JPH1143290A - クレーンのブーム起伏装置及びブーム起伏方法 - Google Patents

クレーンのブーム起伏装置及びブーム起伏方法

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JPH1143290A
JPH1143290A JP19887397A JP19887397A JPH1143290A JP H1143290 A JPH1143290 A JP H1143290A JP 19887397 A JP19887397 A JP 19887397A JP 19887397 A JP19887397 A JP 19887397A JP H1143290 A JPH1143290 A JP H1143290A
Authority
JP
Japan
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boom
frame
jack
crane
hydraulic cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP19887397A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ohashi
寛 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クレーンの機体を補強したりカウンタウエイ
トの重量を増加せずに、通常より長尺のブームを装着可
能にする。 【解決手段】 上部旋回体2の前部にフレーム21を上
下回動可能に突設し、その先端部にブーム23のフット
部23aを枢着するとともに、該フレーム21の先端部
下面にジャッキ33を装着する。ブーム23を水平状態
から引き起こす際には、油圧シリンダ24を伸長してフ
レーム21のジャッキ33を接地させた状態にし、ブー
ムロープ7を巻上げてブーム23を引き起こす。このと
き、機体より前方のジャツキ33に転倒支点P2 がある
ので、転倒支点P2 から機体の重心位置までの距離が従
来より長くなり(LA2>LA1)、機体側のモーメントが
大きくなるため、通常より長尺のブーム23を引き起こ
すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクレーンのブーム起
伏装置及びブーム起伏方法に関するものであり、特に、
通常より長尺のブームを装着したクレーンに於けるブー
ム起伏装置及びブーム起伏方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
一般的なクレーンは、図6に示すように、下部走行体1
に上部旋回体2が水平全方向へ旋回可能に載置されてお
り、上部旋回体2の前部にブーム3を上下回動可能に枢
着し、該ブーム3の後方にウインチユニット4を配置す
るとともに、ライブマスト5及びハイマスト6を前後動
可能に設けてある。
【0003】ウインチユニット4のブームドラム4aか
ら繰り出したブームロープ7は、ハイマスト6の先端に
枢着されたベイルシーブ8とライブマスト5の先端部近
傍に枢着されたブライドルシーブ9の各シーブ間に掛け
回される。ライブマスト5の先端とブーム3の先端はブ
ームペンダント10にて連結される。また、ウインチユ
ニット4のフックドラム4bから繰り出したフックロー
プ11は、ブーム3の先端部を経由してトップシーブ1
2とフックシーブ13の各シーブ間に掛け回され、フッ
ク14が吊り下げられている。
【0004】前記ウインチユニット4を駆動してブーム
ロープ7を巻上げ下げすれば、ライブマスト5が前後動
してブーム3の俯仰角度が変化し、フックロープ11を
巻上げ下げすれば、前記フック14が上下動してフック
14に吊り下げた荷物を昇降できる。尚、符号15はブ
ームバックストップである。
【0005】ここで、図7にて実線で示すように、ブー
ム3を水平状態から引き起こすときは、ウインチユニッ
ト4を駆動してブームドラム4aにブームロープ7を巻
上げれば、ベイルシーブ8とブライドルシーブ9との間
隔が短縮されてライブマスト5が起立していき、同図の
鎖線で示すように、ブームペンダント10を介して前記
ブーム3が引き起こされる。このとき、下部走行体1の
前端部が転倒支点P1であり、該転倒支点P1 から機体
の重心位置までの距離をLA1、転倒支点P1 からブーム
3の重心位置までの距離をLB1とし、機体の荷重を
A 、ブームの荷重をWB とすれば、 WB ×LB1 < WA ×LA1 ……(1式) であれば、前記ブーム3を引き起こすことができる。
【0006】即ち、機体の大きさによりブームの最大長
さが限定されている。もし、このタイプのクレーンで最
大長さのブームより長尺なブームに交換する場合は、カ
ウンタウエイトの重量を増加したり、機体各部の強度を
高める必要が生じてくる。
【0007】そこで、クレーンの機体を補強したりカウ
ンタウエイトの重量を増加せずに、通常より長尺のブー
ムを装着可能にするために解決すべき技術的課題が生じ
てくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、上部旋回体の前部に
フレームを上下回動可能に枢着してその先端を機体の前
方へ突出させ、該フレームの先端部にブームのフット部
を枢着するとともに、該フレームの先端部下面にジャッ
キを装着し、更に、該フレームと上部旋回体とを油圧シ
リンダにて連結したクレーンのブーム起伏装置、及び、
ブームを水平状態から引き起こす際には、前記油圧シリ
ンダを伸長してフレームのジャッキを接地させた状態に
し、ブームロープを巻上げて該ジャッキを転倒支点とし
てブームを起立させ、ブームが起立した後には、前記油
圧シリンダを収縮してフレームを上方へ回動し、該フレ
ームのジャッキを地面から離反させてブームを作業姿勢
にする前記ブーム起伏装置を使用したブーム起伏方法を
提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来と同一構成
部分には同一符号を付してその説明を省略する。図1は
クローラクレーン20を示し、該クローラクレーン20
は図6に示した一般的なクローラクレーンの機体をベー
スにしており、上部旋回体2の前部にフレーム21を上
下回動可能に枢着し、該フレーム21の先端を機体の前
方へ突出させる。該フレーム21の先端部にブーム23
のフット部23aを枢着する。該ブーム23は一般的な
クローラクレーンのブーム3より長尺のブームを使用す
る。そして、フレーム21の先端部近傍と上部旋回体2
の前部とを油圧シリンダ24にて連結する。
【0010】図1乃至図4に於いて前記フレーム21に
ついて更に説明すれば、上部旋回体2の前部に固設した
左右のブラケット25と、前記フレーム21の後部に突
設した左右のブラケット26とを合接してピン27にて
連結し、フレーム21の先端部近傍に固設したブラケッ
ト28に前記油圧シリンダ24の先端部がピン29にて
連結されている。前記フレーム21の左右先端部にブラ
ケット30を固設し、このブラケット30に前記ブーム
のフット部23aがピン31にて連結されている。ま
た、フレーム21の中央先端部にブラケット32を固設
し、このブラケット32にジャッキ33がピン34にて
枢着されている。
【0011】ここで、図5にて実線で示すように、ブー
ム23を水平状態から引き起こす際には、油圧シリンダ
24を伸長してフレーム21のジャッキ33を接地させ
た状態にする。前述したように、ジャッキ33はフレー
ム21の先端部にピン結合されているため、フレーム2
1の回動角度に拘わらずジャッキ33は自重で常に鉛直
に垂下され、油圧シリンダ24を伸長してフレーム21
を下方へ回動すれば、自然にジャッキ33の底面が接地
することになる。尚、該ジャッキ33は特に昇降用のシ
リンダを備えていなくてもよい。
【0012】斯かる状態で、前記ウインチユニット4を
駆動してブームドラム4aにブームロープ7を巻上げれ
ば、ベイルシーブ8とブライドルシーブ9との間隔が短
縮されてライブマスト5が起立していき、同図の鎖線で
示すように、ブームペンダント10を介してブーム23
が引き起こされる。このとき、ブームのフット部23a
が前記フレーム21の先端部に枢着されているので、ブ
ーム23の自重はジャッキ33に掛かり、該ジャッキ3
3の底部が転倒支点P2 となる。該転倒支点P 2 から機
体の重心位置までの距離をLA2、転倒支点P2 からブー
ム23の重心位置までの距離をLB2とし、機体の荷重を
A 、ブームの荷重をWB2とすれば、 WB2×LB2 < WA ×LA2 ……(2式) であれば、前記ブーム23を引き起こすことができる。
【0013】即ち、転倒支点を従来のP1 よりも機体前
方のP2 へ移動して、機体側のモーメントを大きくする
ことにより(WA ×LA1<WA ×LA2)、クレーンの機
体を補強したりカウンタウエイトの重量を増加せずに、
通常より長尺のブーム23を水平状態から引き起こすこ
とができる。該ブーム23が一定の角度まで起立した後
には、転倒モーメントが小さくなるので、前記油圧シリ
ンダ24を収縮してフレーム21を上方へ回動し、ジャ
ツキ33を地面から離反させてブームのフット部23a
を持ち上げる。
【0014】斯くして、下部走行体1の前端部を転倒支
点P1 としてブーム23が浮上し、図1に示したよう
に、クローラクレーン20が作業姿勢となる。尚、本発
明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為す
ことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶ
ことは当然である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では従来の
一般的なクレーンの機体をベースにし、機体の前方にフ
レームを上下回動可能に突設して、その先端にブームの
フット部及びジャッキを枢着してある。ブームを水平状
態から引き起こす際には、油圧シリンダを作動してジャ
ッキを接地させた状態にし、ブームロープを巻上げてブ
ームを引き起こす。この状態では、機体より前方のジャ
ツキに転倒支点があるので、転倒支点から機体の重心位
置までの距離が従来より長くなって機体側のモーメント
が大きくなるため、通常より長尺のブームを引き起こす
ことができる。
【0016】ブームが一定の角度まで起立した後には、
転倒モーメントが小さくなるので、油圧シリンダを収縮
してフレームを上方へ回動し、ジャツキを地面から離反
させてブームのフット部を持ち上げれば、クレーンが作
業姿勢となる。
【0017】斯くして、クレーンの機体を補強したりカ
ウンタウエイトの重量を増加することなく、安価な費用
で通常より長尺のブームを装着でき、作業半径及び揚程
の拡大を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図は本発明の実施の形態を示し、作業姿勢のク
ローラクレーンの側面図。
【図2】本発明の実施の形態を示し、フレームの部分側
面図。
【図3】本発明の実施の形態を示し、フレームの部分平
面図。
【図4】図3のA−A′線矢視図。
【図5】本発明の実施の形態を示し、ブームを水平状態
から引き起こす作業工程の解説図。
【図6】従来の一般的なクレーンの側面図。
【図7】従来のクレーンで、ブームを水平状態から引き
起こす作業工程の解説図。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 7 ブームロープ 20 クローラクレーン 21 フレーム 23 ブーム 23a フット部 24 油圧シリンダ 33 ジャッキ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体の前部にフレームを上下回動
    可能に枢着してその先端を機体の前方へ突出させ、該フ
    レームの先端部にブームのフット部を枢着するととも
    に、該フレームの先端部下面にジャッキを装着し、更
    に、該フレームと上部旋回体とを油圧シリンダにて連結
    したことを特徴とするクレーンのブーム起伏装置。
  2. 【請求項2】 ブームを水平状態から引き起こす際に
    は、前記油圧シリンダを伸長してフレームのジャッキを
    接地させた状態にし、ブームロープを巻上げて該ジャッ
    キを転倒支点としてブームを起立させ、ブームが起立し
    た後には、前記油圧シリンダを収縮してフレームを上方
    へ回動し、該フレームのジャッキを地面から離反させて
    ブームを作業姿勢にする請求項1記載のブーム起伏装置
    を使用したブーム起伏方法。
JP19887397A 1997-07-24 1997-07-24 クレーンのブーム起伏装置及びブーム起伏方法 Pending JPH1143290A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103613012A (zh) * 2013-12-02 2014-03-05 广西大学 一种可变角度的起重机变幅装置
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CN109626238A (zh) * 2017-10-09 2019-04-16 马尼托沃克起重机集团(法国)公司 具有将悬臂锁定在升高构造中的装置的俯仰悬臂起重机

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