JP2581502Y2 - ブームヘッド - Google Patents

ブームヘッド

Info

Publication number
JP2581502Y2
JP2581502Y2 JP4115093U JP4115093U JP2581502Y2 JP 2581502 Y2 JP2581502 Y2 JP 2581502Y2 JP 4115093 U JP4115093 U JP 4115093U JP 4115093 U JP4115093 U JP 4115093U JP 2581502 Y2 JP2581502 Y2 JP 2581502Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
wire
sheave
tip
distal end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4115093U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH078385U (ja
Inventor
靖 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP4115093U priority Critical patent/JP2581502Y2/ja
Publication of JPH078385U publication Critical patent/JPH078385U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2581502Y2 publication Critical patent/JP2581502Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブームの先端から作業
装置およびワイヤを吊下げるために、上記ブームの先端
に取り付けられるブームヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】ブームヘッドは、図4に示すように、起
伏・伸縮が自在なブーム33の先端に取り付けられる。
このブームヘッド40は、穴掘作業装置(アースオー
ガ)37を吊下げるための枠部材(オーガサポート)3
6を外周上に着脱自在に装着させるオーガサポート装着
部(装置吊下げ部)41を有する。このオーガサポート
装着部41上にオーガサポート36を位置させてアース
オーガ37を作動させることにより、このブーム33の
基端部を支持する車体(図示せず)から離れた位置での
穴掘作業が可能となる。
【0003】また、ブームヘッド40は、オーガサポー
ト装着部41の先方に突出し、基端側上部に上側シーブ
45を、先端側下部に下側シーブ46およびポール押し
48を備えたワイヤ吊下げ部42を一体に有してなる。
ブーム33の基端側から延びてきて両シーブ45,46
に順次巻掛けられたワイヤ34aは、U字形に垂れ下が
り、その先端部(上端部)はワイヤ吊下げ部42の基端
近傍(下側シーブ46の側方)に設けられた係止ピン4
7に係止される。ワイヤ34aの上記垂れ下がり部分
は、フック付動滑車35の下部に巻き掛けられてこれを
支持する。これにより、フックに引っ掛けた電柱等のク
レーン作業が可能となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ブームヘッドでは、オーガサポート装着部41の先端か
らワイヤ吊下げ部42のポール押し48の先端までの突
出量L′が大きい。このため、図に示すように、壁面W
の近くで穴掘作業を行おうとする場合に、上記突出量が
大きい分、アースオーガ37を壁面Wに接近させること
ができず、作業に支障が生ずるという問題がある。
【0005】本考案は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、ワイヤ吊下げ部の突出量をできるだけ小
さくすることができるようにしたブームヘッドを提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案のブームヘッドでは、装置吊下げ部に対し、
上側シーブの回転軸が装置吊下げ部におけるブームの長
手方向内方に位置するようにワイヤ吊下げ部を配置す
る。また、ワイヤの先端部を係止する係止部をワイヤ吊
下げ部における下側シーブの上方に位置させるととも
に、ワイヤ吊下げ部に、ワイヤの先端部近傍を下側シー
ブから離脱させておくようにガイドするガイド部材を取
り付けている。
【0007】
【作用】このようなブームヘッドでは、ワイヤ吊下げ部
を装置吊下げ部に一部重ね合わせたかたちとなっている
ので、この重ね合わせの分ワイヤ吊下げ部の装置吊下げ
部からの突出量を少なくすることができる。その反面、
下側シーブと係止部に係止されたワイヤの先端部の近傍
部分とが接近することとなるが、ガイド部材の存在によ
り両者の干渉が防止され、クレーン作業の支障となるこ
とはない。
【0008】
【実施例】以下、本考案の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、図1には、本考案に係
るブームヘッドを備えた穴掘建柱車10を示している。
この穴掘建柱車10の車体11の前部には、車体11に
対して水平旋回が自在な旋回台12が取り付けられてい
る。この旋回台12の上部には、基端ブーム13aと、
この基端ブーム13a内に入れ子式に伸縮自在に挿入さ
れた先端ブーム13bとからなる伸縮ブーム13が起伏
自在に取り付けられている。先端ブーム13bの先端に
は、本考案に係るブームヘッド20が取り付けられてい
る。基端ブーム13aの基端部上面には、ウインチ14
wが取り付けられており、このウインチ14wから繰り
出されたワイヤ14aは、ブームヘッド20を介して吊
下げられる。ワイヤ14aの下端部にはフック付動滑車
15が巻掛け保持されている。このため、図中Iに示す
ように、フック16に電柱Dを引っ掛けてウインチ14
wや伸縮ブーム13を作動させれば、この電柱Dの吊上
げ作業(クレーン作業)を行うことができる。なお、ブ
ームヘッド20の先端には電柱Dを支えるポール押し2
8が取り付けられており、このポール押し28により電
柱Dの先端部を安定支持する。
【0009】また、先端ブーム13aの外周には、四角
形の枠状に形成されたオーガサポート16が取り付けら
れている。このオーガサポート16の下部には、アース
オーガ17が吊下げられている。電柱Dのクレーン作業
を行っているときは、オーガサポート16は基端ブーム
13aの先端に連結される。この状態で、アースオーガ
17を基端ブーム13aに平行になるように引き上げて
おけば、クレーン作業の邪魔にならないようにアースオ
ーガ17を格納しておくことができる。
【0010】一方、図中IIに示すように、アースオー
ガ17をオーガサポート16から吊下げるとともに、オ
ーガサポート16をブームヘッド20に取り付けて伸縮
ブーム13を伸長作動させれば、アースオーガ17を車
体11から離れた位置に移動させ、電柱Dを建て入れる
ための建柱穴Hを掘削することができる。
【0011】ところで、上記ブームヘッド20は、この
ような掘削作業を壁面Wのすぐそばにおいて行う場合に
邪魔にならないよう構成されている。図2および図3に
示すように、このブームヘッド20は、先端ブーム13
bの先端の外周回りに取り付けられるオーガサポート装
着部(装置吊下げ部)21と、このオーガサポート部2
1の先方に延びるワイヤ吊下げ部22とから構成されて
いる。
【0012】オーガサポート装着部21は、先端ブーム
13bの外側寸法より大きな内側寸法を有し、かつオー
ガサポート16の内側寸法よりも若干小さな外側寸法を
有する角形筒状に形成されている。このため、図に示す
ように、内側に先端ブーム13bの先端を受容すること
ができ、外周回りにはオーガサポート16を装着させる
ことができる。
【0013】ワイヤ吊下げ部22は、立てた状態で互い
に対向するよう配置された2枚の板材22a,22aか
ら構成されている。これら板材22a,22aにおける
ブーム13の長手方向(以下、単に長手方向という。)
の中間部から基端側の部分は、オーガサポート装着部2
1内に挿入されており、図3に示すように、両板材22
a,22aの基端部はブーム13の幅方向(以下、単に
幅方向という。)に広がってオーガサポート装着部21
の内側に取り付けられている。なお、このようにオーガ
サポート装着部21の内側に取り付けられた板材22
a,22aは、オーガサポート装着部21の補強部材と
しての役割も果たす。
【0014】両板材22a,22aの長手方向基端側の
上部であってオーガサポート装着部21の長手方向内方
の位置には、幅方向に貫通する貫通孔(付番せず。)が
形成されており、この貫通孔には上側シーブ25の回転
軸25aが挿入保持されている。また、両板材22a,
22aの先端下部は、オーガサポート装着部21の下面
より下方に垂れ下がるように形成されており、ここには
上記のような貫通孔が形成され、下側シーブ26の回転
軸26aが挿入保持されている。
【0015】さらに、両板材22a,22aの先端下部
における下側シーブ26の上方であって基端方向よりの
部分には、幅方向に延びる係止ピン27が保持されてお
り、この係止ピン27の下方における下側シーブ26の
基端側外周から若干離れた位置には、この外周に沿うよ
う円弧状に形成されたガイド板29が取り付けられてい
る。
【0016】このように形成されたブームヘッド20
は、前述のようにオーガサポート装着部21の内側に先
端ブーム13bの先端を受容させて、この先端ブーム1
3bに取り付けられる。ウインチ14wから繰り出され
たワイヤ14aは、図2に示すように、先端ブーム13
bの上面とオーガサポート装着部21の上面との間に形
成された隙間を通って延び、上側シーブ25および下側
シーブ26に巻き掛けられる。さらに、このワイヤ14
aは、ブームヘッド20の下方にU字形に垂れ下がって
動滑車15を巻掛け支持する。そして、ワイヤ14aの
先端部(上端部)は、ワイヤ吊下げ部22における係止
ピン27に係止される。この際、ワイヤ14aの先端部
近傍は、ガイド板29の上面に載せられて、下側シーブ
26から隔離される。このため、ワイヤ14aの先端部
近傍が下側シーブ26に干渉することはない。
【0017】こうしてブームヘッド20が取り付けられ
たブーム13を作動させて、図2に示すように、壁面W
の近くにアースオーガ17を移動させる場合には、ブー
ムヘッド20におけるオーガサポート16から先方への
突出量(即ち、ワイヤ吊下げ部22におけるオーガサポ
ート装着部21からの突出量)Lが従来のもの(図4の
L′参照)より小さいため、その分アースオーガ17を
壁面Wに接近させることができ、掘削作業範囲を拡大す
ることができる。
【0018】その一方、ブーム13を全縮状態にした場
合には、基端ブーム13aの先端からフック16までの
水平距離が従来のものに比べて短くなる。このため、車
体11の近くでクレーン作業を行う場合にも都合がよ
い。
【0019】
【考案の効果】以上のように本考案のブームヘッドで
は、上側シーブの回転軸を装置吊下げ部の内方に位置さ
せることにより、装置吊下げ部からのワイヤ吊下げ部の
先方突出量を小さく抑えるようにしている。このため、
装置吊下げ部から吊下げた作業装置を壁面等に十分接近
させることができ、作業範囲を広げることができる。一
方、ワイヤ吊下げ部の突出量が小さくなることにより、
下側のシーブとフック付動滑車等を吊下げているワイヤ
の端部とが接近することとなるが、ガイド部材の存在に
より両者の干渉が防止されるので、クレーン作業をスム
ーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るブームヘッドを備えた穴掘建柱車
の側面図である。
【図2】上記ブームヘッドの側面図である。
【図3】図2におけるIII方向矢視断面図である。
【図4】従来のブームヘッドの側面図である。
【符号の説明】
10 穴掘建柱車 13,33 ブーム 13b 先端ブーム 14a,34a ワイヤ 16,36 オーガサポート 17,37 アースオーガ(作業装置) 20,40 ブームヘッド 21,41 オーガサポート装着部(装置吊下げ部) 22,42 ワイヤ吊下げ部 25,45 上側シーブ 26,46 下側シーブ 27,47 係止ピン 29 ガイド板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−103090(JP,A) 特開 平5−8994(JP,A) 特開 平6−59381(JP,A) 特開 平5−178575(JP,A) 実開 平4−122583(JP,U) 実開 昭57−85585(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 23/00 - 23/94

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブームの先端に取り付けられ、作業装置
    を着脱自在に吊下げ支持する装置吊下げ部と、この装置
    吊下げ部の先方に突出し、基端側上部に上側シーブを有
    するとともに先端側下部に下側シーブを有しており、か
    つ前記ブームの基端側から延びてきて前記上側シーブお
    よび前記下側シーブに順次掛け回された吊下げ用ワイヤ
    の先端部を係止する係止部を有したワイヤ吊下げ部とか
    らなるブームヘッドであって、 前記ワイヤ吊下げ部を前記装置吊下げ部に対し、前記上
    側シーブの回転軸が前記装置吊下げ部における前記ブー
    ムの長手方向内方に位置するように配置し、 前記係止部を前記ワイヤ吊下げ部における前記下側シー
    ブの上方に位置させるとともに、前記ワイヤ吊下げ部に
    前記係止部に係止された前記ワイヤの先端部近傍を前記
    下側シーブから離脱させておくようにガイドするガイド
    部材を設けたことを特徴とするブームヘッド。
JP4115093U 1993-06-30 1993-06-30 ブームヘッド Expired - Lifetime JP2581502Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4115093U JP2581502Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ブームヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4115093U JP2581502Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ブームヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH078385U JPH078385U (ja) 1995-02-07
JP2581502Y2 true JP2581502Y2 (ja) 1998-09-21

Family

ID=12600399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4115093U Expired - Lifetime JP2581502Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ブームヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2581502Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH078385U (ja) 1995-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2581502Y2 (ja) ブームヘッド
JP2002167807A (ja) カウンタウエイト着脱装置
JP4191955B2 (ja) クレーン装置のジブ格納機構
JP3530715B2 (ja) 電柱支持部材
JP2993785B2 (ja) 自走型クレーンのフック係止構造
JP2533428Y2 (ja) クレーン装置
JP2541687Y2 (ja) 高所作業用クレーン装置
JPH0417658Y2 (ja)
JP3012132B2 (ja) アースドリルの組立方法およびその装置
JPS6241030Y2 (ja)
JPH0995965A (ja) バックホウ装着用の巻上げ装置
JPS6217047B2 (ja)
JP2005194088A (ja) 移動式クレーン
JP2004099251A (ja) 伸縮ブーム式作業機械
JPH08108991A (ja) クレーン装置
JP2516883Y2 (ja) 折り曲げブームを有する移動式クレーンのフックブロック格納装置
JP3597922B2 (ja) 自走式クレーン
JPH0324710Y2 (ja)
JPH0338229Y2 (ja)
JPH09272692A (ja) クレーン装置
JP3451862B2 (ja) ホイールクレーンのジブ格納装置
JPH0726870A (ja) ボーリング用マスト装置
JPS5823838Y2 (ja) ジブの傾斜調節装置
JPH0340866Y2 (ja)
JP2008013343A (ja) クレーン車のジブ起伏操作用伸縮シリンダの格納装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080710

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term