JPH10267468A - 分配ヘッダー - Google Patents

分配ヘッダー

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JPH10267468A
JPH10267468A JP9071839A JP7183997A JPH10267468A JP H10267468 A JPH10267468 A JP H10267468A JP 9071839 A JP9071839 A JP 9071839A JP 7183997 A JP7183997 A JP 7183997A JP H10267468 A JPH10267468 A JP H10267468A
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Yuji Suefuji
祐二 末藤
Takayuki Yoshida
孝行 吉田
Atsushi Mochizuki
厚志 望月
Yoichi Hisamori
洋一 久森
Taku Sekiya
卓 関谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器において熱交換流体が適正に伝熱管
それぞれに分配され熱交換能率のよい分配ヘッダーを得
る。 【解決手段】 熱交換器に接続された主流路12の径よ
りも小さい径の分配孔13を介して、主流路12に分配
室14をそれぞれ連通する。そして、複数の分配室14
を配置してそれぞれに熱交換器を構成する複数の伝熱管
2を接続する。これによって、熱交換流体が配管5から
主流路12を通り分配孔13を経て分配室14に分配さ
れる。そして、分配孔13の直径が主流路12よりも小
さいため、流路損失抵抗が発生して熱交換流体がそれぞ
れの分配室14に均等に流入し、さらに分配室14の複
数の伝熱管2に均等に分流するので、熱交換器全面が効
率よく作動して熱交換能力を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和装置等
に使用される熱交換器に設けられる分配ヘッダーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図25〜図28は、従来の分配ヘッダー
を示す図で、図25は例えば1990年10月発行、日
本機械学会論文集第56巻530号に示された従来の熱
交換器のフィン箇所を拡大して示す斜視図、図26は例
えば特開平6−331290号公報に示された従来の熱
交換器のフィン箇所の正面図、図27は他の従来の熱交
換器のフィン箇所の正面図、図28は例えば特開平7−
120107号公報に示された従来の熱交換器の斜視図
である。
【0003】図において、1は熱交換器、2は熱交換器
1の伝熱管で、多数本が互いに並列に配置されて冷媒等
の熱交換流体が流れる。3は伝熱管2に密着して配置さ
れたフィンで、伝熱管2の表側及び裏側に交互に編み込
まれることによって伝熱管2に固定されている。また、
図27において、4は円柱状又は四角柱状をなし伝熱管
2列の両端に設けられたヘッダー、5はヘッダーに接続
されて熱交換流体が流される配管である。
【0004】また、図28において、6は配管5に接続
された分配器で、分配管7によって伝熱管2に接続され
ている。なお、伝熱管2は例えばφ1〜2mmの外径でφ
0.7〜1.7mmの内径の極細パイプが用いられ、また
フィン3は線径φ0.1〜0.5mmのワイヤーが細線フ
ィンとして用いられる。また、図25に示す矢印Aは熱
交換器1に対する空気流方向、図26における寸法Bは
フィン3の配置ピッチで0.3〜1.5mm程度であり、
また寸法Cは伝熱管2の配置ピッチで3〜6mm程度であ
る。
【0005】従来の熱交換器1は上記のように構成さ
れ、冷媒等の熱交換流体が配管5からヘッダー4を経て
多数の伝熱管2に流入する。そして、熱交換器1に対す
る空気流Aと熱交換流体との間で熱交換が行われて所要
の熱交換作用が達成される。そして、冷房時であれば伝
熱管2、フィン3に結露し伝熱管2等の表面を伝って適
所に排水される。また、熱交換された熱交換流体は他側
のヘッダー4を経て還流するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の熱
交換器において、ヘッダー4から複数の伝熱管2に熱交
換流体が気液共存で流入する場合に、それぞれの伝熱管
2において液相の熱交換流体が多く流入したり、気相の
熱交換流体が多く流入したりすることがある。このた
め、それぞれの伝熱管2の間で熱交換流体が蒸発する量
の相違が発生して、熱交換器1内で熱交換量が不均一に
なり熱交換器1全面が効率よく作動せず、熱交換能力が
低下するという問題点があった。
【0007】また、ヘッダー4の配管5接続部近くの伝
熱管1に流れる熱交換流体量と配管5接続部から離れた
伝熱管1に流れる熱交換流体量とに相違が発生して、熱
交換器1の効率が低下することになる。また、熱交換器
1に分配器6及び分配管7の設置を要するために、量産
性が低下し信頼性が損なわれると共に、設置のために余
計なスペースが必要になるという不具合があった。
【0008】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、熱交換器において熱交換流体が
適正に伝熱管それぞれに分配される分配ヘッダーを得る
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る分配ヘッ
ダーにおいては、熱交換器に接続される主流路と、この
主流路の径よりも小さい径の分配孔を介して主流路にそ
れぞれ連通されると共に、熱交換器を構成する複数の伝
熱管がそれぞれ接続された複数の分配室とが設けられ
る。
【0010】また、この発明に係る分配ヘッダーにおい
ては、主流路が横断面長方形に形成され、分配孔が主流
路横断面における長方形の隅部に設けられる。
【0011】また、この発明に係る分配ヘッダーにおい
ては、熱交換器に接続される主流路と、熱交換器を構成
する複数の伝熱管がそれぞれ接続された複数の分配室
と、少なくとも、長手の中心が主流路側に接続された第
一分流路及び長手の中心が第一分流路の端部に連通して
形成されて第一分流路の両端部にそれぞれ配置され両端
がそれぞれ分配室側に接続された第二分流路とが設けら
れる。
【0012】また、この発明に係る分配ヘッダーにおい
ては、熱交換器に接続される主流路を形成した分配管
と、主流路の径よりも小さい径の分配管出口孔を介して
主流路にそれぞれ連通されると共に、熱交換器を構成す
る複数の伝熱管がそれぞれ接続された分配室を構成する
複数の分配室管とが設けられる。
【0013】また、この発明に係る分配ヘッダーにおい
ては、分配室の高さ及び奥行きの少なくとも一方が、流
入した熱交換流体の液層の液面が表面張力によって異常
上昇せず均等高さに形成される寸法に設定される。
【0014】また、この発明に係る分配ヘッダーにおい
ては、長手の中心が主流路側に接続され両端がそれぞれ
分配室の間口方向の両端部に接続された分岐流路を設
け、この分岐流路を介して熱交換流体を分配室に流入
し、流入した熱交換流体の液層の液面が表面張力によっ
て異常上昇せず均等高さに形成される。
【0015】また、この発明に係る分配ヘッダーにおい
ては、伝熱管の先端から一定寸法離れた位置の側面に伝
熱管入口孔を設けて分配室内に対応する位置に配置し、
伝熱管が分配室に挿入されて分配室の内面に先端を当て
て配置される。
【0016】また、この発明に係る分配ヘッダーにおい
ては、伝熱管入口孔が、伝熱管の先端を傾斜して切断さ
れて形成される。
【0017】また、この発明に係る分配ヘッダーにおい
ては、伝熱管入口孔が、伝熱管の先端における端部側面
が切除されて端面に開口した切欠部によって形成され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1〜図3は、この発明の実施の形態の
一例を示す図で、図1は分配ヘッダーの縦断面図、図2
は図1の要部横断面図、図3は図1の分配ヘッダーを分
解して示す斜視図である。図において、2は前述の図2
8に示すような熱交換器1の伝熱管で、多数本が互いに
並列に配置されて冷媒等の熱交換流体が流れ、また図示
が省略してあるが前述の図25に示すようにフィン3が
配置されている。
【0019】9は分配ヘッダーで、厚い板からなる主体
10及びこの主体10にろう材によって接合されて装着
される蓋板11によて構成されている。12は主体10
に形成されて熱交換流体が流される配管5に一端が連通
した主流路である。13は主流路12に互いに離れて配
置された複数、例えば5個〜10個の分配孔で、主体1
0に設けられて主流路12の直径よりも小さい直径、例
えば径φ1mmに形成されている。
【0020】14は主体10に設けられた分配室で、分
配孔13のそれぞれに対応して形成されて、複数の伝熱
管2、例えば10本〜30本がろう材によって接合され
て接続されている。15は主流路12及び分配孔13に
おける熱交換流体の流れである。なお、主流路12、分
配孔13及び分配室14は、主体10に凹設され、主体
10に蓋板11が装着されることによって周壁によって
囲まれた空所として形成される。
【0021】上記のように構成された分配ヘッダー9に
おいて、冷媒等の熱交換流体が配管5から分配ヘッダー
9へ流入すると、熱交換流体は主流路12を通って分配
孔13から、それぞれの分配孔13に対応して設けられ
た分配室14に分配される。そして、分配孔13の直径
が主流路12の直径よりも小さいので、流路損失抵抗が
発生する。この流路損失抵抗によって熱交換流体はそれ
ぞれの分配孔13に均等に流入する。
【0022】これによって、分配孔13に均等に流入し
た熱交換流体は、分配室14を経て分配室14に接続さ
れた複数の伝熱管2に、さらに均等に分流する。したが
って、それぞれの伝熱管2の間で熱交換流体が蒸発する
量に相違が発生することがなく、熱交換器1内で熱交換
量が均一になり熱交換器1全面が効率よく作動して、熱
交換能力が向上する。
【0023】また、前述の図28における熱交換器1の
ように、熱交換器1に分配器6及び分配管7の設置を要
せず、量産性がよく、信頼性の高い熱交換器1を得るこ
とができる。また、分配器6及び分配管7の設置のため
に余計なスペースが不要となるので、熱交換器1を容易
に設置することができる。
【0024】なお、図1〜図3における実施の形態にお
いて、分配孔13が径φ10mm程度である場合には、流
路損失抵抗が小さくなるので配管5の接続部近くの分配
孔13に流れ込む熱交換流体の量が多くなる。このた
め、熱交換流体量が不均一となって熱交換効率が低下す
る。
【0025】実施の形態2.図4は、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、分配ヘッダーを分解して示
す斜視図である。図において、前述の図1〜図3と同符
号は相当部分を示し、13は主流路12と分配室14の
間の隔壁に設けられた貫通孔からなる分配孔である。
【0026】上記のように構成された分配ヘッダー9に
おいても、主流路12と分配室14に連通して、主流路
12の直径よりも小さい分配孔13が設けられる。した
がって、詳細な説明を省略するが図4の実施の形態にお
いても図1〜図3の実施の形態と同様な作用が得られ
る。
【0027】なお、図4の実施の形態においては貫通孔
によって分配孔13が形成されるので、前述の図1〜図
3の実施の形態において主体10に蓋板11をろう材に
よって接合する際に、分配孔13がろう材によって詰ま
る不具合を解消することができる。
【0028】実施の形態3.図5も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、分配ヘッダーの横断面図で
ある。図において、前述の図1〜図3と同符号は相当部
分を示し、12は横断面が長方形をなす主流路、13は
主流路12の横断面を形成する長方形の隅部に設けられ
た分配孔、16は主流路12における熱交換流体の気
層、17は主流路12における熱交換流体の液層であ
る。
【0029】上記のように構成された分配ヘッダー9に
おいても、主流路12と分配室14に連通して、主流路
12の直径よりも小さい分配孔13が設けられる。した
がって、詳細な説明を省略するが図5の実施の形態にお
いても図1〜図3の実施の形態と同様な作用が得られ
る。
【0030】また、図5の実施の形態において次に述べ
る作用が得られる。すなわち、冷媒等の低温の熱交換流
体は分配ヘッダー9内部において気、液二相の状態で流
れる。そして、図5に示すように主流路12内では、主
流路12の内壁面に沿って液層17が流れ、また主流路
12の中心部には気層16が流れ、すなわち環状流の流
動様式で熱交換流体が流れる。
【0031】そして、主流路12のように横断面が長方
形の流路の場合には、主流路12の長方形横断面の隅部
において液層17の液膜厚さが最も厚くなる。この液層
17の液膜厚さが最も厚い箇所に分配孔13が配置され
ているので、液層17の熱交換流体の供給を最も受けや
すくなる。したがって、それぞれの分配孔13に接続さ
れた分配室14及び分配室14に接続された伝熱管2も
液層17の熱交換流体の供給を最も受けやすくなる。
【0032】なお、熱交換器1の熱交換効率は、液層1
7の熱交換流体の流量の影響を受け、液層17の熱交換
流体の供給が得られない場合には熱交換効率が低下す
る。しかし、図5の実施の形態による構造においては液
層17の熱交換流体の供給が確実に得られる。したがっ
て、熱交換器1が一層効率よく作動して熱交換能力が向
上する。
【0033】実施の形態4.図6も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、分配ヘッダーの縦断面図で
ある。なお、図6の他は前述の図1〜図3の実施の形態
と同様に分配ヘッダーが構成されている。図において、
前述の図1〜図3と同符号は相当部分を示し、18は主
体10に設けられた第一分流路で、長手の中心が主流路
12に連通して形成されている。19は主体10に設け
られた第二分流路で、長手の中心が第一分流路18の端
部に連通して形成され、第一分流路18の両端部にそれ
ぞれ配置されている。
【0034】20は主体10に設けられた第三分流路
で、長手の中心が第二分流路19の端部に連通して形成
され、第二分流路19の両端部にそれぞれ配置されると
共に、両端部がそれぞれ分配室14に連通して形成され
ている。なお、第一分流路18、第二分流路19、第三
分流路20及び分配室14は、主体10に凹設され、主
体10に蓋板11が装着されることによって周壁によっ
て囲まれた空所として形成される。
【0035】上記のように構成された分配ヘッダーにお
いて、冷媒等の熱交換流体が配管5から分配ヘッダー9
へ流入すると、熱交換流体は主流路12を通って第一分
流路18、第二分流路19及び第三分流路20によって
分岐して流れる。そして、それぞれの分流路が対称状態
に構成されているので、それぞれの分流路によって等し
く分配される。
【0036】要するに図6の実施の形態は、長手の中心
が主流路12側に接続された第一分流路18及び長手の
中心が第一分流路18の端部に連通して形成されて第一
分流路18の両端部にそれぞれ配置されて両端がそれぞ
れ分配室14側に接続された第二分流路19を、少なく
とも構成して冷媒等の熱交換流体を分配室14側に均等
に分配するようにしたものである。
【0037】これによって、分配室14に熱交換流体が
均等に流入して、分配室14に接続された複数の伝熱管
2に、さらに均等に分流する。したがって、それぞれの
伝熱管2の間で熱交換流体が蒸発する量に相違が発生す
ることがなく、熱交換器1内で熱交換量が均一になり熱
交換器1全面が効率よく作動して、熱交換能力が向上す
る。
【0038】実施の形態5.図7〜図9も、この発明の
他の実施の形態の一例を示す図で、図7は分配ヘッダー
の斜視図、図8は図7の要部を横断して示す拡大斜視
図、図9は図7の要部拡大横断面図である。図におい
て、前述の図1〜図3及び図5と同符号は相当部分を示
し、2は前述の図28に示すような熱交換器1の伝熱管
で、多数本が互いに並列に配置されて冷媒等の熱交換流
体が流れ、また図示が省略してあるが前述の図25に示
すようにフィン3が配置されている。
【0039】21は長手の一端に配管5が接続された分
配管で、横断面が楕円形状をなす主流路12を形成し長
手に沿い互いに離れて分配管出口孔22が設けられてい
る。23は分配室管で、角管からなり分配管出口孔22
にそれぞれ対応して複数個が配置されて、長手が分配管
21に沿って配置され分配管21にろう材により接合さ
れて密着され、内部にそれぞれ分配室14が形成されて
分配管出口孔22に対応した分配室入口孔24が設けら
れ、またそれぞれの分配室14に長手に沿って互いに離
れて多数の伝熱管2がろう材によって接合されて接続さ
れている。
【0040】なお、分配管21及び分配室管23を主要
部として分配ヘッダー9が形成される。また、分配管出
口孔22及び分配室入口孔24の少なくとも一方は主流
路12の直径よりも小さい直径に形成されている。ま
た、分配室管23は2個〜10個が配置されるが、10
個以上を配置することも可能である。また、それぞれの
分配室管23には10本〜30本の伝熱管2が接続され
る。
【0041】上記のように構成された分配ヘッダー9に
おいても、主流路12と分配室14に連通して、主流路
12の直径よりも小さい分配管出口孔22及び分配室入
口孔24の少なくとも一方が設けられる。したがって、
詳細な説明を省略するが図7〜図9の実施の形態におい
ても、図1〜図3の実施の形態と同様な作用が得られ
る。
【0042】また、図7〜図9の実施の形態において、
分配管出口孔22及び分配室入口孔24は横断面楕円形
状の主流路12の横断面の下端寄りに設けられている。
このため、冷媒等の低温の熱交換流体が環状流の流動様
式となる気、液二相の流れの特徴及び重力の影響によっ
て、主流路12の横断面の下端寄りで液層17の液膜厚
さが最も厚くなる。この現象によって分配管出口孔22
及び分配室入口孔24付近の液層17の液膜厚さが最も
厚くなる。
【0043】したがって、この箇所において液層17の
熱交換流体の供給を最も受けやすくなる。すなわち、そ
れぞれの分配管出口孔22及び分配室入口孔24に接続
された分配室14及び分配室14に接続された伝熱管2
も液層17の熱交換流体の供給を最も受けやすくなる。
【0044】なお、熱交換器1の熱交換効率は、液層1
7の熱交換流体の流量の影響を受け、液層17の熱交換
流体の供給が得られない場合には熱交換効率が低下す
る。しかし、図7〜図9の実施の形態による構造におい
ては液層17の熱交換流体の供給が確実に得られる。し
たがって、熱交換器1が一層効率よく作動して熱交換能
力が向上する。
【0045】また、複数の分配室管23を設けることに
よって、熱交換器1の分割が可能になり熱交換器1の容
量等の変更に容易に対応することができる。すなわち、
分配室管23をを所要数追加することによって、容易に
所要容量の熱交換器1を得ることができる。さらに、熱
交換器製造過程において熱交換器1を分配室管23単位
で標準化したり管理したりすることができ、製造過程に
おいても物品保管場所の省スペース等の合理化ができて
生産性を向上することができる。
【0046】実施の形態6.図10及び図11も、この
発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図10は分配
ヘッダーの斜視図、図11は図10の要部を横断して示
す拡大斜視図である。図において、前述の図7〜図9と
同符号は相当部分を示し、2は前述の図28に示すよう
な熱交換器1の伝熱管で、多数本が互いに並列に配置さ
れて冷媒等の熱交換流体が流れ、また図示が省略してあ
るが前述の図25に示すようにフィン3が配置されてい
る。
【0047】25は長手の一端に配管5が接続された分
配管で、横断面が円形をなす主流路12を形成し、主流
路12の円形の中心対向位置に配置されて長手に沿って
互いに離れて、主流路12の直径よりも小さい直径の分
配管出口孔22が設けられている。
【0048】26は分配室管で、一側が開口した箱状を
なし分配管出口孔22にそれぞれ対応して複数個が配置
され、長手が分配管21に沿って配置されて開口部が分
配管25にろう材によって接合されて密着されることに
よって、内部にそれぞれ分配室14が形成され、またそ
れぞれの分配室管26に長手に沿って互いに離れて多数
の伝熱管2がろう材によって接合されて接続されてい
る。
【0049】上記のように構成された分配ヘッダー9に
おいても、主流路12と分配室14に連通して、主流路
12の直径よりも小さい直径の分配管出口孔22が設け
られる。したがって、詳細な説明を省略するが図10及
び図11の実施の形態においても、図7〜図9の実施の
形態と同様な作用が得られる。また、図10及び図11
の実施の形態において、前述の図7〜図9の実施の形態
における分配管出口孔22及び分配室入口孔24の位置
合わせを要せず、容易に組立てることができる。
【0050】実施の形態7.図12も、この発明の他の
実施の形態の一例を示す図で、図12は分配ヘッダーの
縦断面図である。図において、前述の図7〜図9と、1
0及び図11と同符号は相当部分を示し、2は前述の図
28に示すような熱交換器1の伝熱管で、多数本が互い
に並列に配置されて冷媒等の熱交換流体が流れ、また図
示が省略してあるが前述の図25に示すようにフィン3
が配置されている。
【0051】25は長手の一端に配管5が接続された分
配管で、横断面が円形をなす主流路12を形成し、主流
路12の円形の中心対向位置に配置されて長手に沿って
互いに離れて主流路12の直径よりも小さい直径の分配
管出口孔22を有するキャピラリー管27が設けられて
いる。
【0052】23はキャピラリー管27のそれぞれに配
置されてキャピラリー管27に接続された分配室管で、
分配室管23に長手に沿って互いに離れて多数の伝熱管
2がろう材によって接合されて接続されている。なお、
キャピラリー管27は分配管25及び分配室管23にろ
う材によって接合されている。
【0053】上記のように構成された分配ヘッダー9に
おいても、主流路12と分配室14に連通して、主流路
12の直径よりも小さい直径の分配管出口孔22が設け
られる。したがって、詳細な説明を省略するが図12の
実施の形態においても、図1〜図3の実施の形態と同様
な作用が得られる。
【0054】実施の形態8.図13〜図15も、この発
明の他の実施の形態の一例を示す図で、図13は分配ヘ
ッダーの要部縦断面図、図14は図13の要部拡大図、
図15は図13の分配ヘッダーに類似した他の分配ヘッ
ダーの実施の形態を示す図13相当図である。なお、図
13〜図15の他は前述の図1〜図3の分配ヘッダーと
同様に分配ヘッダーが構成されている。
【0055】図において、前述の図1〜図3、図5と同
符号は相当部分を示し、2は前述の図28に示すような
熱交換器1の伝熱管で、多数本が互いに並列に配置され
て冷媒等の熱交換流体が流れ、また図示が省略してある
が前述の図25に示すようにフィン3が配置されてい
る。28は分配室14における熱交換流体の気、液二相
の流れの液層17の液面である。
【0056】上記のように構成された分配ヘッダー9に
おいて、分配室14に流入した冷媒などの低温の熱交換
流体は、その流速の減少に伴い気液二相流から気層16
及び液層17に分離して分離流となる。そして、その後
に伝熱管2へ流れて外部空気と熱交換を行う。
【0057】そして、図15に示すように分配室14が
狭い場合には、気、液二相に分離した熱交換流体の液層
17が分配室14の両端部で液層17の表面張力によっ
て液面28が上昇する。これによって、図15に示すよ
うに液面28が分配室14内の上面に接するので液膜厚
さが厚くなる。
【0058】したがって、図13に示すように分配室1
4の両端部寄りに配置された伝熱管2の開口端が液層1
7中に沈み込んだ状態となる。このため、分配室14の
両端部寄りの伝熱管2には熱交換流体の液層17のみが
流れる。また、分配室14の中央部寄りに配置された伝
熱管2では、分配室14の両端部寄りの伝熱管2から気
層16が流出しないために気層16が多く流出する。
【0059】このように、分配室14の間口方向におけ
る熱交換流体の液面28状態が異なることによって、伝
熱管2に流れる液層17流量の差異が生じ、分配が不均
一になり熱交換器1の熱交換能力が低下する。しかし、
図14に示すように分配室14の高さDを5〜10mm程
度と高くすると、分配室14内で分離した熱交換流体の
液層17における表面張力による液面28上昇の現象を
抑制することができる。
【0060】そして、液面28を水平に保つことができ
て分配室14の間口方向における伝熱管12の開口端そ
れぞれにおける熱交換流体の液層17の液面28状態、
すなわち液膜厚さを均一化することができる。したがっ
て、それぞれの伝熱管2に均一に熱交換流体を分配する
ことができて熱交換器1の熱交換能力が向上する。
【0061】実施の形態9.図16も、この発明の他の
実施の形態の一例を示す図で、図16は分配ヘッダーの
分配室箇所の横断面図である。なお、図16の他は前述
の図1〜図3の分配ヘッダーと同様に分配ヘッダーが構
成されている。図において、前述の図1〜図3、図13
〜図15と同符号は相当部分を示し、14は分配室で、
横断面方向が、すなわち図16に示すように奥行きEに
形成されている。
【0062】上記のように構成された分配ヘッダー9に
おいて、図16に示すように分配室14の奥行きEを3
〜8mm程度と深くすると、分配室14内で分離した熱交
換流体の液層17における表面張力による液面28上昇
の現象を抑制することができる。
【0063】そして、液面28を水平に保つことができ
て分配室14の間口方向における伝熱管12の開口端そ
れぞれにおける熱交換流体の液層17の液面28状態、
すなわち液膜厚さを均一化することができる。したがっ
て、それぞれの伝熱管2に均一に熱交換流体を分配する
ことができて熱交換器1の熱交換能力が向上する。
【0064】実施の形態10.図17も、この発明の他
の実施の形態の一例を示す図で、図17は分配ヘッダー
の要部縦断面図である。なお、図17の他は前述の図1
〜図3の分配ヘッダーと同様に分配ヘッダーが構成され
ている。図において、前述の図1〜図3、図5と同符号
は相当部分を示し、2は前述の図28に示すような熱交
換器1の伝熱管で、多数本が互いに並列に配置されて冷
媒等の熱交換流体が流れ、また図示が省略してあるが前
述の図25に示すようにフィン3が配置されている。
【0065】29は分岐流路で、長手の中心が分配孔1
3に接続され長手の両端がそれぞれ分配室14の間口方
向の長手端部に配置されている。30は分岐流路29の
長手両端部にそれぞれ設けられた分配室入口孔で、それ
ぞれ分配室14の間口方向の長手端部に開口している。
【0066】上記のように構成された分配ヘッダー9に
おいて、冷媒などの低温の熱交換流体が分配孔13から
流入すると、分岐流路29の長手中心が分配孔13に接
続されているので、分岐流路29の両端方向へ分流して
両方の分配室入口孔30に均等に分配される。そして、
分配室14に流入しその流速の減少に伴い気液二相流か
ら気層16及び液層17に分離して分離流となり、その
後に伝熱管2へ流れて外部空気と熱交換を行う。
【0067】そして、分配室14に間口方向の両端から
それぞれ熱交換流体が流入するため、分配室14への流
入の慣性力によって分配室14の間口方向両端部におけ
る熱交換流体の表面張力による液面28上昇を抑制する
ことができる。これにより、液面28を水平に保つこと
ができて分配室14の間口方向における伝熱管12の開
口端それぞれにおける熱交換流体の液層17の液面28
状態、すなわち液膜厚さを均一化することができる。し
たがって、それぞれの伝熱管2に均一に熱交換流体を分
配することができて熱交換器1の熱交換能力が向上す
る。
【0068】実施の形態11.図18〜図20も、この
発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図18は分配
ヘッダーの要部拡大縦断面図、図19は図18の要部横
断面図、図20は図18の分配ヘッダーに類似した他の
分配ヘッダーの実施の形態を示す図18相当図である。
なお、図18〜図20の他は前述の図1〜図3の分配ヘ
ッダーと同様に分配ヘッダーが構成されている。
【0069】図において、前述の図1〜図3、図5と同
符号は相当部分を示し、2は前述の図28に示すような
熱交換器1の伝熱管で、多数本が互いに並列に配置され
て冷媒等の熱交換流体が流れ、また図示が省略してある
が前述の図25に示すようにフィン3が配置されてい
る。
【0070】そして、伝熱管2が分配室14に挿入され
て分配室14の空間を横切って配置され、分配室14空
間に対応する側面に伝熱管入口孔31が設けられてい
る。また、伝熱管入口孔31はφ0.5〜0.7mm程度
の孔からなり、全ての伝熱管2において分配室14内の
端部から等しい距離に配置されている。
【0071】上記のように構成された分配ヘッダー9に
おいて、分配室14に流入した冷媒などの低温の熱交換
流体は、その流速の減少に伴い気液二相流から気層16
及び液層17に分離して分離流となる。そして、その
後、伝熱管2へ流れて外部空気と熱交換を行う。
【0072】そして、図20に示すように分配室14内
における伝熱管2の突出寸法に差異がある場合に、突出
寸法の大きい伝熱管2には熱交換流体の気層16のみが
流出し、また突出寸法の少ない伝熱管2には熱交換流体
の液層17のみが流れる。したがって、伝熱管2での熱
交換流体の分配が不均一になり熱交換器1の熱交換能力
が低下する。
【0073】しかし、図18に示す伝熱管2の場合に
は、伝熱管入口孔31が全ての伝熱管2において分配室
14内の内面から等しい距離に配置されている。このた
め、それぞれの伝熱管2に等しく熱交換流体が供給され
るので、熱交換器1の熱交換能力が向上する。なお、伝
熱管入口孔31が全ての伝熱管2において分配室14内
の端部から等しい距離に配置するために、次に述べる加
工が行われる。
【0074】すなわち、伝熱管2の分配室14に挿入さ
れる端部に、先端からの一定位置における側面に伝熱管
入口孔31設けられる。そして、伝熱管2の伝熱管入口
孔31側の端部が分配室14に挿入され分配室14の内
面に突き当てて配置されて、ろー材によって接合され
る。これによって、全ての伝熱管2の伝熱管入口孔31
を分配室14内面から等しい位置に容易に配置すること
ができる。
【0075】実施の形態12.図21及び図22も、こ
の発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図21は分
配ヘッダーの要部拡大縦断面図、図22は図21の要部
横断面図である。なお、図18〜図20の他は前述の図
1〜図3の分配ヘッダーと同様に分配ヘッダーが構成さ
れている。図において、前述の図1〜図3、図5と同符
号は相当部分を示す。
【0076】2は前述の図28に示すような熱交換器1
の伝熱管で、多数本が互いに並列に配置されて冷媒等の
熱交換流体が流れ、また図示が省略してあるが前述の図
25に示すようにフィン3が配置されている。そして、
伝熱管2は分配室14に挿入されて分配室14の空間を
横切って配置され、先端が分配室14の内面に当たった
状態で斜めに切断されて、その切断面32に伝熱管入口
孔33が形成されている。
【0077】上記のように構成された分配ヘッダー9に
おいても、伝熱管2が分配室14のに挿入されて、先端
が分配室14の内面に当てて配置される。そして、その
先端部の所定位置に伝熱管入口孔33が形成される。し
たがって、詳細な説明を省略するが図21及び図22の
実施の形態においても図18〜図20の実施の形態と同
様な作用が得られる。
【0078】実施の形態13.図23及び図24も、こ
の発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図23は分
配ヘッダーの要部拡大縦断面図、図24は図23の要部
横断面図である。なお、図23〜図24の他は前述の図
1〜図3の分配ヘッダーと同様に分配ヘッダーが構成さ
れている。図において、前述の図1〜図3、図5と同符
号は相当部分を示す。
【0079】2は前述の図28に示すような熱交換器1
の伝熱管で、多数本が互いに並列に配置されて冷媒等の
熱交換流体が流れ、また図示が省略してあるが前述の図
25に示すようにフィン3が配置されている。そして、
伝熱管2は分配室14に挿入されて、分配室14の空間
を横切って先端が分配室14の内面に当てて配置され
る。34は伝熱管2の分配室14内における端部側面が
切除されて端面に開口した切欠部からなる伝熱管入口孔
である。
【0080】上記のように構成された分配ヘッダー9に
おいても、伝熱管2が分配室14のに挿入されて、先端
が分配室14の内面に当てて配置される。そして、その
先端部側面、すなわち所定位置に伝熱管入口孔34が形
成される。したがって、詳細な説明を省略するが図23
及び図24の実施の形態においても図18〜図20の実
施の形態と同様な作用が得られる。
【0081】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、熱交換
器に接続される主流路と、この主流路の径よりも小さい
径の分配孔を介して主流路にそれぞれ連通されると共
に、熱交換器を構成する複数の伝熱管がそれぞれ接続さ
れた複数の分配室とを設けたものである。これによっ
て、熱交換流体が配管から主流路を通り分配孔を経て分
配室に分配される。そして、分配孔の直径が主流路の直
径よりも小さいため、流路損失抵抗が発生して熱交換流
体がそれぞれの分配室に均等に流入する。さらに、熱交
換流体が分配室の複数の伝熱管に均等に分流するので、
それぞれの伝熱管における熱交換流体の蒸発量が均衡
し、熱交換器全面が効率よく作動して熱交換能力を向上
する効果がある。
【0082】また、この発明は以上説明したように、主
流路を横断面長方形に形成し、分配孔を主流路横断面に
おける長方形の隅部に設けたものである。これによっ
て、熱交換流体が配管から主流路を通り分配孔を経て分
配室に分配される。そして、分配孔の直径が主流路の直
径よりも小さいため、流路損失抵抗が発生して熱交換流
体がそれぞれの分配室に均等に流入する。さらに、熱交
換流体が分配室の複数の伝熱管に均等に分流するので、
それぞれの伝熱管における熱交換流体の蒸発量が均衡
し、熱交換器全面が効率よく作動して熱交換能力を向上
する効果がある。また、分配孔が主流路横断面における
長方形の隅部に配置され、熱交換流体の液相が確実に伝
熱管に分配されて熱交換能力を向上する効果がある。
【0083】また、この発明は以上説明したように、熱
交換器に接続される主流路と、熱交換器を構成する複数
の伝熱管がそれぞれ接続された複数の分配室と、少なく
とも、長手の中心が主流路側に接続された第一分流路及
び長手の中心が第一分流路の端部に連通して形成されて
第一分流路の両端部にそれぞれ配置されて両端がそれぞ
れ分配室側に接続された第二分流路とを設けたものであ
る。これによって、熱交換流体が配管から主流路を通り
分配孔を経て分配室に分配される。そして、熱交換流体
は第一分流路及び第二分流路によって分岐して流れ、第
一分流路に対して第二分流路が対称状態に構成されてい
るので等しく分配される。さらに、熱交換流体が分配室
の複数の伝熱管に均等に分流するので、それぞれの伝熱
管における熱交換流体の蒸発量が均衡し、熱交換器全面
が効率よく作動して熱交換能力を向上する効果がある。
【0084】また、この発明は以上説明したように、熱
交換器に接続される主流路を形成した分配管と、主流路
の径よりも小さい径の分配管出口孔を介して主流路にそ
れぞれ連通されると共に、熱交換器を構成する複数の伝
熱管がそれぞれ接続された分配室を構成する複数の分配
室管とを設けたものである。これによって、熱交換流体
が配管から主流路を通り分配孔を経て分配室に分配され
る。そして、分配孔の直径が主流路の直径よりも小さい
ため、流路損失抵抗が発生して熱交換流体がそれぞれの
分配室に均等に流入する。さらに、熱交換流体が分配室
の複数の伝熱管に均等に分流するので、それぞれの伝熱
管における熱交換流体の蒸発量が均衡し、熱交換器全面
が効率よく作動して熱交換能力を向上する効果がある。
【0085】また、複数の分配室管が配置されるので、
分配室管23を所要数追加することによって熱交換器の
容量等の変更に容易に対応することができる。すなわ
ち、容易に所要容量の熱交換器を得ることができる。さ
らに、熱交換器製造過程において分配室管の標準化等に
より製造管理が容易にできて生産性を向上する効果があ
る。
【0086】また、この発明は以上説明したように、分
配室の高さ及び奥行きの少なくとも一方を、流入した熱
交換流体の液層の液面が表面張力によって異常上昇せず
均等高さに形成される寸法に設定したものである。これ
によって、分配室に接続された複数の伝熱管に対して熱
交換流体の液層の液膜厚さが均一になり、伝熱管に均一
に熱交換流体を分配することができる。したがって、そ
れぞれの伝熱管における熱交換流体の蒸発量が均衡し、
熱交換器全面が効率よく作動して熱交換能力を向上する
効果がある。
【0087】また、この発明は以上説明したように、長
手の中心が主流路側に接続され両端がそれぞれ分配室の
間口方向の両端部に接続された分岐流路を設け、この分
岐流路を介して熱交換流体を分配室に流入し、流入した
熱交換流体の液層の液面を表面張力によって異常上昇さ
せずに均等高さに形成するものである。これによって、
分配室に接続された複数の伝熱管に対して熱交換流体の
液層の液膜厚さが均一になり、伝熱管に均一に熱交換流
体を分配することができる。したがって、それぞれの伝
熱管における熱交換流体の蒸発量が均衡し、熱交換器全
面が効率よく作動して熱交換能力を向上する効果があ
る。
【0088】また、この発明は以上説明したように、伝
熱管の先端から一定寸法離れた位置の側面に伝熱管入口
孔を設けて分配室内に対応する位置に配置し、伝熱管が
分配室に挿入されて先端を分配室の内面に当てて配置し
たものである。これによって、伝熱管入口孔が全ての伝
熱管において分配室内面から等しい距離に配置されるの
で、それぞれの伝熱管に均一に熱交換流体を分配するこ
とができる。したがって、それぞれの伝熱管における熱
交換流体の蒸発量が均衡し、熱交換器全面が効率よく作
動して熱交換能力を向上する効果がある。また、伝熱管
の端部が分配室に挿入されて分配室の内面に突き当てて
配置される。このため、全ての伝熱管の伝熱管入口孔を
分配室内面から等しい位置に容易に配置でき生産性を向
上する効果がある。
【0089】また、この発明は以上説明したように、伝
熱管入口孔を、伝熱管の先端を傾斜して切断して形成し
たものである。これによって、伝熱管入口孔が全ての伝
熱管において分配室内面から等しい距離に配置されるの
で、それぞれの伝熱管に均一に熱交換流体を分配するこ
とができる。したがって、それぞれの伝熱管における熱
交換流体の蒸発量が均衡し、熱交換器全面が効率よく作
動して熱交換能力を向上する効果がある。また、伝熱管
の端部が分配室に挿入されて分配室の内面に突き当てて
配置される。このため、全ての伝熱管の伝熱管入口孔を
分配室内面から等しい位置に容易に配置でき生産性を向
上する効果がある。
【0090】また、この発明は以上説明したように、伝
熱管入口孔を、伝熱管の先端における端部側面を切除し
て端面に開口した切欠部によって形成したものである。
これによって、伝熱管入口孔が全ての伝熱管において分
配室内面から等しい距離に配置されるので、それぞれの
伝熱管に均一に熱交換流体を分配することができる。し
たがって、それぞれの伝熱管における熱交換流体の蒸発
量が均衡し、熱交換器全面が効率よく作動して熱交換能
力を向上する効果がある。また、伝熱管の端部が分配室
に挿入されて分配室の内面に突き当てて配置される。こ
のため、全ての伝熱管の伝熱管入口孔を分配室内面から
等しい位置に容易に配置でき生産性を向上する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す分配ヘッダー
の縦断面図。
【図2】 図1の要部横断面図。
【図3】 図1の分配ヘッダーを分解して示す斜視図。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す図で、分配ヘ
ッダーを分解して示す斜視図。
【図5】 この発明の実施の形態3を示す分配ヘッダー
の横断面図。
【図6】 この発明の実施の形態4を示す分配ヘッダー
の縦断面図。
【図7】 この発明の実施の形態5を示す分配ヘッダー
の斜視図。
【図8】 図7の要部を横断して示す拡大斜視図。
【図9】 図7の要部拡大横断面図。
【図10】 この発明の実施の形態6を示す分配ヘッダ
ーの斜視図。
【図11】 図10の要部を横断して示す拡大斜視図。
【図12】 この発明の実施の形態7を示す分配ヘッダ
ーの縦断面図。
【図13】 この発明の実施の形態8を示す図で、分配
ヘッダーの要部縦断面図。
【図14】 図13の要部拡大図。
【図15】 図13の分配ヘッダーに類似した他の分配
ヘッダーの実施の形態を示す図13相当図。
【図16】 この発明の実施の形態9を示す図で、分配
ヘッダーの分配室箇所の横断面図。
【図17】 この発明の実施の形態10を示す図で、分
配ヘッダーの要部縦断面図。
【図18】 この発明の実施の形態11を示す図で、分
配ヘッダーの要部拡大縦断面図。
【図19】 図18の要部横断面図。
【図20】 図18の分配ヘッダーに類似した他の分配
ヘッダーの実施の形態を示す図18相当図。
【図21】 この発明の実施の形態12を示す図で、分
配ヘッダーの要部拡大縦断面図。
【図22】 図21の要部横断面図。
【図23】 この発明の実施の形態13を示す図で、分
配ヘッダーの要部拡大縦断面図。
【図24】 図23の要部横断面図。
【図25】 従来の熱交換器のフィン箇所の斜視図。
【図26】 他の従来の熱交換器のフィン箇所の正面
図。
【図27】 他の従来の熱交換器のフィン箇所の正面
図。
【図28】 他の従来の熱交換器の斜視図。
【符号の説明】
1 熱交換器、2 伝熱管、12 主流路、13 分配
孔、14 分配室、17 液層、18 第一分流路、1
9 第二分流路、21 分配管、22 分配管出口孔、
23 分配管室、28 液面、29 分岐流路、31
伝熱管入口孔、33 伝熱管入口孔、34 伝熱管入口
孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久森 洋一 東京都千代田区丸ノ内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 関谷 卓 東京都千代田区丸ノ内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器に接続される主流路と、この主
    流路の径よりも小さい径の分配孔を介して上記主流路に
    それぞれ連通されると共に、上記熱交換器を構成する複
    数の伝熱管がそれぞれ接続された複数の分配室とを備え
    た分配ヘッダー。
  2. 【請求項2】 主流路を横断面長方形に形成し、分配孔
    を上記長方形の隅部に設けたことを特徴とする請求項1
    記載の分配ヘッダー。
  3. 【請求項3】 熱交換器に接続される主流路と、上記熱
    交換器を構成する複数の伝熱管がそれぞれ接続された複
    数の分配室と、少なくとも、長手の中心が上記主流路側
    に接続された第一分流路及び長手の中心が上記第一分流
    路の端部に連通して形成されて上記第一分流路の両端部
    にそれぞれ配置されて両端がそれぞれ上記分配室側に接
    続された第二分流路とを備えた分配ヘッダー。
  4. 【請求項4】 熱交換器に接続される主流路を形成した
    分配管と、上記主流路の径よりも小さい径の分配管出口
    孔を介して上記主流路にそれぞれ連通されると共に、上
    記熱交換器を構成する複数の伝熱管がそれぞれ接続され
    た分配室を構成する複数の分配室管とを備えた分配ヘッ
    ダー。
  5. 【請求項5】 分配室の高さ及び奥行きの少なくとも一
    方を、流入した熱交換流体の液層の液面が表面張力によ
    って異常上昇せず均等高さに形成される寸法としたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載
    の分配ヘッダー。
  6. 【請求項6】 長手の中心が主流路側に接続され両端が
    それぞれ分配室の間口方向の両端部に接続された分岐流
    路を設け、この分岐流路を介して熱交換流体を分配室に
    流入し、流入した熱交換流体の液層の液面が表面張力に
    よって異常上昇せず均等高さに形成される構成にしたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一つに記
    載の分配ヘッダー。
  7. 【請求項7】 伝熱管の先端から一定寸法離れた位置の
    側面に伝熱管入口孔を設けて分配室内に対応する位置に
    配置し、上記伝熱管を上記分配室に挿入して上記分配室
    の内面に上記先端を当てて配置したことを特徴とする請
    求項1〜請求項6のいずれか一つに記載の分配ヘッダ
    ー。
  8. 【請求項8】 伝熱管入口孔が、伝熱管の先端を傾斜し
    て切断されて形成されたことを特徴とする請求項7に記
    載の分配ヘッダー。
  9. 【請求項9】 伝熱管入口孔が、伝熱管の先端における
    端部側面が切除されて端面に開口した切欠部によって形
    成されたことを特徴とする請求項7に記載の分配ヘッダ
    ー。
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