JPH1087278A - 自走クレーン - Google Patents

自走クレーン

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JPH1087278A
JPH1087278A JP9226204A JP22620497A JPH1087278A JP H1087278 A JPH1087278 A JP H1087278A JP 9226204 A JP9226204 A JP 9226204A JP 22620497 A JP22620497 A JP 22620497A JP H1087278 A JPH1087278 A JP H1087278A
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JP
Japan
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jib
ballast
self
counter
crane
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Pending
Application number
JP9226204A
Other languages
English (en)
Inventor
Hans Dieter Willim
ヴィリム，ハンス−ディーター
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Liebherr Werk Ehingen GmbH
Original Assignee
Liebherr Werk Ehingen GmbH
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Publication date
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Application filed by Liebherr Werk Ehingen GmbH filed Critical Liebherr Werk Ehingen GmbH
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Pending legal-status Critical Current

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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/18—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes
    • B66C23/36—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes mounted on road or rail vehicles; Manually-movable jib-cranes for use in workshops; Floating cranes
    • B66C23/42—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes specially adapted for use in particular purposes mounted on road or rail vehicles; Manually-movable jib-cranes for use in workshops; Floating cranes with jibs of adjustable configuration, e.g. foldable
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/62—Constructional features or details
    • B66C23/72—Counterweights or supports for balancing lifting couples
    • B66C23/74—Counterweights or supports for balancing lifting couples separate from jib
    • B66C23/76—Counterweights or supports for balancing lifting couples separate from jib and movable to take account of variations of load or of variations of length of jib
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/62—Constructional features or details
    • B66C23/82—Luffing gear

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自走クレーンのつり上げ荷重を増加を図る。 【解決手段】 車体のシャシー１上に支持された旋回台
２と、旋回台上に配設されたホイスト機構とを備え、伸
縮ジブの支柱部４が、油圧シリンダ８により起伏可能に
支持されている自走クレーンにおいて、バラストがつり
下げられるカウンタジブ１１とカウンタジブを起伏させ
る油圧シリンダ１６とが連結される支持フレーム１３の
連結点３０を旋回台の連結点３１に連結する。調整ウィ
ンチ２９に巻かれた状態の調整ロープをカウンタジブに
支持された第１ブロック２４に通し、第１ブロックの支
持クリップ２５を伸縮ジブの伸縮部分５〜７の外方縁部
分２６に連結する。バラストウィンチ２８に巻かれた状
態のバラストロープを、カウンタジブの先端に支持され
た第２ブロック３７に通し、第２ブロックの支持クリッ
プ３８をバラストプレート４０を支持するラックに連結
して、伸縮ジブを調整ロープにより起伏させる。カウン
タジブとバラストとにより伸縮ジブのバランスをとっ
て、つり上げ荷重を増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のシャシー上
に支持される旋回台と、この旋回台上に配設されるホイ
スト機構と、油圧シリンダにより起伏可能に支持される
伸縮ジブの支柱部とを有する自走クレーンに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、この種の自走クレーンのつり
上げ荷重は、その安定度と、個々の構成要素の強度によ
り制限されている。そして、旋回台に対して、伸縮ジブ
と反対側にバラストを配置させることにより、つり上げ
荷重を増加させることが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、この種の自走クレーンのつり上げ荷重を増加さ
せることにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、請求項１記載の発明は、車体のシャシー
（１）上に支持された旋回台（２）と、上記旋回台
（２）上に配設されたホイスト機構とを備え、伸縮ジブ
の支柱部（４）が、油圧シリンダ（８）により起伏可能
に支持されている自走クレーンを前提としている。この
ものにおいて、バラスト（４０）がつり下げられるカウ
ンタジブ（１１）、及び、このカウンタジブを起伏させ
る油圧シリンダ（１６）を共に支持フレーム（１３）に
より支持し、上記支持フレーム（１３）を少なくとも２
つの連結点（１８，３０）で上記旋回台（２）に連結す
る。そして、上記２つの連結点（１８，３０）を、上記
支柱部（４）の領域に位置付けられた一方の連結点（１
８）に上記カウンタジブ（１１）が連結された状態で、
縮められた状態の上記伸縮ジブの支柱部（４）を起こす
ことにより、または、上記支柱部（４）を補助クレーン
でつり上げることにより、他方の連結点（３０）が、上
記旋回台（２）の連結点（３１）位置まで移動されて、
上記両連結点（３０，３１）が連結されるように配設す
る構成とするものである。
【０００５】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、調整ウィンチ（２８）と、バラストウィン
チ（２９）とをカウンタジブ（１１）に付設する構成と
するものである。
【０００６】請求項３記載の発明は、請求項１または請
求項２記載の発明において、調整ウィンチ（２９）に巻
かれた状態の調整ロープを、カウンタジブ（１１）に保
持された第１ブロック（２４）に通し、縮められた状態
の伸縮ジブ（４）の上方に倒伏して配設された状態のカ
ウンタジブにおいて、上記第１ブロック（２４）の支持
クリップ（２５）を、伸縮部分（５〜７）の外方縁部分
（２６）に連結する構成とするものである。
【０００７】請求項４記載の発明は、請求項１〜３のい
ずれかに記載の発明において、バラストウィンチ（２
８）に巻かれた状態のバラストロープを、カウンタジブ
（１１）の先端に支持された第２ブロック（３７）に通
す構成とするものである。
【０００８】請求項５記載の発明は、請求項１〜４記載
の発明において、第２ブロック（３７）の支持クリップ
（３８）を、バラストプレート（４０）を支持するラッ
クに連結し、このラックを、輸送状態で、カウンタジブ
（１１）上に置く構成とするものである。
【０００９】請求項６記載の発明は、請求項１〜５のい
ずれかに記載の発明において、バラストロープを、ラッ
ク重量により、バラストウィンチ（２８）から引き出し
可能に構成するものである。
【００１０】請求項７記載の発明は、請求項１〜６のい
ずれかに記載の発明において、クレーンの作業状態で、
伸縮ジブを、調整ロープにより起伏可能に構成するもの
である。
【００１１】請求項８記載の発明は、請求項１〜７のい
ずれかに記載の発明において、引込み操作のためのホイ
スト機構を、伸縮ジブの支柱部（４）の後部に配設する
構成とするものである。
【００１２】本発明によれば、バラストがつり下げられ
るカウンタジブと、このカウンタジブを起伏可能に支持
する油圧シリンダとが、共に支持フレームに支持され、
この支持フレームが、少なくとも２つの連結点で、旋回
台に連結される。この際、伸縮ジブの支柱部に隣接する
一方のボルト連結点に上記カウンタジブを連結した後
に、他方の連結点を、縮められた状態の上記伸縮ジブを
起こすことにより、上記旋回台の連結点まで移動させる
ようにして、上記他方の連結点と旋回台の連結点とを連
結するようにする。以上により上記課題が解決される。
【００１３】本発明による自走クレーンは付加装備とし
てカウンタジブを有する。このカウンタジブの装着によ
り自走クレーンを高つり上げ能力を有するデリッククレ
ーンに変換させることが可能になる。カウンタジブの装
着は次のようにして行われる。補助クレーンを用いてカ
ウンタジブを、車両の上に低く横たえられて縮められた
状態の伸縮ジブの上に位置付ける。この際、上記カウン
タジブの支持フレームを、旋回台の上記伸縮ジブの支柱
部の支点領域に位置する連結点で、この旋回台にボルト
結合し得るするようにする。続いて、上記カウンタジブ
を、補助クレーンにより、上記伸縮ジブの支柱部の上に
横たえ、その支柱部上に支持させる。この際、上記カウ
ンタジブが、上記支柱部またはカウンタジブに対してス
ライド移動可能な支持シューまたは支持装置等の手段を
介して支持されるようにする。そして、上記支持フレー
ムの第２連結点が上記旋回台のボルト連結点の位置にく
るまで、起伏シリンダにより上記縮められた状態の伸縮
ジブを起こす。上記支持フレームと旋回台とを連結する
ようにする。この状態では、上記支持フレームは、ボル
ト手段により上記旋回台に対し十分に連結し得るように
なる。このようにしてボルト連結をすると、上記カウン
タジブは後方に起伏可能になり、これにより、保持ロー
プ又は調整ロープを第１及び第２ブロックにそれぞれ通
し、バラストをつり下げると、クレーン作業を行うこと
が可能になる。
【００１４】カウンタジブには、調整ウィンチと、バラ
ストウィンチとが適宜取り付けられる。これらのウィン
チは油圧モータにより作動されるようになっており、ク
レーン本体のオイル供給源に供給管を連結すれば作動可
能になる。
【００１５】調整ロープは、上記伸縮ジブが縮められた
状態において、カウンタジブの先端に保持された第１ブ
ロックに適宜通されたままにしておく。そして、縮めら
れた状態の伸縮ジブの上方にカウンタジブが水平に横た
えられた状態において、上記第１ブロックの支持クリッ
プ（サスペンションクリップ）が上記伸縮ジブの伸縮部
分の外方縁部分に連結される。このような連結がなさ
れ、上記伸縮ジブが起きるようにすると、それに対応し
て上記カウンタジブは油圧シリンダとともに後方に倒れ
るようになる。これに対応させて調整ウィンチを作動さ
せることにより、調整ロープが上記調整ウィンチに巻き
取られるようになる。
【００１６】さらに、バラストロープも、上記伸縮ジブ
が縮められた状態において、カウンタジブの先端に保持
された第２ブロックに通される。上記バラストロープ
は、バラストをつり下げて伸ばすためにのみ必要とされ
る。
【００１７】上記第２ブロックの支持クリップは、バラ
ストのプレートを保持するラックに連結される。このラ
ックは、輸送中にはカウンタジブ上に置くようにする。
ここで、上記ラックは、バラストウィンチが作動される
とき、それに対応してバラストロープを引き出すことが
可能な程度の重量を有するようにする。
【００１８】本発明の好ましい形態としては、伸縮ジブ
及び起伏シリンダをカウンタジブ及び油圧シリンダと同
様に構成し、クレーンの作業状態では上記伸縮ジブが調
整ロープにより起伏可能になるようにすることである。
この目的のために、上記伸縮ジブの起伏シリンダをフロ
ート位置に弁操作する。ここで、上記伸縮ジブの起伏シ
リンダには、前方からの風圧、または、荷の落下の際に
おける上記伸縮ジブの転倒を防止するための安全保持上
の機能を付加することができる。
【００１９】さらに本発明の好ましい形態としては、引
込み操作（the luffing tip operation ）のためにホイ
ストウィンチを伸縮ジブの支柱部の後部に配設すること
である。この目的のために、調整ロープを、引込み操作
のための調整ブロックが通る中央領域を残すように側部
に位置付けられた２群のプーリを越して、デリックジブ
と伸縮ジブとの間に通せばよい。上記の引込み操作用の
ウィンチは、上記伸縮ジブの支柱部の頸部に装着したと
同じことになるようにその伸縮ジブの支柱部に対しボル
ト固定すればよい。
【００２０】引込み装置を有する伸縮ジブは、カウンタ
ジブとバラストとによりバランスがとられるため、上記
引込み装置は上記伸縮ジブがどのような状態にあって
も、重い荷をつり下げることが可能になる。
【００２１】安定度は、デリックジブと浮かした状態の
バラストとにより、十分に向上されるようになる。ま
た、伸縮ジブの曲げ歪みは、デリックジブの後面応力に
よって十分に軽減されることになる。
【００２２】カウンタジブが取り付けられたにもかかわ
らず、本発明による伸縮クレーンは良好な操作性を有し
ている。上記カウンタジブを起こすことにより、上記バ
ラストが旋回台の旋回軸に非常に近づくように移動し、
これにより、上記バラストがもしも上記旋回台に直接取
り付けられていれば発生するであろうモーメントと同じ
程度のモーメントが後方に作用することになる。このた
め、上記バラストが旋回台の旋回軸に非常に近づくよう
に位置付けられた自走クレーンは、荷がなくても、加え
て、ジブが急角度であっても、後方への転倒を心配する
ことなく、３６０°旋回させることが可能になる。
【００２３】ジブが急角度になっており、小さな荷重モ
ーメントしかかからないような場合には、バラストは、
旋回台に非常に近づいて旋回移動するようになる。この
ため、バラストの後端旋回半径が非常に小さくなる。
【００２４】本発明により設けられるカウンタジブは、
自走クレーンにより構成されるクレーン本体への追加装
備である。このカウンタジブは、非常に容易かつ迅速に
取り付けもしくは取り外しが可能であり、クレーン本体
に基本的な改良を施すことを必要としない。カウンタジ
ブとバラストとは分離して輸送することが可能であるた
め、自走クレーンの総重量は増加せず、これにより、道
路交通法により規制される総重量を遵守することが容易
になる。
【００２５】カウンタジブから伸縮ジブ上に働く後面応
力のために、伸縮ジブに作用する曲げモーメントの実質
的な軽減が達成される。これにより、特に、作業半径が
中及び高程度の場合における作業荷重の実質的増加が図
られる。本発明による起伏設備を備えると、上記カウン
タジブが支え綱に対応した機能を有することにより、伸
縮ジブにかかる力が軽減される。さらに、バラストの後
端旋回半径の拡大によって、トラスのデリックジブクレ
ーンにおける従来のデリッククレーンにおいて知られた
類似の構成においても、上記の伸縮ジブにかかる力の軽
減が生じる。
【００２６】本発明における自走クレーンはクレーンの
オペレータに対しても利点を生じさせ、オペレータは比
較的に低い投資でクレーンのつり上げ能力をほぼ２倍に
することが可能になる。クレーン本体は、従来の道路交
通法に適合した伸縮クレーンとして引き続き使用するこ
とが可能であり、このようなクレーン本体は、従来どお
りの方法で迅速かつ容易に異なる現場に輸送することが
可能である。そして、まれに生じる高荷重のものをつり
上げる場合にのみ本発明による追加装備（カウンタジ
ブ）を取り付けるようにすればよい。
【００２７】本発明による追加装備（カウンタジブ）は
自走クレーンの引込み操作においてそのつり下げ荷重の
実質的な向上を導くという点で、一つの特別な利点があ
る。
【００２８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一つの実施形態を
図面に基いてさらに詳細に説明する。
【００２９】図１は、本発明の実施形態に係る自走クレ
ーンを示し、アウトリガが張り出された状態を示してい
る。１は車両のシャシー、２はそのシャシー１上に支持
された旋回台であり、この旋回台２はこれに連結された
旋回リングにより従来公知の方法で旋回自在に構成され
ている。この旋回台２上では、伸縮ジブの支柱部４が、
この伸縮ジブから伸縮可能な伸縮部分５〜７とともに起
伏水平軸３回りに回転して起伏可能になっている。上記
支柱部４の両側面には、それぞれ起伏シリンダ８のピス
トンロッドが取り付けられており、上記複数の起伏シリ
ンダ８は、上記旋回台２に対し調整軸９回りに回転可能
にヒンジ連結されている。クレーン運転台１０は、上記
旋回台２に取り付けられており、図１に示す移動状態に
おける位置から、図２に示すクレーンの操作状態におけ
る位置まで、旋回移動することができるようになってい
る。なお、上記自走クレーンの従来技術に関する構造の
詳細については省略する。
【００３０】上記伸縮ジブの上方には、図１に示すよう
に、カウンタジブ１１が、補助クレーン（図示省略）を
用いることで、配設されるようになっており、上記カウ
ンタジブ１１は、支持フレーム１３に対し連結点１２に
おいてヒンジ連結されている。上記カウンタジブ１１に
は、油圧シリンダ１６のピストンロッド１５が、連結点
１４でヒンジ連結されており、上記油圧シリンダ１６
は、上記支持フレーム１３に対し連結点１７で連結支持
されている。
【００３１】上記支持フレーム１３に連結されたカウン
タジブ１１は、上記の補助クレーンを用いることで、伸
縮ジブの支柱部４の上方に配設されており、上記支持フ
レーム１３は、上記旋回台２に形成された連結点１８の
ボアホールに対しボルト結合されている。上記旋回台２
にボルト締結により連結された上記支持フレーム１３の
ヒンジ連結点１８は、図１に示すように、上記伸縮ジブ
の支柱部４の上記旋回台２に対するヒンジ連結点３に隣
接している。上記カウンタジブ１１の前方にはアウトリ
ガプロテクタ１９が設けられており、このアウトリガプ
ロテクタ１９により上記カウンタジブ１１は上記伸縮ジ
ブの支柱部４上をスライド移動可能に支持されている。
【００３２】上記カウンタジブ１１の先端には、図６に
示すように、第１支持クリップ２１が軸２０回りに回転
可能に軸支されている。そして、上記第１支持クリップ
２１には一対の小プーリ２２が支持されている。上記第
１支持クリップ２１には、第１ブロック２４のための軸
受部材２３が保持されており、その軸受部材２３の支持
クリップ２５がフォーク状保持部において保持されてい
る。上記カウンタジブ１１の起こしと、軸受部材２３の
回転移動とを対応させることにより、上記第１ブロック
２４の支持クリップ２５が、例えば図５及び図６に示す
ような位置に移動することができる。上記支持クリップ
２５は、伸縮部分６の外方縁としての外側カラー２６に
連結されている。そして、上記旋回台２は、図１に示す
状態から１８０°旋回させると、図２に示す状態になる
ようになっている。また、起伏シリンダ８を延ばして、
縮められた状態の伸縮ジブ（４）を図３に示す状態まで
起こすことができるようになっている。
【００３３】上記カウンタジブ１１内には、調整ウィン
チ２９と、バラストウィンチ２８とが取り付けられてい
る。そして、上記調整ウィンチ２９とバラストウィンチ
２８とを作動させる油圧モータには、作動油供給管をつ
なげば、自走クレーンの油圧ユニットから作動油が供給
されるようになっている。
【００３４】伸縮部分５〜７が収納される伸縮ジブの支
柱部４は、図２に示す位置から図３に示す位置まで、起
伏シリンダ８により起こされるようになっている。この
際、支持フレーム１３の外側連結点３０は、旋回台２の
外側連結孔３１の方に移動するようになる。そして、上
記支柱部４が起こされた位置において上記連結点３０と
これに対応する連結孔３１とをそれぞれ一致させて、ボ
ルトにより締結するようにする。カウンタジブ１１が上
述したように支持フレーム１３を介して旋回台２に対し
ボルト結合された後に、上記カウンタジブ１１は、起伏
シリンダ１６により後方に回転して起伏されるようにな
っている（図４参照）。この際、ロープブロックとして
の小プーリ２２及び第１ブロック２４を介した調整ロー
プは、調整ウィンチ２９を解放しておいて引き出されて
いく。
【００３５】図７に示すように、上記カウンタジブ１１
の先端の軸２０には支持クリップ３４が支持されるよう
になっており、この支持クリップ３４には、一対の小プ
ーリ３５が支持されるようになっている。さらに、軸受
部材３６が上記支持クリップ３４に連結され、上記軸受
部材３６は支持クリップ３８に対し第２ブロック３７を
保持するようになっている。バラストプレート４０を保
持するためのラック３９は、図示を省略するが、上記支
持クリップ３８に連結されるようになっている。上記ラ
ック３９は、図４に示すような上記カウンタジブ１１の
状態で、バラストウィンチ２８からバラストロープを引
き出すことが可能な程度の重量を有している。これによ
り、上記ラック３９を、上記バラストプレート４０を積
載させることが可能な程度に低くすることができるよう
になっている。
【００３６】そして、伸縮部分５〜７を延ばせば、デリ
ッククレーンに変更された自走クレーンを操作可能な状
態にすることができるようになる。
【００３７】クレーンの作業状態では、油圧シリンダ１
６はカウンタジブ１１をクレーンの作動可能な位置に保
持し、この位置では、調整ウィンチ２９により、伸縮ジ
ブを低くしたり高くしたりと起伏させることができるよ
うになる。そして、上記カウンタジブ１１を用いたクレ
ーン操作においては、上記伸縮ジブの起伏シリンダ８は
弁位置がフロート位置に変更され、これにより、上記起
伏シリンダ８は機能しないようになる。しかし、起伏シ
リンダ８により伸縮ジブの最大ジブ角度が制限されるた
め、風圧または荷の落下による伸縮ジブの転倒が防止さ
れて、安全が保たれるようになる。
【００３８】図５は、伸縮ジブ（デリックジブ）を起こ
した状態の自走クレーンを示している。同図において、
上記伸縮ジブの先端位置により決定される後端旋回半径
は、バラスト４０がサポートベースの範囲内に位置する
ことになるように縮小され、これにより、上記自走クレ
ーンは荷がなくても旋回することができるようになる。
このことは、新しい荷をつり上げるために補助クレーン
によりバラストを再び取り付けねばならない従来知られ
たデリッククレーンと比較して優れている。
【００３９】図８は、セミトレーラ用の特殊なトラック
トラクタに積載されたカウンタジブ１１の輸送状態を示
している。もし、本発明に係る上記自走クレーンをデリ
ッククレーンとして使用する必要があるのであれば、分
離して輸送されたカウンタジブ１１を補助クレーン等の
手段によって伸縮ジブ上に配置するようにすればよい。
【００４０】＜他の実施形態＞なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、図９に示すように、
高つり上げ荷重に耐えうる大型クレーンに変換してもよ
い。この場合、付設ブロック５０を、伸縮ジブの支柱部
４または伸縮部分の第１伸縮部のカラーにボルト結合す
ればよい。そして、上記伸縮部分の内側伸縮部の上端に
つり下げられるフックブロック５１に加えて、さらにフ
ックブロック５２を上記伸縮ジブの支柱部４または第１
伸縮部のカラーにつり下げられるように設ければよい。
また、上記フックブロック５１，５２を作動させるため
に、専用ウィンチ５３を上記支柱部４の後面に取り付け
られるように設ければよい。
【００４１】また、本発明による自走クレーンを、伸縮
ジブの先端に起伏可能な針型のジブを付設したデリック
クレーンに適用することも当然可能である。
【００４２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における自
走クレーンによれば、カウンタジブとバラストとによ
り、伸縮ジブのバランスがとられるため、つり上げ荷重
を増加させることができる上に、安定度を向上させるこ
とができる。
【００４３】また、伸縮ジブの曲げ歪みをカウンタジブ
の後面応力により、軽減させることができる。
【００４４】さらに、後端旋回半径が小さくなるため、
後方に転倒させることなく伸縮ジブを旋回させることが
できる。
【００４５】加えて、カウンタジブとバラストとは、分
解することができ、総重量を増加させずに輸送すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】縮められて倒された状態の伸縮ジブの上方に、
支持フレームを介して旋回台にボルト結合されたカウン
タジブが配設されている本発明の自走クレーンを示す側
面図である。
【図２】図１に示す自走クレーンに対して、旋回台を１
８０°旋回させた状態を示す側面図である。
【図３】図２に示す自走クレーンにおいて、カウンタジ
ブの支持フレームが旋回台の第２連結点においてボルト
結合され得るに十分な程度まで伸縮ジブを起こした状態
を示す側面図である。
【図４】図１〜３の自走クレーンにおいて、起こされて
延ばされた状態の伸縮ジブと、バラストがつり下げられ
て倒されたカウンタジブとを示す図である。
【図５】図４に示す自走クレーンにおいて、カウンタジ
ブにつり下げられたバラストが旋回台に近づいている状
態を示す図である。
【図６】図１に示す調整ロープのブロックのクリップが
第２伸縮部分の外側カラーにボルト結合された状態を示
す拡大図である。
【図７】図３に示す伸縮ジブの起こされたときの、調整
ロープのブロックのクリップが第２伸縮部分の外側カラ
ーにボルト結合された状態を示す拡大図である。
【図８】低荷台トレーラー上に積載されたカウンタジブ
を示す側面図である。
【図９】大荷重クレーンに変換した自走クレーンを示す
側面図である。
【符号の説明】
１ シャシー ２ 旋回台 ４ 伸縮ジブ支柱部 ５，６，７ 伸縮ジブ伸縮部分 ８ 油圧シリンダ １１ カウンタジブ １２ 連結点 １３ 支持フレーム １６ 油圧シリンダ ２４ 第１ブロック ２５ 第１ブロック支持クリップ ２６ 伸縮部分外側カラー（外方縁部分） ２８ バラストウィンチ ２９ 調整ウィンチ ３０，３１ 連結点 ３７ 第２ブロック ３８ 第２ブロック支持クリップ ４０ バラストプレート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 車体のシャシー（１）上に支持された旋
    回台（２）と、上記旋回台（２）上に配設されたホイス
    ト機構とを備え、伸縮ジブの支柱部（４）が、油圧シリ
    ンダ（８）により起伏可能に支持されている自走クレー
    ンにおいて、 バラスト（４０）がつり下げられるカウンタジブ（１
    １）、及び、このカウンタジブを起伏させる油圧シリン
    ダ（１６）が共に支持フレーム（１３）により支持さ
    れ、 上記支持フレーム（１３）は少なくとも２つの連結点
    （１８，３０）で上記旋回台（２）に連結され、 上記２つの連結点（１８，３０）は、上記支柱部（４）
    の領域に位置付けられた一方の連結点（１８）に上記カ
    ウンタジブ（１１）が連結された状態で、縮められた状
    態の上記伸縮ジブの支柱部（４）を起こすことにより、
    または、上記支柱部（４）を補助クレーンでつり上げる
    ことにより、他方の連結点（３０）が、上記旋回台
    （２）の連結点（３１）位置まで移動されて、上記両連
    結点（３０，３１）が連結されるように配設されている
    ことを特徴とする自走クレーン。
  2. 【請求項２】 請求項１記載の自走クレーンにおいて、 調整ウィンチ（２９）と、バラストウィンチ（２８）と
    が、カウンタジブ（１１）に付設されていることを特徴
    とする自走クレーン。
  3. 【請求項３】 請求項１または請求項２に記載の自走ク
    レーンにおいて、 調整ウィンチ（２９）に巻かれた状態の調整ロープが、
    カウンタジブ（１１）に保持された第１ブロック（２
    ４）に通され、 縮められた状態の伸縮ジブ（４）の上方に倒伏して配設
    された状態のカウンタジブにおいて、上記第１ブロック
    （２４）の支持クリップ（２５）が、伸縮部分（５〜
    ７）の外方縁部分（２６）に連結されていることを特徴
    とする自走クレーン。
  4. 【請求項４】 請求項１〜３のいずれかに記載の自走ク
    レーンにおいて、 バラストウィンチ（２８）に巻かれた状態のバラストロ
    ープが、カウンタジブ（１１）の先端に支持された第２
    ブロック（３７）に通されているとを特徴とする自走ク
    レーン。
  5. 【請求項５】 請求項１〜４のいずれかに記載の自走ク
    レーンにおいて、 第２ブロック（３７）の支持クリップ（３８）が、バラ
    ストプレート（４０）を支持するラックに連結され、 このラックが、輸送状態で、カウンタジブ（１１）上に
    置かれていることを特徴とする自走クレーン。
  6. 【請求項６】 請求項１〜５のいずれかに記載の自走ク
    レーンにおいて、 バラストロープが、ラック重量により、バラストウィン
    チ（２８）から引き出し可能に構成されていることを特
    徴とする自走クレーン。
  7. 【請求項７】 請求項１〜６のいずれかに記載の自走ク
    レーンにおいて、 クレーンの作業状態で、伸縮ジブが、調整ロープにより
    起伏可能に構成されていることを特徴とする自走クレー
    ン。
  8. 【請求項８】 請求項１〜７のいずれかに記載の自走ク
    レーンにおいて、 引込み操作のためのホイスト機構が、伸縮ジブの支柱部
    （４）の後部に配設されていることを特徴とする自走ク
    レーン。
JP9226204A 1996-08-23 1997-08-22 自走クレーン Pending JPH1087278A (ja)

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