してエアコン画面136に切り替わってしまうのを確実に防止することができる。
【0078】
また、エアコンECU40では、単にエアコン10の運転情報が変更されたときに割り込み表示要求を行なうのではなく、乗員がエアコン10の運転条件を変更することにより運転情報が変化したときにのみ、割り込み表示要求を行なうことにより、頻繁にエアコン画面136が割り込み表示されるのを防止するようにしている。
【0079】
すなわち、オートモードで運転しているときには、エアコン10(エアコンECU40)が室内の温度等の空調状態に応じてブロワレベルや吹出し口モードを変更する。このようなときに割り込み表示要求を行なうのを避けることにより、ディスプレイ82の表示画面が頻繁に切り替わってしまうのを防止することができる。
【0080】
また、乗員がエアコン操作パネル66のスイッチ操作を行なったときに、エアコン画面をディスプレイ82に表示することにより、乗員がディスプレイ82に表示されるエアコン10の運転情報を目視しながら運転条件を変更することができる。
【0081】
なお、本実施の形態では、ディスプレイ82に車両情報を表示しているときにのみ、エアコンECU40からの割り込み要求に応答するように説明したが、例えば、ディスプレイ82にオーディオ画面128を表示しているときにもエアコンECU40から割り込み表示要求があったときには、エアコン画面136を割り込み表示するようにしても良い。すなわち、エアコン10の運転情報をオーディオ情報よりも優先するように設定しても良い。
【0082】
また、本実施の形態では、エアコンECU40がエアコン操作パネル66上のスイッチ操作に基づいてディスプレイECU84へ割り込み表示要求を行なったが、マルチビジュアルシステム80でエアコンECU40から出力されるエアコン10の運転情報を監視し、マニュアルモードで運転条件の設定が変更されたと判断したときに、ディスプレイ82上の表示画面から割り込み表示を行なうか否かを判断するようにしても良い。
【0083】
例えば、ディスプレイECU84やチューナーECU86等の一つをメインECUとして設定し、このメインECUによってエアコン10を含むシステムの動作管理を行なうようにしても良い。図9に示されるフローチャートは、エアコンECU40の運転状態に基づいたディスプレイ82の表示画面の割り込み処理の一例を示している。
【0084】
このフローチャートでは、最初のステップ230でエアコンECU40から出力される運転情報が変更されたか否かを確認し、運転情報が変更される(ステップ230で肯定判定)と、ステップ232へ移行して、エアコン10の運転モードがマニュアルモードか否かを確認する。
【0085】
ここで、マニュアルモードであったときには、ステップ212、214でディスプレイ82の表示画面が、エアコン画面以外の車両情報画面であることを確認してから、ステップ216へ移行して割り込み表示処理を行なう。
【0086】
このように構成しても、乗員の意に反してディスプレイ82の表示画面がエアコン画面に切り替わってしまうのを確実に防止することができる。
【0087】
なお、本実施の形態に適用したエアコン10及びマルチビジュアルシステム80は、本発明の構成を限定するものではない。本発明は、車両に設けられる車両用空調装置と、この車両用空調装置の運転情報を含む種々の情報をディスプレイ上に表示する表示装置であれば適用が可能である。
【0088】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明によれば、乗員が設定操作手段の操作によって運転条件を変更したときにのみ割り込み表示の要求を行なう。
【0089】
これにより、頻繁に車両用空気調和機の運転情報が割り込み表示されたり、不意に割り込み表示されてしまうのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したマルチビジュアルシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に適用したエアコンの概略構成図である。
【図3】ディスプレイとインテグレーションパネルの近傍の概略配置図である。
【図4】エアコン操作パネルの一例を示す概略は位置図である。
【図5】(A)はディスプレイに表示するメインメニュー画面の一例を示す概略図、(B)は車両情報が選択されたときにディスプレイに表示するサブメニュー画面の一例を示す概略図である。
【図6】(A)はメインメニュー画面からの画面の切り替えを示す概略図、(B)は車両情報画面が選択されたときのサブメニュー画面からの画面の切り替えを示す概略図である。
【図7】(A)はエアコン画面の一例を示す概略図、(B)はタコメータ画面の一例を示す概略図、(C)は燃費画面の一例を示す概略図である。
【図8】(A)は割り込み表示要求の一例を示すフローチャート、(B)は割り込み表示要求がなされたときの割り込み表示処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】エアコンから出力される運転情報に基づいて割り込み表示処理を行なう一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 エアコン(車両用空気調和機)
40 エアコンECU(運転情報出力手段、表示要求手段)
62 メーターECU
66 エアコン操作パネル(設定操作手段)
80 マルチビジュアルシステム(表示手段)
82 ディスプレイ(表示手段)
84 ディスプレイECU
86 チューナーECU
88 ナビECU
92 TVチューナー
Claims (1)
- 設定された運転条件と環境条件に基づいて車室内を空調する車両用空調装置であって、
前記運転条件を設定する設定操作手段と、
前記設定操作手段によって設定された運転条件を含む空調運転時の運転情報を所定の表示手段に表示可能に出力する運転情報出力手段と、
オートモードで空調状態に応じて前記運転情報が変化したときに運転情報の表示を要求せず、マニュアルモードで運転されているときに前記設定操作手段が操作されて運転条件が変更されたときにのみ、前記運転情報出力手段から出力される変更後の運転情報の前記表示手段への表示を要求する表示要求手段と、
を含むことを特徴とする車両用空気調和機。
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