JP2533428Y2 - クレーン装置 - Google Patents

クレーン装置

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JP2533428Y2
JP2533428Y2 JP1990091061U JP9106190U JP2533428Y2 JP 2533428 Y2 JP2533428 Y2 JP 2533428Y2 JP 1990091061 U JP1990091061 U JP 1990091061U JP 9106190 U JP9106190 U JP 9106190U JP 2533428 Y2 JP2533428 Y2 JP 2533428Y2
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crane
boom
tip
sheaves
winches
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JP1990091061U
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JPH0449188U (ja
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友廣 村井
優宏 秋月
孝 森
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NGK Insulators Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
Aichi Corp
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
Aichi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の構成 (産業上の利用分野) 本考案は、高所作業車のメインブームの先端もしくは
メインブームの先端に位置する作業台に取り付けられ
て、吊り上げ作業を行うクレーン装置に関する。
(従来の技術) 電柱上での配電工事等には、起伏等が自在なブームの
先端に作業者搭乗用の作業台を備えた高所作業車が用い
られることが多い。また、このような高所作業車のブー
ムの先端には、配電機器等の重量物を地上から作業台の
側方まで吊り上げるためのクレーン装置が取り付けられ
ていることも多い。
このようなクレーン装置を備えた高所作業車を用い
て、例えば、第4図のように電柱41上に取り付けられた
腕金42に開閉器(配電機器)43を取り付ける作業を行う
場合は、クレーン装置50から1本のロープ51により垂下
された吊り具52に、開閉器43の上部に架け渡たされたロ
ープ43aの中央部を引掛けて、上記ロープ51をウインチ5
4により巻き上げることにより、腕金42の高さまで開閉
器43を吊り上げ、作業台60上の作業者がその取付け作業
を行う。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、開閉器43の取付け位置Pが腕金42の下
側である場合に、腕金42上における当該取付け位置Pの
長手方向外側に電線44が取り付けられていると、この電
線44が障害となって腕金42を上記ロープ43aの下方(ロ
ープ43aと開閉器43とで囲まれた空間)をくぐらせて上
記開閉器43を移動させることができない。このため、開
閉器43を取付け位置Pの側方に近接させることはできて
もその真下に位置させることができず、取付けの際に
は、作業者により開閉器43の位置をずらさなければなら
ない等、不便であるという問題がある。
以上の問題に鑑み、本考案では、配電機器等をその取
付け位置である腕金下部の真下に吊り上ることができる
ようにしたクレーン装置を提供することを目的としてい
る。
ロ.考案の構成 (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案のクレーン装置
では、高所作業車のメインブームの先端もしくは作業台
にクレーンブームが取り付けられ、このクレーンブーム
の先端部に横方向に並んで回転自在に複数のシーブが配
設され、クレーンブームの基端部には横方向に並んで複
数のウインチが配設される。これらウインチのそれぞれ
には繰り出し可能に複数のロープが巻き取られており、
各ウインチから繰り出されるロープはクレーンブーム上
面に沿って平行に延びて各シーブからそれぞれ垂下さ
れ、垂下側先端には吊り具を有する。そして、これらウ
インチはそれぞれ単独でまたは連動して作動可能となっ
ている。
なお、複数のシーブがそれぞれ、クレーンブームの先
端において、回転自在且つ横方向に移動可能に構成する
のが好ましい。
(作用) このようなクレーン装置を用いれば、いずれか1つの
ウインチのみ作動させることにより、一本のロープによ
る吊り上げ作業を行うことができる。また、例えば、2
本のロープおよびそれらの先端に取付けられた吊り具
を、腕金の上方に位置させたクレーンブームの先端部か
らそれぞれ腕金の両側方に垂下させて配電機器等に上記
吊り具を取付け、当該2つのウインチを連動させること
により、上記配電機器等を腕金の真下の位置に吊り上げ
ることができる。
また、このクレーン装置では、クレーンの先端に取り
付けられるシーブと基端に取り付けられるウインチとが
それぞれ横方向に並んで配設されるため、クレーン装置
全体の前方への突出長さが短くなる。このため、作業台
の周囲における外方への突出量が小さくなり、配電作業
等においてこれらが電線等に干渉する問題が抑えられ、
作業が行いやすくなる。
(実施例) 以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照し
ながら説明する。
まず、本考案に係るクレーン装置を備えた高所作業車
について第1図を用いて説明する。
高所作業車11の車体12の前後左右にはアウトリガ13が
取付けられている。作業を行うときには、これらアウト
リガ13を車体12の側方および下方に伸長させて車体12を
安定に支持させる。車体12の後部には、車体12に対して
旋回自在な旋回台14が取付けられている。さらに、この
旋回台14には、伸縮自在なブーム15の基端部が枢着され
ている。このブーム15は、ブーム起伏シリンダ16の伸縮
により起伏作動が自在となっている。なお、ブーム15の
先端には、作業者搭乗用の作業台17が取付けられ、ま
た、この作業台17の側方に、クレーン装置20が取り付け
られている。
このクレーン装置20は、第2図に示したように、クレ
ーンブーム21、2個のシーブ22、23、2台のウインチ2
4、25、2本のロープ26、27および支持台28から構成さ
れている。クレーンブーム21は、その基端部が支持台28
に枢着され、支持台28との間に取付けられたクレーン起
伏シリンダ29により起伏が自在となっている。
このクレーンブーム21の先端部の両側に、上記2個の
シーブ22、23が並列かつ回転自在に取り付けられてい
る。なお、シーブ22、23を回転自在に支持するシーブ軸
22a、23aは所定の長さを有し、各外端部にはシーブ止め
22b、23b(なお、23bは第2図には図示せず、第3図参
照)が取付けられている。このため、シーブ22、23は、
シーブ軸22a、23a上においてクレーンブーム21の両側部
とシーブ止め22b、23b間を軸方向に移動自在である。
ウインチ24、25は、それぞれ巻取ドラム24a、25aおよ
びこれら巻取ドラム24a、25aを回転駆動する巻取モータ
24b、25bから構成され、クレーンブーム21の基端部上に
並列に取付けられている。巻取モータ24b、25bはそれぞ
れ単独でもしくは連動して正逆回転作動が可能である。
また、巻取ドラム24a、25aのそれぞれに巻き取られるロ
ープ26、27は上記シーブ22、23を介して各先端部に取付
けられた吊り具26a、27aを垂下している。
なお、支持台28は、その内部に取付けられた旋回モー
タ30の作動によりブーム15の先端に対して旋回自在であ
る。
次に、このクレーン装置20を用いた作業について説明
する。
例えば、比較的重量の小さな配電機器等を吊り上げる
場合は、上記ウインチ24、25の巻取モータ24b、25bの一
方のみを作動させることにより、作動されたウインチに
巻き取られる1本のロープによる吊上げ作業を行うこと
ができる。
また、比較的重量の大きな配電機器等を吊り上げる場
合には、各ロープ26、27の先端の吊り具を当該配電機器
等の適当な位置に取付け、両巻取モータ24b、25bを連動
させることによりその配電機器等をバランス良く吊り上
げることができる。
さらに、腕金52の下側の取付け位置Pに取り付けるた
めに開閉器33を吊り上げる場合は、図に示すように、ク
レーンブーム21を電柱31に取付けられた腕金32の上方に
位置させるとともに、ロープ26、27をそれぞれ腕金52の
両側方に垂下させる。地上等において開閉器33の上部両
側に各吊り具26a、27aを取り付け上記のように両巻取モ
ータ24b、25bを連動させ、ロープ26、27の巻上げを行わ
せる。
なお、第4図に示すように、例えば、巻上げ開始時点
においてクレーンブーム21の両側部に近接していた各シ
ーブ22、23は、開閉器33が上昇するにしたがって、開閉
器33への吊り具26a、27aの取付け幅に応じて両ロープ2
6、27にその幅を広げる方向に作用する力により、シー
ブ止め22b、23bに向かってシーブ軸22a、23a上を軸方向
外側に移動する。このため、開閉器33の吊り上げがスム
ーズに行われる。
このようにして、開閉器33を腕金32における取付け位
置Pの真下に位置させることができ、作業者はそのまま
当該取付け作業を行うことができる。
ハ.考案の効果 以上のように、本考案のクレーン装置を用いれば、ウ
インチを単独で作動させることにより従来と同様な一本
のロープによる対象物の吊り上げ作業を行うことができ
る一方、複数のウインチを連動させることにより複数本
のロープによる対象物の吊り上げ作業をも行うことがで
きる。これにより、本クレーン装置を、例えば、高所作
業車の作業台に取付けた場合、電柱上において電線を支
持する腕金の上方から両側方にロープを垂下させること
により、配電機器等を当該腕金の真下に吊り上げること
が可能となり、その腕金下側への上記配電機器等の取付
け作業に便利である。さらに、クレーンブームの先端に
おいて各シーブが配電機器等が上昇するにしたがって、
当該配電機器等への吊り具の取付け幅に対応するロープ
間の幅を広げるべく移動するので、吊り上げ作業をスム
ーズに行うことができる。
なお、本考案のクレーン装置は高所作業車のブーム先
端もしくは作業台に取り付けられるものであり、高所作
業車は配電工事等に用いられるものであるということを
考えると、作業時にこのクレーン装置が電線等と干渉す
るのを防止するために、クレーン装置はできる限りコン
パクトに構成して作業台から外方への突出量を抑えるの
が望ましい。このため、本考案のクレーン装置では、ク
レーンの先端に取り付けられるシーブと基端に取り付け
られるウインチとをそれぞれ横方向に並んで配設し、ク
レーン装置の全長を短くして、コンパクトとなるような
構成を採用している。
また、このクレーン装置の重量は車体を転倒させる方
向のモーメントを増加させるように作用するため、この
ようにクレーン装置をコンパクトに構成すれば、転倒方
向モーメントの増加量を小さく抑えて作業時の車体安定
性を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るクレーン装置を備えた高所作業車
の斜視図、 第2図は上記クレーン装置の斜視図、 第3図は第2図のIII−III線断面図、 第4図は従来のクレーン装置の斜視図である。 11……高所作業車、15……ブーム 17、60……作業台 21……クレーンブーム 22、23……シーブ 24、25……ウインチ 26、27……ロープ 32、42……腕金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 秋月 優宏 愛知県名古屋市瑞穂区市丘町2丁目38番 地の2 (72)考案者 森 孝 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の 10 愛知車輌株式会社上尾工場内 (56)参考文献 実開 昭63−154591(JP,U) 実開 平2−105997(JP,U) 特公 昭63−32719(JP,B2) 実公 昭60−16635(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体上に起伏作動等が自在に配設されたメ
    インブームを有し、このメインブームの先端に作業者搭
    乗用の作業台を有してなる高所作業車に用いられるクレ
    ーン装置であって、 前記メインブームの先端もしくは前記作業台に取り付け
    られたクレーンブームと、 このクレーンブームの先端部に横方向に並んでそれぞれ
    回転自在に配設された複数のシーブと、 前記クレーンブームの基端部に横方向に並んで配設され
    た複数のウインチと、 これらウインチのそれぞれに巻き取られるとともに前記
    クレーンブームに沿って平行に延びて繰り出されて前記
    シーブからそれぞれ垂下され、垂下側先端に吊り具を有
    する複数のロープとからなり、 前記複数のウインチをそれぞれ単独でまたは連動して作
    動可能に構成したことを特徴とするクレーン装置。
  2. 【請求項2】前記複数のシーブがそれぞれ、前記クレー
    ンブームの先端において、回転自在且つ横方向に移動可
    能となっていることを特徴とする請求項1に記載のクレ
    ーン装置。
JP1990091061U 1990-08-30 1990-08-30 クレーン装置 Expired - Lifetime JP2533428Y2 (ja)

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JPH0449188U JPH0449188U (ja) 1992-04-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6016635U (ja) * 1983-07-12 1985-02-04 岩切 長啓 瞬間暗闇防止器
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JPH0628554Y2 (ja) * 1989-02-13 1994-08-03 新明和工業株式会社 高所作業車における吊上装置の安全装置

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