JP2018127319A - ジブ係留装置の取付構造 - Google Patents

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【課題】ジブ係留装置の取り付け及び取り外しの作業性を向上させることが可能なジブ係留装置の取付構造を提供する。【解決手段】タワー14に着脱可能に取り付けられる取付治具2と、取付治具2から係止装置40に向かって突出した第1の突片3と、係止装置40から取付治具2に向かって突出した第2の突片4と、第1の突片3と第2の突片4とが重なり合った際に、第1の突片3および第2の突片4に挿通されることで、取付治具2と係止装置40とを連結するピン5と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、タワーの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンにジブ係留装置を取り付けるためのジブ係留装置の取付構造に関する。
例えば、特許文献1,2には、クレーンにおいて折り畳まれた状態のジブをタワーにロックするためのジブ係留装置が開示されている。特許文献1では、タワーを構成するパイプ材に係止装置を取り付け、ジブを構成するパイプ材には、ジブが折り畳まれた際に、係止装置によって係止される被係止装置を取り付けている。また、特許文献2では、ジブを構成するパイプ材にロッド(被係止装置)を取り付け、タワーブームを構成するパイプ材には、ジブが折り畳まれた際にロッドを係止するラッチを備えたシャフト受け(係止装置)を取り付けている。
特開2000−281281号公報 特開平10−231088号公報
ここで、特許文献1,2において、係止装置および被係止装置は、それぞれUボルトおよびボルトでパイプに取り付けられる。被係止装置は、ジブの構成(ジブの長さ)に関係なく所定の位置に取り付けられるので、被係止装置を一度取り付けると、取り外すことはほとんどない。一方、係止装置は、タワーの構成(タワーの長さ)やジブの構成(ジブの長さ)が変更になる度に、被係止装置に係合する位置に取り付け直される。しかし、100kg程度の重量がある係止装置を取り外して、所望の位置に取り付け直す作業は煩わしい。
そこで、本発明は、ジブ係留装置の取り付け及び取り外しの作業性を向上させることが可能なジブ係留装置の取付構造を提供することを目的とする。
本発明は、ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンに設けられて、前記ジブが折り畳まれた際に、前記ブーム側に配置された係止装置で、前記ジブに取り付けられた被係止装置を係止することで、前記ジブを前記ブームにロックするジブ係留装置を、前記クレーンに取り付けるためのジブ係留装置の取付構造であって、前記ブームに着脱可能に取り付けられる取付治具と、前記取付治具から前記係止装置に向かって突出した第1の突片と、前記係止装置から前記取付治具に向かって突出した第2の突片と、前記第1の突片と前記第2の突片とが重なり合った際に、前記第1の突片および前記第2の突片に挿通されることで、前記取付治具と前記係止装置とを連結するピンと、を有することを特徴とする。
本発明によると、係止装置をブームに取り付ける際には、まず、取付治具をブームに取り付け、取付治具から突出した第1の突片と、係止装置から突出した第2の突片とを重なり合わせた上で、第1の突片および第2の突片にピンを挿通させる。このように、第1の突片および第2の突片にピンを挿通させるだけで、係止装置を簡単にブームに取り付けることができるので、100kg程度の重量がある係止装置を支持しながら複数のボルトを1つずつ取り付ける作業を行う必要がない。また、取付治具をブームに取り付ける位置を調整すれば、ブームの所望の位置に係止装置を取り付けることができるので、100kg程度の重量がある係止装置を移動させながら位置決めを行う必要がない。一方、係止装置をブームから取り外す際には、第1の突片および第2の突片に挿通されているピンを抜く。このように、第1の突片および第2の突片に挿通されているピンを抜くだけで、係止装置を簡単にブームから取り外すことができるので、100kg程度の重量がある係止装置を支持しながら複数のボルトを1つずつ取り外す作業を行う必要がない。よって、ジブ係留装置の取り付け及び取り外しの作業性を向上させることができる。
タワークレーンの側面図である。 ジブ係留装置の拡大側面図である。 ジブ係留装置の拡大側面図である。 ジブ係留装置の拡大側面図である。 ジブ係留装置の拡大平面図である。 ジブ係留装置の拡大平面図である。 変形例におけるジブ係留装置の拡大平面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(タワークレーンの構成)
本実施形態のジブ係留装置の取付構造(取付構造)は、タワークレーンに設けられている。タワークレーン10の側面図である図1に示すように、タワークレーン10は、クローラ式の下部走行体11に上部旋回体12が旋回可能に搭載された構成となっている。なお、タワークレーン10は、クローラ以外の移動手段(例えばホイール)を用いた移動式クレーンであってもよいし、移動手段を持たない固定式クレーンであってもよい。また、本発明の適用対象はタワークレーンに限定されず、例えば、ラッフィングクレーンに本発明を適用することも可能である。
上部旋回体12の前部には、運転室13が設けられるとともに、タワー(ブーム)14が上部旋回体12に対して起伏可能に連結されている。タワー14の先端部には、ジブ15がタワー14に対して起伏可能に連結されている。ジブ15の先端には、ジブポイントシーブ16が設けられている。このジブポイントシーブ16からは巻上ロープ17を介してフック18が吊り下げられている。図1では、水平方向に対してタワー14を略90度起立させた状態で、ジブ15が斜め上前方に延びた作業状態と、ジブ15が折り畳まれてタワー14の前面部にロックされたロック状態とをともに記載している。また、図1では、タワー14を倒伏させた状態をともに記載している。
上部旋回体12の後部には、カウンタウエイト19及びガントリ20が取り付けられている。また、上部旋回体12の後部には、少なくとも3個のドラム、つまりフック用ドラム(図示せず)とジブ起伏用ドラム(図示せず)とブーム起伏用ドラム(図示せず)とが前から後ろに並んで搭載されている。
フック用ドラムは、巻上ロープ17を巻き取り又は繰り出してフック18の巻き上げ又は巻き下げを行うものである。
タワー14の下部背面側に取り付けたジブ起伏用下部スプレッダ21と、ジブガイライン22の一端に連結したジブ起伏用上部スプレッダ23との間には、ジブ起伏用ロープ24が掛け渡されている。また、タワー14の先端には、側方からの平面視で三角形状のストラット25が揺動可能に支持されている。ジブ起伏用ドラムには、ジブ起伏用ロープ24の一端が巻き付けられている。ジブガイライン22の他端は、ストラット25のリヤストラット部25aの先端に接続されている。ストラット25のフロントストラット部25bの先端とジブ15の先端とは、ジブガイライン26により連結されている。ジブ起伏用ドラムによりジブ起伏用ロープ24を巻き取り又は繰り出すと、ジブ15がタワー14との結合点を中心として起伏するようになっている。
ガントリ20の上端に取り付けたブーム起伏用下部スプレッダ27と、ブームガイライン28の一端に連結したブーム起伏用上部スプレッダ29との間には、ブーム起伏用ロープ30が掛け渡されている。ブーム起伏用ドラムには、ブーム起伏用ロープ30の一端が巻き付けられている。ブームガイライン28の他端は、タワー14の先端に接続されている。ブーム起伏用ドラムによりブーム起伏用ロープ30を巻き取り又は繰り出すと、タワー14がその支点であるブームフットピン31回りに起伏するようになっている。
(ジブ係留装置の構成)
タワークレーン10は、ジブ15をタワー14にロックするためのジブ係留装置32を有している。ジブ係留装置32は、係止装置40と、被係止装置50と、を有している。係止装置40は、タワー14側に配置されており、後述する取付構造によってタワー14の前面部に着脱可能に取り付けられている。被係止装置50は、ジブ15に取り付けられている。係止装置40は、ジブ15を折り畳んだ際に被係止装置50に対向する位置に取り付けられている。ジブ15が折り畳まれた状態で被係止装置50が係止装置40によって係止されることで、ジブ15をタワー14にロックすることができる。
(係止装置)
ジブ係留装置32の詳細について説明する。図2〜図4は、ジブ係留装置32の拡大側面図であり、図5は、ジブ係留装置32の拡大平面図である。係止装置40は、ロックピン41を有する。このロックピン41が、被係止装置50の係止軸51を係止する係止位置(図2に示す位置)と、係止軸51の係止を解除する係止解除位置(図3、図4に示す位置)との間で移動することによって、ジブ15のロックおよびロック解除を実現することができる。
タワー14に取り付けられたタワー側ブラケット42には、レバー支持ブラケット43が突設されており、このレバー支持ブラケット43に、ロック解除レバー44が支点ピン44aを介して回動可能に連結されている。ロック解除レバー44の前端部にはロックピン41が連結されており、ロック解除レバー44の後端部には解除ロープ45が連結されている。なお、ロープの代わりに、ワイヤ、チェーン等の紐状部材、ロッド等の棒状部材を用いてもよい。
タワー側ブラケット42に取り付けられたロックフレーム46には、ガイド筒46aが形成されるとともに、ガイド筒46aに相対する位置にロック穴46bが形成されている。ロックピン41はガイド筒46a内を上下に移動することによって、ロックピン41がロック穴46bに嵌合する係止位置と、ロックピン41がロック穴46bから外れた係止解除位置との間で移動可能となっている。
ロック解除レバー44は、ロックピン41を係止位置に移動させるロック位置(図2に示す位置)と、ロックピン41を係止解除位置に移動させるロック解除位置(図3、図4に示す位置)との間で移動可能(回動可能)である。ロック解除レバー44のうち支点ピン44aよりも前側(ジブ15側)の部分とタワー側ブラケット42との間には、ロックスプリング47が介装されている。ロック解除レバー44は、ロックスプリング47によってロック位置の方向に付勢されている。
ロックフレーム46内には、ピンブロック部材48が設けられている。ピンブロック部材48は、ロックフレーム46内を前後方向に移動可能であり、スプリング48aによって前方に付勢されている。図3、図4に示すように、ロックピン41が係止解除位置にあるときには、ピンブロック部材48がガイド筒46aの一部を閉塞する位置まで付勢される。これによって、ロックピン41がピンブロック部材48によってブロックされ、係止位置に移動できないようになっている。
解除ロープ45は、ロック解除レバー44の後端部に連結されている。この解除ロープ45を引っ張ることにより、ロックスプリング47による付勢力に抗してロック解除レバー44をロック解除位置に移動させることが可能である。即ち、係止装置40と被係止装置50との係合を解除することが可能である。また、解除ロープ45を引っ張るのを止めれば、ロックスプリング47による付勢力によって、ロック解除レバー44がロック位置に移動可能となる。
(被係止装置)
ジブ15に設けられた被係止装置50は、係止軸51を有しており、この係止軸51がロックピン41によって係止されることで、折り畳まれた状態のジブ15がタワー14にロックされる。ジブ15に取り付けられたジブ側ブラケット52には、左右一対の軸支持ブラケット53が突設されている(図5参照)。軸支持ブラケット53の先端にはベアリング53aが設けられており、左右一対のベアリング53aによりロックピン41と交差する係止軸51が支持されている。
上記のような構成において、図2に示すように、係止位置にあるロックピン41により、ロックピン41よりもタワー14側に位置する係止軸51が係止されることで、ジブ15がタワー14の前面部にロックされる。
ジブ15のロックを解除する場合には、解除ロープ45を引っ張る。これにより、ロックスプリング47による付勢力に抗してロック解除レバー44がロック解除位置に移動する。
その結果、図3に示すように、ロックピン41が係止解除位置に移動し、係止軸51の係止状態が解除される。すると、係止軸51がスプリング48aの付勢力によってピンブロック部材48に押される。このとき、ジブ15をタワー14から前方に振り出すように起伏操作することで、ジブ15のロックが解除される。このとき、ロックピン41はピンブロック部材48によってブロックされ、ロックピン41が係止位置に戻ることはない。
ジブ15をロックする場合には、図4に示す状態において、ジブ15をタワー14の前面に向かって折り畳む。すると、係止軸51がピンブロック部材48に当接し、スプリング48aの付勢力に抗してピンブロック部材48をタワー14側に押し込む。その結果、ピンブロック部材48によるロックピン41のブロックが解除され、図2に示すように、ロックスプリング47の付勢力によりロック解除レバー44がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン41が係止位置に移動し、ジブ15がタワー14にロックされる。
(取付構造の構成)
取付構造は、タワークレーン10にジブ係留装置32を取り付けるためのものである。取付構造1は、図5に示すように、左右一対の取付治具2と、第1の突片3と、第2の突片4と、ピン5と、を有している。
左右一対の取付治具2は、Uボルト61およびナット62により、タワー14を構成するパイプ14aに着脱可能にそれぞれ取り付けられる。ここで、係止装置40は、タワー14よりも被係止装置50側に配置されている。なお、被係止装置50のジブ側ブラケット52は、Uボルト63およびナット64により、ジブ15を構成するパイプ15aに着脱可能に取り付けられる。
第1の突片3は、取付治具2から係止装置40に向かって突出している。本実施形態において、取付治具2からは、左右一対の第1の突片3が突出しているが、第1の突片3の数は1つでもよい。第1の突片3には、ピン5を挿通可能な穴が形成されている。
第2の突片4は、係止装置40のタワー側ブラケット42から取付治具2に向かって突出している。第2の突片4には、ピン5を挿通可能な穴が形成されている。
ピン5は、取付治具2と係止装置40とを連結する。即ち、第2の突片4が、一対の第1の突片3の間に配置されることで、第1の突片3と第2の突片4とが左右方向に重なり合った際に、ピン5が第1の突片3および第2の突片4に挿通されることで、取付治具2と係止装置40とが連結される。ピン5の先端には、その径方向に抜け止めピン6が挿通される。これにより、ピン5が抜けるのが防止される。
また、取付構造1は、第3の突片7と、第4の突片8と、を有している。
第3の突片7は、係止装置40から被係止装置50に向かって突出している。本実施形態において、係止装置40のタワー側ブラケット42からは、左右一対の第3の突片7が突出している。第3の突片7には、ピン5を挿通可能な穴が形成されている。
第3の突片7の先端には、クッション部材9が設けられている。このクッション部材9は、係止装置40と被係止装置50とが係合した際に、被係止装置50のジブ側ブラケット52に当接することで、係止装置40と被係止装置50との係合による衝撃を緩和する。
第4の突片8は、被係止装置50のジブ側ブラケット52から係止装置40に向かって突出している。本実施形態においては、1つの第3の突片7に対して、左右一対の第4の突片8が突出しているが、第4の突片8の数は1つでもよい。第4の突片8には、ピン5を挿通可能な穴が形成されている。
ジブ係留装置32の拡大平面図である図6に示すように、係止装置40と被係止装置50とは、上述のピン5により連結される。即ち、第3の突片7が、一対の第4の突片8の間に配置されることで、第3の突片7と第4の突片8とが左右方向に重なり合った際に、第1の突片3および第2の突片4から引き抜かれたピン5が、第3の突片7および第4の突片8に挿通されることで、係止装置40と被係止装置50とが連結される。ピン5の先端には、抜け止めピン6が挿通される。
なお、本実施形態では、取付治具2と係止装置40とを連結するピン5を用いて、係止装置40と被係止装置50とを連結しているが、ピン5とは別のピン(他のピン)を用いて係止装置40と被係止装置50とを連結してもよい。
(取付構造の動作)
次に、取付構造1の動作について、図面を参照しつつ説明する。まず、係止装置40をタワー14から取り外す動作について説明する。図1に示すように、タワー14が起立し、ジブ15が斜め上前方に延びた作業状態で、ジブ起伏用ロープ24を繰り出して、ジブ15を鉛直方向に垂下した状態にする。すると、図4に示すように、係止軸51がピンブロック部材48に当接し、ピンブロック部材48をタワー14側に押し込む。これにより、図2に示すように、ロック解除レバー44がロック位置に移動するのと同時に、ロックピン41が係止位置に移動し、ジブ15がタワー14にロックされる。
次に、図1に示すように、ブーム起伏用ロープ30を繰り出すことで、タワー14を倒伏させた状態にする。そして、補助クレーン71によりジブ15の先端部を吊り上げることで、係止装置40をタワー14から取り外してもジブ15が降下しないようにする。そして、図5に示すように、第1の突片3および第2の突片4に挿通されているピン5を抜く。これにより、係止装置40がタワー14から取り外される。
このように、第1の突片3および第2の突片4に挿通されているピン5を抜くだけで、係止装置40を簡単にタワー14から取り外すことができるので、100kg程度の重量がある係止装置40を支持しながら複数のボルトを1つずつ取り外す作業を行う必要がない。よって、ジブ係留装置32の取り外しの作業性を向上させることができる。
次に、図6に示すように、第1の突片3および第2の突片4から抜いたピン5を、第3の突片7および第4の突片8に挿通させる。これにより、係止装置40と被係止装置50とが連結される。そして、ピン5の先端に、抜け止めピン6を挿通させる。
このように、第3の突片7および第4の突片8に挿通されたピン5で、係止装置40と被係止装置50とを連結することで、タワー14から取り外した係止装置40を、ジブ15に取り付けられた被係止装置50と一体にして管理することができる。よって、係止装置40と被係止装置50とを別々に管理する必要がないので、ジブ係留装置32の取り付け及び取り外しの作業性をさらに向上させることができる。
また、取付治具2と係止装置40とを連結していたピン5で、係止装置40と被係止装置50とを連結することで、ピン5を係止装置40および被係止装置50と一体にして管理することができる。よって、ピン5が紛失するのを防止することができる。
次に、取付治具2をタワー14から取り外した後、別のピン(図示せず)を第1の突片3および第2の突片4に挿通することで、取付治具2を係止装置40に取り付ける。そして、別のピンの先端に、抜け止めピン6を挿通させる。タワー14から取り外した取付治具2を別のピンで係止装置40に取り付けることで、取付治具2を係止装置40と一体にして管理することができる。よって、取付治具2が紛失するのを防止することができる。
なお、タワー14の長さおよびジブ15の長さを変更することなく、係止装置40を再度取り付け直す場合、係止装置40の取り付け位置は変わらないので、取付治具2をタワー14から取り外す必要はない。
次に、係止装置40をタワー14に取り付ける動作について説明する。図1に示すように、タワー14を倒伏させた状態にする。そして、図6に示すように、取付治具2を、Uボルト61およびナット62により、タワー14を構成するパイプ14aに取り付ける。ここで、タワー14の長さおよびジブ15の長さに応じて決定された所望の位置に、取付治具2を取り付ける。
次に、図1に示すように、補助クレーン71でジブ15の先端部を吊り上げる。ジブ15には、係止装置40と連結された被係止装置50が取り付けられている。図6に示すように、第1の突片3と第2の突片4とを左右方向に重なり合わせる。第3の突片7および第4の突片8に挿通されているピン5を抜き、第1の突片3および第2の突片4に挿通させる。ピン5の先端には、抜け止めピン6を挿通させる。これにより、係止装置40がタワー14に取り付けられる。
このように、第1の突片3および第2の突片4にピン5を挿通させるだけで、係止装置40を簡単にタワー14に取り付けることができるので、100kg程度の重量がある係止装置40を支持しながら複数のボルトを1つずつ取り付ける作業を行う必要がない。また、取付治具2をタワー14に取り付ける位置を調整すれば、タワー14の所望の位置に係止装置40を取り付けることができるので、100kg程度の重量がある係止装置40を移動させながら位置決めを行う必要がない。よって、ジブ係留装置32の取り付けの作業性を向上させることができる。
なお、係止装置40をタワー14から取り外す際に、以下のような手順で行ってもよい。即ち、第1の突片3および第2の突片4に挿通されているピン5を抜く前に、別のピン(他のピン)で係止装置40と被係止装置50とを連結し、その後、第1の突片3および第2の突片4から抜いたピン5で、タワー14から取り外した取付治具2を係止装置40に取り付けてもよい。この場合、係止装置40をタワー14に取り付ける際に、タワー14に取り付けた取付治具2と係止装置40とをピン5で連結した後に、係止装置40と被係止装置50とを連結している別のピンを抜いてもよい。
(変形例)
なお、ジブ係留装置32の拡大平面図である図7に示すように、左右一対の第3の突片7および第4の突片8のうち、少なくとも運転室13側(図中左側)の第3の突片7および第4の突片8は、ジブ15の外側に配置されていてもよい。運転室13側の第3の突片7および第4の突片8を、ジブ15の外側に配置することで、第3の突片および第4の突片にピン5や他のピンが挿通されているか否かを運転室13から視認することが可能になる。よって、運転室13からの目視を行うことで、ジブ係留装置32の取り付け及び取り外しを安全に行うことができる。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る取付構造1によると、係止装置40をタワー14に取り付ける際には、まず、取付治具2をタワー14に取り付け、取付治具2から突出した第1の突片3と、係止装置40から突出した第2の突片4とを重なり合わせた上で、第1の突片3および第2の突片4にピン5を挿通させる。このように、第1の突片3および第2の突片4にピン5を挿通させるだけで、係止装置40を簡単にタワー14に取り付けることができるので、100kg程度の重量がある係止装置40を支持しながら複数のボルトを1つずつ取り付ける作業を行う必要がない。また、取付治具2をタワー14に取り付ける位置を調整すれば、タワー14の所望の位置に係止装置40を取り付けることができるので、100kg程度の重量がある係止装置40を移動させながら位置決めを行う必要がない。一方、係止装置40をタワー14から取り外す際には、第1の突片3および第2の突片4に挿通されているピン5を抜く。このように、第1の突片3および第2の突片4に挿通されているピン5を抜くだけで、係止装置40を簡単にタワー14から取り外すことができるので、100kg程度の重量がある係止装置40を支持しながら複数のボルトを1つずつ取り外す作業を行う必要がない。よって、ジブ係留装置32の取り付け及び取り外しの作業性を向上させることができる。
また、第3の突片7および第4の突片8に挿通されたピン5で、係止装置40と被係止装置50とを連結することで、タワー14から取り外した係止装置40を、ジブ15に取り付けられた被係止装置50と一体にして管理することができる。よって、係止装置40と被係止装置50とを別々に管理する必要がないので、ジブ係留装置32の取り付け及び取り外しの作業性をさらに向上させることができる。
また、第3の突片7および第4の突片8を、ジブ15の外側に配置することで、第3の突片7および第4の突片8にピン5が挿通されているか否かを運転室13などの外部から視認することが可能になる。よって、外部からの目視を行うことで、ジブ係留装置32の取り付け及び取り外しを安全に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 ジブ係留装置の取付構造(取付構造)
2 取付治具
3 第1の突片
4 第2の突片
5 ピン
6 抜け止めピン
7 第3の突片
8 第4の突片
9 クッション部材
10 タワークレーン
11 下部走行体
12 上部旋回体
13 運転室
14 タワー(ブーム)
15 ジブ
16 ジブポイントシーブ
17 巻上ロープ
18 フック
19 カウンタウエイト
20 ガントリ
21 ジブ起伏用下部スプレッダ
22 ジブガイライン
23 ジブ起伏用上部スプレッダ
24 ジブ起伏用ロープ
25 ストラット
26 ジブガイライン
27 ブーム起伏用下部スプレッダ
28 ブームガイライン
29 ブーム起伏用上部スプレッダ
30 ブーム起伏用ロープ
31 ブームフットピン
32 ジブ係留装置
40 係止装置
41 ロックピン
42 タワー側ブラケット
43 レバー支持ブラケット
44 ロック解除レバー
45 解除ロープ
46 ロックフレーム
47 ロックスプリング
48 ピンブロック部材
50 被係止装置
51 係止軸
52 ジブ側ブラケット
53 軸支持ブラケット
61,63 ボルト
62,64 ナット
71 補助クレーン

Claims (3)

  1. ブームの先端部にジブが起伏可能に取り付けられたクレーンに設けられて、前記ジブが折り畳まれた際に、前記ブーム側に配置された係止装置で、前記ジブに取り付けられた被係止装置を係止することで、前記ジブを前記ブームにロックするジブ係留装置を、前記クレーンに取り付けるためのジブ係留装置の取付構造であって、
    前記ブームに着脱可能に取り付けられる取付治具と、
    前記取付治具から前記係止装置に向かって突出した第1の突片と、
    前記係止装置から前記取付治具に向かって突出した第2の突片と、
    前記第1の突片と前記第2の突片とが重なり合った際に、前記第1の突片および前記第2の突片に挿通されることで、前記取付治具と前記係止装置とを連結するピンと、
    を有することを特徴とするジブ係留装置の取付構造。
  2. 前記係止装置は、前記ブームよりも前記被係止装置側に配置されており、
    前記係止装置から前記被係止装置に向かって突出した第3の突片と、
    前記被係止装置から前記係止装置に向かって突出した第4の突片と、
    をさらに有し、
    前記第3の突片と前記第4の突片とが重なり合った際に、前記第1の突片および前記第2の突片に挿通されていない前記ピン、または、他のピンが、前記第3の突片および前記第4の突片に挿通されることで、前記係止装置と前記被係止装置とが連結されることを特徴とする請求項1に記載のジブ係留装置の取付構造。
  3. 前記第3の突片および前記第4の突片は、前記ジブの外側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のジブ係留装置の取付構造。
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