JP5121351B2 - 移動式クレーン - Google Patents

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Description

この発明は、クレーン作業用のブームを後方に向けて倒伏させると共に、作業・運転用のキャビンを前後に水平旋回可能に設けた移動式クレーンに関するものである。
従来から移動式クレーンには、エンジンで回転駆動される車輪により走行可能な車体と、この車体に水平旋回可能に取り付けられた旋回台と、この旋回台に起伏可能に基部が取り付けられたクレーン作業用のブームと、旋回台に水平旋回可能に取り付けられた作業・運転用のキャビンを備えるものが知られている。
この移動式クレーンでは、ブームを後方に向けて略水平まで倒伏させると共に、キャビンを前に向けた状態で、キャビン内の運転者が走行操作するようになっている。
このような移動式クレーンには、ブームを後方に向けて略水平まで倒伏させたときに、ブームの基部側が運転席の側方に位置すると共に運転席よりも前側に突出するものもある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の移動式クレーンには、車体の前端部にエンジンを配設するための上方への突出部が設けられ、キャビンが旋回して前側を向いたときに、キャビンが車体の突出部上に位置するようになっているものもある(例えば、特許文献2参照)。
特許第2880300号公報 特許第2771027号公報
しかし、前者の移動式クレーンでは、ブームを後方に向けて略水平まで倒伏させたときに、キャビンからブームの基部側を見たときに、ブームがある側の斜め下側の視界がブームの基部により妨げられ、視界を充分に確保できないものであった。
また、後者の移動式クレーンにおいては、キャビンが高い位置にあるために、キャビンを前側に向けて走行する際の車体近傍の視界を充分に確保できないものであった。
そこで、この発明は、ブームを後方に向けて格納させ且つ前後に水平旋回可能なキャビンを前側に向けたとき、車体近傍の視界を充分に確保できる移動式クレーンを提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、請求項1の発明は、エンジンで回転駆動される車輪により走行可能な車体と、前記車体に水平旋回可能に取り付けられた旋回台と、前記旋回台に取り付けられたブーム支持ブラケットと、基部を中心に起伏可能に前記ブーム支持ブラケットに支持軸で取り付けられた伸縮可能なクレーン作業用のブームと、前記ブームとは反対側に位置させて前記ブーム支持ブラケットに取り付けられたカウンタウエイトと、前記旋回台に水平旋回可能に取り付けられた作業・運転用のキャビンを備え、前記カウンタウエイトを前側に向けることにより前記ブームを後側に向けると共に倒伏させ、且つ、前記キャビンを前側に向けて前記カウンタウエイト側に位置させた走行姿勢で走行させる移動式クレーンにおいて、前記エンジンが前記車体の後部に配設され、前記走行姿勢のときに、前記キャビン内の運転者の前方及び側方の視界を妨げないように、前記ブーム支持ブラケットは傾斜させられ、且つ、前記ブームの基部は前記ブーム支持ブラケットの上部に配設され、さらに、前記カウンタウエイトは前記キャビンの上方に対応する位置に位置させて前記ブーム支持ブラケットに固定されている移動式クレーンとしたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の移動式クレーンにおいて、前記カウンタウエイトは前記キャビンを前側に向けたときに、前記キャビンの上方に位置する薄肉の部分と前記キャビンの上部の側方に位置する厚肉の部分を有することを特徴とする。
更に、請求項3の発明は、請求項2に記載の移動式クレーンにおいて、前記カウンタウエイトの厚肉の部分は上方およびブーム支持ブラケット側に開放する凹部を設けたウインチ取付部であり、前記ブームの先端部まで配設され且つ先端にフックが取り付けられたワイヤを巻取・繰り出しするウインチが前記凹部に取り付けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、エンジンが車体の後部に配置されその分キャビン17を下方に配置することができると共に、ブームの基部がキャビン内の運転者の前方及び側方の視界を妨げない範囲に配設されているので、ブームを後方に向けて格納させ且つキャビンを前側に向けたとき、車体近傍の視界を充分に確保できる。
また、請求項1の発明によれば、ブーム支持ブラケットが傾斜しているので、このブーム支持ブラケットの傾斜を利用して、キャビンの側方視界を妨げないようにできる。
更に、請求項1の発明によれば、ブーム(多段伸縮ブーム2)の基端部がキャビンの側方視界を妨げないようにできる。
また、請求項1の発明によれば、カウンタウエイト10がキャビン17からの視界を妨げることがないので、キャビン17の斜め下方視界が充分に確保できるので、車体近傍の視認が容易となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1において、1は移動式クレーンの車体である。また、図2において、2は車体1の前部を支持する前輪(車輪)、3は車体1の後部を支持する後輪(車輪)、4は車体1の後部に取り付けられたエンジンのエンジンフードである。尚、このエンジンフード4は、図2,図3に示したように、後輪3上から後端まで跨る状態で配置されている。4aはエンジンのマフラーである。
このエンジン(図示せず)は、図示しないトランスミッションやドライブシャフト等を介して前輪2又は後輪3を選択的に駆動可能に、若しくは前輪2及び後輪3を同時に駆動可能に設けられている。また、このエンジン(図示せず)は、クレーンに用いられる油圧装置の動力源としても用いられる。これらの構成には周知の構造を採用できるので、その詳細な説明は省略する。
また、図1〜図3に示したように、車体1上の前側寄り(車両の前寄り)には旋回台5が配設されている。この旋回台5は、図3に示したように水平旋回中心O1を中心に水平旋回可能に車体1上に取り付けられている。また、旋回台5の水平旋回中心O1は、図3に示したように、前輪2と後輪3との間の中心(中央)O2よりも前側(前輪2寄り)に位置すると共に、図1に示したように車幅方向の略中央に位置している。尚、旋回台5は、図示しない動力伝達手段を介してエンジン(図示せず)に連動させられて、回転駆動されるようになっている。この構成にも周知の構造を採用できるので、その詳細な説明は省略する。
更に、旋回台5上には、図4,図5に示したようなブーム支持用のブラケット6が取り付けられている。このブラケット6は、図5に示したように、旋回台5に図示しないボルト等で固定された底壁6aと、底壁6aの互いに反対側の側縁から起立する支持壁6b,6cを有する。このブラケット6は、底壁6a及び支持壁6b,6cから横断面形状がU字状に形成されている。この底壁6aは幅方向の中心線が旋回台5の旋回中心O1を通り、支持壁6b,6cは底壁6aの一端側から他端側に向けて傾斜させられている。
この支持壁6b,6c間には、図1に示したようにブーム7の基端部(基部)が配設されている。このブーム7は、四角筒状の複数の筒状のブーム部材7a〜7eを備えている。これらのブーム部材7a〜7eは伸縮可能に順に嵌合されている。尚、ブーム部材7a〜7eの伸縮には周知の構成を用いることができるので、その詳細な構成については説明を省略する。
しかも、一番外側のブーム部材7aの基端部が支持軸(起伏支点軸)8を介して支持壁6b,6cの上端部間に回動可能に取り付けられている。これにより、ブーム7は支持軸8を中心に起伏可能に設けられている。このブーム部材7aと旋回台5との間には、図2に示したように起伏シリンダ9が介装されている。この起伏シリンダ9の伸縮により、ブーム7が起伏させられるようになっている。
また、支持壁6b,6cの上端部にはカウンターウエイト10が固定されている。このカウンタウエイト10は、図1のように平面視したときに車幅より僅かに小さく形成されている。このカウンタウエイト10は、図7に示したように、右半分の薄肉ウエイト部10aと、厚肉に形成された左半分のウインチ取付部10bを有する。この薄肉ウエイト部10aの上下方向の厚さはウインチ取付部10bの厚さの略半分に形成されている。
尚、カウンタウエイト10は、図1〜図3から明らかなようにブーム7とは反対側に位置している。
更に、ウインチ取付部10bには、図1に示したように、上方及び支持壁6b,6c側に開放する凹部11が形成されている。この凹部11には、ウインチ12,13が取り付けられている。このウインチ12はブーム7の先端まで配設したワイヤ12aを巻取・繰り出しするようになっており、ウインチ13はブーム7の先端まで配設したワイヤ13aを巻取・繰り出しするようになっていている。そして、このワイヤ12aの先端にはフック14が取り付けられ、ワイヤ13aの先端にはフック15が取り付けられている。このフック14は、ウインチ12によりワイヤ12aを巻取・繰り出しすることにより、昇降するようになっている。また、フック15は、ウインチ13によりワイヤ13aを巻取・繰り出しすることにより、昇降するようになっている。
また、旋回台5には、図1,図5,図9のようにブラケット6の側方に位置させたキャビン支持部材16が一体に設けられている。このキャビン支持部材16の先端部にはクレーン作業・運転用のキャビン17が図1に示した水平旋回軸17aを介して水平旋回可能に取り付けられている。このキャビン17の旋回軸17aの軸線、即ちキャビン17の水平旋回中心O3はキャビン17の後部側で且つ旋回台5の水平旋回中心O1よりも前側に位置させられている。
尚、キャビン17は、図示を省略した駆動手段(例えば、モータ又はシリンダ等)により180°水平旋回させられるようになっている。この駆動手段には周知の構成を採用できるのでその説明は省略する。
更に、車体1の前端部及び後端部には、図6,図7に示すようにクレーン作業時に用いるアウトリガー18,19が設けられている。このアウトリガー18,19にも周知の構成を採用できるので、その詳細な説明は省略する。
ここで、図1,図2,図8,図9に示したように、旋回台5の水平旋回中心O1とキャビン17の水平旋回中心O3との間隔(寸法、距離)はAとなっており、キャビン17の先端とキャビン17の水平旋回中心O3との間隔(距離)はBとなっている。しかも、図8,図9に示したようにキャビン17が後を向いたときのキャビン17の先端は、旋回台5の後端より僅かに後の位置となるよう間隔Bが設定されている。従って、キャビン17が後を向いたときに、キャビン17の先端とエンジンフード4の前端との間には排気対策等に用いる補器類を配置するための充分なスペース20が確保されることになる。
尚、キャビン17の先端は、旋回台5の後端と略同じか、旋回台5の後端より僅かに前に突出している。
(走行時)
しかも、走行前には、ブーム5を倒伏させる前に従来と同様に、図1〜図3におけるように、ブーム支持ブラケット6の傾斜方向が車体1の前側を向くように、旋回台5を図示を省略した駆動手段(例えば、モータ又はシリンダ等)により水平旋回させて、ブーム支持ブラケット6に固定したカウンタウエイト10を車体1の前側に向けると共に、ブーム支持ブラケット6に取り付けたブーム5を車体1の後ろ側に向ける。そして、この状態で、起伏シリンダ9を縮小させることにより、図1〜図3に示したようにブーム7を後方に向けて略水平に倒伏させる。
これに伴い、フック14は、ウインチ12によりワイヤ12aを巻取ることにより、ブームの先端部に配置した回動ブラケットに衝接させて係止させる。また、フック15は、ウインチ13によりワイヤ13aを巻取ることにより、ブームの先端部に配置した回動ブラケットに衝接させて係止させる。なお、フック14,15は、車体1の後端下部に設けられたブラケット1aと各フック14,15間にフック係止用の補助ワイヤを張設して係止させるようにしてもよい。また、ブーム7の格納については、車体1にブーム支持用のブラケットを設けておいて、このブラケットにブーム7を載置させて格納させるようにしてもよい。
また、走行前には、図1〜図3に示したようにキャビン17を前側に向ける。
このような走行可能な状態では、キャビン17の水平旋回中心O3の位置や、キャビン17の左右の窓17L,17Rの視界は次のようになっている。
即ち、この状態では、図1に示したようにキャビン17の水平旋回中心O3が旋回台5の旋回中心O1よりも前寄りに位置し且つキャビン17の後部の外側寄りに位置している。このようにキャビン17のが水平旋回中心〜3が旋回台5の旋回中心O1より前側にオフセットしている。しかも、キャビン17が前を向いた位置では、図7に示したようにカウンタウエイト10の薄肉ウエイト部10aがキャビン17の上方に位置するようになっている。この際、カウンタウエイト10のウインチ取付部10bは、図6に示したように下半分がキャビン17の上端部側方に位置しているが、図3に示したようにキャビン17の左側の窓17Lの側方及び下方の視界を妨げないようになっている。また、ブーム7やカウンタウエイト10が車体1の前側やキャビン17の前側に突出することはない。
尚、図3に示したように、ブラケット6の支持壁6b,6cも前側の上方に傾斜することで左側の窓17Lの側方及び下方の視界を妨げないようになっている。また、ブーム7の回動支点(起伏支点)である支持軸8の位置は、キャビン17の上方に位置している。更に、キャビン17の右側には視界を妨げる部材がなにもない状態となっている。
従って、このような走行可能な状態では、キャビン17内の図示しない運転者のアイポイントPの前方や側方に車体1の側方近傍及び前方近傍の視界を妨げるものがない状態となる。この状態で、キャビン17内の図示しない運転者は移動式クレーンの走行操作(運転操作)を行うことになるので、より安全性が向上する。
しかも、図10に示したように、このようにブーム7が後方に向けて倒伏させられ且つキャビン17が前側に向けられたとき、ブーム7及びキャビン17を備える上部旋回体の重心をG1とし、車体1及びエンジン(図示せず)を備える下部走行体の重心をG2とすると、重心G1,G2の和の総合重心Gが車体1を支持する前輪2と後輪3との間の略中心O2に位置するように、エンジン(図示せず),旋回台5及びキャビン17が配置されている。
このように配置することで、前輪2と後輪3の車軸(図示せず)に作用する荷重が略均一となり、車軸における前後の重量バランスが良くなる。
(クレーン作業時)
また、キャビン17内の運転者がクレーン作業をする際には、キャビン17を図示しない駆動手段で図8,図9に示したように後方に向ける共に、アウトリガー18,19により車体1を接地させる。
この状態で、起伏シリンダ9を伸長させることにより、ブーム7は支持軸8を中心に上方に起伏させると共に、ブーム7を伸縮操作する。また、ウインチ12又は13によりフック14又は15を降下させて、フック14又は15に建材等の重量物を吊り下げる。この後、フック14又は15を上昇させると共に、旋回台5を水平旋回させて、建材等の重量物を目的の場所の上に移動させて、フック14又は15を降下させることにより、建材等の重量物を目的の場所に降下させる。
以上説明したように、この発明の実施の形態の移動式クレーンは、エンジン(図示せず)で回転駆動される車輪(前輪2,後輪3)により走行可能な車体1と、前記車体1に水平旋回可能に取り付けられた旋回台5と、前記旋回台5に基部を中心に起伏可能に取り付けられた伸縮可能なクレーン作業用のブーム7と、前記旋回台5に水平旋回可能に取り付けられた作業・運転用のキャビン17を備えている。しかも、前記ブーム7を後方に向けて倒伏させ且つ前記キャビン17を前側に向けた状態で走行するようになっている。また、前記エンジン(図示せず)が前記車体1の後部に配設されていると共に、前記ブームの基部が前記キャビン内の運転者の前方及び側方の視界を妨げない範囲に配設されている。
この構成によれば、キャビン17を下方に配置することができると共に、ブームの基部がキャビン内の運転者の前方及び側方の視界を妨げない範囲に配設されているので、ブーム7を後方に向けて格納させ且つキャビン17を前側に向けたとき、車体近傍の視界を充分に確保できる。即ち、キャビン17の斜め下方視界が充分に確保できるので、車体近傍の視認が容易となる。
また、この発明の実施の形態の移動式クレーンにおいて、前記旋回台に傾斜するブーム支持ブラケット(ブラケット6)が取り付けられ、前記ブーム(多段伸縮ブーム2)の基端部は前記キャビン17の側方の視界を妨げないように前記キャビン17の上方に位置させて前記ブーム支持ブラケット(ブラケット6)の上部に取り付けられている。
この構成によれば、ブーム支持ブラケット(ブラケット6)が傾斜しているので、このブーム支持ブラケット(ブラケット6)の傾斜を利用して、キャビンの側方視界を妨げないようにできる。
更に、この発明の実施の形態の移動式クレーンにおいて、前記ブーム(多段伸縮ブーム2)の基端部は前記ブーム支持ブラケット(ブラケット6)の上端部に起伏支点である支持軸8を介して取り付けられている。
この構成によれば、ブーム(多段伸縮ブーム2)の基端部がキャビンの側方視界を妨げないようにできる。
また、この発明の実施の形態の移動式クレーンにおいて、前記ブーム7が後方に向けて倒伏させられ且つ前記キャビン17が前側に向けられたときに、前記キャビン17の上方に位置するカウンタウエイト10が前記旋回台5に設けられている。
この構成によれば、カウンタウエイト10がキャビン17からの視界を妨げることがないので、キャビン17の斜め下方視界が充分に確保できるので、車体近傍の視認が容易となる。
尚、以上説明した実施例では、ウインチをカウンタウエイト10に設けた例を示したが、ウインチは旋回台5のキャビン17とは反対側の側部(横)に設けてもよい。この位置にウインチを配置することで、車両の総合重心を下げることができる。これにより、更に車両の安定性を向上させることができる。
また、ブーム7の起伏支点である支持軸8はアイポイントPの上方又は後方とすることができる。このように支持軸8をアイポイントPの上方に配置することで、ブーム7を長くすることができる。
更に、走行時には、ブーム7を後斜め下方に傾斜した状態で格納するように構成することもできる。この場合には、ブーム7の長さを長くできる。
また、旋回台5の水平旋回中心O1を車両の前寄りに配置したことによって、エンジンフード4の前に充分なスペース20を確保でき、排気対策用の補器類をスペース20に配置可能となった。尚、キャビン17は、ブーム7の右側に配置した例を示したが、ブーム7の左側に配置しても良い。
また、図11に示したように、キャビン17の後端部の幅方向中央部に後方に突出するアーム21を設けて、このアーム21の先端部を水平旋回軸17aでキャビン支持部材16に取り付けることにより、キャビン17をキャビン支持部材16に水平旋回可能に取り付けても良い。
また、上記実施例ではいずれもキャビン17の位置は車体1の右側であるが左側に位置させてもよい。
この発明に係る移動式クレーンの平面図である。 図1の移動式クレーンの右側面図である。 図1の移動式クレーンの左側面図である。 図1の旋回台に取り付けられたブラケットの概略側面図である。 図4のブラケットの平面図である。 図1の移動式クレーンの正面図である。 図1の移動式クレーンの背面図である。 図1の移動式クレーンのクレーン作業時におけるキャビンの向きを示す説明図である。 図8の移動式クレーンのクレーン作業時の平面図である。 図1〜図9に示した移動式クレーンの重量バランスを説明するための概略側面図である。 図1〜図9に示した移動式クレーンのキャビンの水平旋回中心の他の例を示す説明するための概略側面図である。
符号の説明
1・・・車体
2・・・前輪(車輪)
3・・・後輪(車輪)
4・・・エンジンフード
5・・・旋回台
7・・・ブーム
10・・・カウンタウエイト
17・・・キャビン

Claims (3)

  1. エンジンで回転駆動される車輪により走行可能な車体と、
    前記車体に水平旋回可能に取り付けられた旋回台と、
    前記旋回台に取り付けられたブーム支持ブラケットと、
    基部を中心に起伏可能に前記ブーム支持ブラケットに支持軸で取り付けられた伸縮可能なクレーン作業用のブームと、
    前記ブームとは反対側に位置させて前記ブーム支持ブラケットに取り付けられたカウンタウエイトと、
    前記旋回台に水平旋回可能に取り付けられた作業・運転用のキャビンを備え、
    前記カウンタウエイトを前側に向けることにより前記ブームを後側に向けると共に倒伏させ、且つ、前記キャビンを前側に向けて前記カウンタウエイト側に位置させた走行姿勢で走行させる移動式クレーンにおいて、
    前記エンジンが前記車体の後部に配設され、
    前記走行姿勢のときに、前記キャビン内の運転者の前方及び側方の視界を妨げないように、前記ブーム支持ブラケットは傾斜させられ、且つ、前記ブームの基部は前記ブーム支持ブラケットの上部に配設され、さらに、前記カウンタウエイトは前記キャビンの上方に対応する位置に位置させて前記ブーム支持ブラケットに固定されていることを特徴とする移動式クレーン。
  2. 請求項1に記載の移動式クレーンにおいて、前記カウンタウエイトは前記キャビンを前側に向けたときに、前記キャビンの上方に位置する薄肉の部分と前記キャビンの上部の側方に位置する厚肉の部分を有することを特徴とする移動式クレーン。
  3. 請求項2に記載の移動式クレーンにおいて、前記カウンタウエイトの厚肉の部分は上方およびブーム支持ブラケット側に開放する凹部を設けたウインチ取付部であり、前記ブームの先端部まで配設され且つ先端にフックが取り付けられたワイヤを巻取・繰り出しするウインチが前記凹部に取り付けられていることを特徴とする移動式クレーン。
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