JPH0995965A - バックホウ装着用の巻上げ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来使用されているバックホウのバケット、
又はアームを取り外し、該取り外した位置にアタッチメ
ント装着することによって、クレーンとして使用するこ
とのできるバックホウ装着用の巻上げ装置の提供。 【解決手段】 先端にワイヤガイド用のシーブ１６を有
したクレーンブーム１５と、該クレーンブーム１５の基
端側の延長方向に設置されたワイヤ巻取り用の油圧式ド
ラム１７と、該ドラム１７から繰り出されてクレーンブ
ーム１５先端のシーブ１６から吊り下げられるワイヤ１
８と、該吊り下げられたワイヤ１８に係止されたフック
ブロック１９とを有して構成されたバックホウ装着用の
巻上げ装置１であって、前記バックホウ装着用の巻上げ
装置１は、バックホウ２のアーム４と交換してバックホ
ウ２のブーム３の先部に装着される構成。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、重量物の吊り上
げ、運搬等に使用するバックホウ装着用の巻上げ装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】土木、建設現場等では、材料、機材等の
重量物の吊り上げ、運搬用としてクレーンが使用されて
いる。そして、比較的小さくて軽い物を吊り上げ、運搬
する場合等にはクレーンを使わずにバックホウが使用さ
れる場合があり、この場合はバックホウのアーム先端の
バケット部分にワイヤを係止し、ワイヤの他端に荷物を
係止して吊り上げ、運搬することが行なわれている。ま
た、最近ではバックホウとクレーンが一体となったもの
があり、このバックホウはブーム部分、又はカウンター
ウェイト部分にクレーンが固着され、掘削機能とクレー
ン機能の両方が一体に形成されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バック
ホウはアーム、及びブーム部分が折れ曲がって先端が上
下する構造であるため、吊り上げ長さに限界があり、深
い井戸のような穴において重量物を上げ、下げするのに
は専用のウインチ、クレーンが必要であるという問題が
あった。また、バックホウのアーム、及びブーム部分は
円弧を描いて上下する構造であるため、荷物を垂直に上
下させることはできないので、正確な位置決め作業をし
て重量物をその上に載置するという作業には不向きであ
った。そのためクレーンを新たに購入し、あるいは借入
れて作業を行う必要があり、それではコストがかかると
いう問題があった。また、バックホウのブーム部分、又
はカウンターウェイト部分にクレーンが一体として固着
された構造のバックホウでは、アーム及びバケット部分
を取り外さない構成であるため、その部分の重さによっ
て前側へのクレーン機能が阻害されるという問題があ
り、そして、バックホウの後方にクレーンを機能させる
場合には、運転席において後側となるため、運転席にお
いて操作はできないという問題があった。本発明はかか
る従来の問題点を解決するためになされたものであっ
て、その目的とするところは、従来使用されているバッ
クホウのバケット、又はアームを取り外し、該取り外し
た位置にアタッチメント装着することによって、クレー
ンとして使用することのできるバックホウ装着用の巻上
げ装置を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
の手段として、請求項１記載のバックホウ装着用の巻上
げ装置では、先端にワイヤガイド用のシーブを有したク
レーンブームと、該クレーンブームの基端側の延長方向
に設置されたワイヤ巻取り用の油圧式ドラムと、該ドラ
ムから繰り出されてクレーンブーム先端のシーブから吊
り下げられるワイヤと、該吊り下げられたワイヤに係止
されたフックブロックとを有して構成されたバックホウ
装着用の巻上げ装置であって、前記バックホウ装着用の
巻上げ装置は、バックホウのアームと交換してバックホ
ウのブームの先部に装着される構成を採用した。

【０００５】請求項２記載のバックホウ装着用の巻上げ
装置では、請求項１記載のバックホウ装着用の巻上げ装
置において、前記ドラムはクレーンブームの基端部に取
付けられている構成を採用した。

【０００６】請求項３記載のバックホウ装着用の巻上げ
装置では、請求項１又は２記載のバックホウ装着用の巻
上げ装置において、前記クレーンブームは複数段のブー
ムによって伸縮自在に構成されている。

【０００７】請求項４記載のバックホウ装着用の巻上げ
装置では、ワイヤ巻取り用の油圧式のドラムと、該ドラ
ムから繰り出されたワイヤをガイドするシーブと、該シ
ーブから吊り下げられたワイヤに係止されたフックブロ
ックとを有して構成されたバックホウ装着用の巻上げ装
置であって、前記バックホウ装着用の巻上げ装置は、バ
ックホウのバケットと交換してバックホウのアームの先
端に装着される構成を採用した。

【０００８】請求項５記載のバックホウ装着用の巻上げ
装置では、ワイヤ巻取り用の油圧式のドラムと、該ドラ
ムから繰り出されたワイヤに係止されたフックブロック
とを有して構成されたバックホウ装着用の巻上げ装置で
あって、前記バックホウ装着用の巻上げ装置は、バック
ホウのアームと交換してバックホウのブームの先端に装
着される構成を採用した。

【０００９】請求項６記載のバックホウ装着用の巻上げ
装置では、請求項１、２、３、４又は５記載のバックホ
ウ装着用の巻上げ装置において、前記油圧式のドラムの
代わりとして電動式のドラムが装着されている構成を採
用した。

【００１０】

【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明のバ
ックホウ装着用の巻上げ装置について詳細に説明する。
図１は本発明の実施の形態１にかかるバックホウ装着用
の巻上げ装置を装着した状態を示すバックホウの側面
図、図２は本発明の実施の形態２にかかるバックホウ装
着用の巻上げ装置を装着した状態を示すバックホウの側
面図、図３は本発明の実施の形態３にかかるバックホウ
装着用の巻上げ装置を装着した状態を示すバックホウの
側面図、図４は本発明の実施の形態４にかかるバックホ
ウ装着用の巻上げ装置を装着した状態を示すバックホウ
の部分側面図、図５は本発明の実施の形態５にかかるバ
ックホウ装着用の巻上げ装置を装着した状態を示すバッ
クホウの部分側面図、図６は本発明の実施の形態６にか
かるバックホウ装着用の巻上げ装置を装着した状態を示
すバックホウの部分側面図である。

【００１１】本発明実施の形態１のバックホウ装着用の
巻上げ装置１は、バックホウ２のブーム３の先のアーム
４とバケット６を取り外し、その取り外した部分に装着
して使用するものであり、使用されるバックホウ２は、
従来一般的に使用されているバックホウであり、クロー
ラ式の走行部７と、走行部７の上部の旋回体８と、該旋
回体８中央の前側に突設されたブーム３と、ブーム３先
部に接続されたアーム４と、アーム４先部に接続された
バケット６を有して構成されたものが使用される。そし
て、前記旋回体８にはエンジン８ａ、カウンターウェイ
ト８ｂ、運転室８ｃ等が備えられ、該運転室８ｃ横から
突設されたブーム３の先部にはブーム側連結ピン１０及
びシリンダー側連結ピン１１を介してアーム４が連結さ
れ、アーム４先部にはアーム側連結ピン１２及びリンク
側連結ピン１３を介してバケット６が連結されている。
なお、本発明においてバックホウの走行部７にはタイヤ
等によって構成されたホイール製のものも含まれる。

【００１２】前記バックホウ装着用の巻上げ装置１は、
基端部にアーム４のブーム取付構造と同じ取付構造が形
成されたクレーンブーム１５と、該クレーンブーム１５
の先端に軸支されたワイヤガイド用のシーブ１６と、前
記クレーンブーム１５の基端側の延長方向に設置された
ワイヤ巻取り用の油圧式ドラム１７と、該ドラムから繰
り出されてクレーンブーム１５先端のシーブ１６から吊
り下げられるワイヤ１８と、該吊り下げられたワイヤ１
８に係止されたフックブロック１９とを有して構成され
ている。

【００１３】前記バックホウ装着用の巻上げ装置１を装
着する場合は、バックホウ２のブーム３先端のブーム側
連結ピン１０、及びシリンダー側連結ピン１１を抜き取
り、バックホウ２のブーム３からアーム４を取り外す、
そして連結ピン１０、１１の挿入されていたブーム先端
の孔１０ａ及びシリンダー先端の孔１１ａに、クレーン
ブーム１５の基端部に形成された孔１０ｂ、１１ｂをそ
れぞれ一致させ、該一致させた孔に連結ピン１０、１１
を挿入固定してクレーンブーム１５を連結する。そして
ドラム１７をクレーンブーム１５の基端側の延長方向、
すなわちバックホウ２のブーム３先部の下側に固設する
と共に、図示しない油圧配管をドラム１７に接続する。
前記ドラム１７は油圧式モータによって回転され、油圧
式モータが回転することによりドラム１７がワイヤ１８
を巻取り、フックブロック１９を上昇させることにな
る。重量物２１を吊り上げる場合には、重量物２１の上
方にクレーンブーム１５の先端部分を移動させて、シー
ブ１６から吊り下げられたフックブロック１９を重量物
２１に係止してドラム１７を回転させることにより、重
量物２１を吊り上げることができる。そして重量物２１
を移動させたい場合には、クレーンブーム３、バックホ
ウ２のアームのシリンダー２２を伸縮させて傾斜させ、
あるいは旋回体８を旋回させ、走行部７を駆動して移動
させ、目的場所に来たら、ドラム１７を下げ方向に回転
させて重量物２１を降下させる。

【００１４】次に、図２に基づいて実施の形態２のバッ
クホウ装着用の巻上げ装置２４について説明する。尚、
本実施の形態２において前記実施の形態１と同一の構成
部分については同一の符号を付してその説明は省略す
る。本実施の形態２のバックホウ装着用の巻上げ装置２
４は、前記実施の形態１のバックホウ装着用の巻上げ装
置１において、油圧式のドラム１７をクレーンブーム１
５の基端部に内蔵して取付けたものであり、ドラム１７
とクレーンブーム１５を一体として形成したものであ
る。装着する場合にはクレーンブーム１５の基端部をブ
ーム３に連結すると共に、図示しない油圧配管をドラム
１７に接続する。その他の作用及び構成は前記実施の形
態１と同様になる。

【００１５】次に、図３に基づいて実施の形態３のバッ
クホウ装着用の巻上げ装置について説明する。尚、本実
施の形態３において前記実施の形態１、２と同一の構成
部分については同一の符号を付してその説明は省略す
る。本実施の形態３のバックホウ装着用の巻上げ装置２
６は、クレーンブーム１５が下部ブーム１５ａ、中継ぎ
ブーム１５ｂ、上部ブーム１５ｃから構成され、下部ブ
ーム１５ａの中に中継ぎブーム１５ｂが挿着され、さら
に中継ぎブーム１５ｂの中に上部ブーム１５ｃが挿着さ
れた状態で収納されている。そして、収納時には外観は
下部ブーム１５ａのみが現れ、中継ぎブーム１５ｂ及び
上部ブーム１５ｃは、それぞれの先端部を除き外から見
えない状態となる。クレーンブーム１５を伸長する方法
としては、クレーンブーム１５内部に設けられた油圧シ
リンダーを伸縮させることにより、中継ぎブーム１５
ｂ、上部ブーム１５ｃが伸縮するようになる。

【００１６】次に、図４に基づいて実施の形態４のバッ
クホウ装着用の巻上げ装置２７について説明する。尚、
本実施の形態４において前記実施の形態１、２、３と同
一の構成部分については同一の符号を付してその説明は
省略する。本実施の形態４のバックホウ装着用の巻上げ
装置２７は、バックホウ２のアーム４先部のバケット６
を取り外して、そのアーム４先部に装着するものであ
り、ワイヤ１８巻取り用の油圧式のドラム１７と、該ド
ラム１７の前方に軸支されて配置されたシーブ１６と、
該シーブ１６から吊り下げられたワイヤ１８に係止され
たフックブロック１９を有して構成されている。本実施
の形態４のバックホウ装着用の巻上げ装置２７を装着す
る場合には、バックホウ２のアーム４先端のアーム側連
結ピン１２、及びリンク側連結ピン１３を抜き取り、バ
ックホウ２のアーム４からバケット６を取り外す、そし
て連結ピン１２、１３の挿入されていたアーム先端の孔
及びリンク先端の孔に、バックホウ装着用の巻上げ装置
２７の基端部に形成された孔をそれぞれ一致させ、該一
致させた孔に連結ピン１２、１３を挿入固定して連結す
る。そして、図示しない油圧配管をドラム１７に接続す
る。

【００１７】次に、図５に基づいて実施の形態５のバッ
クホウ装着用の巻上げ装置２８について説明する。尚、
本実施の形態５において前記実施の形態１、２、３、４
と同一の構成部分については同一の符号を付してその説
明は省略する。本実施の形態５のバックホウ装着用の巻
上げ装置２８は、バックホウ２のブーム３先部のアーム
４及びバケット６を取り外して、そのブーム３先部に装
着するものであり、ワイヤ１８巻取り用の油圧式のドラ
ム１７と、該ドラム１７の前方に軸支されて配置された
シーブ１６と、該シーブ１６から吊り下げられたワイヤ
１８に係止されたフックブロック１９を有して構成され
ている。本実施の形態５のバックホウ装着用の巻上げ装
置２８を装着する場合には、バックホウ２のブーム３先
端のブーム側連結ピン１０、及びシリンダー側連結ピン
１１を抜き取り、バックホウ２のブーム３からアーム４
及びバケット６を取り外す、そして連結ピン１０、１１
の挿入されていたブーム３先端の孔及びシリンダー２２
先端の孔に、バックホウ装着用の巻上げ装置２８の基端
部に形成された孔をそれぞれ一致させ、該一致させた孔
に連結ピン１０、１１を挿入固定して連結する。そし
て、図示しない油圧配管をドラム１７に接続する。

【００１８】次に、図６に基づいて実施の形態６のバッ
クホウ装着用の巻上げ装置２９について説明する。尚、
本実施の形態６において前記実施の形態１、２、３、
４、５と同一の構成部分については同一の符号を付して
その説明は省略する。本実施の形態６のバックホウ装着
用の巻上げ装置２９は、バックホウ２のアーム４先部の
バケット６を取り外して、そのアーム４先部に装着する
ものであり、ワイヤ１８巻取り用の油圧式のドラム１７
と、該ドラム１７から吊り下げられたワイヤ１８に係止
されたフックブロック１９を有して構成されている。本
実施の形態６のバックホウ装着用の巻上げ装置２９を装
着する場合には、バックホウ２のアーム４先端のアーム
側連結ピン１２、及びリンク側連結ピン１３を抜き取
り、バックホウ２のアーム４先部からバケット６を取り
外す、そしてアーム側連結ピン１２と、バケットリンク
３０の支軸ピン３１を介して巻上げ装置２９をアーム先
部に固定する。そしてアーム側シリンダー２２ａの油圧
配管を動力源として巻上げ装置のドラム１７に接続す
る。

【００１９】本実施の形態６のバックホウ装着用の巻上
げ装置２９ではシーブを形成しないので構造が簡単とな
り小型軽量となる。そして、アーム側シリンダー２２ａ
の油圧配管を動力源として使用することができるので、
新たに巻上げ装置用の配管を設ける必要がない。

【００２０】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても本発明に含まれる。例えば、前記実施の形
態１、２、３、４、５においては、巻上げ装置の動力と
して油圧モーターを使用したが、電動モータによって駆
動する場合もある。また、前記実施の形態１において、
油圧モータの固設位置をバックホウのブーム先部の下側
としたが、これに限らずクレーンブームの基端側の延長
方向であればどこでも取付け可能である。そして、前記
実施の形態３において伸縮式のクレーンブームの伸縮方
法としては油圧式のシリンダーを使用したが、ワイヤロ
ープ式の伸縮方法でも可能であり、また油圧式のシリン
ダーとワイヤロープ式の両方を兼用した方法でもよい。
さらに、前記実施の形態４、５、６においては、巻上げ
装置を連結ピンによって装着する構成としたが、これに
限らず連結ピンを使用することなくアーム及びブームに
固着する構成であってもよい。

【００２１】

【発明の効果】以上、説明してきたように本発明の請求
項１記載のバックホウ装着用の巻上げ装置にあっては、
従来使用しているバックホウにアタッチメント装着する
ことにより、クレーンとして使用することができるの
で、新たに機材を購入したり、借入れたりする必要がな
くなり、作業のコスト削減を図ることができる。また、
走行用クローラを装備した場合には、トラックの入り込
めないような軟弱地盤でも入り込んで作業するこができ
る。また、アームより先の部分を取り外す構成であるた
め、その部分の重から解放されてクレーン機能が十分に
発揮できる。また、従来のバックホウでは不可能であっ
た、垂直方向への吊り上げも可能となるので、深い穴で
の使用が可能となる等の効果が得られる。

【００２２】請求項２記載のバックホウ装着用の巻上げ
装置にあっては、ドラム部分がクレーンブームの基端部
に取付けられているので、巻上げ装置を設置する際に、
ドラムを別に取付ける必要がなくなり、装着が簡単にな
るという効果が得られる。

【００２３】請求項３記載のバックホウ装着用の巻上げ
装置にあっては、クレーンブームは伸縮自在に構成され
ているので、地上から高く吊り上げたい場合にはクレー
ンブームを伸ばして吊り上げることができる。また離れ
た場所のものでもクレーンブームを伸ばすことにより吊
り上げることができる。

【００２４】請求項４記載のバックホウ装着用の巻上げ
装置にあっては、クレーンブームを有してないので装置
が小型軽量となり、持ち運び、取付けが容易となる。ま
た、従来使用しているバックホウにアタッチメント装着
することにより、クレーンとして使用することができる
ので、新たに機材を購入したり、借入れたりする必要が
なくなり、作業のコスト削減を図ることができる。ま
た、走行用クローラを装備した場合には、トラックの入
り込めないような軟弱地盤でも入り込んで作業するこが
できる。また、バケット部分を取り外す構成であるた
め、その部分の重から解放されてクレーン機能が十分に
発揮できる。また、従来のバックホウでは不可能であっ
た、垂直方向への吊り上げも可能となるので、深い穴で
の使用が可能となる等の効果が得られる。

【００２５】請求項５記載のバックホウ装着用の巻上げ
装置にあっては、クレーンブームを有してないので装置
が小型軽量となる。そして、シーブを設けない場合はさ
らに小型軽量となるので、持ち運び、取付けが容易とな
る。また、従来使用しているバックホウにアタッチメン
ト装着することにより、クレーンとして使用することが
できるので、新たに機材を購入したり、借入れたりする
必要がなくなり、作業のコスト削減を図ることができ
る。また、走行用クローラを装備した場合には、トラッ
クの入り込めないような軟弱地盤でも入り込んで作業す
るこができる。また、アームより先の部分を取り外す構
成であるため、その部分の重さから解放されてクレーン
機能が十分に発揮できる。また、従来のバックホウでは
不可能であった、垂直方向への吊り上げも可能となるの
で、深い穴での使用が可能となる等の効果が得られる。

【００２６】請求項６記載のバックホウ装着用の巻上げ
装置にあっては、油圧式のドラムの代わりに電動式のド
ラムが装着されているので、油圧配管の接続が不要とな
り、装着が容易となるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施の形態１にかかるバックホウ装着用の巻上
げ装置を装着した状態を示すバックホウの側面図であ
る。

【図２】実施の形態２にかかるバックホウ装着用の巻上
げ装置を装着した状態を示すバックホウの側面図であ
る。

【図３】実施の形態３にかかるバックホウ装着用の巻上
げ装置を装着した状態を示すバックホウの側面図であ
る。

【図４】実施の形態４にかかるバックホウ装着用の巻上
げ装置を装着した状態を示すバックホウの部分側面図で
ある。

【図５】実施の形態５にかかるバックホウ装着用の巻上
げ装置を装着した状態を示すバックホウの部分側面図で
ある。

【図６】実施の形態６にかかるバックホウ装着用の巻上
げ装置を装着した状態を示すバックホウの部分側面図で
ある。

【符号の説明】

１ バックホウ装着用の巻上げ装置 ２ バックホウ ３ ブーム ４ アーム ６ バケット ７ 走行部 ８ 旋回体 ８ａ エンジン ８ｂ カウンターウェイト ８ｃ 運転室 １０ 連結ピン １１ 連結ピン １２ 連結ピン １３ 連結ピン １５ クレーンブーム １５ａ 下部ブーム １５ｂ 中継ぎブーム １５ｃ 上部ブーム １６ シーブ １７ ドラム １８ ワイヤ １９ フックブロック ２２ シリンダー ２２ａ シリンダー ２４ バックホウ装着用の巻上げ装置 ２７ バックホウ装着用の巻上げ装置 ２８ バックホウ装着用の巻上げ装置 ２９ バックホウ装着用の巻上げ装置 ３０ バケットリンク ３１ 支軸ピン

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 先端にワイヤガイド用のシーブを有した
   クレーンブームと、 該クレーンブームの基端側の延長方向に設置されたワイ
   ヤ巻取り用の油圧式ドラムと、 該ドラムから繰り出されてクレーンブーム先端のシーブ
   から吊り下げられるワイヤと、 該吊り下げられたワイヤに係止されたフックブロックと
   を有して構成されたバックホウ装着用の巻上げ装置であ
   って、 前記バックホウ装着用の巻上げ装置は、バックホウのア
   ームと交換してバックホウのブームの先部に装着される
   ことを特徴とするバックホウ装着用の巻上げ装置。
2. 【請求項２】 前記ドラムはクレーンブームの基端部に
   取付けられていることを特徴とする請求項１記載のバッ
   クホウ装着用の巻上げ装置。
3. 【請求項３】 前記クレーンブームは複数段のブームに
   よって伸縮自在に構成されていることを特徴とする請求
   項１又は２記載のバックホウ装着用の巻上げ装置。
4. 【請求項４】 ワイヤ巻取り用の油圧式のドラムと、 該ドラムから繰り出されたワイヤをガイドするシーブ
   と、 該シーブから吊り下げられたワイヤに係止されたフック
   ブロックとを有して構成されたバックホウ装着用の巻上
   げ装置であって、 前記バックホウ装着用の巻上げ装置は、バックホウのバ
   ケットと交換してバックホウのアームの先端に装着され
   ることを特徴とするバックホウ装着用の巻上げ装置。
5. 【請求項５】 ワイヤ巻取り用の油圧式のドラムと、 該ドラムから繰り出されたワイヤに係止されたフックブ
   ロックとを有して構成されたバックホウ装着用の巻上げ
   装置であって、 前記バックホウ装着用の巻上げ装置は、バックホウのア
   ームと交換してバックホウのブームの先端に装着される
   ことを特徴とするバックホウ装着用の巻上げ装置。
6. 【請求項６】 前記油圧式のドラムの代わりとして電動
   式のドラムが装着されていることを特徴とする請求項
   １、２、３、４又は５記載のバックホウ装着用の巻上げ
   装置。