JP2004099251A - 伸縮ブーム式作業機械 - Google Patents

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Takahiro Hanamoto
花本 貴博
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Abstract

【課題】伸縮ブームの背面に設けられるガイドローラを支持するローラ支持部材の高さを高くする必要がなく、またロープ同士の干渉を防止することができ、しかも大きな伸縮シレンダを用いるまでもなく迅速にコンクリートの打設作業が行える伸縮ブーム式作業機械を提供する。
【解決手段】伸縮ブーム式作業機械1を、上部旋回体4の旋回中心より後方に配置した主巻きウインチ11で巻取り、巻戻される主巻きロープ12と、補巻きウインチ13で巻取り、巻戻される補巻きロープ14とを伸縮ブーム7の背面側でブームヘッド7b側に導くと共に、上部旋回体4の旋回中心より前方に配置した第3ウインチ18で巻取り、巻戻される第3ロープ19を伸縮ブーム7の腹面側でブームヘッド7b側に導く構成とする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下部走行体の上に、複数のウインチを備え、起伏かつ伸縮自在な伸縮ブームを備えた上部旋回体が搭載されてなる伸縮ブーム式作業機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
伸縮ブームを備えた自走式の伸縮ブーム式作業機械は、何れも、下部走行体を備え、この下部走行体の上に、複数のウインチを備えると共に、起伏かつ伸縮自在な伸縮ブームを備えた上部旋回体が搭載されている。また、複数のウインチによって吊荷を吊持するフックを昇降させるロープが巻取り、巻戻されるようになっている。そして、このような伸縮ブーム式作業機械のロープは、一般に伸縮ブームの背面側でブームヘッド側に導かれている(例えば、特許文献1参照。)。
また、伸縮ブームの腹面側でブームヘッド側に導かれているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−46982号公報(第4頁、第1図)
【特許文献2】
特許第2548467号明細書(第3頁、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ウインチにより巻取り、巻戻されるロープが2本程度である伸縮ブーム式作業機械の場合には、何ら問題はない。しかしながら、作業によっては3台以上のウインチを備え、これらウインチのそれぞれにより巻取り、巻戻される複数のロープを備えた伸縮ブーム式作業機械が使用される。このような3台以上のウインチを備えた伸縮ブーム式作業機械で、例えば伸縮ブームの背面側に全てのロープを通すように構成すると、各ロープをガイドするガイドシーブを備えた、後方斜め上方に突出するガントリの突出長さが長くなる。また、伸縮ブームの背面に設けるロープを支えるガイドローラを支持するローラ支持部材の高さを高くしなければならない。
【0005】
従って、伸縮ブームを最大倒伏させた運搬姿勢における伸縮ブーム式作業機械の高さが高くなるために、運搬するに際して通行し得る道路が限定されるのに加えて、場合によっては分解する必要が生じ、運搬費が嵩むので好ましくない。
この伸縮ブーム式作業機械がスラント式のラフテレーンクレーンである場合には、走行時の左方視界が悪くなる。また、伸縮ブームの背面側におけるロープの本数が多くなると、巻取り、巻戻し時におけるぶれによりロープ同士が干渉して磨耗してしまうため、ロープの寿命が短くなったり、異音や騒音が発生したりするという問題も生じる。勿論、伸縮ブームの腹面側に全てのロープを通した場合も、ロープ同士の干渉による磨耗、異音や騒音が発生するという問題が生じる。
【0006】
ところで、このような伸縮ブーム式作業機械は、コンクリート打設作業に使用されることがあるが、非常に厳しい高さ制限がある場所では、伸縮ブームの伸縮による水平引き込みによりコンクリートホッパを移動させている。このようなコンクリート打設作業の場合、スライドパッドの摩擦抵抗が大きいため、伸縮ブームの伸縮速度が遅く、打設作業能率が悪いという問題もあった。さらに、伸縮ブームを水平状態にして大きな縮小力を確保するためには、伸縮ブームを伸縮作動させる伸縮シリンダの径を大きくする必要がある。そのため、伸縮ブームが大重量にならざるを得ず、伸縮ブームが大重量になるので伸縮ブーム式作業機械の安定性が悪化すると同時に、消費馬力が大きいため燃費が悪くなり環境への負荷も大きくなるという問題もあった。
【0007】
従って、本発明の目的は、伸縮ブームの背面に設けられるガイドローラを支持するローラ支持部材の高さを高くする必要がなく、またロープ同士の干渉を防止することができ、しかも大きな伸縮シリンダを用いるまでもなく迅速にコンクリートの打設作業が行える伸縮ブーム式作業機械を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る伸縮ブーム式作業機械が採用した手段は、下部走行体を備え、この下部走行体の上に、複数のウインチを備えると共に、起伏自在、かつ伸縮自在な伸縮ブームを備えた上部旋回体が搭載されてなる伸縮ブーム式作業機械において、前記複数のウインチで巻取り、巻戻されるロープを、前記伸縮ブームの外周面の複数の面に分けてブームヘッド側に導くように構成したことを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項2に係る伸縮ブーム式作業機械が採用した手段は、下部走行体を備え、この下部走行体の上に、複数のウインチを備えると共に、起伏自在、かつ伸縮自在な伸縮ブームを備えた上部旋回体が搭載されてなる伸縮ブーム式作業機械において、前記複数のウインチで巻取り、巻戻されるロープを、前記伸縮ブームの背面側と腹面側とに分けてブームヘッド側に導くように構成し、さらにこの伸縮ブームの腹面にウインチを設けると共に、この伸縮ブームの腹面側の上部に、この伸縮ブームの腹面に設けたウインチにより巻取り、巻戻されるロープをガイドするガイド手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
上記請求項1または2に係る伸縮ブーム式作業機械によると、ロープは伸縮ブームの外周面の複数の面に分けられてそれぞれブームヘッド側に導かれるように構成されているから、伸縮ブームの外周面の各面に沿うロープ数が少なくなる。
そのため、ガントリの後方突出長さを短くすることができ、そして伸縮ブームの背面に設けられるロープガイドの高さを低くすることができる。これに加えて、ロープ同士の干渉を少なくすることができるから、ロープ寿命の延長に寄与することができる。
【0011】
本発明の請求項3に係る伸縮ブーム式作業機械が採用した手段は、請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載の伸縮ブーム式作業機械において、前記伸縮ブームの各段のブームに前記ロープをガイドするロープガイド手段を設けたことを特徴とする。
この請求項3に係る伸縮ブーム式作業機械によると、伸縮ブームの伸縮作動中を継続して、ロープガイド手段でロープを安定的にガイドすることができる。
【0012】
本発明の請求項4に係る伸縮ブーム式作業機械が採用した手段は、請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の伸縮ブーム式作業機械において、前記上部旋回体に設けられてなる複数のウインチは、上部旋回体の旋回中心の後部側と、前部側とに分けられて配置されてなることを特徴とする。
この請求項4に係る伸縮ブーム式作業機械によると、複数のウインチは、上部旋回体の旋回中心の後部側と、前部側とに分けて配置するため、配管スペースの確保が容易で、しかもメインテナンス空間を確保しながら、上部旋回体の大きさをコンパクトにすることができる。
【0013】
本発明の請求項5に係る伸縮ブーム式作業機械が採用した手段は、請求項1乃至4のうちの何れか一つの項に記載の伸縮ブーム式作業機械において、前記伸縮ブームのブームヘッドに、前記複数の面に沿って導かれた前記ロープをそれぞれ伸縮ブーム下方へガイドするガイド手段を前記ブームヘッドのそれぞれの面側に設けたことを特徴とする。
この請求項5に係る伸縮ブーム式作業機械によると、ブームヘッドの各面側に設けられたガイド手段により、伸縮ブーム先端部でそれぞれのロープを各面の位置から下方へ導くことができるので、伸縮ブーム式作業機械の本体に設けられたウインチで巻取り、巻戻されるロープ、または外部のロープを利用して種々の作業を行い易くすることができる。特に、掘削効率をよくするために特殊アタッチメント(アースオーガ等)をブームヘッドの直下に装着して縦穴掘削や杭打作業を行う場合にも、このアタッチメントと干渉し難い状態で、側方または腹面側でロープを下方に導くことができるため、ロープの向きを局所的に変換するガイド手段を設ける必要がなく、その分無理な力が作用しないので、ロープ寿命を長くすることができる。
【0014】
本発明の請求項6に係る伸縮ブーム式作業機械が採用した手段は、請求項1乃至4のうちの何れか一つの項に記載の伸縮ブーム式作業機械において、前記ロープの何れをも略同位置から下方へガイドするガイドシーブを備えた共通ガイド手段を設けたことを特徴とする。
この請求項6に係る伸縮ブーム式作業機械によると、複数の経路で伸縮ブーム先端部へ導かれたロープの何れでも略同位置から吊下げることができるので、伸縮ブームに作用する負荷を考慮して、作業に応じて最適のウインチで巻取り、巻戻されるロープを選択して吊荷作業を行うことができる。また、高さ制限から背面側にロープを沿わせることができない場合、ロープを側面または腹面に沿わせて所定の作業を行うことができる。
【0015】
本発明の請求項7に係る伸縮ブーム式作業機械が採用した手段は、請求項1乃至4のうちの何れか一つの項に記載の伸縮ブーム式作業機械において、前記伸縮ブームの腹面側でブームヘッド側に導かれるロープと、背面側または側面側でブームヘッド側に導かれるロープとの少なくとも何れか一方が伸縮ブーム先端部を経由した状態で一体として操作可能に構成されてなることを特徴とする。
この請求項7に係る伸縮ブーム式作業機械によると、一体としたロープを2台のウインチによって交互に巻取り、巻戻すことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態1に係る伸縮ブーム式作業機械を、添付図面を参照しながら説明する。図1は穴掘削作業をしている状態を示す伸縮ブーム式作業機械の全体側面図であり、図2はロープ掛回し状態説明図であり、図3は伸縮ブームのブームヘッド付近の拡大構成説明図である。
【0017】
図1に示す符号1は、本実施の形態1に係る伸縮ブーム式作業機械(以下、作業機械という)である。この作業機械1は、クローラ走行式の下部走行体2を備えており、この下部走行体2の上には、旋回軸受3を介して垂直軸心回りに旋回する上部旋回体4が搭載されている。この上部旋回体4は、ブーム支持ブラケット6を有する旋回フレ−ム5と、前記ブーム支持ブラケット6にブームフットピン6aを介して連結され、俯仰シリンダ7cで起伏される伸縮自在な伸縮ブーム7と、旋回フレ−ム5の前側に搭載されてなる運転室8と、旋回フレ−ム5の後側に取付けられてなるカウンターウェイト9とから構成されている。
【0018】
ブーム支持ブラケット6の先端には、第1シーブ10aと第2シーブ10bとを備え、カウンターウェイト9の上方位置において、このカウンターウェイト9の方向に突出するガントリ10が突設されている。このガントリ10の第1シーブ10aには、旋回フレ−ム5の旋回中心より後部側に搭載されてなる主巻きウインチ11によって巻取り、巻戻される主巻きロープ12が掛けられている。
また、このガントリ10の第2シーブ10bには、主巻きウインチ11の下方に搭載されてなる補巻きウインチ13によって巻取り、巻戻される補巻きロープ14が掛けられている。
【0019】
これら主巻きロープ12と補巻きロープ14とは伸縮ブーム7の背面に沿ってブームヘッド7bの方向に導かれている。主巻きロープ12はブームヘッド7bの伸縮ブーム7の背面側の2つのアイドラシーブ15のうちの一方に掛けられると共に、複数のシーブを備えたブームヘッド7bの先端のブームポイントシーブ16に掛けられている。また、補巻きロープ14はブームヘッド7bの伸縮ブーム7の背面側の2つのアイドラシーブ15のうちの他に掛けられると共に、ブームヘッド7bに突設された補助シーブブラケット17aの先端部に設けられてなる補助シーブ17に掛けられている。そして、主巻きロープ12の下端にはスイベルジョイントを介してハンマグラブバケット30が吊持されると共に、補巻きロープ14の下端はフックを介してハンマグラブバケット30を開閉駆動するためのクラウン31に連結されている。なお、前記ハンマグラブバケット30は、鋼管杭内の縦穴掘削を行うアタッチメントである。
【0020】
前記旋回フレーム5の旋回中心より前方、即ち運転室8の左側方位置に第3ウインチ18が搭載されている。この第3ウインチ18で巻取り、巻戻される第3ロープ19が、基本ブーム7aの長手方向の中央部付近の腹面に設けられた方向変換用ガイドシ−ブ20に掛けられて方向変換されると共に、ブームヘッド7b側に導かれている。そして、第3ロープ19は、ブームポイントシーブ16とフック7dとのそれぞれに設けられた複数のシーブに順次掛まわされると共に、先端がブームヘッド7bに連結されている。
【0021】
ところで、この実施の形態1では、ガイド手段の一つである方向変換用ガイドシ−ブ20は、上記のとおり、基本ブーム7aの長手方向の中央部付近の腹面に設けられているが、この基本ブーム7aの基端側の腹面に設けることもできる。また、前記第3ウインチ18は、旋回フレーム5の運転室8の左側方位置に搭載されているが、基本ブーム7aの腹面に付設することができる。この場合、前記方向変換用ガイドシ−ブ20は不要である。
【0022】
前記主巻きロープ12、および補巻きロープ14のそれぞれは、図3に示すように、伸縮ブーム7の各段のブームの先端部の背面に設けられてなる、ガイド手段である背部ガイドローラで支えられてブームヘッド7b側に導かれている。
詳しくは、基本ブーム7aの背面側の先端部に設けられた第1背部ガイドローラ7e、2段ブーム7aの背面側の先端部に設けられた第2背部ガイドローラ7f、および3段ブーム7aの背面側の先端部に設けられた第3背部ガイドローラ7gによって支えられている。
【0023】
また、前記第3ロープ19は、ガイド手段である腹部ガイドローラで支えられてブームヘッド7b側に導かれている。詳しくは、基本ブーム7aの腹面側の先端部に設けられた第1腹部ガイドローラ21、2段ブーム7aの腹面側の先端部に設けられた第2腹部ガイドローラ22、および3段ブーム7aの腹面側の先端部に設けられた第3腹部ガイドローラ23によって支えられている。
これにより、伸縮ブーム7の伸縮作動に関係なく、第3ロープ19を安定的に支えることができ、この第3ロープ19の垂れ下がりや撓み量を少なくすることができる。
【0024】
以下、本実施の形態1に係る作業機械1の作用態様を説明する。即ち、上記構成になる作業機械1によれば、主巻きロープ12と補巻きロープ14とが、伸縮ブーム7の背面側でブームヘッド7bの方向に、また第3ロープ19が伸縮ブーム7の腹面側でブームヘッド7bの方向にそれぞれ導かれている。従って、全てのロープを伸縮ブーム7の背面側、または腹面側に集中配設する場合に比較して、伸縮ブーム7の背面側と腹面側とのロープ数が少なくなる。そのため、ガントリ10の後方突出長さを短くすることができ、また伸縮ブーム7の背面に設けるロープ支えローラを支持するローラ支持部材の高さを低くすることができる。
これに加えて、ロープ同士の干渉を少なくすることができるから、ロープ寿命の延長に寄与することができる。
【0025】
この実施の形態1においては、伸縮ブーム7の各段のブームの腹面にガイドローラ21,22,23を設けたが、これらの代わりに、低摩擦部材からなり、ロープ摺動面を備えたガイド片を用いても良く、またガイドシーブを用いることもできる。なお、ガイドシーブとした場合には、油圧や電気による動力式の縦穴掘削装置等を吊持しての作業時には、第3ウインチ18で巻取り、巻戻される第3ロープ19により、前記縦穴掘削装置等に動力源を供給するホースや電線を吊持するハンガを吊持させる構成にすることもできる。また、伸縮ブーム7の各段のブームの腹面に設けたガイドを利用して吊持作業を行うこともでき、この作業機械1の使用勝手が大幅に向上する。
【0026】
そして、主巻きウインチ11と補巻きウインチ13が上部旋回体4の旋回中心の後部側に配置され、また第3ウインチ18がと、上部旋回体4の旋回中心の前部側に配置されている。従って、これらウインチを駆動する油圧モータに作動油を給排するための配管の設置スペースの確保が容易で、しかもこれらウインチ、油圧モータ等のメインテナンス空間を確保しながら、上部旋回体4の大きさをコンパクトにすることができる。
【0027】
ところで、以上の実施の形態1に係る作業機械1においては、縦穴掘削を行う場合を例として説明した。しかしながら、本発明の技術的思想を、吊荷を吊持する作業は勿論のこと、例えばクラムセル、杭打ち等の作業を行う作業機械(クレーン)に対しても適用することができるから、縦穴掘削作業用の作業機械に限定されるものではない。
【0028】
本発明の実施の形態2に係る作業機械を、その模式的側面構成説明図の図4を参照しながら説明する。本実施の形態2に係る作業機械1の主要構成は、上記実施の形態1に係る作業機械の主要構成と同様である。但し、本実施の形態2に係る作業機械1の場合には、高さ制限が厳しい場所で、伸縮ブームをほぼ水平状態にしてコンクリートホッパの引込み作業を行うことを目的としている。そのために、その全体構成は上記実施の形態1に係る作業機械よりも簡略化されており、クレーン仕様にはなっていない。
【0029】
以下、詳細に説明すると、この作業機械1では、主巻きウインチ11で巻取り、巻戻される主巻きロープ12と、第3ウインチ18で巻取り、巻戻される第3ロープ19とを連結して、一本のホッパ移動用ロープ40とする。つまり、このホッパ移動用ロープ40をアイドラシーブ15と、ブームポイントシーブ16とを介して、主巻きウインチ11と第3ウインチ18とにより交互に巻取り、巻戻すように構成する。そして、このホッパ移動用ロープ40の連結部に吊荷吊持手段41を設けると共に、この吊荷吊持手段41により吊荷であるコンクリートホッパ42を吊持したものである。
【0030】
なお、予め1本のロープを用い、このロープを主巻きウインチ11と、第3ウインチ18とにより交互に巻取り、巻戻すように構成しても良い。また、補巻きウインチ13で巻取り、巻戻される補巻きロープを伸縮ブーム7の腹面側からブームヘッド7bの方向に導き、この補巻きロープと前記主巻きロープ12とを連結して1本のロープとする。そして、このロープを主巻きウインチ11と、補巻きウインチ13とにより交互に巻取り、巻戻すように構成しても良い。
【0031】
以下、本実施の形態2に係る作業機械1の使用態様を説明すると、主巻きウインチ11と、第3ウインチ18とによりホッパ移動用ロープ40を交互に巻取り、巻戻すことにより、コンクリートホッパ42を伸縮ブームの長手方向に沿って往復移動させることができる。そのため、従来例のように、伸縮ブーム7を縮小させてコンクリートホッパ42を引き込む必要がない。従って、コンクリートホッパ42を迅速に移動させることができるから能率良くコンクリート打設作業を行うことができる。また、伸縮シリンダを大型にする必要がないから、伸縮ブームの重量増に起因する作業機械の安定性の悪化や、消費馬力増に起因する燃費の悪化を防止することができる。
【0032】
本発明の実施の形態3に係る作業機械を、その旋回フレームの後部付近の構成説明図の図5(a)と、図5(a)のA部拡大図の図5(b)とを参照しながら説明する。但し、本実施の形態3に係る作業機械1の主要構成は、上記実施の形態1に係る作業機械の主要構成とほぼ同様であるから同一のもの並びに同一機能を有するものに同一記号を付し、かつ同一名称を持って、その相違する点について説明する。
【0033】
この実施の形態3に係る作業機械1では、主巻きウインチ11と、補巻きウインチ13とが旋回フレーム5の後部に並列に配設されている。前記主巻きウインチ11で巻取り、巻戻される主巻きロープ12はブーム支持ブラケット6の後部側端面に突設されたブラケットに支持された方向変換用ガイドシーブ20に掛けられている。そして、主巻きロープ12は伸縮ブーム7の基本ブーム7aの腹面側をとおり、この基本ブーム7aの腹面に設けられた、後述する腹部ガイド機構24を経てブームヘッド側に導かれると共に、図示しないブームポイントシーブに掛けられている。また、前記補巻きウインチ13で巻取り、巻戻される補巻きロープ14は、ガントリ10に支持されたガイドシーブ10bに掛けられ、伸縮ブーム7の背面側をとおり、ブームヘッド側に導かれている。そして、この補巻きロープ14は、図示しないブームヘッドのアイドラシーブに掛けられると共に、補助シーブに掛けられている。
【0034】
なお、これら主巻きウインチ11と補巻きウインチ13とは、上記実施の形態1または2の係る作業機械の主巻きウインチ11、補巻きウインチ13の場合と同様に、上下位置に配設されていても良い。但し、この実施の形態3の場合にあっては、図5(a)から良く理解されるように、補巻きウインチ13を主巻きウインチ11の上側に配設する必要がある。
【0035】
前記腹部ガイド機構24は、伸縮ブーム7の腹面側に突設されてなるブラケット24aを備えている。そして、このブラケット24aにピンを介して、下側から主巻きロープ12に転接する下部シ−ブ24b、および上側から主巻きロープ12に転接する上部シーブ24cを備えてなる構成になっている。
【0036】
以下、本実施の形態3に係る作業機械1の作用態様を説明すると、前記ガントリ10にシーブを一つ設けるだけで良いから、ガントリ10の後方突出長さを上記実施の形態1に係る作業機械の場合よりも短くすることができる。また、伸縮ブーム7の各ブームの背面に設けられる背面側ガイドローラは一つずつで良いから、この背面側ガイドローラを支持するローラ支持部材の高さを低くすることができる。
【0037】
本発明の実施の形態4に係る作業機械を、その伸縮ブームのブームヘッド付近の拡大構成説明図の図6(a)と、側部回動ガイド機構の斜視図の図6(b)とを参照しながら説明する。但し、本実施の形態4に係る作業機械の主要構成は、上記実施の形態1に係る作業機械の主要構成とほぼ同様であるから同一のもの並びに同一機能を有するものに同一記号を付し、かつ同一名称を持って、その相違する点について説明する。
【0038】
この実施の形態4に係る作業機械の場合は、4段式の伸縮ブーム7を備えている。そして、図示しない主巻きウインチにより巻取り、巻戻される主巻きロープ12は、伸縮ブーム7の腹面側を通ってブームヘッド7b側に導かれている。
より詳しくは、主巻きロープ12は、基本ブーム7aの腹面側の上部に設けられた第1腹部ガイドローラ21、3段ブーム7aの腹面側の上部に設けられた第2腹部ガイドローラ22に支えられてブームヘッド7b側に導かれている。
そして、この主巻きロープ12は、ブームポイントシーブ16に掛けられている。ところで、この場合、腹部ガイドローラは基本ブーム7aと、3段ブーム7aとにのみ設けられているが、2段ブーム7a、4段ブーム7aにも設けることができる。
【0039】
また、図示しない補巻きウインチにより巻取り、巻戻される補巻きロープ14は、伸縮ブーム7の一側面側を通ってブームヘッド7b側に導かれている。
より詳しくは、補巻きロープ14は、基本ブーム7a、2段ブーム7a、3段ブーム7a、および4段ブーム7aそれぞれの先端部の右側面に設けられた対の第1側部ガイドローラ25、第2側部ガイドローラ26、第3側部ガイドローラ27、第4側部ガイドローラ28にガイドされてブームヘッド7b側に導かれている。そして、補巻きロープ14は、後述する側部回動ガイド機構29と共通ガイド手段とを介して下方に導かれている。なお、この場合、前記各側部ガイドローラは伸縮ブーム7の右側面に設けられているが、左側面に設けることもできる。
【0040】
前記側部回動ガイド機構29は、図6(b)に示すように構成されている。
即ち、前記4段ブーム7aの右側面において、この4段ブーム7aと平行な軸心回りに回動可能に支持される回動軸29aを備えている。そして、回動軸29aの一端に一対の板部材を備えた二股状のブラケット29bが固着されており、このブラケット29bに、回動軸29aと直交する向きのピン29dを介して、前記補巻きロープ14が掛けられるシーブ29cが回転可能に軸支されている。つまり、このシーブ29cは回動軸29aを回動中心として回動し得るように構成されている。そして、図示しないピン等による固定手段により垂直(シーブ軸水平)状態と傾斜状態とに切換え可能に構成されている。なお、この回動軸29aの回動中心と、シーブ29cに掛けられる補巻きロープ14の径中心との間隔tは、補巻きロープ14の左右方向の移動量を少なくするために出きる限り狭い方が好ましい。
【0041】
このように構成することで、補巻きロープ14のフリートアングルが、大きく変化しないように考慮しシーブ29cを揺動可能に設けることができる。このシーブ29cを内側に傾斜させると補巻きロープ14を伸縮ブーム7の中心側へ導くことができ、ブーム先端部に着脱可能に設けられる、後述する共通ガイド手段を備えた補助シーブブラケットへ導くことができる。また、外側に傾斜させると、補巻きロープ14をブームヘッド7bの側方へオフセットさせた状態で下方へ導くことができ、伸縮ブーム7の腹面側から導かれる主巻きロープ12に干渉し難い状態にすることができる。
【0042】
前記共通ガイド手段は、図6(a)に示すように、ブームヘッド7bに突設された補助シーブブラケット17aと、この補助シーブブラケット17aの先端部にピンを介して回転可能に軸支され、前記補巻きロープ14が掛けられる補助シーブ17とから構成されている。なお、この場合には、共通ガイド手段の補助シーブ17に、伸縮ブーム7の右側面側を通ってブームヘッド7b側に導かれた補巻きロープ14が補助シーブ17に掛けられている。しかしながら、この構成によれば、伸縮ブーム7の腹面側を通ってブームヘッド7b側に導かれている主巻きロープ12は勿論のこと、伸縮ブーム7の背面側を通ってブームヘッド7b側に導いたロープも補助シーブ17に掛けることができる。
【0043】
ところで、側部回動ガイド機構29のシーブ29cは、伸縮ブーム7の側面に対して所定角度傾斜させた状態で固定しておけば良く、特に回動可能な構成にする必要がないと考えられる。それにもかかわらず、シーブ29cを回動軸29aを回動中心として回動し得る構成したのは、回動により補巻きロープ14の繰出し位置の移動作業を容易に行えるようにすることを狙いとしたものである。
【0044】
本実施の形態4に係る作業機械によれば、主巻きロープ12は伸縮ブーム7の腹面側を通って、また補巻きロープ14は伸縮ブーム7の右側面側を通って、それぞれブームヘッド7b側に導かれているから、上記実施の形態と同等の効果を期待することができる。また、何れのロープも共通ガイド手段の補助シーブ17に掛けて下方に導くことができるから、伸縮ブーム7に作用する負荷を考慮して、作業に応じて最適のウインチで巻取り、巻戻されるロープを選択して吊荷作業を行うことができる。
【0045】
さらに、第1ウインチが重量物用で低速回転であり、第2ウインチが軽量物用で高速回転であり、第3ウインチがアタッチメント操作用で微速回転である場合、これら各ウインチの付け替えはできないが、第1ウインチで巻取り、巻戻される第1ロープ、第2ウインチで巻取り、巻戻される第2ロープ、第3ウインチで巻取り、巻戻される第3ロープを、例えば下記のように配置して作業を行うことができる。即ち、アタッチメントAでは、第1ロープを伸縮ブーム7の背面側に通し、第2ロープを伸縮ブーム7の右側面側に通し、第3ロープを伸縮ブーム7の腹面側に通す。また、アタッチメントBでは、第3ロープを伸縮ブーム7の背面側に通し、第1ロープを伸縮ブーム7の右側面側に通し、第2ロープを伸縮ブーム7の腹面側に通して作業を行うことができる。
【0046】
なお、上記各実施の形態で述べたガイド手段である各シーブは、クレーンの本体側に搭載されたウインチで巻取り、巻戻されるロープに利用するだけでなく、別置きの装置に搭載されたウインチで巻取り、巻戻されるロープに利用することができる。例えば、図1に示すようなケーシングジャッキ装置に設けられた、図示しないウインチで巻取り、巻戻されるロープに利用しての吊作業にも利用することができる。このような別装置に搭載されたウインチは、図示しないラジコンやリモコン等で操作しながら、伸縮ブーム7の起伏や伸縮動作により、その吊荷を移動させることができる。
【0047】
ところで、以上の実施の形態においては、作業機械が履帯式の下部走行体2を有する場合の例を説明した。しかしながら、これに限らず、例えばタイヤ走行式の下部走行台車を有するホイール式作業機械に対しても、本発明の技術的思想を適用することができる。そして、ホイール式作業機械に本発明の技術的思想を適用した場合、ホイール式クレーンスラント式である場合には、走行時の前方視界を改善することができるという効果が生じる。また、伸縮ブーム7が3段式と4段式である場合を説明したが、特に伸縮ブームの段数に限定されるものではなく、任意の段数の伸縮ブームを備えた作業機械に対して、本発明の技術的思想を適用することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の請求項1乃至7に係る作業機械によれば、ロープは伸縮ブームの外周面の複数の面に分けられてブームヘッド側に導かれるから、伸縮ブームの各面に沿うロープ数が少なくなる。そのため、ガントリの後方突出長さを短くすることができ、そして伸縮ブームの背面に設けられるロープガイドの高さを低くすることができる。これに加えて、ロープ同士の干渉を少なくすることができるから、ロープ寿命の延長に寄与することができる。
【0049】
本発明の請求項3に係る作業機械によれば、伸縮ブームの伸縮作動中を継続して、ロープガイド手段でロープを安定的にガイドすることができるから、ロープの垂れ下がりや撓みを防止することができる。
【0050】
本発明の請求項4に係る作業機械によれば、複数のウインチは、上部旋回体の旋回中心の後部側と、前部側とに分けて配置するため、配管スペースの確保が容易で、しかもメインテナンス空間を確保しながら、上部旋回体の大きさをコンパクトにすることができる。
【0051】
本発明の請求項5に係る作業機械によれば、ブームヘッドの各面側に設けられたガイド手段により、伸縮ブーム先端部でそれぞれのロープを各面の位置から下方へ導くことができるので、作業機械の本体に設けられたウインチで巻取り、巻戻されるロープ、または外部のロープを利用して種々の作業を行い易くすることができる。特に、掘削効率をよくするために特殊アタッチメント(アースオーガ等)をブームヘッドの直下に装着して縦穴掘削や杭打作業を行う場合にも、このアタッチメントと干渉し難い状態で、側方または腹面側でロープを下方に導くことができるため、ロープの向きを局所的に変換するガイド手段を設ける必要がなく、その分無理な力が作用しないので、ロープ寿命を長くすることができる。
【0052】
本発明の請求項6に係る作業機械によれば、複数の経路で伸縮ブーム先端部へ導かれたロープの何れでも略同位置から吊下げることができるので、伸縮ブームに作用する負荷を考慮して、作業に応じて最適のウインチで巻取り、巻戻されるロープを選択して吊荷作業を行うことができる。また、高さ制限から背面側にロープを沿わせることができない場合、ロープを側面または腹面に沿わせて所定の作業を行うことができる。
【0053】
本発明の請求項7に係る作業機械によれば、一体としたロープを2台のウインチによって交互に巻取り、巻戻すことができるから、従来例のように、伸縮ブームを縮小させてコンクリートホッパ42を引き込む必要がない。従って、コンクリートホッパを迅速に移動させることができるから、能率良くコンクリート打設作業を行うことができるのに加えて、伸縮シリンダを大型にする必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係り、穴掘削作業をしている状態を示す伸縮ブーム式クレーンの全体側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係り、ロープ掛回し状態説明図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係り、伸縮ブームのブームヘッド付近の拡大構成説明図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る作業機械の模式的側面構成説明図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係り、図5(a)は作業機械の旋回フレームの後部付近の構成説明図、図5(b)は図5(a)のA部拡大図である。
【図6】本発明の実施の形態4に係り、図6(a)は作業機械の伸縮ブームのブームヘッド付近の拡大構成説明図、図6(b)は側部回動ガイド機構の斜視図である。
【符号の説明】
1…クレーン、2…下部走行体、3…旋回軸受、4…上部旋回体、5…旋回フレーム、6…ブーム支持ブラケット、6a…ブームフットピン、7…伸縮ブーム、7a…基本ブーム、7a…2段ブーム、7a…3段ブーム、7b…ブームヘッド、7c…俯仰シリンダ、7d…フック、7e…第1背部ガイドローラ、7f…第2背部ガイドローラ、7g…第3背部ガイドローラ、8…運転室、9…カウンターウェイト、10…ガントリ、10a,10b…ガイドシーブ
11…主巻きウインチ、12…主巻きロープ、13…補巻きウインチ、14…補巻きロープ、15…アイドラシーブ、16…ブームポイントシーブ、17…補助シーブ、17a…補助シーブブラケット、18…第3ウインチ、19…第3ロープ
20…方向変換用ガイドシーブ、21…第1腹部ガイドローラ、22…第2腹部ガイドローラ、23…第3腹部ガイドローラ、24…腹部ガイド機構、24a…ブラケット、24b…下部シーブ、24c…上部シーブ、25…第1側部ガイドローラ、26…第2側部ガイドローラ、27…第3側部ガイドローラ、28…第4側部ガイドローラ、29…側部回動ガイド機構、29a…回動軸、29b…ブラケット、29c…ガイドシーブ、29d…ピン
30…ハンマグラブバケット、31…クラウン
40…ホッパ移動用ロープ、41…吊荷吊持手段、42…コンクリートホッパ

Claims (7)

  1. 下部走行体を備え、この下部走行体の上に、複数のウインチを備えると共に、起伏自在、かつ伸縮自在な伸縮ブームを備えた上部旋回体が搭載されてなる伸縮ブーム式作業機械において、前記複数のウインチで巻取り、巻戻されるロープを、前記ブームの外周面の複数の面に分けてブームヘッド側に導くように構成したことを特徴とする伸縮ブーム式作業機械。
  2. 下部走行体を備え、この下部走行体の上に、複数のウインチを備えると共に、起伏自在、かつ伸縮自在な伸縮ブームを備えた上部旋回体が搭載されてなる伸縮ブーム式作業機械において、前記複数のウインチで巻取り、巻戻されるロープを、前記伸縮ブームの背面側と腹面側とに分けてブームヘッド側に導くように構成し、さらにこの伸縮ブームの腹面にウインチを設けると共に、この伸縮ブームの腹面側の上部に、この伸縮ブームの腹面に設けたウインチにより巻取り、巻戻されるロープをガイドするガイド手段を設けたことを特徴とする伸縮ブーム式作業機械。
  3. 前記伸縮ブームの各段のブームに前記ロープをガイドするロープガイド手段を設けたことを特徴とする請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載の伸縮ブーム式作業機械。
  4. 前記上部旋回体に設けられてなる複数のウインチは、上部旋回体の旋回中心の後部側と、前部側とに分けられて配置されてなることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一つの項に記載の伸縮ブーム式作業機械。
  5. 前記伸縮ブームのブームヘッドに、前記複数の面に沿って導かれた前記ロープをそれぞれ伸縮ブーム下方へガイドするガイド手段を前記ブームヘッドのそれぞれの面側に設けたことを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一つの項に記載の伸縮ブーム式作業機械。
  6. 前記ロープの何れをも略同位置から下方へガイドするガイドシーブを備えた共通ガイド手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一つの項に記載の伸縮ブーム式作業機械。
  7. 前記伸縮ブームの腹面側でブームヘッド側に導かれるロープと、背面側または側面側でブームヘッド側に導かれるロープとの少なくとも何れか一方が伸縮ブーム先端部を経由した状態で一体として操作可能に構成されてなることを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一つの項に記載の伸縮ブーム式作業機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014047576A (ja) * 2012-09-03 2014-03-17 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 杭打機
CN105752566A (zh) * 2016-05-19 2016-07-13 徐州徐工环境技术有限公司 起吊装置、垃圾车及起吊方法
CN116605776A (zh) * 2023-07-21 2023-08-18 青岛汇金通电力设备股份有限公司 一种电力塔建设用起重机

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