JP5847913B1 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP5847913B1
JP5847913B1 JP2014225794A JP2014225794A JP5847913B1 JP 5847913 B1 JP5847913 B1 JP 5847913B1 JP 2014225794 A JP2014225794 A JP 2014225794A JP 2014225794 A JP2014225794 A JP 2014225794A JP 5847913 B1 JP5847913 B1 JP 5847913B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
branch
pair
fluid
heat exchange
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014225794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016090157A (ja
Inventor
高橋 優
優 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Precision Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Precision Products Co Ltd filed Critical Sumitomo Precision Products Co Ltd
Priority to JP2014225794A priority Critical patent/JP5847913B1/ja
Priority to PCT/JP2015/054289 priority patent/WO2016072100A1/ja
Priority to EP15857045.7A priority patent/EP3217119B1/en
Priority to US15/524,711 priority patent/US20170328644A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5847913B1 publication Critical patent/JP5847913B1/ja
Publication of JP2016090157A publication Critical patent/JP2016090157A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/0031Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other
    • F28D9/0043Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other the plates having openings therein for circulation of at least one heat-exchange medium from one conduit to another
    • F28D9/005Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other the plates having openings therein for circulation of at least one heat-exchange medium from one conduit to another the plates having openings therein for both heat-exchange media
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F3/00Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/026Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits
    • F28F9/027Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits in the form of distribution pipes
    • F28F9/0275Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits in the form of distribution pipes with multiple branch pipes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/22Arrangements for directing heat-exchange media into successive compartments, e.g. arrangements of guide plates

Abstract

【課題】複数の熱交換通路の流量ばらつきを精度よく抑制することが可能な熱交換器を提供する。【解決手段】この熱交換器100は、流体(6、7)を導入または導出する流通口(11、12、21、22)と、流体(6、7)に熱交換をさせるための複数の熱交換通路(13、23)と、両端が流通口と複数の熱交換通路(13、23)とにそれぞれ接続された接続通路部(14、24)とを含む伝熱部材(10、20)を備える。接続通路部(14、24)は、熱交換通路(13、23)に向かって2つずつ分岐するトーナメント形状を有する。【選択図】図3

Description

この発明は、熱交換器に関し、特に、熱交換通路と接続通路部とが形成された伝熱部材を備える熱交換器に関する。
従来、熱交換通路と接続通路部とが形成された伝熱部材を備える熱交換器が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、流体の入口部と、複数の熱交換通路と、入口部からの流体を各熱交換通路に分配する接続通路部とが形成された金属板を備えたプレートフィン型熱交換器が開示されている。上記特許文献1には、接続通路部として、多数の熱交換通路と並列接続した分配領域に、ドットコアと呼ばれる点状の凸部を多数点在するように分布させる構造が開示されている。上記特許文献1では、分配領域の各ドットコアで分散された流体が、各熱交換通路に分配される。
特開平4−227481号公報
しかしながら、上記特許文献1の接続通路部では、多数のドットコアによって分散された流体が各熱交換通路に分配されるため、各熱交換通路に分配される流体の流量は制御できずにランダムになる。そのため、各熱交換通路の流量ばらつきを精度よく抑制するのが困難であるという問題点がある。各熱交換通路の流量がばらつくと、流路毎の熱交換性能のばらつきが大きくなり、所望の性能を得るための熱交換器の設計が困難になる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、複数の熱交換通路の流量ばらつきを精度よく抑制することが可能な熱交換器を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明による熱交換器は、第1流体が流れる複数の板状の第1伝熱部材と、第2流体が流れる複数の板状の第2伝熱部材とを少なくとも備え、第1伝熱部材と第2伝熱部材とが厚み方向に積層されており、第1伝熱部材および第2伝熱部材の少なくとも一方には、流体を導入または導出する流通口と、流体に熱交換をさせるための複数の熱交換通路と、両端が流通口と複数の熱交換通路とにそれぞれ接続された接続通路部とを含む溝状の流路が一体形成されており、接続通路部は、熱交換通路に向かって2つずつ分岐するトーナメント形状を有し、分岐元部分から2つに分岐する一対の分岐路を複数段含み、熱交換通路側の端部に配置される一対の分岐路の総数が、熱交換通路の数と一致するように形成され、熱交換通路側の端部に配置される一対の分岐路がそれぞれ対応する熱交換通路と直接接続されている。なお、本発明の「トーナメント形状」とは、2分岐を繰り返す分岐形状を示す広い概念であり、分岐部分の形状や長さ、分岐回数は問わない。このため、接続通路部を構成する流路は、いわゆるトーナメント表のように直角に2分岐する流路のみならず、円弧形状などの曲線状に分岐したり、Y字状などの斜め方向に分岐したりする流路であってもよい。
この発明による熱交換器では、上記のように、接続通路部を、熱交換通路に向かって2つずつ分岐するトーナメント形状に形成する。これにより、接続通路部を流体の導入側に設ける場合には、熱交換通路に出入りする流体を2つずつ分割して複数の熱交換通路の各々に分配することができる。ここで、1つの流路を3以上の流路に分岐(分割)させる場合、流れの偏りなどに起因して流路毎の流量がばらつきやすくなる一方、流路を2分岐させる場合には、各流路への分配量を容易に均等化することができる。そのため、熱交換通路の数に応じた回数分だけ2分岐を繰り返すことによって、一度に多数の熱交換通路に流体を分配させる構造と比較して、複数の熱交換通路の流量ばらつきを精度よく抑制することができる。
記発明による熱交換器において、好ましくは、分岐元部分は、一対の分岐路に対して、一対の分岐路のなす角の2等分線の延びる方向に向けて接続している。このように構成すれば、分岐元部分から各分岐路に対して、一対の分岐路の中間方向(2等分線の延びる方向)に向けて流体を流入させることができるので、より均等に、流体を一対の分岐路のそれぞれに分配することができる。その結果、複数の熱交換通路の流量ばらつきをより効果的に抑制することができる。
この場合において、好ましくは、分岐路は、分岐元部分から分岐する第1部分と、第1部分から延びて熱交換通路側の一対の分岐路に接続する分岐元部分としての直線状の第2部分とを含む。このように構成すれば、上流側の分岐路から下流側の分岐路に流体を流入させる際に、直線状の第2部分によって流れの向きを揃えた状態で、下流側の分岐路に流体を流入させることができる。この結果、一対の分岐路の中間に向けて流れの向きを揃えた状態で、流体を下流側の各々の分岐路に流入させることができるので、より一層均等に流体を分配することができる。
上記発明による熱交換器において、好ましくは、一対の分岐路は、互いに等しい流路長を有する。このように構成すれば、2分岐する一対の分岐路の流路抵抗の均一化を図ることができるので、一対の分岐路への流体の分配量をより均等化することができる。そして、熱交換通路の数に応じた回数分だけ同じ流路長で2分岐を繰り返すことによって、より効果的に各熱交換通路の流量ばらつきを抑制することができる。
この場合、好ましくは、一対の分岐路は、分岐元部分を挟んで対称形状に形成されている。このように構成すれば、同一の分岐路を対称に分岐させることができるので、一対の分岐路の流路抵抗をより確実に均等化することができる。その結果、複数の熱交換通路の流量ばらつきをより一層抑制することができる。
上記一対の分岐路が対称形状に形成される構成において、好ましくは、一対の分岐路は、半楕円形状をなすように、分岐元部分からそれぞれ分岐している。このように構成すれば、半楕円形状の流路の流れは楕円曲線の接線方向になるので、上流側からの流れに対して、一対の分岐路を分岐元部分から横方向に分岐させた後、流体の流れを半楕円に沿って徐々に下流方向に向けることができる。この結果、流体の均等な分配が可能なように流体の流れを下流向きに近づけることができる。
この場合において、好ましくは、一対の分岐路は、半円形状をなすように、分岐元部分からそれぞれ円弧状に分岐している。このように構成すれば、分岐元部分から分岐路を横方向に分岐させた後、流体の流れを円弧に沿って徐々に下流方向に向けることができる。また、分岐元部分で分岐した後で分岐路が急激に屈曲することがないので、流路抵抗が増大しにくい。これらの結果、流路抵抗の増大を抑制しながら、流体の均等な分配が可能なように流体の流れを下流向きに近づけることができる。
上記一対の分岐路が半楕円形状または半円形状をなすように分岐する構成において、好ましくは、接続通路部は、一対の分岐路を3段以上含み、流通口側から1段目の一対の分岐路の半径が、2段目の一対の分岐路の半径と3段目の一対の分岐路の半径との和よりも大きい。
本発明によれば、上記のように、複数の熱交換通路の流量ばらつきを精度よく抑制することができる。
本発明の第1実施形態による熱交換器を上面側から見た模式図である。 本発明の第1実施形態による熱交換器を側面側から見た模式図である。 図3(A)は、本発明の第1実施形態による熱交換器の第1伝熱部材を示した平面図である。図3(B)は、本発明の第1実施形態による熱交換器の第2伝熱部材を示した平面図である。 第1伝熱部材の接続通路部を示した拡大平面図である。 比較例による接続通路部を示した模式図である。 比較例による接続通路部の流量シミュレーション結果を示した図である。 第1実施形態による熱交換器における接続通路部の流量シミュレーション結果を示した図である。 第1実施形態による熱交換器の接続通路部における流速ベクトルを示した模式図である。 比較例による接続通路部の流速ベクトルを示した模式図である。 本発明の第2実施形態による熱交換器の接続通路部を示した平面図である。 本発明の第2実施形態による熱交換器の接続通路部の詳細構造を示した拡大平面図である。 第2実施形態による熱交換器における接続通路部の流量シミュレーション結果を示した図である。 第1実施形態による熱交換器の接続通路部の第1変形例を示した模式図である。 第1実施形態の接続通路部の第2部分を長くした場合の流速ベクトルを示した模式図である。 第1実施形態による熱交換器の接続通路部の第2変形例を示した模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図4を参照して、第1実施形態による熱交換器100の構成について説明する。
熱交換器100は、プレート式熱交換器である。図1および図2に示すように、熱交換器100は、コア1と、ヘッダ部2〜5(図2参照)とを備えている。コア1は、第1流体6が流れる複数の第1伝熱部材10と、第2流体7が流れる複数の第2伝熱部材20とを含む。コア1は、第1伝熱部材10を流れる第1流体6と第2伝熱部材20を流れる第2流体7との間で熱交換を行う熱交換部である。第1流体6および第2流体7は、共に、本発明の「流体」の一例である。第1伝熱部材10および第2伝熱部材20は、共に、本発明の「伝熱部材」の一例である。
第1実施形態では、第1流体6が高温側で気体であり、第2流体7が低温側で液体である。なお、第1流体6および第2流体7は、いずれが高温側であってもよいし、気体および液体のいずれでもよい。図1および図2において、白抜き矢印が第1流体6の流通方向を示しており、ハッチング付き矢印が、第2流体7の流通方向を示している。
コア1は、複数の板状の第1伝熱部材10と複数の板状の第2伝熱部材20とを交互に積層することにより構成されている。また、積層方向(Z方向)におけるコア1の両端には、それぞれサイドプレート8が設けられている。コア1は、交互に積層した第1伝熱部材10と第2伝熱部材20との積層体を一対のサイドプレート8により挟み込み、締結部材による締結、拡散接合またはろう付けなどにより結合することにより、全体として矩形箱状(直方体形状)に形成されている。第1伝熱部材10および第2伝熱部材20は、熱伝導性の高い金属材料などからなる。第1伝熱部材10と第2伝熱部材20とには、それぞれ、第1流体6と第2流体7とを流通させるための流路が形成されている。第1伝熱部材10および第2伝熱部材20の詳細な構成については、後述する。なお、図1では、上面のサイドプレート8と、第1伝熱部材10と、第2伝熱部材20とを、破断線により区切ってそれぞれ図示している。以下では、図2に示す第1伝熱部材10および第2伝熱部材20の積層方向をZ方向とする。また、図1に示すようにZ方向から見てコア1の長手方向をX方向とし、コア1の短手方向をY方向とする。
ヘッダ部2は、第2流体7をコア1(第2伝熱部材20)に対して流入させる第2流体7の入口流路である。ヘッダ部3は、第2流体7をコア1(第2伝熱部材20)から流出させる第2流体7の出口流路である。ヘッダ部2および3は、コア1の一方(Z1側)の表面に取り付けられており、ヘッダ部2がX1側端部近傍に配置され、ヘッダ部3がX2側端部近傍に配置されている。ヘッダ部2および3は、共に円筒状の管部材である。ヘッダ部2および3は、それぞれ、複数の第2伝熱部材20に対する第2流体7の導入路91および導出路92に接続されている。ヘッダ部2は、複数の第2伝熱部材20に対して一括して第2流体7を流入させ、ヘッダ部3は、複数の第2伝熱部材20から一括して第2流体7を流出させる。
ヘッダ部4は、第1流体6をコア1(第1伝熱部材10)に対して流入させる第1流体6の入口流路である。ヘッダ部5は、第1流体6をコア1(第1伝熱部材10)から流出させる第1流体6の出口流路である。ヘッダ部4および5は、コア1の他方(Z2側)の表面に取り付けられており、ヘッダ部4がX2側端部近傍に配置され、ヘッダ部5がX1側端部近傍に配置されている。ヘッダ部4および5は、共に円筒状の管部材である。ヘッダ部4および5は、それぞれ、複数の第1伝熱部材10に対する第1流体6の導入路93および導出路94に接続されている。ヘッダ部4は、複数の第1伝熱部材10に対して一括して第1流体6を流入させ、ヘッダ部5は、複数の第1伝熱部材10から一括して第1流体6を流出させる。
第1流体6は、X2側のヘッダ部4からそれぞれの第1伝熱部材10に導入され、第1伝熱部材10の流路をX1方向に向けて流れて、X1側のヘッダ部5から流出する。第2流体7は、X1側のヘッダ部2からそれぞれの第2伝熱部材20に導入され、第2伝熱部材20の流路をX2方向に向けて流れて、X2側のヘッダ部3から流出する。この結果、第1伝熱部材10をX1方向に流れる第1流体6と、第2伝熱部材20をX2方向に流れる第2流体7との間で、第1伝熱部材10および第2伝熱部材20を介した熱交換が行われる。このように、第1実施形態の熱交換器100は、対向流型の熱交換器として構成されている。第1実施形態では、高温側の第1流体6が低温側の第2流体7によって冷却され、温度低下した状態でヘッダ部5から取り出される。第2流体7は第1流体6の冷却液として機能する。
次に、第1伝熱部材10および第2伝熱部材20の詳細な構成について説明する。
図3(A)に示すように、第1伝熱部材10は、導入口11および導出口12と、複数の熱交換通路13と、接続通路部14とを含む金属製の板状部材である。導入口11および導出口12は、それぞれ、本発明の「流通口」の一例である。複数の熱交換通路13と、接続通路部14とは、第1伝熱部材10に一体形成された溝状の流路である。熱交換通路13は、流体に熱交換をさせるために設けられた直線状の流路であり、X方向に延びるとともに、Y方向に平行に並ぶように設けられている。第1実施形態では、熱交換通路13は、32本形成されている。なお、熱交換通路13の本数は偶数であればよく、32本以外でもよい。
導入口11および導出口12は、共に第1伝熱部材10を厚み方向に貫通した円形状の貫通孔である。導入口11は、第1伝熱部材10のX2方向側の端部近傍に配置され、導出口12は、第1伝熱部材10のX1方向側の端部近傍に配置されている。導入口11および導出口12は、それぞれ、複数(4本)の連通路15を介して接続通路部14と接続している。導入口11は、第1流体6を流路に導入するために設けられ、導出口12は、第1流体6を流路から導出するために設けられている。なお、導入口11および導出口12と同様の貫通孔9b(図3(B)参照)が、第2伝熱部材20の対応する位置にもそれぞれ設けられている。このため、積層された第1伝熱部材10および第2伝熱部材20のそれぞれの導入口11および貫通孔9bが厚み方向(Z方向)に接続され、全体としてコア1をZ方向に貫通する導入路93(図2参照)を構成している。同様に、それぞれの導出口12と貫通孔9bとが接続され、全体としてコア1をZ方向に貫通する導出路94(図2参照)を構成している。なお、Z2側のサイドプレート8(図2参照)にも貫通孔が設けられており、ヘッダ部4および5と、導入路93および導出路94とを接続している。
接続通路部14は、導入口11と複数の熱交換通路13との間、および、導出口12と複数の熱交換通路13との間にそれぞれ複数設けられている。接続通路部14の数は、熱交換通路13の数に対応しており、第1実施形態では導入口11側と導出口12側とにそれぞれ4つの接続通路部14が設けられている。接続通路部14の構造は、導入口11側と導出口12側とで共通であるので、導入口11の接続通路部14についてのみ説明する。なお、4つの接続通路部14は、互いに同一構造を有する。
接続通路部14は、両端が導入口11(連通路15)と複数の熱交換通路13とにそれぞれ接続されており、導入口11からの第1流体6を各熱交換通路13に分配する機能を有する。第1実施形態では、接続通路部14は、熱交換通路13に向かって2つずつ分岐するトーナメント形状を有する。
具体的には、図4に示すように、接続通路部14は、第1段31、第2段32、第3段33の3段階に分岐しており、1本の流路(連通路15)を最終的に8本の流路に分岐させている。そして、4つの接続通路部14が8本ずつに分岐して、32本の熱交換通路13にそれぞれ接続している。第1実施形態では、接続通路部14は、分岐元部分35(後述する第2部分37または連通路15)から2つに分岐する一対の分岐路34を含む。したがって、一対の分岐路34は、第1段31に1組、第2段32に2組、第3段33に4組設けられている。第1段31の分岐路34は、連通路15の端部を分岐元部分35として、2分岐している。第2段32以降の分岐路34は、後述する第2部分37を分岐元部分35として、2分岐している。接続通路部14の全体では、X方向寸法がL1である。
一対の分岐路34は、分岐元部分35から、Y方向の両側にそれぞれ分岐している。一対の分岐路34は、互いに等しい流路長を有する。より具体的には、一対の分岐路34は、分岐元部分35を挟んで対称形状に形成されている。すなわち、一対の分岐路34は、分岐元部分35を中心として、Y方向に対称となっている。また、一対の分岐路34の流路幅W1は、互いに同一であり、図示しないが、一対の分岐路34は流路断面積が同一である。なお、図4では、接続通路部14は、全体に渡って、流路幅W1が一定で、かつ、流路断面積が一定である例を示している。
ここで、好ましくは、一対の分岐路34は、半楕円形状をなすように、分岐元部分35からそれぞれ分岐している。第1実施形態では、一対の分岐路34は、半楕円形状の一種である半円形状をなすように、分岐元部分35からそれぞれ円弧状に分岐している。このため、一対の分岐路34は、分岐元部分35から接線方向であるY1方向およびY2方向にそれぞれ分岐し、1/4円弧をなすように延び、円弧の終端ではX1方向に沿っている。より詳細には、それぞれの分岐路34は、第1部分36と、第1部分36に連続する第2部分37とを含んでいる。
一対の分岐路34の第1部分36は、分岐元部分35からそれぞれ分岐した流路であり、1/4円弧状の部分である。第1段31、第2段32および第3段33の各々において、第1部分36の半径は、それぞれ半径R1、半径R2および半径R3である。半径R1は(R2+R3)よりも大きい。半径R2は、半径R3よりも大きい。
一対の分岐路34の第2部分37は、第1部分36から延びて熱交換通路13側(図4ではX1側)の一対の分岐路34に接続する、分岐元部分としての直線状の流路である。つまり、第1段31の分岐路34の第2部分37が第2段32の分岐路34に分岐元部分35として接続し、第2段32の分岐路34の第2部分37が第3段33の分岐路34に分岐元部分35として接続している。なお、第3段33の分岐路34は、熱交換通路13側の端部で直線状の熱交換通路13に接続しており、第2部分37を備えていない。第2部分37は、本発明の「分岐元部分」の一例である。
各分岐路34の第2部分37は、X方向に沿って直線状に延びている。言い換えると、第2部分37は、熱交換通路13と平行に延びている。第2部分37の長さは、第1段31と第2段32とで略等しく、いずれの第2部分37も長さL2を有する。なお、第2部分37のX方向寸法(長さ)L2は、第1部分36のX方向寸法(R1、R2またはR3)よりも小さい。図4の例では、長さL2は、R1の約1/9、R2の約1/5である。第2部分37の長さは第1段31と第2段32とで異なっていてもよいが、同一段に含まれる複数の第2部分37同士の長さは、同一であることが好ましい。
ここで、第1実施形態では、分岐元部分35は、一対の分岐路34に対して、一対の分岐路34のなす角θの2等分線BSの延びる方向に向けて接続している。すなわち、図4では、一対の分岐路34の第1部分36が接線方向であるY1方向およびY2方向にそれぞれ分岐しているため、一対の分岐路34のなす角θは180度である。これに対して、分岐元部分35(第2部分37、連通路15)が、X1方向に直線状に延びて一対の分岐路34に上流側から接続している。したがって、分岐元部分35は、第1部分36の接線方向に対して垂直の90度で一対の分岐路34に接続しており、一対の分岐路34のなす角θ(180度)の2等分線BSの延びる方向(X1方向)に向けて一対の分岐路34に接続している。また、分岐元部分35に対向する内壁部(内壁点)34aの接線は、分岐元部分35に対して直交する垂直線となっている。
以上のような構成により、第1伝熱部材10では、図3(A)に示すように、導入口11から流入した第1流体6が連通路15を通って各接続通路部14に流入する。各接続通路部14では、第1流体6が3段階に2分岐して8分割され、それぞれ対応する8本の熱交換通路13に流入する。熱交換通路13を通過して冷却された第1流体6は、下流側の各接続通路部14に流入して8本から1本に合流した後、下流側の連通路15を介して導出口12から流出する。
図3(B)に示すように、第2伝熱部材20は、導入口21および導出口22と、複数の熱交換通路23と、複数の接続通路部24とを含む金属製の板状部材である。導入口21および導出口22は、それぞれ、本発明の「流通口」の一例である。
導入口21は、第2伝熱部材20のX1方向側の端部近傍に配置され、導出口22は、第2伝熱部材20のX2方向側の端部近傍に配置されている。導入口21および導出口22は、それぞれ、貫通孔9bよりもX方向の外側にずれた位置に配置されている。そして、導入口21および導出口22と同様の貫通孔9a(図3(A)参照)が、第1伝熱部材10の対応する位置にもそれぞれ設けられている。これにより、第1伝熱部材10および第2伝熱部材20のそれぞれの貫通孔9aおよび導入口21が厚み方向(Z方向)に接続され、全体としてコア1をZ方向に貫通する導入路91(図2参照)を構成している。同様に、それぞれの導出口22と貫通孔9aとが接続され、全体としてコア1をZ方向に貫通する導出路92(図2参照)を構成している。
第1実施形態では、第2伝熱部材20の構成は、導入口21および導出口22の位置(および貫通孔9aまたは9bの位置)を除いて基本的に第1伝熱部材10の構成と同じである。したがって、第2伝熱部材20の各接続通路部24の構成も、上記第1伝熱部材10の接続通路部14の構成と同様である。そのため、第2伝熱部材20の構造についての詳細な説明は省略する。
このような構成の第2伝熱部材20では、導入口21から流入した第2流体7が各接続通路部24を通って、それぞれ対応する熱交換通路23に流入する。熱交換通路23を通過して加温された(熱を奪った)第2流体7は、下流側の各接続通路部24に流入して導出口22から流出する。
第1伝熱部材10および第2伝熱部材20は、以上のように構成されている。
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、接続通路部14(24)を、熱交換通路13(23)に向かって2つずつ分岐するトーナメント形状に形成する。これにより、接続通路部14(24)において、熱交換通路13(23)に出入りする第1流体6(第2流体7)を2分割ずつ分割して複数の熱交換通路13(23)の各々に分配することができる。ここで、1つの流路を3以上の流路に分岐(分割)させる場合、流れの偏りなどに起因して流路毎の流量がばらつきやすくなる一方、流路を2分岐させる場合には、各流路への分配流量を容易に均等化することができる。そのため、熱交換通路13(23)の数に応じた回数分だけ2分岐を繰り返すことによって、一度に多数の熱交換通路13(23)に第1流体6(第2流体7)を分配させる構造と比較して、複数の熱交換通路13(23)の流量ばらつきを精度よく抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、接続通路部14(24)に、分岐元部分35から2つに分岐する一対の分岐路34を設ける。そして、分岐元部分35を、一対の分岐路34に対して、一対の分岐路34のなす角θの2等分線BSの延びる方向に向けて接続するように構成する。これにより、分岐元部分35から各分岐路34に対して、一対の分岐路34の中間方向(2等分線BSの延びる方向)に向けて第1流体6(第2流体7)を流入させることができるので、より均等に、第1流体6(第2流体7)を一対の分岐路34のそれぞれに分配することができる。その結果、複数の熱交換通路13(23)の流量ばらつきをより効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、分岐元部分35から分岐する第1部分36と、第1部分36から延びて熱交換通路13(23)側の一対の分岐路34に接続する分岐元部分としての直線状の第2部分37とを、分岐路34に設ける。これにより、上流側の分岐路34から下流側の分岐路34に第1流体6(第2流体7)を流入させる際に、直線状の第2部分37によって流れの向きを揃えた状態で、下流側の分岐路34に第1流体6(第2流体7)を流入させることができる。この結果、一対の分岐路34の中間に向けて流れの向きを揃えた状態で第1流体6(第2流体7)を下流側の各々の分岐路34に流入させることができるので、より一層均等に第1流体6(第2流体7)を分配することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、一対の分岐路34を、互いに等しい流路長を有するように形成する。これにより、2分岐する一対の分岐路34の流路抵抗の均一化を図ることができるので、一対の分岐路34への第1流体6(第2流体7)の分配量をより均等化することができる。そして、熱交換通路13(23)の数に応じた回数分だけ同じ流路長で2分岐を繰り返すことによって、より効果的に各熱交換通路13(23)の流量ばらつきを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、一対の分岐路34を、分岐元部分35を挟んで対称形状に形成する。これにより、同一の分岐路34を対称に分岐させることができるので、一対の分岐路34の流路抵抗をより確実に均等化することができる。その結果、複数の熱交換通路13(23)の流量ばらつきをより一層抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、一対の分岐路34を、分岐元部分35から半楕円形状をなすようにそれぞれ分岐させる。これにより、上流側からの流れに対して、一対の分岐路34を分岐元部分35から横方向に分岐させた後、第1流体6(第2流体7)の流れを半楕円に沿って徐々に下流方向に向けることができる。この結果、第1流体6(第2流体7)の均等な分配が可能なように第1流体6(第2流体7)の流れを下流向きに近づけることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、一対の分岐路34を、半円形状をなすように、分岐元部分35からそれぞれ円弧状に分岐させる。これにより、円弧形状の流路の流れは円弧の接線方向になるので、分岐元部分35から分岐路34を横方向に分岐させた後、第1流体6(第2流体7)の流れを円弧に沿って徐々に下流方向に向けることができる。また、分岐元部分35で分岐した後で分岐路34が急激に屈曲することがないので、流路抵抗が増大しにくい。これらの結果、流路抵抗の増大を抑制しながら、第1流体6(第2流体7)の均等な分配が可能なように第1流体6(第2流体7)の流れを下流向きに近づけることができる。
(シミュレーション結果の説明)
次に、図5〜図9を参照して、第1実施形態による熱交換器100における、第1伝熱部材10の接続通路部14(第2伝熱部材20の接続通路部24)の効果を確認するために行ったシミュレーション結果について説明する。シミュレーションでは、所定流量の第1流体6を接続通路部14に流入させ、接続通路部14から流出する32本の流路(チャンネルという)毎の第1流体6の流量を計算した。また、図5に示す比較例による接続通路部50についても同様の計算を行い、それぞれの接続通路部の流量ばらつきを比較した。
まず、図5に示す比較例による接続通路部50の構造について説明する。比較例の接続通路部50は、連通路15からの第1流体6を一度に6分岐させるものである。比較例では、この6分岐の接続通路部50を5組設けて、30本の流路(チャンネル)を構成している。各接続通路部50は、連通路15との接続部分51からY方向の両側に直線状に延びる分岐部分52と、分岐部分52からX1方向に直線状に延びる個別部分53とを含む。分岐部分52において、連通路15の接続部分51は、Y方向の中央に配置されている。個別部分53は、Y方向に等間隔で配列されている。
図6は比較例による接続通路部50のシミュレーション結果であり、図7は、第1実施形態による接続通路部14のシミュレーション結果である。各図共に、横軸が流路番号(チャンネル番号)を示しており、縦軸が第1流体6の流量を示している。第1実施形態では、4つの接続通路部14で合計32本の流路を有しているので、図7ではY1方向側から順に1〜32のチャンネルがある。縦軸は、全チャンネルの平均値を100%とした場合の比率で示している。シミュレーションは、1.0×10−3Kg/sの質量流量で第1流体6を導入口11から供給した条件で行った。
図6に示す比較例の接続通路部50では、チャンネル毎の流量が、約0%〜約180%の範囲VR1で大きくばらついている。また、比較例の接続通路部50では、相対的に流量の小さいグループ(チャンネル3、4、9、10、15、16など)と、相対的に流量の大きいグループ(チャンネル1、6、7、12、13、18など)とに大きく分かれている。
これに対して、図7に示すように、第1実施形態の接続通路部14では、チャンネル毎の流量のばらつきが顕著に小さくなっている。各チャンネルの流量は、平均値である100%を中心に、上下それぞれに約20%程度の範囲VR2に収まっている。
図8は、第1実施形態による接続通路部14における一対の分岐路34(第1段31)を通過する第1流体6の速度ベクトルを示した図であり。図9は比較例による接続通路部50を通過する第1流体6の速度ベクトルを示した図である。各図共に、流路中の任意の位置での速度ベクトルを代表点として図示し、ベクトルの長さが速度の大きさを示している。
図8に示すように、第1実施形態の接続通路部14では、速度ベクトルの分布は一対の分岐路34で対称的であり、ばらつきが少ないことがわかる。また、各分岐路34の第1部分36でおおよそ接線方向に速度ベクトルが延び、第2部分37で速度ベクトルの向きがX方向に近付くように変化していることが分かる。このため、第2段32以降も同様な結果となっている。この結果、図7に示したように流量のばらつきが小さくなった。
図9に示すように、比較例の接続通路部50では、分岐部分52で第1流体6の流れがY方向の両端まで進んでしまい、Y方向の両端の個別部分53に集中的に第1流体6が流入していることがわかる。その結果、中央の個別部分53へ第1流体6がほとんど流入していない。このため、図6に示したように、接続通路部50において、Y方向の両端のチャンネル(チャンネル1、6など)で流量が増大し、中央のチャンネル(チャンネル3、4など)で流量が小さくなった。
以上から、第1実施形態による熱交換器100の接続通路部14(24)による、各流路への分配流量を均等化する効果が確認された。これにより、接続通路部14(24)により分配された複数の熱交換通路13(23)の流量ばらつきを精度よく抑制できることが確認された。
(第2実施形態)
次に、図10および図11を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、熱交換器100に円弧形状の分岐路34を有する接続通路部14を設けた上記第1実施形態と異なり、Y字状に分岐する分岐路134を有する接続通路部114を設けた熱交換器200の例について説明する。
なお、第2実施形態の熱交換器200は、接続通路部114のみが上記第1実施形態と異なり、熱交換器200の他の構成は上記第1実施形態と同様である。そのため、上記第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略し、接続通路部114のみについて説明する。また、ここでは、第1伝熱部材に接続通路部114を設けた例についてのみ説明し、第2伝熱部材については説明を省略する。
図10に示すように、第2実施形態の接続通路部114は、上記第1実施形態と同様、熱交換通路13に向かって2つずつ分岐するトーナメント形状を有する。この第2実施形態でも、接続通路部114が3段階に分岐し、32本の熱交換通路13に接続している。第2実施形態では、接続通路部114は、Y字状に2分岐する一対の分岐路134を含む。
図11に示すように、一対の分岐路134は、共通の分岐元部分135から、Y方向の両側にY字状(逆Y字状)に分岐している。一対の分岐路134は、互いに等しい流路長を有し、分岐元部分135を挟んで対称形状に形成されている。また、一対の分岐路134の流路幅W2は、互いに同一である。第2実施形態では接続通路部114の流路全体が流路幅W2を有し、同一の流路断面積を有する。
一対の分岐路134は、それぞれ、分岐元部分135からY方向かつX1方向へ向けて斜めに分岐する第1部分136と、第1部分136に連続する直線状の第2部分137とを含んでいる。第2部分137は、本発明の「分岐元部分」の一例である。
一対の分岐路134の第1部分136は、分岐元部分135から斜めに直線状に延びている。一対の分岐路134のそれぞれの第1部分136と、分岐元部分135である上流側の第2部分137とによって、Y字状の分岐が形成されている。一対の第1部分136のなす角θは、約120度である。第1段31、第2段32および第3段33の各々において、各第1部分136のX方向寸法は、それぞれL3、L4およびL5である。各第1部分136のY方向寸法は、それぞれW3、W4およびW5である。各第1部分136において、X方向の長さL3、L4およびL5が、Y方向の長さW3、W4およびW5よりもそれぞれ小さい。そのため、W3、W4、W5がそれぞれ=R1、R2、R3(図4参照)と等しい場合、第2実施形態の分岐路134は、上記第1実施形態の分岐路34と比較して、X方向寸法を小さくすることができる。その結果、第2実施形態の接続通路部114は、第1実施形態の接続通路部14と比較して、X方向寸法L6を小さくすることが可能である。
一対の分岐路134の第2部分137は、直線状の流路であり、X方向に沿って延びている。第1段31の第2部分137は、長さL7を有し、第2段32の第2部分137は、長さL8を有する。長さL7は、長さL8よりも大きい。長さL7は、W3の約1/8である。長さL8は、W4の約1/5である。
また、分岐元部分135は、一対の分岐路134に対して、一対の分岐路134のなす角θの2等分線BSの延びる方向に向けて接続している。すなわち、一対の分岐路134(第1部分136)のなす角θ=約120度に対して、分岐元部分135(第2部分137、連通路15)が、一対の分岐路134の2等分線BSの延びる方向(X1方向)に向けて接続している。このため、分岐元部分135に対向する内壁部134aは、分岐元部分135に対して約120度の三角形状の壁となっている。このため、180度の壁である上記第1実施形態の内壁部34aと比較して、内壁部134aに角度が付いている分だけ、流路抵抗を減少させることが可能である。
第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態でも、上記第1実施形態と同様に、接続通路部114を、熱交換通路13に向かって2つずつ分岐するトーナメント形状に形成することにより、各流路への分配流量を容易に均等化することができる。そのため、熱交換通路13の数に応じた回数分だけ2分岐を繰り返すことによって、複数の熱交換通路13の流量ばらつきを精度よく抑制することができる。
(シミュレーション結果の説明)
次に、図12を参照して、第2実施形態による熱交換器200における接続通路部114の効果を確認するために行ったシミュレーション結果について説明する。シミュレーションの内容は上記第1実施形態と同様である。
図12に示すように、第2実施形態の接続通路部114では、32のチャンネルのうち一部が150%よりも高い値を示しているものの、その他の大部分が平均値である100%から±50%の間の範囲(ハッチング部)に収まっている。すなわち、32チャンネル中26チャンネル(約72%)が、平均値±50%の範囲内に収まっている。
図6の比較例による接続通路部50と比較すると、比較例では、30チャンネル中10チャンネル(約33%)が、平均値±50%の範囲に収まっているのみである。これにより、第2実施形態による熱交換器200の接続通路部114による、各流路への分配流量を均等化する効果が確認された。この結果、接続通路部114により分配された複数の熱交換通路13の流量ばらつきを精度よく抑制できることが確認された。
なお、図7の第1実施形態による接続通路部14と比較すると、第1実施形態では、32チャンネルの全てのチャンネルが平均値±50%の範囲に収まっている。このため、第2実施形態では、第1実施形態と比較して接続通路部114のX方向寸法L6(図11参照)を小さく抑えることが可能である一方、分配流量の均等化の点では、上記第1実施形態の方が効果が高いことが分かる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、第1流体6と第2流体7とが互いにX方向の逆方向に流れる対向流型の熱交換器100(200)の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、熱交換器は、第1流体6と第2流体7とが互いに同じ方向に流れる並行流型、または、第1流体6の流れと第2流体7の流れとが交差する直交流型などであってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、複数の第1伝熱部材10および複数の第2伝熱部材20を、交互に積層することによりコア1を構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1伝熱部材と第2伝熱部材とを必ずしも交互に積層しなくともよい。たとえば、Z方向に沿って、第1伝熱部材、第2伝熱部材、第2伝熱部材、第1伝熱部材・・・、となるように、1層の第1伝熱部材に対して2層(複数層)の第2伝熱部材を積層させてもよい。逆に、2層(複数層)の第1伝熱部材に対して1層の第2伝熱部材を積層させてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、第1伝熱部材10および第2伝熱部材20の両方にトーナメント形状の接続通路部14(114)を設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1伝熱部材および第2伝熱部材の一方のみにトーナメント形状の接続通路部を設け、他方にはトーナメント形状の接続通路部を設けない構成であってもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、第1伝熱部材10および第2伝熱部材20を設け、2種類の流体間で熱交換を行う熱交換器の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、熱交換器は、3種類以上の流体間で熱交換を行ってもよい。その場合、第3伝熱部材など、3種以上の伝熱部材を設ければよい。その際、3種以上の伝熱部材の各々が、トーナメント形状の接続通路部を含んでよい。
また、上記第1および第2実施形態では、トーナメント形状の接続通路部14(114)が3段階に分岐して、最終的に8本の流路に分岐する例を示したが、本発明はこれに限られない。接続通路部の段数(すなわち、分岐回数)は、特に限定されない。接続通路部は、2段または4段以上に分岐してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、32本の熱交換通路13に対応させて、最終的に8本の流路に分岐する接続通路部14(114)を4つ設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。接続通路部は、熱交換通路の数に応じた数だけ設ければよい。熱交換通路13が32本の場合、8本の流路を含む接続通路部14を4つ設ける代わりに、2段階に分岐して4本の流路を含む接続通路部を8つ設けてもよいし、4段階に分岐して16本の流路を含む接続通路部を2つ設けてもよいし、5段階に分岐して32本の流路を含む接続通路部を1つ設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、半楕円(半円)状に分岐する一対の分岐路34を設けた例を示し、上記第2実施形態では、Y字状に分岐する一対の分岐路134を設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、一対の分岐路が半円状およびY字状以外の形状に分岐してもよい。たとえば、図13の第1変形例に示すように、接続通路部214が、直角に分岐する一対の分岐路234を有してもよい。一対の分岐路234は、Y方向に沿って直線状に延びる第1部分236と、第1部分236からX方向に沿って直線状に延びる第2部分237とを含む。第2部分237は、本発明の「分岐元部分」の一例である。このように構成すれば、第1部分236のX方向寸法を最小限に抑えることができる。そのため、接続通路部214では、上記第2実施形態の接続通路部114よりも、さらにX方向寸法L10を小さくすることができる。その結果、熱交換器全体のX方向寸法を抑制して小型化することができる。この他、一対の分岐路が長さの異なる長軸および短軸を有する半楕円形状をなすように、一対の分岐路を形成してもよい。
また、上記第1実施形態では、熱交換通路13(23)と導入口11(21)との間、および、熱交換通路13(23)と導出口12(22)との間に、それぞれ接続通路部14(24)を設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、熱交換通路と導入口との間にのみトーナメント形状の接続通路部を設けてもよいし、熱交換通路と導出口との間にのみトーナメント形状の接続通路部を設けてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、分岐路34(134)が直線状の第2部分37(137)を含む例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、分岐路が第2部分を含まなくてもよい。
また、上記第1実施形態では、分岐路34の第2部分37の長さL2が、第1部分36の半径R1の約1/9、R2の約1/5である構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第2部分の長さを第1部分の半径に対して相対的に大きくしてもよい。
図14は、上記第1実施形態の分岐路34において、第2部分37の長さを大きくした場合の第1流体6の速度ベクトルの変化を示した図である。図14に示すように、第1流体6の流れ(ベクトル)は、第1部分36を通過する際に半径方向外側に偏り、第2部分37に進入する位置(1/4円弧の終端位置)で僅かにY方向に傾斜している。その後、第1流体6の流れ(ベクトル)は、直線状の第2部分37において徐々にY方向成分が減少して、X方向に揃えられる。このシミュレーションの結果、第1部分36の半径Rに対して、第2部分37の長さL2がR/2あれば、第1流体6の流れ(ベクトル)を実際上十分にX方向に揃えられることが分かった。一方、第2部分37の長さL2>R/2の領域では、接続通路部14のX方向寸法が大きくなるというデメリットに対して、得られる整流効果のメリットが相対的に小さくなる。
図14から分かるように、第2部分37の上流側ほど整流効果が大きく、0<L2<R/2の範囲では、第2部分37を設けた分だけの整流効果の向上を期待できる。第2部分37の長さは、好ましくは、長さL2≧R/4であり、より好ましくは、R/4<長さL2<R/2である。なお、図示は省略するが、第2部分37の長さL2を十分に大きくした場合のシミュレーションでは、各チャンネルの流量のばらつきを±5%程度の範囲に抑えることが可能な結果が得られた。
また、上記第1および第2実施形態では、接続通路部14(114)が、全体に渡って、一定の流路幅W1(W2)で一定の流路断面積を有する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、接続通路部の流路幅(流路断面積)が変化してもよい。たとえば、図15に示す第2変形例のように、接続通路部314が、第1段31〜第3段33のそれぞれで異なる流路幅の分岐路334を有していてもよい。好ましくは、一対の分岐路334の流路断面積(流路幅)は、分岐前の流路断面積(流路幅)の略1/2である。つまり、2分岐する分岐路334の流路断面積(流路幅)の合計が、分岐前の流路断面積(流路幅)と一致する。接続通路部314では、連通路15の流路幅(流路断面積)W11に対して、第1段31の分岐路334の流路幅(流路断面積)W12=(W11/2)であり、第2段32の分岐路334の流路幅(流路断面積)W13=(W12/2)であり、第3段33の分岐路334の流路幅(流路断面積)W14=(W13/2)である。これにより、分岐の前後における流路断面積の変化を抑制することができるので、圧力損失を抑制することができる。なお、ここでは流路深さを一定と仮定し、流路幅と流路断面積とが対応することを前提として説明したが、流路深さが異なる場合、上記の説明は流路幅を流路断面積に置き換える。
また、上記第1および第2実施形態では、直線状の熱交換通路13(23)を設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、熱交換通路は直線状以外の曲線状であってもよいし、たとえば伝熱部材の一端から他端まで延びた後で屈曲し、逆方向に折り返されるような形状であってもよい。
6 第1流体(流体)
7 第2流体(流体)
10 第1伝熱部材(伝熱部材)
11、21 導入口(流通口)
12、22 導出口(流通口)
13、23 熱交換通路
14、24、114、214、314 接続通路部
20 第2伝熱部材(伝熱部材)
34、134、234、334 分岐路
35、135 分岐元部分
36、136、236 第1部分
37、137、237 第2部分(分岐元部分)
100、200 熱交換器
θ 一対の分岐路のなす角
BS 2等分線

Claims (8)

  1. 第1流体が流れる複数の板状の第1伝熱部材と、第2流体が流れる複数の板状の第2伝熱部材とを少なくとも備え、前記第1伝熱部材と前記第2伝熱部材とが厚み方向に積層されており、
    前記第1伝熱部材および前記第2伝熱部材の少なくとも一方には、流体を導入または導出する流通口と、前記流体に熱交換をさせるための複数の熱交換通路と、両端が前記流通口と前記複数の熱交換通路とにそれぞれ接続された接続通路部とを含む溝状の流路が一体形成されており、
    前記接続通路部は、前記熱交換通路に向かって2つずつ分岐するトーナメント形状を有し、分岐元部分から2つに分岐する一対の分岐路を複数段含み、
    前記熱交換通路側の端部に配置される前記一対の分岐路の総数が、前記熱交換通路の数と一致するように形成され、
    前記熱交換通路側の端部に配置される前記一対の分岐路がそれぞれ対応する前記熱交換通路と直接接続されている、熱交換器。
  2. 記分岐元部分は、前記一対の分岐路に対して、前記一対の分岐路のなす角の2等分線の延びる方向に向けて接続している、請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記分岐路は、前記分岐元部分から分岐する第1部分と、前記第1部分から延びて前記熱交換通路側の前記一対の分岐路に接続する前記分岐元部分としての直線状の第2部分とを含む、請求項に記載の熱交換器。
  4. 記一対の分岐路は、互いに等しい流路長を有する、請求項1〜のいずれか1項に記載の熱交換器。
  5. 前記一対の分岐路は、前記分岐元部分を挟んで対称形状に形成されている、請求項に記載の熱交換器。
  6. 前記一対の分岐路は、半楕円形状をなすように、前記分岐元部分からそれぞれ分岐している、請求項に記載の熱交換器。
  7. 前記一対の分岐路は、半円形状をなすように、前記分岐元部分からそれぞれ円弧状に分岐している、請求項に記載の熱交換器。
  8. 前記接続通路部は、前記一対の分岐路を3段以上含み、
    前記流通口側から1段目の前記一対の分岐路の半径が、2段目の前記一対の分岐路の半径と3段目の前記一対の分岐路の半径との和よりも大きい、請求項またはに記載の熱交換器。
JP2014225794A 2014-11-06 2014-11-06 熱交換器 Active JP5847913B1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014225794A JP5847913B1 (ja) 2014-11-06 2014-11-06 熱交換器
PCT/JP2015/054289 WO2016072100A1 (ja) 2014-11-06 2015-02-17 熱交換器
EP15857045.7A EP3217119B1 (en) 2014-11-06 2015-02-17 Heat exchanger
US15/524,711 US20170328644A1 (en) 2014-11-06 2015-02-17 Heat Exchanger

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014225794A JP5847913B1 (ja) 2014-11-06 2014-11-06 熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5847913B1 true JP5847913B1 (ja) 2016-01-27
JP2016090157A JP2016090157A (ja) 2016-05-23

Family

ID=55176103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014225794A Active JP5847913B1 (ja) 2014-11-06 2014-11-06 熱交換器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20170328644A1 (ja)
EP (1) EP3217119B1 (ja)
JP (1) JP5847913B1 (ja)
WO (1) WO2016072100A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101646761B1 (ko) * 2016-02-03 2016-08-08 임종수 열교환 장치
CN107152797A (zh) * 2017-07-11 2017-09-12 石同生 单管口多分支自然循环管式集热器
JP2017180984A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 住友精密工業株式会社 拡散接合型熱交換器
WO2024018977A1 (ja) * 2022-07-19 2024-01-25 ダイキン工業株式会社 熱交換器、及び冷媒サイクル装置

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019043802A1 (ja) 2017-08-29 2019-03-07 株式会社Welcon 熱交換器
JPWO2019087235A1 (ja) * 2017-10-30 2020-10-22 三菱電機株式会社 冷媒分配器および冷凍サイクル装置
US20200041212A1 (en) * 2018-08-03 2020-02-06 Hamilton Sundstrand Corporation Counter flow heat exchanger
CN109579575B (zh) * 2018-11-16 2023-09-19 大连海事大学 分形通道印刷电路板换热器
US11118838B2 (en) 2019-02-20 2021-09-14 Hamilton Sundstrand Corporation Leaf-shaped geometry for heat exchanger core
US11280550B2 (en) 2019-03-08 2022-03-22 Hamilton Sundstrand Corporation Radially layered helical core geometry for heat exchanger
US11359864B2 (en) 2019-03-08 2022-06-14 Hamilton Sundstrand Corporation Rectangular helical core geometry for heat exchanger
US11274886B2 (en) * 2019-03-08 2022-03-15 Hamilton Sundstrand Corporation Heat exchanger header with fractal geometry
US11274884B2 (en) * 2019-03-29 2022-03-15 Dana Canada Corporation Heat exchanger module with an adapter module for direct mounting to a vehicle component
US11268770B2 (en) * 2019-09-06 2022-03-08 Hamilton Sunstrand Corporation Heat exchanger with radially converging manifold
TWI744725B (zh) * 2019-09-27 2021-11-01 財團法人工業技術研究院 高溫分流組件及利用其之熱交換器與重組機構
US11656032B2 (en) * 2019-09-27 2023-05-23 Industrial Technology Research Institute High temperature flow splitting component and heat exchanger and reforming means using the same
WO2021080659A1 (en) * 2019-10-21 2021-04-29 Hrl Laboratories, Llc Hierarchical heat exchanger manifold and heat exchanger including the same
EP3842723A1 (en) * 2019-12-23 2021-06-30 Hamilton Sundstrand Corporation Two-stage fractal heat exchanger
CN111356343B (zh) * 2020-03-11 2022-02-18 深圳绿色云图科技有限公司 一种冷却液分配装置及液冷机柜
CN111780598B (zh) * 2020-06-23 2021-11-09 武汉第二船舶设计研究所(中国船舶重工集团公司第七一九研究所) 一种换热板及微通道换热器
US11209222B1 (en) 2020-08-20 2021-12-28 Hamilton Sundstrand Corporation Spiral heat exchanger header
CN114845517B (zh) * 2022-03-25 2023-10-24 中国电子科技集团公司第二十九研究所 一种多路液体均匀分流方法
WO2023223905A1 (ja) * 2022-05-16 2023-11-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 室外機、および、空気調和装置
JP2023170397A (ja) * 2022-05-19 2023-12-01 三菱重工業株式会社 ヘッダ部材、熱交換器ユニット、及びヘッダ部材の製造方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6192795A (ja) * 1984-10-15 1986-05-10 Toshiba Corp 薄肉管の製造方法
JPH09189490A (ja) * 1996-01-08 1997-07-22 Mitsubishi Electric Corp 熱交換器及びその製造方法
JPH10267468A (ja) * 1997-03-25 1998-10-09 Mitsubishi Electric Corp 分配ヘッダー
JPH10281589A (ja) * 1997-04-07 1998-10-23 Hitachi Ltd 熱交換器
JPH11159917A (ja) * 1997-11-28 1999-06-15 Goh Shoji Co Inc 冷媒分流器とその製造方法
US5992453A (en) * 1995-10-17 1999-11-30 Zimmer; Johannes Flow-dividing arrangement
JP2004508525A (ja) * 2000-03-16 2004-03-18 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 車両に設けられたco2空調装置に用いられる熱交換器
JP2009030901A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Toyox Co Ltd 冷暖房用パネル

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2734224A (en) * 1956-02-14 winstead
US2423997A (en) * 1944-03-22 1947-07-15 Tech Studien Ag Ramified tubular gas heater
US4386505A (en) * 1981-05-01 1983-06-07 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Refrigerators
AU568940B2 (en) * 1984-07-25 1988-01-14 University Of Sydney, The Plate type heat exchanger
US4990293A (en) * 1987-11-09 1991-02-05 Regents Of The University Of Minnesota Process of and apparatus for extruding a reactive polymer mixture
US5289224A (en) * 1992-05-18 1994-02-22 Eastman Kodak Company Processing apparatus
EP0985325B1 (en) * 1997-05-30 2007-07-11 QUALCOMM Incorporated Method and apparatus for indirect paging a wireless terminal with less encoded paging indication channel.
DE19961257C2 (de) * 1999-12-18 2002-12-19 Inst Mikrotechnik Mainz Gmbh Mikrovermischer
US6688381B2 (en) * 2000-06-05 2004-02-10 The State Of Oregon Acting By And Through The State Board Of Higher Education On Behalf Of Oregon State University Multiscale transport apparatus and methods
JP4198941B2 (ja) * 2002-05-23 2008-12-17 川崎重工業株式会社 プレート型蒸発器
US7212405B2 (en) * 2004-05-27 2007-05-01 Intel Corporation Method and apparatus for providing distributed fluid flows in a thermal management arrangement
DE202005013835U1 (de) * 2005-09-01 2005-11-10 Syntics Gmbh Vorrichtung zum schnellen Aufheizen, Abkühlen, Verdampfen oder Kondensieren von Fluiden
JP2008212814A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Canon Inc 流体搬送路、流体処理装置および流体処理システム
FR2963091B1 (fr) * 2010-07-20 2012-08-17 Univ Savoie Module de circulation de fluides
WO2014184915A1 (ja) * 2013-05-15 2014-11-20 三菱電機株式会社 積層型ヘッダー、熱交換器、及び、空気調和装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6192795A (ja) * 1984-10-15 1986-05-10 Toshiba Corp 薄肉管の製造方法
US5992453A (en) * 1995-10-17 1999-11-30 Zimmer; Johannes Flow-dividing arrangement
JPH09189490A (ja) * 1996-01-08 1997-07-22 Mitsubishi Electric Corp 熱交換器及びその製造方法
JPH10267468A (ja) * 1997-03-25 1998-10-09 Mitsubishi Electric Corp 分配ヘッダー
JPH10281589A (ja) * 1997-04-07 1998-10-23 Hitachi Ltd 熱交換器
JPH11159917A (ja) * 1997-11-28 1999-06-15 Goh Shoji Co Inc 冷媒分流器とその製造方法
JP2004508525A (ja) * 2000-03-16 2004-03-18 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 車両に設けられたco2空調装置に用いられる熱交換器
JP2009030901A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Toyox Co Ltd 冷暖房用パネル

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101646761B1 (ko) * 2016-02-03 2016-08-08 임종수 열교환 장치
WO2017135595A3 (ko) * 2016-02-03 2018-08-02 임종수 열교환 장치
JP2019504984A (ja) * 2016-02-03 2019-02-21 リム, ジョンソLIM, Jongsoo 熱交換装置
JP2017180984A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 住友精密工業株式会社 拡散接合型熱交換器
CN107152797A (zh) * 2017-07-11 2017-09-12 石同生 单管口多分支自然循环管式集热器
WO2024018977A1 (ja) * 2022-07-19 2024-01-25 ダイキン工業株式会社 熱交換器、及び冷媒サイクル装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP3217119B1 (en) 2018-12-12
US20170328644A1 (en) 2017-11-16
EP3217119A1 (en) 2017-09-13
JP2016090157A (ja) 2016-05-23
WO2016072100A1 (ja) 2016-05-12
EP3217119A4 (en) 2017-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5847913B1 (ja) 熱交換器
CA2960353C (en) Heat exchanger including furcating unit cells
EP3104110B1 (en) Board-type heat exchanger
JP6420140B2 (ja) オイルクーラ
WO2019043801A1 (ja) ヒートシンク
US20180045472A1 (en) Heat exchanger device
US20170205156A1 (en) Heat exchangers
JP2018189352A (ja) 熱交換器
JPWO2016190445A1 (ja) 熱交換器のタンク構造およびその製造方法
JP2019178807A5 (ja)
JP5818397B2 (ja) プレート式熱交換器
JP2017180984A5 (ja)
CN109443056B (zh) 双面交错印刷电路板式换热板和换热器
JPWO2021149223A5 (ja)
JP6267954B2 (ja) プレート式熱交換器
JP2022128039A (ja) 熱交換器
US10605544B2 (en) Heat exchanger with interleaved passages
JP5918904B2 (ja) プレート式熱交換器
EP3569959A1 (en) Water heat exchanger
JP5933605B2 (ja) プレート式熱交換器
JP5818396B2 (ja) プレート式熱交換器
KR101987850B1 (ko) 사공간을 삭제한 구조를 포함하는 인쇄기판형 열교환기
EP4067800A1 (en) Heat exchanger
EP3569962B1 (en) Water heat exchanger
JPWO2014155837A1 (ja) プレート式熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5847913

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250