JP3838118B2 - 収納ラックの棚受け板の取り付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クローゼットのような収納庫内に設置する収納ラックで、支柱間に棚板を架設するときに棚板を支持する棚受け板を支柱に取り付ける構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一般に、この種の収納ラックは床面に所定の間隔を隔てて支柱を立設し、隣り合う支柱間に棚板を懸架して形成されている。棚板を懸架するとき、支柱の上下方向の適宜位置に棚受け板が取り付けられ、棚板の端部を棚受け板の上に載せて支持される。棚受け板を支柱に取り付けるときは支柱の上下に間隔を隔てて設けた穴に、棚受け板に設けたフックのような引っ掛け片を挿入して引っ掛けることで取り付けられる。
【0003】
ところが、棚受け板の引っ掛け片を支柱の穴に挿入して引っ掛けるだけで棚受け板を取り付けるだけの構造では棚受け板ががたついたりしないように安定よく取り付けることができないという問題がある。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、支柱に棚受け板をがたついたりしないように安定よく取り付けることができる収納ラックの棚受け板の取り付け構造を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の収納ラックの棚受け板の取り付け構造は、床面に立設した少なくとも2本の支柱1とこの支柱1間に懸架した棚板2とで構成される収納ラックにおいて、上記支柱1を内部が中空の角柱状に形成し、この支柱1の側面に上下方向に浅い凹溝9を凹設すると共にこの凹溝9の底部から中空部まで貫通するように複数の挿通穴3を上下に間隔を隔てて形成し、底部に挿通穴3を形成した凹溝9の両側に上下方向に位置決め溝4を設け、位置決め溝に開口の巾が広く奥が狭くなるように傾斜面を設け、棚板2の端部を受ける棚受け板5を縦片5aと横片5bとで断面略L字状に形成すると共に縦片5aを支柱1の側面に沿わせ、棚受け板5の縦片5aから突設した引っ掛け片6を挿通穴3に挿通して穴縁に引っ掛け係合すると共に縦片5aから突設した突起30を凹溝9に嵌合し、引っ掛け片6の両側で棚受け板5から突設した位置決め突片7を位置決め溝4に挿入して係止したことを特徴とする。縦片5aを支柱1の側面に沿わせた状態で、棚受け板5の引っ掛け片6を支柱1の挿通穴3に挿通して引っ掛け係合したことに加えて棚受け板5の両側の位置決め突片7が位置決め溝4に挿入して係止することで少なくとも3点で棚受け板5が支柱1に止められ、棚受け板5ががたついたりしないように安定よく取り付けられ、しかも位置決め突片7を位置決め溝4に挿入するとき挿入しやすく、また、引っ掛け片6を挿通穴3に挿通するとき引っ掛け片6を凹溝9にてガイドでき、引っ掛け片6の挿通穴3への挿通が容易にできて棚受け板5の取り付けが容易にできると共に突起30と凹溝9とが嵌合することでこの部分でも固定されて棚受け板5の固定が一層安定し、従って棚板2が安定よく取り付けられる。
【0008】
また引っ掛け片6の厚みより巾広で引っ掛け片6が挿通可能な長さを有する上部長穴3aと、上部長穴3aの巾より狭く且つ引っ掛け片6の厚みより巾広であって、上部長穴3aに対して傾斜した下部長穴3bとを、上下に連続させて設けて挿通穴3を形成したことを特徴とすることも好ましい。引っ掛け片6を挿通穴6に挿通して引っ掛けて係合するとき、引っ掛け片6を上部長穴3aに挿通し、この状態で引っ掛け片6を下降させて引っ掛け片6を下部長穴3bに挿通して引っ掛け片6を引っ掛け係合できる。このとき先に巾が広くて長さが長い上部長穴3aに引っ掛け片6を挿通するために引っ掛け片6の挿通穴3への挿通が容易にできる。引っ掛け片6を上部長穴3aに挿通した後に引っ掛け片6が下部長穴3bに挿通されるように下降させて引っ掛け係合させるが、巾が狭くて傾斜した下部長穴3bに引っ掛け片6を挿通した状態で引っ掛け係合され、引っ掛け片6ががたつかないように引っ掛け係合されて棚受け板5が一層安定よく取り付けられる。
【0009】
また棚受け板5の引っ掛け片6の両側の上下に夫々位置決め突片7を設け、両側の上下の位置決め突片7を位置決め溝4に挿入して係止したことを特徴とすることも好ましい。このとき両側の上下の位置決め突片7が位置決め溝4に挿入して係止されることで5点で棚受け板5が支柱1に支持され、棚受け板5が支柱1により安定よく取り付けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】
建物の部屋の端部に図5、図6に示すようにクローゼットのような収納庫10を設けてあり、この収納庫10の奥壁12と反対の前面の開口には開閉自在な扉11を装着してある。この収納庫10内には次のように収納ラックを設置してある。収納庫10の奥壁12の上部には水平にレール材13を沿わせて配置してあり、レール材13から奥壁12にビス等の固着具を打入してレール材13を装着してある。このレール材13には長手方向に亙って引っ掛け溝14を設けてある。
【0011】
天枠材15は角パイプ状に形成されており、レール材13を取り付けた位置と同じレベルで長手方向が前後方向に向くように配置される。この天枠材15の後端には端部ブロック16が配置され、端部ブロック16の挿入片17を天枠材15内に挿入し、挿入片17の取り付け穴18と天枠材15の取り付け穴19とにビス等の固着具20を締結して端部ブロック16を取り付けてある。端部ブロック16には下方に突出する突片を設けることで引っ掛け部21を設けてある。天枠材15は端部ブロック16の引っ掛け部21を引っ掛け溝14に引っ掛け係止することでレール材13に後端が取り付けられる。この天枠材15は支柱1を立設する間隔で左右に配設して後端がレール材13に固定される。端部ブロック16の下部の突出部22には固定穴が設けられており、この固定穴からビスのような固着具がレール材13を介して奥壁12に打入されて固定されている。支柱1は図1や図7に示すように角柱状にアルミニウムのような金属にて形成されており、上下全長に亙って中空部23が設けてある。この支柱1には一対のタッピングホール24を上下全長に亙って設けてあり、天枠材15の下方で床面に立設した支柱1の上端面を天枠材15の下面に当接し、天枠材15からタッピングホール24にビス等の固着具を螺入して天枠材15と支柱1とを連結してある。この支柱1を立設する位置は天枠材15の前後方向の略中間の位置である。
【0012】
天枠材15の上面には前後方向に亙って凹溝25を凹設してある。この天枠材15に天板26を支持するために取り付ける天板受け材27は図8に示すように縦片27aと下横片27bとで断面略L字状に形成され、縦片27aの上端から下横片27bと反対方向に突出するように上横片27cを連出してあり、上横片27cの先端から下方に垂下片27dを垂下してある。この天板受け材27は天枠材15の両側に天枠材15と平行に配置され、縦片27aが天枠材15の側面に沿わせられ、凹溝25の両側で天枠材15の上面に上横片27cが沿わせられ、垂下片27dが凹溝25に挿入されて凹溝25の内側面に沿わせられ、この状態で天枠材15に天板受け材27が仮止めされる。この天板受け材27を仮止めした状態で図11に示すように縦片27aからビスのような固着具28が打入されて天枠材15に天板受け材27が装着される。
【0013】
天板26は矩形板状に形成されており、隣り合う天枠材15間に嵌め込むように取り付けられる。天板26を隣り合う天枠材4間に嵌め込んだ状態で天板26の端部が天板受け材27の下横片27bの上に載置され、下横片27bの下から天板26にビスのような固着具29が打入されて天板26が天板受け材27に固定される。
【0014】
支柱1の左右の側面にはこの側面の巾方向の中央の位置で上下全長に亙るように凹溝9を穿設してあり、この凹溝9の底面から中空部23まで貫通するように挿通穴3が設けてある。この凹溝9や挿通穴3を設けた部分の前後である両側には上下全長に亙るように位置決め溝4を形成してある。この位置決め溝4は開口の巾が広く奥が狭くなるように傾斜面8を設けてある。棚受け板5は金属板を板金加工することで形成されるものであり、縦片5aと横片5bとで断面略L字状に形成されている。縦片5aの前後方向の中央には略逆L字状の引っ掛け片6を切り起こしにて形成してあり、引っ掛け片6の下には凹溝9の深さと同じ高さの突起30を突設してあり、縦片5aの引っ掛け片6の前後である両側には切り起こしにて位置決め突片7を形成してある。本例の場合、横片5bの下に延出部31を設けてあり、この延出部31の前後にも位置決め突片7を設けてある。つまり、両側の上下に位置決め突片7を設けてあり、合計4個の位置決め突片7を設けてある。本例の場合、両側の上下に位置決め突片7を設けてあるが、上記延出部31を設けずに縦片5aの両側に位置決め突片7を設けるだけでもよい。
【0015】
支柱1には上記のように挿通穴3が設けられるが、この挿通穴3は上部長穴3aと下部長穴3bを上下に連続するように設けることで形成されている。上部長穴3aは引っ掛け片6の厚みより巾広で引っ掛け片6が挿通可能な長さを有し、下部長穴3bは上部長穴3aの巾より狭く且つ引っ掛け片6の厚みより巾広で、上部長穴3aに対して僅かに傾斜している。
【0016】
この棚受け板5は支柱1の適宜高さ位置に配置され、図2のように引っ掛け片6を挿通穴3に挿通して引っ掛け片6を穴縁に係合することで取り付けられる。このように棚受け板5を取り付けたとき、突起30が凹溝9に嵌合され、位置決め突片7が位置決め溝4に挿入される。このとき、引っ掛け片6の引っ掛け係合に加えて両側の上下の位置決め突片7の位置決め溝4への挿入係止にて5点で止められ(両側に位置決め突片7が1個づつしかないときは3点で止められ)、棚受け板5ががたつかないように安定よく取り付けられる。このとき、突起30が凹溝9に嵌合するとこの部分でも固定されて棚受け板5の固定が一層安定する。また位置決め溝4には傾斜面8を設けて開口側を狭くすると共に奥を狭くしてあるため位置決め突片7を挿入するとき挿入しやすい。また引っ掛け片6を挿通穴3に挿通するとき引っ掛け片6を凹溝9にてガイドでき、引っ掛け片6の挿通穴3に挿通が容易にできて棚受け板5の取り付けが容易にできる。また引っ掛け片6を挿通穴6に挿通して引っ掛けて係合するとき、図4(a)に示すように引っ掛け片6を上部長穴3aに挿通し、この状態で図4(b)に示すように引っ掛け片6を下降させて引っ掛け片6を下部長穴3bに挿通して引っ掛け片6を引っ掛け係合できる。このとき先に巾が広くて長さが長い上部長穴3aに引っ掛け片6を挿通するために引っ掛け片6の挿通穴3への挿通が容易にできる。引っ掛け片6を上部長穴3aに挿通した後に引っ掛け片6が下部長穴3bに挿通されるように下降させて引っ掛け係合させるが、巾が狭くて傾斜した下部長穴3bに引っ掛け片6を挿通した状態で引っ掛け係合され、引っ掛け片6ががたつかないように引っ掛け係合されて棚受け板5が一層安定よく取り付けられる。このように棚受け板5を取り付けた後、支柱1間に棚板2が架設されて棚板2の端部が棚受け板5の横片5bに載設されてビス等で固着される。
【0017】
支柱1の下端には下端ブロック34が取り付けられており、この下端ブロック34には高さ調整するためのアジャスターボルト35を螺合してあり、アジャスターボルト35の下端に床面に設置する台座36を装着してある。
【0018】
またハンガーパイプ38を支持するパイプ支持具39は図12に示すように形成されている。このパイプ支持具39は端面板40と端面板40の内面側に周縁に立設した周壁41とで主体が構成され、合成樹脂にて成形されている。そしてパイプ支持具39の前端と後端とには傾斜溝からなるパイプ保持溝42が設けられており、前後方向の中央の下部には周壁41のない切り欠き43が設けられている。切り欠き43とパイプ保持溝42との間は水平な連通溝45となっており、切り欠き43の前後の縁部には立ち上がり壁46を設けてある。端面板40の外面には引っ掛け片6′が設けられており、引っ掛け片6′の下には突起30′が設けられており、引っ掛け片6′の前後である両側に位置決め突片7′が設けられている。
【0019】
このパイプ支持具39は棚受け板5と同様に取り付けられるものであって、図2に示すように引っ掛け片6′を支柱1の挿通穴3に挿通して引っ掛け係合され、突起30′が支柱1の凹溝9が嵌合され、位置決め突片7′が位置決め溝4に挿入係止される。このようにパイプ支持具39を支柱1に取り付けた状態で左右のパイプ支持具39間に架設するようにハンガーパイプ38が取り付けられる。ハンガーパイプ38を架設するとき、ハンガーパイプ38の長手方向の端部が切り欠き43から挿入され、連通溝45を介してパイプ保持溝42に挿入することでハンガーパイプ38の端部がパイプ保持溝42に保持される。ハンガーパイプ38を取り外す場合、上記と逆に操作して切り欠き43からハンガーパイプ38の端部を抜く。ハンガーパイプ38を架設した状態で不用意な外力が加わってハンガーパイプ38の端部が連通溝45に至っても立ち上がり壁46に当って、切り欠き43からハンガーパイプ38の端部が抜けて脱落するようなおそれがない。
【0020】
図13は収納ラックを施工した状態の具体的な一例であり、50は引き出し、51は網籠、52はコンテナ、53はフロアーストッカーである。
【0021】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、支柱を内部が中空の角柱状に形成し、この支柱の側面に上下方向に浅い凹溝を凹設すると共にこの凹溝の底部から中空部まで貫通するように複数の挿通穴を上下に間隔を隔てて形成し、底部に挿通穴を形成した凹溝の両側に上下方向に位置決め溝を設け、位置決め溝に開口の巾が広く奥が狭くなるように傾斜面を設け、棚板の端部を受ける棚受け板を縦片と横片とで断面略L字状に形成すると共に縦片を支柱の側面に沿わせ、棚受け板縦片から突設した引っ掛け片を挿通穴に挿通して穴縁に引っ掛け係合すると共に縦片から突設した突起を凹溝に嵌合し、引っ掛け片の両側で棚受け板から突設した位置決め突片を位置決め溝に挿入して係止したので、縦片を支柱の側面に沿わせた状態で、棚受け板の引っ掛け片を支柱の挿通穴に挿通して引っ掛け係合したことに加えて棚受け板の両側の位置決め突片が位置決め溝に挿入して係止することで少なくとも3点で棚受け板が支柱に止められ、棚受け板ががたついたりしないように安定よく取り付けられ、しかも位置決め突片を位置決め溝に挿入するとき挿入しやすく、また、引っ掛け片を挿通穴に挿通するとき引っ掛け片を凹溝にてガイドでき、引っ掛け片の挿通穴への挿通が容易にできて棚受け板の取り付けが容易にでき、また、更に、突起と凹溝とが嵌合することでこの部分でも固定されて棚受け板の固定が一層安定し、従って棚板が安定よく取り付けられるものである。
【0024】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、引っ掛け片の厚みより巾広で引っ掛け片が挿通可能な長さを有する上部長穴と、上部長穴の巾より狭く且つ引っ掛け片の厚みより巾広であって、上部長穴に対して傾斜した下部長穴とを、上下に連続させて設けて挿通穴を形成したので、引っ掛け片を挿通穴に挿通して引っ掛けて係合するとき、引っ掛け片を上部長穴に挿通し、この状態で引っ掛け片を下降させて引っ掛け片を下部長穴に挿通して引っ掛け片を引っ掛け係合できるものであって、先に巾が広くて長さが長い上部長穴に引っ掛け片を挿通するために引っ掛け片の挿通穴への挿通が容易にできるものであり、しかも引っ掛け片を上部長穴に挿通した後に引っ掛け片が下部長穴に挿通されるように下降させて引っ掛け係合させたとき、巾が狭くて傾斜した下部長穴に引っ掛け片を挿通した状態で引っ掛け係合され、引っ掛け片ががたつかないように引っ掛け係合されて棚受け板が一層安定よく取り付けられるものである。
【0025】
また本発明の請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、棚受け板の引っ掛け片の両側の上下に夫々位置決め突片を設け、両側の上下の位置決め突片を位置決め溝に挿入して係止したので、両側の上下の位置決め突片が位置決め溝に挿入して係止されることで5点で棚受け板が支柱に支持され、棚受け板が支柱により安定よく取り付けられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の支柱と棚受け板を示す分解斜視図である。
【図2】同上の支柱に棚受け板とパイプ支持具を取り付けた状態の断面図である。
【図3】同上の棚受け板を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は拡大側面図である。
【図4】(a)(b)は同上の支柱に棚受け板を取り付ける動作を説明図する側面図である。
【図5】同上の収納ラックを示す斜視図である。
【図6】同上の収納ラックの側面から見た断面図である。
【図7】同上の支柱の断面図である。
【図8】同上の天枠材や天板を固定する部分の一部切欠分解斜視図である。
【図9】同上の天枠材の後端をレール材に取り付けた状態の一部切欠分解斜視図である。
【図10】同上の組み立て状態の一部切欠斜視図である。
【図11】同上の天枠材や天板受け材や天板を固定した状態の断面図である。
【図12】同上のハンガーパイプとパイプ支持具とを示す分解斜視図である。
【図13】同上の収納ラックの具体的な例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 支柱
2 棚板
3 挿通穴
3a 上部長穴
3b 下部長孔
4 位置決め溝
5 棚受け板
5a 縦片
5b 横片
6 引っ掛け片
7 位置決め突片
8 傾斜面
9 凹溝
Claims (3)
- 床面に立設した少なくとも2本の支柱とこの支柱間に懸架した棚板とで構成される収納ラックにおいて、上記支柱を内部が中空の角柱状に形成し、この支柱の側面に上下方向に浅い凹溝を凹設すると共にこの凹溝の底部から中空部まで貫通するように複数の挿通穴を上下に間隔を隔てて形成し、底部に挿通穴を形成した凹溝の両側に上下方向に位置決め溝を設け、位置決め溝に開口の巾が広く奥が狭くなるように傾斜面を設け、棚板の端部を受ける棚受け板を縦片と横片とで断面略L字状に形成すると共に縦片を支柱の側面に沿わせ、棚受け板の縦片から突設した引っ掛け片を挿通穴に挿通して穴縁に引っ掛け係合すると共に縦片から突設した突起を凹溝に嵌合し、引っ掛け片の両側で棚受け板から突設した位置決め突片を位置決め溝に挿入して係止したことを特徴とする収納ラックの棚受け板の取り付け構造。
- 引っ掛け片の厚みより巾広で引っ掛け片が挿通可能な長さを有する上部長穴と、上部長穴の巾より狭く且つ引っ掛け片の厚みより巾広であって、上部長穴に対して傾斜した下部長穴とを、上下に連続させて設けて挿通穴を形成したことを特徴とする請求項1記載の収納ラックの棚受け板の取り付け構造。
- 棚受け板の引っ掛け片の両側の上下に夫々位置決め突片を設け、両側の上下の位置決め突片を位置決め溝に挿入して係止したことを特徴とする請求項1又は2記載の収納ラックの棚受け板の取り付け構造。
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