JPH10284379A - 基板処理装置及び方法 - Google Patents

基板処理装置及び方法

Info

Publication number
JPH10284379A
JPH10284379A JP9088097A JP8809797A JPH10284379A JP H10284379 A JPH10284379 A JP H10284379A JP 9088097 A JP9088097 A JP 9088097A JP 8809797 A JP8809797 A JP 8809797A JP H10284379 A JPH10284379 A JP H10284379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
speed
processing
unit
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9088097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3552187B2 (ja
Inventor
Yasumasa Shima
泰正 志摩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP08809797A priority Critical patent/JP3552187B2/ja
Priority to KR1019970081835A priority patent/KR100265104B1/ko
Publication of JPH10284379A publication Critical patent/JPH10284379A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3552187B2 publication Critical patent/JP3552187B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70975Assembly, maintenance, transport or storage of apparatus

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理時間を広い範囲で任意かつ簡単に変更す
ること。 【解決手段】 投入部10では、搬送経路PAの直下に
設けた複数の搬送ローラをモータM1によって回転駆動
し、基板を所定の速度で搬送する。プリウエット部31
でも、搬送経路PAの直下に設けた複数の搬送ローラを
モータM2によって回転駆動し、基板を所定の速度で搬
送する。ディップ部33でも、搬送経路PAの直下に設
けた複数の搬送ローラをモータM3、M4によって回転駆
動し、基板を所定の速度で搬送する。液切り部35で
も、搬送経路PAの直下に設けた複数の搬送ローラをモ
ータM5によって回転駆動し、基板を所定の速度で搬送
する。第1水洗部51でも、搬送経路PAの直下に設け
た複数の搬送ローラをモータM6によって回転駆動し、
基板を所定の速度で搬送する。モータM1〜M6の動作
は、制御部90によって制御されている。これにより、
基板の位置に応じて基板の移動速度を制御することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネル用
あるいはプラズマ表示パネル用ガラス基板、半導体ウェ
ハ等の基板に現像等の処理を行うための基板処理装置及
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来存在する連続枚葉式のウエット処理
装置のうち、コロやコンベア等を用いて基板を一定速度
で搬送しつつこれに現像等の諸処理を施す装置では、最
終的仕上げのため、エアナイフ等で水切りして基板を乾
燥させる必要があるが、基板の搬送速度があまり速い
と、十分な水切りが達成できない。したがって、基板の
搬送速度の上限は、エアナイフ等による水切りが十分に
達成できる範囲に制限され、これ以上搬送速度を速くす
ることはできなかった。また、このような装置では、搬
送される前後の基板を相互に干渉させないため、処理す
べき基板のサイズと許容されるスループットとから、基
板の搬送速度の下限が定まる。したがって、このような
装置における基板の搬送速度は、上記の下限及び上限の
間で必要に応じて適宜設定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の装置で
は、基板の搬送速度が上述のように制限されるので、処
理時間の設定も非常に限られた範囲でしか変更すること
ができなかった。つまり、ウエット処理における処理時
間は、処理槽の大きさと基板の搬送速度とによって決定
されるので、搬送速度の設定に自由度がない場合、これ
に対応して、処理時間の設定範囲の変更も大きく制限さ
れている。
【0004】特に、近年この処理時間を広範囲に亘って
任意に変更することが望まれているが、当初予定されて
いる上記のような範囲を超えて処理時間の設定を変更し
ようとすると、処理槽の大きさを変更するなど、非常な
困難を伴っていた。
【0005】また、現像やエッチングなどのウエット処
理を行う場合、従来の装置では、搬送されてくる基板に
対してスプレー状或いはカーテン状に処理液を供給して
処理を開始するとともに、処理中の基板に対してリンス
液を供給するかエアナイフを作用させることで処理液を
除去する液切りを行って処理の進行を終了していた。と
ころが、これら処理液の供給や処理液の除去は、基板全
面に対して同時に作用するものではなく、また処理時間
や処理特性が基板の面内において完全に均一になること
も期待できないため、処理ムラができる原因となってい
た。
【0006】そこで、この発明は、処理時間を広い範囲
で任意かつ簡単に変更することができる基板処理装置及
び方法を提供することを目的とする。
【0007】また、この発明は、さらに基板面内での処
理ムラの発生を低減することができる基板処理装置及び
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の基板処理装置は、基板を第1の速度で搬
送する第1搬送手段を有するとともに、この第1搬送手
段によって搬送される基板に処理液による処理を施す処
理部と、処理部よりも基板の搬送に関し下流側に設けら
れ、この基板を第2の速度で搬送する第2搬送手段を有
するとともに、この第2搬送手段によって搬送される基
板に付着した処理液を除去して基板の仕上げ処理を行う
仕上げ部と、第1搬送手段の搬送速度である第1の速度
を、第2搬送手段の搬送速度である第2の速度と異なる
速度を含む所定範囲で設定する速度制御手段とを備え
る。
【0009】また、請求項2の基板処理装置は、速度制
御手段が、第1の速度を第2の速度以上の所定範囲で設
定することを特徴とする。
【0010】また、請求項3の基板処理装置は、処理部
に、第1搬送手段に基板を受け渡す前にこの基板を第1
の速度よりも大きい第3の速度で搬送する第3搬送手段
と、この第3搬送手段によって搬送されている基板に処
理液を供給する供給手段とを備え、処理部から仕上げ部
にかけての境界領域に、基板を第1の速度よりも大きい
第4の速度で搬送する第4搬送手段と、仕上げ部におけ
る仕上げ処理の前処理のため、第4搬送手段によって搬
送される基板に付着している処理液の液切りを行う液切
り手段とを備えることを特徴とする。
【0011】また、請求項4の基板処理方法は、基板を
第1の搬送手段によって第1の速度で搬送しつつこの基
板に処理液による処理を施す工程と、この処理液による
処理を終了した基板を第2搬送手段によって第2の搬送
速度で搬送しつつ基板に付着した処理液を除去して基板
の仕上げ処理を行う工程とを備え、処理液を用いて基板
を処理する工程において、第1搬送手段の搬送速度であ
る第1の速度を、第2搬送手段の搬送速度である第2の
速度と異なる速度を含む所定範囲で設定することを特徴
とする。
【0012】また、請求項5の基板処理方法は、第1搬
送手段に基板を受け渡す前に、この基板を第1の速度よ
りも大きい第3の速度で第3搬送手段によって搬送しつ
つ、この第3搬送手段によって搬送されている基板に処
理液を供給する工程と、処理液による処理を終了した基
板を第1の速度よりも大きい第4の速度で搬送しつつ、
仕上げ部における仕上げ処理の前処理として、基板に付
着している処理液の液切りを行う工程とをさらに備える
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態であ
る基板洗浄装置を説明する図である。この装置は、洗浄
前の基板が投入される投入部10と、投入された基板に
現像処理を施す処理部である現像部30と、現像後の基
板に付着した現像液を純水で置換して洗浄する水洗部5
0と、純水による洗浄後の基板の表面から純水を除去し
て乾燥させる仕上げ乾燥部70とを備える。なお、投入
部10側からこの装置内に投入された基板は、直線状の
搬送経路PAに沿ってローラR上を搬送され、仕上げ乾
燥部70側まで移動し、ここから装置外に取り出され
る。
【0014】現像部30は、投入部10から搬送されて
きた基板WFの表面に前処理として現像液を供給するプ
リウエット部31と、前処理後の基板WFを現像液に浸
漬してディップ現像するディップ部33と、浸漬後の基
板WFの表面から現像液の簡易な液切りを行う液切り部
35とを備える。
【0015】水洗部50には、現像後の基板WFを段階
的に水洗するため、第1段階の循環水洗を行う第1水洗
部51と、第2段階の循環水洗を行う第2水洗部53
と、最終の直液水洗を行う第3水洗部55とを備える。
【0016】プリウエット部31には、基板の上側表面
側に位置して後述するノズル42から吐出される現像液
を基板表面へ分散させるローラ41と、このローラ41
に現像液を吐出するノズル42とが設けられている。ノ
ズル42には、下部タンク43からの現像液がポンプP
1を介して供給されている。
【0017】ディップ部33には、基板を浸漬させつつ
これに現像処理を施すディップ槽45が設けられてい
る。なお、ディップ現像に代えてシャワー現像を行うこ
ともできる。この場合、ディップ槽45に代えて、搬送
経路PAの上方に、下部タンク43からの現像液をポン
プP2を介して基板に噴射するシャワーノズル46を配
置する。
【0018】液切り部35には、搬送経路PAの上下に
一対の液切りローラ47が配置されている。これらの液
切りローラ47に挟まれて搬送経路PAを通過した基板
の上下表面からは、現像液が概ね除去される。
【0019】第1及び第2水洗部51、53には、それ
ぞれ水洗水噴射ノズル63が設けられている。各水洗水
噴射ノズル63には、循環水タンク61とポンプP3と
がそれぞれ付設されており、ポンプP3を介して循環水
タンク61の洗浄水が供給される。
【0020】第3水洗部55には、基板に対し仕上げの
洗浄を行うため純水源からの直純水を噴射する直液ノズ
ル64が設けられている。この直液ノズル64は、流量
計65とエアー弁67とを介して純水源に接続されてい
る。
【0021】仕上げ乾燥部70には、高圧の窒素ガスを
基板の上下表面に噴射して基板の上下表面の純水を吹き
飛ばすことによって基板の水切りを行うための、エアナ
イフ71が設けられている。
【0022】図2は、図1の基板洗浄装置の要部を説明
するための図である。投入部10は、搬送経路PAの直
下に複数の搬送ローラ(図示省略)を備えており、これ
らの搬送ローラは、モータM1によって同期して回転駆
動され、搬送手段として、投入部10にある基板を所定
の速度で搬送する。なお、投入部10の入り口には、基
板の有無を検出するため、機械的機構である振り子型素
子の変位を電磁的に検出する第1振り子センサS1が配
置されている。
【0023】プリウエット部31も、搬送経路PAの直
下に複数の搬送ローラ(図示省略)を備えており、これ
らの搬送ローラは、モータM2によって同期して回転駆
動され、搬送手段として、プリウエット部31にある基
板を所定の速度で搬送する。なお、プリウエット部31
の出口には、基板の有無を検出するため、第1振り子セ
ンサS1と同一構造の第2振り子センサS2が配置されて
いる。
【0024】ディップ部33も、搬送経路PAの直下に
複数の搬送ローラ(図示省略)を備えており、これらの
搬送ローラは、モータM3、M4によって同期して回転駆
動され、搬送手段として、ディップ部33にある基板を
所定の速度で搬送する。
【0025】液切り部35も、搬送経路PAの直下に複
数の搬送ローラ(図示省略)を備えており、これらの搬
送ローラは、モータM5によって同期して回転駆動さ
れ、搬送手段として、液切り部35にある基板を所定の
速度で搬送する。なお、液切り部35の入り口には、基
板の有無を検出するため、第3振り子センサS3が配置
されている。
【0026】第1水洗部51は、搬送経路PAの直下に
複数の搬送ローラ(図示省略)を備えており、これらの
搬送ローラは、モータM6によって同期して回転駆動さ
れ、搬送手段として、第1水洗部51にある基板を所定
の速度で搬送する。なお、第1水洗部51の出口には、
基板の有無を検出するため、第4振り子センサS4が配
置されている。
【0027】第1〜第4振り子センサS1〜S4は、それ
ぞれの設置位置に基板があるときON,ないときOFF
の信号を出力する。そしてその検出信号は、速度制御部
90でモニタされている。また、モータM1〜M6の回転
速度は、速度制御部90によって制御されている。これ
により、基板の位置に応じて搬送手段であるモータM1
〜M6すなわち搬送ローラの動作を制御することがで
き、結果的に、基板の位置に応じて基板の移動速度を制
御することができる。
【0028】なお、第2水洗部53,第3水洗部55,
仕上げ乾燥部70にも同様の搬送ローラ(図示省略)が
モータM7〜M9によって回転駆動される(図3参照)。
【0029】図3は、図1及び図2に示す装置の内部に
おける基板の速度移動を説明する図であり、横軸は基板
洗浄装置内の位置を示し、縦軸は時間の経過を示す。な
お、実線L1は、最初に投入される基板の先端の移動を
示し、実線L2は、次に投入される基板の先端の移動を
示す。
【0030】投入部10に先端が入った基板は、モータ
M1の速度に対応して当初搬送速度V1で移動する。
【0031】次に、第1振り子センサS1の検出出力が
OFFに切り替わって基板全体が投入部10中に取り込
まれたと判断した段階で、モータM1を加速し、モータ
M1、M2を同時に高速回転させる。これにより、基板は
比較的高速の搬送速度V2で移動し、これにプリウェッ
ト現像が施されることになる。
【0032】次に、第2振り子センサS2の検出出力が
ONに切り替わって基板の先端部がプリウエット部31
を出てディップ部33に入ったと判断した段階で、モー
タM2〜M5を低速回転させる。これにより、基板は上記
の搬送速度V2に比較して低速の搬送速度V3(処理速
度)で移動し、これにディップ現像が施されることにな
る。なお搬送速度V3は、図示の実線L1に示す場合、当
初の搬送速度V1と等しくなっている。
【0033】次に、第3振り子センサS3の検出出力が
OFFに切り替わって基板の後端部がディップ部33を
出たと判断した段階で、モータM5、M6を同時に高速回
転させる。これにより、基板は比較的高速の搬送速度V
4で移動し、これに対し現像液の液切りと純水置換が行
われることになる。なお搬送速度V4は、この場合、プ
リウエット現像時の搬送速度V2と等しくなっている。
【0034】次に、第4振り子センサS4の検出出力が
ONに切り替わって基板全体が第1水洗部51に取り込
まれたと判断した段階で、モータM6を減速し、モータ
M6〜M9を同時に低速回転させる。これにより、基板は
比較的低速の搬送速度V5で移動し、第2水洗部53,
第3水洗部55を通って仕上げ乾燥部70まで運ばれて
水洗及び乾燥が行われることになる。なお搬送速度V5
は、当初の搬送速度V1と等しくなっている。
【0035】以上のような動作により、先端がプリウエ
ット部31に達してモータM1、M2によって高速で移動
する状態の基板に対し、現像液の供給を実行することが
できるとともに、後端がディップ部33を脱してモータ
M5、M6によって高速で移動する状態の基板に対し、現
像液の液切りと純水置換を実行することができる。した
がって、基板全体に対する現像液の供給と基板全体から
の現像液の液切り、純水置換とが迅速なものとなり、基
板先端部に現像液が供給されてから基板後端部に現像液
が供給されるまでの時間差、基板先端部に液切りと純水
置換がなされてから基板後端部に液切りと純水置換がな
されるまでの時間差がともに短くできて、現像処理の開
始と終了のタイミングを基板の各部でほぼ一致させるこ
とができ、基板の表面に発生する現像ムラを低減でき
る。さらに、搬送速度V2とV4とをほぼ一致させるこ
とにより、基板先端部に現像液が供給されてから液切り
と純水置換がなされるまでの時間と基板後端部に現像液
が供給されてから液切りと純水置換がなされるまでの時
間とをほぼ一致させることができ、基板先端部に現像液
が作用する時間と基板後端部に現像液が作用する時間と
をほぼ一致させることができ、より効果的に現像ムラを
低減できる。また、仕上げ乾燥部70ではエアナイフ7
1による乾燥処理がなされるが、このときの基板の移動
速度はV5であり、十分に遅くでき、確実に乾燥処理が
なされる。
【0036】しかも、基板がディップ部33にかかって
いる際、基板の搬送速度V3は、V1〜V2の広範囲に亘
って変更できる。よって、現像処理の時間も比較的広範
囲に亘って変更できる。
【0037】以下、具体的な数値例を用いて搬送速度を
説明する。処理しようとする基板の搬送方向の長さを7
00mmとすると、約100mm程度の間隔をあけない
と、前後の基板が重なる搬送不良を起こしやすい。した
がって、32s/枚の能力で基板を処理するとすると、
基板の搬送速度は、800/32=25mm/s以上と
しなければならない。一方、仕上げ乾燥部70でエアナ
イフ71によって基板の十分な水切りを行うためには、
基板の搬送速度は、33.3mm/s以下とする必要が
あるものとする。以上の条件を満たすため、搬送速度の
範囲は、25mm/s〜33.3mm/sとする必要が
ある。
【0038】この実施例では、投入時は搬送速度V1=
25mm/sとなるようにモータM1を制御し、搬送経
路PAのうち現像に関係する領域で搬送速度V2、V3、
V4を上記V1=25mm/s以上になるようにモータM
1〜M6を制御し、搬送経路PAのうち洗浄に関係する搬
送速度V5を上記V1=25mm/sに等しくなるように
モータM7〜M9を制御する。
【0039】搬送経路PAのうち現像に関係する領域で
の搬送速度について具体的に説明すると、現像液の供給
及び液切り時の搬送速度をV2=V4=167mm/sと
し、水洗時の洗浄速度をV5=25mm/sとする。そ
して、ディップ現像時の搬送速度を可変として、V3=
25mm/s〜167mm/sとする。基板処理装置の
寸法を図3に示すものとすると、最長の現像処理時間T
1は、図3の寸法を参考にして、T1=1000(mm)/
167(mm/s)+2500(mm)/25(mm/s)=
106sであり、最短の現像処理時間T2は、T2=10
00(mm)/167(mm/s)+2500(mm)/16
7(mm/s)=21sである。よって、現像処理時間
は、21s〜106sの範囲で調節可能である。なお、
図中の点線L3は、ディップ現像時の搬送速度V3=33
mm/sの場合を示し、点線L4は、ディップ現像時の
搬送速度V3=167mm/sの場合を示す。
【0040】なお、上記説明では現像液の供給及び液切
り時の搬送速度V2、V4を一定値167mm/sとした
が、これらをディップ現像時の搬送速度と同様に可変と
して、V2=V3=V4=25mm/s〜167mm/s
の範囲で調節することも可能である。この場合、最長の
現像処理時間T1は、T1=3500(mm)/25(mm
/s)=140sであり、最短の現像処理時間T2は、T
2=3500(mm)/167(mm/s)=21sであ
る。よって、現像処理時間は、21s〜140sの範囲
で調節可能である。ただし、この場合、プリウエット部
31における現像液の供給及び液切り部35、第1水洗
部51における液切り、純水置換時の搬送速度が比較的
遅くなる場合があり、基板の表面に発生する現像ムラを
低減するという観点で幾分不利である。
【0041】なお、装置内での搬送速度を一定とする従
来の基板洗浄装置の場合、上記と同じ条件では、搬送速
度の変更範囲を25mm/s〜33.3mm/sとせざ
るを得ないので、現像中の基板の搬送経路PAが350
0mmとすると、処理時間は105s〜140sの範囲
でのみ調節可能である。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の基板処理装置によれば、第1搬送手段によって第1
の速度で搬送される基板に処理液による処理を施す処理
部と、処理部よりも基板の搬送に関し下流側に設けら
れ、この第2搬送手段によって第2の速度で搬送される
基板に付着した処理液を除去して基板の仕上げ処理を行
う仕上げ部と、第1搬送手段の搬送速度である第1の速
度を第2搬送手段の搬送速度である第2の速度と異なる
速度を含む所定範囲で設定する速度制御手段とを備える
ので、仕上げ処理における基板の搬送速度、すなわち第
2の速度に一定の制限がある場合であっても、この制限
を超えて第1の速度を設定することができる。よって、
基板の搬送行程の長さ等を変更することなく、処理液に
よる処理時間を比較的広い範囲に亘って簡易かつ任意に
設定することができる。
【0043】また、請求項2の基板処理装置によれば、
速度制御手段が、第1の速度を第2の速度以上の所定範
囲で設定するので、仕上げ処理における基板の搬送速度
である第2の速度に上限がある場合であっても、仕上げ
処理における基板の搬送速度をその上限以下としたまま
で処理部における基板の搬送速度としてこの上限を超え
て第1の速度を設定することができ、処理液による処理
時間を短い側で比較的広い範囲に亘って簡易かつ任意に
設定することができる。
【0044】また、請求項3の基板処理装置によれば、
処理部に、第1搬送手段に基板を受け渡す前にこの基板
を第1の速度よりも大きい第3の速度で搬送する第3搬
送手段と、この第3搬送手段によって搬送されている基
板に処理液を供給する供給手段とを備え、処理部から仕
上げ部にかけての境界領域に、基板を第1の速度よりも
大きい第4の速度で搬送する第4搬送手段と、仕上げ部
における仕上げ処理の前処理のため、第4搬送手段によ
って搬送される基板に付着している処理液の液切りを行
う液切り手段とを備えるので、この第3搬送手段によっ
て比較的高速で搬送されている際に基板に処理液を供給
することができ、この第4搬送手段によって比較的高速
で搬送されている際に基板に付着している処理液を液切
りすることができる。したがって、基板全体に対する処
理液の供給と基板全体からの処理液の液切りとが比較的
迅速なものとなり、第1の速度が小さくなった場合に基
板の各部で発生しやすい処理ムラの発生を防止すること
ができる。
【0045】また、請求項4の基板処理方法によれば、
基板を第1の搬送手段によって第1の速度で搬送しつつ
この基板に処理液による処理を施す工程と、この処理液
による処理を終了した基板を第2搬送手段によって第2
の搬送速度で搬送しつつ基板に付着した処理液を除去し
て基板の仕上げ処理を行う工程とを備え、処理液を用い
て基板を処理する工程において、第1搬送手段の搬送速
度である第1の速度を、第2搬送手段の搬送速度である
第2の速度と異なる速度を含む所定範囲で設定するの
で、仕上げ処理における第2の速度に一定の制限がある
場合であっても、この制限を超えて第1の速度を設定す
ることができ、基板の搬送行程の長さ等を変更すること
なく、処理液による処理時間を比較的広い範囲に亘って
簡易かつ任意に設定することができる。
【0046】また、請求項5の基板処理方法によれば、
第1搬送手段に基板を受け渡す前にこの基板を第1の速
度よりも大きい第3の速度で第3搬送手段によって搬送
しつつこの第3搬送手段によって搬送されている基板に
処理液を供給する工程と、処理液による処理を終了した
基板を第1の速度よりも大きい第4の速度で搬送しつつ
仕上げ部における仕上げ処理の前処理として基板に付着
している処理液の液切りを行う工程とをさらに備えるの
で、この第3搬送手段によって比較的高速で搬送されて
いる際に基板に処理液を供給することができ、この第4
搬送手段によって比較的高速で搬送されている際に基板
に付着している処理液を液切りすることができる。した
がって、基板全体に対する処理液の供給と基板全体から
の処理液の液切りとが迅速なものとなり、第1の速度が
小さくなった場合に基板の各部で発生しやすい処理ムラ
の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の基板洗浄装置を説明す
る図である。
【図2】図1の装置の要部を説明する図である。
【図3】図1の装置の動作を説明する図である。
【符号の説明】
10 投入部 30 現像部 31 プリウエット部 33 ディップ部 35 液切り部 41 ローラ 42 ノズル 45 ディップ槽 47 ローラ 50 水洗部 51 第1水洗部 53 第2水洗部 61 循環水タンク 63 水洗水噴射ノズル 64 直液ノズル 70 仕上げ乾燥部 71 エアーナイフ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を第1の速度で搬送する第1搬送手
    段を有するとともに、当該第1搬送手段によって搬送さ
    れる前記基板に処理液による処理を施す処理部と、 前記処理部よりも前記基板の搬送に関し下流側に設けら
    れ、当該基板を第2の速度で搬送する第2搬送手段を有
    するとともに、当該第2搬送手段によって搬送される前
    記基板に付着した前記処理液を除去して前記基板の仕上
    げ処理を行う仕上げ部と、 前記第1搬送手段の搬送速度である前記第1の速度を、
    前記第2搬送手段の搬送速度である前記第2の速度と異
    なる速度を含む所定範囲で設定する速度制御手段とを備
    える基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記速度制御手段は、前記第1の速度を
    前記第2の速度以上の所定範囲で設定することを特徴と
    する請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理部に、第1搬送手段に前記基板
    を受け渡す前に当該基板を前記第1の速度よりも大きい
    第3の速度で搬送する第3搬送手段と、当該第3搬送手
    段によって搬送されている前記基板に前記処理液を供給
    する供給手段とを備え、前記処理部から前記仕上げ部に
    かけての境界領域に、前記基板を前記第1の速度よりも
    大きい第4の速度で搬送する第4搬送手段と、前記仕上
    げ部における仕上げ処理の前処理のため、前記第4搬送
    手段によって搬送される前記基板に付着している前記処
    理液の液切りを行う液切り手段とを備えることを特徴と
    する請求項1記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 基板を第1の搬送手段によって第1の速
    度で搬送しつつ当該基板に処理液による処理を施す工程
    と、当該処理液による処理を終了した前記基板を第2搬
    送手段によって第2の搬送速度で搬送しつつ前記基板に
    付着した前記処理液を除去して前記基板の仕上げ処理を
    行う工程とを備え、 前記処理液を用いて前記基板を処理する工程において、
    前記第1搬送手段の搬送速度である前記第1の速度を、
    前記第2搬送手段の搬送速度である前記第2の速度と異
    なる速度を含む所定範囲で設定することを特徴とする基
    板処理方法。
  5. 【請求項5】 前記第1搬送手段に前記基板を受け渡す
    前に、当該基板を前記第1の速度よりも大きい第3の速
    度で第3搬送手段によって搬送しつつ、当該第3搬送手
    段によって搬送されている前記基板に前記処理液を供給
    する工程と、前記処理液による処理を終了した前記基板
    を前記第1の速度よりも大きい第4の速度で搬送しつ
    つ、前記仕上げ部における仕上げ処理の前処理として、
    前記基板に付着している前記処理液の液切りを行う工程
    とをさらに備えることを特徴とする請求項4記載の基板
    処理方法。
JP08809797A 1997-04-07 1997-04-07 基板処理装置及び方法 Expired - Fee Related JP3552187B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08809797A JP3552187B2 (ja) 1997-04-07 1997-04-07 基板処理装置及び方法
KR1019970081835A KR100265104B1 (ko) 1997-04-07 1997-12-31 기판 처리 장치 및 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08809797A JP3552187B2 (ja) 1997-04-07 1997-04-07 基板処理装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10284379A true JPH10284379A (ja) 1998-10-23
JP3552187B2 JP3552187B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=13933374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08809797A Expired - Fee Related JP3552187B2 (ja) 1997-04-07 1997-04-07 基板処理装置及び方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3552187B2 (ja)
KR (1) KR100265104B1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005251544A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Toray Ind Inc パターンの形成方法、パターンの形成装置およびプラズマディスプレイ用部材の製造方法
JP2006313219A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Toppan Printing Co Ltd 現像装置
CN102194657A (zh) * 2010-03-18 2011-09-21 大日本网屏制造株式会社 基板清洗处理装置
KR101129065B1 (ko) 2003-03-04 2012-03-26 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판처리방법 및 기판처리장치 및 현상처리방법 및현상처리장치
JP2016072414A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法
CN107552522A (zh) * 2017-09-05 2018-01-09 深圳市华星光电技术有限公司 一种湿法剥离机的水洗装置及水洗方法
WO2018216612A1 (ja) * 2017-05-26 2018-11-29 シャープ株式会社 基板処理装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100854981B1 (ko) * 2007-10-10 2008-08-28 홍경표 인쇄회로기판 제조공정상의 습식공정 처리장치
KR102172662B1 (ko) * 2019-03-22 2020-11-03 주식회사 티케이씨 기판의 비접촉식 수직 처리시스템
KR102172665B1 (ko) * 2019-03-22 2020-11-03 주식회사 티케이씨 기판의 비접촉식 수직 처리시스템의 지그 이송장치

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101129065B1 (ko) 2003-03-04 2012-03-26 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판처리방법 및 기판처리장치 및 현상처리방법 및현상처리장치
KR101136158B1 (ko) * 2003-03-04 2012-04-17 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 현상처리방법 및 현상처리장치
JP2005251544A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Toray Ind Inc パターンの形成方法、パターンの形成装置およびプラズマディスプレイ用部材の製造方法
JP4691887B2 (ja) * 2004-03-04 2011-06-01 パナソニック株式会社 パターンの形成方法、パターンの形成装置およびプラズマディスプレイ用部材の製造方法
JP2006313219A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Toppan Printing Co Ltd 現像装置
CN102194657A (zh) * 2010-03-18 2011-09-21 大日本网屏制造株式会社 基板清洗处理装置
JP2016072414A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法
WO2018216612A1 (ja) * 2017-05-26 2018-11-29 シャープ株式会社 基板処理装置
CN107552522A (zh) * 2017-09-05 2018-01-09 深圳市华星光电技术有限公司 一种湿法剥离机的水洗装置及水洗方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR100265104B1 (ko) 2000-11-01
KR19980079576A (ko) 1998-11-25
JP3552187B2 (ja) 2004-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3552187B2 (ja) 基板処理装置及び方法
KR100991086B1 (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
KR20080093376A (ko) 기판 처리 장치
KR101204725B1 (ko) 기판의 처리 장치
JP3481416B2 (ja) 基板処理装置及び方法
JP3628919B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2000223458A (ja) 基板処理装置
JP3699293B2 (ja) 剥離装置および剥離方法
JP2001227868A (ja) 基板乾燥装置及び乾燥方法
JP2001035778A (ja) 基板処理装置
JPH11216433A (ja) 基板処理装置
JP2824031B2 (ja) 基板の表面処理装置
JP2000173963A (ja) 基板処理装置
JPH1174247A (ja) 基板処理装置
JP2001338864A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JPH11145109A (ja) 基板処理装置
JP4160651B2 (ja) 基板処理装置
JP2000252254A (ja) 基板処理装置
JPH024986A (ja) 基板の表面処理方法
JP3489992B2 (ja) 基板処理装置
JP2004288746A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JPH11302875A (ja) 基板処理装置
KR101109528B1 (ko) 처리액에 의한 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JPH11335872A (ja) 基板処理装置
JPH11297605A (ja) 剥離方法および同装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees