JPH10278840A - 車体構造 - Google Patents

車体構造

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JPH10278840A
JPH10278840A JP9093304A JP9330497A JPH10278840A JP H10278840 A JPH10278840 A JP H10278840A JP 9093304 A JP9093304 A JP 9093304A JP 9330497 A JP9330497 A JP 9330497A JP H10278840 A JPH10278840 A JP H10278840A
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flange
inner panel
panel
outer panel
reinforcing plate
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Mitsuhiro Kamo
光洋 加茂
Michiya Maeda
道也 前田
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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    • B60R13/02Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
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    • B60R13/025Pillars; Roof rails
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60R2021/0435Padded linings for the vehicle interior ; Energy absorbing structures associated with padded or non-padded linings associated with the side or roof pillars

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナパネル,アウタパネル及びこれらの間
に配設される補強板から成る閉断面形状の車体構造部材
の一方のフランジ部の剛性を、車体構造部材としての強
度は保持しつつ過大な衝撃荷重に対しては適度な変形を
生じ得る程度の強度になるように低減することができ、
しかも、緩衝材の座りを良くして緩衝材の緩衝機能を充
分に発揮することができるようにする。 【解決手段】 インナパネル7のフランジ7aとアウタ
パネル8のフランジ8aとの間に補強板9のフランジ9
aを挟み込んで成る3枚重ね部分Aを結合すると共に、
インナパネル7のフランジ7bとアウタパネル8のフラ
ンジ8bとを互いに接合して成る2枚重ね部分Bを結合
することにより、インナパネル7とアウタパネル8とで
閉断面形状部11を構成し、閉断面形状部11の内部に
おいて補強板9の他方のフランジ9bをインナパネル7
又はアウタパネル8に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四輪自動車等の車
体構造に関し、さらに詳しくは、四輪自動車等のピラー
部分やルーフサイド部のドアオープニングフランジ部分
における車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】四輪自動車のサイドボディーの断面に
は、車体強度の向上のために補強板が各箇所に配設され
ている。すなわち、インナパネルとアウタパネルとで閉
断面を構成して成るフロントピラー部やルーフサイド部
には、その閉断面の内部に補強板(リーンフォースメン
ト)を介在させるようにしている。
【0003】図4及び図5は従来のフロントピラー部2
0,21の構造をそれぞれ示すものであって、これらの
フロントピラー部20,21は、サイドボディーインナ
パネル22,サイドボディーアウタパネル23及び補強
板24とから成る車体構造部材25にて構成されてい
る。具体的には、サイドボディーインナパネル22の一
端側のフランジ22aとサイドボディーアウタパネル2
3の一端側のフランジ23aとの間に補強板24の一端
側のフランジ24aが挟み込まれてこれらのフランジが
3枚重ねにされた状態でスポット溶接S01にて3者一体
に結合されると共に、サイドボディーインナパネル22
の一端側のフランジ22bとサイドボディーアウタパネ
ル23の一端側のフランジ23bとの間に補強板24の
一端側のフランジ24bが挟み込まれてこれらのフラン
ジが3枚重ねにされた状態でスポット溶接S02にて3者
一体に結合されている。かくして、サイドボディーイン
ナパネル22とサイドボディーアウタパネル23とで閉
断面形状部αが構成され、その閉断面形状部α内に補強
板24が掛け渡された状態でサイドボディーインナパネ
ル22とサイドボディーアウタパネル23との間に介在
されている。
【0004】そして、図4に示す従来のフロントピラー
部20の場合には、サイドボディーインナパネル22の
内面側(車室側)にピラートリム26が対応するように
取付けられている。なお、図4において、27はフロン
トウインドシールドガラス、28はモールディング、2
9はオープニングトリムである。
【0005】一方、図5に示す従来のフロントピラー部
21の場合には、サイドボディーインナパネル22とピ
ラートリム26との間に緩衝材30が配置されている。
この緩衝材30を設けるようにしているのは、次のよう
な理由からである。すなわち、スポット溶接S02にて結
合された3枚重ねのフランジ部分β(図4及び図5参
照)の強度が大きいため、図4のフロントピラー部20
のようにサイドボディーインナパネル22とピラートリ
ム26との間に緩衝材30を配置しない場合には、図4
において矢印Fで示す方向(車室内の側から車室外に向
かう方向)に過大な衝撃力が加わった時にこの衝撃力が
緩衝されることなく前記フランジ部分βにて直接的に受
け止められることとなる。そこで、図5のフロントピラ
ー部21では既述の如く緩衝材30をサイドボディーイ
ンナパネル22とピラートリム26との間に配置するこ
とにより、ピラートリム26に作用する過大な衝撃力を
弾性的に受け止めてその衝撃力を緩和するようにしてい
るのである。
【0006】また、図6及び図7は従来のルーフサイド
部31,32の構造をそれぞれ示すものであって、これ
らのルーフサイド部31,32は既述のフロントピラー
部20,21と同様に、サイドボディーインナパネル3
3,サイドボディーアウタパネル34及び補強板35と
から成る車体構造部材36にて構成されている。具体的
には、サイドボディーインナパネル33の一端側のフラ
ンジ33aとサイドボディーアウタパネル34の一端側
のフランジ34aとの間に補強板35の一端側のフラン
ジ35aが挟み込まれてこれらのフランジが3枚重ねに
されかつサイドボディーインナパネル33のフランジ3
3a上にルーフパネル37の端縁37aが接合された状
態でスポット溶接S03にて4者一体に結合されると共
に、サイドボディーインナパネル33の他端側のフラン
ジ33bとサイドボディーアウタパネル34の他端側の
フランジ34bとの間に補強板35の他端側のフランジ
35bが挟み込まれてこれらのフランジが3枚重ねにさ
れた状態でスポット溶接S04にて3者一体に結合されて
いる。かくして、サイドボディーインナパネル33とサ
イドボディーアウタパネル34とで閉断面形状部γが構
成され、その閉断面形状部γ内に補強板35が掛け渡さ
れた状態でサイドボディーインナパネル33とサイドボ
ディーアウタパネル34との間に介在されている。
【0007】そして、図6に示す従来のルーフサイド部
31の場合には、サイドボディーインナパネル33の内
面側(車室側)に天井材38が対応するように取付けら
れている。なお、図6において、39はオープニングト
リムである。
【0008】一方、図7に示す従来のルーフサイド部3
2の場合には、サイドボディーインナパネル33と天井
材38との間に緩衝材40が配置されている。なお、こ
の緩衝材40を設けるようにしているのは、既述のフロ
ントピラー部21の場合と同様の理由からである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来のフロントピラー部20及びルーフサイド部3
1の構造では、3枚重ねのフランジ部分βにおける剛性
が高いため、ピラートリム26或いは天井材38に車室
内の側から過大な衝撃力が加わった場合には、堅牢なフ
ランジ部分βにてピラートリム26或いは天井材38が
直接的に受け止められてその衝撃力に相当する反力が生
じる等の悪影響を及ぼす可能性がある。なお、フロント
ピラー部21及びルーフサイド部32のように緩衝材3
0或いは40を配設したとしても、このような悪影響が
生じるおそれがある。
【0010】また、フロントピラー部21及びルーフサ
イド部32のように緩衝材30,40を配設する必要が
ある場合には、その緩衝材30,40が充分に緩衝作用
を発揮できるように、サイドボディーインナパネル22
とピラートリム26との間に緩衝材30を座りの良い状
態で配置すると共に、サイドボディーインナパネル33
と天井材38との間に緩衝材40を座りの良い状態で配
置するのが望ましい。そのためには、緩衝材30,40
に対応するサイドボディーインナパネル22の形状を、
緩衝材30,40が座りの良い状態、すなわち、過大な
衝撃荷重が加わった場合に緩衝材30,40が図5及び
図7において矢印M,Nで示す方向に逃げてしまわない
ような状態で配置し得るように工夫する必要がある。
【0011】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その主目的は、インナパネル,アウ
タパネル及びこれらの間に配設される補強板から成る閉
断面形状の車体構造部材の一方のフランジ部の剛性を、
車体構造部材としての強度は保持しつつ車室内の側から
の過大な衝撃力に対しては適度な変形を生じ得る程度の
強度になるように低減することができ、しかも、緩衝材
の座りを良くして緩衝材の緩衝機能を充分に発揮するこ
とができるように構成した車体構造を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、インナパネルの一方のフランジとア
ウタパネルの一方のフランジとの間に補強板の一方のフ
ランジを挟み込んで成る3枚重ね部分を結合すると共
に、前記インナパネルの他方のフランジと前記アウタパ
ネルの他方のフランジとを互いに接合して成る2枚重ね
部分を結合することにより、前記インナパネルとアウタ
パネルとで閉断面形状部を構成し、この閉断面形状部の
内部において前記補強板の他方のフランジを前記インナ
パネル又はアウタパネルに結合するようにしている。
【0013】また、本発明では、前記補強板の他方のフ
ランジを前記インナパネルに結合すると共に、これらの
結合箇所が前記アウタパネルの側に偏倚するように前記
インナパネルをその基体面から前記アウタパネルの側に
向けて屈曲させることにより、前記インナパネルに緩衝
材を受ける座面を形成するようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1〜図3を参照して説明する。
【0015】図1は本発明に係る車体構造を備えた四輪
自動車1を示すものであって、同図において、2はルー
フパネル、3はフロントウィンドシールドガラス、4は
サイドドア、5はフロントピラー部、6はルーフサイド
部である。
【0016】上述のフロントピラー部5は、図2に示す
ように、サイドボディーインナパネル7,サイドボディ
ーアウタパネル8及び補強板9とから成る車体構造部材
10にて構成されており、前記補強板9はサイドボディ
ーインナパネル7及びサイドボディーアウタパネル8に
て構成された閉断面形状部11内に介在されている。具
体的には、サイドボディーインナパネル7及びサイドボ
ディーアウタパネル8の一方側(フロントウィンドシー
ルドガラスの側)のフランジ7a,8aの間に補強板9
の一方側のフランジ9aが挟み込まれた状態でこれらの
3枚重ね箇所Aがスポット溶接S1 にて3者一体に結合
されている。一方、サイドボディーインナパネル7及び
サイドボディーアウタパネル8の他方側(車体側方側)
のフランジ7b,8bは2枚重ねにされ、この2枚重ね
箇所Bがスポット溶接S2 にて互いに結合されている。
かくして、サイドボディーインナパネル7とサイドボデ
ィーアウタパネル8とで閉断面形状部11が構成されて
いる。
【0017】また、上述の補強板9は、図2に示すよう
に、フランジ9aを除く部分が前記閉断面形状部11内
に配設されると共に、サイドボディーインナパネル7と
サイドボディーアウタパネル8との間においてこれらの
両パネル7,8に対して間隔を隔てて配置されている。
そして、前記補強板9の他方側のフランジ9bが、前記
閉断面形状部11内においてサイドボディーインナパネ
ル7のフランジ7bの近傍部分に重ね合わされてスポッ
ト溶接S3 にて結合されている。これにより、サイドボ
ディーインナパネル7と補強板9とで1つの閉断面形状
部12aが形成されると共に、補強板9とサイドボディ
ーアウタパネル8とで別の1つの閉断面形状部12bが
形成されている。
【0018】さらに、本例においては、補強板9のフラ
ンジ9bがスポット溶接されるサイドボディーインナパ
ネル7の溶接箇所7cをサイドボディーインナパネル7
の基体面からサイドボディーアウタパネル8の側に偏倚
させるべく、サイドボディーインナパネル7のフランジ
7a,7b間の中間部分が前記基体面からサイドボディ
ーアウタパネル8の側に向けて一段打ち込んだ形状に屈
曲成形され、これにより車体左右方向にほぼ沿う平面状
の緩衝材用座面(緩衝材を受けるための座面)13が設
けられている。しかして、前記サイドボディーインナパ
ネル7の車室側の面に対向して配設されるピラートリム
14とサイドボディーインナパネル7との間に緩衝材1
5が配置され、この緩衝材15が前記緩衝材用座面13
に当てがわれた状態となされている(図2参照)。な
お、図2において、16はサイドボディーアウタパネル
8とフロントウィンドシールドガラス3との間に配設さ
れたモールディング、17は前記2枚重ね箇所Bに装着
されたオープニングトリムである。
【0019】また、図3はルーフサイド部6の構造を示
すものであって、その構造は図2に示したような既述の
フロントピラー部5の構造と同様となっている(図3に
おいては、図2と同様の部材には同一の符号が付されて
いる)。ただし、ルーフサイド部6の構造にあっては、
前記3枚重ね部分Aにルーフパネル18の側端部18a
がさらに接合されて4枚重ね部分Cとなさており、この
4枚重ね部分Cがスポット溶接S4 にて一体に結合され
ている。そして、サイドボディーインナパネル7の車室
側の面に対向するように天井材19の側端部19aが配
設されており、この天井材19の側端部19aとサイド
ボディーインナパネル7との間に緩衝材15が介在され
てサイドボディーインナパネル7の緩衝材用座面13に
当接配置されている。
【0020】このような構成の車体構造によれば、補強
板9のフランジ9bをサイドボディーインナパネル7及
びサイドボディーアウタパネル8のフランジ7b,8b
間に挟み込んで溶接結合せずに、閉断面形状部11の内
部においてサイドボディーインナパネル7の中間部分に
溶接結合するようにしたので、フロントピラー部5及び
ルーフサイド部6の他方側のフランジ接合部分は既述の
如く2枚重ね部分Bとなる。従って、その接合部分Bの
厚さは、3枚重ねにした従来の場合に比べて、補強板9
のフランジ9bの厚さ分だけ薄くなり、これに応じてそ
の接合部分Bの剛性が低下することとなる。その結果、
図3において矢印Fで示す方向に過大な衝撃荷重が加わ
った場合に、前記接合部分Bが適度に屈曲変形し、衝撃
荷重に対する減衰力を生じることとなる。なお、通常時
におけるフロントピラー部5及びルーフサイド部6の補
強強度は、前記補強板9の存在により実用上充分に確保
される。
【0021】さらに、本例によれば、補強板9のフラン
ジ9bがスポット溶接されるサイドボディーインナパネ
ル7の溶接箇所7cをサイドボディーインナパネル7の
基体面からサイドボディーアウタパネル8の側に一段打
ち込んで緩衝材用座面13を形成するようにしたので、
この緩衝材用座面13を利用して緩衝材15を座り良く
配置することができる。このため、過大な衝撃荷重に対
して緩衝材15が逃げを生じることなく前記座面13に
当接して、充分な衝撃吸収機能を果たすことが可能とな
る。従って、緩衝材15は充分に衝撃吸収機能を果たし
得るので、この緩衝材15の大きさを従来より小さくす
ることが可能となる。
【0022】また、前記2枚重ね部分Bの厚さは従来の
場合と比べて補強板9のフランジ9bの厚さ分だけ薄く
なると共に緩衝材15の大きさも最小にできるので、フ
ロントピラー部5及びルーフサイド部6の部分における
太さ(断面積)を小さく抑えることができ、これにより
視界を広くとることが可能となる。
【0023】以上、本発明の実施例につき述べたが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能で
ある。例えば、既述の実施例においては何れの場合も、
補強板9のフランジ9bをサイドボディーインナパネル
7に結合するようにしたが、このフランジ9bを閉断面
形状部11内においてサイドボディーアウタパネル8に
結合するようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、インナパネルの
一方のフランジとアウタパネルの一方のフランジとの間
に補強板の一方のフランジを挟み込んで成る3枚重ね部
分を結合すると共に、前記インナパネルの他方のフラン
ジと前記アウタパネルの他方のフランジとを互いに接合
して成る2枚重ね部分を結合することにより、前記イン
ナパネルとアウタパネルとで閉断面形状部を構成し、こ
の閉断面形状部の内部において前記補強板の他方のフラ
ンジを前記インナパネル又はアウタパネルに結合するよ
うにしたものであるから、上述の2枚重ね部分の剛性を
従来の3枚重ねの場合よりも低く抑えることができ、過
大な衝撃荷重が加わった時に適宜に屈曲変形し得て衝撃
吸収機能を果たすことが可能となる。その一方で、前記
補強板の存在により、通常の荷重に対しては充分な強度
を確保することができる。
【0025】また、本発明は、前記補強板の他方のフラ
ンジを前記インナパネルに結合すると共に、これらの結
合箇所が前記アウタパネルの側に偏倚するように前記イ
ンナパネルをその基体面から前記アウタパネルの側に向
けて屈曲させることにより、前記インナパネルに緩衝材
を受ける座面を形成するようにしたものであるから、こ
の座面によって緩衝材をインナパネルに対応する位置に
座り良く配置することができ、過大な衝撃荷重に対して
充分な緩衝機能を果たすことが可能となる。また、この
ように緩衝材は充分な緩衝機能を果たすことができるの
で、この緩衝材の大きさを小さく抑えることが可能であ
る。
【0026】さらに、本発明によれば、従来ではフラン
ジを3枚重ねにしていた部分を2枚重ねとしたのに伴い
その部分の厚さを補強板のフランジの厚さ分だけ薄くな
り、しかも上述のように緩衝材の大きさを小さくできる
ので、車体構造部(例えば、実施例で示したフロントピ
ラー部5やルーフサイド部6等)の太さを細く(断面積
を小さく)することができ、これに応じて視界を広くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車体構造を備えた四輪自動車の斜
視図である。
【図2】図1におけるX−X線拡大断面図である。
【図3】図1におけるY−Y線拡大断面図である。
【図4】従来の車体構造を備えた四輪自動車のフロント
ピラー部の断面図である。
【図5】従来の車体構造を備えた四輪自動車のフロント
ピラー部であって、内部に緩衝材が配設されたフロント
ピラー部断面図である。
【図6】従来の車体構造を備えた四輪自動車のルーフサ
イド部の断面図である。
【図7】従来の車体構造を備えた四輪自動車のルーフサ
イド部であって、内部に緩衝材が配設されたフロントピ
ラー部断面図である。
【符号の説明】
1 四輪自動車 2 ルーフパネル 3 フロントウィンドシールドガラス 5 フロントピラー部 6 ルーフサイド部 7 サイドボディーインナパネル 7a,7b フランジ 7c 溶接結合部 8 サイドボディーアウタパネル 8a,8b フランジ 9 補強板 9a,9b フランジ 10 車体構造部 11,12a,12b 閉断面形状部 13 緩衝材用座面 14 ピラートリム 15 緩衝材 18 ルーフパネル 19 天井材 A 3枚重ね部 B 2枚重ね部 S1 〜S4 スポット溶接

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナパネルの一方のフランジとアウタ
    パネルの一方のフランジとの間に補強板の一方のフラン
    ジを挟み込んで成る3枚重ね部分を結合すると共に、前
    記インナパネルの他方のフランジと前記アウタパネルの
    他方のフランジとを互いに接合して成る2枚重ね部分を
    結合することにより、前記インナパネルとアウタパネル
    とで閉断面形状部を構成し、この閉断面形状部の内部に
    おいて前記補強板の他方のフランジを前記インナパネル
    又はアウタパネルに結合したことを特徴とする車体構
    造。
  2. 【請求項2】 前記補強板の他方のフランジを前記イン
    ナパネルに結合すると共に、これらの結合箇所が前記ア
    ウタパネルの側に偏倚するように前記インナパネルをそ
    の基体面から前記アウタパネルの側に向けて屈曲させる
    ことにより、前記インナパネルに緩衝材を受ける座面を
    形成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    車体構造。
JP9093304A 1997-04-11 1997-04-11 車体構造 Pending JPH10278840A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9093304A JPH10278840A (ja) 1997-04-11 1997-04-11 車体構造
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JP9093304A JPH10278840A (ja) 1997-04-11 1997-04-11 車体構造

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