JP2015145307A - 補巻ロープ掛け替え方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブームを倒すことなく、安全に、アースドリルの補巻ロープを1本掛けから2本掛けに掛け替えることができる補巻ロープ掛け替え方法を提供する。【解決手段】 ベースマシン14に設けられたブーム15の先端部に配置されたシーブ軸26に、先端にスイベル32を取り付けた主巻ロープ31が巻掛けられる主巻シーブ27と先端に補巻フック36を連結した補巻ロープ35が巻掛けられる補巻シーブ28とを回転可能に取り付けたアースドリル11の補巻ロープ35を尻手に補巻フック36を連結した1本掛けの状態からシーブ付き補巻フック37のシーブ38に巻掛けた2本掛けに掛け替える補巻ロープ掛け替え方法であって、主巻ロープ31及び補巻ロープ35を地上まで巻下げ、補巻フック36から補巻ロープ35を取り外し、補巻ロープ35をシーブ付き補巻フック37のシーブ38に巻掛け、補巻ロープ35の尻手をスイベル32に連結させる。【選択図】図4
Description
本発明は、アースドリルの補巻ロープ掛け替え方法に関し、詳しくは、アースドリルの補巻ロープを、尻手に補巻フックを連結した1本掛けの状態からシーブ付き補巻フックのシーブに巻掛けた2本掛けの状態に掛け替える補巻ロープ掛け替え方法に関する。
ブームの先端に設けられたシーブ軸に、スイベルを介してケリーバを吊持する主巻ロープが巻掛けられる主巻シーブと、補巻フックを連結した補巻ロープが巻掛けられる補巻シーブとを回転可能に取り付けたアースドリルが知られている(特許文献1参照)。補巻ロープは、補巻フックで作業時に使用する各種資材などを吊り上げるために用いられるが、比較的重いものを吊り上げる場合には、吊り上げ能力を上げるために、補巻フックをシーブ付き補巻フックに代えて、シーブ付き補巻フックのシーブに巻掛け、尻手をブーム先端に固定することにより、2本掛けにロープを掛け替える。
しかしながら、アースドリルの場合、フロントフレームにケリーバ回転駆動装置が取り付けられているので、ブームをベースマシンの前方に倒しても、ケリーバ回転駆動装置がブームの下面にあるため、ブーム先端部分を地上近くまで下げることができない。ラチス式のブームの場合には、ブームを分解し、ブームの上側部分を別のクレーンで吊り上げることにより、ブーム先端部分を地上に下ろすこともできるが、クレーンを手配しなければならない上に、ブームの分解や組立にも時間が多く必要となってしまう。一方、テレスコピック式のブームの場合は、補巻ロープの尻手をブーム先端に固定する作業を行うための足場が必要となるうえ、足場上での高所作業となる。また、テレスコピック式、ラチス式のいずれのブームにであっても、ブームを倒すためのスペースが必要となる。
そこで本発明は、ブームを倒すことなく、安全に、アースドリルの補巻ロープを尻手に補巻フックを連結した1本掛けの状態からシーブ付き補巻フックのシーブに巻掛けた2本掛けの状態に掛け替えることができる補巻ロープ掛け替え方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の補巻ロープ掛け替え方法は、ベースマシンに設けられたブームの先端部に配置されたシーブ軸に、先端にスイベルを取り付けた主巻ロープが巻掛けられる主巻シーブと先端に補巻フックを連結した補巻ロープが巻掛けられる補巻シーブとを回転可能に取り付けたアースドリルの補巻ロープを尻手に補巻フックを連結した1本掛けの状態からシーブ付き補巻フックのシーブに巻掛けた2本掛けの状態に掛け替える補巻ロープ掛け替え方法において、前記主巻ロープ及び前記補巻ロープを地上まで巻下げ、前記補巻フックから前記補巻ロープを取り外し、前記補巻ロープを前記シーブ付き補巻フックのシーブに巻掛け、前記補巻ロープの尻手を前記スイベルに連結することにより、補巻ロープを1本掛けの状態から2本掛けの状態に掛け替えることを特徴としている。
本発明の補巻ロープ掛け替え方法によれば、ブームが起立した状態で、主巻ロープ及び補巻ロープを地上まで巻下げて、シーブ付き補巻フックのシーブに巻掛け、補巻ロープの尻手を主巻ロープ先端に取り付けたスイベルに連結するので、高所作業を回避でき、ブームを倒すためのスペースも不要である。
図1及び図2は、本発明を適用したアースドリルの一例を示すものである。アースドリル11は、下部走行体12の上部に旋回可能に上部旋回体13を設けた自走式のベースマシン14と、上部旋回体13の前部に起伏可能に設けられたブーム15とを備えている。
上部旋回体13の後端部には、カウンタウエイト16が搭載されている。また、上部旋回体13の右側部には運手席13aや機器室13bが設けられ、左側部にはエンジンや油圧ポンプを収納したエンジン室(図示せず)が設けられている。
ブーム15は、箱形断面を有する三段式のテレスコピック型であって、上部旋回体13のブームブラケットにフートピンを介して起伏可能に装着されるロアブーム(ベースブーム)15aと、該ロアブーム15a内に伸縮可能に挿入されたセカンドブーム15bと、該セカンドブーム15b内に伸縮可能に挿入されたアッパーブーム15cとで形成されている。
ロアブーム15aには、ケリーバ駆動装置17を支持するためのフロントフレーム18及び複数のフレームシリンダ19が取り付けられている。
ベースマシン14の後部にはガントリ20が立設され、起伏ウインチ21からの起伏ロープ22が、ペンダントロープ23を介してセカンドブーム15bの先端上部に設けられたブラケット24に連結されている。
アッパーブーム15cの先端に設けられたトップシーブ25のシーブ軸26には、主巻シーブ27及び補巻シーブ28が回転可能に設けられている。主巻ウインチ29から主巻ガイドシーブ30を介して繰り出された主巻ロープ31は、主巻シーブ27に巻掛けられ、先端にスイベル32が取り付けられている。主巻ロープ31はスイベル32を介してケリーバ33を回転可能に吊り下げ、主巻ウインチ29でケリーバ33を昇降させるように構成されている。
掘削作業をする際には、ケリーバ回転駆動装置17から下方に突出したケリーバ33の下端部に、ケリーバ33と一体に回転し、かつ昇降する拡底バケット(図示しない)や掘削バケット(図示しない)が装着される。
この掘削作業と併せてクレーン作業をする場合には、補巻ウインチ34から繰り出された補巻ロープ35を補巻シーブ28に巻掛け、補巻ロープ35の尻手に補巻フック36を連結した1本掛けの状態で各種資材を吊り上げる(図1の状態)。
一方、掘削作業をせずに、重量物を吊り上げるクレーン作業を行う場合には、1本掛けより2本掛けの方が好ましい。そこで、図2に示されるように、補巻フック36をシーブ付き補巻フック37に代えて、補巻ロープ36をシーブ付き補巻フック37のシーブ38に巻掛ける2本掛けにすることで、重量物のクレーン作業が可能となる。
図3乃至図4を用いて、1本掛けから2本掛けに掛け替える本発明の補巻ロープ掛け替え方法について説明する。
まず、図1のようにブーム15を起立した状態のまま、主巻ウインチ29の操作により、主巻ロープ31を巻き上げてケリーバ回転駆動装置17からケリーバ33を抜いた後、主巻ロープ31を地上まで下げ、スイベル32に取り付けられたケリーバ33を取り外す。また、補巻ウインチ34を操作して、補巻ロープ35を地上まで下ろし、補巻フック36を取り外す。
シーブ付き補巻フック37を用意し、補巻ロープ35をシーブ38に巻掛け、補巻ロープ35の尻手をスイベル32に連結させる(図3の状態)。
そして、主巻ロープ31、補巻ロープ35を操作することにより、シーブ付き補巻フック37を2本掛けの状態で昇降可能にすることができ、重量物のクレーン作業が可能となる(図4の状態)。
上述の方法によれば、ブーム15を倒すことなく、1本掛けから2本掛けの状態にすることができるので、周囲にスペースがなくても作業が可能である。また、主巻ロープ31、補巻ロープ35を地上に下ろして作業を行うので、高所作業用の足場も不要となり、安全に作業することができる。
なお、上記では、テレスコピック式のブームを備えたアースドリルを用いて説明したが、ラチスブーム式のアースドリルであっても構わない。
11…アースドリル、12…下部走行体、13…上部旋回体、13a…運手席、13b…機器室、14…ベースマシン、15…ブーム、15a…ロアブーム、15b…セカンドブーム、15c…アッパーブーム、16…カウンタウエイト、17…ケリーバ駆動装置、18…フロントフレーム、19…フレームシリンダ、20…ガントリ、21…起伏ウインチ、22…起伏ロープ、23…ペンダントロープ、24…ブラケット、25…トップシーブ、26…シーブ軸、27…主巻シーブ、28…補巻シーブ、29…主巻ウインチ、30…主巻ガイドシーブ、31…主巻ロープ、32…スイベル、33…ケリーバ、34…補巻ウインチ、35…補巻ロープ、36…補巻フック、37…シーブ付き補巻フック、38…シーブ
Claims (1)
- ベースマシンに設けられたブームの先端部に配置されたシーブ軸に、先端にスイベルを取り付けた主巻ロープが巻掛けられる主巻シーブと先端に補巻フックを連結した補巻ロープが巻掛けられる補巻シーブとを回転可能に取り付けたアースドリルの補巻ロープを尻手に補巻フックを連結した1本掛けの状態からシーブ付き補巻フックのシーブに巻掛けた2本掛けの状態に掛け替える補巻ロープ掛け替え方法において、
前記主巻ロープ及び前記補巻ロープを地上まで巻下げ、
前記補巻フックから前記補巻ロープを取り外し、
前記補巻ロープを前記シーブ付き補巻フックのシーブに巻掛け、
前記補巻ロープの尻手を前記スイベルに連結することにより、
補巻ロープを1本掛けの状態から2本掛けの状態に掛け替えることを特徴とする補巻ロープ掛け替え方法。
Priority Applications (1)
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JP2014019197A JP2015145307A (ja) | 2014-02-04 | 2014-02-04 | 補巻ロープ掛け替え方法 |
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2014
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