JPH10120365A - クレーンブームの手摺り装置 - Google Patents
クレーンブームの手摺り装置Info
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- JPH10120365A JPH10120365A JP29455096A JP29455096A JPH10120365A JP H10120365 A JPH10120365 A JP H10120365A JP 29455096 A JP29455096 A JP 29455096A JP 29455096 A JP29455096 A JP 29455096A JP H10120365 A JPH10120365 A JP H10120365A
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- boom
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- stays
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
- B66C15/00—Safety gear
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
- B66C23/00—Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
- B66C23/62—Constructional features or details
- B66C23/64—Jibs
- B66C23/70—Jibs constructed of sections adapted to be assembled to form jibs or various lengths
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control And Safety Of Cranes (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 手摺り本体の剛性を高めることができ、かつ
クレーンブームに対する組立、収容時の作業性を向上で
きるようにする。 【解決手段】 中間ブーム8に取付けられた踏み板32
に複数のブラケット33を固着し、各ブラケット33に
回動可能に取付けた各ステー35間に一体的に手摺り棒
37を設ける構成とする。これにより、例えばロープ等
からなる手摺り本体を用いる場合に比較して、踏み板3
2上を歩行する作業者が把持したときの手摺り本体の剛
性を高めることができ、踏み板32上での作業の安全性
を向上することができる。また、各ステー35と手摺り
棒37とを一体的に組立位置と収容位置とに位置決めす
ることができるから、中間ブーム8に対する手摺り装置
31の組立、収容作業を一人の作業者によって効率よく
行うことができる。
クレーンブームに対する組立、収容時の作業性を向上で
きるようにする。 【解決手段】 中間ブーム8に取付けられた踏み板32
に複数のブラケット33を固着し、各ブラケット33に
回動可能に取付けた各ステー35間に一体的に手摺り棒
37を設ける構成とする。これにより、例えばロープ等
からなる手摺り本体を用いる場合に比較して、踏み板3
2上を歩行する作業者が把持したときの手摺り本体の剛
性を高めることができ、踏み板32上での作業の安全性
を向上することができる。また、各ステー35と手摺り
棒37とを一体的に組立位置と収容位置とに位置決めす
ることができるから、中間ブーム8に対する手摺り装置
31の組立、収容作業を一人の作業者によって効率よく
行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーンブームの
分解、組立て時等において踏み板と共にクレーンブーム
上に設けられれるクレーンブームの手摺り装置に関す
る。
分解、組立て時等において踏み板と共にクレーンブーム
上に設けられれるクレーンブームの手摺り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、高層ビル等の建設現場において
は、地上と高所との間で資材を運搬するためにクレーン
が用いられる。
は、地上と高所との間で資材を運搬するためにクレーン
が用いられる。
【0003】そこで、この種の従来技術によるクレーン
として、図8ないし図11にクローラ式のクレーンを例
に挙げて説明すると、1は下部走行体、2はこの下部走
行体1上に旋回可能に設けられた上部旋回体を示し、こ
の上部旋回体2には、先端側にガイドシーブ3Aを有す
るA型フレーム3が設けられている。また、上部旋回体
2には主巻きドラム4およびブーム起伏ドラム5等が設
けられている。
として、図8ないし図11にクローラ式のクレーンを例
に挙げて説明すると、1は下部走行体、2はこの下部走
行体1上に旋回可能に設けられた上部旋回体を示し、こ
の上部旋回体2には、先端側にガイドシーブ3Aを有す
るA型フレーム3が設けられている。また、上部旋回体
2には主巻きドラム4およびブーム起伏ドラム5等が設
けられている。
【0004】6は上部旋回体2の前部に俯仰動可能に設
けられたクレーンブームを示し、このクレーンブーム6
は、上部旋回体2の前部に回動可能に取付けられた下ブ
ーム7と、この下ブーム7の先端側に連結された例えば
3個の中間ブーム8,8,…と、この各中間ブーム8の
うち先端側の中間ブーム8に連結された上ブーム9とか
らなり、下ブーム7と中間ブーム8との間、各中間ブー
ム8の間、および中間ブーム8と上ブーム9との間は、
それぞれ連結金具10によって強固に連結される構成と
なっている。そして、このクレーンブーム6は、後述す
るブーム起伏ロープ18をブーム起伏ドラム5によって
巻取る、または巻出すことにより上部旋回体2に対して
起伏するものである。
けられたクレーンブームを示し、このクレーンブーム6
は、上部旋回体2の前部に回動可能に取付けられた下ブ
ーム7と、この下ブーム7の先端側に連結された例えば
3個の中間ブーム8,8,…と、この各中間ブーム8の
うち先端側の中間ブーム8に連結された上ブーム9とか
らなり、下ブーム7と中間ブーム8との間、各中間ブー
ム8の間、および中間ブーム8と上ブーム9との間は、
それぞれ連結金具10によって強固に連結される構成と
なっている。そして、このクレーンブーム6は、後述す
るブーム起伏ロープ18をブーム起伏ドラム5によって
巻取る、または巻出すことにより上部旋回体2に対して
起伏するものである。
【0005】11は主巻きドラム4に巻回された主巻き
ロープで、この主巻きロープ11の先端側には吊荷フッ
ク12が取付けられている。そして、主巻きロープ11
は上ブーム9の先端側に回転可能に配設されたガイドシ
ーブ13,14に巻回され、吊荷フック12はガイドシ
ーブ14から下方に垂下している。
ロープで、この主巻きロープ11の先端側には吊荷フッ
ク12が取付けられている。そして、主巻きロープ11
は上ブーム9の先端側に回転可能に配設されたガイドシ
ーブ13,14に巻回され、吊荷フック12はガイドシ
ーブ14から下方に垂下している。
【0006】15は一端側が上ブーム9の先端側に取付
けられたブーム支持ロープで、このブーム支持ロープ1
5の他端側には、複数のシーブ(図示せず)を有するブ
ライドル16が取付けられている。17はA型フレーム
3の上端側に取付けられたハンガを示し、このハンガ1
7は複数のシーブ(図示せず)を有している。そして、
このハンガ17の各シーブとブライドル16の各シーブ
との間には、ブーム起伏ドラム5に巻回されたブーム起
伏ロープ18が巻回されている。
けられたブーム支持ロープで、このブーム支持ロープ1
5の他端側には、複数のシーブ(図示せず)を有するブ
ライドル16が取付けられている。17はA型フレーム
3の上端側に取付けられたハンガを示し、このハンガ1
7は複数のシーブ(図示せず)を有している。そして、
このハンガ17の各シーブとブライドル16の各シーブ
との間には、ブーム起伏ドラム5に巻回されたブーム起
伏ロープ18が巻回されている。
【0007】そして、ブーム起伏ドラム5からブーム起
伏ロープ18を巻出すと、ブライドル16がブーム支持
ロープ15を伴ってハンガ17から離間することによ
り、クレーンブーム6が下向きに傾倒する。また、ブー
ム起伏ドラム5によってブーム起伏ロープ18を巻取る
と、ブライドル16がブーム支持ロープ15を伴ってハ
ンガ17側に接近することにより、クレーンブーム6が
上向きに起立する。
伏ロープ18を巻出すと、ブライドル16がブーム支持
ロープ15を伴ってハンガ17から離間することによ
り、クレーンブーム6が下向きに傾倒する。また、ブー
ム起伏ドラム5によってブーム起伏ロープ18を巻取る
と、ブライドル16がブーム支持ロープ15を伴ってハ
ンガ17側に接近することにより、クレーンブーム6が
上向きに起立する。
【0008】ところで、上述の如きクレーンを作業現場
に輸送する場合には、クレーンブーム6が長大となるた
め、このクレーンブーム6を各中間ブーム8および上ブ
ーム9ごとに分解した状態で個別に作業現場に輸送し、
この個別に輸送された各中間ブーム8および上ブーム9
をクレーン作業に先立って作業現場で組立てる。
に輸送する場合には、クレーンブーム6が長大となるた
め、このクレーンブーム6を各中間ブーム8および上ブ
ーム9ごとに分解した状態で個別に作業現場に輸送し、
この個別に輸送された各中間ブーム8および上ブーム9
をクレーン作業に先立って作業現場で組立てる。
【0009】そこで、クレーンブーム6の分解作業につ
いて図9を参照しつつ説明すると、まず、各中間ブーム
8と上ブーム9との組立体を小型の補助クレーン(図示
せず)により吊上げた状態で、下ブーム7と中間ブーム
8との間の連結金具10を取外し、各中間ブーム8と上
ブーム9との組立体を接地させる。
いて図9を参照しつつ説明すると、まず、各中間ブーム
8と上ブーム9との組立体を小型の補助クレーン(図示
せず)により吊上げた状態で、下ブーム7と中間ブーム
8との間の連結金具10を取外し、各中間ブーム8と上
ブーム9との組立体を接地させる。
【0010】次に、接地した各中間ブーム8間の連結金
具10、および中間ブーム8と上ブーム9との間の連結
金具10を取外すことにより、各中間ブーム8および上
ブーム9を1個単位に分解する。
具10、および中間ブーム8と上ブーム9との間の連結
金具10を取外すことにより、各中間ブーム8および上
ブーム9を1個単位に分解する。
【0011】この場合、図9中で下側に位置する各連結
金具10の取外し作業は地面上で行うことが可能である
が、上側に位置する各連結金具10の取外し作業は中間
ブーム8上で行う必要がある。
金具10の取外し作業は地面上で行うことが可能である
が、上側に位置する各連結金具10の取外し作業は中間
ブーム8上で行う必要がある。
【0012】このため、例えば特開平7−69785号
公報等に開示されているように、中間ブーム8上には、
図10および図11に示す如くの踏み板19が設けられ
ると共に、この踏み板19上を歩行する作業者の安全性
を確保するための後述する手摺り装置21が設けられ
る。
公報等に開示されているように、中間ブーム8上には、
図10および図11に示す如くの踏み板19が設けられ
ると共に、この踏み板19上を歩行する作業者の安全性
を確保するための後述する手摺り装置21が設けられ
る。
【0013】ここで、踏み板19は「コ」字状の断面形
状を有する外枠19Aと、この外枠19Aの内側中心部
に溶接された補強板19Bとからなっている。そして、
この踏み板19は中間ブーム8を構成する前,後の連結
パイプ8A,8A間に架け渡すように配設され、外枠1
9Aの下面側にボルト締めされた取付具20との間で連
結パイプ8Aを挟むようにして固定されている。
状を有する外枠19Aと、この外枠19Aの内側中心部
に溶接された補強板19Bとからなっている。そして、
この踏み板19は中間ブーム8を構成する前,後の連結
パイプ8A,8A間に架け渡すように配設され、外枠1
9Aの下面側にボルト締めされた取付具20との間で連
結パイプ8Aを挟むようにして固定されている。
【0014】21は踏み板19の近傍に位置して中間ブ
ーム8上に設けられた手摺り装置を示し、この手摺り装
置21は、中間ブーム8の各連結パイプ8Aに取付けら
れた3個のブラケット22と、この各ブラケット22に
取付けられて中間ブーム8の上方に突出し、その突出端
側に環状の繋留リング23Aが設けられた3本のステー
23と、この各ステー23の繋留リング23A間に張架
され、踏み板19の長さ方向に伸長した手摺り本体とし
てのロープ24とから構成されている。
ーム8上に設けられた手摺り装置を示し、この手摺り装
置21は、中間ブーム8の各連結パイプ8Aに取付けら
れた3個のブラケット22と、この各ブラケット22に
取付けられて中間ブーム8の上方に突出し、その突出端
側に環状の繋留リング23Aが設けられた3本のステー
23と、この各ステー23の繋留リング23A間に張架
され、踏み板19の長さ方向に伸長した手摺り本体とし
てのロープ24とから構成されている。
【0015】そして、作業者は、踏み板19上を歩行す
る際にロープ24を把持することにより、またはロープ
24に命綱(図示せず)を引掛けることにより、踏み板
19上での作業の安全性を確保しつつ、中間ブーム8上
で連結金具10の取外し作業を行う。
る際にロープ24を把持することにより、またはロープ
24に命綱(図示せず)を引掛けることにより、踏み板
19上での作業の安全性を確保しつつ、中間ブーム8上
で連結金具10の取外し作業を行う。
【0016】ところで、分解された中間ブーム8はトレ
ーラ等に積載されて作業現場に輸送されるが、このと
き、手摺り装置21の各ステー23が中間ブーム8の外
部に突出した状態にあると、トレーラの積荷高さが高さ
制限を越えてしまい中間ブーム8の輸送作業に支障をき
たすという問題がある。
ーラ等に積載されて作業現場に輸送されるが、このと
き、手摺り装置21の各ステー23が中間ブーム8の外
部に突出した状態にあると、トレーラの積荷高さが高さ
制限を越えてしまい中間ブーム8の輸送作業に支障をき
たすという問題がある。
【0017】このため、上述の手摺り装置21では図1
1に示すように、各ステー23をブラケット22に対し
て軸方向に移動可能とし、軸方向の2か所に設けたピン
穴23B,23Cにブラケット22を介して位置決めピ
ン25を挿通することにより、例えば中間ブーム8の分
解、組立時にはステー23を実線で示す組立位置に位置
決めし、中間ブーム8の輸送時にはステー23を二点鎖
線で示す収容位置に位置決めできる構成となっている。
1に示すように、各ステー23をブラケット22に対し
て軸方向に移動可能とし、軸方向の2か所に設けたピン
穴23B,23Cにブラケット22を介して位置決めピ
ン25を挿通することにより、例えば中間ブーム8の分
解、組立時にはステー23を実線で示す組立位置に位置
決めし、中間ブーム8の輸送時にはステー23を二点鎖
線で示す収容位置に位置決めできる構成となっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術による手摺り装置21では、各ステー23間に張架
したロープ24を手摺り本体として用いているため、踏
み板19上を歩行する作業者が把持したときにこのロー
プ24が弛みを生じる場合があり、手摺り本体としての
剛性が不足してしまうという問題がある。
技術による手摺り装置21では、各ステー23間に張架
したロープ24を手摺り本体として用いているため、踏
み板19上を歩行する作業者が把持したときにこのロー
プ24が弛みを生じる場合があり、手摺り本体としての
剛性が不足してしまうという問題がある。
【0019】また、各ステー23間に張架されたロープ
24は各ステー23を組立位置と収容位置との間で移動
させるときに弛むから、この各ステー23を一人の作業
者によって同時に組立位置と収容位置とに位置決めする
のが困難となり、手摺り装置21の組立、収容時の作業
性が低下してしまうという問題がある。
24は各ステー23を組立位置と収容位置との間で移動
させるときに弛むから、この各ステー23を一人の作業
者によって同時に組立位置と収容位置とに位置決めする
のが困難となり、手摺り装置21の組立、収容時の作業
性が低下してしまうという問題がある。
【0020】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、手摺り本体の剛性を高めることができ、
かつ組立、収容時の作業性を向上することができるクレ
ーンブームの手摺り装置を提供することを目的としてい
る。
されたもので、手摺り本体の剛性を高めることができ、
かつ組立、収容時の作業性を向上することができるクレ
ーンブームの手摺り装置を提供することを目的としてい
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1の発明は、クレーンブームに取付けられ
る踏み板と、この踏み板の長さ方向に離間して固着され
た複数のブラケットと、この各ブラケットに前記踏み板
の長さ方向と直交する方向に回動可能に取付けられ、組
立位置と折畳み位置とに位置決めされる複数のステー
と、この各ステー間に一体的に設けられ、前記踏み板の
長さ方向に伸長した棒状の手摺りとから構成したことに
ある。
ために請求項1の発明は、クレーンブームに取付けられ
る踏み板と、この踏み板の長さ方向に離間して固着され
た複数のブラケットと、この各ブラケットに前記踏み板
の長さ方向と直交する方向に回動可能に取付けられ、組
立位置と折畳み位置とに位置決めされる複数のステー
と、この各ステー間に一体的に設けられ、前記踏み板の
長さ方向に伸長した棒状の手摺りとから構成したことに
ある。
【0022】上記の構成によれば、各ステー間に棒状の
手摺りを一体的に設けることにより、この手摺りの剛性
を向上することができる。しかも、踏み板に固着された
各ブラケットに取付けられたステーを、踏み板の長さ方
向と直交する方向に回動させることにより、この各ステ
ーと手摺りとを一体的に組立位置と折畳み位置とに位置
決めすることができ、クレーンブームに対する手摺り装
置の組立、収容時の作業性を向上できる。
手摺りを一体的に設けることにより、この手摺りの剛性
を向上することができる。しかも、踏み板に固着された
各ブラケットに取付けられたステーを、踏み板の長さ方
向と直交する方向に回動させることにより、この各ステ
ーと手摺りとを一体的に組立位置と折畳み位置とに位置
決めすることができ、クレーンブームに対する手摺り装
置の組立、収容時の作業性を向上できる。
【0023】また、請求項2の発明は、クレーンブーム
に取付けられる踏み板の近傍に位置し、この踏み板の長
さ方向に離間してクレーンブームに設けられた複数のブ
ラケットと、この各ブラケットに前記踏み板の長さ方向
と直交する方向に回動可能に取付けられ、組立位置と折
畳み位置とに位置決めされる複数のステーと、この各ス
テー間に一体的に設けられ、前記踏み板の長さ方向に伸
長した棒状の手摺りとから構成したことにある。
に取付けられる踏み板の近傍に位置し、この踏み板の長
さ方向に離間してクレーンブームに設けられた複数のブ
ラケットと、この各ブラケットに前記踏み板の長さ方向
と直交する方向に回動可能に取付けられ、組立位置と折
畳み位置とに位置決めされる複数のステーと、この各ス
テー間に一体的に設けられ、前記踏み板の長さ方向に伸
長した棒状の手摺りとから構成したことにある。
【0024】上記の構成によれば、ブラケットに回動可
能に取付けられた各ステー間に棒状の手摺りを一体的に
設けることにより、この手摺りの剛性を向上することが
できる。しかも、クレーンブームに設けられた各ブラケ
ットに対し、踏み板の長さ方向と直交する方向にステー
を回動させることにより、この各ステーと手摺りとを一
体的に組立位置と折畳み位置とに位置決めすることがで
き、クレーンブームに対する手摺り装置の組立、収容時
の作業性を向上できる。
能に取付けられた各ステー間に棒状の手摺りを一体的に
設けることにより、この手摺りの剛性を向上することが
できる。しかも、クレーンブームに設けられた各ブラケ
ットに対し、踏み板の長さ方向と直交する方向にステー
を回動させることにより、この各ステーと手摺りとを一
体的に組立位置と折畳み位置とに位置決めすることがで
き、クレーンブームに対する手摺り装置の組立、収容時
の作業性を向上できる。
【0025】さらに、請求項3の発明は、前記ブラケッ
トには前記ステーを回動可能に支持する支持ピンの近傍
に位置して複数の位置決め穴を設け、かつ前記ステーに
はボルト挿通穴を設け、前記ブラケットの位置決め穴と
前記ステーのボルト挿通穴との間に位置決めボルトを締
結することにより、前記ステーを組立位置と折畳み位置
とに位置決めする構成としたことにある。
トには前記ステーを回動可能に支持する支持ピンの近傍
に位置して複数の位置決め穴を設け、かつ前記ステーに
はボルト挿通穴を設け、前記ブラケットの位置決め穴と
前記ステーのボルト挿通穴との間に位置決めボルトを締
結することにより、前記ステーを組立位置と折畳み位置
とに位置決めする構成としたことにある。
【0026】上記の構成によれば、ブラケットに取付け
られたステーを支持ピンを中心として回動変位させた状
態で、ブラケットに設けた位置決め穴とステーに設けた
ボルト挿通穴との間に位置決めボルトを締結することに
より、ステーを組立位置と折畳み位置とに容易に位置決
めすることができる。
られたステーを支持ピンを中心として回動変位させた状
態で、ブラケットに設けた位置決め穴とステーに設けた
ボルト挿通穴との間に位置決めボルトを締結することに
より、ステーを組立位置と折畳み位置とに容易に位置決
めすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1ないし図7に基づき説明する。
て図1ないし図7に基づき説明する。
【0028】まず、図1ないし図4は本発明による第1
の実施形態を示している。なお、本実施の形態では上述
した従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。
の実施形態を示している。なお、本実施の形態では上述
した従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。
【0029】図中、31は従来技術による手摺り装置2
1に代えて本実施の形態に適用される手摺り装置を示
し、この手摺り装置31は、後述の踏み板32と、この
踏み板32に固着された複数のブラケット33と、この
各ブラケット33に回動可能に取付けられた複数のステ
ー35と、この各ステー35間に一体的に設けられた手
摺り棒37とから大略構成されている。
1に代えて本実施の形態に適用される手摺り装置を示
し、この手摺り装置31は、後述の踏み板32と、この
踏み板32に固着された複数のブラケット33と、この
各ブラケット33に回動可能に取付けられた複数のステ
ー35と、この各ステー35間に一体的に設けられた手
摺り棒37とから大略構成されている。
【0030】32は中間ブーム8上にその長さ方向に伸
長するように配設された踏み板を示し、この踏み板32
は「コ」字状の断面形状を有する外枠32Aと、この外
枠32Aの内側中心部に溶接された補強板32Bとから
なり、外枠32Aの一側面には長さ方向に離間して3個
の切欠き部32C,32C,…が形成されている。
長するように配設された踏み板を示し、この踏み板32
は「コ」字状の断面形状を有する外枠32Aと、この外
枠32Aの内側中心部に溶接された補強板32Bとから
なり、外枠32Aの一側面には長さ方向に離間して3個
の切欠き部32C,32C,…が形成されている。
【0031】そして、この踏み板32は中間ブーム8を
構成する前,後の連結パイプ8A,8A間に架け渡すよ
うに配設され、外枠32Aの下面側にボルト締めされた
取付具20との間で連結パイプ8Aを挟むようにして固
定されている。
構成する前,後の連結パイプ8A,8A間に架け渡すよ
うに配設され、外枠32Aの下面側にボルト締めされた
取付具20との間で連結パイプ8Aを挟むようにして固
定されている。
【0032】33,33,…は踏み板32にその長さ方
向に離間して固着された3個のブラケットで、この各ブ
ラケット33は図3および図4に示すように、踏み板3
2の外枠32A下面に溶接され、切欠き部32Cから踏
み板32の幅方向に突出した台形状の板体として形成さ
れている。
向に離間して固着された3個のブラケットで、この各ブ
ラケット33は図3および図4に示すように、踏み板3
2の外枠32A下面に溶接され、切欠き部32Cから踏
み板32の幅方向に突出した台形状の板体として形成さ
れている。
【0033】ここで、ブラケット33には、その一側面
に突出端側が雄ねじ部34Aとなった支持ピン34が突
設され、かつこの支持ピン34から等距離となる位置に
は、90度の角度間隔をもって位置決め穴としての2個
のボルト穴33A,33Bが螺設されている。
に突出端側が雄ねじ部34Aとなった支持ピン34が突
設され、かつこの支持ピン34から等距離となる位置に
は、90度の角度間隔をもって位置決め穴としての2個
のボルト穴33A,33Bが螺設されている。
【0034】35は各ブラケット33に回動可能に取付
けられ、踏み板32の長さ方向と直交する方向に伸長し
た3本のステーを示し、この各ステー35の基端側に
は、ブラケット33の支持ピン34に摺動可能に嵌合す
るピン穴35Aと、後述の位置決めボルト38が挿通さ
れるボルト挿通穴35Bとが形成されている。そして、
ステー35はピン穴35Aをブラケット33の支持ピン
34に嵌合させた状態で、この支持ピン34の雄ねじ部
34Aに抜止めナット36を螺着することにより、図4
中に実線で示す組立位置と二点鎖線で示す折畳み位置と
の間で回動できる構成となっている。
けられ、踏み板32の長さ方向と直交する方向に伸長し
た3本のステーを示し、この各ステー35の基端側に
は、ブラケット33の支持ピン34に摺動可能に嵌合す
るピン穴35Aと、後述の位置決めボルト38が挿通さ
れるボルト挿通穴35Bとが形成されている。そして、
ステー35はピン穴35Aをブラケット33の支持ピン
34に嵌合させた状態で、この支持ピン34の雄ねじ部
34Aに抜止めナット36を螺着することにより、図4
中に実線で示す組立位置と二点鎖線で示す折畳み位置と
の間で回動できる構成となっている。
【0035】37は各ステー35間に一体的に設けられ
た手摺りとしての手摺り棒で、この手摺り棒37は、例
えば金属パイプ等の剛性を有する棒状体からなり、各ス
テー35の先端側に溶接等の手段によって固着され、踏
み板32の長さ方向に伸長している。
た手摺りとしての手摺り棒で、この手摺り棒37は、例
えば金属パイプ等の剛性を有する棒状体からなり、各ス
テー35の先端側に溶接等の手段によって固着され、踏
み板32の長さ方向に伸長している。
【0036】38は各ステー35のボルト挿通穴35B
に挿通された位置決めボルトで、この位置決めボルト3
8をブラケット33のボルト穴33Aに螺着した場合に
は、各ステー35と手摺り棒37とが、図1に示すよう
に中間ブーム8上に直立した組立位置に位置決めされ
る。また、位置決めボルト38をブラケット33のボル
ト穴33Bに螺着した場合には、各ステー35と手摺り
棒37とが、図2に示すように中間ブーム8に対してほ
ぼ水平となる折畳み位置に位置決めされる構成となって
いる。
に挿通された位置決めボルトで、この位置決めボルト3
8をブラケット33のボルト穴33Aに螺着した場合に
は、各ステー35と手摺り棒37とが、図1に示すよう
に中間ブーム8上に直立した組立位置に位置決めされ
る。また、位置決めボルト38をブラケット33のボル
ト穴33Bに螺着した場合には、各ステー35と手摺り
棒37とが、図2に示すように中間ブーム8に対してほ
ぼ水平となる折畳み位置に位置決めされる構成となって
いる。
【0037】本実施の形態による手摺り装置31は上述
の如き構成を有するもので、以下、この手摺り装置31
の中間ブーム8に対する組立、収容作業について説明す
る。
の如き構成を有するもので、以下、この手摺り装置31
の中間ブーム8に対する組立、収容作業について説明す
る。
【0038】まず、中間ブーム8の前,後の連結パイプ
8A,8A間に踏み板32を架け渡すように配置し、各
連結パイプ8Aを上,下方向から挟むようにして踏み板
32の下面に取付具20をボルト締めすることにより、
踏み板32を中間ブーム8の上面に固定する。なお、踏
み板32は中間ブーム8の上面に常時固定されていても
よい。
8A,8A間に踏み板32を架け渡すように配置し、各
連結パイプ8Aを上,下方向から挟むようにして踏み板
32の下面に取付具20をボルト締めすることにより、
踏み板32を中間ブーム8の上面に固定する。なお、踏
み板32は中間ブーム8の上面に常時固定されていても
よい。
【0039】次に、踏み板32に固着された各ブラケッ
ト33の支持ピン34にステー35のピン穴35Aを嵌
合させ、この支持ピン34の雄ねじ部34Aに抜止めナ
ット36を螺着することにより、各ステー35および手
摺り棒37を各ブラケット33に回動可能に取付ける。
ト33の支持ピン34にステー35のピン穴35Aを嵌
合させ、この支持ピン34の雄ねじ部34Aに抜止めナ
ット36を螺着することにより、各ステー35および手
摺り棒37を各ブラケット33に回動可能に取付ける。
【0040】この状態で、各ステー35のボルト挿通穴
35Bに挿通した位置決めボルト38をブラケット33
のボルト穴33Aに螺着することにより、各ステー35
および手摺り棒37を中間ブーム8上に直立した組立位
置に位置決めすることができる。
35Bに挿通した位置決めボルト38をブラケット33
のボルト穴33Aに螺着することにより、各ステー35
および手摺り棒37を中間ブーム8上に直立した組立位
置に位置決めすることができる。
【0041】この場合、組立位置に位置決めされた手摺
り棒37は、剛性をもって踏み板32の長さ方向に伸長
しているから、例えば従来技術による手摺り装置21に
適用されたロープ24に比較して、踏み板32上を歩行
する作業者が把持したときに弛みを生じるのを確実に防
止でき、踏み板32上での作業の安全性を向上すること
ができる。
り棒37は、剛性をもって踏み板32の長さ方向に伸長
しているから、例えば従来技術による手摺り装置21に
適用されたロープ24に比較して、踏み板32上を歩行
する作業者が把持したときに弛みを生じるのを確実に防
止でき、踏み板32上での作業の安全性を向上すること
ができる。
【0042】一方、手摺り装置31を収容する場合に
は、各ステー35のボルト挿通穴35Bに挿通した位置
決めボルト38をブラケット33のボルト穴33Aから
取外した後、各ステー35を支持ピン34を中心として
図4中に実線で示す組立位置から二点鎖線で示す折畳み
位置に回動させる。
は、各ステー35のボルト挿通穴35Bに挿通した位置
決めボルト38をブラケット33のボルト穴33Aから
取外した後、各ステー35を支持ピン34を中心として
図4中に実線で示す組立位置から二点鎖線で示す折畳み
位置に回動させる。
【0043】そして、各ステー35のボルト挿通穴35
Bに挿通した位置決めボルト38を、ブラケット33の
ボルト穴33Bに螺着することにより、各ステー35お
よび手摺り棒37を中間ブーム8に対してほぼ水平とな
る折畳み位置に位置決めすることができる。
Bに挿通した位置決めボルト38を、ブラケット33の
ボルト穴33Bに螺着することにより、各ステー35お
よび手摺り棒37を中間ブーム8に対してほぼ水平とな
る折畳み位置に位置決めすることができる。
【0044】この場合、各ステー35と手摺り棒37と
は、組立位置と折畳み位置との間で一体的に回動変位す
るから、手摺り装置31を中間ブーム8側に収容する作
業を一人の作業者によって効率よく行うことができ、そ
の作業性を大幅に向上することができる。
は、組立位置と折畳み位置との間で一体的に回動変位す
るから、手摺り装置31を中間ブーム8側に収容する作
業を一人の作業者によって効率よく行うことができ、そ
の作業性を大幅に向上することができる。
【0045】次に、図5ないし図7は本発明による第2
の実施形態を示している。なお、本実の施形態では上述
した第1の実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略する。
の実施形態を示している。なお、本実の施形態では上述
した第1の実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0046】図中、41は前記第1の実施形態による手
摺り装置31に代えて本実施の形態に適用された手摺り
装置を示し、この手摺り装置41は、中間ブーム8に取
付けられた後述する複数のブラケット43と、この各ブ
ラケット43に回動可能に取付けられた複数のステー3
5と、この各ステー35間に一体的に設けられた手摺り
棒37とから大略構成されている。
摺り装置31に代えて本実施の形態に適用された手摺り
装置を示し、この手摺り装置41は、中間ブーム8に取
付けられた後述する複数のブラケット43と、この各ブ
ラケット43に回動可能に取付けられた複数のステー3
5と、この各ステー35間に一体的に設けられた手摺り
棒37とから大略構成されている。
【0047】42は中間ブーム8を構成する前,後の連
結パイプ8A,8A間に架け渡すように配設された踏み
板を示し、この踏み板42は「コ」字状の断面形状を有
する外枠42Aと、この外枠42Aの内側中心部に溶接
された補強板42Bとからなり、外枠42Aの下面側に
ボルト締めされた取付具20との間で連結パイプ8Aを
挟むようにして固定されている。
結パイプ8A,8A間に架け渡すように配設された踏み
板を示し、この踏み板42は「コ」字状の断面形状を有
する外枠42Aと、この外枠42Aの内側中心部に溶接
された補強板42Bとからなり、外枠42Aの下面側に
ボルト締めされた取付具20との間で連結パイプ8Aを
挟むようにして固定されている。
【0048】43,43は踏み板42の近傍に位置して
中間ブーム8の前,後の連結パイプ8A,8Aにそれぞ
れに取付けられた2個のブラケットで、この各ブラケッ
ト43は図6および図7に示すように、連結パイプ8A
に係合するU字状のパイプホルダ44と、このパイプホ
ルダ44にボルト締めされた矩形の取付板45とからな
り、パイプホルダ44と取付板45との間で連結パイプ
8Aを挟むようにして固定されている。
中間ブーム8の前,後の連結パイプ8A,8Aにそれぞ
れに取付けられた2個のブラケットで、この各ブラケッ
ト43は図6および図7に示すように、連結パイプ8A
に係合するU字状のパイプホルダ44と、このパイプホ
ルダ44にボルト締めされた矩形の取付板45とからな
り、パイプホルダ44と取付板45との間で連結パイプ
8Aを挟むようにして固定されている。
【0049】ここで、取付板45には、その一側面に突
出端側が雄ねじ部46Aとなった支持ピン46が突設さ
れ、かつこの支持ピン46から等距離となる位置に90
度の角度間隔をもって位置決め穴としての2個のボルト
穴45A,45Bが螺設されている。
出端側が雄ねじ部46Aとなった支持ピン46が突設さ
れ、かつこの支持ピン46から等距離となる位置に90
度の角度間隔をもって位置決め穴としての2個のボルト
穴45A,45Bが螺設されている。
【0050】そして、取付板45の支持ピン46にステ
ー35のピン穴35Aを摺動可能に嵌合させた状態で、
支持ピン46の雄ねじ部46Aに抜止めナット36を螺
着することにより、ステー35が図7中に実線で示す組
立位置と二点鎖線で示す折畳み位置との間で回動可能と
なっている。
ー35のピン穴35Aを摺動可能に嵌合させた状態で、
支持ピン46の雄ねじ部46Aに抜止めナット36を螺
着することにより、ステー35が図7中に実線で示す組
立位置と二点鎖線で示す折畳み位置との間で回動可能と
なっている。
【0051】そして、ステー35のボルト挿通穴35B
に挿通した位置決めボルト38を取付板45のボルト穴
45Aに螺着した場合には、各ステー35および手摺り
棒37が図5中に実線で示す組立位置に位置決めされ、
位置決めボルト38をボルト穴45Bに螺着した場合に
は、各ステー35および手摺り棒37が図5中に二点鎖
線で示す折畳み位置に位置決めされる構成となってい
る。
に挿通した位置決めボルト38を取付板45のボルト穴
45Aに螺着した場合には、各ステー35および手摺り
棒37が図5中に実線で示す組立位置に位置決めされ、
位置決めボルト38をボルト穴45Bに螺着した場合に
は、各ステー35および手摺り棒37が図5中に二点鎖
線で示す折畳み位置に位置決めされる構成となってい
る。
【0052】本実施の形態は上述の如き構成を有するも
ので、本実施の形態においても前記第1の実施形態と同
様に、組立位置に位置決めされた手摺り棒37は剛性を
もって踏み板42の長さ方向に伸長しているから、踏み
板42上を歩行する作業者が把持したときに弛みを生じ
るのを確実に防止でき、この踏み板42上での作業の安
全性を向上することができる。
ので、本実施の形態においても前記第1の実施形態と同
様に、組立位置に位置決めされた手摺り棒37は剛性を
もって踏み板42の長さ方向に伸長しているから、踏み
板42上を歩行する作業者が把持したときに弛みを生じ
るのを確実に防止でき、この踏み板42上での作業の安
全性を向上することができる。
【0053】また、手摺り装置41を収容する場合に
は、各ステー35と手摺り棒37とは組立位置と折畳み
位置との間で一体的に回動変位するから、手摺り装置4
1を中間ブーム8側に収容する作業を一人の作業者によ
って効率よく行うことができ、その作業性を大幅に向上
することができる。
は、各ステー35と手摺り棒37とは組立位置と折畳み
位置との間で一体的に回動変位するから、手摺り装置4
1を中間ブーム8側に収容する作業を一人の作業者によ
って効率よく行うことができ、その作業性を大幅に向上
することができる。
【0054】なお、前記各実施形態では、手摺り装置3
1(41)を中間ブーム8に取付けた場合を例に挙げた
が、本発明はこれに限るものではなく、例えば下ブーム
7または上ブーム9等にも取付けることができる。
1(41)を中間ブーム8に取付けた場合を例に挙げた
が、本発明はこれに限るものではなく、例えば下ブーム
7または上ブーム9等にも取付けることができる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述した通り請求項1の発明によれ
ば、クレーンブームに取付けられた踏み板に複数のブラ
ケットを固着し、この各ブラケットに回動可能に取付け
た各ステー間に一体的に棒状の手摺りを設ける構成とし
たから、例えばロープ等からなる手摺りを用いる場合に
比較して、踏み板上を歩行する作業者が把持したときの
手摺りの剛性を高めることができ、踏み板上での作業の
安全性を向上することができる。
ば、クレーンブームに取付けられた踏み板に複数のブラ
ケットを固着し、この各ブラケットに回動可能に取付け
た各ステー間に一体的に棒状の手摺りを設ける構成とし
たから、例えばロープ等からなる手摺りを用いる場合に
比較して、踏み板上を歩行する作業者が把持したときの
手摺りの剛性を高めることができ、踏み板上での作業の
安全性を向上することができる。
【0056】しかも、各ステーと手摺りとを一体的に組
立位置と折畳み位置とに位置決めすることができるか
ら、クレーンブームに対する手摺り装置の組立、収容作
業を一人の作業者によって効率よく行うことができ、そ
の作業性を大幅に向上することができる。
立位置と折畳み位置とに位置決めすることができるか
ら、クレーンブームに対する手摺り装置の組立、収容作
業を一人の作業者によって効率よく行うことができ、そ
の作業性を大幅に向上することができる。
【0057】また、請求項2の発明によれば、踏み板の
近傍に位置してクレーンブームに複数のブラケットを取
付け、この各ブラケットに回動可能に取付けた各ステー
間に一体的に棒状の手摺りを設ける構成としたから、踏
み板上を歩行する作業者が把持したときの手摺りの剛性
を高めることができる。
近傍に位置してクレーンブームに複数のブラケットを取
付け、この各ブラケットに回動可能に取付けた各ステー
間に一体的に棒状の手摺りを設ける構成としたから、踏
み板上を歩行する作業者が把持したときの手摺りの剛性
を高めることができる。
【0058】しかも、各ステーと手摺りとを一体的に組
立位置と折畳み位置とに位置決めすることができ、クレ
ーンブームに対する手摺り装置の組立、収容時の作業性
を向上することができる。
立位置と折畳み位置とに位置決めすることができ、クレ
ーンブームに対する手摺り装置の組立、収容時の作業性
を向上することができる。
【0059】さらに、請求項3の発明によれば、ブラケ
ットに取付けられたステーを支持ピンを中心として回動
変位させた状態で、ブラケットに設けた位置決め穴とス
テーに設けたボルト挿通穴との間に位置決めボルトを締
結することにより、ステーを組立位置と折畳み位置とに
位置決めする構成としたから、ステーを組立位置と折畳
み位置とに位置決めする作業を容易に行うことができ、
クレーンブームに対する手摺り装置の組立、収容時の作
業性を一層向上することができる。
ットに取付けられたステーを支持ピンを中心として回動
変位させた状態で、ブラケットに設けた位置決め穴とス
テーに設けたボルト挿通穴との間に位置決めボルトを締
結することにより、ステーを組立位置と折畳み位置とに
位置決めする構成としたから、ステーを組立位置と折畳
み位置とに位置決めする作業を容易に行うことができ、
クレーンブームに対する手摺り装置の組立、収容時の作
業性を一層向上することができる。
【図1】第1の実施形態による手摺り装置をクレーンブ
ーム上に組立てた状態を示す斜視図である。
ーム上に組立てた状態を示す斜視図である。
【図2】手摺り装置をクレーンブーム側に収容した状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図3】図1中の矢示 III−III 方向からみた断面図で
ある。
ある。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向からみた断面図であ
る。
る。
【図5】第2の実施形態による手摺り装置をクレーンブ
ーム上に組立てた状態を示す斜視図である。
ーム上に組立てた状態を示す斜視図である。
【図6】図5中の矢示VI−VI方向からみた断面図であ
る。
る。
【図7】図6中の矢示 VII−VII 方向からみた断面図で
ある。
ある。
【図8】従来技術による手摺り装置が設けられるクレー
ンブームを備えたクローラ式クレーンを示す外観図であ
る。
ンブームを備えたクローラ式クレーンを示す外観図であ
る。
【図9】クレーンブームを分解した状態を示す説明図で
ある。
ある。
【図10】従来技術による手摺り装置をクレーンブーム
に取付けた状態を示す斜視図である。
に取付けた状態を示す斜視図である。
【図11】図10中の矢示XI−XI方向からみた断面図で
ある。
ある。
6 クレーンブーム 31,41 手摺り装置 32,42 踏み板 33,43 ブラケット 33A,33B,45A,45B ボルト穴(位置決め
穴) 35 ステー 35B ボルト挿通穴 37 手摺り棒(手摺り)
穴) 35 ステー 35B ボルト挿通穴 37 手摺り棒(手摺り)
Claims (3)
- 【請求項1】 クレーンブームに取付けられる踏み板
と、この踏み板の長さ方向に離間して固着された複数の
ブラケットと、この各ブラケットに前記踏み板の長さ方
向と直交する方向に回動可能に取付けられ、組立位置と
折畳み位置とに位置決めされる複数のステーと、この各
ステー間に一体的に設けられ、前記踏み板の長さ方向に
伸長した棒状の手摺りとから構成してなるクレーンブー
ムの手摺り装置。 - 【請求項2】 クレーンブームに取付けられる踏み板の
近傍に位置し、この踏み板の長さ方向に離間してクレー
ンブームに設けられた複数のブラケットと、この各ブラ
ケットに前記踏み板の長さ方向と直交する方向に回動可
能に取付けられ、組立位置と折畳み位置とに位置決めさ
れる複数のステーと、この各ステー間に一体的に設けら
れ、前記踏み板の長さ方向に伸長した棒状の手摺りとか
ら構成してなるクレーンブームの手摺り装置。 - 【請求項3】 前記ブラケットには前記ステーを回動可
能に支持する支持ピンの近傍に位置して複数の位置決め
穴を設け、かつ前記ステーにはボルト挿通穴を設け、前
記ブラケットの位置決め穴と前記ステーのボルト挿通穴
との間に位置決めボルトを締結することにより、前記ス
テーを組立位置と折畳み位置とに位置決めする構成とし
てなる請求項1または2に記載のクレーンブームの手摺
り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29455096A JPH10120365A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | クレーンブームの手摺り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29455096A JPH10120365A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | クレーンブームの手摺り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10120365A true JPH10120365A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17809249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29455096A Pending JPH10120365A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | クレーンブームの手摺り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10120365A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007324663A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Sharp Corp | ビデオカメラ |
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KR200454737Y1 (ko) * | 2009-04-22 | 2011-07-21 | 박정규 | 크레인 안전장치 |
CN102249161A (zh) * | 2010-05-21 | 2011-11-23 | 上海三一科技有限公司 | 一种起重机多主弦杆臂架 |
JP2012140233A (ja) * | 2011-01-05 | 2012-07-26 | Kato Works Co Ltd | クレーン車用墜落防護工 |
CN102787725A (zh) * | 2011-05-20 | 2012-11-21 | 徐工集团工程机械股份有限公司建设机械分公司 | 一种混凝土布料臂架及混凝土泵车 |
WO2013139116A1 (zh) * | 2012-03-20 | 2013-09-26 | 中联重科股份有限公司 | 桁架臂臂节,桁架臂和具有该桁架臂的起重机 |
CN103482499A (zh) * | 2013-09-30 | 2014-01-01 | 中联重科股份有限公司 | 塔式起重机 |
JP2017043458A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | コベルコ建機株式会社 | 移動式クレーンに備えられたスタンション |
CN107381383A (zh) * | 2017-09-21 | 2017-11-24 | 陆成帅 | 起重吊臂断裂坠落安全保护装置 |
CN107399675A (zh) * | 2017-09-21 | 2017-11-28 | 陆成帅 | 一种起重吊臂断裂主动支撑装置 |
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EP4001198A4 (en) * | 2018-09-28 | 2023-08-30 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | HANDRAIL DEVICE AND WORKING MACHINE INCLUDING THE SAME |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP29455096A patent/JPH10120365A/ja active Pending
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