JPH0755948Y2 - ブラケットの抜止装置 - Google Patents

ブラケットの抜止装置

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JPH0755948Y2
JPH0755948Y2 JP4017390U JP4017390U JPH0755948Y2 JP H0755948 Y2 JPH0755948 Y2 JP H0755948Y2 JP 4017390 U JP4017390 U JP 4017390U JP 4017390 U JP4017390 U JP 4017390U JP H0755948 Y2 JPH0755948 Y2 JP H0755948Y2
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JP
Japan
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bracket
fixture
hook
locking hole
fitted
Prior art date
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JP4017390U
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JPH04235U (ja
Inventor
一樹 親木
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、間仕切パネル等の支柱等に嵌合係止する棚受
等のブラケットの抜け落ちを防止するブラケットの抜止
装置に関する。
〔従来の技術〕 従来、ブラケットの下向き又は上向きフックを支柱の側
面に形成した係止孔に嵌合係止して棚板等を支持するよ
うになした構造において、該ブラケットの抜け落ちを防
止するために種々の方策が取られていた。例えば、ブラ
ケットに下向きフックと突片を上下に並設し、フックを
係止孔に嵌合係止した状態で突片を他の係止孔に嵌挿
し、ブラケットを上下不動となしたものも提供されてい
るが、ブラケットが上方へ回転した場合に抜け落ちる恐
れがあった。
そこで、実公昭62−27181号公報にて開示される如く、
ブラケットのフックを抜止め金具の長片に形成したスリ
ットに挿通した状態で支柱等の係止孔に嵌合係止し、そ
して抜止め金具のスリット近傍に設けた突起をフックと
係止孔間の空隙内に嵌合し、ブラケットを上下不動とな
したものが提供されるに至ったが、抜止め金具を装着す
るのはフックを係止孔に嵌合係止するのと同時であるた
め、多数のフックを同時に嵌合係止しなければならない
場合には作業性が悪く、また抜止め金具を保持するため
に、該抜止め金具の長片に延設した短片の切欠溝をブラ
ケットの端縁の切欠に嵌合していたので、抜止め金具が
目立ち過ぎ外観性を損なうとともに、振動に対してはガ
タつくといった問題の解決が残されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところ
は、ブラケットのフックを支柱等に形成した係止孔に嵌
合係止した後、後作業により固定具を嵌挿装着するだけ
で、ブラケットの抜け落ちを防止できるとともに、固定
具自体も外れる恐れがなく、しかも振動に対しても外れ
たり、ガタついたりすることがないブラケットの抜止装
置を提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前述の課題解決のために、支柱等に形成した
係止孔にブラケットのフックを挿入し且つ上下方向に移
動させて嵌合係止した際に生じる該係止孔の上下一側縁
部とフック間の空隙内に、固定具の先端部を密嵌してブ
ラケットを上下不動となすとともに、該固定具の基部と
ブラケットの当接部において該基部に突設したバネ片を
ブラケットに形成した凹部に係合して固定具を水平不動
としてなるブラケットの抜止装置を構成した。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本考案のブラケットの抜止装置
は、ブラケットのフックを支柱等の係止孔に挿入し且つ
上下方向に移動させて係止孔の縁部に嵌合係止し、その
際に生じる係止孔の上下一側縁部とフック間の空隙内
に、固定具の先端部を密嵌してフックを係止孔内で上下
不動となしてブラケットの抜け落ちを防止するととも
に、固定具の基部に突設したバネ片をブラケットに形成
した凹部に弾性的に係合させることにより、該固定具を
水平不動となして固定具の抜け落ちも防止するものであ
る。
〔実施例〕
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考案の詳細
を説明する。
第1図は本考案の代表的実施例を示し、図中1は間仕切
装置の支柱、2は該支柱1に形成した係止孔、3は棚板
等を支持するブラケット、4は前記係止孔2に嵌合係止
したブラケット3の抜け落ちを防止するために係止孔2
に密嵌する固定具をそれぞれ示している。
本実施例では、間仕切装置を構成する支柱1の側面5の
上下方向に一定間隔毎に形成した係止孔2,…を用いた例
を示しているが、本考案は間仕切装置の支柱1に限ら
ず、壁面の支柱又はパネル面に形成した係止孔にも全く
同様に適用できるものである。以下、間仕切装置を例に
説明する。
間仕切装置は、間隔を隔てて立設した中空杆体からなる
支柱1,1の表裏両側面5,5間にそれぞれパネル板6,6を適
宜手段にて取付けた単位間仕切パネルを前記支柱1を介
して多数連結したものであり、隣接するパネル板6,6間
には目地部7を有し、該目地部7に臨む前記支柱1の側
面5に係止孔2,…を形成したものである。
前記係止孔2は、本実施例では縦長孔としたが、正方形
若しくはそれに類似する孔又は異なった長方形の孔を二
つ連続させた孔等適宜利用できるものである。また、本
考案の概念には横長孔も含むものとする。
前記ブラケット3は、板状の基端部に下向き又は上向き
フック8を形成し、本実施例では下向きフック8を形成
するとともに、上端縁に凹部9を切欠形成したものであ
る。前記フック8は、首部10と該首部10から下方へ鍵状
に突出した頭部11からなり、前記凹部9を形成した上端
縁と首部10及び頭部11の上端を面一となし、また該頭部
11の突出部とブラケット3の基端縁12の延長線との間隔
を前記支柱1の側面5の肉厚に略一致させている。ま
た、前記凹部9は、前記フック8の首部10よりやや内方
側に位置し、該凹部9の内方端縁を急峻な立上りの当止
縁13となしている。ここで、前記ブラケット3に、一つ
のフック8を設けたが、前記係止孔2,…の間隔と一致さ
せて複数のフックを設けることも可能である。
前記固定具4は、合成樹脂製で一体成形され、前記係止
孔2の一部に嵌入する先端部14と基部15よりなり、該基
部15と前記ブラケット3の当接部、即ち基部15の下側に
は前記凹部9に係合するバネ片16を形成したものであ
る。そして、前記先端部14の横幅は前記係止孔2の横幅
と略一致させるとともに、先端部14の縦幅は係止孔2の
上下長さからフック8の首部10の上下幅を減じた寸法に
略一致させ、一方前記基部15の横幅は間仕切装置の目地
部7の幅と略一致させ、基部15の長さは同様に目地部7
の深さと略一致させている。また、前記先端部14と基部
15の境には段部17を形成し、先端部14を係止孔2に挿入
した際に、該段部17が支柱1の側面5に当接し、それ以
上の挿入を規制している。尚、前記係止孔2と目地部7
の横幅が一致する場合若しくは係止孔2の横幅が目地部
7の横幅より大である場合には、当然先端部14と基部15
の横幅が一致するので、前記段部17は先端部14の縦幅よ
り基部15の縦幅を大となして形成する。
ここで、前記凹部9とバネ片16の形状は、特に限定され
るものではないが、互いに係合した状態で固定具4がブ
ラケット3の内方側への移動を規制できる、即ち固定具
4の抜け落ちを防止できる形状にする。例えば、図示の
如く前記凹部9をフック8側の緩斜縁18と前記当止縁13
とより形成し、前記バネ片16を固定具4の先端部14と基
部15の連続部から基部15の他端側へ下方傾斜して延び、
その先端を遊端となして前記凹部9の当止縁13に当止さ
せるのである。尚、前記バネ片16を基部15側へ曲げた際
に固定具4の下縁と面一となるか若しくはそれより引っ
込むように基部15にバネ片16を収容する凹陥部19を形成
している。
しかして、第2図に示す如く支柱1の係止孔2にブラケ
ット3のフック8を挿入し且つ下方へ移動させて該フッ
ク8の首部10を係止孔2の下縁に当接させるとともに、
頭部11を係止孔2の下方裏面に当接させて、常法どおり
嵌合係止した後、前記固定具4のバネ片16をブラケット
3の上端縁に圧接し、該バネ片16を基部15の凹陥部19に
収容した状態で、先端部14を係止孔2の孔内上縁部とフ
ック8間の空隙20内に挿入する。そうすると、第3図〜
第5図に示す如く前記空隙20内に固定具4の先端部14が
密嵌し、段部17が支柱1の側面5に当接すると同時に、
前記バネ片16が開放されて復元しブラケット3の凹部9
に係合し、該バネ片16の遊端が凹部9の当止縁13に当止
され、固定具4の装着が完了する。この状態では、ブラ
ケット3のフック8は係止孔2内で上下移動することが
なく、また当然水平移動することがなく、確実に抜け止
めが防止されている。また、固定具4もバネ片16とブラ
ケット3の凹部9が係合しているので、抜け落ちる恐れ
がないのである。尚、固定具4の基部15は目地部7に嵌
合しているので、固定具4のズレやガタつきがないとと
もに、パネル板6,6の移動も規制することができる。
また、第6図(a),(b),(c)及び第7図には固
定具4の他の実施例を示している。この固定具4は、先
端部14は前記同様のものであるが、基部15に前記ブラケ
ット3の上縁部を両側から挟む挾持片21,21を形成し、
該挾持片21,21間にバネ片16を設けたものである。そし
て、装着状態においては、目地部7に固定具4の基部15
が嵌合し、両挾持片21,21間にブラケット3の上縁が嵌
合しているので、ブラケット3の水平方向の振れが生じ
ず、支柱1に対して直交状態にブラケット3を確実に保
持できるのである。
更に、第8図に示した他の実施例は、ブラケット3のフ
ック8の先端に突起22を形成し、固定具4の先端部14を
当止して、それ以上の挿入を規制したものである。ブラ
ケット3及び固定具4の他の構成は前記同様であるので
説明は省略する。
そして、第9図に示した固定具4の他の実施例は、先端
部14と基部15を一体となした鉄片23に鋼製の板バネ24を
固着したもので、基本構成は前記同様なものである。
以上、本実施例では下向きフック8を有するブラケット
3について述べたが、同様に上向きフックを有するブラ
ケットにも適用でき、その場合には前記各構成を上下反
転させればよく、更に本考案の技術的思想は横向きフッ
クを有するブラケットにも適用できるのである。
〔考案の効果〕
以上にしてなる本考案のブラケットの抜止装置によれ
ば、支柱等に形成した係止孔にブラケットのフックを挿
入し且つ上下方向に移動させて嵌合係止した際に生じる
該係止孔の上下一側縁部とフック間の空隙内に、固定具
の先端部を密嵌してブラケットを上下不動となすととも
に、該固定具の基部とブラケットの当接部において該基
部に突設したバネ片をブラケットに形成した凹部に係合
して固定具を水平不動としてなるので、支柱等の係止孔
にブラケットのフックを嵌合係止した後、係止孔とフッ
ク間に生じる空隙内に固定具の先端部を密嵌状態で挿入
するだけで、ブラケットの上下動を規制することがで
き、それによりブラケットのフックが係止孔から不意に
抜けることを防止でき、更に固定具の先端部を係止孔に
挿入すると同時に、該固定具の基部に設けたバネ片がブ
ラケットの凹部に抜け止め係合するので、固定具の脱落
も防止でき、しかも係止孔とフック間の空隙に固定具の
先端部が密嵌し、基部のバネ片はブラケットの凹部に弾
性的に係合しているので、振動に対しても外れたり、ガ
タついたりすることがないのである。
また、ブラケットのフックを係止孔に嵌合係止した後
に、固定具を装着するものであるから、ブラケットが多
数存在し、フックが多数存在する場合にも、その作業が
極めて容易であり、作業能率が高い。更に、前面に出現
するのは固定具の基部のみであるから、外観性を損なう
ことがないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の代表的実施例を示す要部の分解斜視
図、第2図は支柱の係止孔にブラケットを嵌合係止した
後固定具を装着する状態を示した要部の縦断側面図、第
3図は同じく固定具を装着した状態を示した要部の縦断
側面図、第4図は同じく装着状態の要部の縦断正面図、
第5図は同じく装着状態の横断平面図、第6図は固定具
の他の実施例を示し、第6図(a)は側面図、(b)は
底面図、(c)は側面図、第7図は第6図の固定具を用
いてブラケットを支柱に取付けた状態の要部の縦断側面
図、第8図は更に他の実施例を示す要部の縦断側面図、
第9図は固定具の更に他の実施例を示す側面図である。 1:支柱、2:係止孔、3:ブラケット、4:固定具、5:側面、
6:パネル板、7:目地部、8:フック、9:凹部、10:首部、1
1:頭部、12:基端縁、13:当止縁、14:先端部、15:基部、
16:バネ片、17:段部、18:緩斜縁、19:凹陥部、20:空
隙、21:挾持片、22:突起、23:鉄片、24:板バネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱等に形成した係止孔にブラケットのフ
    ックを挿入し且つ上下方向に移動させて嵌合係止した際
    に生じる該係止孔の上下一側縁部とフック間の空隙内
    に、固定具の先端部を密嵌してブラケットを上下不動と
    なすとともに、該固定具の基部とブラケットの当接部に
    おいて該基部に突設したバネ片をブラケットに形成した
    凹部に係合して固定具を水平不動としてなることを特徴
    とするブラケットの抜止装置。
JP4017390U 1990-04-14 1990-04-14 ブラケットの抜止装置 Expired - Lifetime JPH0755948Y2 (ja)

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JP2012085988A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Daiken Corp ハンギングレール

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JPH04235U (ja) 1992-01-06

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