JPH10170098A - 積層型蒸発器 - Google Patents

積層型蒸発器

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JPH10170098A
JPH10170098A JP8327142A JP32714296A JPH10170098A JP H10170098 A JPH10170098 A JP H10170098A JP 8327142 A JP8327142 A JP 8327142A JP 32714296 A JP32714296 A JP 32714296A JP H10170098 A JPH10170098 A JP H10170098A
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tank
heat exchange
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leeward
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Sadayuki Kamiya
定行 神谷
Kenichi Fujiwara
健一 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層型蒸発器を通過した空気の温度を均一化
する。 【解決手段】 上タンク34a、34b、冷媒流路群3
1a、31b、および、下タンク35a、35bを備え
た風上側熱交換部3a、3bと、上タンク24a、24
b、冷媒流路群21a、21b、および、下タンク25
a、25bを備えた風下側熱交換部2a、2bとを、空
気流れの前後に重ねて配置し、上タンク34aおよび上
タンク24aの左端部に、この蒸発器の冷媒入口部およ
び冷媒出口部を設ける。この冷媒入口部から流入する冷
媒は、上タンク34a内部に設けた円筒部材9を通って
上タンク34aの右端部内部へ流出される。また、上タ
ンク34bの左端部と上タンク24bの左端部とが連通
部10にて連通される。よって、冷媒流路群31a、3
1bと冷媒流路群21a、21bとに関して、液冷媒が
流入しやすい部位としにくい部位とを前後方向に重ねる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の冷媒流路を
左右方向に積層配置し、この複数の冷媒流路の上方およ
び下方に上方タンクおよび下方タンクを備えた熱交換部
を、被冷却流体の流れ方向に前後に2つ重ねて配置した
積層型蒸発器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば実開平7−12778号公
報では、図9に示すように、複数の冷媒流路31、21
と、上タンク34、24と、下タンク35、25とを備
えた第1熱交換部3および第2熱交換部2を、空気の流
れ方向に前後に重なり合うように配置した積層型蒸発器
1において、この蒸発器1の冷媒入口部8aおよび冷媒
出口部8bを、蒸発器1の左側側面の上端部に設けてい
る。これにより、蒸発器1と共に冷凍サイクルを構成す
る他の冷凍サイクル機器と接続するための配管の取り回
しが容易で、かつ、設置面積も少なくて済む。
【0003】そして、上タンク34、24の略中央部分
に仕切り部36、27を設けて、上タンク34、24
を、2つの上タンク34a、34b、24a、24bに
分割している。これにより、冷媒流路31、21も2つ
の冷媒流路群31a、31b、21a、21bに分割さ
れ、下タンク35、25も2つの下タンク35a、35
b、25a、25bに分割されている。また、上タンク
34の右端部と上タンク24の右端部とを連通部10で
連通してある。
【0004】そして、冷媒入口部8aに流入した冷媒
が、左側の上タンク34a→左側の冷媒流路群31a→
左側の下タンク35a→右側の下タンク35b→右側の
冷媒流路群31b→右側の上タンク34b→連通部10
→右側の上タンク24b→右側の冷媒流路群21b→右
側の下タンク25b→左側の下タンク25a→左側の冷
媒流路群21a→左側の上タンク24a→冷媒出口部8
bの順に流れるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術の
蒸発器1において、図10に示すように、上タンク34
aの左端部から流入する液冷媒は、この液冷媒にかかる
重力のため、より左端側に配置される冷媒流路群31a
に流れ込みやすく、下タンク35bの左端部から流入す
る液冷媒は、この液冷媒にかかる慣性力のため、下タン
ク35bの右端側まで移動するので、より右端側に配置
される冷媒流路群31bに流れ込みやすい。
【0006】また、上タンク24bの右端部から流入す
る液冷媒は、重力のため、より右端側に配置される冷媒
流路群21bに流れ込みやすく、下タンク25aの右端
部から流入する液冷媒は、慣性力のため、下タンク25
aの左端側まで移動するので、より左端側に配置される
冷媒流路群21aに流れ込みやすい。このため、それぞ
れの冷媒流路群31a、31b、21a、21bには、
図10中ハッチングで示すように、液冷媒が流れる。そ
して、液冷媒の流れる部位を通過する空気は、この液冷
媒の蒸発により良好に冷却されるが、液冷媒の流れない
部位(つまり、冷媒蒸気の流れる部位、図10中白抜き
で示す)を通過する空気は、冷却されない。
【0007】このため、上記従来技術の蒸発器1におい
ては、左側の冷媒流路群31a、21aのうち、左側部
位では空気が良好に冷却され、右側部位では空気が良好
に冷却されない。また、右側の冷媒流路群31b、21
bのうち、右側部位では空気が良好に冷却され、左側部
位では空気が良好に冷却されない。この結果、蒸発器1
を通過した空気の温度に偏りが生じる、といった問題が
あった。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、積層型蒸発器を通過した空気の温度を均一化するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、第1熱交換部(3a、
3b、3c、3)の冷媒入口部を第1上タンク(34
a、34b、34c、34)の左右方向一端部に形成
し、前記第1熱交換部の冷媒出口部を第1下タンク(3
5a、35b、35c、35)の左右方向他端部に形成
し、第2熱交換部(2a、2b、2c、2)の冷媒入口
部を第2下タンク(25a、25b、25c、25)の
左右方向他端部に形成し、前記第2熱交換部の冷媒出口
部を第2上タンク(24a、24b、24c、24)の
左右方向一端部に形成した積層型蒸発器(1)であっ
て、前記第1上タンクの内部に設けた筒部材(9)の左
右方向一端部が、前記第1熱交換部の冷媒入口部に連通
し、この冷媒入口部から流入する冷媒を、前記筒部材を
通して、前記第1上タンク内部の左右方向他端部近傍に
流出させることを特徴としている。
【0010】なお、前記第1、第2熱交換部とは、上下
方向に気液二相状態の冷媒が流れる複数の第1、第2冷
媒流路(31a、31b、31c、31)、(21a、
21b、21c、21)を左右方向に積層配置し、これ
ら第1、第2冷媒流路の上方、下方に設けた、前記第
1、第2上タンク、前記第1、第2下タンクにより、前
記複数の第1、第2冷媒流路を連通したものである。ま
た、上記左右方向一端部とは、左端部および右端部の一
方のことで、上記左右方向他端部とは、左端部および右
端部の他方のことであるこのような構成によれば、第1
熱交換部の左右方向一端部に設けた冷媒入口部から流入
する液冷媒は、筒部材を通って、第1上タンク内部の左
右方向他端部近傍に流出されるので、あたかも、第1上
タンクの左右方向他端部近傍から液冷媒が供給されたか
のように流れ、この液冷媒にかかる重力のために、より
左右方向他端部近傍に配置される第1冷媒流路に液冷媒
が流れ込みやすい。
【0011】また、第2下タンクの左右方向他端部に設
けた冷媒入口部から流入する液冷媒は、この液冷媒にか
かる慣性力のために、第2下タンクの左右方向一端部内
部まで移動するので、より左右方向一端部側に配置され
る第2冷媒流路に液冷媒が流れ込みやすい。この結果、
第1熱交換部では、主に左右方向他端部側で被冷却流体
が良好に冷却され、左右方向一端部側では被冷却流体が
良好に冷却されない。また、第2熱交換部では、主に左
右方向一端部側で被冷却流体が良好に冷却され、左右方
向他端部側では被冷却流体が良好に冷却されない。この
ように、被冷却流体が良好に冷却される部位と、良好に
冷却されない部位とを、被冷却流体の流れ方向に前後に
重ねているため、この積層型蒸発器(1)を通過した被
冷却流体の温度を均一化できる。
【0012】また、第1熱交換部の冷媒入口部、およ
び、第2熱交換部の冷媒出口部が、両方とも、蒸発器
(1)の左右方向一端部で、かつ、上端部に配置されて
いる。よって、この冷媒入口部および冷媒出口部を、蒸
発器(1)の冷媒入口部および冷媒出口部とするとき、
1つの配管ジョイント(8)で外部冷媒回路と接続でき
るので、その取りまわしが容易となる。
【0013】また、請求項2に記載の発明では、第1上
タンクおよび第1下タンクのうち、一方の第1タンクの
左右方向一端部に、第1熱交換部の冷媒入口部を形成
し、第2上タンクおよび第2下タンクのうち、前記一方
の第1タンクに対応する、一方の第2タンクの左右方向
一端部に、第2熱交換部の冷媒出口部を形成し、他方の
第1タンクの左右方向一端部近傍と、他方の第2タンク
の左右方向一端部近傍とを連通する連通部(10)を設
けたことを特徴としている。
【0014】このような構成によれば、例えば、一方の
第1タンクを第1上タンク(34a、34b、34c、
34)とした場合、この第1上タンクの左右方向一端部
側から液冷媒が流れ込むため、より左右方向一端側に配
置される第1冷媒流路に液冷媒が流れ込みやすい。ま
た、連通部(10)を経て、第2下タンク(25a、2
5b、25c、25)の左右方向一端部側から液冷媒が
流れ込むため、より左右方向他端部に配置される第2冷
媒流路に液冷媒が流れ込みやすい。
【0015】この結果、上記請求項1と同様に、被冷却
流体が良好に冷却される部位と、良好に冷却されない部
位とを、被冷却流体の流れ方向に前後に重ねることがで
き、この積層型蒸発器を通過した被冷却流体の温度を均
一化できる。なお、一方の第1タンクを第1下タンク
(35a、35b、35c、35)とした場合でも、同
様の効果が得られる。
【0016】また、他方の第1タンクの左右方向一端部
近傍と、他方の第2タンクの左右方向一端部近傍とは近
接しているため、上記連通部(10)の配置構造が単純
である。また、第1熱交換部の冷媒入口部、および、第
2熱交換部の冷媒出口部が、両方とも、積層型蒸発器の
左右方向一端部で、かつ、上端部または下端部に配置さ
れている。よって、この冷媒入口部および冷媒出口部
を、積層型蒸発器の冷媒入口部および冷媒出口部とする
とき、1つの配管ジョイント(8)で外部冷媒回路と接
続でき、その取りまわしが容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1の実施形態)図1ないし5に示す本実施形態の積
層型蒸発器1は、例えば車両用空調装置の冷凍サイクル
のエバポレータを構成し、内部を流れる冷媒と外側を通
過する空気(被冷却流体)とを熱交換させて冷媒を蒸発
気化させ、空気を冷却するものである。そして、車両の
車室内前方に設置された空調ダクト内に空気の流れ方向
に対して直交するように配置されている。なお、この蒸
発器1の冷媒入口部としての連通穴321a(図3参
照)、および、冷媒出口部としての連通穴221a(図
3参照)の両方を、蒸発器1の左端部で、かつ、上端部
に配置することにより、1つの配管ジョイント8(図1
参照)により、外部冷媒回路との接続を行なうようにし
てある。
【0018】この蒸発器1は、図1に示すように、空気
の流れ方向の風下側(下流側、後側)に配置される風下
側熱交換部2、および、この風下側熱交換部2よりも空
気の流れ方向の風上側(上流側、前側)に隣接して配置
される風上側熱交換部3を備えている。具体的に、風下
側熱交換部2および風上側熱交換部3は、空気の流れ方
向(前後方向)に対して直交する左右方向(幅方向、水
平方向)に複数積層された一対の成形プレート4と、隣
接する成形プレート4間に配され、冷媒と空気との熱交
換効率を高める複数のコルゲートフィン5とから主に構
成され、成形プレート4の積層方向端部に配されたエン
ドプレート6により、補強されている。
【0019】上記成形プレート4は、熱伝導性に優れた
材料(例えばアルミニウム合金)からなる薄板部材を図
2に示す所定形状に成形したものであり、対となる成形
プレート4に接合される略長方形状の接合部11、およ
び、この接合部11内を2つの長尺状凹部12、13に
区画する区画部14等が形成されている。そして、一対
の成形プレート4は、空気の流れ方向の風下側に風下側
チューブ20を形成し、風上側に風上側チューブ30を
形成している。風下側チューブ20の内部には、風下側
の長尺状凹部12同志の空間にて構成される風下側冷媒
流路21が形成され、風上側チューブ30の内部には、
風上側の長尺状凹部13同志の空間にて構成される風上
側冷媒流路31が形成されている。
【0020】風上側冷媒流路31では、乾き度の小さい
(液相成分の多い)気液二相状態の冷媒と空気とを主に
熱交換させて、冷媒を蒸発気化させている。風下側冷媒
流路21では、乾き度の大きい(気相成分の多い)気液
二相状態の冷媒と空気とを主に熱交換させて、冷媒を蒸
発気化させている。なお、図4に示すように、冷媒流路
21、31には、それぞれのチューブ20、30に接す
るようにインナーフィン210、310が挿入されてい
る。このインナーフィン210、310は、凹凸形状が
一体成形されており、この形状に沿って、冷媒を蛇行さ
せながら流すことにより、冷媒とチューブ20、30と
の伝熱面積を向上している。
【0021】また、図2に示すように、風下側チューブ
20の上端部、つまり、風下側冷媒流路21の上方に
は、風下側上タンク部22が形成され、風下側チューブ
20の下端部、つまり、風下側冷媒流路21の下方に
は、風下側下タンク部23が形成されている。風上側チ
ューブ30の上端部、つまり、風上側冷媒流路31の上
方には、風上側上タンク部32が形成され、風上側チュ
ーブ30の下端部、つまり、風上側冷媒流路31の下方
には、風上側下タンク部33が形成されている。
【0022】風下側上タンク部22および風下側下タン
ク部23には、隣接する風下側上タンク部22および風
下側下タンク部23と連通させるための楕円状の連通穴
221、231がそれぞれ形成されている。風上側上タ
ンク部32および風上側下タンク部33にも、隣接する
風上側上タンク部32および風上側下タンク部33と連
通させるための楕円状の連通穴321、331がそれぞ
れ形成されている。
【0023】そして、図1に示すように、風下側上タン
ク部22を左右方向に複数積層することにより、複数の
風下側熱交換部2の上端部に風下側上タンク24が形成
され、風下側下タンク部23を左右方向に複数積層する
ことにより、風下側熱交換部2の下端部に風下側下タン
ク25が形成される。また、風上側上タンク部32を左
右方向に複数積層することにより、風上側熱交換部3の
上端部に風上側上タンク34が形成され、図1には図示
されないが、風上側下タンク部33を左右方向に複数積
層することにより、風上側熱交換部3の下端部に風上側
下タンク35(図3参照)が形成される。
【0024】なお、図3に示すように、風下側上タンク
24の左右方向の略中央部には、この風下側上タンク2
4内部を第1風下側上タンク24aと第2風下側上タン
ク24bとに仕切る仕切り板27が設けられている。ま
た、風上側上タンク34の左右方向の略中央部にも、こ
の風下側上タンク34内部を第1風上側上タンク34a
と第2風上側上タンク34bとに仕切る仕切り板36が
設けられている。
【0025】そして、図4に示すように、仕切り板27
は、略中央部に隣接して配される2つの風下側チューブ
20の風下側上タンク部22の側壁に連通穴221を形
成しないことにより形成され、仕切り板27は、略中央
部に隣接して配される2つの風上側チューブ30の風上
側上タンク部32の側壁に連通穴321を形成しないこ
とにより形成されている。
【0026】また、図3に示すように、仕切り板27
は、複数の風下側冷媒流路21を、第1風下側冷媒流路
群21aと第2風下側冷媒流路群21bとに仕切る役
割、および、風下側下タンク25を、第1風上側下タン
ク25aと第2風上側下タンク25bとに仕切る役割を
果たしている。また、仕切り板36は、図3に示すよう
に、複数の風上側冷媒流路31を、第1風上側冷媒流路
群31aと第2風上側冷媒流路群31bとに仕切る役
割、および、風上側下タンク35を、第1風上側下タン
ク35aと第2風上側下タンク35bとに仕切る役割を
果たしている。
【0027】このようにして、風上側熱交換部3が、第
1風上側熱交換部3aと第2風上側熱交換部3bとに分
離され、風下側熱交換部2が、第1風下側熱交換部2a
と第2風下側熱交換部2bとに分離されている。そし
て、第1風上側上タンク34aの左端部(エンドプレー
ト6の上端部)に形成した連通穴321a(図4も参
照)により、蒸発器1の冷媒入口部を構成している。こ
の連通穴321aに、接続用配管ジョイント8の冷媒入
口パイプ(冷媒入口部)8aの一端が内嵌合した状態で
接合されている。また、第1風下側上タンク24aの左
端部(エンドプレート6の上端部)に形成した連通穴2
21a(図4参照)により、蒸発器1の冷媒出口部を構
成している。この連通穴221aに、接続用配管ジョイ
ント8の冷媒出口パイプ(冷媒出口部)8bの一端が内
嵌合した状態で接合されている。
【0028】そして、冷媒入口パイプ8aの他端には、
図示しない膨張弁の出口側冷媒配管が接合され、冷媒出
口パイプ8bの他端には、蒸発器で蒸発したガス冷媒を
圧縮機(図示せず)側へ吸入させる圧縮機吸入配管が接
合される。さらに、第1風上側上タンク34aの内部に
は、タンク部32の連通穴321を貫通するように、左
右方向に延びる円筒部材(筒部材)9が設けられてい
る。この円筒部材9の左端部は、上記配管ジョイント8
の冷媒入口パイプ8aの一端に外嵌合した状態で、この
パイプ8aに接合されている。これにより、円筒部材9
の左端部とパイプ8aの一端(連結穴321a)とが連
通される。また、円筒部材9の右端部は、第1風上側上
タンク34aの右端部内部まで延びている。なお、円筒
部材9の断面積は、連通穴321の断面積よりも小さく
構成されている。
【0029】また、第2風上側上タンク34bの左端部
に位置するタンク部32と、第2風下側上タンク24b
の左端部に位置するタンク部22とは、連通部10にて
連通されている。この連通部10は、図2に示す一対の
成形プレート4において、区画部14のうち、タンク部
32とタンク部22との間の部位を、他の部位よりも凹
ませることにより形成されている。
【0030】なお、第1風上側上タンク34aの左端部
の連通穴321a(図4参照)により、第1風上側熱交
換部3aの冷媒入口部を構成し、第1風上側下タンク3
5aの右端部に位置するタンク部33の連通穴331に
より、第1風上側熱交換部3aの冷媒出口部を構成して
いる。また、第2風上側下タンク35bの左端部に位置
するタンク部33の連通穴331により、第2風上側熱
交換部3bの冷媒入口部を構成し、第2風上側上タンク
34bの左端部に位置するタンク部32のうち、上記連
通部10に連通する部位により、第2風上側熱交換部3
bの冷媒出口部を構成している。
【0031】また、第2風下側上タンク24bの左端部
に位置するタンク部22のうち、上記連通部10に連通
する部位により、第2風下側熱交換部2bの冷媒入口部
を構成し、第2風下側下タンク25bの左端部に位置す
るタンク部23の連通穴231により、第2風下側熱交
換部2bの冷媒出口部を構成している。また、第1風下
側下タンク25aの右端部に位置するタンク部23の連
通穴231により、第1風下側熱交換部2aの冷媒入口
部を構成し、第1風下側上タンク24aの左端部(エン
ドプレート6の上端部)に形成した連通穴221a(図
4参照)により、第1風下側熱交換部2aの冷媒出口部
を構成している。
【0032】次に、上記構成において本実施形態の作動
を説明する。上記減圧装置を通過する際に断熱膨張され
た低温低圧な気液二相状態の冷媒は、図3に示すよう
に、配管ジョイント8の冷媒入口パイプ8aから、円筒
部材9の左端部へ供給され、この左端部から右端部へか
けて流れる。そして、この右端部から第1風上側上タン
ク34aの右端部内部に流出した冷媒は、ここでUター
ンして、第1風上側上タンク34aの左端部側へ流れつ
つ、第1風上側冷媒流路群31aへ流れる。
【0033】このとき、図5に示すように、気液二相状
態の冷媒のうち液冷媒は、この液冷媒にかかる重力のた
めに、より右側に配置される第1風上側冷媒流路群31
aに流れ込みやすく、より左側に配置される第1風上側
冷媒流路群31aには、液冷媒が流れ込みにくく、ガス
冷媒が流れやすい。そして、第1風上側冷媒流路群31
aにおいて、液冷媒は、空気と熱交換することにより蒸
発気化する。
【0034】従って、第1風上側冷媒流路群31a内を
冷媒が流れる際は、この冷媒流路群31aの右端部側に
おいて、空気との熱交換がより良好に行なわれる。この
ため、右端部側を通過する空気は良好に冷却されるが、
左端部側を通過する空気は、右端部側に比べて冷却され
にくく、空気温度が高い。なお、図5において、冷媒流
路群21a、21b、31a、31bに液冷媒の流れる
様子を細線ハッチングにて模式的に示してある。
【0035】そして、冷媒は、第1風上側冷媒流路群3
1aから第1風上側下タンク35aへ流れ、この第1風
上側下タンク35aの右端部から、第2風上側下タンク
35bの左端部へ流入する。このとき液冷媒は、この液
冷媒にかかる慣性力のために、第2風上側下タンク35
bの右側まで移動するので、より右側に配置される第2
風上側冷媒流路群31bに流れ込みやすく、より左側に
配置される第2風上側冷媒流路群31bには、液冷媒が
流れ込みにくく、ガス冷媒が流れやすい。そして、第2
風上側冷媒流路群31bにおいて、液冷媒は、空気と熱
交換することにより蒸発気化する。
【0036】従って、第2風上側冷媒流路群31b内を
冷媒が流れる際は、この冷媒流路群31bの右端部側に
おいて、空気との熱交換がより良好に行なわれる。この
ため、右端部側を通過する空気は良好に冷却されるが、
左端部側を通過する空気は、右端部側に比べて冷却され
にくく、右端部側よりも空気温度が高い。そして、冷媒
は、第2風上側冷媒流路群31bから第2風上側上タン
ク34bへ流れ、この第2風上側上タンク34bの左端
部から、連通部10を通って、第2風下側上タンク24
bの左端部へ流入する。このとき液冷媒は、この液冷媒
にかかる重力のために、より左側に配置される第2風下
側冷媒流路群21bに流れ込みやすく、より右側に配置
される第2風下側冷媒流路群21bには、液冷媒が流れ
込みにくく、ガス冷媒が流れやすい。そして、第2風下
側冷媒流路群21bにおいて、液冷媒は、空気と熱交換
することにより蒸発気化する。
【0037】従って、第2風下側冷媒流路群21b内を
冷媒が流れる際は、この冷媒流路群21bの左端部側に
おいて、空気との熱交換がより良好に行なわれる。この
ため、左端部側を通過する空気は良好に冷却されるが、
右端部側を通過する空気は、左端部側に比べて冷却され
にくく、左端部側よりも空気温度が高い。そして、冷媒
は、第2風下側冷媒流路群21bから第2風下側下タン
ク25bへ流れ、この第2風下側下タンク25bの左端
部から、第1風下側下タンク25aの右端部へ流入す
る。このとき液冷媒は、この液冷媒にかかる慣性力のた
めに、第1風下側下タンク25aの左側まで移動するの
で、より左側に配置される第1風下側冷媒流路群21a
に流れ込みやすく、より右側に配置される第1風下側冷
媒流路群21aには、液冷媒が流れ込みにくく、ガス冷
媒が流れやすい。そして、第1風下側冷媒流路群21a
において、液冷媒は、空気と熱交換することにより蒸発
気化する。
【0038】従って、第1風下側冷媒流路群21a内を
冷媒が流れる際は、この冷媒流路群21aの左端部側に
おいて、空気との熱交換がより良好に行なわれる。この
ため、左端部側を通過する空気は良好に冷却されるが、
右端部側を通過する空気は、左端部側に比べて冷却され
にくく、左端部側よりも空気温度が高い。なお、配管ジ
ョイント8の冷媒入口パイプ8aから流入した気液二相
状態の冷媒のうち液体冷媒は、第1風上側冷媒流路群3
1a、第2風上側冷媒流路群31b、第2風下側冷媒流
路群21b、第1風下側冷媒流路群21aを通過するこ
とにより徐々に蒸発気化し、第1風下側冷媒流路群21
aから第1風下側上タンク24aへ流れる冷媒は過熱蒸
気となっている。そして、この過熱蒸気は、第1風下側
上タンク24aの左端部から、配管ジョイント8の冷媒
出口パイプ8b内を経て、図示しない冷媒圧縮機の吸入
口へ流入する。
【0039】以下に、本実施形態の奏する効果を説明す
る。まず、図5に示すように、第1風上側冷媒流路群3
1aのうち、空気が良好に冷却される部位(ハッチング
部位)と、第1風下側冷媒流路群21aのうち、空気が
良好に冷却される部位(ハッチング部位)とが、対称位
置となる。また、第1風上側冷媒流路群31aのうち、
空気が良好に冷却されない部位(ハッチング部位)と、
第1風下側冷媒流路群21aのうち、空気が良好に冷却
されない部位(ハッチング部位)とが、対称位置とな
る。
【0040】従って、空気の流れ方向の前後に重ねて配
置した第1風上側熱交換部3aと第1風下側熱交換部2
aとで、空気が良好に冷却されない部位同志が前後に重
なり合わず、空気が良好に冷却されない部位と空気が良
好に冷却される部位とを重なり合わせることができる。
よって、この熱交換部3a、2aを通過した後の空気の
温度に偏りが生じることを抑制でき、空気の温度を均一
化できる。
【0041】同様に、空気の流れ方向の前後に重ねて配
置した第2風上側熱交換部3bと第2風下側熱交換部2
bとで、空気が良好に冷却されない部位同志が前後に重
なり合わず、空気が良好に冷却されない部位と空気が良
好に冷却される部位とを重なり合わせることができる。
よって、この熱交換部3b、2bを通過した後の空気の
温度に偏りが生じることを抑制でき、空気の温度を均一
化できる。
【0042】このようにして、積層型蒸発器1を通過し
た後の空気の温度に偏りが生じることを抑制でき、空気
の温度を均一化できる。 (第2の実施形態)本実施形態は、風下側上タンク2
4、風上側上タンク34、風下側下タンク25、風上側
下タンク35内部のうち、図6に示す位置に設けた仕切
り板27、36、28、37により、風下側上タンク
24内部を、第1風下側上タンク24a、第2風下側上
タンク24b、および、第3風下側上タンク24cに仕
切り、複数の風下側冷媒流路21を、第1風下側冷媒
流路群21a、第2風下側冷媒流路群21b、および、
第3風下側冷媒流路群21cに仕切り、風下側下タン
ク25を、第1風下側下タンク25a、第2風下側下タ
ンク25b、および、第3風下側下タンク25cに仕切
り、風上側上タンク34内部を、第1風上側上タンク
34a、第2風上側上タンク34b、および、第3風上
側上タンク34cに仕切り、複数の風上側冷媒流路3
1を、第1風上側冷媒流路群31a、第2風上側冷媒流
路群31b、および、第3風上側冷媒流路群31cに仕
切り、風上側下タンク35を、第1風上側下タンク3
5a、第2風上側下タンク35b、および、第3風上側
下タンク35cに仕切ってある。
【0043】これにより、風下側熱交換部2を、第1風
下側熱交換部2a、第2風下側熱交換部2b、および、
第3風下側熱交換部2cに分割し、風上側熱交換部3
を、第1風上側熱交換部3a、第2風上側熱交換部3
b、および、第3風上側熱交換部3cに分割している。
なお、第1〜第3風下側熱交換部2a〜2c、および、
第1〜第3風上側熱交換部3a〜3cの、それぞれの冷
媒入口部および冷媒出口部の場所は、図6により明らか
であるので、説明を省略する。
【0044】そして、第1風上側上タンク34aに、上
記第1の実施形態と同様にして円筒部材9を設け、さら
に、第3風上側下タンク35cの左端部と、第3風上側
下タンク25cの左端部とを、上記第1の実施形態と同
様にして連通部10にて連通させてある。この結果、そ
れぞれのタンク34a〜34c、24a〜24c、35
a〜35c、25a〜25cや、冷媒流路群31a〜3
1c、21a〜21cを流れる冷媒は、図6中矢印で示
すように流れ、かつ、気液二相状態の冷媒のうち液冷媒
は、図7中細線ハッチングで示すように、冷媒流路群3
1a〜31c、21a〜21cを流れる。
【0045】従って、冷媒流路群31aと冷媒流路群2
1a、および、冷媒流路群31cと冷媒流路群21cと
に関して、空気が良好に冷却される部位(図7中ハッチ
ング部位)と、空気が良好に冷却されない部位(図7中
白抜き部位)とが、対称位置となる。よって、それぞれ
の熱交換部3a、2a、および、熱交換部3c、2cを
通過した後の空気の温度に偏りが生じることを抑制で
き、空気の温度を均一化できる。
【0046】このようにして、蒸発器1を通過した後の
空気の温度に偏りが生じることを抑制でき、空気の温度
を均一化できる。 (第3の実施形態)図8に示す本実施形態は、上記第1
および第2の実施形態における仕切り板27、28、3
6、37を廃止したものである。
【0047】具体的に、円筒部材9の左端部は、風上側
上タンク34の左端部の連通穴321aに連通し、円筒
部材9の右端部は、風上側上タンク34の右端部内部ま
で延びている。そして、風上側下タンク35の右端部
(風上側熱交換部3の冷媒出口部)と、風下側下タンク
25の右端部(風下側熱交換部2の冷媒入口部)とを連
通部100にて連通してある。つまり、請求項1に記載
の構造を有している。
【0048】これによれば、風上側冷媒流路群31の右
端部に液冷媒が流れやすく、風下側冷媒流路群21の左
端部側に液冷媒が流れやすいので、冷媒流路群31冷媒
流路群21とに関して、空気が良好に冷却される部位
と、空気が良好に冷却されない部位とを、対称位置にで
きる。よって、蒸発器1を通過した後の空気の温度に偏
りが生じることを抑制でき、空気の温度を均一化でき
る。
【0049】(他の実施形態)上記第3の実施形態にお
いて、円筒部材9および連通部100を廃止して、風上
側下タンク35の左端部(風上側熱交換部3の冷媒出口
部)と、風下側下タンク25の左端部(風下側熱交換部
2の冷媒入口部)とを連通させてもよい。つまり、請求
項2に記載の構造を持たせてもよい。このようにして
も、冷媒流路群31冷媒流路群21とに関して、空気が
良好に冷却される部位と、空気が良好に冷却されない部
位とを、対称位置にできる。
【0050】また、上記第1および第2の実施形態にお
いて、円筒部材9および連通部10のいずれか一方のみ
を採用してもよい。また、上記第1の実施形態におい
て、タンク34bの左端部に位置するタンク部32と、
タンク24bの左端部に位置するタンク部22とを連通
部10にて連通していたが、タンク34bの左端部側
(つまり、タンク34bの左端部よりも多少右側)に位
置するタンク部32と、タンク24bの左端部側(つま
り、タンク24bの左端部よりも多少右側)に位置する
タンク部22とを連通部10にて連通してもよい。
【0051】また、上記第1の実施形態において、円筒
部材9の右端部が、タンク34aの右端部内部まで延び
ていたが、タンク34aの右端部側(つまり、タンク3
4aの右端部よりも多少左側)内部まで延びるようにし
てもよい。また、上記第1ないし第3の実施形態では、
蒸発器1の上端部で、かつ、左端部に、蒸発器1の冷媒
入口部および冷媒出口部を形成していたが、この上下、
左右は限定されることはなく、自由に変更してもよい。
なお、この変更により、それぞれの熱交換部2(2a、
2b、2c)、3(3a、3b、3c)の冷媒入口部お
よび冷媒出口部の場所や、請求項でいう筒部材(円筒部
材9)や連通部10の配置場所も変更されるのは勿論で
ある。
【0052】例えば、上記第1の実施形態(図3参
照)、第2の実施形態(図6参照)、および、第3の実
施形態(図8参照)において、熱交換部2(2a、2
b、2c)と、熱交換部3(3a、3b、3c)との前
後を逆に配置してもよいし、蒸発器1の冷媒入口部およ
び冷媒出口部を、蒸発器1の右端部、かつ、上端部に配
置してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる蒸発器の斜視
図である。
【図2】第1の実施形態に係わる一対の成形プレートの
分解斜視図である。
【図3】第1の実施形態に係わる蒸発器内の冷媒の流れ
方向を示す蒸発器の概略的な斜視図である。
【図4】図1におけるA−A断面の部分図である。
【図5】第1の実施形態に係わる熱交換部の冷媒流路内
の冷媒の状態を示す説明図である。
【図6】第2の実施形態に係わる蒸発器内の冷媒の流れ
方向を示す蒸発器の概略的な斜視図である。
【図7】第2の実施形態に係わる熱交換部の冷媒流路内
の冷媒の状態を示す説明図である。
【図8】第3の実施形態に係わる蒸発器内の冷媒の流れ
方向を示す蒸発器の概略的な斜視図である。
【図9】従来技術に係わる蒸発器内の冷媒の流れ方向を
示す蒸発器の概略的な斜視図である。
【図10】従来技術に係わる熱交換部の冷媒流路内の冷
媒の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
3a、3b…第1、第2風上側熱交換部(第1熱交換
部)、31a、31b…第1、第2風上側冷媒流路群
(複数の第1冷媒流路)、34a、34b…第1、第2
風上側上タンク(第1上タンク)、35a、35b…第
1、第2風上側下タンク(第1下タンク)、2a、2b
…第1、第2風下側熱交換部(第2熱交換部)、21
a、21b…第1、第2風下側冷媒流路群(複数の第2
冷媒流路)、24a、24b…第1、第2風下側上タン
ク(第2上タンク)、25a、25b…第1、第2風下
側下タンク(第2下タンク)、321a…連通穴(蒸発
器の冷媒入口部)、221a…連通穴(蒸発器の冷媒出
口部)、9…円筒部材(筒部材)、10…連通部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に気液二相状態の冷媒が流れる
    複数の第1冷媒流路(31a、31b、31c、31)
    を左右方向に積層配置し、これら第1冷媒流路の上方、
    下方に設けた第1上タンク(34a、34b、34c、
    34)、第1下タンク(35a、35b、35c、3
    4)により、前記複数の第1冷媒流路を連通するように
    した第1熱交換部(3a、3b、3c、3)と、 上下方向に気液二相状態の冷媒が流れる複数の第2冷媒
    流路(21a、21b、21c、21)を左右方向に積
    層配置し、これら第2冷媒流路の上方、下方に設けた第
    2上タンク(24a、24b、24c、24)、第2下
    タンク(25a、25b、25c、25)により、前記
    複数の第2冷媒流路を連通するようにした第2熱交換部
    (2a、2b、2c、2)とを備え、 前記第1熱交換部と前記第2熱交換部とを、被冷却流体
    の流れ方向に前後に重ねて配置し、 前記第1熱交換部の冷媒入口部(321a)を前記第1
    上タンクの左右方向一端部に形成し、 前記第1熱交換部の冷媒出口部を前記第1下タンクの左
    右方向他端部に形成し、 前記第2熱交換部の冷媒入口部を前記第2下タンクの左
    右方向他端部に形成し、 前記第2熱交換部の冷媒出口部(221a)を前記第2
    上タンクの左右方向一端部に形成し、 前記第1上タンクの内部に、前記左右方向に延びる筒部
    材(9)を設け、 この筒部材の左右方向一端部を,前記第1熱交換部の前
    記冷媒入口部(321a)に連通させるとともに、この
    冷媒入口部からの冷媒を、前記筒部材を通して、前記第
    1上タンク内部の左右方向他端部近傍に流出させること
    を特徴とする積層型蒸発器。
  2. 【請求項2】 上下方向に気液二相状態の冷媒が流れる
    複数の第1冷媒流路(31a、31b、31c、31)
    を左右方向に積層配置し、これら第1冷媒流路の上方、
    下方に設けた第1上タンク(34a、34b、34c、
    34)、第1下タンク(35a、35b、35c、3
    5)により、前記複数の第1冷媒流路を連通するように
    した第1熱交換部(3a、3b、3c、3)と、 上下方向に気液二相状態の冷媒が流れる複数の第2冷媒
    流路(21a、21b、21c、21)を左右方向に積
    層配置し、これら第2冷媒流路の上方、下方に設けた第
    2上タンク(24a、24b、24c、24)、第2下
    タンク(25a、25b、25c、25)により、前記
    複数の第2冷媒流路を連通するようにした第2熱交換部
    (2a、2b、2c、2)とを備え、 前記第1熱交換部と前記第2熱交換部とを、被冷却流体
    の流れ方向に前後に重ねて配置し、 前記第1上タンクおよび前記第1下タンクのうち、一方
    の第1タンクの左右方向一端部に、前記第1熱交換部の
    冷媒入口部を形成し、 前記第2上タンクおよび前記第2下タンクのうち、前記
    一方の第1タンクに対応する、一方の第2タンクの左右
    方向一端部に、前記第2熱交換部の冷媒出口部を形成
    し、 他方の第1タンクの左右方向一端部近傍と、他方の第2
    タンクの左右方向一端部近傍とを連通する連通部(1
    0)を設けることを特徴とする積層型蒸発器。
  3. 【請求項3】 上下方向に気液二相状態の冷媒が流れる
    複数の第1冷媒流路(31a、31b)を左右方向に積
    層配置し、これら第1冷媒流路の上方、下方に設けた第
    1上タンク(34a、34b)、第1下タンク(35
    a、35b)により、前記複数の第1冷媒流路を連通す
    るようにした第1熱交換部(3a、3b)と、 上下方向に気液二相状態の冷媒が流れる複数の第2冷媒
    流路(21a、21b)を左右方向に積層配置し、これ
    ら第2冷媒流路の上方、下方に設けた第2上タンク(2
    4a、24b)、第2下タンク(25a、25b)によ
    り、前記複数の第2冷媒流路を連通するようにした第2
    熱交換部(2a、2b)とを備え、 前記第1熱交換部と前記第2熱交換部とを、被冷却流体
    の流れ方向に前後に重ねて配置し、 前記第1上タンクおよび前記第2上タンクを、左右方向
    に2つの第1小タンク(34a)、(34b)、およ
    び、第2小タンク(24a)、(24b)に仕切る仕切
    り部材(27)、(36)を、前記第1上タンクおよび
    前記第2上タンクに設け、 左右方向一端側に位置する第1小タンク(34a)の左
    右方向一端部に、外部冷媒回路からの冷媒が流入する冷
    媒入口部(321a)を形成し、 左右方向一端側に位置する第2小タンク(24a)の左
    右方向一端部に、外部冷媒回路へ冷媒を流出する冷媒出
    口部(221a)を形成し、 前記左右方向一端側に位置する第1小タンク(34a)
    の内部に、前記左右方向に延びる筒部材(9)を設け、 この筒部材の左右方向一端部を、前記左右方向一端側に
    位置する第1小タンク(34a)の前記冷媒入口部に連
    通させるとともに、この冷媒入口部からの冷媒を、前記
    筒部材を通して、前記左右方向一端側に位置する第1小
    タンク(34a)内部の左右方向他端部近傍に流出さ
    せ、 左右方向他端側に位置する第1上タンク(34b)のう
    ち、前記仕切り部材(27)近傍と、左右方向他端側に
    位置する第2上タンク(24b)のうち、前記仕切り部
    材(36)近傍とを連通する連通部(10)を設けるこ
    とを特徴とする積層型蒸発器。
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