JP3866962B2 - 深穴作業機 - Google Patents

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    • E02F3/46Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with reciprocating digging or scraping elements moved by cables or hoisting ropes ; Drives or control devices therefor
    • E02F3/58Component parts
    • E02F3/60Buckets, scrapers, or other digging elements

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に油圧ショベル本体のブームの先端に回動自在に取付けられ、深穴掘削等の深穴作業に用いられる深穴作業機の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
深穴を掘削するための深穴作業機、つまり深穴掘削機としては、例えば特開平8−338042号公報に開示されてなるものが公知である。この従来例1に係る深穴掘削機は、建設機械の一種である油圧ショベル本体のブームの先端に、複数のシーブとこれらシーブに掛け回されたロープとからなる伸縮機構により伸縮される伸縮アームが回動自在に連結されている。そして、この伸縮アームの先端に土砂を掘削する、開閉式の掘削バケットが吊持されている。このような構成の深穴作業機によって深穴を掘削するときは、伸縮アームを垂直にすると共に、伸長させる。そして、掘削バケットで穴底の土砂を掘削すると共に、伸縮アームを縮小させ、油圧ショベル本体の上部旋回体を旋回させて掘削した土砂を所定の土砂集積場所に移動させるという作業を繰り返すものである。
【0003】
上記従来例1に係る深穴掘削機の開閉式の掘削バケットは自身の重力により開閉する構成になるもので、穴底に接地すると重力により開き、穴底から離れるに連れて閉じるものであるが、バケット開閉シリンダにより開閉される構成の掘削バケットもある。このようなバケット開閉シリンダが付設されてなる掘削バケットを備えた深穴作業機としては、例えば特開平8−177088号公報や実開昭60−190843号公報に開示されてなるものが公知である。
【0004】
上記特開平8−177088号公報に開示されてなる従来例2に係る深穴掘削機は、油圧ショベル本体のブームの先端に回動自在に取付けられた伸縮アームの基端部の頂部にホースリールが突出する状態に付設されており、このホースリールに巻取り、繰出し自在に巻回されてなるホースを介して、前記伸縮ブームの先端に付設されてなる掘削バケットのバケット開閉シリンダに作動油が給排されるように構成されてなるものである。
【0005】
上記実開昭60−190843号公報に開示されてなる従来例3に係る深穴掘削機では、伸縮アームの外側部に、可動体、ロープ、シーブ、引張りばね等の多くの構成部品からなるホース伸縮機構が付設されている。そして、このホース伸縮機構により伸縮アームの伸縮に応じてホースに対して張力を付与しながら伸縮させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例1に係る深穴掘削機では、掘削し得る深穴の深さが伸縮アームの伸長時の長さによって決まるから、より深い深穴を掘削するためには、より長い伸縮ブームが必要になる。伸縮ブームは長くなるに連れて大重量になるから、深穴掘削機の機械安定度が悪化する。従って、本体重量によって装着し得る伸縮アームの上限長が決まり、深穴の掘削深さに限度がある。
【0007】
上記従来例2に係る深穴掘削機の場合にあっても、上記従来例1に係る深穴掘削機の場合と同様に、油圧ショベル本体の重量によって装着し得る伸縮アームの上限長が決まるから、深穴の掘削深さに限度がある。さらに、長尺のホースを巻き取るための付勢力はばねにより付与されるように構成されている関係上、ホースリールは極めて大型にならざるを得ない。このように大型のホースリールが、上記のとおり、伸縮ブームの頂部で突出していて、特に狭隘な作業現場においての深穴掘削作業では作業時にホースリールが邪魔になってしまうために、深穴掘削作業能率が悪くならざるを得ず、使い勝手が悪いという問題があるのに加えて、この伸縮アームが高速で伸縮すると、特にホースの巻取り速度が伸縮アームの縮小速度に追随することができなくなる結果、乱巻きによりホースが損傷し易いという問題もあった。
【0008】
上記従来例3に係る深穴掘削機にあっても上記従来例1と同様に、本体重量によって装着し得る伸縮アームの上限長が決まり、深穴の掘削深さに限度がある。また、ホース伸縮機構が多くの構成部品で構成されている関係上、伸縮アームが大型、かつ複雑になり、深穴掘削深さに関して一段と不利になるのに加えて、ホース伸縮機構が掘削作業時の障害になり、上記従来例2の場合と同様に、深穴掘削作業能率が悪く、使い勝手が悪いという問題があった。
【0009】
従って、本発明の目的は、軽量、かつ構成が簡単であって、しかも掘削バケットの昇降速度の如何を問わず、掘削バケットを昇降させるロープやバケット開閉シリンダに作動油を給排するホースの乱巻きを確実に防止することを可能ならしめる深穴作業機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、従って上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る深穴作業機が採用した手段は、建設機械の起伏自在なブームの先端に回動自在に連結されるアームの内側に、複数の固定シーブと、この固定シーブに対して接離可能に配設された可動シーブと、固定シーブと可動シーブとの間に介装された可動シーブの固定シーブに対する接離動作を行う作業具昇降シリンダとが配設され、前記固定シーブと前記可動シーブとにロープが掛回され、その一端が前記アームの内側に連結され、他端が前記アームの先端に設けられたガイド手段を介して作業具に直接連結されることを特徴とする。この請求項1に係る発明によると、伸縮アームを用いる従来例に比較して深穴作業機を軽量にすることができるから、この深穴作業機を支持する油圧ショベル本体の機械安定度が向上する。その結果、より小型の油圧ショベル本体の使用が可能になるから、深穴作業の工事コストの削減が可能になるのに加えて、狭隘な工事現場でも深穴作業を行うことができる。また、固定シーブ、可動シーブ等のロープを移動させるための機構をアームの内部に収容したことにより、作業中に誤ってアームが壁面等に接触しても、ロープを移動させるための機構が損傷する恐れがない。さらに、アームの外部に複雑な機構が設けられていないので、見映えの向上にも繋がる。
【0011】
本発明の請求項2に係る深穴作業機が採用した手段は、請求項1に記載の深穴作業機において、前記作業具が、前記複数の固定シーブと複数の可動シーブとに掛回された一対のロープで吊持されることを特徴とする。この請求項2に係る発明によると、上記請求項1に係る効果に加えて、たとえ一方のロープが切断したとしても他方のロープで作業具が吊持されていて落下するようなことがないから、深穴作業の安全性に優れている。
【0012】
本発明の請求項3に係る深穴作業機が採用した手段は、請求項2に記載の深穴作業機において、作業具が開閉式の掘削バケットであり、前記一対のロープの一方を前記掘削バケットの開閉用にすると共に、他方を前記掘削バケットの吊持用にしたことを特徴とする。また、本発明の請求項4に係る深穴作業機が採用した手段は、請求項3に記載の深穴作業機において、前記バケット開閉用のロープに、このバケット開閉用のロープの導出長さを調節して前記掘削バケットの開閉動作を行うロープ操作シリンダを介在させたことを特徴とする。
【0013】
上記請求項3または4に係る発明によると、上記請求項2に係る効果に加えて、一方のロープの操作で掘削バケットを簡単に開閉することができ、一本のロープで吊持すると共に開閉させる掘削バケットよりも構造を簡単にすることができるから、掘削バケットのコストに関して有利になるのに加えて、深穴掘削作業能率に関しても有利になる。また、ロープが短いときに掘削した土砂を掘削バケットからダンプするのであるから、ダンピング操作性は従来例に係る伸縮アームの場合と同程度で、使い勝手に対してそれほど不利になるようなことがない。
【0014】
本発明の請求項5に係る深穴作業機が採用した手段は、請求項2乃至4のうちの何れか一つの項に記載の深穴作業機において、前記一対のロープの撚り方向を互いに逆方向としたことを特徴とする。この請求項5に係る発明によると、作業具または掘削バケットの吊持状態における回転振れが少なくなるから、作業具または掘削バケットの昇降がスムーズに行え、深穴作業の作業能率の向上に寄与することができる。
【0015】
本発明の請求項6に係る深穴作業機が採用した手段は、請求項1に記載の深穴作業機において、前記作業具が、バケット開閉シリンダで開閉する掘削バケットであり、前記複数の固定シーブと複数の動シーブとに、前記バケット開閉シリンダに圧油を供給するホースを掛回したことを特徴とする。この請求項6に係る発明によると、複数の固定シーブと複数の動シーブとに掛回したホースでバケット開閉シリンダに圧油を供給することにより掘削バケットを開閉することができ、掘削バケットを重力で開閉する場合に比較して操作が簡単であるから作業効率が向上する。また、アームの外側に大型のホースリールやホース伸縮機構を設ける必要がないから、従来例2または3に係る深穴掘削機より狭隘な工事現場で深穴作業を効率良く行うことができる。
【0016】
【0017】
本発明の請求項に係る深穴作業機が採用した手段は、請求項1乃至6のうちの何れか一つの項に記載の深穴作業機において、前記作業具昇降シリンダのボトム側の圧力を検出する圧力検出手段と、この圧力検出手段によって検出した圧力が予め設定した圧力以下になったときに前記作業具昇降シリンダの縮小動作を停止させる縮小動作停止手段とを備えたことを特徴とする。この請求項8に係る発明によると、作業具が深穴に到達すると作業具昇降シリンダのボトム側の圧力が低下するが、このボトム側の圧力が予め設定した圧力以下になると、作業具昇降シリンダの縮小動作が停止され、ロープやホースの繰り出しが停止されるので緩むことがなく、これらロープやホースがシーブから外れたり、またシーブのフランジ部に掛かって損傷するような恐れをなくすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態1に係る深穴作業機を、深穴作業機が深穴掘削機である場合を例として、油圧ショベル本体のアームの先端に回動自在に取付けられている状態を示すその全体側面図の図1と、その模式的側面断面図の図2(a)と、図2(a)のA−A線断面図の図2(b)とを順次参照しながら説明する。
【0019】
図1に示す符号100は、履帯走行式の下部走行体101と、この下部走行体101の上に、可逆旋回自在に搭載された上部旋回体102と、この上部旋回体102によって、起伏自在の支持されたブーム103とを備えてなる油圧ショベル本体である。この油圧ショベル本体100のブーム103の先端部には、後述する構成になる深穴掘削機1がアーム連結ピンP1を介して連結されている。そして、この深穴掘削機1は、前記ブーム103の背部に設けられたブラケットに、シリンダ連結ピンP2を介してボトム側が枢着されてなるアームシリンダ104によって回動されるように構成されている。
【0020】
前記深穴掘削機1は、前記油圧ショベル本体100のブーム103の先端に回動可能に連結された、筒状に形成されてなるアーム2を備えている。このアーム2の先端部には、図2(a),(b)に示すように、ガイドシーブ51と、このガイドシーブ51よりも小径の押さえシーブ52とからなるガイド手段5が設けられると共に、その内側には後述するロープ掛回し機構3が設けられている。
【0021】
前記ロープ掛回し機構3は、前記アーム2の基端付近の相対する内壁に設けられた嵌合穴に端部が嵌合されることにより前記アーム2と直交する向きにシリンダ固定軸31が設けられており、このシリンダ固定軸31に作業具昇降シリンダである、油圧作動式のバケット昇降シリンダ32のボトム側が枢着されている。
前記シリンダ固定軸31の前記バケット昇降シリンダ32の枢着部を挟む位置には、第1固定シーブ33と、第2固定シーブ33′とがそれぞれ回転自在に嵌着されている。
【0022】
また、前記バケット昇降シリンダ32の伸縮ロッドの先端部には可動軸34が嵌着されており、この可動軸34の前記伸縮ロッドからの一方の突出端に第1可動シーブ35が、また他方の突出端に第2可動シーブ35′がそれぞれ回転自在に嵌着されている。さらに、前記アーム2の基端付近の内壁にロープ端止め金具36が固着されており、このロープ端止め金具36に一端側が連結されたロープ37の他端側が前記第1可動シーブ35、第1固定シーブ33、前記第2可動シーブ35′、第2固定シーブ33′の順に掛回されてなる構成になっている。
【0023】
そして、前記ロープ掛回し機構3のロープ37の他端側は、前記ガイド手段5にガイドされて前記アーム2の外方に導かれると共に、このガイド手段5から導出された前記ロープ37の先端部には、土砂を掘削し、かつ掘削した土砂を揚土する開閉式の作業具である掘削バケット6が吊持されている。ところで、ロープ37をアーム2から繰出し、かつこのアーム2に収納するのに、上記のとおり、油圧作動式のバケット昇降シリンダ32を用いたので、ウインチに比較してロープ37に強い力を付与することができ、しかもメカ的なブレーキも不要であるから、深穴掘削機1の構造の簡単化、並びにコストアップの抑制に大いに寄与することができる。
【0024】
以下、本実施の形態1に係る深穴掘削機1の作用態様を説明すると、バケット昇降用シリンダ32の伸縮ロッドの伸縮によってアーム2からロープ37を繰出す一方、このアーム2内に収納することにより掘削バケット6を昇降させ、かつ開閉させることができ、バケット昇降シリンダ32のストローク長の4倍を超える深さの深穴を掘削することができる。このようなロープ37のアーム2からの繰出し、このアーム2への収納に際してドラム等で巻取る構成でないから、ロープ37が乱巻きになるような恐れがない。ところで、掘削した深穴の穴底から揚土した土砂をダンプする場合には、バケット昇降シリンダ32の伸縮ロッドの伸長作動により、ロープ37のアーム2からの繰り出し長さが短くなっている。
そのため、ダンピング操作性は、従来例に係る伸縮アームの場合と同程度であるから、使い勝手に関して特に不利になるようなことがない。
【0025】
また、本実施の形態1に係る深穴掘削機1は、上記従来例1乃至3に係る深穴掘削機のように伸縮アームを伸縮させる構成でなく、深穴掘削機1の重量を軽量にすることができるから、深穴掘削機1を支持する油圧ショベル本体の機械安定度は、従来例に係る深穴掘削機の場合よりも遥かに優れている。
【0026】
従って、本実施の形態1に係る深穴掘削機1によれば、優れた機械安定度を保持しながら、より深い深穴を掘削することができる。そして、例えば同じ深さの深穴を掘削する場合には、従来例に係る深穴掘削機よりも小型の油圧ショベル本体を活用することができるから、深穴掘削工事コストの削減にも寄与することができるのに加えて、従来例に係る深穴掘削機よりも狭隘な工事現場においても深穴掘削工事を効率良く行うことができるという優れた効果がある。
【0027】
本発明の実施の形態2に係る深穴掘削機を、その模式的側面断面図の図3を参照しながら以下に説明する。但し、本実施の形態2が上記実施の形態1と相違するところは、ロープの本数にあってそれ以外はほぼ同構成であるから、同一のもの並びに同一機能を有するものに同一符号を付して、その相違する点について説明する。
【0028】
本実施の形態2に係る深穴掘削機2は、図3と図2(b)との比較において良く理解されるように、ロープ端止め金具36に一端側が連結されてなるロープ37の他端側が第1可動シーブ35、第1固定シーブ33に掛回され、ガイド手段5にガイドされてアーム2外に導出されると共に、先端に掘削バケット6が接続されている。また、シリンダ固定軸31の第2固定シーブ33′嵌着位置の外側にボトム側が枢着されてなるロープ操作シリンダ38の伸縮ロッドの先端に一端側が連結されたロープ37′が第2可動シーブ35′、第2固定シーブ33′に掛回され、ガイド手段5にガイドされてアーム2外に導出されると共に、先端が前記掘削バケット6に接続されてなる構成になっている。
【0029】
なお、本実施の形態2に係る深穴掘削機1の場合には、前記ロープ37とロープ37′との撚り方向を互いに逆方向にすることが好ましい。つまり、これにより掘削バケット6の吊持状態における回転振れを少なくすることができ、掘削バケット6をスムーズに昇降させることが可能になるから、深穴掘削作業の作業能率の向上に寄与することができるという効果が生じる。
【0030】
従って、本実施の形態2に係る深穴掘削機1によれば、上記実施の形態1に係る深穴掘削機と同等の効果を得ることができる。さらに、前記ロープ操作シリンダ38の伸縮ロッドを伸長させれば掘削バケット6が開く一方、縮小させれば掘削バケット6が閉まるので、上記実施の形態1で採用した一本のロープで昇降、開閉させる掘削バケットよりも簡単な構造のもので良く、しかも開閉操作も容易であるから、掘削バケット6のコストに関して経済的に有利になるのに加えて、深穴の掘削作業能率に関しても有利になる。そして、この掘削バケット6は二本のロープ37,37′で吊持されているから、何らかの原因により一方が切断したとしても脱落するようなことがないので安全性に関しても優れている。
【0031】
なお、前記ロープ37,37′が同調してアーム2から繰り出され、またアーム2内に収納されるので、掘削バケット6は二本のロープ37,37′で吊持されているにもかかわらず、傾いたりすることなく昇降させることができから、深穴の掘削作業に作業上の支障が生じるような恐れもない。
【0032】
本発明の実施の形態3に係る深穴掘削機を、その模式的側面断面図の図4を参照しながら説明する。但し、本実施の形態3が上記実施の形態2と相違するところは、上記実施の形態2が一対のロープがアームから繰出されると共に、アームに収納される構成になっているのに対して、本実施の形態3は一本ずつのロープと、ホースとがアームから繰出される一方、アームに収納される構成になっているところにあって、それ以外は上記実施の形態2とほぼ同構成であるから、その相違する点について説明する。
【0033】
本実施の形態3に係る深穴掘削機1は、アーム2の内側に後述する構成になるロープ・ホース掛回し機構4が設けられている。このロープ・ホース掛回し機構4は、図4と図3との比較において良く理解されるように、上記実施の形態2に係るロープ掛回し機構3とほぼ同構成になるものである。より詳しくは、アーム2と直交する向きのシリンダ固定軸41、このシリンダ固定軸41に枢着されたバケット昇降シリンダ42、前記シリンダ固定軸41に嵌着された回転自在な第1固定シーブ43および第2固定シーブ43′、前記バケット昇降シリンダ42の伸縮ロッドの先端部に設けられた可動軸44、この可動軸44の前記伸縮ロッドからの突出端に嵌着された回転自在な第1可動シーブ45および第2可動シーブ45′を備えている。
【0034】
さらに、前記アーム2の基端付近の内壁に固着されたロープ端止め金具46に一端側が連結されたロープ47の他端側が前記第1可動シーブ45、第1固定シーブ43に掛回され、ガイド手段5にガイドされてアーム2外に導出されると共に、先端に掘削バケット6が接続されている。そして、前記アーム2の基端付近の内壁であって、かつ前記ロープ端止め金具46の固着位置の相対する側に固着されたホース接続部48に一端側が接続されたツインホース49が第2可動シーブ45′、第2固定シーブ43′に掛回され、ガイド手段5にガイドされてアーム2外に導出されると共に、先端が前記掘削バケット6のバケット開閉シリンダ61に接続されている。なお、アーム2の外方位置から前記バケット昇降シリンダ42、ホース接続部48に連通してなるものは、図示しない油圧源から、前記バケット昇降シリンダ42、バケット開閉シリンダ61を作動させる作動油を給排する油圧ホースである。
【0035】
本実施の形態3に係る深穴掘削機1によれば、上記実施の形態2に係る深穴掘削機と同等の効果を得ることができる。さらに、従来例2に係る深穴掘削機のように、アームの頂部に大型のホースリールが設けられておらず、また従来例3に係る深穴掘削機のように、アームの外側にホース伸縮機構が設けられていないから、ツインホース49が乱巻きになることも、これらが掘削作業の障害になるようなことがない。
【0036】
従って、本実施の形態3に係る深穴掘削機1は、上記従来例2または従来例3に係る深穴掘削機よりも狭隘な工事現場で深穴の掘削作業をすることができ、しかもより深い深穴を高能率で掘削することができる。なお、本実施の形態3においては、掘削バケット6のバケット開閉シリンダ42が複動式であるためにツインホース49を用いたが、このバケット開閉シリンダ42が単動式である場合にはシングルホースにすれば良い。
【0037】
ところで、上記実施の形態1乃至3に係る深穴掘削機1によれば、上記のとおり、バケット昇降シリンダの伸縮ロッドの縮小によって掘削バケットが下降するが、この掘削バケットを下降させる場合には掘削深さによって下降位置が異なるため、この掘削バケットが深穴の穴底に着地したにもかかわらず、バケット昇降シリンダの伸縮ロッドを縮小させるとロープまたはロープとホースが緩んでしまう。そのため、ロープまたはロープとホースがシーブから外れたり、シーブのフランジ部に掛かって損傷する恐れがある。
【0038】
そこで、上記実施の形態1乃至3に係る深穴掘削機1の何れにあっても、バケット昇降シリンダのボトム側の圧力(負圧)を圧力検出手段で測定すると共に、測定圧力を縮小動作停止手段であるコントローラに入力する。そして、このコントローラにより測定圧力と予め設定されている設定圧力との大小を比較すると共に、測定圧力が設定圧力以下になったときに、前記バケット昇降シリンダのボトム側に連通する油圧ホースを遮断する構成にするのが好ましい。つまり、これにより、バケット昇降シリンダの伸縮ロッドの縮小作動が自動停止され、ロープ、ホースのアームからの過繰り出しが防止され、上記のようなロープとホースとの破損の恐れを回避することができるからである。
【0039】
上記実施の形態1乃至3に係る深穴掘削機1においては、上記のとおり、一対ずつの固定シーブと可動シーブとが設けられているが、例えば2対ずつであっても良いので、上記実施の形態1乃至3によってシーブの配設数が限定されるものではない。また、上記実施の形態1乃至3においては、バケット昇降シリンダはボトム側がシリンダ固定軸に枢着されているが、このシリンダ固定軸に伸縮ロッドの先端側を枢着しても良い。さらに、シリンダ固定軸にバケット昇降用シリンダが枢着されると共に、固定シーブが回転自在に嵌着されているが、バケット昇降シリンダと固定シーブとを個別の軸に枢着、嵌着しても良い。
【0040】
また、上記実施の形態2に係る深穴掘削機1においては、掘削バケットを開閉するロープを操作するロープ操作シリンダはボトム側がシリンダ固定軸に枢着されているが、このシリンダ固定軸に伸縮ロッド側を枢着しても良く、さらにシリンダ固定軸以外の他の軸に枢着するように構成しても良い。
【0041】
ところで、以上の実施の形態1乃至3に係る深穴掘削機1においては、作業具が開閉式の掘削バケットである場合を例として説明した。しかしながら、掘削バケットに限らず、例えば、周知の構成になるフックを吊持して深穴作業機に変えることができる。このように、ロープでフックを吊持することにより、例えば地下現場にある資材・機材の昇降等の作業を、この深穴作業機で行うことができるので、別途クレーンを準備する必要がなく、準備・使用する機械が少なくて済み、作業効率が向上する。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の請求項1に係る深穴作業機は、建設機械の起伏自在なブームの先端に回動自在に連結されるアームと、このアームの内部に配設された複数の固定シーブと、前記アームの内部に配設され、前記固定シーブに対して接離可能に配設された複数の可動シーブと、前記固定シーブと前記可動シーブとに掛回されると共に、一端が前記アームの内側に連結され、他端が前記アームの先端に設けられたガイド手段を介して作業具に連結されるロープとを有する構成で、伸縮アームを用いる従来例に比較して深穴作業機を軽量にすることができるから、この深穴作業機を支持する油圧ショベル本体の機械安定度が向上する。その結果、より小型の油圧ショベル本体の使用が可能になるから、深穴作業の工事コストの削減が可能になるのに加えて、狭隘な工事現場でも深穴作業を行うことができるという優れた効果がある。また、固定シーブ、可動シーブ等のロープを移動させるための機構をアームの内部に収容したことにより、作業中に誤ってアームが壁面等に接触しても、ロープを移動させるための機構が損傷する恐れがない。さらに、アームの外部に複雑な機構が設けられていないので、見映えの向上にも繋がる。
【0043】
本発明の請求項2に係る深穴作業機によれば、作業具が、前記複数の固定シーブと複数の可動シーブとに掛回された一対のロープで吊持されていて、一方のロープが切断しても他方のロープで吊持されるから、作業具が落下することがなく、深穴作業の安全性が優れている。
【0044】
本発明の請求項3または4に係る深穴作業機によれば、一方のロープを操作することにより掘削バケットを簡単に開閉することができ、一本のロープで吊持すると共に開閉させる掘削バケットよりも構造を簡単にすることができるから、掘削バケットのコストに関して有利になるのに加えて、深穴作業能率に関しても有利になる。
【0045】
本発明の請求項5に係る深穴作業機によれば、一対のロープの撚り方向が互いに逆方向になっていて、作業具または掘削バケットの吊持状態における回転振れが少なくなるから、作業具または掘削バケットの昇降がスムーズに行え、深穴作業の作業能率の向上に寄与することができる。
【0046】
本発明の請求項6に係る深穴作業機によれば、複数の固定シーブと複数の動シーブとに掛回したホースでバケット開閉シリンダに圧油を供給することにより掘削バケットを開閉することができ、掘削バケットを重力で開閉する場合に比較して操作が簡単であるから作業効率が向上する。また、アームの外側に大型のホースリールやホース伸縮機構を設ける必要がないから、従来例2または3に係る深穴掘削機より狭隘な工事現場で深穴作業を行うことができる。
【0047】
【0048】
本発明の請求項に係る深穴作業機によれば、作業具が深穴に到達すると作業具昇降シリンダのボトム側の圧力が低下するが、このボトム側の圧力が予め設定した圧力以下になると、作業具昇降シリンダの縮小動作が停止され、ロープやホースの繰り出しが停止されるので緩むことがなく、これらロープやホースがシーブから外れたり、またシーブのフランジ部に掛かって損傷するような恐れをなくすることができるというロープやホースの損傷防止効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係り、油圧ショベル本体のアームの先端に回動自在に取付けられている状態を示す深穴掘削機の全体側面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係り、図2(a)は深穴掘削機の模式的側面断面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A線断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係る深穴掘削機の模式的側面断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態3に係る深穴掘削機の模式的側面断面図である。
【符号の説明】
1…深穴掘削機
2…アーム
3…ロープ掛回し機構、31…シリンダ固定軸、32…バケット昇降シリンダ、33…第1固定シーブ、33′…第2固定シーブ、34…可動軸、35…第1可動シーブ、35′…第2可動シーブ、36…ロープ端止め金具、37…ロープ、37′…ロープ、38…ロープ操作シリンダ
4…ロープ・ホース掛回し機構、41…シリンダ固定軸、42…バケット昇降シリンダ、43…第1固定シーブ、43′…第2固定シーブ、44…可動軸、45…第1可動シーブ、45′…第2可動シーブ、46…ロープ端止め金具、47…ロープ、48…ホース接続部、49…ホース
5…ガイド手段、51…ガイドシーブ、52…押さえシ−ブ
6…掘削バケット、61…バケット開閉シリンダ
100…油圧ショベル本体、101…下部走行体、102…上部旋回体、103…ブーム、104…アームシリンダ
P1…アーム連結ピン、P2…シリンダ連結ピン

Claims (7)

  1. 建設機械の起伏自在なブームの先端に回動自在に連結されるアームの内側に、複数の固定シーブと、この固定シーブに対して接離可能に配設された可動シーブと、固定シーブと可動シーブとの間に介装された可動シーブの固定シーブに対する接離動作を行う作業具昇降シリンダとが配設され、前記固定シーブと前記可動シーブとにロープが掛回され、その一端が前記アームの内側に連結され、他端が前記アームの先端に設けられたガイド手段を介して作業具に直接連結されることを特徴とする深穴作業機。
  2. 前記作業具が、前記複数の固定シーブと複数の可動シーブとに掛回された一対のロープで吊持されることを特徴とする請求項1に記載の深穴作業機。
  3. 作業具が開閉式の掘削バケットであり、前記一対のロープの一方を前記掘削バケットの開閉用にすると共に、他方を前記掘削バケットの吊持用にしたことを特徴とする請求項2に記載の深穴作業機。
  4. 前記バケット開閉用のロープに、このバケット開閉用のロープの導出長さを調節して前記掘削バケットの開閉動作を行うロープ操作シリンダを介在させたことを特徴とする請求項3に記載の深穴作業機。
  5. 前記一対のロープの撚り方向を互いに逆方向としたことを特徴とする請求項2乃至4のうちの何れか一つの項に記載の深穴作業機。
  6. 前記作業具が、バケット開閉シリンダで開閉する掘削バケットであり、前記複数の固定シーブと複数の動シーブとに、前記バケット開閉シリンダに圧油を供給するホースを掛回したことを特徴とする請求項1に記載の深穴作業機。
  7. 前記作業具昇降シリンダのボトム側の圧力を検出する圧力検出手段と、この圧力検出手段によって検出した圧力が予め設定した圧力以下になったときに前記作業具昇降シリンダの縮小動作を停止させる縮小動作停止手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか一つの項に記載の深穴作業機。
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