JPH10266468A - 鉄筋間隔保持具 - Google Patents
鉄筋間隔保持具Info
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- JPH10266468A JPH10266468A JP8742797A JP8742797A JPH10266468A JP H10266468 A JPH10266468 A JP H10266468A JP 8742797 A JP8742797 A JP 8742797A JP 8742797 A JP8742797 A JP 8742797A JP H10266468 A JPH10266468 A JP H10266468A
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Abstract
び左右に相対向する支持片間を、鉄筋を弾性的に挟持す
る第1、第2挟持部と成し、該第1、第2挟持部の鉄筋
挟持範囲を異にした鉄筋嵌着部2を設け、該鉄筋嵌着部
2の下部に、十字状の間隔保持部を一体形成する。 【効果】 鉄筋挟持範囲の異なる第1、第2挟持部によ
り、鉄筋径の変動に対応させ、又十字状の間隔保持部で
座屈変形のない強度を具有させる。
Description
水平保持する鉄筋間隔保持具に関する。
鉄筋嵌着部が単純な二叉状片を設けたものが見受けら
れ、この二叉状片は弾性を有しているが、安定に挟持し
得る鉄筋径の範囲が比較的狭い欠点を有していた。又、
鉄筋と型枠との間に設置されるため、鉄筋間隔保持具自
体に、重圧が加わること、更に型枠内へのコンクリート
打設による衝撃が加わること等、外力により押し潰され
て変形、破損し、正確なかぶり厚を保持できない欠点を
有していた。
較的広範囲に変動しても対処でき、外力により押し潰さ
れることなく、鉄筋と型枠との間隔を安定した状態で保
持できる鉄筋間隔保持具を提供する。
に基づく、安定に挟持し得る鉄筋径の範囲が狭いこと、
及び外力による変形で正確なかぶり厚が保持できないこ
との課題に鑑み、基部上の四隅に支持片を立設し、前後
及び左右に相対向する支持片間を、鉄筋を弾性的に挟持
する第1、第2挟持部と成し、該第1、第2挟持部の鉄
筋挟持範囲を異にした鉄筋嵌着部を設け、該鉄筋嵌着部
の下部に、十字状の間隔保持部を一体形成し、鉄筋挟持
範囲の異なる第1、第2挟持部により、鉄筋径の変動に
対応させ、又十字状の間隔保持部で座屈変形のない強度
を具有させて、上記課題を解決する。
基づいて説明する。1は合成樹脂製の鉄筋間隔保持具で
あり、図1に示す様に、鉄筋間隔保持具1は、鉄筋嵌着
部2と間隔保持部3を一体形成している。
に、弾性を有する柱状の支持片5、5a…を立設してい
る。そして、図2において、前後及び左右に相対向する
支持片5、5a…の間を、鉄筋Bを弾性的に挟持する第
1、2挟持部6、6a、7、7aと成している。
6a、7、7aは、支持片5、5a…の相対向する内壁下部に
円弧部8、8a…、9、9a…を形成し、該円弧部8、8a
…、9、9a…の間隔(鉄筋挟持範囲)D、D1を異にして
いる。又、相対向する支持片5、5a…の一方(図3、4
において右側)の内壁上部に、三角状の掛止部10、10
a、11、11aを突出形成している。又、相対向する支持
片5、5a…の他方(図3、4において左側)の内壁上部
を、円弧部8、8a…、9、9a…の円弧の接線上に沿った
平面状に形成し、かかる部位を平面部12、12a、13、13
aと成している。そして、掛止部10、10a、11、11aの
上方傾斜面と、平面部12、12a、13、13aとの間隔を、
鉄筋挿入口14、14a…と成している。又、支持片5、5a
…の外壁は、基部4の外周に概ね沿った円弧状に形成し
ている。尚、図において、支持片5、5a…は、上方へ至
るに従い、基部4の中心軸側へ若干傾倒しているが、垂
直状に立設しても良い。
図2、5において前後及び左右に突設した間隔保持腕15
と、該間隔保持腕15の下部に設けた間隔保持脚16から成
る。
2腕部17、18を直交した十字状に形成し、該第1、2腕
部17、18の先端部を傾斜状に形成し、該先端部が型枠側
面に線状に接触する様に成している。尚、第1、2腕部
17、18の突出長さは、適宜に設定される。
短い十字状に形成した脚支持部19を設け、該脚支持部19
の中央及び先端下部に、支持脚部20、20a…を設けてい
る。そして、中央の支持脚部20は、三角板を十字に交差
形成し、先端の支持脚部20a…は、三角板状に形成し、
型枠との接地面積を少なくしている。尚、間隔保持脚16
の脚支持部19は、適宜高さに設定され、図1に示す以外
の例として、脚支持部19を長尺状に形成した鉄筋間隔保
持具1を図8に示す。
部に、間隔保持脚16のみから成る間隔保持部3を設けた
鉄筋間隔保持具1を図9に示す。
ついて説明する。型枠底面上に、支持脚部20、20a…を
接地して、鉄筋間隔保持具1を立設し、鉄筋径に対応す
る第1又は第2挟持部6、6a、7、7aに鉄筋Bを挟持す
る。鉄筋Bの挟持に当たっては、鉄筋挿入口14、14a…
より鉄筋Bを下方へ押し込むことで、支持片5、5a…
が、その弾性力に抗して外側へ押し広げられ、鉄筋Bが
鉄筋挿入口14、14a…を通過し、円弧部8、8a…、9、
9a…間に挟持される。図6及び図7に示す様に、鉄筋B
が挟持されると、支持片5、5a…は弾性復帰し、掛止部
10、10a、11、11aが、鉄筋Bに掛止して抜止めとな
る。そして、型枠底面より一定間隔を以て安定した状態
で基部4上に鉄筋Bは水平保持される。又、嵌着された
鉄筋Bに対し直交方向に突出する第1又は第2腕部の先
端を型枠側面に当接して間隔保持する。又、鉄筋Bを嵌
着した鉄筋嵌着部2が、十字状の間隔保持脚16で支持さ
れているため、座屈変形のない強度を鉄筋間隔保持具1
に具有させられる。尚、型枠底面に接地した支持脚部2
0、20a…を、脚支持部19の先端下部以外に、中央下部
に設けることにより、脚支持部19の中央で湾曲変形する
ことを防止している。
持片5、5a…を立設し、前後及び左右に相対向する支持
片5、5a…間を、鉄筋Bを弾性的に挟持する第1、第2
挟持部6、6a、7、7aと成したので、4本の支持片5、
5a…で、基部4上の縦又は横の2方向に鉄筋Bを安定的
に挟持できる。又、第1、第2挟持部6、6a、7、7aの
鉄筋挟持範囲D、D1を異にしたので、鉄筋径が比較的広
範囲に変動しても対処できる。又、上記の鉄筋嵌着部2
と、間隔保持部3を一体形成したので、間隔保持部3に
より、鉄筋嵌着部2に嵌着した鉄筋Bと型枠との間隔を
保持して鉄筋Bを設定位置に配置できる。
壁上部に、掛止部10、10a、11、11aを突出形成したの
で、相対向する内壁上部の夫々に掛止部を設けるより
も、第1又は第2挟持部6、6a、7、7aに鉄筋Bを少な
い力で簡単に押し入れられる。又、第1又は第2挟持部
6、6a、7、7aの夫々は、前後又は左右の2個所で鉄筋
Bを挟持するため、相対向する一方の内壁に、掛止部1
0、10a、11、11aを形成するだけでも、充分な抜止め
効果を発揮できる。
に設けた十字状の間隔保持脚16から成るので、鉄筋間隔
保持具1に座屈変形のない強度を具有させられ、外力に
より押し潰されることなく、鉄筋Bと型枠底面との間隔
を安定した状態で正確なかぶり厚が保持できる。
に、前後及び左右に突設した十字状の間隔保持腕15と、
該間隔保持腕15の下部に設けた十字状の間隔保持脚16か
ら成るので、上記と同様な効果を奏すると共に、型枠側
面に対しても間隔保持できる等その実用的効果甚だ大で
ある。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 基部上の四隅に支持片を立設し、前後及
び左右に相対向する支持片間を、鉄筋を弾性的に挟持す
る第1、第2挟持部と成し、該第1、第2挟持部の鉄筋
挟持範囲を異にした鉄筋嵌着部と、間隔保持部を一体形
成したことを特徴とする鉄筋間隔保持具。 - 【請求項2】 支持片の相対向する一方の内壁上部に、
掛止部を突出形成したことを特徴とする請求項1記載の
鉄筋間隔保持具。 - 【請求項3】 間隔保持部は、鉄筋嵌着部の下部に設け
た十字状の間隔保持脚から成ることを特徴とする請求項
1又は2記載の鉄筋間隔保持具。 - 【請求項4】 間隔保持部は、鉄筋嵌着部の下部に、前
後及び左右に突設した十字状の間隔保持腕と、該間隔保
持腕の下部に設けた十字状の間隔保持脚から成ることを
特徴とする請求項1又は2記載の鉄筋間隔保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8742797A JP2852512B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 鉄筋間隔保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8742797A JP2852512B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 鉄筋間隔保持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10266468A true JPH10266468A (ja) | 1998-10-06 |
JP2852512B2 JP2852512B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=13914582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8742797A Expired - Lifetime JP2852512B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | 鉄筋間隔保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2852512B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008500473A (ja) * | 2004-05-27 | 2008-01-10 | スティーブン・エドワルト・ケリー | 構造要素、基本要素、保持手段、並びに補強材の製造のための補助手段、このような補助手段を組み立てる方法、及び補強材を製造する方法 |
KR101054536B1 (ko) | 2009-05-11 | 2011-08-04 | 박수부 | 조립형 철근받침대 |
JP2015232251A (ja) * | 2014-05-15 | 2015-12-24 | 岡部株式会社 | ロックボルト用スペーサー |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP8742797A patent/JP2852512B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008500473A (ja) * | 2004-05-27 | 2008-01-10 | スティーブン・エドワルト・ケリー | 構造要素、基本要素、保持手段、並びに補強材の製造のための補助手段、このような補助手段を組み立てる方法、及び補強材を製造する方法 |
KR101054536B1 (ko) | 2009-05-11 | 2011-08-04 | 박수부 | 조립형 철근받침대 |
JP2015232251A (ja) * | 2014-05-15 | 2015-12-24 | 岡部株式会社 | ロックボルト用スペーサー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2852512B2 (ja) | 1999-02-03 |
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