JPH10236791A - 高所作業車の吊り上げ装置 - Google Patents

高所作業車の吊り上げ装置

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JPH10236791A
JPH10236791A JP4325797A JP4325797A JPH10236791A JP H10236791 A JPH10236791 A JP H10236791A JP 4325797 A JP4325797 A JP 4325797A JP 4325797 A JP4325797 A JP 4325797A JP H10236791 A JPH10236791 A JP H10236791A
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JP
Japan
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boom
sub
support bracket
work vehicle
vehicle
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JP4325797A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Hayakawa
達也 早川
Tsutomu Kobayashi
努 小林
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Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業時においてサブブームがじゃまになら
ず、車両走行時においてもサブブームを支持ブラケット
に取り付けたままにしておくことが可能な高所作業車の
吊り上げ装置を提供する。 【解決手段】 吊り上げ装置20においてサブブーム3
0を、それぞれ任意に組み合わせて結合可能な複数の分
割部材(第1〜第3サブブーム32〜34)より構成
し、サブブーム30の全長を作業に応じて変えるように
することにより、サブブーム30を起仰させたり、後方
にスライド移動させることなく吊り上げ作業を行うこと
を可能とする。また、車両走行時においては、第3サブ
ブーム34を残して他の分割部材を取り外し、この第3
サブブーム34および支持ブラケット21を高所作業車
1の所定高さに納まる範囲内に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所作業車のブー
ム先端部に設けられる吊り上げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高所作業車においては、旋回・起伏・伸
縮などが自在にブームが車体上に設けられ、ブーム先端
にはレベリング機構により常時垂直に保持される垂直ポ
ストが設けられており、垂直ポストには作業者搭乗用の
作業台が首振り自在に軸支されている。そして、垂直ポ
ストの上部には、吊り上げ装置が取り付けられている。
吊り上げ装置は、垂直ポストに旋回および起伏自在に取
り付けられた支持ブラケットと、この支持ブラケットに
スライドおよび脱着自在に取り付けられ、先端にはシー
ブが設けられたサブブームと、支持ブラケット内に設け
られたウィンチ装置とから構成されている。ウィンチ装
置にはロープが巻き回されており、ロープは、ウィンチ
装置から繰り出され、サブブーム先端のシーブを介して
下方に垂れ下がるようになっており、その先端にはフッ
クが取り付けられている。
【0003】このように構成された高所作業車によれ
ば、まず、ブームの旋回・起伏・伸縮作動、および作業
台の首振り作動等を行って、作業台に搭乗した作業者を
所望高所に移動させることができる。さらに、地上側の
被吊り上げ物にフックを掛け、吊り上げ装置を作動させ
ることにより、被吊り上げ物を地上から高所へ吊り上げ
ることができる。そして、作業台に搭乗した作業者によ
り被吊り上げ物の高所への取付工事等を行わせることが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
吊り上げ装置においては取り付けられたサブブームが長
くなっており、このサブブームを起伏させたりスライド
移動させることにより広範な位置において被吊り上げ物
の吊り上げを行えるようにしており、例えば、手元にお
いて吊り上げを行うためには、サブブームを起仰させる
か、後側へスライド移動させなければならなかった。こ
のため、起仰したサブブームにより作業台上での作業者
の作業が制約されたり、作業台を移動させたときに、後
方へスライド移動しているサブブームの後端部が他と干
渉するおそれがある、等の問題があった。
【0005】さらに、サブブームが長いため、サブブー
ムを支持ブラケットに取り付けたままにしておくと、こ
のサブブームまたは支持ブラケットにより、走行時にお
ける高所作業車の全高が法規上の制限の範囲以上となっ
てしまうため、サブブームを取り付けた状態のままでは
車両を走行させることができない。このため、車両走行
時においてはサブブームを取り外し、車体側に設けた収
納箱に収納しており、作業者は、作業台に搭乗する度に
サブブームを持って搭乗しなければならず、労力を要す
るという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、作業時においてサブブームがじゃまにな
らず、車両走行時においてもサブブームを支持ブラケッ
トに取り付けたままにしておくことが可能な、高所作業
車の吊り上げ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の吊り上げ装置は、車体上に起伏等が自在
にメインブームが設けられるとともにこのメインブーム
の先端に作業者搭乗用の作業台が取り付けられてなる高
所作業車の吊り上げ装置であって、メインブームの先端
部に設けられ、ロープの繰り出し・巻取を行うウィンチ
と、メインブームの先端部に取り付けられた支持ブラケ
ットと、支持ブラケットに取り付けられたサブブーム
と、サブブームの先端に取り付けられてウィンチから繰
り出されたロープを導くシーブとからなり、サブブーム
は、それぞれ任意に組み合わせて結合可能な複数の分割
部材より構成している。
【0008】このような構成によれば、分割部材を適宜
組み合わせて、例えばサブブームを従来より短い所定長
さとすることにより、作業台に搭乗した作業者は、サブ
ブームを起伏・後方へスライド移動させることなく、手
元において被吊り上げ物の吊り上げを行うことができ
る。
【0009】なお、各分割部材の長さは、作業台の深さ
寸法と略同一な寸法もしくはそれ以下に設定することが
好ましい。これによれば、サブブームにおいて使用しな
い分割部材を作業台内に収納することができる。
【0010】また、支持ブラケットをメインブームに対
して旋回・起伏自在に構成し、高所作業車の走行時にお
いては、サブブームを構成する各分割部材のうちの基端
側分割部材を残して他の分割部材を取り外し、支持ブラ
ケットを旋回・起伏させて、基端側分割部材および支持
ブラケットを所定高さに納まる範囲内に格納できるよう
に構成することが好ましい。これによれば、基端側分割
部材を支持ブラケットに取り付けたまま車両を走行させ
ることができる。ここで、所定高さとは、走行時におけ
る高所作業車の法規上の制限高さを意味し、さらに車両
の走行安定性を考慮すると、基端側分割部材および支持
ブラケットを格納することによる車両重心の上方へのず
れを少なくするために、基端側分割部材および支持ブラ
ケットの格納位置は低いことが望ましい。
【0011】なお、基端側分割部材を支持ブラケットに
取り付けたまま車両を走行させるために、上記の格納状
態において基端側分割部材および支持ブラケットは高所
作業車の全幅の範囲内にも納まっていなければならな
い。また、基端側分割部材は、基端側分割部材および支
持ブラケットを所定高さに納まる範囲内に格納したとき
に高所作業車の他の部材と干渉しないように、その長さ
を設定する必要がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図を参照して説明する。本発明の吊り上げ装置
を備えた高所作業車1においては、図2に示すように、
運転キャビン10を有した車体11上に旋回台12が旋
回自在に設けられている。この旋回台12にはブーム
(メインブーム)13が起伏自在に枢支されており、ブ
ーム13は起伏シリンダ14により起伏作動するように
なっている。ブーム13は、入れ子式に伸縮自在に構成
された3段のブーム(基端ブーム、中間ブーム、先端ブ
ーム)から構成されており、これら3段のブームは、伸
縮シリンダ(図示せず)により伸縮されるようになって
いる。
【0013】このブーム13(先端ブーム)の先端に
は、レベリング機構により常時垂直に保持される垂直ポ
スト15が設けられており、垂直ポスト15には作業者
搭乗用の作業台16が首振り(水平旋回)自在に軸支さ
れている。作業台16は、FRP等の絶縁部材からな
り、底面を有した中空の四角柱形状となっている。
【0014】そして、垂直ポスト15の上部に、本発明
の吊り上げ装置20が取り付けられている。この吊り上
げ装置20は、垂直ポスト15に旋回および起伏可能に
取り付けられた支持ブラケット21と、この支持ブラケ
ット21にスライド移動および脱着自在に取り付けられ
たサブブーム30と、このサブブーム30先端に取り付
けられたサブブームヘッド(シーブ)31と、支持ブラ
ケット21に設けられたウィンチ装置23とから構成さ
れており、ウィンチ装置23にはロープ24が巻き回さ
れている。ロープ24は、ウィンチ装置23から繰り出
され、サブブームヘッド31を介して下方に垂れ下がる
ようになっており、その先端にはフック26が取り付け
られている。
【0015】本発明の吊り上げ装置20においては、サ
ブブーム30は複数の分割部材から構成されるようにな
っている。このサブブーム30は、当該例においては図
1に示すように、第1〜第3サブブーム32〜34(分
割部材)から構成されている。第1、第2サブブーム3
2,33は、同様な形状となっており、嵌合穴Hが形成
された本体部32a,33aと差込部32b,33bと
から構成されている。第3サブブーム34は、嵌合穴H
が形成された本体部(34a)のみから構成されてい
る。そして、サブブーム30先端に取り付けられるサブ
ブームヘッド31は、シーブ部31aと差込部31bと
から構成されている。
【0016】それぞれの差込部31b,32b,33b
および本体部32a,33a,34aのそれぞれの嵌合
穴Hは同様な形状となっており、差込部31b,32
b,33bのいずれもが、どの嵌合穴Hにも嵌合可能と
なっている。これにより、各部材をそれぞれ任意に組み
合わせて結合することが可能となっている。サブブーム
ヘッド31はサブブーム30の先端に、第3サブブーム
34はサブブーム30における基端に位置するように取
り付けられるようになっており、これらサブブームヘッ
ド31およびサブブーム30は、当該例においては図1
の(A)〜(D)に示すように組合せることが可能とな
っている。なお、どのように組み合わせるかは、用途に
応じて選択することができる。
【0017】なお、差込部31b,32b,33bおよ
び本体部32a,33a,34aにおける嵌合部位置に
は、ピン穴hがそれぞれ形成されており、結合状態にお
いてこのピン穴hにピン(図示せず)が差し込まれて抜
け止めがなされるようになっている。
【0018】これらサブブームヘッド31および第1〜
第3サブブーム32〜34は、作業台16の深さ寸法と
同程度もしくはそれ以下の寸法となるようにそれぞれの
全長が設定されている。なお、当該例においては、サブ
ブームヘッド31および第1サブブーム32の寸法は、
これらを接続した状態における全長が作業台16の深さ
と同程度もしくはそれ以下となるようにそれぞれ設定さ
れている。
【0019】なお、車体11の前後左右の側部には、作
業時において高所作業車1を支持するためのアウトリガ
ジャッキ17が設けられている。このアウトリガジャッ
キ17は、車体11に左右方向にスライド移動自在に取
り付けられたアウトリガビーム17aと、このアウトリ
ガビーム17aに固定されたアウタポスト17bと、こ
のアウタポスト17bに入れ子式に伸縮自在に取り付け
られたインナポスト17cとから構成されている。
【0020】本発明の吊り上げ装置20を備えた高所作
業車1は、以上の構成からなり、このように構成された
高所作業車1を用いて高所作業、例えばトランスの電柱
への取付工事を行う場合においては、まず、アウトリガ
ビーム17aをスライド移動させるとともにインナポス
ト17cをアウタポスト17bに対して伸長させてその
先端を接地させ、アウトリガジャッキ17により高所作
業車1を安定支持する。この状態において、ブーム13
の旋回・起伏・伸縮作動、および作業台16の首振り作
動等を行って、作業台16を所望高所へ移動する。
【0021】ここで、この作業台16の所望高所への移
動において、電線間への割り込み、すなわち電線間を通
っての移動が必要となる場合等においては、サブブーム
が長いままだとこれが電線と干渉してしまうおそれがあ
る。このような場合には、干渉を回避するために予め、
図3に示すように、サブブーム30を取り外して分解
し、サブブームヘッド31、第1、第2サブブーム3
2,33を作業台16内に収納し、ベルト(図示せず)
等により固定しておく。なお、第3サブブーム34は、
当該例においては、支持ブラケット21に取り付けたま
まとするが、これも取り外して作業台16内に収納する
ようにしてもよい。
【0022】サブブームヘッド31、第1、第2サブブ
ーム32,33は、作業台16の深さ寸法と同程度もし
くはそれ以下の寸法となるようにそれぞれの全長が設定
されているので、各部材の上端部が作業台16上に大き
く露出することがなく、これにより、これらが作業台1
6の移動のじゃまになることはない。また、第3サブブ
ーム34も短いので作業台16の側方へ張り出すことが
なく、よって第3サブブーム34を支持ブラケット21
に取り付けたままとしていても作業台16の移動のじゃ
まにならない。
【0023】なお、各部材は、当該例においては作業台
16内に収納されるが、作業台16の側部に収納箱を設
けるなどして作業台16外部に収納するようにしてもよ
い。
【0024】そして、作業台16が所望高所へ移動した
ら、サブブームヘッド31、第1、第2サブブーム3
2,33を適宜組み合わせて接続し、これを第3サブブ
ーム34に接続して、これらを所望長さにする。当該例
においては、図4に示すように、サブブームヘッド3
1、第1、第3サブブーム32,34を組み合わせて接
続する。そして、その接続部におけるピン穴hにピンを
差し込んで、抜け止めをする。なお、第3サブブーム3
4も作業台16内に収納していた場合には、最初に第3
サブブーム34を支持ブラケット21に取り付けた後
に、他の部材を第3サブブーム34に取り付けるか、或
いは、他の部材を予め第3ブーム34に取り付けた後に
これを支持ブラケット21に取り付ける。
【0025】ここで、サブブーム30は分割されてお
り、各分割部材は従来の非分割サブブームと比較して短
く、このため軽くなるので、取扱がし易く、前記のサブ
ブーム30の脱着を容易に行うことができる。
【0026】サブブーム30が取り付けられたら、ロー
プ24を繰り出してフック26を地上側のトランス(図
示せず)に掛け、ウィンチ23を作動させてロープ24
を巻き上げてトランスを吊り上げ、取付作業を行う。こ
こで、サブブーム30を、第1、第3サブブーム32,
34を組み合わせた長さとすることにより、この吊り上
げ作業は、図4に示すように、作業者Mの手元において
行うことができる。このとき、サブブーム30を起仰さ
せたり、後方にスライド移動させた状態とする必要がな
いので、起仰したサブブーム30により、作業台16上
での作業者Mの作業が制約されたり、作業台16を移動
させたときに、後方へスライド移動しているサブブーム
30の後端が他と干渉することがない。
【0027】取付作業が終了すると、第3サブブーム3
4を支持ブラケット21に取り付けた状態のまま、この
第3部ブーム34から他の部材を取り外して分解し、こ
れらを作業台16内に収納する。このとき、当該例にお
いては図5に示すように、第3サブブーム34を後方に
スライド移動させるとともに鉛直上方を向くように支持
ブラケット21を旋回・起仰させて、支持ブラケット2
1および第3サブブーム34を高所作業車1の全高Hお
よび全幅Wの範囲内に納まるように格納する。
【0028】そして、ブーム13および作業台16を格
納状態とし、アウトリガジャッキ17を格納状態とし
て、車両を走行させて別の場所へ移動する。このとき、
支持ブラケット21および第3サブブーム34は高所作
業車1の全高Hおよび全幅Wの範囲内に納まるように格
納されているので、第3サブブーム34を支持ブラケッ
ト21に取り付けたまま車両を走行させることが可能で
ある。ここで、車両走行時において作業台16は運転キ
ャビン10上に位置するが、第3サブブーム34は作業
台16の深さと同程度もしくはそれ以下となるように全
長が設定されているので、第3サブブーム34が運転キ
ャビン10に干渉することがない。
【0029】また、当該例においては、鉛直上方を向く
ように起仰した支持ブラケット21に対して第3サブブ
ーム34を後方へスライド移動させてこれらを格納する
ようにしており、このように格納することにより格納位
置を低くできる。このため、支持ブラケット21および
第3サブブーム34を格納することによる高所作業車1
の重心の上方へのずれを低く抑えることができる。
【0030】なお、この第3サブブーム34の全長は、
支持ブラケット21および第3サブブーム34を高所作
業車1の全高Hおよび全幅Wの範囲内に納まるように格
納したときに、運転キャビン等、高所作業車の他の部位
と干渉しない範囲において適宜設定することができる。
【0031】以上説明したように、本発明の吊り上げ装
置20においてはサブブーム30がそれぞれ任意に組み
合わせて結合可能な複数の分割部材より構成されるの
で、サブブーム30を起仰させたり、後方にスライド移
動させることなく吊り上げ作業を行うことができ、サブ
ブーム30が他の作業のじゃまにならない。さらに、サ
ブブームヘッド31およびサブブーム30において使用
されない部材は作業台16内に収納されるので、取り外
された部材を地上側の作業者に渡したり、取り付けよう
とする部材を地上側の作業者から受け取るために、高所
と地上との間において作業台16を行き来させる必要が
ない。
【0032】また、支持ブラケット21および第3サブ
ブーム34を高所作業車1の全高Hおよび全幅Wの範囲
内に納まるように格納することにより、第3サブブーム
34を支持ブラケット21に取り付けたまま車両を走行
させることができ、これにより、作業台16に搭乗する
度に作業者がサブブームを持って乗り込む必要がなくな
り、作業者の労力が軽減される。
【0033】なお、本発明の吊り上げ装置20は、上述
したようなトランスの取付工事以外でも、例えば、第3
サブブーム34にサブブームヘッド31を取り付けた状
態としておき、ロープ24先端のフック26を通い網
(工具等の入った網の袋)に掛け、ウィンチ23により
ロープ24の巻取・繰り出しを行って、高所と地上との
間において、通い網を行き来させるようにして利用する
こともできる。なお、従来においては、サブブームが非
分割であったために全長が長くて吊り上げ装置20の使
い勝手が悪かったため、この高所と地上との間における
通い網の行き来は、作業台16に搭乗した作業者の人力
により行っていた。
【0034】また、当該例においては、サブブーム30
を、第1〜第3サブブーム32〜34に分割するように
したが、それぞれの分割部材の長さが作業台16の深さ
と同程度もしくはそれ以下となる範囲において、このサ
ブブーム30の分割数は、使用条件により適宜決定する
ことができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明の高所作業車の吊
り上げ装置においては、サブブームがそれぞれ任意に組
み合わせて結合可能な複数の分割部材より構成されるの
で、作業に合わせてサブブームの長さを変えることによ
り、サブブームを起伏・スライド移動させることなく吊
り上げ作業を行うことができ、サブブームが他の作業の
じゃまにならない。
【0036】さらに、各分割部材の長さを作業台の深さ
寸法と略同一な寸法もしくはそれ以下に設定することに
より、使用されない分割部材を作業台内に収納すること
ができる。これにより、取り外された部材を地上側の作
業者に渡したり、取り付けようとする部材を地上側の作
業者から受け取るために、高所と地上との間において作
業台16を行き来させる必要がなくなる。
【0037】また、高所作業車の走行時においては、支
持ブラケットおよび基端側分割部材を所定高さに納まる
範囲内に格納できるように構成することにより、基端側
分割部材を支持ブラケットに取り付けたまま車両を走行
させることができる。これにより、作業台に搭乗する度
に作業者がサブブームを持って乗り込む必要がなくな
り、作業者の労力が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吊り上げ装置を示す図である。
【図2】本発明の吊り上げ装置を備えた高所作業車の構
成を示す斜視図である。
【図3】作業台の移動時における吊り上げ装置の状態を
示す図である。
【図4】作業時における吊り上げ装置の状態を示す図で
ある。
【図5】車両走行時における吊り上げ装置の状態を示す
図である。
【符号の説明】
1 高所作業車 10 運転キャビン 13 ブーム(メインブーム) 16 作業台 21 支持ブラケット 23 ウィンチ 24 ロープ 30 サブブーム 31 サブブームヘッド(シーブ) 32 第1サブブーム(分割部材) 33 第2サブブーム(分割部材) 34 第3サブブーム(基端側分割部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上に起伏等が自在にメインブームが
    設けられるとともにこのメインブームの先端に作業者搭
    乗用の作業台が取り付けられてなる高所作業車の吊り上
    げ装置であって、 前記メインブームの先端部に設けられ、ロープの繰り出
    し・巻取を行うウィンチと、前記メインブームの先端部
    に取り付けられた支持ブラケットと、前記支持ブラケッ
    トに取り付けられたサブブームと、前記サブブームの先
    端に取り付けられて前記ウィンチから繰り出された前記
    ロープを導くシーブとからなり、 前記サブブームは、それぞれ任意に組み合わせて結合可
    能な複数の分割部材より構成したことを特徴とする高所
    作業車の吊り上げ装置。
  2. 【請求項2】 前記各分割部材の長さを、前記作業台の
    深さ寸法と略同一もしくはそれ以下に設定したことを特
    徴とする請求項1に記載の高所作業車の吊り上げ装置。
  3. 【請求項3】 前記支持ブラケットを前記メインブーム
    に対して旋回・起伏自在に構成し、 前記高所作業車の走行時においては、前記サブブームを
    構成する前記各分割部材のうちの基端側分割部材を残し
    て他の分割部材を取り外し、前記支持ブラケットを旋回
    ・起伏させて、前記基端側分割部材および前記支持ブラ
    ケットを所定高さに納まる範囲内に格納できるように構
    成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の高所作業車の吊り上げ装置。
JP4325797A 1997-02-27 1997-02-27 高所作業車の吊り上げ装置 Pending JPH10236791A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102458319B1 (ko) * 2022-04-27 2022-10-24 이영기 철로 공사용 이동식 대차 조립체
CN117884861A (zh) * 2024-03-15 2024-04-16 西安百润重工科技有限公司 一种大型快锻机组回程缸的安装装置

Cited By (3)

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