JP3306017B2 - トラッククレーンのフックブロック格納構造 - Google Patents

トラッククレーンのフックブロック格納構造

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JP3306017B2
JP3306017B2 JP03670199A JP3670199A JP3306017B2 JP 3306017 B2 JP3306017 B2 JP 3306017B2 JP 03670199 A JP03670199 A JP 03670199A JP 3670199 A JP3670199 A JP 3670199A JP 3306017 B2 JP3306017 B2 JP 3306017B2
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hook
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清 伊藤
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラッククレー
ンのキャリヤー上におけるフックブロックの格納構造に
関するものである。
【0002】
【従来技術】図5及び図6に従来のトラッククレーンに
おけるフックブロック格納構造の例を示す。図5は従来
のトラッククレーンの走行姿勢の側面図を、図6は従来
のフックブロック格納部の詳細側面図を示している。上
記従来構造においては、トラッククレーンの走行時にフ
ックブロック11が振動等により移動しないように、フ
ックブロック11を構成するフックシーブ11a(図3
参照)をキャリヤー1に対し鉛直となる姿勢でキャリヤ
ー1上に固定バー15及びストレッチャー16等により
固縛していた。
【0003】即ち、従来のトラッククレーンにおいて
は、ブーム4の先端部のヘッドシーブ10よりフックブ
ロック11が吊り下げられ 、ヘッドシーブ10とフッ
クブロック11の構成部品のフックシーブ11aとの間
で、ワイヤロープ6が複数本掛けされている。この状態
からフックブロック11を巻き下げ、フックブロック1
1のフック11eとキャリヤー1上に設置されたラグ1
2をアンカーロープ13及びシャックル14により連結
する。その後、ブーム4を徐々に俯動させ、図6に示す
ようにキャリヤー1上にフックブロック11を載置す
る。
【0004】しかし、この時ワイヤロープ6がフックシ
ーブ11aに複数掛け回されているため、フックブロッ
ク11は必然的に縦置状態(キャリヤー1の上面とフッ
クシーブ11aが直角の状態)で載置される。そして、
キャリヤー1上にフックブロック11が載置された状態
で、固定バー15及びストレッチャー16により固定さ
れ、走行時の振動等により、フックブロック11が移動
しないようになっている。
【0005】また、クレーンが次第に大型化され、車限
令及び道路交通法等により車幅及び高さ制限がなされ
た。また、構内走行においても高さ制限がなされ、特に
走行時の地上高を高くすることなくフックブロックを格
納する必要性が生じてきた。このため実開平6ー593
83に開示されているフックブロック格納構造が考案さ
れた。このフックブロック格納構造を利用した移動式ク
レーンの側面図及び平面図を図7、図8に示す。
【0006】図7、8において、クレーンの機体21の
運転席後方に上部旋回体23が設けられており、上部旋
回体23に伸縮ブーム24が起伏自在に装着されてい
る。また、運転席の後部直上にはブームレスト25が立
設され、車両の移動時には伸縮ブーム24を前方に倒伏
してブームレスト25で支持するように形成されてい
る。そして、フックブロック格納装置はブームレスト2
5の一側部にガイドローラ26を立設し、ガイドローラ
25の外側に略水平にガード27を固設し、伸縮ブーム
24の起伏時にはフック32のワイヤ33をガイドロー
ラ26の外側のガード27に導出する構成になってい
る。
【0007】上記公報に開示されているフックブロック
格納構造では、フックブロック格納位置をキャリヤー2
3の機械中心より車幅側へずらす必要が生じ、このため
に、フックブロックを所定の場所に格納するためのウイ
ンチ操作やブーム起伏操作、更には旋回操作が必要とな
り位置決めが難しく、また、ワイヤ33を所定の場所に
導きながら巻き取る必要があるため手間がかかる等の課
題が生じた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みなされたもので、一般公道及び構内の走行を可能にす
る際、フックブロックを簡単、かつ、安全に傾倒せしめ
てトラッククレーンの走行時における地上高さを低くす
るトラッククレーンのフックブロック格納構造を提供す
ることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では以下の構成を採用している。即ち、請求
項1に記載の発明では、フックブロックをキャリヤー上
に格納して走行を行うトラッククレーンにおいて、該フ
ックブロックにガイドブラケットを設け、該フックブロ
ックをキャリヤー上へ載置する時に該フックブロックを
傾倒させて格納可能としたことを特徴としている。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載のフックブロック格納構造において、 前記ガイド
ブラケットをフックブロックに着脱可能に取り付けたこ
とを特徴としている。更に、請求項3に記載の発明は、
請求項1又は請求項2記載のフックブロック格納構造に
おいて、前記ガイドブラケットを略三角形状としたこと
を特徴としている。
【0011】
【0012】即ち、上記発明では、フックブロックをキ
ャリヤー上に格納して一般公道又は構内走行を行う場合
に、フックブロックを傾倒して格納することにより、ク
レーンブームをより低く伏せ、低い地上高さで一般公道
又は構内走行を可能とし、また、前記フックブロックの
傾倒を容易にするためにガイドブラケットを設け、又
は、キャリヤー上に傾斜部を設け、更に、前記フックブ
ロックに取り付けたガイドブラケットを取り外し可能な
構造とし、ワイヤロープの掛け替えの際、ガイドブラケ
ットが反対側位置(キャリヤに当たらない側)になって
しまった場合にガイドブラケットの取り付け位置を反対
側に移動させることができるようにしたことを特徴とし
ている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図1乃至
図4に基づいて説明する。図1は本発明に係るフックブ
ロック格納構造を採用したトラッククレーンの走行姿勢
側面図を示し、図2は本発明に係るフックブロック格納
部の詳細側面図を示し、図3はフックブロックのガイド
ブラケット取付図を示し、図4は本発明に係るフックブ
ロック格納時のトラッククレーン全体側面図を示す。
【0014】図1において、1はキャリヤーで、該キャ
リヤー1上には上部旋回体2が旋回可能に装架され、該
上部旋回体2の後端にはカウンタウエイト3が載置され
ている。そして、上部旋回体2の後部であって、前記カ
ウンタウエイト3の前側には伸縮可能なブーム4がブー
ム俯仰シリンダ5により俯仰動可能に枢着され、上部旋
回体2の略後部にはワイヤーロープ巻取装置であるウイ
ンチ(図示せず)が設けられている。該ウインチに一端
が係止されているワイヤーロープ6の他端は、カウンタ
ウエイト3上に固設されているガイドシーブ7を介して
ブーム4の先端ブーム4aのヘッド機構4bに設けられ
たガイドシーブ8を介してヘッドシーブ10とフックブ
ロック11のフックシーブ11aとの間に掛け回され、
ヘッド機構4bのソケットにコッター(共に図示せず)
により係止されている。
【0015】図2において、フックブロック11は2枚
の側板11bと、該2枚の側板11bの間に設けられた
軸11cにより支承される複数個のフックシーブ11a
と、トラニオン11dにより支持されるフック11e等
により構成され、更に、前記2枚の側板11bを繋ぐ略
直角三角形状のガイドブラケット11fが着脱可能、か
つ、反対側に装着可能にボルトにより螺着されている。
【0016】また、上部旋回体2の前部にはフック格納
用ラグ12が固着され、キャリヤー1上には上面に傾斜
部を有するフックブロック傾倒部材(図示せず)が固設
されている。
【0017】次に本実施形態の作用を説明する(図4参
照)。先ず、フック格納時、上部旋回体2を旋回させて
ブーム4をキャリヤー1の前方に向けると共に、フック
ブロック11がフック格納位置の上方に位置するように
ブーム4を俯仰動させる。そして、ウインチを駆動して
ワイヤーロープ6を繰り出し、フックブロック11を下
降させ、フックブロック11がキャリヤー1近くまで降
下したところでアンカーロープ13の一端をフックブロ
ック11のフック11eに引っ掛け、他端を上部旋回体
2の前部に設けたフック格納用ラグ12にシャックル1
4により係止する。この状態からブーム4を俯動させる
と共に、ウインチを駆動してワイヤーロープ6を巻き取
りながらフックブロック11をキャリヤー1上に置いて
ゆくと、略直角三角形状のガイドブラケット11fが側
板11bの最下端から若干突出するように設けられてい
るため、ガイドブラケット11fの傾斜に従ってフック
ブロック11も徐々に傾倒してゆき、最後はキャリヤー
1上に完全に横転する。
【0018】そして、更に、ブーム俯仰シリンダ5がフ
ックブロック11と干渉しない程度にまでブーム4を俯
動させると共に、ワイヤーロープ6の弛みがなくなる程
度にまでワイヤーロープ6を巻き取る。
【0019】尚、前記略直角三角形状のガイドブラケッ
ト11fはフックブロック11の側板11bにボルトに
より着脱可能に取付けられているため、ワイヤロープの
掛け数を変更した際、間違ってガイドブラケット11f
が反対側位置(キャリヤ1に当たらない側)になってし
まった場合にはガイドブラケット11fの取り付け位置
を反対側に移動させることにより、フックブロック11
の傾倒を可能にすることができる。
【0020】本実施形態は、上記に詳述した構成によ
り、フックブロック11を傾倒させて横置きに格納する
ことができるため地上高を低くでき、また、ガイドブラ
ケット11fを設けたためフックブロックを下降させる
だけで簡単に、かつ、安全に傾倒させることができ、更
に、ガイドブラケット11fを誤って反対側位置にして
しまった場合でも簡単に変えることができる。
【0021】
【発明の効果】この発明は、フックブロックを傾倒させ
て横置きに格納することができるため地上高を低くで
き、また、ガイドブラケットを設けたためフックブロッ
クを下降させるだけで簡単に、かつ、安全に傾倒させる
ことができ、更に、ガイドブラケットを誤って反対側位
置にしてしまった場合でも簡単に変えることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフックブロック格納構造を採用
したトラッククレーンの走行姿勢側面図を示す。
【図2】 本発明に係るフック格納部の詳細側面図を示
す。
【図3】 フックブロックのガイドブラケット取付図を
示す。
【図4】 本発明に係るフック格納時のトラッククレー
ン全体側面図を示す。
【図5】 従来のトラッククレーンの走行姿勢側面図を
示す。
【図6】 従来のフック格納部の詳細側面図を示す。
【図7】 従来の移動式クレーンの側面図を示す。
【図8】 従来の移動式クレーンの平面図を示す。
【符号の説明】
6 ワイヤーロープ 10 ヘッドシーブ 11 フックブロック 11a フックシーブ 11b 側板 11e フック 11f ガイドブラケット

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フックブロックをキャリヤー上に格納し
    て走行を行うトラッククレーンにおいて、該フックブロ
    ックにガイドブラケットを設け、該フックブロックをキ
    ャリヤー上へ載置する時に該フックブロックを傾倒させ
    て格納可能としたことを特徴とするトラッククレーンの
    フックブロック格納構造。
  2. 【請求項2】 前記ガイドブラケットをフックブロック
    に着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項1記載
    のトラッククレーンのフックブロック格納構造。
  3. 【請求項3】 前記ガイドブラケットを略三角形状とし
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のトラッ
    ククレーンのフックブロック格納構造。
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