JPH0726870A - ボーリング用マスト装置 - Google Patents

ボーリング用マスト装置

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JPH0726870A
JPH0726870A JP17032393A JP17032393A JPH0726870A JP H0726870 A JPH0726870 A JP H0726870A JP 17032393 A JP17032393 A JP 17032393A JP 17032393 A JP17032393 A JP 17032393A JP H0726870 A JPH0726870 A JP H0726870A
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mast
boring
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drum
pulley
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Takashi Hashimoto
傑 橋元
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マストを小型軽量化し、口元の作業空間が十
分に確保され、マストを倒した状態の高さや長さがコン
パクトなボーリング用マスト装置を提供する。 【構成】 起倒可能で起立したまま水平方向へ移動可能
なボーリング用のマスト14の頂部に、ボーリングロッ
ドを吊り下げる掘削孔側のプーリ21を、ワイヤ15を
巻回するドラム16側のプーリ22より大きくオーバー
ハングしたヘッドシーブ20を回動可能に設け、かつ、
ヘッドシーブ20のドラム側部位とボーリング装置との
間にそれぞれとの取付け部が回転自在な支持部材23を
設けた。 【効果】 マストに曲げモーメントが発生しないため断
面係数を小さくでき、小型軽量になる。又、ヘッドシー
ブ、マスト及びバランスロッドを各々回転自在に取り付
け、マストを倒すとヘッドシーブも自動的に格納され
る。また、マスト全体をスライドさせ、口元に広い作業
空間をつくることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボーリング用マスト装置
に係り、特に起倒可能なマストを有するボーリング用マ
スト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボーリングによる掘削孔には、
ボーリングロッドの挿入あるいは抜管、あるいは掘削終
了後のケーシングの建て込み、あるいは溶接作業等のた
め、口元スペース、すなわちある程度の作業スペース
が、掘削孔の地表開口部の付近に必要である。従前は、
単にマストで受けられるモーメント分でシーブを設定
し、それによる口元スペースで作業を行っていた。
【0003】しかし、口元作業スペースを広くとりたい
という要請から、図6および図7に示すように、マスト
1の断面をコの字型とし、その径を大きくして口元スペ
ースを確保しようとするもの、あるいは、図8および図
9に示すように、マスト2の頂部のプーリ3、4の位置
を張り出し、掘削孔側およびドラム側プーリ3、4のL
1 とL2 の長さを等しくしてマスト2への曲げモーメン
トを打ち消して、口元スペースを確保しようとしたりし
ている。なお、これらの図で、符号6はワイヤロープ、
7はこのワイヤロープ6を巻取るドラムである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6お
よび図7のタイプでは、マスト1のコの字型断面の奥3
面内を十分な口元の作業スペースとして確保するために
は、マスト1が大型となり、大重量になるという問題が
あった。また、図8および図9のタイプでは、マスト2
自体は小型にできるものの、口元スペースを十分に確保
するためには、L1 およびL2 寸法が大きくなり、マス
トを倒したときの機械の高さが高くなり、また、折りた
たんだ場合、ヘッド5を外す作業や、長さが長くなって
しまうという問題があった。
【0005】本発明の目的は、マストを小型軽量化する
とともに、口元の作業空間が十分に確保され、マストを
倒した状態の高さや長さがコンパクトなボーリング用マ
スト装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ボーリング装置に起倒可能に取り付けら
れ、起立した状態で水平方向へ移動可能なボーリング用
のマストと、前記マストの頂部に設けられ、ワイヤを巻
回するドラム側とボーリングロッドを吊り下げる掘削孔
側とにそれぞれ前記ワイヤを架けわたすプーリを具備し
たヘッドシーブとを有するボーリング用マスト装置にお
いて、前記ヘッドシーブは、前記マストに回動自在に取
り付けられ、前記回動自在な取付け位置に対して、前記
掘削孔側のプーリが前記ドラム側のプーリよりオーバー
ハング量を大きくして設けられ、かつ、前記ヘッドシー
ブのドラム側部位と前記ボーリング装置との間に、それ
ぞれとの取付け部が回転自在である支持部材を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、掘削孔の地表開口部の付近
で作業を行うときは、起立したマストをそのまま水平移
動して退避させ、オーバーハングした掘削孔側のプーリ
を用いて口元作業を行うことができるので、広い作業ス
ペースが得られる。この場合、ヘッドシーブを支持部材
で分担して支持するので、マスト自体を小型軽量化する
ことができる。また、掘削を行うには、マストをボーリ
ングセンター(掘削孔中心)に近ずけ、従前どおり、マ
ストのフィード装置により行うことができる。さらに、
マストを倒して収納する場合、マスト頂部のヘッドシー
ブを回動させ、ヘッドシーブの大きくオーバーハングし
た掘削孔側をボーリング装置の本体側に、オーバーハン
グ量の小さいドラム側を外側に位置させることができる
ので、外形がコンパクトになる。そのため、コンパクト
で、口元の作業空間が十分に確保されるボーリング用マ
スト装置となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1は、本実施例のボーリング用マスト装置
の側面図である。図において、下部ベース10の上に、
ベース11、スタンド12等からなる上乗せベースが載
置され、油圧シリンダ13により水平方向へスライドす
るようになっている。この上乗せベースにマスト14や
ワイヤ15の巻取りドラム16などが取り付けられてい
る。
【0009】マスト14は、上乗せベースのスタンド1
2にブラケットを介してA点で回転自在に取り付けら
れ、下部ベース11とマスト14との間に固定された油
圧シリンダ17により起倒される。図中の二点鎖線はマ
ストを倒したときの状態を示し、マスト14は支持台1
8に支持されている。
【0010】マスト14の頂部には、ヘッドシーブ20
がB点を中心として回動自在に取り付けられ、掘削孔側
のプーリ21がドラム側のプーリ22より大きくオーバ
ーハングして設けられている。一方、このヘッドシーブ
20はC点でバランスロッド23の一端と回転自在に連
結し、バランスロッド23の他端は、上乗せベースのス
タンド12にブラケットを介してD点で回転自在に取り
付けられている。尚、図中、マスト14にはドリルヘッ
ド25が設けられ、プーリ21にはランニングブロック
26が備えられている。
【0011】次に、本実施例の動作を説明する。図2に
示すように、掘削時は、ドリルヘッド25が連結された
ドリルロッド27を回転させ、フィード装置28によっ
て、ドリルヘッド25を下方向へ押して掘削していく。
このときの口元スペースは、ロッドネジの着脱を行なう
スペースがあれば十分である。
【0012】また、図3に示すように、ケーシング29
の建て込み、あるいはドリルロッドの連続挿入や、抜管
時は、シリンダ13でマスト14ごとヘッドシーブ20
を移動させ、ランニングブロック26をボーリングセン
ターと一致させて、ドラム16を使って建て込みのケー
シング29や、あるいは孔内のロッドをボーリングセン
ターで吊ることができる。このときの口元スペースは、
マスト14自体がボーリングセンターから離れたため、
仮にケーシングを溶接する作業があっても十分なスペー
スが確保されている。
【0013】このように、マストセンターからかなりオ
ーバーハングしてウエイトを吊った場合、マスト14に
は通常大きな曲げモーメントが発生する。これを防ぐた
め、本実施例は、バランスロッド23を具備している。
【0014】図4に示したように、ドラム側でワイヤ1
5をWの力で引くと、オーバーハングした掘削孔側の吊
り下げ方向は2Wとなり、バランスロッド23の軸方向
には3W、マスト14の軸方向には6Wの力が作用す
る。このとき、ヘッドシーブ20のB点まわりのモーメ
ントは、ワイヤ15の力だけなら時計まわりに2W×2
L=4WL、反時計まわりにWL働き、結果として時計
まわりに回転しようとする。このとき、C点に取り付け
られているバランスロッド23が引っ張られ、バランス
するための3WLのモーメントを発生する。このため、
マスト14には圧縮荷重が通常の2倍加わるが、曲げモ
ーメントは発生しない。そのため、マスト14の断面係
数を小さくすることができ、小型、軽量化が可能にな
る。またドラムの巻取力の2倍の吊り力が発生するの
で、小型のドラムを使用することができる。
【0015】ボーリング機械を運搬するときは、図5に
示すように、マスト14をシリンダ17で倒すと、ヘッ
ドシーブ20も、自動的に格納され、運搬時の高さを低
く抑えることができる。
【0016】すなわち、このヘッドシーブ自動格納シス
テムは、図1に示すように、ヘッドシーブ20が、マス
ト14およびバランスロッド23と、それぞれB、C点
で、バランスロッド23およびマスト14が、上乗せベ
ースのスタンド12と、それぞれD、A点において、回
転あるいは回動自在に取り付けられているため、A、
B、C、Dは、ほぼ平行四辺形を形造っていることにな
る。この状態でシリンダ17によりマスト14をA点ま
わりに回転させると、ほぼBCADは平行に移動しよ
うとする。このため、マスト14を水平に倒したとき、
ヘッドシーブ20も同様に水平になろうとするために、
図中に二点鎖線で示した影絵のように格納されるのであ
る。
【0017】以上のように本実施例によれば、マストに
は曲げモーメントは発生しないため、マストの断面係数
を小さくでき、小型、軽量化が可能になる。また、ヘッ
ドシーブ、マストおよびバランスロッドを、それぞれ回
転あるいは回動自在に取り付け、その回転あるいは回動
中心が、ほぼ平行四辺形を形造り、マストを水平に倒す
と、ヘッドシーブも自動的に格納される。また、マスト
全体をスライドさせて、ボーリングセンターから遠ざけ
ることができるため、口元に広い作業空間をつくること
ができる。
【0018】
【発明の効果】上述のとおり本発明によれば、口元の作
業空間が確保され、同時にマストやドラムの軽量化がで
きるとともに、移動時など、マストを倒した状態の高さ
や長さを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図。
【図2】本実施例の動作を説明するための側面図。
【図3】本実施例の他の動作を説明するための側面図。
【図4】本実施例のマスト頂部の拡大図。
【図5】本実施例のマストを格納した状態の側面図。
【図6】従来例の一例を示す側面図。
【図7】図6の例の正面図。
【図8】従来例の他の例を示す側面図。
【図9】図8の例の正面図。
【符号の説明】
1、2 マスト 3、4 プーリ 5 ヘッド 6 ワイヤロープ 7 ドラム 10 下部ベース 11 ベース 12 スタンド 13 油圧シリンダ 14 マスト 15 ワイヤ 16 巻取りドラム 17 油圧シリンダ 18 支持台 20 ヘッドシーブ 21、22 プーリ 23 バランスロッド 25 ドリルヘッド 26 ランニングブロック 27 ドリルロッド 28 フィード装置 29 ケーシング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボーリング装置に起倒可能に取り付けら
    れ、起立した状態で水平方向へ移動可能なボーリング用
    のマストと、前記マストの頂部に設けられ、ワイヤを巻
    回するドラム側とボーリングロッドを吊り下げる掘削孔
    側とにそれぞれ前記ワイヤを架けわたすプーリを具備し
    たヘッドシーブとを有するボーリング用マスト装置にお
    いて、 前記ヘッドシーブは、前記マストに回動自在に取り付け
    られ、前記回動自在な取付け位置に対して、前記掘削孔
    側のプーリが前記ドラム側のプーリよりオーバーハング
    量を大きくして設けられ、かつ、前記ヘッドシーブのド
    ラム側部位と前記ボーリング装置との間に、それぞれと
    の取付け部が回転自在である支持部材を設けたことを特
    徴とするボーリング用マスト装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102704859A (zh) * 2012-05-22 2012-10-03 上海中联重科桩工机械有限公司 滑轮机构和旋挖钻机
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CN109898395A (zh) * 2019-04-16 2019-06-18 贵州大学 道路桥梁的地下平稳支架式打孔装置
CN116181249A (zh) * 2023-04-24 2023-05-30 四川宏华电气有限责任公司 一种油田起下管柱高空无人作业装置及使用方法

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