JP2002226176A - 移動式クレーン - Google Patents

移動式クレーン

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JP2002226176A
JP2002226176A JP2001018142A JP2001018142A JP2002226176A JP 2002226176 A JP2002226176 A JP 2002226176A JP 2001018142 A JP2001018142 A JP 2001018142A JP 2001018142 A JP2001018142 A JP 2001018142A JP 2002226176 A JP2002226176 A JP 2002226176A
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guide surface
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Toyokichi Ishii
豊吉 石井
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジブ先端にフックを自動的に固定して格納で
き、かつ、そのフックを作業中に極力高く上げることが
できること。 【解決手段】 本クローラクレーンでは、ジブ先端部1
2内のシーブ14,14間に設けられ、ジブ3の伏臥状
態におけるシーブ14,14の下端に対応する位置から
後側の上方に向かってシーブ14,14の回転軸25に
漸近する弧状の案内溝20と、フックブロック13の上
端に軸支され、この案内溝20に嵌合して転動可能なロ
ーラ30とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばクローラク
レーン、トラッククレーン、ホイールクレーン等の移動
式クレーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は小型クローラクレーンの全体構成
を示す。同図において、1はクローラクレーンの下部走
行体、2は上部旋回体、3は上部旋回体2の前部寄りに
装着されたジブである。
【0003】下部走行体1は、いずれも片面のみ図示す
る左右のクローラフレーム4及びクローラ5からなり、
両側クローラ5が走行モータ6により個別に回転駆動さ
れて走行する。上部旋回体2は、旋回フレーム7、運転
席8等からなり、旋回フレーム7上の機械室9内には、
動力源としてのエンジン(図略)と、このエンジンによ
って駆動される油圧ポンプ(図略)が設置されている。
【0004】ジブ3は、旋回フレーム7に立設された旋
回ポスト10に複数段に伸縮自在でかつ起伏自在に取り
付けられており、上記油圧ポンプによって駆動されるシ
リンダ11等の伸縮動作により駆動されてクレーン作業
に対応可能となっている。ジブ先端部(ポイントシーブ
ブロック)12とフックブロック13との内部には、シ
ーブ14,15がそれぞれ回転自在に軸支されており、
シーブ14,15間にワイヤロープ16が巻き掛けられ
てフックブロック13がジブ先端部12から吊り下げら
れている。
【0005】そして、クレーン作業中には、旋回ポスト
10に内装されたウインチ17の駆動により、このワイ
ヤロープ16を巻き取り又は繰り出すことで、フックブ
ロック13のフック13aによる荷物の吊り下げ動作を
制御するが、例えば現地間での移動走行中には、フック
ブロック13の揺動を回避するために、フックブロック
13を旋回ポスト10の基部などにワイヤロープ18で
固縛して格納していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フックブロ
ック13を旋回ポスト10の基部などにワイヤロープ1
8で一々固縛していたのでは、その作業が大変であり、
また走行時の視界を遮ることにもなるという問題があっ
た。
【0007】そこで、ジブ先端部からガイド板を突設
し、フック上部にガイドローラを2個設けて、フックを
巻き上げることにより、ガイド板の先端にガイドローラ
を接触させてその上を転動させることとして、フックを
自動的に所定位置に固定させる技術が開発された(特願
平5-155586号公報参照)。ここでは、ガイド板からガイ
ドローラが脱落しないように、ガイドローラをガイド板
に比べて十分に広幅となるように形成し、ガイドローラ
がジブ先端部の左右側板又はシーブと干渉しないよう
に、ガイド板をジブ先端部より下方(ジブを水平に倒伏
させた状態での下方。以下にいう上下の方向性について
も同じ)に大きく突出させている。
【0008】しかし、クレーン作業では、作業の状況に
より、荷を少しでも高く吊り上げたい場合がある。特
に、ビルの地下工事では、天井高さに制約があり、荷を
所定位置に取り付ける場合、できるだけフックを巻き上
げる必要がある。従来技術(特願平5-155586号公報)で
は、ガイド板がジブ先端部より下方に大きく突出してい
るので、作業中にフックを高く上げることができないと
いう問題があった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、ジブ先端部にフックを
自動的に固定でき、かつ、そのフックを作業中に極力高
く上げることができる移動式クレーンを提供するもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
走行体上に起伏自在に取り付けられたジブのポイントシ
ーブブロック内に傾斜したガイド面が設けられるととも
に、このポイントシーブブロックからロープを介して吊
り下げられるフックブロックにローラが設けられ、ロー
プの巻き上げ力によってローラがガイド面に押圧されて
移動することによりフックブロックをポイントシーブブ
ロックの前後いずれかの方向に格納することを特徴とす
るものである。
【0011】上記構成によれば、ガイド面がポイントシ
ーブブロック内に設けられ、フック格納時にガイド面と
ローラとのガイド作用がポイントシーブブロック内で行
われるため、従来のようにガイド面をポイントシーブブ
ロックより下方に大きく突出させて設けた場合と比較し
て、フックブロックをポイントシーブブロックに極力接
近させることにより、フックが高い位置にまで上げられ
るようになるので、特にビルの地下工事のように、天井
高さに制約があり、荷を所定位置に取り付ける場合に好
適なものとなる。
【0012】この場合、請求項2記載の発明のように、
ガイド面に押圧されたローラの横ブレを防止する規制手
段を設けることにより、ローラの左右のブレを防止して
確実なガイド作用が得られるとともに、ローラとポイン
トシーブブロックの構造物(特にシーブ)との干渉を防
止することができる。
【0013】例えば請求項3記載の発明のように、規制
手段は、ガイド面の左右両側を直角に延設することによ
り断面凹字状に形成し、この凹字状に形成されたガイド
面に、ローラを嵌合可能としたものとされる。
【0014】請求項4記載の発明のように、ガイド面を
ポイントシーブブロックのシーブ間に設けたこととすれ
ば、ポイントシーブブロック内の狭いスペースが有効に
利用されるとともに、ポイントシーブブロックの左右側
板とは独立して、ガイド面とローラとの形状が決定され
る。
【0015】請求項5記載の発明のように、ジブの伏臥
状態におけるガイド面の上端に、ローラの移動を規制す
るストッパ部材を設けたこととすれば、ローラはストッ
パ部材に当接して停止されるので、フックブロックは所
定位置で確実に固定される。
【0016】請求項6記載の発明のように、ポイントシ
ーブブロックのシーブ軸心とフックブロックのシーブ軸
心とが平行になるように、ポイントシーブブロックのシ
ーブとフックブロックのシーブとの間にロープを掛け回
してなることとすれば、ポイントシーブブロックのシー
ブとフックブロックのシーブとでその巻き掛け方向が同
じであるので、ロープに捻りを生じることがなくなり、
そのロープをスムーズに掛け回せるようになる。したが
って、ロープに無理な力がかからなくなり、その寿命が
長くなる。
【0017】請求項7記載の発明のように、ポイントシ
ーブブロックのシーブ軸心とフックブロックのシーブ軸
心とが直交するように、ポイントシーブブロックのシー
ブとフックブロックのシーブとの間にロープを掛け回し
てなることとすれば、ポイントシーブブロックのシーブ
とフックブロックのシーブとでその巻き掛け方向が直角
方向であるので、ロープに若干の捻れが生じるものの、
固定位置におけるフックブロックの下側により大きな空
間が確保される。したがって、フックブロックを格納し
た状態での走行中の視界が良好なものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本発明の実
施形態1に係る小型クローラクレーンのフックの吊下状
態を示す構成図であって、(a)は正面図、(b)はそ
の側面図である。ここでは、上記図2に示した従来例と
共通する要素には同一番号を付して、その説明を省略す
る。
【0019】本クローラクレーンは、図1(a),
(b)に示すように、ジブ先端部(ポイントシーブブロ
ック)12のシーブ14,14間に設けられたガイド面
としての案内溝20と、フックブロック13の上端に回
転自在に軸支されたローラ30とを具備している。シー
ブ14,14の外側の左右側板22a,22aは、案内
溝20に沿って一部切り欠いており、後述するフックブ
ロック13の移動を阻害しないような形状となってい
る。
【0020】案内溝20は、例えば板金製であって、そ
の底板21の左右両端に側板(規制手段)22,22を
垂設し、上下両端にストッパ部材23,24を設けた構
成であるが、その全幅はシーブ14,14間の間隔より
も若干狭幅となっている。
【0021】底板21は、例えば長尺の平板を折り曲げ
加工したもので、その折り曲げ方向は、底板21のロー
ラ当接面となる表面側が外側となるようにしている。こ
の折り曲げた形状は、底板21をジブ先端部12に取り
付けた場合に、ジブ3の伏臥状態におけるシーブ14,
14の下端に対応する高さ位置から上方に向かって回転
軸(シーブ軸心)25に漸近する弧状となっている。
【0022】側板22,22は、同一形状の部材からな
るが、例えば平板から上記弧状に沿って一定高さになる
ように適宜に切り出し、この切り出した部材を、底板2
1の左右両端で上記表面側に直角に立てて、そのままの
姿勢で溶接等したものである。これらの加工により、案
内溝20はその全長に亘り断面凹字状となる。
【0023】そして、案内溝20の下端には箱状のスト
ッパ部材24が固定されており、上端には板状のストッ
パ部材23が固定されている。底板21の背面側の中央
には、上記ストッパ部材23,24間に繋がる補強リブ
26が固定されている。補強リブ26の中央にはスリー
ブ27が設けられており、このスリーブ27に回転軸2
5が貫通するようになっている。
【0024】ローラ30は、例えば鋼製であって、案内
溝20の底面21と当接して転動するローラ本体31
と、このローラ本体31を回転自在に支持する支持部材
32とから構成されている。ローラ本体31は、狭幅の
円筒形状に形成されており、その幅寸法は案内溝20に
嵌合できるように側板22,22間に若干の余裕をもっ
て収まるものであり、またその直径はジブ先端部12と
フックブロック13との干渉を生じることなく、ローラ
本体31が底板21上をスムーズに転動できるような最
小寸法に設定されている。
【0025】支持部材32は、フックブロック13の側
板33,33間に跨設されているベース部材34と、こ
のベース部材34上に立設された軸受け部材35,35
と、軸受け部材35,35によって回転自在に支持され
る、ローラ本体31の回転軸36とから構成されてい
る。軸受け部材35,35の立設方向は、シーブ15,
15と同方向であるので、上記回転軸36はシーブ1
5,15の回転軸(シーブ軸心)37と平行となる。
【0026】そして、本実施形態1では、ジブ先端部1
2側に取り付けられたシーブ14,14の回転軸25
と、フックブロック13側に取り付けられたシーブ1
5,15の回転軸37とが平行になるように、シーブ1
4,14とシーブ15,15との間にワイヤロープ(ロ
ープ)16を掛け回している。
【0027】図3は本実施形態1におけるフックの格納
開始状態を示す正面図、図4はそのフック格納終了状態
を示す正面図であって、説明の便宜上、両図の一部を切
り欠いて示している。本実施形態1の動作を、以下説明
する。
【0028】例えば現地間での走行移動前にフックを格
納する。具体的には、上記図1に示す状態において、ワ
イヤロープ16をA方向に巻き上げると、フックブロッ
ク13のローラ30がジブ先端部12の案内溝20に接
近するが、図3に示すように、ジブ先端部12とフック
ブロック13との距離が「L」になると、ローラ30が
案内溝20の側板22,22間に嵌合し、底板21に当
接して、その転動を開始する。このとき、案内溝20の
底面21は下端から後側の上方に向かってシーブ14,
14の回転軸25に漸近して傾斜しているので、ローラ
30には、この底面21からの反力としての後方に向か
う分力が働くこととなる。
【0029】したがって、ワイヤロープ16をさらに巻
き上げると、ローラ30は案内溝20の底面21に沿っ
て時計回りに回転し、これによりフックブロック13を
ジブ先端部12の左右側板22a,22aに沿ってB方
向に公転させて後向きとなるように移動させる。
【0030】そして、図4に示すように、ローラ30が
案内溝20の上端にあるストッパ部材23に当接してそ
の転動を停止させる。このとき、ローラ30の移動が規
制されるので、ワイヤロープ16を緊張させたまま巻き
上げを停止させると、ジブ先端部12にフックブロック
13がほぼ水平になったまま固定(格納)された状態と
なる。
【0031】この状態で走行移動して目的の現地に到着
すると、フックの固定を解除する。具体的には、ワイヤ
ロープ16を繰り出すことで、フックブロック13を重
力によって下降させる。このフックブロック13の固定
解除によって、クレーン作業を開始可能な状態となる。
【0032】本実施形態1によれば、ワイヤロープ16
の巻き上げ、或いは、繰り出し動作によってジブ先端部
12にフックブロック13が自動的に固定され、或い
は、その固定が自動的に解除される。したがって、フッ
ク13aを旋回ポスト10の基部などにワイヤロープ1
8で固縛する作業がなくなり、走行時に視界を遮ること
もない。
【0033】しかも、フックブロック13をジブ先端部
12に最大限度まで接近させることにより、フック13
aが従来例に比較して高い位置にまで上げられるように
なる結果、本実施形態1は、特にビルの地下工事のよう
に、天井高さに制約があり、荷を所定位置に取り付ける
場合に好適なものとなる。
【0034】また、ローラ30は案内溝20に嵌合して
転動するから、ジブ先端部12の左右側板22a,22
a又はシーブ14,14と干渉するおそれがない。
【0035】さらに、本実施形態1によるワイヤロープ
16の掛け方では、シーブ14,14とシーブ15,1
5とでその巻き掛け方向が同じであるので、ワイヤロー
プ16に捻りを生じることがなくなり、そのワイヤロー
プ16をスムーズに掛け回せるようになる。したがっ
て、ワイヤロープ16に無理な力がかからなくなり、そ
の長寿命化を図ることができる。
【0036】(実施形態2)図5は本発明の実施形態2
に係る小型クローラクレーンのフックの吊下状態を示す
構成図であって、(a)は正面図、(b)はその側面図
である。ここでは、上記図2に示した従来例及び上記図
1に示した実施形態1と共通する要素には同一番号を付
して、その説明を省略する。
【0037】図5(a),(b)に示すように、ジブ先
端部12のシーブ14,14間には、上記実施形態1と
同様の案内溝20を具備している。一方、フックブロッ
ク13には、上記実施形態1と異なり、ローラ30の軸
受け部材35,35の立設方向は、シーブ15,15と
直角方向であるので、ローラ30の回転軸36はシーブ
15,15の回転軸37と直角方向となる。
【0038】そして、本実施形態2では、ジブ先端部1
2側のシーブ14,14の回転軸25とフックブロック
13側のシーブ15,15の回転軸37とが直交するよ
うに、シーブ14,14とシーブ15,15との間にワ
イヤロープ16を掛け回している。図6は本実施形態2
におけるフックの格納終了状態を示す正面図であって、
ここでも図の一部を切り欠いて示している。
【0039】この場合、シーブ14,14とシーブ1
5,15とでその巻き掛け方向が直角方向であるので、
ワイヤロープ16に若干の捻れが生じるものの、固定位
置におけるフックブロック13の下側に上記実施形態1
の場合よりも大きな空間が確保されるようになる。した
がって、フックを格納した状態での走行中の視界がさら
に良好なものとなる。
【0040】なお、上記実施形態1,2では、フックブ
ロック13を後方に移動させているが、案内溝20を前
後逆方向に構成することで、フックブロック13を前方
に移動させるようにすることもできる。この場合、走行
時の全長は長くなるものの、クレーン作業時の荷の吊り
上げ高さは上記と同様に高くすることができる。
【0041】また、上記実施形態1,2では、断面凹字
状に形成されたガイド面として案内溝20を設けて、そ
の側板22,22により規制手段を具現化する一方、案
内溝20に嵌合した状態で転動可能なローラ30を設け
た例について説明したが、ガイド面の断面形状をV字状
或いはU字状に形成し、その形状に応じたローラを設け
ることとしてもよい。
【0042】これと逆に、ローラを断面凹字状等に形成
し、その形状に応じたガイド面を設けることとしてもよ
く、その場合は、ローラの上記側板に相当する部分等が
規制手段となる。
【0043】また、上記実施形態1,2では、いずれも
ボックスジブを備えた小型クローラクレーンについて説
明したが、本発明の適用範囲はこれに限られず、例えば
ラチスジブを備えた大型クローラクレーンにも適用でき
るし、或いは、ホイールクレーンやトラッククレーン等
の他の移動式クレーンにも適用できるのはもちろんであ
る。
【0044】また、上記実施形態1,2では、ガイド面
としての案内溝20をジブ先端部12側のシーブ14,
14間に設けたので、ジブ先端部12内の狭いスペース
の有効利用が図られるとともに、ジブ先端部12の左右
側板12a,12aとは独立して、その形状(及び案内
溝20に嵌合するローラ30の形状)を決定できるの
で、これらを上記他の移動式クレーンを含む各種クレー
ンに共通に適用できて便利である。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、従来のよ
うにガイド面をポイントシーブブロックより下方に大き
く突出させて設けた場合と比較して、フックブロックを
ポイントシーブブロックに極力接近させることにより、
フックが高い位置にまで上げることができるので、特に
ビルの地下工事のように、天井高さに制約があり、荷を
所定位置に取り付ける場合に好適である。
【0046】請求項2,3記載の発明によれば、ローラ
の左右のブレを防止して確実なガイド作用を得ることが
できるとともに、ローラとポイントシーブブロックの構
造物(特にシーブ)との干渉を防止することができる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、ポイントシ
ーブブロック内の狭いスペースを有効利用できるととも
に、ポイントシーブブロックの左右側板とは独立して、
ガイド面とローラとの形状を決定できるので、これらを
各種クレーンに共通に適用できて便利である。
【0048】請求項5記載の発明によれば、ローラをス
トッパ部材に当接して強制的に停止させることができる
ので、フックブロックを所定位置に確実に格納できる。
【0049】請求項6記載の発明によれば、ロープに捻
りを生じることがなくなり、そのロープをスムーズに掛
け回せるようになるので、ロープの長寿命化を図ること
ができる。
【0050】請求項7記載の発明によれば、ロープに若
干の捻れが生じるものの、固定位置におけるフックブロ
ックの下側により大きな空間を確保できので、フックを
格納した状態での走行中の視界をさらに良好なものとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る小型クローラクレー
ンのフックの吊下状態を示す構成図であって、(a)は
正面図、(b)はその側面図である。
【図2】小型クローラクレーンの全体構成を示す説明図
である。
【図3】実施形態1におけるフックの格納開始状態を示
す正面図である。
【図4】実施形態1におけるフックの格納終了状態を示
す正面図である。
【図5】本発明の実施形態2に係る小型クローラクレー
ンのフックの吊下状態を示す構成図であって、(a)は
正面図、(b)はその側面図である。
【図6】実施形態2におけるフックの格納終了状態を示
す正面図である。
【符号の説明】
3 ジブ 12 ジブ先端部(ポイントシーブブロック) 13 フックブロック 13a フック 14,15 シーブ 16 ワイヤロープ(ロープ) 17 ウインチ 20 案内溝(ガイド面) 21 底板 22 側板(規制手段) 22a ジブ先端部の側板 23,24 ストッパ部材 25 回転軸(シーブ軸心) 30 ローラ 31 ローラ本体 32 支持部材 36 回転軸 37 回転軸(シーブ軸心)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体上に起伏自在に取り付けられたジ
    ブのポイントシーブブロック内に傾斜したガイド面が設
    けられるとともに、このポイントシーブブロックからロ
    ープを介して吊り下げられるフックブロックにローラが
    設けられ、ロープの巻き上げ力によってローラがガイド
    面に押圧されて移動することによりフックブロックをポ
    イントシーブブロックの前後いずれかの方向に格納する
    ことを特徴とする移動式クレーン。
  2. 【請求項2】 ガイド面に押圧されたローラの横ブレを
    防止する規制手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の移動式クレーン。
  3. 【請求項3】 規制手段は、ガイド面の左右両側を直角
    に延設することにより断面凹字状に形成し、この凹字状
    に形成されたガイド面に、ローラを嵌合可能としたもの
    であることを特徴とする請求項2記載の移動式クレー
    ン。
  4. 【請求項4】 ガイド面をポイントシーブブロックのシ
    ーブ間に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の移動式クレーン。
  5. 【請求項5】 ジブの伏臥状態におけるガイド面の上端
    に、ローラの移動を規制するストッパ部材を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の移動式ク
    レーン。
  6. 【請求項6】 ポイントシーブブロックのシーブ軸心と
    フックブロックのシーブ軸心とが平行になるように、ポ
    イントシーブブロックのシーブとフックブロックのシー
    ブとの間にロープを掛け回してなることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の移動式クレーン。
  7. 【請求項7】 ポイントシーブブロックのシーブ軸心と
    フックブロックのシーブ軸心とが直交するように、ポイ
    ントシーブブロックのシーブとフックブロックのシーブ
    との間にロープを掛け回してなることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の移動式クレーン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006121406A1 (en) * 2005-05-13 2006-11-16 Ove Hammarstrand An arrangement relating to the arm of a crane
KR200460365Y1 (ko) * 2009-01-29 2012-05-21 유철상 건설중장비용 시브
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