JPH10259868A - 作業車の車速制御装置 - Google Patents

作業車の車速制御装置

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JPH10259868A
JPH10259868A JP9065880A JP6588097A JPH10259868A JP H10259868 A JPH10259868 A JP H10259868A JP 9065880 A JP9065880 A JP 9065880A JP 6588097 A JP6588097 A JP 6588097A JP H10259868 A JPH10259868 A JP H10259868A
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JP
Japan
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speed
transmission
control
vehicle
vehicle speed
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JP9065880A
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Inventor
Hiroaki Ema
浩明 江間
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間にわたり適正な状態で自動変速制御を
実行することが可能となる作業車の車速制御装置を提供
する。 【解決手段】 エンジン負荷が設定負荷を上回ると、車
速を減速させるように電動モータ23により無段変速用
の変速部20を操作させる自動変速制御を実行するよう
にした作業車の車速制御装置において、変速部20の変
速位置が変化するに伴って変速位置情報を出力するポテ
ンショメータ41と、車体走行速度を検出する車速セン
サとが設けられ、変速部20の変速位置が設定位置より
も低速側であるか、又は、検出される車速が設定車速を
下回っていれば、前記自動変速制御を実行しないように
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体走行用の変速
装置における無段変速用の変速部に、人為的に正逆方向
に操作される変速操作具が機械的に連動連係され、且
つ、前記変速部を変速操作自在なアクチュエータと、エ
ンジン負荷が設定負荷を上回ると、車速を減速させるよ
うに前記アクチュエータを作動させる自動変速制御を実
行する制御手段とが備えられている作業車の車速制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記作業車の車速制御装置において、従
来では、車体が自動変速制御を実行すべき走行状態(例
えば、作業を実行する為の走行状態)にあるか否かを検
出する検出手段として、例えば、特開平7‐67441
号公報に示されるように、車体走行速度を検出する速度
センサが用いられ、この車速センサにより検出される車
速が設定速度を越えていなければ自動変速制御を実行し
ないように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成は、車体が実
際に走行していない状態では、前記変速部を操作するの
に大きい操作力を必要とする場合があり、このような状
態でアクチュエータにより無理に操作すると、アクチュ
エータや機械的な連係機構が故障するおそれがあるの
で、確実に車体が適正な走行状態にあることを検出する
ようにしたものである。
【0004】ところで、上記従来構成においては、車体
が適正な走行状態にあることを検出する手段として、車
速センサという1つのセンサの検出情報に基づいて判別
する構成としていることから、この車速センサ自身が動
作異常に陥ったような場合には、適正な走行状態の判別
が行えなくなり、自動変速制御を実行すべきでない状態
において誤ってアクチュエータを作動させることによ
り、上述したような不具合が生じる不利がある。
【0005】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、請求項1及び請求項2の目的は、自動変速制御
を実行すべきでない走行状態であるか否かの判別につい
ての信頼性を向上させて、長期間にわたり適正な状態で
自動変速制御を実行することが可能となる作業車の車速
制御装置を提供する点にある。
【0006】請求項3の目的は、上記目的を達成するた
めの構成を利用して、人為操作による変速を適切な状態
で行うことができるようにする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、車体走行用の変速装置における無段変速用
の変速部の変速位置が変化するに伴って変速位置情報を
出力する変速位置検出手段と、車体走行速度を検出する
車速検出手段とが設けられ、変速位置検出手段にて検出
される変速部の変速位置が設定位置よりも低速側である
か、又は、車速検出手段にて検出される車速が設定車速
を下回っていれば自動変速制御が行われないことにな
る。
【0008】つまり、変速位置検出手段は、変速部の変
速位置が変化するに伴って変速位置情報を出力するの
で、その検出情報は変速部の変速位置に対応する出力と
なり、実際の変速部の変化に対応して精度よく変速位置
つまり車速を検出することができる。一方、車速検出手
段により車体走行速度が検出され、それらの2つの検出
手段の検出情報に基づいて、自動変速制御を実行すべき
ではない走行状態であるときに誤って自動変速制御が実
行されることによる不利を確実に回避することができ
る。
【0009】従って、車速検出手段が何らかの動作異常
に陥ったような場合には、変速位置検出手段の検出情報
に基づいて、又、変速位置検出手段が何らかの動作異常
に陥ったような場合には、車速検出手段の検出情報に基
づいて、自動変速制御を実行すべきでない状態であるか
否かが判断されるので、このような判別についての信頼
性の向上を図ることができる。
【0010】請求項2に記載の特徴構成によれば、車体
走行用の変速装置は、変速部の操作に基づいて無段階に
変速可能な無段変速装置と、複数段階に変速自在な副変
速装置とを各別に変速操作自在に備えて構成され、前記
設定位置として、変速部が無段変速装置における最低速
度に対応する位置よりも設定量高速側の位置に設定さ
れ、前記設定車速として、前記副変速装置が最低速に変
速された状態で、且つ、変速部が最低速位置又はそれに
近い位置に操作された状態に対応する車速に設定されて
いる。
【0011】このように副変速装置が設けられる構成で
あれば、例えば、副変速位置を高速側に変速している状
態と、最低速に変速して低速で作業走行している状態と
では、変速部の位置が同じであっても車速が異なること
になるが、設定車速が、副変速装置が最低速に変速され
た状態で、且つ、変速部が最低速位置又はそれに近い位
置に操作された状態に対応する車速に設定されることか
ら、変速部の変速位置が、無段変速装置における最低速
位置から設定量高速側に設定された設定位置よりも低速
側であれば自動変速制御が実行されない。
【0012】従って、設定位置が最低速位置から設定量
高速側に設定されることから、自動変速制御の実行に伴
って、変速部が無段変速装置における走行変速領域を外
れて中立状態にまで操作され、誤って車体が停止してし
まう等の不利を回避しながら、低速走行しながら作業を
行っているような場合であっても、自動変速制御を適正
に行わせることができる。
【0013】請求項3に記載の特徴構成によれば、変速
操作具が、人為操作されたこと、及び、その操作方向を
検出する変速操作検出手段が備えられ、前記制御手段
は、変速操作検出手段により変速操作具が人為操作され
たことが検出されると、その操作方向に向けて変速され
るようにアクチュエータを作動させるアシスト制御を、
自動変速制御に優先して実行するように構成され、且
つ、変速位置検出手段の検出情報に基づいて、アシスト
制御における制御状態を変更するように構成されてい
る。
【0014】つまり、自動変速制御を実行する為の構成
であるアクチュエータを利用して、変速操作具の人為操
作において、その操作方向に向けてアクチュエータによ
る補助的な操作(アシスト操作)を実行するようにし
て、操作を軽く適正に行うことができる。しかも、変速
位置検出手段の検出情報に基づいて、例えば、低速側で
はアシスト操作力が大で、高速側ではアシスト操作力が
小になるようにして、高速側への過剰操作を抑制する
等、アシスト制御における制御状態を変更することでよ
り適正な操作を行えるものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る作業車の車速
制御装置について、コンバインに適用した場合について
図面に基づいて説明する。図3は作業車の一例であるコ
ンバインの伝動系を示しており、エンジン1からの動力
が、ベルトテンション式の脱穀クラッチ45を介して脱
穀装置46に伝達されるとともに、テンションクラッチ
を備えたベルト伝動機構2を介して、ベルト式の無段変
速装置3の入力プーリ4に伝達される。無段変速装置3
からの動力がミッションケース5の油圧クラッチ式の前
後進切換装置(図示せず)、及び走行用のギヤ式の副変
速装置55を介して、左右のクローラ走行装置6に伝達
される。副変速装置55の直前から分離した動力が、ミ
ッションケース5からベルト伝動機構7を介して、機体
の前部の刈取部8に伝達される。従って、ベルト式無段
変速装置3及び副変速装置55により車体走行用の変速
装置が構成されることになる。前記副変速装置55は、
ギアシフト操作により変速操作されるものであり、図示
しない操作具の操作により、「高」,「中」,「低」の
3段階に変速操作自在に構成されている。尚、「高」位
置は、路上走行時等に用いられ、圃場での刈取作業にお
いては主に「中」に設定されることになる。又、運搬ト
ラック等への積み込み時や植立穀稈の倒伏が非常に激し
いような作業条件においては「低」位置に設定して低速
で走行させるようになっている。
【0016】図6に示すように、脱穀クラッチ45の入
切操作用の脱穀クラッチレバー48の操作状態に基づい
てクラッチ入状態であるか否かを検出する脱穀スイッチ
49が設けられ、前記エンジン1には、その回転数を検
出する電磁ピックアップ式の回転数センサ50が設けら
れている。このエンジン1は負荷が増大するに応じて回
転数が低下することから、前記回転数センサ50が、エ
ンジンの負荷を検出する負荷検出手段に相当する。又、
前記刈取部8には、刈取穀稈の存否に基づいて刈取走行
状態であるか否かを検出する株元センサ47が設けられ
ている。更に、変速後の出力回転数を検出することによ
り、実際の車速を検出する車速センサ53が設けられて
いる。
【0017】次に、ベルト式の無段変速装置3及びその
変速操作構造について説明する。図2に示すように、無
段変速装置3は、入力プーリ4が固定された入力軸9に
第1割りプーリ11が備えられ、出力軸10に第2割り
プーリ12が備えられて、第1及び第2割りプーリ1
1,12に亘り伝動ベルト13が巻回されている。第1
及び第2割りプーリ11,12は、入力軸9及び出力軸
10に一体形成されたプーリ部分14、及び軸芯方向に
移動自在なプーリ部分15から構成されており、第2割
りプーリ12の移動側のプーリ部分15はバネ16で固
定側のプーリ部分14側に付勢され、出力軸10側の負
荷が大きくなるのに比例して移動側のプーリ部分15を
固定側のプーリ部分14に押すカム機構17が設けられ
ている。
【0018】第1割りプーリ11の移動側のプーリ部分
15にベアリングを介してリング部材18が外嵌され、
リング部材18に固定された一対のピン18aが無段変
速装置3のケース側の凹部19に入り込んで、入力軸9
の軸芯方向に沿ってスライド自在に且つ周方向に相対移
動が阻止される状態で、リング部材18が回り止めされ
ている。図2及び図4に示すように、円筒状のカム部材
20がベアリングを介して入力軸9に外嵌されて、直線
状の底部20aと左右対象な一対の傾斜面20bとで構
成された凹部がカム部材20に一対形成されており、リ
ング部材18のピン18aのローラ18bが、カム部材
20の一対の凹部に入り込んでいる。このピン18a及
びローラ18bが接当案内部SOを構成している。
【0019】図2及び図4(イ)に示す状態は、第1割
りプーリ11の移動側のプーリ部分15が固定側のプー
リ部分14から紙面左方に最も離れ、第2割りプーリ1
2の移動側のプーリ部分15が固定側のプーリ部分14
に最も接近した最低速位置の状態である。この状態から
カム部材20をいずれかの方向に回転させると、接当案
内部SOが傾斜面20bを乗り上げて軸芯方向に移動
し、リング部材18及び第1割りプーリ11の移動側の
プーリ部分15が、固定側のプーリ部分14側に押し操
作されて接近し、第1割りプーリ11での伝動ベルト1
3の巻回半径が大きくなっていく。これに伴って、第2
割りプーリ12の移動側のプーリ部分15が、固定側の
プーリ部分14から紙面右方に離れていくのであり、無
段変速装置3が高速側に変速操作されていく。つまり、
カム部材20が無段変速用の変速部に相当する。
【0020】無段変速装置3の外側においてカム部材2
0の端部にボス部材21が固定され、ボス部材21に扇
型ギヤ22が固定されている。図1に示すように、機体
の固定部にアクチュエータとしての電動モータ23が固
定され、平ギヤによる減速機構24が電動モータ23に
備えられており、減速機構24のピニオンギヤ24aが
扇型ギヤ22に咬合している。ボス部材21にリング部
材25が遊転外嵌されており、リング部材25に対し
て、入力軸9の軸芯周りで一体回動自在に且つ図2にお
ける左右方向(図1では紙面前後方向)に相対揺動自在
に、人為操作される変速レバー26(変速操作具に相
当)が支持されている。そして、リング部材25のアー
ム25aに設けられたピン25bが、扇型ギヤ22の開
孔22aに入り込んでおり、つまり、変速部としてのカ
ム部材20は、変速レバー26と一体移動するように、
ボス部材21、扇型ギア22、ピン25b、リング部材
25等からなる機械式連係機構を介して連係され、正逆
方向に作動可能に構成されている。
【0021】この変速レバー26は十字方向に揺動操作
自在で、図5に示すように、レバーガイドの前進変速用
ガイド溝44a、後進変速用ガイド溝44c及び、操作
状態切り換え用段差部分を形成する中間ガイド溝44b
の夫々に沿わせて揺動操作でき、前進変速用ガイド溝4
4a又は後進変速用ガイド溝44cにおいて、減速側操
作方向(中立位置側への操作)に沿って操作される際
に、前進変速用ガイド溝44a・後進変速用ガイド溝4
4cの内縁kにおいて、走行中立状態に対応する位置で
変速レバー26が強制的に受止め規制され、過剰操作に
よって前後逆方向の走行状態に切換わることがないよう
構成されている。後進変速用ガイド溝44cの最高速位
置Rmaxにおいても、変速レバー26がガイド溝の内
縁に受け止め規制されるようになっている。前進最高速
位置Fmaxにおける規制位置は機種の違い等により異
なることがあるので、固定部に別途付勢した牽制部材5
7により接当規制するようになっている。この牽制部材
57は、図1,図2に示すように、略L字形に屈曲した
棒材とそれに固定された連結用板材にて構成され、無段
変速装置3のケーシングに共締め連結する状態で取り付
け固定されている。
【0022】ゴム状の一対の感圧スイッチ27,28
が、アーム25aのピン25bを挟み込むように扇型ギ
ヤ22に固定されている。前後進切換装置を前進位置、
後進位置及び中立停止位置に切換操作する切換弁(図示
せず)が備えられており、扇型ギヤ22と切換弁とがプ
ッシュプルワイヤ30を介して連係されている。
【0023】無段変速装置3側の固定壁43にポテンシ
ョメータ41を取付けるとともに、このポテンショメー
タ41から延びる揺動レバー42の先端側の横向きピン
42aを、前記扇型ギヤ22に形成した長孔22bに挿
通させて、無段変速装置3の変速状態、つまり、変速部
としてのカム部材20の変速位置を検出可能に構成して
ある。従って、ポテンショメータ41が、変速部の変速
位置が変化するに伴って出力が変化する変速位置検出手
段に対応する。
【0024】図6に示すように、電動モータ23に対す
る制御情報を指令する制御手段としての制御装置31が
備えられ、この制御装置31は、マイクロコンピュータ
を備えて構成され、各種の入力情報に基づいて、予め設
定記憶されている制御プログラムにて所定の制御を実行
するように構成されている。前記制御装置31からの制
御情報により前進側の駆動状態に切換操作される(即
ち、変速レバー26が、図1において反時計周りである
正転側に揺動するように切換操作される)第1電磁リレ
ー32、後進側の駆動状態に切換操作される(即ち、変
速レバー26が、図1において時計周りである逆転側に
揺動するように切換操作される)第2電磁リレー33、
第1,2電磁リレー32,33の励磁駆動用のトランジ
スタ35,36、制御装置31からの制御信号に基づい
て電動モータ23に供給する電流量を調整する電流調整
用トランジスタ37、電動モータ23に通流する実電流
値を両端電圧値として検出する基準抵抗器38、基準抵
抗器38の両端電圧を直流信号に変換して電動モータ2
3に対する電流検出情報として制御装置31に入力する
ための平滑回路39等が備えられている。
【0025】前記基準抵抗器38と前記平滑回路39と
により電流検出手段としての電流検出回路が構成され、
0アンペア〜5アンペアの検出範囲で電流値を検出する
ように構成されている。前記ポテンショメータ41の検
出値(電圧値)がアナログ信号にて制御装置31に入力
されるが、そのアナログ信号は、全ストローク範囲
(0.2ボルト〜4.8ボルト)が256ビットの分解
能にてアナログ/デジタル変換されて、制御に用いられ
るようになっている。
【0026】前記制御装置31に対しては、前記各感圧
スイッチ27,28、ポテンショメータ41の検出値が
入力されると共に、株元センサ47、車速センサ53、
及び、回転数センサ50の検出値も入力されるようにな
っている。
【0027】ところで、前記制御装置31は、車速オー
トスイッチ52の入状態で自動車速制御を実行可能な状
態に設定されるように構成され、この自動車速制御にお
いては、エンジンの負荷が設定負荷を越えると車速を減
速させ、エンジン負荷が設定負荷を下回ると上限車速設
定器51にて設定された上限車速を越えない範囲で車速
を増速させるようにして、エンジン負荷が設定負荷に維
持されるように車速を自動制御する。尚、この自動車速
制御よりも変速レバー26の操作に基づく手動変速操作
が優先して実行される構成となっている。
【0028】前記自動車速制御について説明する。先
ず、株元センサ47がONで、脱穀スイッチ49がON
であり、車速が0.1m/sのときのエンジン回転数を
刈取作業に伴う負荷が生じていない無負荷状態における
基準回転数STとして設定して予め記憶しておく。そし
て、前記基準回転数STからのエンジン回転数Xのダウ
ン量で定義されるエンジン負荷(ST−X)が、予め設
定された設定負荷としての目標負荷(目標ダウン量)に
維持されるように、前記電動モータ23を増速側あるい
は減速側に作動させる。
【0029】制御装置31は、電流調整用トランジスタ
37に対してパルス信号を印加して間欠的に電動モータ
23を作動させるように構成され、パルス信号の周期に
対するON時間の比率(デューティ比)を変更させて電
流量を変更調節するようになっている。尚、エンジン負
荷(ST−X)と目標負荷との差が大きいほど高速で変
速操作するように、前記デューティ比を大に設定する。
例えば、増速側では、500msecのパルス周期に対
してON時間を30〜120msecの範囲で変化させ
てデューティ比を設定し、減速側では、500msec
のパルス周期に対してON時間を30〜110msec
の範囲で変化させてデューティ比を設定する。
【0030】次に手動による変速操作について説明す
る。前記制御装置31は、手動変速操作においては、前
記各感圧スイッチ27,28のいずれかがON操作さ
れ、変速レバー26が人為的に正逆いずれかの方向に操
作されていることが検出されると、その人為操作方向に
向けてアシスト力が与えられるように、前記電動モータ
23にアシスト操作電流を供給するように構成され、電
動モータ23のアシストにより変速操作を軽い操作力で
適正に行えるようになっている。従って、各感圧スイッ
チ27,28により操作状態検出手段が構成されること
になる。又、各感圧スイッチ27,28の検出情報に基
づいて変速レバー26が人為的に操作されていないこと
が検出されると、無段変速装置3が中立位置への復帰付
勢力により変速状態が変化することを阻止すべく、前記
電動モータ23に保持電流を供給するように構成されて
いる。更に、各感圧スイッチ27,28の検出情報、並
びに、前記電流検出回路の検出情報に基づいて、前記保
持電流の供給量を適正値に調整するように構成されてい
る。具体的には、アシスト操作電流としては、電流調整
用トランジスタ37に対してON状態を維持するように
一定電圧を出力させ、保持電流の供給状態では、電流調
整用トランジスタ41に対してパルス電圧にて間欠的に
ON/OFF状態を繰り返し、そのON時間の調整(デ
ューティ比制御)を行い電流量を調整するようになって
いる。尚、電動モータ23の正逆の動作方向は、各感圧
スイッチ27、28のON操作に基づいて、いずれかの
電磁リレー32,33が電源供給状態に切り換わって電
動モータ23の回転方向が規定されるようになってい
る。
【0031】次に、制御装置31の制御動作について図
7〜図14の制御フローチャートに基づいて説明する。
尚、この制御フローチャートは10msecに1回、繰
り返して実行するようになっている。又、変速レバー2
6を中立停止領域Nの一端から前進側の範囲に操作して
いると、プッシュプルワイヤ30及び切換弁により、前
後進切換装置が前進位置に操作されており、変速レバー
26を中立停止領域Nの他端から後進側の範囲に操作し
ていると、プッシュプルワイヤ30及び切換弁により、
前後進切換装置が後進位置に操作されることになる。
【0032】制御が開始されると、エンジン回転数Ne
が500rpmを越えてエンジン1が正常に回転してい
るか否かが判断される(ステップ1)。ベルト無段変速
装置3はエンジン1が回転していない状態では、変速操
作が非常に重くなるからである。次に、図示しない指示
スイッチによりレバー位置記憶モードに設定されている
か否かが判断される(ステップ2)。このモードに設定
されていれば、後述するようなレバー位置記憶処理が実
行される(ステップ3)。但し、このモードは工場出荷
段階で実行されるものであり、通常のコンバイン使用者
は実行しないようになっている。このレバー位置記憶モ
ードにおいては、操作者が変速レバー26を、操作領域
の一端から他端まで移動操作させて、前進側最高速位置
Fmax、中立位置n、後進側最高速位置Rmaxの夫
々におけるポテンショメータ41の検出値(VFm,V
n,VRm)を読み込み、基準データとして不揮発性メ
モリMに書き込み記憶する。尚、ポテンショメータ41
の検出値は、デジタルデータに変換され、最低値(約
0.2ボルト)と最高値(約4.8ボルト)との間を2
56ポイントに分割して、その検出値を1ポイント毎に
検出できるようになっている。
【0033】そして、車速オートスイッチ52がONし
ていれば、後述する自動車速制御を実行し、車速オート
スイッチ52がONしていなければ手動変速制御を実行
する(ステップ4,5,6)。
【0034】次に、制御装置31における手動変速操作
の制御動作について、図8〜図13の制御フローチャー
トに基づいて説明する。変速レバー26が操作され、正
転側に操作し始めると、ピン25bにより正転側の感圧
スイッチ(正転スイッチ)27が押圧されてON状態に
なると(ステップ2)、前進上限域Faでなく中立域N
でなければ、逆転側の作動が終了して200msec以
上経過していれば、アシスト操作電流を供給して電動モ
ータ23を正転側に高速で駆動する(ステップ8,1
0,11,12)。又、逆転側の感圧スイッチ(逆転ス
イッチ)28がONすると、同様にして電動モータ23
を逆転側に高速で駆動する(ステップ17〜20)。
【0035】前進上限域Faであるか否かの判断は、ポ
テンショメータ41の検出値Vxが、前進最高速位置F
maxに対応する出力値VFmと、このVFmから10
ポイント少ない(中立側の位置)設定値(VFm−1
0)との間にあれば、前進上限域Faにあると判断し、
それ以外であれば前進上限域Faにないと判断する。前
進上限域Faにあれば、前回に実行された逆転作動の開
始が、正転作動が終了してから100msec以内に行
われたのか否かを判断し、そうでなければ、ステップ1
0に移行し、100msec以内に行われていれば、ハ
ンチングが生じているものとして後述するような保持用
の制御に移行する(ステップ9)。
【0036】尚、図5に示すように、中立位置Nでの接
当部k付近でも、変速レバー26がガイド溝の内縁に接
当して、ハンチングを起こすおそれがあるので、このよ
うな領域であれば、感圧スイッチのON操作が前回の逆
方向作動が終了した後に、100msec以内に行われ
た場合には、すぐに、感圧スイッチがOFFするまで微
速で電動モータ23を作動させるようにしている(ステ
ップ10,13,14,15、ステップ18,21,2
2,23)。
【0037】そして、変速レバー26が操作されていな
い状態(いずれの感知スイッチもOFFしている状態)
では、自動車速制御が入り状態であるか否かが判断さ
れ、入り状態でないとき、あるいは、自動車速制御が実
行されているときにポテンショメータ41の検出値が2
5ポイント(25/256)以上の大きな減速操作があ
れば、反力作用状態の判別動作として、感圧スイッチの
操作に基づく減速操作が実行されて且つその減速操作が
停止してから、ポテンショメータ41の検出値が2ポイ
ント以上増速側に変化したことが検出されたか否かが判
断される(ステップ25,26,28)。つまり、減速
操作が実行されているときに、電動モータ23によるカ
ム部材20の回動操作が、第1割りプーリ11のプーリ
部分15の移動付勢力による移動速度よりも速く、図4
(ロ)に示すように、接当案内部SOがカム部材20の
傾斜カム面20bから浮き上がった状態になっていると
きに、電動モータ23による保持力が操作すると、カム
部材20、即ち、変速レバー26が増速側に移動してし
まうおそれがあるから、接当案内部SOがカム部材20
に接当して反力が作用し、その移動操作力にてカム部材
20が少し増速側に移動したことを検出するまで待機し
て保持動作を実行しないようにしている。しかし、2ポ
イント以上の増速側への移動が検出されなくても、減速
操作が実行されてその減速操作が停止してから設定待機
時間(1.6秒)が経過した後は、後述する出力異常フ
ラグがONしていなければ後述の保持用の制御に移行し
(ステップ27)、出力異常フラグがONしていればリ
ターンする(ステップ29)。
【0038】ステップ28において、自動車速制御が実
行されているときに、25ポイント以上の大きな減速操
作があったか否かを判断しているのは次のような理由に
よる。つまり、自動車速制御においては車速とエンジン
負荷の検出情報にて電動モータ23を制御することにな
るが、その増速の際に前記逆転スイッチ29がON操作
されることがあり、その結果、ステップ19の判別が実
行され、保持動作が待機されるという不都合があり、増
速操作が行われる毎にこのような動作が繰り返されるの
で、このような不利を回避するようにしたものである。
【0039】変速レバー26が操作されていない状態
(いずれの感知スイッチもOFFしている状態)では、
その後、無段変速装置3の中立復帰力に抗して、現在の
変速位置に保持されるように、電動モータ23に保持電
流を供給して、この電動モータ23による保持力(保持
用の操作力)と、無段変速装置3の中立復帰力(接当案
内部SOの移動付勢力)とが均衡して位置保持されるよ
うに制御する。尚、上述したような中立復帰力は、変速
状態によって変化するので、変速状態に応じて異なった
保持力を初期設定すると共に、ポテンショメータ41の
検出状態や電流検出回路45の検出状態に基づいて、適
正値になるように保持電流を調整するようになってい
る。
【0040】具体的に説明すると、ポテンショメータ4
1の検出値と車速センサ46の検出値に基づいて、「前
進低速」,「前進中速」,「前進高速」,「後進」,
「前進域での車体停止」,「後進域での車体停止」の6
つの変速状態に区分けして、夫々の変速状態に応じて、
夫々異なる保持力(具体的には、電流調整用トランジス
タ41に印加するパルスのデューティ比)を初期設定す
る(ステップ30)。尚、前進域Fの上限位置にあると
きは、前記初期設定値よりも設定量大きい値に増加させ
る(ステップ31,32)。
【0041】このようにして設定されたデューティ比に
て保持動作を実行し、電流検出回路にて検出される保持
電流の値を過去の4回分の移動平均値を演算する(ステ
ップ33,34)。この演算は、制御ルーチンが実行さ
れる毎に、つまり、10msec毎に実行される。
【0042】保持電流が供給され始めてから200ms
ec以上経過すると、そのときのレバー位置、つまり、
保持が開始されたときのレバー位置(具体的にはポテン
ショメータ41の検出値)を記憶し(ステップ35,3
6,37)た後に、ポテンショメータ41の検出情報、
及び、電流検出回路45の検出情報に基づく保持力制御
を実行する。尚、この記憶値が一度記憶された後は、ア
シスト操作が実行されてフラグがリセットされるまでは
記憶動作は実行しないようになっている(ステップ1
6,24,36,38)。
【0043】次に保持力制御について説明する。尚、こ
の保持力制御は、エンジン回転数が2000rpm以上
であり、電流検出回路にて検出される検出値Ixが設定
値Is以上であって電動モータ23が正常に作動してい
ることが条件となる(ステップ39,40)。前記保持
電流の移動平均値IAVが、予め実験等に基づいて設定さ
れた許容上限値IMAX を越えると、第1カウンタNaを
カウントアップ(+1)する(ステップ41,42)。
又、移動平均値IAVが、予め実験等に基づいて設定され
た許容下限値IMIN を下回ると、第2カウンタNbをカ
ウントアップする(ステップ43,44)。許容上限値
MAX を越えていず許容下限値IMIN を下回っていなけ
れば、各カウンタをカウントダウン(−1)する(ステ
ップ45)。そして、第1カウンタNaのカウント値が
「100」を越え、現在のデューティ比が予め設定され
た調整可能範囲内であれば、保持電流が不足しているも
のと判断して、保持電流が増大するようにデューティ比
を設定単位量増加させる(ステップ46,47,4
8)。又、第2カウンタNbのカウント値が「100」
を越え、現在のデューティ比が予め設定された調整可能
範囲内であれば、保持電流が超過しているものと判断し
て、保持力が減少するようにデューティ比を設定単位量
減少させる(ステップ49,50,51)。上述したよ
うな各カウンタのカウント動作は10msec毎に実行
されるから、保持電流の超過状態や不足状態が連続で生
じていれば、カウント値が「100」に達する1秒毎に
保持力が変更調整されることになり、間欠的に生じてい
れば、カウント値が「100」になるまでの変更調整間
隔は1秒間よりも長くなる。
【0044】現在のデューティ比が調整可能範囲におけ
る前進側あるいは後進側の操作限界に達している場合
に、例えば、前進側操作限界にあるときにポテンショメ
ータ41の検出値が更に異常判定用の設定量(52ポイ
ント)以上増速側に増加(移動付勢力が作用する方向に
移動した)ことを判別するか、又は、後進側操作限界に
あるときにポテンショメータ41の検出値が更に異常判
定用の設定量(52ポイント)以上減速側に増加(移動
付勢力が作用する方向と反対方向に移動)したことを判
別すると(ステップ52,53,54)、駆動回路36
あるいは電動モータ23等が動作異常となり、供給電流
を制御しているにもかかわらず適正な保持力の付与が行
えない動作異常状態であると判断して、出力異常フラグ
をONしてステップ1にリターンする(ステップ5
5)。このような出力異常フラグがONしている状態で
は、ステップ22においてステップ1にリターンするの
で、電動モータ23による位置保持動作が行われないこ
とになる。
【0045】次に、変速レバー26が前進域Fにある状
態でポテンショメータ41の検出値が、記憶されている
保持開始時の値から20ポイント(20/256)以上
減少(前進減速)した場合、及び、後進域Rにある状態
で20ポイント以上増加(後進減速)した場合、言い換
えると、ベルト無段変速装置3の中立復帰付勢力の作用
する方向に移動した場合には、保持力が不足しているも
のと判断して、そのとき保持力が初期設定値よりも小さ
ければ初期設定値まで戻して保持力を増加させ、初期設
定値よりも大きい状態であれば保持力が増大するように
デューティ比を設定単位量増加させる(ステップ56,
58,60,61,62)。又、変速レバー26が前進
域Fにある状態でポテンショメータ41の検出値が、記
憶されている保持開始時の値から5ポイント(5/25
6)以上増加(前進増速)した場合、及び、後進域Rに
ある状態で5ポイント以上減少(後進増速)した場合、
言い換えると、ベルト無段変速装置3の中立復帰付勢力
の作用する方向と反対方向に移動した場合には、保持力
が超過しているものと判断して、そのときの保持力が初
期設定値よりも大きければ初期設定値まで戻して保持力
を減少させ、初期設定値よりも小さい状態であれば保持
力が減少するようにデューティ比を設定単位量減少させ
る(ステップ57,59,63,64,65)。尚、デ
ューティ比を変更した場合には、そのときのポテンショ
メータ41の検出値を新たな保持開始時の値(記憶値)
として書換え変更する(ステップ66)。
【0046】次に、制御装置31の自動車速制御の作動
について、図14に示すフローチャートに基づいて説明
する。変速レバー26の人為操作が行われていなけれ
ば、制御作動の起動条件、即ち、車体を走行しながら刈
取作業を行っている状態にあるかをチェックする(ステ
ップ101,102)。つまり、脱穀スイッチ49及び
株元スイッチ47が共にONで、車速が0.1m/s以
上で、且つ、エンジン回転数Xが500rpm以上であ
れば、条件が成立しているものと判断して、自動車速制
御を実行する。尚、この自動車速制御を実行中に、変速
レバー26が人為操作されると、自動車速制御による自
動増減速操作を停止して手動変速モードに移行する(ス
テップ103)。
【0047】自動車速制御では、エンジン回転数Xを検
出し、前記基準回転数STとの差であるエンジン負荷
(ST−X)が目標負荷になっているか否かを判断する
(ステップ104,105)。エンジン負荷(ST−
X)が目標負荷よりも大きいことが検出された場合に
は、車速センサ53にて検出される車速が予め設定され
た設定車速以上で、且つ、ポテンショメータ41の検出
値が図5に示す前進域Fにおいて設定された設定位置よ
りも高速側の位置であるときは、上述したようなデュー
ティ比の設定処理をして電動モータを作動させて車速を
減速させる(ステップ106,107,108,10
9)。従って、車速センサ53にて検出される車速が設
定車速よりも小さいとき、又は、ポテンショメータ41
の検出値が設定位置よりも低速側のときは、減速操作が
行われず、そのときの変速位置に保持される。
【0048】前記設定車速としては約0.15m/se
c程度、即ち、副変速装置が最低速(「低」位置)に変
速された状態で、且つ、無段変速装置3が最低速位置又
はそれに近い位置に操作された状態に対応する車速に設
定され、前記設定位置spとしては、図5に示す中立位
置Nにおける前進領域側端部の値に20ポイント(20
/256)加算した値、つまり、無段変速装置3におけ
る前進側最低速度に対応する位置よりも設定量高速側の
位置に設定されている。
【0049】そして、エンジン負荷(ST−X)が目標
負荷よりも小さく、且つ、現在の車速が上限車速設定器
51にて設定された上限車速でなければ、前記デューテ
ィ比の設定処理をして電動モータ23を作動させて車速
を増速させる(ステップ111,112,113)。
又、エンジン負荷(ST−X)が目標負荷に対する不感
帯内であれば適正負荷状態であるとして変速操作は停止
して現在の車速を維持する(ステップ114)。
【0050】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、車速センサの検出情報に基づ
く判別用の設定車速として、副変速装置が最低速
(「低」位置)に変速された状態で、且つ、無段変速装
置3が最低速位置又はそれに近い位置に操作された状態
に対応する車速に設定したが、このような構成に限ら
ず、次のように構成してもよい。例えば、副変速装置の
変速状態を検出する検出手段を備えるとともに、各変速
状態の夫々に対応して各別に適正な設定車速を複数設定
しておいて、検出手段の検出情報に基づいて、その変速
状態に対応する設定車速に設定する構成としてもよい。
【0051】(2)上記実施形態では、自動車速用の制
御条件が成立すると、エンジンの負荷の検出情報に応じ
て、車速を増減速させる構成としたが、増速操作を行わ
ずに減速操作のみを実行する制御モードに設定可能に構
成してもよい。
【0052】(3)上記実施形態では、変速操作具の手
動操作において、アクチュエータとしての電動モータに
よるアシスト操作を行う構成としたが、このような構成
に限らず、アクチュエータとの連係途中に例えば摩擦式
の保持手段等を備えて、手動操作を人為操作力にて行う
構成としてもよい。前記アクチュエータとして、電動モ
ータに代えて、油圧モータ等のその他のアクチュエータ
でもよい。
【0053】(4)上記実施形態では、無段変速装置と
して、ベルト式無段変速装置を示したが、本発明は、ベ
ルト式無段変速装置に限らず、油圧式の無段変速装置や
その他の無段変速装置の操作構造に適用してもよい。
又、副変速装置を備えない構成であってもよく、コンバ
インに限らず、トラクタ等のその他の農作業車や建設機
械等の作業車にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】変速操作構成を示す側面図
【図2】ベルト無段変速装置の断面図
【図3】コンバインの伝動系を示す図
【図4】カム機構の側面図
【図5】変速レバーの操作域を示す図
【図6】電気回路ブロック図
【図7】制御動作のフローチャート
【図8】制御動作のフローチャート
【図9】制御動作のフローチャート
【図10】制御動作のフローチャート
【図11】制御動作のフローチャート
【図12】制御動作のフローチャート
【図13】制御動作のフローチャート
【図14】制御動作のフローチャート
【符号の説明】
3 無段変速装置 20 変速部 23 アクチュエータ 26 変速操作具 27,28 変速操作検出手段 31 制御手段 41 変速位置検出手段 53 車速検出手段 55 副変速装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体走行用の変速装置における無段変速
    用の変速部に、人為的に正逆方向に操作される変速操作
    具が機械的に連動連係され、且つ、前記変速部を変速操
    作自在なアクチュエータと、エンジン負荷が設定負荷を
    上回ると、車速を減速させるように前記アクチュエータ
    を作動させる自動変速制御を実行する制御手段とが備え
    られている作業車の車速制御装置であって、 前記変速部の変速位置が変化するに伴って変速位置情報
    を出力する変速位置検出手段と、 車体走行速度を検出する車速検出手段とが設けられ、 前記制御手段は、前記変速位置検出手段にて検出される
    前記変速部の変速位置が設定位置よりも低速側である
    か、又は、前記車速検出手段にて検出される車速が設定
    車速を下回っていれば、前記自動変速制御を実行しない
    ように構成されている作業車の車速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記車体走行用の変速装置は、 前記変速部の操作に基づいて無段階に変速可能な無段変
    速装置と、複数段階に変速自在な副変速装置とを各別に
    変速操作自在に備えて構成され、 前記設定位置として、前記変速部が前記無段変速装置に
    おける最低速度に対応する位置よりも設定量高速側の位
    置に設定され、 前記設定車速として、前記副変速装置が最低速に変速さ
    れた状態で、且つ、前記変速部が最低速位置又はそれに
    近い位置に操作された状態に対応する車速に設定されて
    いる請求項1記載の作業車の車速制御装置。
  3. 【請求項3】 前記変速操作具が、人為操作されたこ
    と、及び、その操作方向を検出する変速操作検出手段が
    備えられ、 前記制御手段は、 前記変速操作検出手段により前記変速操作具が人為操作
    されたことが検出されると、その操作方向に向けて変速
    されるように前記アクチュエータを作動させるアシスト
    制御を、前記自動変速制御に優先して実行するように構
    成され、 且つ、前記変速位置検出手段の検出情報に基づいて、前
    記アシスト制御における制御状態を変更するように構成
    されている請求項1又は2に記載の作業車の車速制御装
    置。
JP9065880A 1997-03-19 1997-03-19 作業車の車速制御装置 Pending JPH10259868A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064200A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Jatco Ltd 自動変速機の制御装置
JP2009168058A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Yanmar Co Ltd 作業車輌

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008064200A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Jatco Ltd 自動変速機の制御装置
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