JP2002061334A - 鉄筋コンクリート用スペーサー - Google Patents

鉄筋コンクリート用スペーサー

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JP2002061334A
JP2002061334A JP2000252132A JP2000252132A JP2002061334A JP 2002061334 A JP2002061334 A JP 2002061334A JP 2000252132 A JP2000252132 A JP 2000252132A JP 2000252132 A JP2000252132 A JP 2000252132A JP 2002061334 A JP2002061334 A JP 2002061334A
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    • E04BUILDING
    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
    • E04C5/00Reinforcing elements, e.g. for concrete; Auxiliary elements therefor
    • E04C5/16Auxiliary parts for reinforcements, e.g. connectors, spacers, stirrups
    • E04C5/20Auxiliary parts for reinforcements, e.g. connectors, spacers, stirrups of material other than metal or with only additional metal parts, e.g. concrete or plastics spacers with metal binding wires
    • E04C5/201Spacer blocks with embedded separate holding wire or clips

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  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品の表面に露出するブロック面を小さくで
き、仕上がりの綺麗な鉄筋コンクリート製品を製造でき
る鉄筋コンクリート用スペーサーの提供。 【解決手段】 鉄筋コンクリートを生成する際に鉄筋5
1と型枠6または床との間に所定の空間を保持するため
のスペーサー1であって、先端41が同一円周上にある
3個以上の膨出部4を有し、先端41が型枠6または床
に当接して配されるコンクリート製ブロック2と、基部
31が該ブロック2の後端面に固定された係止金具3と
からなる。膨出部4は、4個であり、半球状を呈すると
ともに先端41が同一円周上にあることが、鉄筋51を
型枠6に設置した際の安定性および生コンクリートの膨
出部4間への充填性の観点から望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製品の表面に露
出する面を低減させた鉄筋コンクリート用スペーサーに
関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート用スペーサーは、型枠
内または床の上に鉄筋を配し、コンクリートを流し込ん
で鉄筋コンクリート製品またはコンクリートの打ち込み
床を生成する際に使用される。鉄筋コンクリート用スペ
ーサーは、先端面が型の内面または床面に接触するコン
クリート(モルタルを含む)製ブロックと、該ブロック
の後端面に鉄筋に係止する係止具を固着した構造を有す
る。
【0003】ブロックは、型枠の内面または床面に接触
する先端面が略平面となっており、鉄筋コンクリート製
品の表面にブロックの平面が露出する。係止具は、鉄板
製または樹脂製で、ブロックの後端面に埋設される基部
と鉄筋を挟み込む筒状の取付け部とからなるフック、ま
たは、略U字形に曲げた基部をブロックの後端面に埋設
し、両端部を略逆S形に曲げて取付け部としたバネ線材
製クリップが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先端面が平面的である
ブロックを用いると鉄筋コンクリート製品にブロックの
先端面が大きく露出するため、外観が悪くなるとともに
表面にブロックと生成コンクリートとの境界線が多くな
り、表面強度が低下する。また、係止具が樹脂製である
と製品の鉄筋コンクリート中に熱膨張率が大きい異物が
残りひび割れの原因となり、鉄板で形成した係止具では
高コストである。さらに、取付け部が筒状であると、鉄
筋が交差している部分への取付けができない。
【0005】従来のバネ線材製クリップは、鉄筋からの
外れを阻止するための返し部分がないため、鉄筋組に多
数のスペーサーを予め取り付けた後に型枠に納める作業
中に、ブロックと型枠との摩擦でスペーサーが脱落し易
い。また、スペーサーを鉄筋組へ取付ける時などに、突
起となっているバネ線材の先端が指に刺さったりする不
具合がある。
【0006】この発明の目的は、製品の表面に露出する
ブロック面を小さくでき、仕上がりの綺麗な鉄筋コンク
リート製品を製造できる鉄筋コンクリート用スペーサー
の提供にある。請求項3に記載の発明の目的は、低コス
トに製造でき、装着が容易でかつ脱落しにくい係止金具
を有する鉄筋コンクリート用スペーサーの提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、鉄筋コンク
リートを生成する際に鉄筋と型枠または床との間に所定
の空間を保持するためのスペーサーであって、先端が同
一平面上にあり同一直線上にない3個以上の膨出部を有
し、該先端が型枠または床に当接して配されるコンクリ
ート(モルタルを含む)製ブロックと、基部が該ブロッ
クの後端面に固定されるとともに鉄筋を保持する取付け
部を備えた係止金具とからなる。膨出部は、4個であ
り、半球状を呈するとともに先端が同一円周上にあるこ
とが、鉄筋を型枠に設置した際の安定性およびコンクリ
ートの膨出部間への充填性の観点から望ましい。
【0008】
【発明の作用および効果】この発明では、鉄筋コンクリ
ートを生成する際に鉄筋と型枠または床と接触するブロ
ックの先端面が3個以上の膨出部を有するため、鉄筋コ
ンクリート製品には小さな点が3個以上露出するのみで
ある。このため、製品の表面に現れる境界線が少なく、
製品の表面に露出するブロック面を小さくでき、表面の
強度が高く仕上がりの綺麗な鉄筋コンクリート製品を製
造できる。
【0009】請求項3に記載の発明では、係止金具は、
中間を対称的に折り曲げて形成された複数のバネ線材か
らなり、前記ブロックの後端面に平行して埋設された基
部と、内側向きで且つ前側に湾曲した両端部(返り部)
とを備えた複数のフックで形成されている。このバネ線
材製フックは安価に量産でき、ブロックへの固定も容易
であるためスペーサーの製造コストが安い。また、装着
時には取付け部を鉄筋に押圧することで容易に装着で
き、一旦鉄筋に取り付けると返り部の先端が鉄筋に引っ
掛かるため容易に脱落しない。さらに、2つのバネ線材
製フックの間に交差する鉄筋を挟むことが可能であるた
め、鉄筋組の鉄筋交差部分への取付けも可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明にかかる鉄筋コン
クリート用スペーサー1を示し、コンクリート製のブロ
ック2と、該ブロック2の後端面に固着された係止金具
3とからなる。ブロック2は、略4角錐台状を呈すると
ともに、先端面の4角には4つの膨出部4が形成されて
いる。なお、ブロック2は円錐台状、4角錐以外の角錐
台状であってもよい。
【0011】膨出部4は半球状を呈し、各先端41が同
一円周上に等間隔に設定されている。各膨出部4の間4
2は滑らかな円弧状曲面となっており、型に流し込まれ
た生コンクリートが4つの膨出部4の隙間に流入し易く
なっている。膨出部4は、円錐台状であってもよいが、
この場合は鉄筋コンクリート製品への露出面積が幾分大
きくなる。
【0012】係止金具3は、バネ線材で形成され、ブロ
ック2の後端面に平行して固定された一対のフック3
0、30からなる。フック30は、所定の長さのバネ線
材を中心でU字形に曲げて形成した基部31を有する。
基部31は、ブロック2に埋め込まれ、ブロック2の後
端面から露出した基部31の両側部分は、取付け部3
2、32となっている。取付け部32、32は、外側に
向かって広がった拡開部33、33、および略J字形に
内側に曲げられた湾曲部34、34、および返り部3
5、35からなる。
【0013】スペーサー1は、図2に示す如く、鉄筋組
5の多数の所定位置に、鉄筋51を取付け部32、32
で把持させることにより取り付けられる。返り部35、
35を鉄筋51に押圧すると返り部35、35は拡開
し、図3に示す如く、鉄筋51は取付け部32、32内
に嵌まり込む。これにより、返り部35、35の先端は
鉄筋51に引っ掛かって脱落することを防止する。な
お、スペーサー1を、縦横の鉄筋51、51の交差部5
2に取付ける場合には、横の鉄筋51の上下を取付け部
32、32で挟むようにする。
【0014】多数のスペーサー1を分散して取り付けた
鉄筋組5は、鉄筋コンクリート製品形成用型枠6内に配
され、生コンクリートが充填される。この際に、4つの
膨出部4の先端41は型枠6の内壁面61に当接して、
鉄筋組5と内壁面61との隙間を所定値に確保する。生
コンクリートAが充填されると、滑らかな曲面となって
いる各膨出部4の間42から、スペーサー1の先端側
に、円滑に生コンクリートAが流動する。
【0015】図4は鉄筋コンクリート製品7を示し、表
面71には4つの膨出部4の先端41が小さい点72と
して露出するのみであり、外観が優れるとともに、継ぎ
目が小さいため表面強度が高い。膨出部4は、3個又は
5個以上であってもよいが、設置時の安定性および生コ
ンクリートの流動性の観点から4個を同一円周上に等間
隔に配することが最も望ましい。また、3個以上のフッ
ク30で係止金具3を構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄筋コンクリート用スペーサーの斜視図であ
る。
【図2】鉄筋コンクリートの製造装置の要部拡大図であ
る。
【図3】鉄筋コンクリート製品の斜視図である。
【図4】鉄筋コンクリートの製造製品の断面図である。
【符号の説明】
1 スペーサー 2 ブロック 3 係止金具 4 膨出部 5 鉄筋組 6 型枠 7 鉄筋コンクリート製品 51 鉄筋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリートを生成する際に鉄筋と
    型枠または床との間に所定の空間を保持するためのスペ
    ーサーであって、 先端が同一平面上にあり同一直線上にない3個以上の膨
    出部を有し、該先端が型枠または床に当接して配される
    コンクリート製ブロックと、基部が該ブロックの後端面
    に固定されるとともに鉄筋を保持する取付け部を備えた
    係止金具とからなる鉄筋コンクリート用スペーサー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の鉄筋コンクリート用ス
    ペーサーであって、前記膨出部は半球状を呈するととも
    に4個であり、先端が同一円周上に配されていること特
    徴とする鉄筋コンクリート用スペーサー。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の鉄筋コンクリ
    ート用スペーサーであって、前記係止金具はバネ線材を
    中間で対称的に折り曲げて形成した複数のフックからな
    り、各フックは、前記ブロックの後端面に埋設される中
    間部である基部と、該基部の両側を外側に曲げた拡開
    部、つづいて内側に曲げた湾曲部、さらに前側に曲げた
    返り部からなる取付け部を備えたことを特徴とする鉄筋
    コンクリート用スペーサー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004176260A (ja) * 2002-11-22 2004-06-24 Sanyoo:Kk 鉄筋コンクリート用スペーサ
JP2010189938A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Ohbayashi Corp 鉄筋コンクリートへの取付具の固定構造及びその固定方法
JP2018524502A (ja) * 2015-07-08 2018-08-30 イノヴァティヴ・プラスト・イー・ヴェスト・アーベー コンクリート構造物内の補強材を支持するための積み重ね可能な壁スペーサ

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JP2004176260A (ja) * 2002-11-22 2004-06-24 Sanyoo:Kk 鉄筋コンクリート用スペーサ
JP2010189938A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Ohbayashi Corp 鉄筋コンクリートへの取付具の固定構造及びその固定方法
JP2018524502A (ja) * 2015-07-08 2018-08-30 イノヴァティヴ・プラスト・イー・ヴェスト・アーベー コンクリート構造物内の補強材を支持するための積み重ね可能な壁スペーサ

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