JP2003090191A - アースドリル - Google Patents
アースドリルInfo
- Publication number
- JP2003090191A JP2003090191A JP2001282209A JP2001282209A JP2003090191A JP 2003090191 A JP2003090191 A JP 2003090191A JP 2001282209 A JP2001282209 A JP 2001282209A JP 2001282209 A JP2001282209 A JP 2001282209A JP 2003090191 A JP2003090191 A JP 2003090191A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- frame
- boom
- support arm
- main frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
実に受ける。 【解決手段】 メインフレーム5に対し、前側ピン32
及び後側ピン33を用いてフロント支持アーム24を強
固に取付け、このフロント支持アーム24にフロント装
置34の下起伏シリンダ39を取付ける。また、ドライ
ブ装置46が設けられたフロント装置34の基端側は、
フロント支持アーム24またはブーム61に取付ける。
これにより、掘削反力によってフロント装置34の先端
側が浮上がるのを抑えることができ、掘削反力をフロン
ト支持アーム24を介してメインフレーム5に伝え、こ
のメインフレーム5によって掘削反力を確実に受けるこ
とができるので、効率良く立坑を掘削することができ
る。また、掘削反力によってフロント装置34の先端側
が浮上がるのを抑えることにより、掘削時にケリーバ2
2を常時垂直な姿勢に保つことができ、垂直な立坑を掘
削することができる。
Description
を掘削するのに好適に用いられるアースドリルに関す
る。
地中深く掘削した立坑内にコンクリート等を流し込むこ
とにより地盤を固める作業が行われ、地中に立坑を掘削
する作業にはアースドリルが好適に用いられている(例
えば特開平6−346677号公報、特開平9−165
989号公報等)。
リルは、通常、自走可能な車体と、該車体を構成するメ
インフレームに基端側が起伏可能に取付けられたブーム
と、ブームの先端側から垂下したロープに回転可能に吊
下げられ下端側に掘削バケットが取付けられるケリーバ
と、基端側がメインフレームに起伏可能に取付けられ先
端側にケリーバを駆動するドライブ装置が設けられたフ
ロントフレームとにより大略構成されている。
端側から吊下げたケリーバをドライブ装置によって回転
させることにより、ケリーバの下端側に取付けた掘削バ
ケットによって地中に立坑を掘削するものである。
別に、ブームの先端側からワイヤロープを用いて吊荷フ
ックが吊下げられており、この吊荷フックを用いて、例
えば掘削した立坑内に鉄筋かご(コンクリート杭の骨組
み)等を挿入するための吊荷作業(クレーン作業)を行
うことができる構成となっている。
来技術によるアースドリルは、フロントフレームの基端
側(下端側)が、メインフレームに回動可能にピン結合
され、フロント装置の先端側(上端側)が、ブームから
垂下したワイヤロープによって吊下げられる構成となっ
ている。
反力(掘削反力)が作用すると、この掘削反力がケリー
バ、ドライブ装置等を介してフロントフレームに伝わ
り、フロントフレームの先端側が、メインフレームとの
ピン結合部を中心として浮上がるように回動してしま
う。
立坑の掘削時に掘削バケットに作用する反力(掘削反
力)をメインフレームによって充分に受けることができ
ない。このため、例えば地中に硬い地盤等がある場合に
は、上述のアースドリルを用いて地中深く立坑を掘削す
るのが困難であるという問題がある。
た場合には、ドライブ装置を介してフロントフレームに
支持されたケリーバが垂直方向に対して斜めに傾斜して
しまい、垂直な立坑を掘削することができなくなるとい
う問題がある。
う場合には、フロントフレームをブームに保持すること
により、フロントフレームを吊荷作業の邪魔にならない
位置に退避さた状態でブームを起伏させる必要がある。
ムの基端側とが、互いに異なる位置でメインフレームに
ピン結合されている場合には、ブームを起伏させたとき
に、このブームの起伏動作にフロントフレームが適正に
追従できず、フロントフレームを保持した状態でブーム
を起伏させる操作が難しいという不具合がある。
されたもので、掘削作業時における掘削反力をメインフ
レームで確実に受けることができ、かつ、吊荷作業にお
けるブームの起伏動作にフロント装置を適正に追従させ
ることができるようにしたアースドリルを提供すること
を目的としている。
ため、請求項1の発明に係るアースドリルは、車体を構
成するメインフレームと、基端側が前記メインフレーム
に起伏可能に取付けられたブームと、前記ブームの先端
側から垂下したロープに回転可能に吊下げて設けられ、
下端側に掘削具が取付けられるケリーバと、第1の取付
位置が前記ブームと同一の起伏中心をもって前記メイン
フレームに起伏可能に取付けられ、第2の取付位置が前
記メインフレームに着脱可能に取付けられたフロント支
持アームと、基端側が前記フロント支持アームまたはブ
ームに取付けられると共に先端側に前記ケリーバを駆動
するドライブ装置が設けられたフロント装置とにより構
成してなる。
支持アームを、メインフレームに起伏可能に取付けられ
る第1の取付位置と、この第1の取付位置とは異なる第
2の取付位置とによってメインフレームに固定すること
ができ、フロント装置の先端側が掘削時の反力によって
浮上がるように回動するのを抑えることができる。この
ため、フロント装置に伝わった掘削反力をフロント支持
アームからメインフレームに伝え、該メインフレームに
よって確実に受けることにより、効率良く立坑を掘削す
ることができる。また、フロント装置の先端側が回動す
るのを抑え、該フロント装置に支持されたケリーバを垂
直な姿勢に保つことにより、垂直な立坑を掘削すること
ができる。
置をメインフレームから取外し、フロント支持アームを
第1の取付位置だけでメインフレームに支持したときに
は、フロント支持アームは、ブームと同一の起伏中心を
もってメインフレームに対して起伏することができるの
で、吊荷作業時においてブームを起伏させたときに、フ
ロント支持アームまたはブームに取付けられたフロント
装置を、ブームの起伏動作に適正に追従させることがで
きる。
は、メインフレームからケリーバ側に延びる第1アーム
と、該第1アームに対してある角度をもって上方に延び
る第2アームとにより形成し、第1の取付位置は第1ア
ームの長さ方向途中部位または先端部位に設け、第2の
取付位置は第1アームと第2アームとの交差部位に設け
る構成としたことにある。
支持アームを構成する第1アームの途中部位または先端
部位に設けた第1の取付位置と、第1,第2アームの交
差部位に設けた第2の取付位置とにより、フロント支持
アームをメインフレームに対して強固に固定することが
できる。
ント支持アームとケリーバとの間に設けられ先端側に前
記ドライブ装置が取付けられたフロントフレームと、フ
ロントフレームを起伏するためフロント支持アームとフ
ロントフレームとの間に設けられた起伏シリンダとによ
り構成したことにある。
支持アーム、フロントフレーム、起伏シリンダにより略
三角形の枠構造体を形成し、フロント装置をフロント支
持アームに対して強固に支持することができる。
は、メインフレームからケリーバ側に延びる第1アーム
と、該第1アームに対してある角度をもって上方に延び
る第2アームとにより形成し、第1の取付位置は第1ア
ームの長さ方向途中部位または先端部位に設け、第2の
取付位置は第1アームと第2アームとの交差部位に設け
る構成とし、フロント装置は、フロント支持アームの第
1アームとケリーバとの間に設けられ先端側にドライブ
装置が取付けられたフロントフレームと、フロントフレ
ームを起伏するためフロント支持アームの第2アームと
フロントフレームとの間に設けられた起伏シリンダとに
より構成したことにある。
支持アームを、互いに異なる取付位置でメインフレーム
に対して強固に固定することができ、かつ、フロント支
持アーム、フロントフレーム、起伏シリンダにより略三
角形の枠構造体を形成し、フロント装置をフロント支持
アームに対して強固に支持することができる。
は、メインフレームからケリーバ側に延びる第1アーム
と、該第1アームに対してある角度をもって上方に延び
る第2アームとにより形成し、第1の取付位置は第1ア
ームの長さ方向途中部位または先端部位に設け、第2の
取付位置は第1アームと第2アームとの交差部位に設け
る構成とし、フロント装置は、基端側が第1アームに回
動可能に支持された下フレームと、該下フレームの先端
側に回動可能に支持され先端側にドライブ装置が取付け
られた上フレームと、第2アームと下フレームとの間に
設けられ該下フレームを起伏する下起伏シリンダと、下
フレームと上フレームとの間に設けられ該上フレームを
起伏する上起伏シリンダとにより構成したことにある。
リンダを伸縮させると、下フレームと上フレームとがフ
ロント支持アームに対して起伏し、ドライブ装置を介し
て上フレームに支持されたケリーバをブームに対して接
近、離間させることができる。また、上起伏シリンダを
伸縮させると、上フレームが下フレームに対して起伏
し、ドライブ装置を介して上フレームに支持されたケリ
ーバを垂直な姿勢に保つことができる。
は、メインフレームに取付けられる第1アームと、該第
1アームに対してある角度をもって上方に延びる第2ア
ームとにより構成し、フロント装置は、基端側がブーム
に回動可能に支持された下フレームと、該下フレームの
先端側に回動可能に支持され先端側にドライブ装置が取
付けられた上フレームと、第2アームと下フレームとの
間に設けられ該下フレームを起伏する下起伏シリンダ
と、下フレームと上フレームとの間に設けられ該上フレ
ームを起伏する上起伏シリンダとにより構成したことに
ある。
装置をブームとの取付部位を中心として回動させること
ができる。このため、吊荷作業時にフロント装置をブー
ム側に引き寄せて該ブームに連結するときに、両者の位
置合わせを容易に行うことができる。
との間には、ブームに対してフロント装置を取付け、取
外し可能に連結する連結装置を設ける構成としたことに
ある。
荷作業時に連結装置を用いてブームにフロント装置を連
結するだけで、フロント装置、及び該フロント装置にド
ライブ装置を介して支持されたケリーバ等を、吊荷作業
の邪魔にならないようにブームの近傍に固定しておくこ
とができる。
固着されたブーム側ブラケットと、フロント装置に固着
されたフロント側ブラケットと、各ブラケット間に抜差
し可能に設けられたピンとにより構成したことにある。
ブラケットとフロント側ブラケットに対してピンを抜差
しするだけで、ブームに対するフロント装置の取付け、
取外しを容易に行うことができる。
の実施の形態について、図1ないし図14を参照しつつ
詳細に説明する。まず、図1ないし図8は第1の実施の
形態によるアースドリルを示している。
体1は、クローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上
に旋回装置3を介して旋回可能に搭載された上部旋回体
4とにより構成されている。そして、上部旋回体4は、
旋回装置3に旋回可能に取付けられたメインフレーム5
と、メインフレーム5の前部側に設けられたキャブ6
と、キャブ6の後側に設けられた建屋カバー7と、建屋
カバー7の後側に設けられたカウンタウエイト8とによ
り大略構成されている。
4に示すように、前,後方向に延びる平板状の底板5A
と、この底板5A上に立設されて前,後方向に延びる
左,右の外側縦板5B,5Bと、これら外側縦板5B,
5Bの内側に位置して底板5A上に立設された左,右の
内側縦板5C,5Cと、各外側縦板5B上に突設された
左,右のブラケット5D,5Dとを備えている。そし
て、各外側縦板5Bには、後述のブーム9が起伏可能に
取付けられ、各内側縦板5C及び各ブラケット5Dに
は、後述のフロント支持アーム24が取付けられる構成
となっている。
られたブームで、このブーム9は強固な骨組み構造をも
って上,下方向に伸長している。そして、ブーム9の基
端側(下端側)には、左,右のフート部9A,9Aが設
けられ、ブーム9の先端側(上端側)には、後述の主巻
ロープ12、補巻ロープ14を地面側へと案内するシー
ブ9B,9Cが回転可能に設けられている。そして、ブ
ーム9は、左,右のフート部9Aとメインフレーム5の
各外側縦板5Bとの間をブーム連結ピン10を用いて連
結することにより、該ブーム連結ピン10を中心として
起伏するものである。
レーム5に設けられた主巻ウインチで、該主巻ウインチ
11には主巻ロープ12の基端側が巻回されている。そ
して、主巻ロープ12の先端側は、シーブ9B,9Cを
介してブーム9の先端側から地面側へと垂下し、その先
端部には後述のケリーバ22が回転可能に吊下げられる
構成となっている。
メインフレーム5に設けられた補巻ウインチで、該補巻
ウインチ13には補巻ロープ14の基端側が巻回されて
いる。そして、補巻ロープ14の先端側は、シーブ9
B,9Cを介してブーム9の先端側から地面側へと垂下
し、その先端部には吊荷フック15が取付けられてい
る。
メインフレーム5に設けられた起伏ウインチで、該起伏
ウインチ16には起伏ロープ17の基端側が巻回され、
起伏ロープ17は、メインフレーム5に立設されたA型
フレーム18のシーブ18Aを介して、ブームハンガ1
9及びブームブライドル20の各シーブ(図示せず)に
巻回されている。そして、ブームブライドル20とブー
ム9の上端側とは、ペンダントロープ21によって連結
されている。従って、起伏ウインチ16によって起伏ロ
ープ17を巻取り、巻出すことにより、ブームハンガ1
9とブームブライドル20との間隔が変化し、ペンダン
トロープ21を介してブーム9が起伏する構成となって
いる。
ジョイント22Aを介して回転可能に吊下げて設けられ
たケリーバで、このケリーバ22は、互いに口径の異な
る複数の筒体を同軸状に重合わせることにより軸方向に
伸縮可能に構成されている。そして、各筒体のうち最も
内側に位置する筒体(インナケリーバ)の上端部が、ス
イベルジョイント22Aを介して主巻ロープ12に回転
可能に吊下げられ、各筒体のうち最も外側に位置する筒
体(アウタケリーバ)が、後述するドライブ装置46に
よって回転駆動されることにより、このアウタケリーバ
の回転が、各筒体を介してインナケリーバに伝達される
構成となっている。
下端側に取付けられた掘削具としての掘削バケットで、
この掘削バケット23は、中空円筒状の土砂収容筒部2
3Aと、この土砂収容筒部23Aの下側に位置するドリ
ル部23Bとを備えている。そして、掘削バケット23
は、ケリーバ22と一体に回転することにより、ドリル
部23Bによって地中を掘削し、掘削した土砂を土砂収
容筒部23A内に収容しつつ立坑を掘り進むものであ
る。
られたフロント支持アームで、このフロント支持アーム
24は、図3ないし図5に示すように、メインフレーム
5からケリーバ22側へと前方に延びる左,右の第1ア
ーム25,25と、第1アーム25と略直交するように
上方に延びる左,右の第2アーム26,26とにより、
側方からみて略L字状に構成されている。また、左,右
の第1アーム25間は箱状の連結部材25Aにって一体
的に連結され、左,右の第2アーム26の上端側は円筒
状の連結部材26Aによって連結され、該連結部材26
Aの両端側には、後述する下起伏シリンダ39を取付け
るための二又状のブラケット27,27が突設されてい
る。
5の長さ方向途中部位には、後述の前側ピン32が挿通
される第1のピン挿通穴28が穿設され、第1アーム2
5と第2アーム26とが交差する部位には、ピン挿通穴
28から後方に離間して後述の後側ピン33が挿通され
る第2のピン挿通穴29が穿設されている。また、第1
アーム25の先端側には、後述の下フレーム35を取付
けるためのピン36が挿通されるピン挿通穴30が穿設
され、第2アーム26の上端側に突設されたブラケット
27には、後述の下起伏シリンダ39を取付けるための
ピン40が挿通されるピン挿通穴31が穿設されてい
る。
1のピン挿通穴28に挿通され、フロント支持アーム2
4をメインフレーム5に対して起伏可能に取付ける左,
右の前側ピンで、これら前側ピン32は、フロント支持
アーム24とメインフレーム5の内側縦板5Cとの間を
回動可能に連結するものである。従って、この前側ピン
32の位置が、メインフレーム5に対するフロント支持
アーム24の第1の取付位置となっている。
うに、ブーム9の起伏中心O−Oと同心上に配置される
構成となっている(図2及び図3では、前側ピン32は
ブーム連結ピン10と同じ位置にある)。従って、フロ
ント支持アーム24を前側ピン32のみを用いてメイン
フレーム5にピン結合したときには、メインフレーム5
に対するブーム9の起伏動作と、メインフレーム5に対
するフロント支持アーム24の起伏動作とが一致する構
成となっている。
に離間した位置でフロント支持アーム24の第2のピン
挿通穴29に挿通され、フロント支持アーム24をメイ
ンフレーム5に対して着脱可能に取付ける左,右の後側
ピンで、これら後側ピン33は、フロント支持アーム2
4とメインフレーム5のブラケット5Dとの間を取付
け、取外し可能に連結するものである。従って、この後
側ピン33の位置が、メインフレーム5に対するフロン
ト支持アーム24の第2の取付位置となっている。
に示す立坑の掘削作業時には、図2に示す如く前側ピン
32及び後側ピン33を用いてメインフレーム5にピン
結合されることにより、メインフレーム5に対して強固
に固定されるものである。
示す吊荷作業時には、図7に示す如く前側ピン32のみ
を用いてメインフレーム5にピン結合されることによ
り、該前側ピン32(第1の取付位置)を中心としてメ
インフレーム5に対して起伏することができる構成とな
っている。
22との間に設けられたフロント装置で、該フロント装
置34は、基端側がフロント支持アーム24に取付けら
れ、先端側に後述のドライブ装置46が取付けられるも
のである。そして、フロント装置34は、後述する下フ
レーム35、上フレーム37、下起伏シリンダ39、上
起伏シリンダ42等により構成されている。
トフレームを構成する下フレームで、該下フレーム35
の基端側には、左,右のフート部35A,35Aが設け
られ、下フレーム35の先端側には、三角形状をなす
左,右のブラケット35B(右側のみ図示)が固着して
設けられている。そして、下フレーム35の各フート部
35Aは、フロント支持アーム24を構成する第1アー
ム25のピン挿通穴30に挿通されたピン36により、
該第1アーム25の先端側に回動可能に支持されてい
る。
に支持された上フレームで、該上フレーム37は、その
先端側に後述のドライブ装置46が設けられるものであ
る。ここで、上フレーム37の基端側にはフート部37
Aが設けられ、このフート部37Aは下フレーム35の
ブラケット35Bにピン38を用いて回動可能に支持さ
れている。また、上フレーム37の先端側には、後述の
上起伏シリンダ42を取付けるためのブラケット37B
と、スラストシリンダ47を取付けるためのブラケット
37Cとが固着して設けられている。
成する第2アーム26と下フレーム35の上端側との間
を連結する下起伏シリンダで、該下起伏シリンダ39
は、ブーム9を挟んだ状態で左,右に離間して2本設け
られている(図4参照)。ここで、下起伏シリンダ39
は、チューブ39Aと、該チューブ39A内に設けられ
たピストン(図示せず)と、該ピストンに取付けられチ
ューブ39Aから突出したロッド39Bとにより構成さ
れている。
2アーム26の先端側に設けたブラケット27のピン挿
通穴31に挿通されたピン40により、第2アーム26
の先端側に回動可能にピン結合され、先端側となるチュ
ーブ39Aは、下フレーム35の先端側に設けたブラケ
ット35Bにピン41を用いて回動可能にピン結合され
ている。これにより、フロント支持アーム24、下フレ
ーム35、下起伏シリンダ39は、略三角形の枠構造体
を形成し、フロント装置34をフロント支持アーム24
に対して強固に支持することができる構成となってい
る。
9Bを伸縮することにより、下フレーム35及び上フレ
ーム37を、図2に示す掘削作業の姿勢と図7に示す吊
荷作業用の姿勢との間で起伏させ、これら各フロントフ
レーム35,37を、作業内容に応じてブーム9に対し
て接近、離間させるものである。
の間に設けられた上起伏シリンダで、該上起伏シリンダ
42は、左,右に離間して2本設けられている(1本の
み図示)。ここで、上起伏シリンダ42は、チューブ4
2Aと、該チューブ42A内に設けられたピストン(図
示せず)と、該ピストンに取付けられチューブ42Aか
ら突出したロッド42Bとにより構成されている。そし
て、基端側となるロッド42Bは、下フレーム35のブ
ラケット35Bにピン43を用いて回動可能にピン結合
され、先端側となるチューブ42Aは、上フレーム37
に設けたブラケット37Bにピン44を用いて回動可能
にピン結合されている。
2Bを伸縮させることにより、ピン41を中心として下
フレーム35上で上フレーム37を起伏させ、下フレー
ム35が図2に示す掘削作業用の姿勢となったときに、
上フレーム37を地面に対して略垂直な姿勢に保つもの
である。
向に移動可能に取付けられた可動ブラケット、46は可
動ブラケット45に取付けられたドライブ装置で、ドラ
イブ装置46は、例えば油圧モータ等により構成され、
ケリーバ22(アウタケリーバ)の外周側に上,下方向
に移動可能に係合している。そして、ドライブ装置46
は、ケリーバ22に回転力を付与することにより、該ケ
リーバ22を介して掘削バケット23を回転させるもの
である。
5との間に設けられたスラストシリンダで、該スラスト
シリンダ47は、上フレーム37のブラケット37Cに
取付けられたチューブ47Aと、このチューブ47A内
に設けられたピストン(図示せず)と、このピストンに
取付けられチューブ47Aから突出したロッド47Bと
により構成され、ロッド47Bの先端側は可動ブラケッ
ト45に取付けられている。
バ22を回転駆動しているときに、スラストシリンダ4
7のロッド47Bを伸長させることにより、可動ブラケ
ット45、ドライブ装置46を介してケリーバ22に下
向きの押圧力が作用し、この押圧力によって掘削バケッ
ト23を地中に押込むことにより、掘削力を増大させる
ことができる構成となっている。
レーム35との間に設けられた連結装置で、該連結装置
48は、図7及び図8に示すように、ブーム9に固着し
て設けられた左,右のブーム側ブラケット49,49
と、下フレーム35に固着して設けられた左,右のフロ
ント側ブラケット50,50と、これら各ブラケット4
9,50間を抜差し可能に連結する連結ピン51,51
とにより構成されている。
左,右方向で対面する一対の板体50A,50Aをもっ
た二又状のブラケットとして形成され、板体50A間に
ブーム側ブラケット49を挟込むことにより、各ブラケ
ット49,50に連結ピン51を容易に挿通することが
できる構成となっている。
示す掘削作業時には、連結ピン51を各ブラケット4
9,50から抜取ることにより、下フレーム35とブー
ム9とを離間させる。一方、連結装置48は、図6及び
図7に示す吊荷作業時には、連結ピン51を用いて各ブ
ラケット49,50間を連結することにより、下フレー
ム35をブーム9に連結し、フロント装置34全体をブ
ーム9に一体的に固定するものである。
如き構成を有するもので、以下、その作動について説明
する。
て地中に立坑を掘削する場合には、図2ないし図4に示
すように、前側ピン32及び後側ピン33を用いて、フ
ロント支持アーム24を前,後方向に離間した第1,第
2の取付位置でメインフレーム5に支持することによ
り、フロント支持アーム24を掘削作業用の姿勢に固定
する。
Bを伸長させて下フレーム35及び上フレーム37を起
伏させると共に、上起伏シリンダ42のロッド42Bを
伸縮させて上フレーム37を起伏させ、該上フレーム3
7を地面に対して垂直な姿勢に保持する。これにより、
ドライブ装置46等を介して上フレーム37に支持され
たケリーバ22が、地面に対して垂直な姿勢となる。
ープ12を巻出し、この主巻ロープ12に吊下げられた
ケリーバ22を下降させ、掘削バケット23のドリル部
23Bを地面に当接させる。
バ22を回転駆動すると共に、スラストシリンダ47の
ロッド47Bを伸長させ、掘削バケット23を回転させ
つつ地面に押込む。これにより、掘削バケット23は、
ドリル部23Bによって地中を掘削し、掘削した土砂を
土砂収容筒部23A内に収容しつつ地中深く立坑を掘削
していく。
バケット23に対して掘削反力が作用し、この掘削反力
は、ケリーバ22、ドライブ装置46等を介してフロン
ト装置34に伝わる。
は、フロント支持アーム24が、前側ピン32及び後側
ピン33によってメインフレーム5に強固に固定され、
ドライブ装置46を介してケリーバ22を支持するフロ
ント装置34の下フレーム35は、フロント支持アーム
24、下起伏シリンダ39と共に強固な三角形の枠構造
体を形成している。
削反力によって浮上がるよう回動するのを確実に抑える
ことができ、この掘削反力を、フロント支持アーム24
を介してメインフレーム5に伝え、該メインフレーム5
によって確実に受けることができる。これにより、例え
ば地中に硬い地盤等がある場合においても、効率良く立
坑を掘削することができる。
抑えることにより、ドライブ装置46を介してフロント
装置34に支持されたケリーバ22を、地面に対して常
時垂直な姿勢に保っておくことができる。このため、立
坑の掘削時にケリーバ22が傾斜してしまうのを確実に
抑えることができ、垂直な立坑を掘削することができ
る。
9から垂下したロープ等によって吊下げる必要がないた
め、掘削反力がブーム9に伝わることがなく、掘削反力
に対抗するためにブーム9に施す過剰な補強等を不要と
することができる。
を挿入するため、図6に示す吊荷作業を行う場合には、
図7に示すように、ケリーバ22から掘削バケット23
を取外した後、下起伏シリンダ39のロッド39Bを縮
小させることにより、フロント装置34を起伏させてブ
ーム9に接近させる。そして、連結装置48を用いてフ
ロント装置34の下フレーム35をブーム9に連結し、
フロント装置34、ドライブ装置46、ケリーバ22等
を、吊荷作業の邪魔にならないようにブーム9に固定す
る。
フレーム5から後側ピン33を抜取ることにより、フロ
ント支持アーム24を前側ピン32のみによってメイン
フレーム5に支持する。これにより、フロント支持アー
ム24、フロント装置34、ケリーバ22等が、前側ピ
ン32を中心として一体的に起伏(回動)できる状態と
なる。
ープ17を巻取り、巻出してブーム9を起伏させると共
に、補巻ウインチ13から補巻ロープ14を巻取り、巻
出して吊荷フック15を昇降させる。これにより、吊荷
フック15によって鉄筋かご等の吊荷(図示せず)を吊
上げ、この吊荷を所望の場所へと搬送することができ
る。
においては、フロント支持アーム24をメインフレーム
5に連結する前側ピン32を、メインフレーム5に対す
るブーム9の起伏中心O−Oと同心上に設ける構成とし
ているので、ブーム9をメインフレーム5に対して起伏
させたときには、フロント支持アーム24、フロント装
置34、ケリーバ22等は、前側ピン32を中心とし
て、ブーム9と一体的に起伏動作を行うことができる。
伏動作に追従するようにフロント装置を起伏させる操作
を行う必要がなくなり、この分、ブーム9を起伏させる
操作を容易に行うことができるので、吊荷作業の作業性
を大幅に向上させることができる。
は、ブーム9とフロント装置34との間に、ブーム側ブ
ラケット49、フロント側ブラケット50、連結ピン5
1からなる連結装置48を設けている。このため、立坑
の掘削作業時には、連結ピン51を各ブラケット49,
50から抜取ることにより、フロント装置34とブーム
9とを容易に分離することができ、吊荷作業時には、連
結ピン51を用いて各ブラケット49,50間を連結す
ることにより、フロント装置34をブーム9に容易に連
結することができる。
実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、フロント装
置の基端側をブームに取付ける構成としたことにある。
なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と
同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する
ものとする。
ム9に代えて本実施の形態に用いたブームで、このブー
ム61は、第1の実施の形態によるブーム9と同様に、
強固な骨組み構造をもって上,下方向に伸長している。
しかし、ブーム61の基端側(下端側)には、図10及
び図11に示すように、ブーム61をメインフレーム5
に起伏可能に取付けると共に、フロント装置34(下フ
レーム35)の基端側を取付けるための左,右のフート
部62が設けられている点で、第1の実施の形態による
ブーム9とは異なるものである。
形状に形成され、メインフレーム5に取付けられるメイ
ンフレーム取付部62Aと、ブーム61が溶接等によっ
て接合されたブーム接合部62Bと、フロント装置34
の下フレーム35が取付けられるフロント取付部62C
とを有している。そして、フート部62のメインフレー
ム取付部62Aは、メインフレーム5の外側縦板5Bに
ブーム連結ピン10を用いて回動可能に連結され、ブー
ム61は、メインフレーム5に対しブーム連結ピン10
を中心として起伏する構成となっている。
Cには、フロント装置34を構成する下フレーム35の
フート部35Aが、ピン36を用いて回動可能にピン結
合される構成となっている。
は、連結装置48を構成するブーム側ブラケット49が
固着して設けられ、このブーム側ブラケット49とフロ
ント装置34の下フレーム35に設けたフロント側ブラ
ケット50とに連結ピン51を挿通することにより、図
13に示すように、ブーム61とフロント装置34とを
連結装置48を介して一体に連結することができる構成
となっている。
1のフート部62(フロント取付部62C)に対しピン
36を中心として回動可能に取付けられているので、連
結装置48を用いてブーム61とフロント装置34とを
連結するときに、ブーム側ブラケット49とフロント側
ブラケット50との位置合わせを容易に行うことがで
き、連結ピン51を用いて両者間を連結するときの作業
性を向上することができる。
られたフロント支持アームで、このフロント支持アーム
63は、上述の如くフロント装置34の下フレーム35
をブーム61のフート部62に取付ける構成としたこと
により、第1の実施の形態によるフロント支持アーム2
4に代えて本実施の形態に用いたものである。
0ないし図12に示すように、メインフレーム5に取付
けられる左,右の第1アーム64,64と、第1アーム
64と略直交するように上方に延びる左,右の第2アー
ム65,65とにより構成されている。また、左,右の
第1アーム64間は箱状の連結部材64Aにって一体的
に連結され、左,右の第2アーム65の上端側は円筒状
の連結部材65Aによって連結され、この連結部材65
Aの両端側には、下起伏シリンダ39を取付けるための
二又状のブラケット66,66が突設されている。
64の下端側(先端部位)には前側ピン32が挿通され
る第1のピン挿通穴67が穿設され、第1アーム64と
第2アーム65とが交差する部位には、後側ピン33が
挿通される第2のピン挿通穴68が穿設されている。ま
た、第2アーム65の上端側に突設されたブラケット6
6には、下起伏シリンダ39を取付けるためのピン40
が挿通されるピン挿通穴69が穿設されている。
ピン32によってメインフレーム5の内側縦板5Cに取
付けられると共に、後側ピン33によってメインフレー
ム5のブラケット5Dに取付けられている。従って、前
側ピン32の位置がメインフレーム5に対するフロント
支持アーム63の第1の取付位置となり、後側ピン33
の位置がメインフレーム5に対するフロント支持アーム
63の第2の取付位置となっている。
2はブーム61の起伏中心O−Oと同心上に配置されて
おり、フロント支持アーム63を前側ピン32のみを用
いてメインフレーム5にピン結合したときには、メイン
フレーム5に対するブーム61の起伏動作と、メインフ
レーム5に対するフロント支持アーム63の起伏動作と
が一致する構成となっている。
如き構成を有するもので、このアースドリルを用いて立
坑の掘削作業を行うときには、図9に示すように、前側
ピン32及び後側ピン33を用いてフロント支持アーム
63をメインフレーム5に取付けた状態で、フロント装
置34に設けたドライブ装置46によってケリーバ22
を回転させることにより、掘削バケット23によって地
中深く立坑を掘削していく。
側ピン32及び後側ピン33によってメインフレーム5
に強固に固定されているので、フロント装置34の先端
側が掘削反力によって浮上がるよう回動するのを確実に
抑えることができ、この掘削反力を、フロント支持アー
ム63からメインフレーム5に伝え、該メインフレーム
5によって確実に受けることができる。これにより、例
えば地中に硬い地盤等がある場合においても、効率良く
立坑を掘削することができる。
う場合には、図13に示すように、下起伏シリンダ39
のロッド39Bを縮小させることにより、フロント装置
34をブーム61に接近させる。そして、連結装置48
を構成するブーム側ブラケット49とフロント側ブラケ
ット50とに連結ピン51を挿通し、該連結装置48を
介してフロント装置34の下フレーム35をブーム61
に連結することにより、フロント装置34、ドライブ装
置46、ケリーバ22等を、吊荷作業の邪魔にならない
ようにブーム61に固定する。
置34の下フレーム35を、ブーム61の基端側に設け
たフート部62のフロント取付部62Cに、ピン36を
用いて回動可能に取付ける構成としている。このため、
下起伏シリンダ39によってフロント装置34をブーム
61側に引き寄せたときに、ブーム側ブラケット49と
フロント側ブラケット50との位置合わせを容易に行う
ことができ、両者間に連結ピン51を挿通するときの作
業性を向上することができる。
を連結装置48を用いて連結した状態で、フロント支持
アーム63及びメインフレーム5から後側ピン33を抜
取ることにより、フロント支持アーム63を前側ピン3
2のみによってメインフレーム5に支持する。これによ
り、フロント支持アーム63、フロント装置34、ケリ
ーバ22等が、前側ピン32を中心として一体的に起伏
動作を行うことができ、吊荷作業の作業性を向上させる
ことができる。
2のピン挿通穴29を、フロント支持アーム24を構成
する第1アーム25と第2アーム26の交差部位に設け
た場合を例に挙げたが、本発明はこれに限るものではな
く、例えば図5中に二点鎖線で示す位置に第2のピン挿
通穴29′を設ける構成としてもよい。
ロント支持アーム24の第2アーム26を、第1アーム
25の側方に配設した板体により構成した場合を例に挙
げたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば図1
4に示す変形例のように、第1アーム25と第2アーム
26′とが一体的に連続したフロント支持アーム24′
を構成してもよい。
インフレーム5(外側縦板5B)とブーム9(フート部
9A)との間をブーム連結ピン10によって連結し、メ
インフレーム5(内側縦板5C)とフロント支持アーム
24との間を前側ピン32によって連結し、これらブー
ム連結ピン10と前側ピン32とを同心上に配置した場
合を例に挙げている。しかし、本発明はこれに限るもの
ではなく、例えばメインフレーム5とブーム9との間、
メインフレーム5とフロント支持アーム24との間を、
共通な1本のピンによって連結する構成としてもよい。
このことは、第2の実施の形態に用いたメインフレーム
5、ブーム61、フロント支持アーム63についても同
様である。
側ピン32及び後側ピン33を用いて、フロント支持ア
ーム24を前,後方向に離間した2つの位置でメインフ
レーム5に取付けた場合を例に挙げたが、本発明はこれ
に限らず、例えば前,後方向に離間した3以上の位置で
フロント支持アーム24をメインフレームに取付ける構
成としてもよい。このことは、第2の実施の形態に用い
たメインフレーム5、フロント支持アーム63について
も同様である。
れば、第1の取付位置がブームと同一の起伏中心をもっ
てメインフレームに起伏可能に取付けられ、この第1の
取付位置とは異なる第2の取付位置がメインフレームに
着脱可能に取付けられたフロント支持アームを設け、こ
のフロント支持アームまたはブームに、ケリーバを駆動
するドライブ装置が設けられたフロント装置を取付ける
構成としたので、フロント装置の先端側が、掘削時の反
力によって浮上がるように回動するのを抑えることがで
きる。このため、フロント装置に伝わった掘削反力をフ
ロント支持アームからメインフレームに伝え、メインフ
レームによって掘削反力を確実に受けることにより、効
率良く立坑を掘削することができる。また、掘削反力に
よってフロント装置が回動するのを抑えることにより、
掘削時にケリーバを常時垂直な姿勢に保つことができ、
垂直な立坑を掘削することができる。
持アームの第2の取付位置をメインフレームから取外す
ことにより、フロント支持アームは、ブームと同一の起
伏中心をもった第1の取付位置を中心としてメインフレ
ームに対して起伏することができるので、フロント支持
アームまたはブームに取付けられたフロント装置を、ブ
ームの起伏動作に適正に追従させることができ、吊荷作
業の作業性を向上させることができる。
支持アームを、第1,第2アームにより形成し、第1の
取付位置を第1アームの長さ方向途中部位または先端部
位に設け、第2の取付位置を第1アームと第2アームと
の交差部位に設ける構成としたので、フロント支持アー
ムを、互いに異なる取付位置でメインフレームに対して
強固に固定することができる。
装置を、フロント支持アームとケリーバとの間に設けら
れたフロントフレームと、フロント支持アームとフロン
トフレームとの間に設けられた起伏シリンダとにより構
成したので、フロント支持アーム、フロントフレーム、
起伏シリンダにより略三角形の枠構造体を形成すること
ができ、フロント装置をフロント支持アームに対して強
固に支持することができる。また、起伏シリンダによっ
てフロントフレームを起伏させ、該フロントフレームを
ブームに対して接近、離間させることにより、ドライブ
装置を介してフロントフレームに支持されたケリーバ
を、掘削作業、吊荷作業に応じて適宜にブームに対して
接近、離間させることができる。
支持アームを、第1,第2アームにより形成し、第1の
取付位置を第1アームの長さ方向途中部位または先端部
位に設け、第2の取付位置を第1アームと第2アームと
の交差部位に設ける構成とし、フロント装置を、フロン
ト支持アームの第1アームとケリーバとの間に設けられ
たフロントフレームと、フロント支持アームの第2アー
ムとフロントフレームとの間に設けられた起伏シリンダ
とにより構成している。これにより、フロント支持アー
ムを、互いに異なる取付位置でメインフレームに対して
強固に固定することができる。また、フロント支持アー
ム、フロントフレーム、起伏シリンダにより略三角形の
枠構造体を形成し、フロント装置をフロント支持アーム
に対して強固に支持することができる。
支持アームを、第1,第2アームにより形成し、フロン
ト装置を、第1アームに回動可能に支持された下フレー
ムと、該下フレームに回動可能に支持された上フレーム
と、下フレームを起伏する下起伏シリンダと、上フレー
ムを起伏する上起伏シリンダとにより構成している。こ
のため、下起伏シリンダによって下フレームと上フレー
ムとを起伏することにより、ドライブ装置を介して上フ
レームに支持されたケリーバをブームに対して適宜に接
近、離間させることができる。また、上起伏シリンダに
よって上フレームを適宜に起伏することにより、ドライ
ブ装置を介して上フレームに支持されたケリーバを常時
垂直な姿勢に保つことができる。
装置を、基端側がブームに回動可能に支持された下フレ
ームと、該下フレームの先端側に回動可能に支持された
上フレームと、フロント支持アームの第2アームと下フ
レームとの間に設けられた下起伏シリンダと、下フレー
ムと上フレームとの間に設けられた上起伏シリンダとに
より構成したので、フロント装置をブームとの取付部位
を中心として回動させることにより、吊荷作業時にフロ
ント装置をブーム側に引き寄せて該ブームに連結すると
きに、両者の位置合わせを容易に行うことができる。
フロント装置との間に、両者間を取付け、取外し可能に
連結する連結装置を設ける構成としたので、例えば吊荷
作業時に連結装置を用いてブームにフロント装置を連結
するだけで、フロント装置、及び該フロント装置にドラ
イブ装置を介して支持されたケリーバ等を、吊荷作業の
邪魔にならないようにブームの近傍に固定しておくこと
ができる。
置を、ブームに固着されたブーム側ブラケットと、フロ
ント装置に固着されたフロント側ブラケットと、各ブラ
ケット間に抜差し可能に設けられたピンとにより構成し
たので、ブーム側ブラケットとフロント側ブラケットに
対してピンを抜差しするだけで、ブームに対するフロン
ト装置の取付け、取外しを容易に行うことができる。
を掘削作業を行う状態で示す正面図である。
持アーム、フロント装置等を拡大して示す拡大正面図で
ある。
レームとフロント支持アームとの取付部等の要部を示す
要部拡大図である。
レームとフロント支持アームとの取付部等を図3中の矢
示IV−IV方向からみた右側面図である。
図である。
持アーム、フロント装置等を拡大して示す拡大正面図で
ある。
た拡大断面図である。
フレーム、ブーム、フロント支持アーム、フロント装置
等を掘削作業を行う状態で示す拡大正面図である。
付部、ブームとフロント装置との取付部等の要部を示す
要部拡大図である。
付部、ブームとフロント装置との取付部等を図10中の
矢示XI−XI方向からみた右側面図である。
ム単体の斜視図である。
ロント支持アーム、フロント装置等を吊荷作業を行う状
態で示す拡大正面図である。
様の斜視図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 車体を構成するメインフレームと、基端
側が前記メインフレームに起伏可能に取付けられたブー
ムと、前記ブームの先端側から垂下したロープに回転可
能に吊下げて設けられ、下端側に掘削具が取付けられる
ケリーバと、第1の取付位置が前記ブームと同一の起伏
中心をもって前記メインフレームに起伏可能に取付けら
れ、第2の取付位置が前記メインフレームに着脱可能に
取付けられたフロント支持アームと、基端側が前記フロ
ント支持アームまたはブームに取付けられると共に先端
側に前記ケリーバを駆動するドライブ装置が設けられた
フロント装置とにより構成してなるアースドリル。 - 【請求項2】 前記フロント支持アームは、前記メイン
フレームからケリーバ側に延びる第1アームと、該第1
アームに対してある角度をもって上方に延びる第2アー
ムとにより形成し、前記第1の取付位置は前記第1アー
ムの長さ方向途中部位または先端部位に設け、前記第2
の取付位置は前記第1アームと第2アームとの交差部位
に設ける構成としてなる請求項1に記載のアースドリ
ル。 - 【請求項3】 前記フロント装置は、前記フロント支持
アームとケリーバとの間に設けられ先端側に前記ドライ
ブ装置が取付けられたフロントフレームと、前記フロン
トフレームを起伏するため前記フロント支持アームとフ
ロントフレームとの間に設けられた起伏シリンダとによ
り構成してなる請求項1または2に記載のアースドリ
ル。 - 【請求項4】 前記フロント支持アームは、前記メイン
フレームからケリーバ側に延びる第1アームと、該第1
アームに対してある角度をもって上方に延びる第2アー
ムとにより形成し、前記第1の取付位置は前記第1アー
ムの長さ方向途中部位または先端部位に設け、前記第2
の取付位置は前記第1アームと第2アームとの交差部位
に設ける構成とし、 前記フロント装置は、前記フロント支持アームの第1ア
ームとケリーバとの間に設けられ先端側に前記ドライブ
装置が取付けられたフロントフレームと、前記フロント
フレームを起伏するため前記フロント支持アームの第2
アームとフロントフレームとの間に設けられた起伏シリ
ンダとにより構成してなる請求項1に記載のアースドリ
ル。 - 【請求項5】 前記フロント支持アームは、前記メイン
フレームからケリーバ側に延びる第1アームと、該第1
アームに対してある角度をもって上方に延びる第2アー
ムとにより形成し、前記第1の取付位置は前記第1アー
ムの長さ方向途中部位または先端部位に設け、前記第2
の取付位置は前記第1アームと第2アームとの交差部位
に設ける構成とし、 前記フロント装置は、基端側が前記第1アームに回動可
能に支持された下フレームと、該下フレームの先端側に
回動可能に支持され先端側に前記ドライブ装置が取付け
られた上フレームと、前記第2アームと前記下フレーム
との間に設けられ該下フレームを起伏する下起伏シリン
ダと、前記下フレームと上フレームとの間に設けられ該
上フレームを起伏する上起伏シリンダとにより構成して
なる請求項1,2,3または4に記載のアースドリル。 - 【請求項6】 前記フロント支持アームは、前記メイン
フレームに取付けられる第1アームと、該第1アームに
対してある角度をもって上方に延びる第2アームとによ
り構成し、 前記フロント装置は、基端側が前記ブームに回動可能に
支持された下フレームと、該下フレームの先端側に回動
可能に支持され先端側に前記ドライブ装置が取付けられ
た上フレームと、前記第2アームと前記下フレームとの
間に設けられ該下フレームを起伏する下起伏シリンダ
と、前記下フレームと上フレームとの間に設けられ該上
フレームを起伏する上起伏シリンダとにより構成してな
る請求項1に記載のアースドリル。 - 【請求項7】 前記ブームとフロント装置との間には、
前記ブームに対してフロント装置を取付け、取外し可能
に連結する連結装置を設ける構成としてなる請求項1,
2,3,4,5または6に記載のアースドリル。 - 【請求項8】 前記連結装置は、前記ブームに固着され
たブーム側ブラケットと、前記フロント装置に固着され
たフロント側ブラケットと、前記各ブラケット間に抜差
し可能に設けられたピンとにより構成してなる請求項7
に記載のアースドリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001282209A JP3782331B2 (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | アースドリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001282209A JP3782331B2 (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | アースドリル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003090191A true JP2003090191A (ja) | 2003-03-28 |
JP3782331B2 JP3782331B2 (ja) | 2006-06-07 |
Family
ID=19105891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001282209A Expired - Fee Related JP3782331B2 (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | アースドリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3782331B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102287141A (zh) * | 2011-07-15 | 2011-12-21 | 恒天九五重工有限公司 | 旋挖钻机变幅机构 |
JP2014167198A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | アースドリル |
JP2014167197A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | アースドリル |
-
2001
- 2001-09-17 JP JP2001282209A patent/JP3782331B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102287141A (zh) * | 2011-07-15 | 2011-12-21 | 恒天九五重工有限公司 | 旋挖钻机变幅机构 |
JP2014167198A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | アースドリル |
JP2014167197A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd | アースドリル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3782331B2 (ja) | 2006-06-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2016199345A (ja) | ブーム着脱装置及び着脱方法 | |
JP4931478B2 (ja) | 低空頭杭打機 | |
JP6638434B2 (ja) | クレーンのブーム取付方法 | |
JP4693713B2 (ja) | アースドリル | |
JP2003090191A (ja) | アースドリル | |
JP4946475B2 (ja) | 油圧ユニットが搭載可能なクレーン並びにこれを用いた油圧作業方法及び装置 | |
JP2002173947A (ja) | 掘削機 | |
JP3540806B2 (ja) | 運転室付き建設機械 | |
JP6653965B2 (ja) | 建設機械の組立方法 | |
JP2003056000A (ja) | 高揚程揚重車両 | |
JP3782324B2 (ja) | アースドリル | |
JP3637173B2 (ja) | 掘削機の昇降装置 | |
JP4230396B2 (ja) | 回転圧入装置と走行式作業機との連結装置およびその使用方法 | |
JP2003090190A (ja) | アースドリル | |
JP3366602B2 (ja) | 地盤掘削機に於けるフロントアタッチメント支持装置 | |
JP3218115B2 (ja) | 油圧ショベル | |
JP2771843B2 (ja) | 拡底杭用穴の掘削機 | |
JP2895564B2 (ja) | 竪坑掘削装置 | |
JP5699027B2 (ja) | 油圧ショベル | |
JPH10252090A (ja) | 斜面掘削機と支持機と斜面掘削装置 | |
JP3012132B2 (ja) | アースドリルの組立方法およびその装置 | |
JP2004293109A (ja) | 基礎杭施工装置 | |
JPH0728234Y2 (ja) | アースドリル装置 | |
JP2022133055A (ja) | アースドリル機、アタッチメント、およびアタッチメント交換方法 | |
JP3446911B2 (ja) | フロントフレーム起伏装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060307 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060309 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140317 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |