JPH07315766A - シャトルジブ型クライミングクレーン - Google Patents

シャトルジブ型クライミングクレーン

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Publication number
JPH07315766A
JPH07315766A JP10694494A JP10694494A JPH07315766A JP H07315766 A JPH07315766 A JP H07315766A JP 10694494 A JP10694494 A JP 10694494A JP 10694494 A JP10694494 A JP 10694494A JP H07315766 A JPH07315766 A JP H07315766A
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JP
Japan
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shuttle
rope
jib
traverse
hoisting
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Pending
Application number
JP10694494A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Kikuchi
正光 菊池
Hayao Aoyanagi
隼夫 青柳
Akira Tsubota
章 坪田
Shigeru Okano
茂 岡野
Shinobu Sumi
忍 角
Toshinori Fukumoto
敏則 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHIKAWAJIMA MATERIALS HANDLIN
ISHIKAWAJIMA MATERIALS HANDLING EQUIP CO Ltd
IHI Corp
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
ISHIKAWAJIMA MATERIALS HANDLIN
ISHIKAWAJIMA MATERIALS HANDLING EQUIP CO Ltd
IHI Corp
Takenaka Komuten Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全天候型建設現場の屋根下で稼働し得るシャ
トルジブ型クライミングクレーンを提供する。 【構成】 架台1上に順次継ぎ足して連結し得るマスト
2を設け、昇降シリンダ4の伸縮作動により昇降し得る
昇降フレーム48をマスト2に外嵌し、マスト単材2a
を吊り込み得る大きさの旋回架構51を昇降フレーム4
8の上端部に旋回自在に設け、該旋回架構51の昇降フ
レーム48近傍に旋回架構51の旋回装置8を配置し、
旋回架構51に、旋回架構51の前後方向へ延び、シャ
トル装置52により駆動される水平ジブ57を進退自在
に内挿し、該水平ジブ57に巻上装置60により駆動さ
れる巻上フック71を備え且つ横行装置61により駆動
され水平ジブ57に沿って移動する横行トロリ70を設
けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャトルジブ型クライ
ミングクレーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に高層ビルの建設現場では図7に示
すような起伏ジブを備えたクライミングクレーンが使用
されている。該起伏ジブ型クライミングクレーンは、架
台1上に立設され、且つ所定長さのマスト単材2aを順
次継ぎ足して連結することにより上方へ延ばし得るマス
ト2と、該マスト2に昇降可能に外嵌され、且つ前記マ
スト2に配設されているブラケット(図示せず)を介し
て所要の高さ位置に係止し得るように形成された下部昇
降フレーム3と、該下部昇降フレーム3より上方の前記
マスト2に昇降可能に外嵌され、且つ下部昇降フレーム
3と昇降シリンダ4を介して連結され、該昇降シリンダ
4の伸縮作動によって前記マスト2に沿って昇降し、必
要に応じて前記のブラケットを介してマスト2の所要高
さ位置に係止し得るように形成された上部昇降フレーム
5と、該上部昇降フレーム5上に固設され前記のマスト
2に沿って昇降し得るように形成された昇降ガイドマス
ト6と、該昇降ガイドマスト6の上部に旋回環7を介し
て旋回自在に設けられ、略中央部分にマスト2を挿通し
得る孔を有し、該孔の近傍に旋回装置8を有する旋回架
構9と、該旋回架構9の後部(図7のA側)上面に基部
を起伏自在に枢支され、先端部に巻上用シーブ10を有
するジブ11と、下端部を前記の旋回架構9上にピン結
合され、側面からみて後方(図7のA側)へ傾いた逆V
字形に形成され、その頂部に旋回架構9の幅方向に並列
された起伏用シーブ12と巻上用シーブ13とを有する
ガイサポート14と、前記旋回架構9の後端部(図7の
A側)に結合され且つ後端部を前記のガイサポート14
の頂部によりカウンタージブステー15を介して支持さ
れ、さらに上面に起伏装置16及び巻上装置17を備え
たカウンタージブ18とにより構成されている。
【0003】前記の旋回装置8は、旋回環7の歯に噛み
合うギャー(図示していない)を備え、該ギャーを介し
て旋回架構9及び該旋回架構9上に配置されているジブ
11その他を旋回駆動し得るように形成されている。
【0004】また、前記の起伏装置16は、該起伏装置
16のロープ巻取ドラムから延び前記ガイサポート14
頂部の起伏用シーブ12へ掛けられ、ジブ11先端部に
端部を接続された起伏ロープ19を備え、該起伏ロープ
19を起伏装置16のロープ巻取ドラムによって巻き込
み巻き戻すことによりジブ11の起伏駆動をなし得るよ
うに形成されている。
【0005】さらに、前記の巻上装置17は、該巻上装
置17のロープ巻取ドラムから延び前記ガイサポート1
4頂部の巻上用シーブ13と前記ジブ11先端部の巻上
用シーブ10と巻上フック20のシーブとに掛けられ、
ジブ11の先端部に端部を接続された巻上ロープ21を
備え、該巻上ロープ21を巻上装置17のロープ巻取ド
ラムによって巻き込み巻き戻すことにより巻上フック2
0を巻き上げ巻き下げ得るように形成されている。
【0006】前述の起伏ジブ型クライミングクレーンに
よって高層ビルの建設を行なう場合、該高層ビルの建設
予定敷地内の所要箇所に該起伏ジブ型クライミングクレ
ーンを設置し、機材を上下方向に移動するときには、該
機材を巻上フック20に掛け、巻上装置17を駆動し巻
上ロープ21を介して巻上フック20及び機材を巻き上
げ下げする。
【0007】また、前記の機材をクレーン前後方向へ移
動するときには、起伏装置16を駆動し起伏ロープ19
を介してジブ11を起伏することによってジブ11の先
端部に巻上フック20を介して吊り下げた機材をクレー
ン前後方向へ移動させる。
【0008】さらに、前記の機材をクレーンの幅方向へ
移動させるときには、旋回装置8を駆動し旋回環7の歯
を介して旋回架構9を旋回させジブ11の先端を水平方
向に回動させることによってジブ11の先端部に巻上フ
ック20を介して吊り下げた機材をクレーンの幅方向へ
移動させる。
【0009】而して、建設中の高層ビルの前記の起伏ジ
ブ型クライミングクレーン設置位置において架設し得る
稼働範囲の高さ方向の上限を超えた部分の建設作業に移
行する場合には、予め用意してある継ぎ足し用のマスト
単材2aをジブ11の先端の巻上フック20に掛け、巻
上装置17を巻き上げ方向へ作動して吊り上げ、且つ起
伏装置16を作動してジブ11を引き起こし前記の新設
マスト単材2aを既存のマスト2の上方に位置せしめ、
巻上装置17を巻き下げ方向へ作動して該新設マスト単
材2aを既存のマスト2上に載置し、新設マスト単材2
aの下端部と既存のマスト2の上端部とを結合すること
によってマスト2を所要の高さに延ばしたのち、既存の
マスト2と上部昇降フレーム5との取り合いを解除して
から昇降シリンダ4を伸し方向に作動させることによっ
て上部昇降フレーム5を介して該上部昇降フレーム5の
上方に配置されている旋回架構9その他を上方へ押し上
げ、上部昇降フレーム5をマスト2の新たな所要高さ位
置に係止し、既存のマスト2と下部昇降フレーム3との
取り合いを解除してから昇降シリンダ4を短縮方向へ作
動させることにより下部昇降フレーム3を引き上げ、該
下部昇降フレーム3をマスト2の新たな所要高さ位置に
係止する。以上のような作動を繰り返すことによって起
伏ジブ型クライミングクレーンの稼働高さの範囲を高
め、順次高まる高層ビルの各階層の建設に対応せしめ
る。
【0010】或いは又、上部昇降フレーム5直近の建設
中の上層フロアによって前記上部昇降フレーム5を一時
的に支持し、該上部昇降フレーム5とマスト2の取り合
いを解除し、且つマスト2の下端部の架台1とクレーン
設置フロアとの取り合いを解除してから昇降シリンダ4
を短縮方向に作動させることにより下部昇降フレーム3
を介してマスト2全体を引き上げ、前記の架台1を所定
の高さまで高め、その高さ位置付近にある建設中の高層
ビルの下層フロア上に該架台1を据え付け、上部昇降フ
レーム5を一時的に支持せしめた前記の上層フロアと上
部昇降フレーム5との取り合いを解除したのち、前記の
昇降シリンダ4を伸し方向に作動させることによって上
部昇降フレーム5を介して該上部昇降フレーム5の上方
に配置されている旋回架構9その他をマスト2に沿って
上方へ押し上げ、上部昇降フレーム5をマスト2の新た
な所要高さ位置に係止する所謂フロアクライミングを繰
り返すことによって起伏ジブ型クライミングクレーンの
稼働高さの範囲を高め、順次高まる高層建ビルの各階層
の建設に対応せしめることも可能である。
【0011】ところが、近年、建設作業の効率を高める
ために、建設中の高層ビルの上方に仮設の屋根を昇降可
能に設けることにより変転する風雨を凌いで作業を続行
し得る全天候型の作業形態が採用される傾向があり、前
述のような起伏ジブ型クライミングクレーンでは、ジブ
11が前記の仮設屋根に干渉するために、通常の荷役作
業が制限され、ジブ11を最大限に引き起こさなければ
ならないクライミング作業やジブをフリーに旋回させな
ければならない台風時の暴風対策が不可能となるので使
用できない。
【0012】また、前記の全天候型のビル建設形態で
は、通常前記の仮設屋根に天井走行クレーンを採用して
いる例が多いが、仮設屋根の部分に天井走行クレーン用
の走行レールなどを設置しなければならないため、仮設
屋根の構造が複雑化し重量が増大し、さらに該仮設屋根
を昇降させるために大きな能力を有する昇降装置を必要
とする、形状、大きさが異なると次の工事にはガーダ等
を改造しないと再使用できないなどの問題がある。
【0013】そこで、図8に示すような水平ジブ型クラ
イミングクレーンが提案されている。該水平ジブ型クラ
イミングクレーンは、マスト搬入台車22を上面に備え
た平面架台23と、該平面架台23の略中央部に立設さ
れたガイドマスト24と、昇降シリンダ25の伸縮作動
により前記のガイドマスト24の内面に沿って昇降可能
に設けられた昇降フレーム26と、前記のマスト搬入台
車22によってガイドマスト24内に供給され且つ前記
の昇降フレーム26によりガイドマスト24に沿って上
方へ迫り上げられるマスト単材27aを順次継ぎ足して
連結することにより所要の高さに形成し得るマスト27
と、該マスト27の上端部に旋回環28を介して旋回自
在に設けられ上面の後端部側に旋回装置29を有する旋
回架構30と、該旋回架構30の上面に下端部をピン結
合され且つ頂部に旋回架構30の幅方向へ所定の間隔を
置いて並設された横行用シーブ31と巻上用シーブ32
とを有し側面からみてA字形に形成されたAフレーム3
3と、前記の旋回架構30の前面に基部を枢支され且つ
前記Aフレーム33の頂部にフロントステー34を介し
て係止されて前方へ水平に延び、先端部に横行用シーブ
31と巻上用シーブ32とを有し基部に横行用シーブ3
1を有し、さらに巻上フック35を備えた横行トロリ3
6を全長に渡り往復動させ得るように形成された水平ジ
ブ37と、前記の旋回架構30の後面に連結され且つ前
記Aフレーム33の頂部にバックステー38を介して係
止されて後方へ水平に延び、後端部付近にバラスト39
を有し上面に横行装置40と巻上装置41とを備えたカ
ウンタージブ42とにより構成されている。
【0014】前記の旋回装置29は、旋回環28の歯に
噛み合うギャー(図示していない)を備え、該ギャーを
介して旋回架構30及び該旋回架構30上に配置されて
いる水平ジブ37その他を旋回駆動し得るように形成さ
れている。
【0015】また、前記の横行装置40は、該横行装置
40のロープ巻取ドラムから延び前記Aフレーム33頂
部の横行用シーブ31と水平ジブ37の先端部の横行用
シーブ31とに掛けられ、横行トロリ36に端部を接続
された一方の横行ロープ43と、前記の横行装置40の
ロープ巻取ドラムから延び前記Aフレーム33頂部の横
行用シーブ31と水平ジブ37の基部の横行用シーブ3
1とに掛けられ、横行トロリ36に端部を接続された他
方の横行ロープ44とを備え、該横行ロープ43,44
を横行装置40のロープ巻取ドラムによって巻き込み巻
き戻すことにより横行トロリ36の横行駆動をなし得る
ように形成されている。
【0016】さらに、前記の巻上装置41は、該巻上装
置41のロープ巻取ドラムから延び前記Aフレーム33
頂部の巻上用シーブ32と前記水平ジブ37先端部の巻
上用シーブ32と横行トロリ36の巻上用シーブと巻上
フック35のシーブとに掛けられ、旋回架構30の前面
に端部を接続された巻上ロープ45を備え、該巻上ロー
プ45を巻上装置41のロープ巻取ドラムによって巻き
込み巻き戻すことにより巻上フック35及び該巻上フッ
ク35に掛けられた吊り荷を巻き上げ巻き下げ得るよう
に形成されている。
【0017】なお、46は仮設の屋根であり、47は該
屋根46をジャッキアップするための昇降装置である。
【0018】上述の水平ジブ型クライミングクレーンに
よって高層ビルの建設を行なう場合、該高層ビルの建設
予定敷地内の所要箇所に水平ジブ型クライミングクレー
ンを設置し、機材を上下方向に移動するときには、該機
材を巻上フック35に掛け、巻上装置41を駆動し巻上
ロープ45を介して巻上フック35及び機材を巻き上げ
下げする。また、前記の機材をクレーン前後方向へ移動
するときには、横行装置40を駆動し横行ロープ43,
44を介して横行トロリ36を水平ジブ37に沿って横
行させることによって横行トロリ36に巻上フック35
を介して吊り下げた機材をクレーン前後方向へ移動させ
る。さらに、前記の機材をクレーンの左右方向へ移動さ
せるときには、旋回装置29を駆動し旋回環28の歯を
介して旋回架構30を旋回させ水平ジブ37の先端を水
平方向に回動させることによって水平ジブ37に横行ト
ロリ36の巻上フック35を介して吊り下げた機材をク
レーンの左右方向へ移動させる。
【0019】而して、建設中の高層ビルの前記の水平ジ
ブ型クライミングクレーン設置位置において架設し得る
稼働範囲の高さ方向の上限を超えた部分の建設作業に移
行する場合には、仮設の屋根46を昇降装置47によっ
てジャッキアップし所要の高さに高めてから、予め用意
してある継ぎ足し用のマスト単材27aを横行トロリ3
6の巻上フック35に掛け、巻上装置41を作動して吊
り上げ且つ横行装置40を作動して横行トロリ36を水
平ジブ37の基部側へ移動させることにより前記のマス
ト単材27aをマスト搬入台車22上に載せ、ガイドマ
スト24に設けた昇降シリンダ25を短縮する方向に作
動し昇降フレーム26と共に既存マスト27より上方の
クレーン全体を迫り上げたのち、前記のマスト搬入台車
22をガイドマスト24内へ移動することにより既存の
マスト27の下方にマスト単材27aを供給し、該マス
ト単材27aを既存のマスト27に継ぎ足し連結する。
以上のような作動を繰り返すことによって水平ジブ型ク
ライミングクレーンの稼働高さの範囲を高め、順次高ま
る高層ビルの各階層の建設に対応せしめる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
水平ジブ型クライミングクレーンでは、2台以上の水平
ジブ型クライミングクレーンを併設した場合、通常は水
平ジブの高さを変更することによりクレーン同志が相互
に干渉することを避けるようにしているが、仮設の屋根
を設けた全天候型の建設形態では高さの制限があるため
に上記の手段をとることができない。また、例えば通常
の作業において、水平ジブの旋回範囲を制限することに
よって相互に干渉することを避けることができるとして
も、フリーに旋回させる必要がある台風時の暴風対策が
難しいという問題がある。
【0021】本発明は、前述の実情に鑑み、シャトルし
得る水平ジブを備えることによってクレーン相互間の干
渉を避けることができるシャトルジブ型クライミングク
レーンを提供することを目的としてなしたものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、架台上に
マスト単材を順次継ぎ足して連結するマストを設け、昇
降シリンダの伸縮作動により前記マストに沿って昇降し
得る昇降フレームをマストに外嵌し、マスト単材を吊り
込み且つマストを挿通し得る形状を有し旋回装置により
旋回駆動される旋回架構を前記昇降フレームの上端部に
設け、該旋回架構の前後方向へ延びシャトル装置により
駆動されてシャトルし得る水平ジブを前記の旋回架構に
進退自在に内挿し、巻上装置により駆動されて上下する
巻上フックを備え且つ横行装置により駆動され水平ジブ
に沿って移動し得る横行トロリを前記の水平ジブに設け
た構成としている。
【0023】第2の発明は、第1の発明において、旋回
架構にロープ巻取ドラムを有するシャトル装置を設け、
旋回架構の前端部及び後端部にシャトル用シーブを配置
し、前記シャトル装置のロープ巻取ドラムから延び旋回
架構前端部に設けたシャトル用シーブに掛けたシャトル
ロープの一方の端部を水平ジブの後端部に固定し、前記
シャトル装置のロープ巻取ドラムから延び旋回架構後端
部に設けたシャトル用シーブに掛けたシャトルロープの
他方の端部を水平ジブの先端部に固定した構成としてい
る。
【0024】第3の発明は、第1の発明において、ロー
プ巻取ドラムを有するシャトル装置を水平ジブに搭載
し、該シャトル装置のロープ巻取ドラムから延びるシャ
トルロープの一方の端部を旋回架構の前端部に固定し、
前記シャトル装置のロープ巻取ドラムから延びるシャト
ルロープの他方の端部を旋回架構の後端部に固定した構
成としている。
【0025】第4の発明は、第1、第2、又は第3の発
明において、ロープ巻取ドラムを有する巻上装置とロー
プ巻取ドラムを有する横行装置とを水平ジブに搭載し、
水平ジブの一方の端部と横行トロリとに巻上用シーブ
を、水平ジブの両端部に横行用シーブを夫々設け、前記
巻上装置のロープ巻取ドラムから延び水平ジブに設けた
巻上用シーブと横行トロリの巻上用シーブと巻上フック
のシーブとに掛けた巻上ロープの端部を水平ジブの巻上
用シーブを設けない側の端部付近に固定し、前記横行装
置のロープ巻取ドラムから水平ジブの前端部に設けた横
行用シーブに掛けた横行ロープの一方の端部を横行トロ
リの前端部に固定し、前記横行装置のロープ巻取ドラム
から水平ジブの後端部に設けた横行用シーブに掛けた横
行ロープの他方の端部を横行トロリの後端部に固定した
構成としている。
【0026】
【作用】本発明では、巻上装置を作動し巻上フックを上
下駆動すると上下方向へ巻上フックの移動ができ、旋回
装置を作動し旋回架構を旋回駆動するとクレーン左右方
向へ巻上フックの移動ができ、横行装置を作動し横行ト
ロリを水平ジブに沿って横行駆動するとクレーンの前後
方向へ巻上フックの移動ができ、しかもシャトル装置を
作動し水平ジブをクレーンの前後方向へシャトル駆動す
るとクレーンの旋回半径を調節することができる。さら
に、水平ジブをクレーンの後部側へシャトルさせ、横行
トロリをマスト上方とクレーン後方との間を横行移動さ
せれば、巻上フックによるマスト単材の吊り込み(又は
吊り出し)が可能となり、マスト単材を継ぎ足し(又は
取り除き)昇降フレームを押し上げる(又は引き降ろ
す)方向へ昇降シリンダを作動させることによりクレー
ンの高さ方向の稼働範囲を調整することができる。
【0027】従って全天候型の建設形態の現場に2台以
上のクレーンを併設した場合にも、クライミングクレー
ンとしての諸機能を保持したら、水平ジブの旋回半径の
調整によりクレーン相互間の干渉を避け得る。
【0028】第2及び第3の発明では、シャトル装置の
ロープ巻取ドラムを回転駆動すると、一方の端部側のシ
ャトルロープが巻き込まれ他方の端部側のシャトルロー
プが巻き戻され、一方の端部側のシャトルロープが引っ
張られ、他方の端部側のシャトルロープが緩められるの
で、水平ジブはクレーンの前方向又は後方側へシャトル
する。
【0029】従ってシーブ及びロープを用いた簡易な駆
動力伝達構造により円滑に水平ジブを移動し得て機材重
量及び費用の節減上有利である。
【0030】第4の発明では、巻上装置のロープ巻取ド
ラムにより巻上ロープを巻き込み又は巻き戻すことによ
り巻上フックの吊り上げ吊り降ろしを行ない、また、横
行装置のロープ巻取ドラムにより横行ロープの巻き込み
巻き戻しを行なうことにより、横行トロリのクレーン前
方側または後方側への移動が行われ、従ってシーブ及び
ロープを用いた簡易な駆動力伝達構造により、円滑に横
行トロリを移動し得て機材重量及び製作費の節減上有利
である。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0032】図1ないし図6は本発明のシャトルジブ型
クライミングクレーンの一例の概略を表す。図中、図7
と同じものには同じ符号を付して説明を省略する。
【0033】架台1上に立設したマスト2に昇降可能に
外嵌した下部昇降フレーム3と、該下部昇降フレーム3
に昇降シリンダ4を介して連結している上部昇降フレー
ム5と、該上部昇降フレーム5上に固設されている昇降
ガイドマスト6とにより昇降フレーム48を形成する。
【0034】また、略中央部に前記マスト2を挿通し得
る孔を有し後部が後方(図1のA側)へ少し突出した下
部フレーム49と、該下部フレーム49上面の前後左右
に所定の間隔を置き互いに平行して直立する支柱と該各
支柱の上部を結合し且つ前方(図1のB側)へ突出した
上部材と前記支柱の基部から前方へ斜め上方へ延びる下
部材と前記上下部材を結合する垂直材及び斜材などによ
り構成された枠体50とによって、マスト単材2aを吊
り込み得る大きさの旋回架構51を形成し、該旋回架構
51を前記の昇降フレーム48の昇降ガイドマスト6の
上部に旋回環7を介して旋回自在に搭載する。
【0035】前記旋回架構51の下部フレーム49の後
部(図1のA側)上面に旋回装置8を配置し、枠体50
の上面の所定位置にシャトル装置52を配置し、枠体5
0の長手方向の両端部にシャトル用シーブ53を配設す
る。
【0036】前記の旋回装置8は、旋回環7の歯に噛み
合うギャー(図示していない)を備え、該ギャーを介し
て前記の旋回架構51を旋回駆動し得るように形成され
ており、前記のシャトル装置52は、枠体50幅方向に
延びるロープ巻取ドラム54を有し、該ロープ巻取ドラ
ム54には、シャトルロープ55が巻付けられ、その長
さの略中央部が前記ロープ巻取ドラム54の長さ方向の
略中央部に固定されている。
【0037】さらに、前記旋回架構51の枠体50の上
部の内側の同一高さ位置に旋回架構51の長手方向に所
定の間隔を置き、且つ旋回架構51の幅方向に所定の間
隔を隔てて、旋回架構51の長手方向の垂直面内に回転
する複数のガイドローラ56を配置し、該ガイドローラ
56にガイドされて旋回架構51の長手方向へシャトル
し得る所要長さの水平ジブ57を枠体50に進退自在に
内挿する。
【0038】前記の水平ジブ57は、図2に示すように
下方が開放された角型の断面を有し、該断面外側の両側
面に前記のガイドローラ56に係合するための水平ジブ
57の長手方向へ延びるコの字形の溝58を有し、断面
内側の両側面に後述の横行トロリ70の横行車輪68を
保持するために水平ジブ57の長手方向へ延びるコの字
形の溝59を有し、上面の所定位置に巻上装置60及び
横行装置61が配置されており、先端部に巻上用シーブ
62を備え、両端部に横行用シーブ63を備えている。
【0039】前記の巻上装置60及び横行装置61は、
それぞれ、水平ジブ57の幅方向に延びるロープ巻取ド
ラム64,65を有し、巻上装置60のロープ巻取ドラ
ム64には一端を該巻取ドラム64に固定した巻上ロー
プ66が巻付けられ、横行装置61のロープ巻取ドラム
65には横行ロープ67が巻付けられ、その長さの略中
央部が前記ロープ巻取ドラム65の長さ方向の略中央部
に固定されている。
【0040】さらにまた、前記水平ジブ57の断面内側
に設けたコの字形の溝59に適合する横行車輪68を4
隅に備え且つ略中央部には幅方向に並設した2個の巻上
用シーブ69を有する横行トロリ70を、前記のコの字
形の溝59に横行車輪68を係合する(図2参照)こと
により水平ジブ57へ横行自在に搭載する。
【0041】そして、図3に示すように前記枠体50の
上面に設けたシャトル装置52のロープ巻取ドラム54
に巻き付けられているシャトルロープ55の一側を前方
に繰り出して旋回架構51前端部に設けたシャトル用シ
ーブ53に掛けたのち、その端部を前記水平ジブ57の
後端部に固定し、前記シャトル装置52のロープ巻取ド
ラム54に巻き付けられているシャトルロープ55の他
側を後方に繰り出して旋回架構51後端部に設けたシャ
トル用シーブ53に掛けたのち、その端部を水平ジブ5
7の前端部に固定し、前記シャトル装置52のロープ巻
取ドラム54を正又は逆方向に回転駆動することにより
シャトルロープ55を介して水平ジブ57をシャトルさ
せ得るように形成する。
【0042】また、図5に示すように前記水平ジブ57
の上面に設けた巻上装置60のロープ巻取ドラム64に
巻き付けられている巻上ロープ66を前方に繰り出して
水平ジブ57の前端部に設けた巻上用シーブ62と横行
トロリ70の巻上用シーブ69と巻上フック71のシー
ブとに掛けたのち、その端部を水平ジブ57の後端部付
近に固定し、前記巻上装置60のロープ巻取ドラム64
を正又は逆方向に回転駆動することにより、巻上フック
71を上下させ得るように形成する。
【0043】さらに、図4に示すように前記水平ジブ5
7の上面に設けた横行装置61のロープ巻取ドラム65
に巻き付けられている横行ロープ67の一側を前方に繰
り出して水平ジブ57の前端部に設けた横行用シーブ6
3に掛けたのち、その端部を横行トロリ70の前端部に
固定し、前記の横行装置61のロープ巻取ドラム65に
巻き付けられている横行ロープ67の他側を後方に繰り
出して水平ジブ57の後端部に設けた横行用シーブ63
に掛けたのち、その端部を横行トロリ70の後端部に固
定し、前記横行装置61のロープ巻取ドラム65を正又
は逆方向に回転駆動することにより、横行トロリ70を
水平ジブ57に沿って前後方向へ移動し得るように形成
する。
【0044】次に作動について説明する。巻上装置60
を作動し、巻上ロープ66を巻き込む方向にロープ巻取
ドラム64を回転駆動すると巻上ロープ66が手繰られ
るため、該巻上ロープ66に掛けられたシーブを介して
横行トロリ70に吊設されている巻上フック71が吊り
上げられ、前記のロープ巻取ドラム64を巻上ロープ6
6を巻き戻す方向に回転駆動すると巻上ロープ66が緩
められるため、前記の巻上フック71が吊り降ろされる
ので、該巻上フック71に掛けられた搬送すべき機材を
上下させ得る。
【0045】また、横行装置61を作動し、ロープ巻取
ドラム65を回転駆動すると、該ロープ巻取ドラム65
に巻き付けられている横行ロープ67の一側が巻き込ま
れ、且つ他側が巻き戻され、横行トロリ70の一方の端
部を固定した横行ロープ67の一側が引っ張られ且つ横
行トロリ70の他方の端部を固定した横行ロープ67の
他側が緩められるため、横行トロリ70は水平ジブ57
に沿ってクレーンの前方または後方へ移動するので、横
行トロリ70に巻上フック71を介して吊り下げた機材
をクレーンの前後方向へ移動させることができる。
【0046】さらに、旋回装置8を駆動し旋回環7の歯
を介して旋回架構51を旋回させ水平ジブ57の先端を
水平方向に回動させることによって水平ジブ57に横行
トロリ70の巻上フック71を介して吊り下げた前記の
機材をクレーンの左右方向へ移動させることができる。
【0047】さらにまた、シャトル装置52を作動し、
ロープ巻取ドラム54を回転駆動すると、該ロープ巻取
ドラム54に巻き付けられているシャトルロープ55の
一側が巻き込まれ且つ他側が巻戻され、シャトルロープ
55の一側が引っ張られ、且つ他側が緩められるため、
水平ジブ57はクレーンの前方(図1のB側)または後
方(図1のA側)へシャトルするので、必要に応じて水
平ジブ57の旋回半径を変更できる。
【0048】而して、高層ビル中、前記のシャトルジブ
型クライミングクレーン設置位置において架設し得る稼
働範囲の高さ方向の上限を超えた部分の建設作業に移行
する場合には、仮設屋根を昇降装置によってジャッキア
ップし所要の高さに高めてから、前述のようにシャトル
装置52を作動することによって水平ジブ57を旋回架
構51の後部に移動してから横行トロリ70をマスト2
の上部後方に移動し、且つ巻上装置60を作動して巻上
フック71を上下させることにより、該巻上フック71
によって予め用意してある継ぎ足し用のマスト単材2a
を吊り上げ、再び横行装置61を作動して横行トロリ7
0をマスト2の上方に移動し前記のマスト単材2aを既
存のマスト2の上方に位置せしめ(図6参照)、巻上装
置60を巻き下げ方向へ作動して該マスト単材2aを既
存のマスト2上に載置し、マスト単材2aの下端部と既
存のマスト2の上端部とを結合することによってマスト
2を所要の高さに延ばしたのち、既存のマスト2と昇降
フレーム48の上部昇降フレーム5との取り合いを解除
してから昇降シリンダ4を伸し方向に作動させることに
よって昇降フレーム48の上部昇降フレーム5及び昇降
ガイドマスト6を介して該昇降フレーム48の上方に配
置されている旋回架構51その他を上方へ押し上げ、前
記の上部昇降フレーム5をマスト2の新たな所要高さ位
置に係止し、昇降フレーム48の下部昇降フレーム3と
既存のマスト2との取り合いを解除してから昇降シリン
ダ4を短縮方向へ作動させることによって昇降フレーム
48の下部昇降フレーム3を引き上げ、該下部昇降フレ
ーム3をマスト2の新たな所要高さ位置に係止する。以
上のような作動を繰り返すことによって該シャトルジブ
型クライミングクレーンの稼働高さの範囲を高め、順次
高まる高層ビルの各階層の建設に対応せしめる。
【0049】或いは又、上部昇降フレーム5を直近の上
層フロアにより一時的に支持し、該上部昇降フレーム5
とマスト2、架台1とクレーン設置フロアの取り合いを
解除したのち、昇降シリンダ4を作動してマスト2全体
を引き上げ、前記架台1を所定の高さまで高め目的の下
層フロア上に据え付けたのち、上部昇降フレーム5と上
層フロアとの取り合いを解除し、昇降シリンダ4を伸し
方向に作動することによって上部昇降フレーム5の上方
に配置されている旋回架構51その他をマスト2に沿っ
て押し上げ、上部昇降フレーム5をマスト2の新たな所
要高さ位置に係止する所謂フロアクライミングを繰り返
すことによってシャトルジブ型クライミングクレーンの
可動高さの範囲を高め、順次高まる高層ビルの各階層の
建設に対応せしめる。
【0050】前記によれば、シャトルし得る水平ジブ5
7を備えることによって水平ジブ57の旋回半径を必要
に応じて変更することができるように形成したので、全
天候型の建設形態の現場に2台以上のクレーンを併設し
た場合においても、水平ジブ57の旋回半径を変更する
ことによってクレーン同志が相互に干渉することを避け
ることが可能となり、台風時にも暴風対策を容易に行な
い得る。
【0051】なお、本発明は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、実施例ではシャトル装置を旋回架構
上に配置した場合について説明したが、該シャトル装置
を水平ジブ側に設けてもよく、また実施例ではロープト
ロリ型の横行トロリについて説明したが、該横行トロリ
をギャード型の横行トロリとしてもよいことなど、その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更
を加え得ることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】本発明のシャトルジブ型クライミングク
レーンによれば、下記のごとき種々の優れた効果を奏し
得る。
【0053】I)シャトルし得る水平ジブを備えること
によって水平ジブの旋回半径を必要に応じて変更するこ
とができるように形成したので、全天候型の建設形態の
現場に2台以上のクレーンを併設した場合においても、
水平ジブの旋回半径を変更することによってクレーン同
志が相互に干渉することを避けることができる。
【0054】II)水平ジブの旋回半径を変更すること
によって台風時にも暴風対策を容易に行なうことができ
る。
【0055】III)全天候型の建設現場の仮設屋根に
天井クレーンなどの荷役設備を設ける必要がないので、
該仮設屋根の構造が簡略化されるため重量が軽減され、
該仮設屋根をジャッキアップする昇降装置の能力を低減
することが可能となり、経済的にも有用であり、又、建
物の形状、大きさが変わっても使用できる。
【0056】IV)水平ジブのシャトル、横行トロリの
横行、巻上フックの昇降、等の作動をシーブとロープを
用いて行なう構造とすることにより機材重量、及び製作
費を節減し得て有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシャトルジブ型クライミングクレーン
の一実施例の概略を表す側面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1に関連するシャトル装置のシャトルロープ
の張設状態図である。
【図4】図1に関連する横行装置の横行ロープの張設状
態図である。
【図5】図1に関連する巻上装置の巻上ロープの張設状
態図である。
【図6】図1に関連するクライミング作業時の状態を表
す側面図である。
【図7】従来の起伏ジブ型クライミングクレーンの一例
の概略を表す側面図である。
【図8】従来の水平ジブ型クライミングクレーンの一例
の概略を表す側面図である。
【符号の説明】
1 架台 2 マスト 2a マスト単材 4 昇降シリンダ 8 旋回装置 48 昇降フレーム 51 旋回架構 52 シャトル装置 53 シャトル用シーブ 54 ロープ巻取ドラム 57 水平ジブ 60 巻上装置 61 横行装置 62 巻上用シーブ 63 横行用シーブ 64 ロープ巻取ドラム 65 ロープ巻取ドラム 66 巻上ロープ 67 横行ロープ 68 横行車輪(車輪) 69 巻上用シーブ 70 横行トロリ 71 巻上フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青柳 隼夫 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 坪田 章 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 岡野 茂 東京都千代田区神田小川町1丁目1番地 石川島輸送機株式会社内 (72)発明者 角 忍 東京都千代田区神田小川町1丁目1番地 石川島輸送機株式会社内 (72)発明者 福本 敏則 東京都千代田区神田小川町1丁目1番地 石川島輸送機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台上にマスト単材を順次継ぎ足して連
    結するマストを設け、昇降シリンダの伸縮作動により前
    記マストに沿って昇降し得る昇降フレームをマストに外
    嵌し、マスト単材を吊り込み且つマストを挿通し得る形
    状を有し旋回装置により旋回駆動される旋回架構を前記
    昇降フレームの上端部に設け、該旋回架構の前後方向へ
    延びシャトル装置により駆動されてシャトルし得る水平
    ジブを前記の旋回架構に進退自在に内挿し、巻上装置に
    より駆動されて上下する巻上フックを備え且つ横行装置
    により駆動され水平ジブに沿って移動し得る横行トロリ
    を前記の水平ジブに設けたことを特徴とするシャトルジ
    ブ型クライミングクレーン。
  2. 【請求項2】 旋回架構にロープ巻取ドラムを有するシ
    ャトル装置を設け、旋回架構の前端部及び後端部にシャ
    トル用シーブを配置し、前記シャトル装置のロープ巻取
    ドラムから延び旋回架構前端部に設けたシャトル用シー
    ブに掛けたシャトルロープの一方の端部を水平ジブの後
    端部に固定し、前記シャトル装置のロープ巻取ドラムか
    ら延び旋回架構後端部に設けたシャトル用シーブに掛け
    たシャトルロープの他方の端部を水平ジブの先端部に固
    定したことを特徴とする請求項1に記載のシャトルジブ
    型クライミングクレーン。
  3. 【請求項3】 ロープ巻取ドラムを有するシャトル装置
    を水平ジブに搭載し、該シャトル装置のロープ巻取ドラ
    ムから延びるシャトルロープの一方の端部を旋回架構の
    前端部に固定し、前記シャトル装置のロープ巻取ドラム
    から延びるシャトルロープの他方の端部を旋回架構の後
    端部に固定したことを特徴とする請求項1に記載のシャ
    トルジブ型クライミングクレーン。
  4. 【請求項4】 ロープ巻取ドラムを有する巻上装置とロ
    ープ巻取ドラムを有する横行装置とを水平ジブに搭載
    し、水平ジブの一方の端部と横行トロリとに巻上用シー
    ブを、水平ジブの両端部に横行用シーブを夫々設け、前
    記巻上装置のロープ巻取ドラムから延び水平ジブに設け
    た巻上用シーブと横行トロリの巻上用シーブと巻上フッ
    クのシーブとに掛けた巻上ロープの端部を水平ジブの巻
    上用シーブを設けない側の端部付近に固定し、前記横行
    装置のロープ巻取ドラムから水平ジブの前端部に設けた
    横行用シーブに掛けた横行ロープの一方の端部を横行ト
    ロリの前端部に固定し、前記横行装置のロープ巻取ドラ
    ムから水平ジブの後端部に設けた横行用シーブに掛けた
    横行ロープの他方の端部を横行トロリの後端部に固定し
    たことを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3
    に記載のシャトルジブ型クライミングクレーン。
JP10694494A 1994-05-20 1994-05-20 シャトルジブ型クライミングクレーン Pending JPH07315766A (ja)

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Cited By (9)

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