JPH10270361A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents
半導体装置とその製造方法Info
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Abstract
イスして、あるいはさらにこの上に液相成長法で結晶層
を堆積して太陽電池を形成する方法を提供する。 【解決手段】 薄膜結晶太陽電池の製法において、
(i)結晶質の基体の表面に微細孔を多数含む多孔質層
を形成する工程と、(ii)この多孔質層に励起エネルギ
ーを与えて、その表面を含む多孔質層の一部を微細孔を
含まない平滑層に変性する工程と、(iii)平滑層を基
体より剥離する工程を含む。励起エネルギーを与える方
法としては、水素雰囲気中での熱処理、波長600nm
以下の光の照射、電子線の照射等の方法がある。
Description
製造方法に係わり、より詳細には、低コスト基板上に形
成可能な薄膜結晶を使用した高性能な薄膜結晶太陽電池
等の半導体装置とその製造方法に関する。
と系統連系させる電源として、太陽電池(太陽電池素
子)が広く研究されている。太陽電池はコスト的要請か
ら低価格基板上に素子を形成できることが望まれる。太
陽電池を構成する半導体としては一般にシリコンが用い
られおり、中でも光エネルギーを電力に変換する効率す
なわち光電変換効率の観点からは、単結晶シリコンが極
めて優れている。一方大面積化および低コスト化の観点
からは、アモルファスシリコンが有利である。また、近
年アモルファスシリコンなみの低コストと単結晶なみの
高エネルギー変換効率とを得る目的で、多結晶シリコン
が使用されるようになってきた。
コンを用いた半導体装置の製造方法では、塊状の結晶を
スライスして板状の基板とするため、その厚さを0.3
mm以下にすることは困難である。スライスされて得ら
れた基板は一般に入射光の吸収に必要な厚さ(20μm
〜50μm)以上の厚さを有し、厚み的に材料が十分有
効に利用されていなかった。最近では溶融したシリコン
の液滴を鋳型に流し込むスピン法によりシリコンシート
を形成する方法が提案されているが、それでも厚さは最
低でも0.1mm〜0.2mm程度である。従って、シリ
コンをさらに薄型化する事により、更に使用される材料
を減らすことができ、低コスト化を図る余地がある。ま
た結晶を薄型化すると太陽電池などの半導体装置は、軽
量化でき、又は必要に応じてフレキシブルにできるの
で、その利用範囲が広がる上に、特に太陽電池に用いた
場合、薄い結晶は厚い結晶より降雹等の外部からの衝撃
に対してもかえって強くなり、実用上の信頼性を向上す
る意味からも好ましい。
体装置が製造できる、高品質な結晶、特に単結晶を安価
で、さらに薄型化する技術が望まれている。
現状に鑑みなされたものであって、高品質でより薄型化
された半導体装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
れた半導体層を有する半導体装置の製造方法を提供する
ことを目的とする。
な厚さずつ、スライスしたものを薄膜の結晶層である平
滑層形成のために利用することにより、結晶基板を有効
利用し、より低コストな太陽電池などの半導体装置を提
供することができる半導体装置の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
がとれる、廉価でフレキシブルな基板上に薄膜結晶半導
体層を有する高性能な(例えば、太陽電池の場合は高効
率な)半導体装置を提供することを目的とする。
成するために成されたもので、半導体装置のの製造方法
であって、(a)結晶性の基体の表面に、多数の微細孔
を含む多孔質層を所定の厚さ形成する工程と、(b)上
記多孔質層の表面を含む一部を、実質上微細孔を含まな
い結晶性の平滑層に変性する工程と、(c)上記平滑層
に変性されずに残った多孔質層の部分から、上記結晶性
の基体より剥離する工程と、を有することを特徴とす
る。
結晶性の基体より上記平滑層を剥離する前に、上記平滑
層の内部に半導体接合を形成する工程を有する。また、
上記剥離する工程の前に、上記平滑層の表面に、上記平
滑層とは導電型の異なる結晶性の層を形成することによ
り半導体接合を形成する工程を有する。更に、上記半導
体接合を形成する工程は、上記平滑層の表面からのドー
パントの熱拡散を含む。また、上記平滑層とは導電型の
異なる結晶性の層の形成は、液層成長法を含むことを特
徴とする。
多孔質層を平滑層に変性する工程が、水素雰囲気下での
熱処理を含み、また、上記多孔質層を平滑層に変性する
工程が、上記多孔質層の表面からのエネルギー放射を含
み、上記エネルギー放射が、波長600nm以下の電磁
波を含み、上記エネルギー放射が、電子線を含むことを
特徴とする。さらに、上記半導体装置は太陽電池を含む
ものである。
上記結晶性の基体より剥離された平滑層の半導体上にグ
リッドワイヤを接合し、更にその上に反射防止膜及びラ
ミネート層を積層する工程を有し、さらに、(e)上記
剥離された平滑層の裏に金属板を貼り付ける工程を有
し、上記平滑層が剥離された上記結晶体の基体は、再度
上記工程(a)の結晶体の基体として利用されることを
特徴とする。
製造方法について、必要に応じて図面を参照しながら説
明する。尚、本発明は、以下の説明及び図面に限定され
るわけではなく、本発明の主旨の範囲内で、適宜変形、
組合せできることはいうまでもない。
図1示される模式的断面図を用いて説明する。本発明の
半導体製造方法は、少なくとも、(a)結晶性の基体1
00の表面に、多数の微細孔を含む多孔質層101を所
定の厚さ形成する工程(図1(a))と、(b)前記多
孔質層101の表面を含む一部を、実質上微細孔を含ま
ない結晶性の平滑層102に変性する工程(図1
(b))と、(d)前記半導体接合104が形成された
平滑層102を、前記平滑層102に変性されずに残っ
た多孔質層の部分103から、前記結晶性の基体100
より剥離する工程(図1(d))と、を有する。
との間に、図1(c)として(c)前記平滑層102の
内部に半導体接合104を形成する工程、を有する場合
の一例が示されている。
は、上記半導体接合104は太陽電池の起電力を得るた
めの接合(例えば、pn接合)とすることができる。
を説明する。
SiやGaAsなどの基板100をふっ酸の溶液に浸漬
し正の電位をかけて電流を流すと、その内部に10nm
程度の極めて微細な孔が形成されつつ結晶が侵食され、
時間の経過とともに微細な孔が結晶の厚さ方向に広がっ
ていく事は、たとえばR.Herino, G.Bomchil, K.Barla,
and C.Bertrand: J. Electrochm.Soc. Vol.134('87) p
1994-2000や P.Schmuki, J.Fraser, C.M.Vitus, M.J.Gr
aham and H.S.Lsaacs: J. Electrochm.Soc. Vol.143('
96) p3316-3322、などに記載があり広く知られている。
本発明の説明の中ではこの様な電気化学的方法を、陽極
化成と呼び、陽極化成等の方法で形成された微細な孔を
多数含む層を多孔質層と呼ぶ。
子顕微鏡(SEM)で観察すると極めて不規則な形状を
示し、構造的に弱いので、外部から力が加わると下の基
体層120から薄膜として引き剥がす事ができる。
再結合の影響が大きく、電子バイスを構成する材料とし
て利用する事はできない。それにも関わらず、結晶学的
には多孔質層101は単結晶としての性質を保持してい
るので、たとえばこの上にエピタキシャル成長をする事
ができる。
45622号公報においては、シリコンウエハ表面に陽
極化成により多孔質シリコン層を形成した後、剥離し、
剥離した多孔質層を金属基板上に固着させてから多孔質
層上にエピタキシャル層を形成し、これを用いて薄膜結
晶太陽電池を作製する方法が開示されている。
ルギーを与え変性して得られた平滑な層が実質的に元の
単結晶基板の結晶性を引き継いでいて、該平滑な層が太
陽電池が作成できるほど高品質であり、また太陽電池と
して必要とされる厚さに成長できることを見出した。そ
のような素材の変性手段としては、熱エネルギーまたは
光エネルギーを利用できる。また励起エネルギーを与え
る環境を水素雰囲気とすることでその作用を促進する事
ができる。本発明者らは、現在のところ、多孔質層10
1はその内部の微細な孔の表面エネルギーの為、微細な
孔を含まない平滑な層にくらべエネルギー的に不安定な
状態にあるので、励起エネルギーが与えられ多孔質層1
01を構成する原子の結合が緩むと、安定な状態である
平滑な層102に変性されるものと考えている。特に水
素が結晶を構成する原子に結合すると、さらに結晶原子
間の結合が不安定化し、励起エネルギーの効果が促進さ
れると思われる。その際、多孔質層101はもとの結晶
基板100の結晶性を保持しているため、平滑層102
も元の結晶基板100の結晶性を引き継ぐものと考えら
れる。
て、平滑層102とすることにより、極めて薄い結晶性
薄膜を剥離することができ、半導体装置の半導体層とし
て極めて有用である。
質層101を完全に平滑層102に変性した場合は、元
々の結晶基板と同等になってしまい、薄い層に剥離でき
なくなる場合がある。これを考慮すると、多孔質層10
1の微細孔の大きさ、例えば微細孔の径や多孔質の多さ
を指標する多孔度を、基板100の表面側から奥に向け
て変化させることが好ましい。図4にその一例を示す。
ここで、基板100は、結晶性の基体300の結晶基板
320と、多孔質層の多孔質層301’と、平滑化され
る平滑層301”とから構成される。基板100の表面
に設けた平滑層301”は、例えば、その奥の多孔質層
301’より微細孔が順次小さくなって平滑される。こ
の様な構成をとることにより、同一の励起エネルギーを
与えた際に平滑層301”は完全に平滑化するが、多孔
質層301’の中にはかなり大きな孔が残り、この部分
から平滑化した平滑層301”を剥離する事ができる。
これは、微細孔が大きいと、その表面エネルギーが下が
るので、平滑層との安定性の差が少なく変性の推進力が
弱くなるためと考えられる。
ためには、例えば陽極化成の途中で化成の条件を変えれ
ば良い。SEM観察の結果によると、他の条件が同一な
ら一般にふっ酸の濃度が低いほど微細孔は大きくなる。
また化成の電流を大きくする程微細孔は大きくなる。従
って始め高濃度のふっ酸で化成をしてから、引き続き低
濃度のふっ酸で化成をする、あるいは始め小電流で化成
をしてから引き続き大電流で化成をする等の方法が採用
できる。
孔の大きさは一定でも、励起エネルギーを多孔質層の表
面側程強く与える事によって表面側を実質的に平滑層4
01”に変性し、奥の方に多孔質層401’を残す事が
できる。そのためには表面側からエネルギー放射402
を与えると良い。電磁波、特に物質に強く吸収される波
長の短い輻射や、電子線の様に物質との相互作用の強い
エネルギー粒子線は表面近くで吸収されてしまい、奥の
方では相対的に変性の作用が弱まるので本発明で用いる
励起エネルギー源として効果的である。本発明者らの知
見によると、その様な励起エネルギーの放射源として
は、たとえば波長が600nmより短い光(紫外光を含
む)を強く放射する光源が好適で、キセノンランプ、エ
キシマレーザー、YAGレーザー(第2高調波以上)等
が利用可能である。また真空排気可能なチャンバー内に
設けられた電子銃を使用した電子線ビームの放射も好適
に使用することができる。
めには、少なくとも一つの半導体接合を形成する事が必
要となる。その為の最も一般的な方法は適当なドーパン
トの熱拡散である。
を行い、半導体接合104を形成する例を示した。例え
ば平滑層102がp-であると、平滑層102の表面か
らn型のドーパントを拡散して、表面側をn+とし(工
程(c))、ついで半導体接合104の形成された平滑
層102を基体100から剥離すればよい(工程
(d))。
2または図3に示したように平滑層202の表面に、こ
れとは導電型の異なる結晶層205を成長する事もでき
る。ここで、図2の構成においては、導電型の異なる結
晶層205を平滑層204に比べ薄くしており、太陽光
は結晶層205側から入射するのに適しているが、図3
の構成においては、導電型の異なる結晶層205’を平
滑層204に比べ厚くしており、太陽光は平滑層204
側から入射するのに適している。太陽電池モジュールと
してどのような工程をとるかにより、適宜図2または図
3の構成を選択すればよい。ただし、図3の構成におい
ては結晶層205’が厚いためシラン、ジクロルシラ
ン、トリクロルシラン等のガスを用いる気相成長法で
は、成長に時間がかかる、1バッチの処理枚数が多く取
れない、またはガスのコストがかかる等の問題が生じ
る。
Al等の金属中にシリコン粒を溶かし込み、この中に結
晶性の基板を浸漬した後、溶液を過飽和状態として、こ
の基板上にシリコンを成長させる液層成長法が有利であ
る。液相成長法は成長速度を速くすることができ、1バ
ッチの処理枚数を多くする事が可能で、かつ使用原料が
廉価で、原料を無駄にする部分も少ない。
了した後、表面の多孔質層が剥離された結晶基体層12
0,220は、エッチング等の適当な表面処理の後、再
度工程(a)にまわし多孔質層を形成し、以下同様にし
て繰り返し使用ができるので、結晶基体のコストは低廉
になる。
上、多孔質層の厚さは基板の厚さの半分近くあるように
表現しているが、実際には、多孔質層の厚さ、即ち1回
の太陽電池の製造で減少する厚さは、数十μm乃至数μ
m程度で、基板の厚さの数十分の一乃至数百分の一に過
ぎず、基板は多数回の繰り返し使用が可能である。
減少するが、これは表面処理の終わった基体に、液相成
長法等で減少分だけ結晶層を成長させ補う事が可能で、
数十回〜数百回にわたり結晶基体を繰り返し使用するこ
とができる。
性能な太陽電池を作る事ができるが高価な単結晶基板を
実質的に必要な厚さだけスライスしながら使う事ができ
るので太陽電池の材料コストを低減できる。さらには単
結晶基板をスライスした部分を半導体接合の一部として
使用しながら、量産性に液相成長法で厚さを補うことが
できるので、さらに材料コストを大きく低減できる。し
かもこの場合には、新たにドーパントの熱拡散等の接合
形成は不要となり工程を簡略化できる。
の実施例をより詳細に説明するが、本発明の趣旨はこれ
まで説明してきた通りであり、本発明は以下の実施例に
より限定されるものではない。
陽電池の製法をさらに詳細に説明するもので、その製造
工程について、図6に従って説明する。
厚の単結晶シリコンウエハ100に、BCl3を熱拡散
源として、1200℃の温度でホウ素(B)の熱拡散を
行って、p+層101として形成した。基体層120上
に予めp+層101を形成することにより、陽極化成で
望ましい形状の多孔質層101を得られる。p+層10
1はHF溶液中で、表1の条件で陽極化成を行い、多孔
質シリコン層とされる。
気中で熱処理をした。まず石英管内にウエファ100を
配列し、常圧の水素気流中で、1050℃に昇温し、3
0分間の熱処理を行った。この熱処理の前後での多孔質
層102の形状の変化を見るため、倍率10万倍のSE
Mでウエファーの断面を観察した。熱処理前は、ウエフ
ァーの表面から深さ20μm以上にわたって直径10n
m程度の微細な孔がウエファーの深さ方向に伸びている
のが観察された。特に最深部の厚さ0.5μm程では孔
の直径が他の部分の2倍以上あり、空隙も広がっている
のが認めれた。これは陽極化成の工程で電流密度を30
mA/cm2に高めた時に形成されたと考えられる。熱
処理後には微細孔は、もともと微細孔が大きかった部分
103を除いて認められなくなっていた。また微細孔の
大きかった部分103でも、もともとあった不規則な形
状がほぼスムーズな丸みを帯びた形状に変化していた。
また電子線回折法で結晶性を確認したところ、基板10
0と同じ方位を持つ単結晶であることが確認された。
に、粘着テープを貼り、平滑層102を引き剥がし、抵
抗率を測定した所、比抵抗率は約0.1Ωcmであっ
た。多孔質層101は本来p+層から形成されている
が、平滑層102の比抵抗はやや高くなった。陽極化成
及び、平滑層102への変性の過程で、平滑層102中
でドーパントが偏析し、低濃度化した可能性がある。
p-層としては、これではやや低抵抗なので、熱処理を
行う際、水素気流中に2ppmの濃度のフォスフィン
(PH3)を混合し、やや真性化したところ、2Ωcm
の比抵抗率が得られた。以降はこの条件で得られた平滑
層102を用いた。
半導体接合104を形成した。そのために、まずCVD
装置にて、温度560℃で、平滑層102の表面にPS
G層(Phospho Silicate Glass)を20nm堆積した。
これを窒素気流中で、温度1050℃で30分アニール
し、平滑層102にリン(P)を拡散し、半導体接合1
04の表面をn+層とした。残ったPSGはふっ酸水溶
液でエッチング除去した。表面の抵抗は0.006Ω/
□だった。
る半導体接合104の表面n+層は、基板の縁辺にも形
成されため、この部分から接合がリークしやすいので、
基板の周辺部のn+層を、Q−SW付きの出力6WのY
AGレーザーを用いて除去し、図6(d)に示す105
の様な輪郭の角の部分を研削した形状とした。この様な
工程は4弗化メタンと酸素等を用いたドライエッチング
や、ふっ硝酸系のエッチング液を用いたウエットエッチ
ングによる事が多いが、レーザービームの使用によりマ
スクの形成等が不要となり生産性を高める事ができた。
も十分低くない。そこで発生した電流を収集するために
導電性の接着層でコートした太さ100μの銅のグリッ
ドワイヤ106をn+層105の表面に熱融着した。グ
リッドとしては一般に、印刷された導電性インクのパタ
ーンを焼成して形成される事が多いが、銅のワイヤ10
6を用いる事により断面形状で高さ/幅の比を大きくし
やすく、また焼成したパターンと異なり銅の本来の抵抗
値が利用できるので、入射光に対する影の面積の割に、
抵抗の低いグリッドを得る事ができた(図6(e))。
晶は一般に屈折率が高く、そのままでは入射光の反射損
失が大きいので、反射防止層107として2酸化チタン
の層を形成した。TiO(NO2)2からなるスプレー液
を塗布し、大気中で400℃で焼成し、厚さ約55nm
の反射防止層107を形成した(図6(f))。太陽電
池用の反射防止層の材料としては、SnO2、ITO、
ZnO等も利用可能であるが、2酸化チタンの方がこれ
らの材料より近赤外線領域の透過率が高く、屈折率も高
いので高効率が得やすい。また塗布・焼成で形成したた
めCVD、スパッタリング等に比べ生産性を高める事が
できた。
としてEVAシートとETFEシート(商品名テフゼ
ル)を張り合わせ、180℃で1時間で熱圧着し、ラミ
ネーション層108とした。ついで基板100の裏側を
真空でチャッキングし、ラミネーション層を端の方から
引っ張ったところ、多孔質層103の内部から破壊が起
こり、平滑層102以上の部分が剥がれた。剥がし終わ
った基板100、平滑層102には、各々破壊された多
孔質層の残さ109が残った(図6(g))。
にステンレス板110を、アルミペースト111を接着
剤として貼りけ、150℃でキュアした。この時、平滑
層102の裏面の多孔質層の残さ109は特に除去しな
かった。こうして表面にラミネーションがかかった太陽
電池が形成された。基体層120の表面に残った多孔質
層の残さ109はふっ酸水溶液でエッチングし除去する
ことができ、基体層120は再利用に供される。
が入射される構成になっている。すなわち半導体接合1
04の近傍に主たる空乏層が形成される。一方多孔質層
の残さ109はp+層なので、高抵抗化した平滑層10
2との間にBSF(Backing Surface Field)を形成
し、裏面側でのキャリアの再結合を防止し変換効率の向
上に寄与する。AM1.5(100mW/cm2)光照射
下で、この太陽電池をのI―V特性を測定したところ変
換効率12.6%を得た。また工程(g)で再生された
基板100の基体層120を、再度工程(a)−(h)
に回し、同様な太陽電池を形成し、I―V特性を測定し
たところ変換効率12.8%を得た。こうして本発明の
方法で繰り返し太陽電池が作製できる事が分かった。こ
のように表面を処理した基板は再度利用する事ができ
た。また本実施例の太陽電池は曲率半径3cmに湾曲さ
せた後、再度測定しても変化は認められず、極めてフレ
キシビリティが高い事が分かった。
電池の製法を、図7を参照しつつさらに詳細に説明する
ものである。
厚の単結晶シリコンウエハ200に、BCl3を熱拡散
源として、1200℃の温度でBの熱拡散を行ってp+
層201を形成した(図7(a))。結晶基体層220
上のp+層201は、陽極化成で望ましい形状の多孔質
層を得るために形成する。次にHF溶液中で、表2の条
件で陽極化成を行い、p+層201を多孔質シリコン層
とした。
気中で熱処理した。まず石英管内にウエファを配列し常
圧の水素気流中で1050℃に昇温し30分間の熱処理
を行った(図7(b))。この熱処理の前後での多孔質
層の形状の変化を見るため、倍率10万倍のSEMでウ
エファーの断面を観察した。熱処理前は、ウエファーの
表面から深さ1μm以上にわたって、直径10nm程度
の微細な孔がウエファーの深さ方向に伸びているのが観
察された。特に最深部の厚さ0.5μm程では孔の直径
が他の部分の2倍以上あり、空隙も広がっているのが認
めれた。熱処理後には微細孔は、もともと微細孔が大き
かった部分203を除いて認められなくなっていた。ま
た微細孔の大きかった部分203でも、もともとあった
不規則な形状がほぼスムーズな丸みを帯びた形状に変化
していた。また電子線回折法で結晶性を確認したとこ
ろ、基板と同じ方位を持つ単結晶であることが確認され
た。
2の表面に徐冷法と呼ばれる方法でシリコンの液相エピ
タシャル成長を行なった。まず水素気流中のカーボン・
ボート内で900℃で金属インジウム(In)を溶融し
た。溶液を攪拌しつつこの中に多結晶シリコン粒を溶か
して飽和とした後、さらにSiの0.001at%のリ
ンを溶かし込んでn-層成長用の溶液とした。次に基板
の温度が水素気流中で溶液の温度に一致するまで待って
から、溶液中に浸漬し冷却速度−1.0℃/分で徐冷し
て平滑層202の上に厚さ30μmのn-層205を堆
積し溶液から引き上げた。ついでさらに別に用意された
カーボン・ボート内に900℃で金属インジウム(I
n)を溶融しSiで飽和とし、さらにSiの0.1at
%のリンを溶かし込みn+層成長用の溶液とした。この
中にn-層205まで形成された基板を浸漬し、厚さ0.
5μmのn+層206を堆積して溶液から引き上げた
(図7(c))。液相成長法では、成長初期に基板の表
面がある程度溶かし込まれてしまうメルトバックと呼ば
れる現象が起こりやすい。本発明者らの検討によると、
メルトの過飽和度を厳密に制御しないと、10nm−1
00nm程度のメルトバックが起りうるが、本実施例の
様に平滑層202の厚さを約0.5μm程度にしておく
とメルトバックによるトラブルは起こらない。
異なり、成長が終わった表面にステンレス板207をア
ルミペースト208で貼り付け焼成した。この後基板2
00をチャッキングして、ステンレス板207を端の方
から引っ張った所、多孔質層のまま残っていた部分20
3から剥がれた(図7(d))。
はふっ酸水溶液でエッチングし除去することができた。
こうして剥がして現れた平滑層の表面の抵抗を測定した
ところ、0.005Ω/□と低い値になっており、平滑
層202はp+層と呼びうる事が確認された。
2の多孔質層の残さ209もふっ酸水溶液にて除去し
た。多孔質層は比表面積が大きいので平滑層202に比
べエッチング速度がはるかに大きいので、平滑層202
に殆ど損傷なく除去する事ができた。ついで実施例1と
同様にしてYAGレーザーにて平滑層202の周辺をス
クライブした(図7(e))。
ワイヤ210を熱融着した。
O2の反射防止層211を形成した。
ネーション層212を形成した。
から太陽光が入射される構成になっている。すなわち半
導体接合204の近傍に主たる空乏層が形成される。一
方表面側に設けたn+層は n-層205との間にBSF
(Backing Surface Field)を形成し、n+層側でのキャ
リアの再結合を防止し、変換効率の向上に寄与する。A
M1.5(100mW/cm2)光照射下で、この太陽電
池をのI―V特性を測定したところ変換効率14.7%
を得た。また工程(d)で再生された基板200を、再
度工程(a)−(h)に回し、同様な太陽電池を形成
し、I―V特性を測定したところ変換効率14.5%を
得た。こうして本発明の方法で繰り返し太陽電池が作製
できる事が分かった。このように表面を処理した基板は
再度利用する事ができた。このように表面を処理した基
板は、再度工程(a)に回し再度利用する事ができた。
また本実施例の太陽電池は、曲率半径3cmに湾曲させ
た後再度測定しても変化は認められず、極めてフレキシ
ビリティが高い事が分かった。
陽電池の、実施例1とは異なる製法を説明するものであ
る。
法により多孔質層101を形成した。ただし、化成電流
は表3に示した通り終始一定とした。
設けられたステージに固定し、アルゴン雰囲気中で、表
面からXeClエキシマレーザーを照射した。発振波長
=308nmで、10Hzで発振し、パルス幅は35n
secであった。ビームは均一化の後、ほぼ10×10
mm2の面積に集光され、その強度は約100mJ/c
m2であった。また、ステージを駆動して基板の全面積
がレーザーの照射を受けるようにした。レーザー照射の
前後での多孔質層の形状の変化を見るため、倍率10万
倍のSEMでウエファーを面を観察した。レーザー照射
前は、ウエファーの表面から深さ20μm以上にわたっ
て、直径10nm程度の微細な孔がウエファーの深さ方
向に伸びているのが観察された。一方ステージを駆動し
て、基板面に平均してパルスを100発程度照射した後
は、微細孔は殆ど認められなくなったが、深い部分10
3では、ほぼスムーズな丸みを帯びた形状の孔が集中し
ていた。これは強くレーザー照射を吸収した表面から、
多孔質層の変性が進み、陽極化成されていない部分との
界面に、微細孔がパイルアップしたためと思われる。
ろ、基板と同じ方位を持つ単結晶であることが確認され
た。こうして形成された平滑層102の表面に、粘着テ
ープを貼り、平滑層102を引き剥がし、抵抗率を測定
した所、比抵抗率は約0.1Ωcmであった。多孔質層
101は本来p+層から形成されているが、平滑層10
2の比抵抗はやや高くなった。陽極化成及び、平滑層1
02への変性の過程で、平滑層102中でドーパントが
偏析し、低濃度化した可能性がある。
p-層としては、これではやや低抵抗なので、レーザー
照射を行う際アルゴン気流中に10ppmの濃度の5弗
化リン(PF5)を混合し、やや真性化したところ、1
Ωcmの比抵抗率が得られた。以降はこの条件で得られ
た平滑層102を用いた。なお、本実施例の方法では、
陽極化成によって多孔質層に構造を持たせる必要がな
い。化成電流の制御により微細孔の大きな層を形成する
方法では、特に多孔質層が厚い場合は、電流の制御の精
度が低いと化成処理中に多孔質層が剥離してしまう場合
があったが、本実施例の方法では、微細孔が極端に大き
くなることがなく、容易に剥離の再現性が得られた。
実施した。
で、この太陽電池をのI―V特性を測定したところ、変
換効率11.5%を得た。また工程(g)で再生された
基板100を、再度工程(a)−(h)に回し、同様な
太陽電池を形成し、I―V特性を測定したところ、変換
効率11.7%を得た。こうして本発明の方法で繰り返
し太陽電池が作製できる事が分かった。このように表面
を処理した基板は、再度利用する事ができた。また本実
施例の太陽電池は、曲率半径3cmに湾曲させた後、再
度測定しても変化は認められず、極めてフレキシビリテ
ィが高い事が分かった。
電池の、実施例2とは異なる製法について説明する為の
ものである。
成法により多孔質層103を形成した。ただし化成電流
は、表4に示した通り終始一定とした。
バー内のステージに固定した。1.3×10-4Paまで
真空排気した後、表面から電子ビームを照射した。加速
電圧は5kV、電子ビーム電流は0.5Aであった。ま
た、ビームを20×20mm2の範囲で、10Hzで走
査した。また、電子ビーム照射の前後での多孔質層の形
状の変化を見るため、倍率10万倍のSEMでウエファ
ー表面を観察した。ビーム照射後は、基板の表面から深
さ1μm以上にわたって直径10nm程度の微細な孔が
ウエファーの深さ方向に伸びているのが観察された。一
方ステージを駆動して、基板面にビームを平均して10
回程度照射した後は、微細孔は殆ど認められなくなった
が、深い部分103では、ほぼスムーズな丸みを帯びた
形状の孔が集中していた。これは強く電子線を吸収した
表面から、多孔質層の変性が進み、陽極化成されていな
い部分との界面に、微細孔がパイルアップしたためと思
われる。
ろ、基板と同じ方位を持つ単結晶であることが確認され
た。本実施例では、平滑層はp+層として使用するた
め、より低抵抗化することが望ましいが、電子ビーム照
射後、高抵抗化している恐れがあるので、ビーム照射を
行う際、水素で5%に希釈した弗化ホウ素(BF3)を
流し、圧力を1.3×10-3Paとし、Bをドーピング
した。また、SEM観察によると、この方法で得られた
平滑層のほうが表面の平坦性が優れているように思われ
た。これは電子ビーム照射を行った際に、若干の水素を
流したことによる効果の可能性がある。以降はこの条件
で得られた平滑層202を用いた。なお、本実施例の方
法は、真空排気可能な装置を必要とする難点があるが、
他の方法に比べて、処理時間が短いことが特徴である。
実施した。
で、この太陽電池をのI―V特性を測定したところ、変
換効率13.5%を得た。また工程(g)で再生された
基板200を、再度工程(a)−(h)に回し、同様な
太陽電池を形成し、I―V特性を測定したところ、変換
効率13.2%を得た。こうして本発明の方法で繰り返
し太陽電池が作製できる事が分かった。このように表面
を処理した基板は、再度利用する事ができた。また本実
施例の太陽電池は、曲率半径3cmに湾曲させた後、再
度測定しても変化は認められず、極めてフレキシビリテ
ィが高い事が分かった。
合物半導体に適用できることを示すものである。以下、
図6に則して説明する。
のSiドープのn型単結晶ガリウム砒素ウエハ100
を、表5の条件で陽極化成を行い、多孔質101を形成
した。
気中で熱処理をした。まず石英管内にウエファ100を
配列し、常圧の水素気流中で、850℃に昇温し、30
分間の熱処理を行った。この熱処理の前後での多孔質層
の形状の変化を見るため、倍率10万倍のSEMでウエ
ファーの断面を観察した。熱処理前は、ウエファーの表
面から深さ2μm以上にわたって直径10nm程度の微
細な孔がウエファーの深さ方向に伸びているのが観察さ
れた。特に最深部の厚さ0.5μm程では、孔の直径が
他の部分の2倍以上あり、空隙も広がっているのが認め
れた。これは陽極化成の工程で、電流密度を50mA/
cm2に高めた時に形成されたと考えられる。熱処理後
には、微細孔はもともと微細孔が大きかった部分103
を除いて認められなくなっていた。また微細孔の大きか
った部分103でも、もともとあった不規則な形状がほ
ぼスムーズな丸みを帯びた形状に変化していた。また電
子線回折法で結晶性を確認したところ、基板と同じ方位
を持つ単結晶であることが確認された。
に、粘着テープを貼り、平滑層102を引き剥がし、熱
起電力法で導電型を調べたところ、p型になっていた。
基板は本来n型のはずであるが、Gaの格子点を占めて
いたSiがAsの格子点を占めるようになったものと思
われる。
導体接合104を形成した。この基板を外気からの遮断
が可能な容器内に設けられたステージに固定し、アルゴ
ン雰囲気中で、表面からXeClエキシマレーザーを照
射した。発振波長=308nmで、10Hzで発振し、
パルス幅は35nsecであった。ビームは均一化の
後、ほぼ10×10mm2の面積に集光され、その強度
は約150mJ/cm2であった。また、ステージを駆
動して基板の全面積がレーザーの照射を受けるようにし
た。ここで、表面にスポットを当てながら、低電位用の
表面電位形で平滑層の光起電力を測定した。レーザー光
照射の前は殆ど起電力がでなかったが、レーザー光照射
後は−0.5Vの起電力が認められた。これは強くレー
ザー光を吸収した平滑層の表面近傍で、温度の作用によ
り、Asの格子点を占めていたSiが再度Gaの格子点
を占めるようになり、n+に変化し、p型のままだった
部分との間に半導体接合104が形成されたためと思わ
れる。本工程の方法によれば、熱拡散や導電型の異なる
層の堆積等が不要で、半導体接合が特に簡単に形成でき
ることがわかった。
実施した。
が入射される構成になっている。すなわち半導体接合1
04の近傍に主たる空乏層が形成される。AM1.5
(100mW/cm2)光照射下で、この太陽電池をの
I―V特性を測定したところ変換効率15.6%を得
た。また工程(g)で再生された基板100を、再度工
程(a)−(h)に回し、同様な太陽電池を形成しI―
V特性を測定したところ変換効率15.5%を得た。こ
うして本発明の方法で繰り返し太陽電池が作製できる事
が分かった。このように表面を処理した基板は再度利用
する事ができた。また本実施例の太陽電池は曲率半径2
cmに湾曲させた後、再度測定しても変化は認められ
ず、極めてフレキシビリティが高い事が分かった。な
お、本実施例では、直接遷移型のGaAsを使用してい
るため、光の吸収が強く、厚さ2μm程度でも十分に太
陽光を吸収することができる。すなわち、結晶を基板の
まま使うのに比べ、本発明の方法のコスト面での優位性
がSiの場合以上に際立った。
低コストでフレキシビリティのある基板上に、変換効率
の高い薄膜結晶太陽電池を形成できるため、太陽電池の
用途を広げる事ができるようになった。また本発明によ
れば、特性の良好な薄膜結晶太陽電池を基板から剥離し
た後、該基板を再生して繰り返し使用することで、材料
の有効利用が図られ、太陽電池の製造コストが低減でき
るようになった。
要点を示したものである。
要点を示したものである。
要点を示したものである。
式図である。
例を示すものである。
全工程を示すものである。
全工程を示すものである。
孔質層 102 平滑層(p-層) 103、203 平滑層に変性されずに残った多孔質
層 104、204 半導体接合 105 熱拡散層(n+層) 106、210 グリッドワイヤ 107、211 反射防止層 108、212 ラミネーション層 109、209 多孔質層残さ 110、207 ステンレス板 111、208 導電性接着層 202 平滑層(p-層) 202’ 平滑層(p+層) 205 液相成長層(n+層) 205’ 液相成長層(n-層) 120、220、320、420 基体層
Claims (15)
- 【請求項1】 (a)結晶性の基体の表面に、多数の微
細孔を含む多孔質層を所定の厚さ形成する工程と、
(b)前記多孔質層の表面を含む一部を、実質上微細孔
を含まない結晶性の平滑層に変性する工程と、(c)前
記平滑層に変性されずに残った多孔質層の部分から、前
記結晶性の基体より剥離する工程と、を有することを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記結晶性の基体より前記平滑層を剥離
する前に、前記平滑層の内部に半導体接合を形成する工
程を有する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記剥離する工程の前に、前記平滑層の
表面に、前記平滑層とは導電型の異なる結晶性の層を形
成することにより半導体接合を形成する工程を有する請
求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記半導体接合を形成する工程は、前記
平滑層の表面からのドーパントの熱拡散を含む請求項2
に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記平滑層とは導電型の異なる結晶性の
層の形成は、液層成長法を含む請求項3に記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記多孔質層を平滑層に変性する工程
が、水素雰囲気下での熱処理を含む請求項1乃至5のい
ずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記多孔質層を平滑層に変性する工程
が、前記結晶性の基体から前記多孔質層の表面に向けて
微細孔の大きさを変化させることを特徴とする請求項1
乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記多孔質層を平滑層に変性する工程
が、前記多孔質層の表面からのエネルギー放射を含む請
求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造
方法。 - 【請求項9】 前記エネルギー放射が、波長600nm
以下の電磁波を含む請求項8に記載の半導体装置の製造
方法。 - 【請求項10】 前記エネルギー放射が、電子線を含む
請求項8に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 前記半導体装置は太陽電池を含む請求
項1乃至10のいずれか1項に記載の半導体装置の製造
方法。 - 【請求項12】 さらに(d)前記結晶性の基体より剥
離された平滑層の半導体上にグリッドワイヤを接合し、
更にその上に反射防止膜及びラミネート層を積層する工
程を有する請求項11に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項13】 (e)前記剥離された平滑層の裏に金
属板を貼り付ける工程を有する請求項12に記載半導体
装置の製造方法。 - 【請求項14】 前記平滑層が剥離された前記結晶体の
基体は、再度前記工程(a)の結晶体の基体として利用
される請求項1乃至10のいずれか1項に記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項15】 請求項1乃至14のいずれか1項に記
載の半導体装置の製造方法によって得られることを特徴
とする半導体装置。
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