JP2007324663A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP2007324663A
JP2007324663A JP2006149410A JP2006149410A JP2007324663A JP 2007324663 A JP2007324663 A JP 2007324663A JP 2006149410 A JP2006149410 A JP 2006149410A JP 2006149410 A JP2006149410 A JP 2006149410A JP 2007324663 A JP2007324663 A JP 2007324663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
monitor screen
input
stored
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006149410A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007324663A5 (ja
Inventor
Tadashi Yoshikawa
吉川忠伺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2006149410A priority Critical patent/JP2007324663A/ja
Publication of JP2007324663A publication Critical patent/JP2007324663A/ja
Publication of JP2007324663A5 publication Critical patent/JP2007324663A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

【課題】以前に記録した映像情報の再生映像と現在の情報の入力映像を同時に表示することが可能なビデオカメラを提供する。
【課題を解決するための手段】映像を蓄積する映像蓄積部と、撮像部と、モニター画面を有するモニター部と、蓄積されている蓄積映像と、撮像部から取得する入力映像との両映像を含むモニター画面用映像を生成するモニター画面用映像生成部と、映像蓄積部に映像を記録する記録部とからなるビデオカメラを提供する。また、これらの手段を有するビデオカメラの動作方法であって、蓄積されている蓄積映像を取り出す取出ステップと、撮像部から入力映像を取得する入力映像取得ステップと、取り出した蓄積映像と、取得した入力映像との両映像を含むモニター画面用映像を生成するモニター画面用映像生成ステップとを有するビデオカメラの動作方法を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビデオカメラに関し、特に蓄積映像と入力映像との両映像を含むモニター画面用映像を生成する機能を有するビデオカメラに関する。
テレビ映像情報等の記録・再生にかかる技術分野において、複数のヘッドを用いることにより、情報の記録と再生を同時に行うための技術が知られている(例えば特許文献1参照)。しかし、被写体を直接撮影するビデオカメラの分野においては、従来から一つのヘッドを用いて情報の記録及び再生を行っており、情報の記録と再生を同時に行うための技術は未だ知られていない。従って、現在撮影中の映像情報の記録と以前に記録した映像情報の再生とを同時に一覧可能に表示することも当然できない現状にある。
特開2003‐067998号公報
しかし、例えば、映像を見ながらゴルフのフォームチェックを行う場合、従来は、以前に記録したフォームの映像に続けて現在のフォームの映像を記録して、記録後にこれらの映像を連続して再生することによってフォームの変化などをチェックしていたが、かかる方法では、以前に記録したフォームの映像と現在のフォームの映像とを同時に見ることが出来ないのでチェックしづらいという問題があった。
そこで、本発明が解決すべき課題は、以前に記録した映像情報の再生映像と現在の情報の入力映像を同時に表示することが可能なビデオカメラを提供することにある。
以上の課題を解決するため、本発明のうち、請求項1に記載の発明は、映像を蓄積する映像蓄積部と、撮像部と、モニター画面を有するモニター部と、蓄積されている蓄積映像と、撮像部から取得する入力映像との両映像を含むモニター画面用映像を生成するモニター画面用映像生成部と、映像蓄積部に映像を記録する記録部とからなるビデオカメラを提供する。また、請求項2に記載の発明は、モニター画面用映像生成部にて生成されるモニター画面用映像の入力映像と、蓄積映像との同期をとるための同期部を有する請求項1に記載のビデオカメラを提供する。また、請求項3に記載の発明は、記録部は、撮像部から取得する入力映像を単独で映像蓄積部に記録する入力映像単独記録手段を有する請求項1又は2に記載のビデオカメラを提供する。また、請求項4に記載の発明は、記録部は、モニター画面用映像を記録するモニター画面用映像記録手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載のビデオカメラを提供する。また、請求項5に記載の発明は、モニター画面用映像生成部は、蓄積映像と入力映像とのモニター画面内での表示形態を制御する表示形態制御手段を有する請求項1から4のいずれか一に記載のビデオカメラを提供する。また、請求項6に記載の発明は、映像を蓄積する映像蓄積部と、撮像部と、モニター画面を有するモニター部とを有するビデオカメラの動作方法であって、蓄積されている蓄積映像を取り出す取出ステップと、撮像部から入力映像を取得する入力映像取得ステップと、取り出した蓄積映像と、取得した入力映像との両映像を含むモニター画面用映像を生成するモニター画面用映像生成ステップとを有するビデオカメラの動作方法を提供する。
本発明により、以前に記録した映像情報の再生映像と現在の情報の入力映像を同時に表示することが可能なビデオカメラを提供することが可能となり、これにより以前に記録した映像と現在の映像を同時に見ながら比較することが可能となる。
以下に、本発明の実施例を説明する。実施例と請求項の相互の関係は以下のとおりである。実施例1は主に請求項1、請求項6などに関し、実施例2は主に請求項2などに関し、実施例3は主に請求項3などに関し、実施例4は主に請求項4などに関し、実施例5は主に請求項5関する。なお、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<概要>
本実施例のビデオカメラは、蓄積されている映像と、撮像手段から取得する映像との両映像を含むモニター画面用映像を生成する手段を有する点に特徴を有する。
<構成>
図1は、本実施例のビデオカメラの機能ブロックの一例を示す図である。本件発明の構成要素である各部は、ハードウェア、ソフトウェア、ハードウェアとソフトウェアの両者、のいずれかによって構成される。たとえば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、メモリ、バス、インターフェイス、周辺機器などから構成されるハードウェアと、これらのハードウェア上にて実行可能なソフトウェアを挙げることができる。具体的には、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インターフェイスを介して入力されるデータの加工、蓄積、出力などにより各部の機能が実現される。本実施例の「ビデオカメラ」0100は、「映像蓄積部」0101と、「撮像部」0102と、「モニター部」0103と、「モニター画面用映像生成部」0104と、「記録部」0105とからなる。
「映像蓄積部」は、映像を蓄積するように構成されている。映像の種類としてはデジタル映像が典型であるが、アナログ映像であってもよい。従って、本実施例のビデオカメラもDVムービー、DVDムービーなどのデジタルビデオカメラのほか、アナログビデオカメラであってもよい。また、映像は静止画であってもよい。映像の蓄積は公知の技術を利用して行われる。例えば、デジタルビデオカメラの場合であれば、デジタルデータとして記録された映像情報をDVD‐RAMやDVD‐R、ミニDVテープなどの記録媒体に記憶する(以下の説明もすべてデジタル映像の場合を念頭において行う)。
「撮像部」は、被写体の映像を撮影するように構成されている。この撮像も公知の技術を利用して行われる。例えば、レンズ及び絞りなどの補助機能を用いて光学的に取得した、即ち光信号として取得した被写体の映像を変換素子を用いて電気信号へ変換する。変換された電気信号は直ちに記録のため記録部に送付してもよいし、撮像部が一時保持していてもよい。また、後述のモニター画面用映像の生成のためにモニター画面用映像生成部に送付されてもよい。この場合も撮像部は直ちに送付してもよいし、あるいは一時保持していてもよい。
「モニター部」は、モニター画面を有し、当該モニター画面にモニター画像を表示するように構成されている。ここでの表示対象であるモニター画像には、次に述べるモニター画面用映像が含まれる。モニター画面はビデオカメラに内蔵されるタイプのものであっても、外付けタイプのものであってもよい。また、カラー用モニターであるか、モノクロ用モニターであるかを問わない。このモニター画面へのモニター画像の表示も公知の技術を利用して行われる。
「モニター画面用映像生成部」は、蓄積されている蓄積映像と、撮像部から取得する入力映像との両映像を含むモニター画面用映像を生成するように構成されている。「蓄積映像」は以前に記録されて蓄積された映像であり、「入力映像」は今回新たに入力された映像である。この入力映像は、撮像部が実際の被写体を撮影中のリアルタイムの映像であってもよいし、撮像部が撮影して一時保持している映像であってもよい。モニター画面用映像生成部がモニター画面用映像を生成するための具体的構成については、後に詳述する。
「記録部」は、映像蓄積部に映像を記録するように構成されている。この記録も公知の技術を利用して行われる。例えば、記録部は撮影した被写体にかかる電気信号を撮像部から取得し、その中に含まれる映像情報を抽出するとともに、これを符号化して映像蓄積部に記録する。符号化のための圧縮方式としては、例えばMPEG方式、DV方式等が用いられる。
ここで、モニター画面用映像生成部が、上述のモニター画面用映像を生成するための具体的構成について説明する。まず、同部は、当該映像の生成に先立って、蓄積映像を映像蓄積部から取得するとともに、入力映像を撮像部から取得する。このうち、蓄積映像の映像蓄積部からの取得は、以下のような構成を通じて実現される。即ち、映像蓄積部には、上述のように符号化された映像情報が蓄積されているので、モニター画面用映像生成部はこの情報を取得するとともに、これを復号化する。復号化された情報はメモリ等に一旦格納される。また、入力映像の撮像部からの取得は、以下のような構成を通じて実現される。即ち、撮像部は、上述のように撮影中の映像を電気信号に変換し、あるいは変換して一時保持しているので、モニター画面用映像生成部はこの信号を取得するとともに、この信号の中から映像情報を抽出する。抽出された情報はやはりメモリ等に一旦格納される。
次に、上述の構成によりそれぞれ取得された蓄積映像、入力映像の両映像を含むモニター画面用映像が生成される。この場合、モニター画面用映像生成部は、上記の構成によりメモリに一旦格納された蓄積映像、入力映像にかかる情報を読み出し、これに表示処理を加えて同時にディスプレイに表示可能にする。その際、蓄積映像と入力映像を同時にディスプレイに表示するためには、両映像の表示形態、例えば両映像をどのように並べるか(縦に並べるか横に並べるかなど)やその場合の表示比率などを制御することが望ましい。かかる表示処理、表示制御を行うための具体的構成については、後述する。
次に、本発明のビデオカメラの機能について、具体例を示しながらさらに詳細に説明する。図2は、本発明のビデオカメラの詳細な機能ブロックの一例を示す。本例のビデオカメラは、CCD(Charged Coupled Device)、AGC(Auto Gain Control)などを含む画像処理手段0201、YUV信号を生成する信号処理手段0202、システム全体を制御する制御手段0203、DMA(Direct Memory Access)コントローラ0204、メモリ0205、画像圧縮手段0206、画像伸長手段0207、圧縮データをメディアに記録、読み出しする記録読み書き手段0208、記録媒体0209、表示処理手段0210、ディスプレイ0211、比率設定手段0212を備える。なお、本図の各手段と図1で説明した各部との対応関係は以下のとおりである。画像処理手段は撮像部に該当する。信号処理手段と、制御手段と、DMAコントローラと、画像伸張手段と、表示処理手段と、比率設定手段とはモニター画面用映像生成部に該当する。画像圧縮手段と、記録読み書き手段とは記録部に該当する。なお、メモリ、記録媒体、ディスプレイ等は複数の部に共通する。
図3は、蓄積映像と入力映像が同時にディスプレイに表示された場合の表示例を示す。このうち図3(a)は、入力映像と蓄積映像が横に1対1の比率で並べられて表示された例であり、図3(b)は、入力映像と蓄積映像が縦に1対1の比率で並べられて表示された例である。ディスプレイへの表示形態(表示比率を含む)の設定は、ユーザの選択に基づくリモコンのキー操作等に基づいて表示処理手段及び表示比率設定手段が行う。例えば、ユーザが入力映像と蓄積映像を横に1対1の比率で並べて表示したいと考えて例えばビデオカメラのリモコンに設けられた「横1:1」キーを選択して入力した場合、蓄積映像および入力映像は表示処理手段でそれぞれ横方向のみ半分に縮小されて図3(a)のようにディスプレイに表示される。同様に、「縦1:1」キーを選択して入力した場合、蓄積映像および入力映像は表示処理手段でそれぞれ縦方向のみ半分に縮小されて図3(b)のようにディスプレイに表示される。なお、本例では入力映像が左側ないし上側に表示される例で説明したが、この並べ方は逆でもよく、さらには、ユーザがこの並べ方をも選択できるように設定されていてもよい。このため、例えばユーザの操作用キーに、蓄積映像と入力映像を左右および上下逆に表示するモードを選択できる機能が付加されていてもよい。
次に、蓄積映像と入力映像の両映像を含むモニター画面用映像の生成、表示のための構成の一例について説明するが、それに先立って、まず普通に入力映像のみがディスプレイに表示されるための構成について説明する。この場合、撮影された被写体の映像にかかる光信号は画像処理手段に入力され、光電交換されてアナログ映像信号となり、AGC等の処理を施されて信号処理手段へ出力される。信号処理手段に入力された映像信号は、A/D変換されてデジタル信号になるとともに、ガンマ補正、フィルタリング、輪郭強調処理等が施され、Y(輝度)、U(赤の色差)、V(青の色差)信号が生成される。制御手段はプログラムに基づいてDMAコントローラを介して生成されたYUV信号をメモリに記憶する。次に、記憶されたデジタル映像信号は、DMAコントローラを介して表示処理手段へ送られて、ディスプレイに表示される。
以上を前提に、蓄積映像と入力映像を同時に表示するための構成について説明する。まず、ユーザが入力映像と同時に表示したい蓄積映像を選択して、選択用キー等により入力する。すると記録媒体に記録されている当該蓄積映像のファイルが記録読み書き手段により読み出され、DMAコントローラを介してメモリに記憶される。次に、制御手段がメモリからヘッダー手段分を読み出し、記録時間や動画の解像度などの情報を得る。次にメモリに記憶された画像データは、メモリからDMAコントローラを介して、画像伸張手段に送られ伸張処理されて、再びメモリに記憶される。次にメモリの伸張データが、DMAコントローラを介して表示処理手段へ送られる。表示処理手段では比率設定手段の設定に従って、伸張データをサイズ変換し、同じくサイズ変換した入力映像と一緒にしてDMAコントローラを介してメモリに格納する。このサイズ変換は公知の技術を利用して行われる。例えば、画素数に基づいて表示比率に応じた新たな画素の生成を行う方法が用いられる。その詳細については別の実施例にて後述する。生成されてメモリに格納された映像情報は、DMAコントローラを介してディスプレイに表示される。
次に、本実施例のビデオカメラのハードウェア構成について説明する。図4は本実施例のビデオカメラのハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例のビデオカメラの映像蓄積部は、「記憶装置(記録媒体)」0401と、「メインメモリ」0402と、「CPU」0403などから構成される。撮像部は、「記憶装置(記録媒体)」と、「メインメモリ」と、「CPU」と、「I/O」0404と、「ディスプレイ(モニター画面)」0405と、「リモコン」0406などから構成される。モニター画面用映像生成部は、「記憶装置(記録媒体)」と、「メインメモリ」と、「CPU」と、「I/O」と、「リモコン」などから構成される。モニター部は、「記憶装置」と、「メインメモリ」と、「CPU」と、「I/O」と、「ディスプレイ(モニター画面)」などから構成される。記録部は「記憶装置(記録媒体)」と、「メインメモリ」と、「CPU」と、「I/O」と、「リモコン」などから構成される。これらは「システムバス」0407などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置はCPUによって実行される各種プログラムなどを記憶している。またメインメモリは、プログラムがCPUによって実行される際の作業領域であるワーク領域を提供する。また、このメインメモリや記憶装置にはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。これら各部のハードウェア構成のうち、公知の技術を利用して行う処理にかかる構成については、既に説明したので省略し、ここでは本発明の特徴である「モニター画面用映像生成部」のハードウェア構成の一例について説明する。
記憶装置には予め蓄積映像取得プログラム、入力映像取得プログラム及びモニター画面用映像生成プログラムが記憶されている。これらのプログラムはビデオカメラの電源スイッチ投入等により自動的にメインメモリに展開されて常駐する。そして、CPUは、メインメモリに展開された入力映像取得プログラムを実行してメインメモリに格納された入力映像をメインメモリの所定の領域に読み出す。この入力映像は撮像部がメインメモリに格納していたものである。また、CPUは、メインメモリに展開された蓄積映像取得プログラムを実行してメインメモリに格納され又は記憶装置に記憶された蓄積映像の中から所定の映像を抽出してメインメモリに読み出す。この蓄積映像は映像蓄積部を構成するCPUが予めメインメモリに格納し、あるいは記憶装置に蓄積していたものの中から、ユーザの選択等に基づいて特定されたものである。具体的には、例えばユーザによる入力映像と同時に表示したい蓄積映像を選択するためのリモコンキー入力に基づいて、CPUが当該選択情報を含む入力信号を受け付けて、当該情報に基づいてメインメモリに格納された蓄積映像の中から該当する蓄積映像を抽出してメインメモリの別の領域に格納する。次に、CPUは、読み出した蓄積映像を復号化してメインメモリの所定の領域に格納する。次に、CPUはメインメモリに展開されたモニター画面用映像生成プログラムを実行して、上記処理によってメインメモリに格納された入力映像及び蓄積映像をそれぞれ読み出し、モニター画面用映像を生成する。次に、CPUはこれらの入力映像、蓄積映像をディスプレイ(モニター画面)に表示するため、その表示形態(表示比率を含む)を設定するための制御を行う。この場合、ユーザによる表示形態を選択するためのリモコンキー入力に基づいて、当該選択情報を含む入力信号を受け付けて、当該情報に基づいてメインメモリに格納された入力映像、蓄積映像に対して制御を行う。例えば、選択された表示形態が「横1:1」であれば、映像情報に含まれる解像度などの情報に基づいてそれぞれの映像のサイズを横のみ1/2に縮小するサイズ変換を行い、両映像をメインメモリの同じ領域に格納する。格納された両映像は、I/Oを介してディスプレイ(モニター画面)に表示可能となる。
<処理の流れ>
図5は、本実施例のビデオカメラにおける処理の流れの一例を示す図である。同図に示すように、当該処理の流れは、(1)撮像及び撮影した映像の記録・蓄積にかかる処理の流れと(2)モニター画面用映像の生成にかかる処理の流れの二つに大別することができる。まず、撮像及び撮影した映像の記録・蓄積にかかる処理の流れは、以下のステップを有する。即ち、まず撮像ステップS0501において、ビデオカメラは被写体の映像を撮影する。より詳細には、ビデオカメラは被写体の映像を光学的に取得し、これを光電変換する。次に、記録・映像蓄積ステップS0502において、ビデオカメラは前記ステップS0501にて変換された映像の電気信号を取得するとともに、その中から映像情報を抽出し、符号化して記録・蓄積する。次に、モニター画面用映像の生成にかかる処理の流れは、以下のステップを有する。即ち、まず蓄積映像取出ステップS0503において、ビデオカメラは前記ステップS0502にて記録・蓄積された蓄積映像を取り出し、これを復号化する。次に、入力映像取得ステップS0504において、ビデオカメラは前記ステップS0501にて撮影された入力映像を取得する。次に、モニター画面用映像生成ステップS0505において、ビデオカメラは前記ステップS0503にて取り出された蓄積映像と、前記ステップS0504にて取得された入力映像との両映像を含むモニター画面用映像を生成する。なお、記録・映像蓄積ステップ及び蓄積映像取出ステップにおける処理と入力映像取得ステップにおける処理は、どちらが先になされてもよい。
次に、上記の処理の流れのうち、蓄積映像取出ステップ、入力映像取得ステップ及びモニター画面用映像生成ステップにおける処理の流れの詳細について説明する。図6は、本実施例における処理の流れのうち、これら3つのステップにおける処理の流れの一例について示す図である。蓄積映像取出ステップのサブステップとしては次の2つのステップがある。まず、ビデオカメラは、映像の記録・蓄積ステップ(図5のステップS0502)において蓄積された映像の中から所要の蓄積映像をメモリに読み出す(ステップS0601)。所要の映像とは例えばユーザの選択に基づいて抽出された映像である。次に、ビデオカメラは、前記ステップS0601にて読み出した映像を復号化して一旦メモリに格納する(ステップS0602)。次に、入力映像取得ステップのサブステップとしては次の2つのステップがある。まず、ビデオカメラは、撮像ステップ(図5のステップS0501)において撮影された映像をメモリに読み出す(ステップS0603)。次に、この映像にかかる信号は上述のように電気信号に変換されたアナログ映像信号であるため、ビデオカメラは当該映像信号をA/D変換して一旦メモリに格納する(ステップS0604)。その際、上述のようにガンマ補正等に基づくYUV信号も合わせて生成されてもよい。次に、モニター画面用映像生成ステップのサブステップとして、ビデオカメラは復号化した蓄積映像を入力映像と同じ画面用領域に格納する(ステップS0605)。次に、ビデオカメラはこれら同じ領域に格納された入力映像と蓄積映像に対して表示処理を行う(ステップS0606)。この表示処理の内容は既に説明したとおりである。以上により、ディスプレイ(モニター画面)に入力映像と蓄積映像を同時に表示可能なモニター画面用映像の生成処理が完了する。なお、蓄積映像取出ステップにおける処理と入力映像取得ステップにおける処理は、どちらが先になされてもよい。
<効果>
本実施例のビデオカメラにより、以前に記録した映像情報の再生映像と現在の情報の入力映像を同時に表示することが可能となり、これにより以前に記録した映像と現在の映像を同時に見ながら比較することが可能となる。
<概要>
本実施例のビデオカメラは、基本的に実施例1の装置と共通するが、モニター画面用映像の入力映像と蓄積映像との同期をとるための手段をさらに有する点に特徴を有する。
<構成>
図7は、本実施例のビデオカメラの機能ブロックの一例を示す図である。本例の装置は基本的に実施例1の装置と共通する。ただし、本実施例の「ビデオカメラ」0700は「同期部」0706をさらに有する。「同期部」は、「モニター画面用映像生成部」にて生成されるモニター画面用映像の入力映像と蓄積映像との同期をとるためのものである。「同期」は、本実施例の発明においては、入力映像と蓄積映像の表示に関する時間的同期を指し、入力映像の表示のタイミングに合わせて蓄積映像の再生のタイミングを合わせる場合であると、逆に蓄積映像の再生のタイミングに合わせて入力映像の再生のタイミングを合わせる場合であるとを問わない。両映像の同期をとるための方法については、公知の技術(例えば、蓄積映像の特定のフレームにそのフレーム位置を示す位置情報などを付加しておき、当該位置情報の付加された蓄積映像と入力映像とを画像認識により比較照合して同期をとる方法)が利用されるが、既に述べたように被写体を直接撮影するビデオカメラの分野において記録と再生を同時に行うための技術は未知であることから、この同時表示に際して入力映像と蓄積映像との同期をとることは従来にない有用な効果を奏し得る。
次に、モニター画面用映像の入力映像と蓄積映像との同期をとるための具体的構成の一例について説明する。ここでは、図3(a)で示したようなスキーの回転競技について、左側に入力映像として現在競技中の選手のリアルタイムに近い映像(撮像部が撮影して一時保持している映像)、右側に蓄積映像として既に競技を終えた選手の中で最高タイムを出した選手の再生映像を同期をとって表示する場合の例で説明する。図20はかかる場合に同期をとる要領の一例を説明するための概念図である。映像蓄積部を構成するハードディスクなど2001に記録されている蓄積のうち、選手のスタートのタイミングの映像のフレーム2002には予め当該フレームのフレーム位置を示す位置情報(例えば「A0000」)がヘッダー等に付加されている。この位置情報の付加は例えばユーザが当該フレームを位置情報の付加対象として選択して行ったリモコンキー入力を受け付けて行われる。一方、モニター画面用映像生成部は、ビデオカメラ(の撮像部)2003から入力映像2004を取得する。このとき、モニター画面用映像生成部は、蓄積映像の当該フレームの映像と入力映像の各フレームの映像とを特徴点(例えばスタートゲート2005の開閉状態)などに基づいて画像認識し、これに基づいて両映像を順次比較照合する。そして入力映像のあるフレーム2006の映像の合致度が一定指標以上(例えば80%以上)であると判断された場合、入力映像の当該フレームの表示(再生)と同時に蓄積映像の当該位置情報で特定されるフレームを表示する。本図の例では、当該フレーム2006の一つ前のフレームにおいては合致度が58%であるのに対し、当該フレーム2006では合致度が81%となり一定指標以上(80%以上)であることが検知されたので、これら蓄積映像のフレーム2002と入力映像のフレーム2006とを同時に表示するように両映像の同期をとる。
さらに、同期はスタート時だけでなく、再生中に複数回行うように構成されていてもよい。例えば上述の回転競技の例に即せば、コース上の何箇所かに中間タイムチェックポイントが設定されている場合に、各ポイントの通過時の映像を同期させて再生することが考えられる。この場合の同期の要領も上に述べたスタート地点の映像の場合と同様である。例えば、予め各ポイントに立てられた旗門を選手が通過する瞬間の映像のフレームに位置情報を付加しておき、画像認識に基づいて入力映像との比較照合を行って、一定以上の合致度が検出された場合に、当該フレームから両映像の再生を開始する。そこで、この場合には、蓄積映像のポイント通過時の映像のフレームにも位置情報を付加しておき、上と同様の画像認識に基づく処理を行って改めて同期をとることが考えられる。あるいは、同期をとるための別の方法としては、上記と同様に蓄積映像の特定のフレーム(例えば選手が旗門を通過する瞬間の映像)に位置情報を付加しておく一方、選手はGPSを搭載した器材を身につけて競技し、当該GPSにより取得された地理的位置情報に基づいて選手の旗門通過が検知されたときに入力映像と再生映像の同時表示を開始するといった方法が考えられる。
図8は、本実施例のビデオカメラのハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例の装置の同期部は、「記憶装置(記録媒体)」0801と、「メインメモリ」0802と、「CPU」0803と、「I/O」0804と、「ディスプレイ(モニター画面)」0805を有する。これらも「システムバス」0807などのデータ通信経路によって相互に接続されている。実施例1で説明した構成に従い、CPUが入力映像、蓄積映像の表示形態を設定してディスプレイ(モニター画面)に表示する際に、これら映像の同期をとる場合、CPUが、記憶装置に記憶され電源投入等によりメインメモリに展開された同期プログラムを実行して、この処理を実行する。具体的には、まず、CPUは蓄積映像の特定のフレームに付加された位置情報を取得してメインメモリに一時格納する。次に、当該位置情報の付加されたフレームの映像と入力映像の各フレームとの比較照合に基づく合致度を計算する。そして予め定められた指標に照らし一定以上の合致度が検出された場合に、同期プログラム中の「一定以上の合致度が検出されたら位置情報『A0000』を含むフレームから再生を開始せよ」という命令を実行して、入力映像の当該合致したフレームの再生と同時に蓄積映像の当該位置情報「A0000」を含むフレームからの再生を開始する。その余の構成は、実施例1と同じであるから、説明を省略する。
<処理の流れ>
図9は、本実施例のビデオカメラにおける処理の流れのうち、蓄積映像取出ステップ、入力映像取得ステップ及びモニター画面用映像生成ステップにおける処理の流れの一例を示す図である。本実施例の処理の流れは、基本的に実施例1について図6を用いて説明した処理の流れと共通する。ただし、本例では、入力映像と蓄積映像の同期ステップS0903をさらに有する。当該ステップS0903においてビデオカメラは、モニター画面用映像の入力映像と蓄積映像との同期をとる。具体的には、例えば、入力映像中の再生信号を検知するサブステップと、検知された信号中に同期信号が検出された場合にこれを取得するサブステップと、同期信号が取得されたことを受けて実行される命令に基いて蓄積映像の所定の位置情報を含むフレームからの再生を行うサブステップとを順次実行することにより、当該処理が行われる。その余の処理の流れは実施例1と同じであるから、説明を省略する。
<効果>
本実施例のビデオカメラにより、以前に記録した映像情報と現在の映像の両者を所定のタイミングで同期させて表示することが可能となるため、これによりこれら両映像を同時に見ながら比較することを一層効果的に行うことが可能となる。
<概要>
本実施例のビデオカメラは、基本的に実施例1又は2の装置と共通するが、記録部は、撮像部から取得する入力映像を単独で映像蓄積部に記録する手段を有する点に特徴がある。
<構成>
図10は、本実施例のビデオカメラの機能ブロックの一例を示す図である。本例の装置は基本的に実施例1の装置と共通する。ただし、本実施例の「ビデオカメラ」1000の「記録部」1005は「入力映像単独記録手段」1007を有する。「入力映像単独記録手段」は、「撮像部」1002から取得する入力映像を単独で「映像蓄積部」1001に記録するように構成されている。「入力映像を単独で記録する」とは、蓄積映像を含めたモニター画面用映像として生成された映像全体を記録するのではなく、入力映像だけを記録するという意味である。これは、蓄積映像は既に記録済みの映像であるので、改めて記録しなくてもよいためである。もっとも、入力映像と蓄積映像を含むモニター画面用映像を記録しておけば、その後両映像を一緒に再生したい場合に単に一緒に記録した当該映像を単純に再生すれば済むので、便利ではある。しかし、この場合には既に記録済みの蓄積映像をも改めて記録することになるため、これにより記録容量を余計に消費することになる。他方、入力映像だけを単独で記録しておくことでも、上述の実施例1又は2で説明した構成と同様の構成により上記の便利さを損なわない再生を行うことが可能である。即ち、入力映像をだけを記録してこれを蓄積映像とし、実施例1又は2における入力映像に代えてこの蓄積映像を利用して再生すればよい。つまり、この蓄積映像と、実施例1又は2にいう蓄積映像とを含むモニター画面用映像を生成してこれを再生することにより、これら両映像を同時に表示して比較することができることとなる。かかる構成を実現するための具体的構成としては、実施例1で説明した構成により、モニター画面用映像生成部が入力映像を撮像部から取得し、これを記録部の入力映像単独記録手段に送付し、これを同手段が記録する。入力映像単独記録手段が入力映像を記録する方法は、実施例1で記録部が映像を記録する方法として述べたとおりである。
図11は、本実施例のビデオカメラのハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例の装置の入力映像単独記録手段を含む記録部は、「記憶装置(記録媒体)」1101と、「メインメモリ」1102と、「CPU」1103と、「I/O」1104と、「リモコン」1106などから構成される。これらも「システムバス」1107などのデータ通信経路によって相互に接続されている。入力映像の記録は以下のようなハードウェア構成により実現される。即ち、まずモニター画面用映像生成部を構成するCPUが、実施例1で説明した構成に従い入力映像取得プログラムを実行して、メインメモリに格納された入力映像を読み出す。次にCPUは当該読み出した入力映像を符号化してメインメモリに一旦格納した後、記憶装置に記憶する。その際、例えば、当該入力映像の以後の再利用に備えて、当該入力映像は蓄積映像と関連付けられて記憶されもよい。符号化のための圧縮方式などについては、実施例1で記録部の構成について述べたところと共通する。その余の構成は、実施例1と同じであるから、説明を省略する。
<処理の流れ>
図12は、本実施例のビデオカメラにおける処理の流れのうち、蓄積映像取出ステップ、入力映像取得ステップ及びモニター画面用映像生成ステップにおける処理の流れの一例を示す図である。本実施例の処理の流れは、基本的に実施例1について図6を用いて説明した処理の流れと共通する。ただし、本例では、入力映像と蓄積映像の同期ステップS0903をさらに有する。ただし、本例では、入力映像単独記録ステップS1203をさらに有する。当該ステップにおいてビデオカメラは、入力映像取得ステップS1202にて取得した入力映像を単独で記録する。なお、入力映像単独記録ステップにおける処理とモニター画面用映像生成ステップS1204との処理順序は問わない。その余の処理の流れは実施例1と同じであるから、説明を省略する。
<効果>
本実施例のビデオカメラにより、入力映像だけを単独で記録することで、蓄積映像をも改めて記録する場合に比べ、記録容量の消費を少なく済ませることが可能となる。
<概要>
本実施例のビデオカメラは、基本的に実施例1から3のいずれか一の装置と共通するが、記録部がモニター画面用映像を記録する手段を有する点に特徴がある。
<構成>
図13は、本実施例のビデオカメラの機能ブロックの一例について説明する図である。本例の装置は基本的に実施例1から3のいずれか一の装置と共通する。ただし、本実施例の「ビデオカメラ」1300の「記録部」1305は、「モニター画面用映像記録手段」1308を有する。「モニター画面用映像記録手段」は、モニター画面用映像を記録するように構成されている。「モニター画面用映像を記録する」とは、実施例3の場合と異なり、入力映像と蓄積映像の両方を含めた生成映像全体を記録するという意味である。従って、この場合には、これにより記録容量を余計に消費することになるものの、蓄積映像と入力映像を一緒に記録しておけば、その後両映像を一緒に再生したい場合に単に一緒に記録した当該映像を単純に再生すれば済むので便利である。実施例3のように入力映像を単独で記録する構成とするか、本実施例のようにモニター画面用映像を記録するかは、使用目的等に照らして選択することが可能となる。例えば、モニター画面用映像として生成した映像をその後も何度も使用することが見込まれるときは、本実施例の構成とすることが便利である。
かかる構成を実現するための具体的構成としては、実施例1で説明した構成により、モニター画面用映像生成部がモニター画面用映像を生成し、これを記録部のモニター画面用映像記録手段に送付し、これを同手段が記録する。モニター画面用映像記録手段が入力映像と蓄積映像を含むモニター画面用映像を記録する方法は、実施例1で記録部が映像を記録する方法として述べたとおりである。
図14は、本実施例のビデオカメラのハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例の装置のモニター画面用映像記録手段を含む記録部は、「記憶装置(記録媒体)」1401と、「メインメモリ」1402と、「CPU」1403と、「I/O」1404と、「リモコン」1406などから構成される。これらも「システムバス」1407などのデータ通信経路によって相互に接続されている。モニター画面用映像の記録は以下のようなハードウェア構成により実現される。即ち、まずモニター画面用映像生成部を構成するCPUが、実施例1で説明した構成に従い入力映像取得プログラムを実行して生成して一旦メインメモリに格納したモニター画面用映像を読み出す。次にCPUは当該読み出したモニター画面用映像を符号化してメインメモリに一旦格納した後、記憶装置に記憶する。符号化のための圧縮方式などについては、実施例1で記録部の構成について述べたところと共通する。その余の構成は、実施例1と同じであるから、説明を省略する。
<処理の流れ>
図15は、本実施例のビデオカメラにおける処理の流れのうち、蓄積映像取出ステップ、入力映像取得ステップ及びモニター画面用映像生成ステップにおける処理の流れの一例を示す図である。本実施例の処理の流れは、基本的に実施例1について図6を用いて説明した処理の流れと共通する。ただし、本例では、モニター画面用映像記録ステップS1504をさらに有する。当該ステップにおいてビデオカメラは、モニター画面用映像生成ステップS1503にて生成したモニター画面用映像を記録する。その余の処理の流れは実施例1と同じであるから、説明を省略する。
<効果>
本実施例のビデオカメラにより、モニター画面用映像として蓄積映像と入力映像を一緒に記録しておくことで、その後両映像を一緒に再生したい場合に単に一緒に記録した当該映像を単純に再生すれば済むので便利である
<概要>
本実施例のビデオカメラは、基本的に実施例1から4のいずれか一の装置と共通するが、モニター画面用映像生成部が蓄積映像と入力映像とのモニター画面内での表示形態を制御する手段を有する点に特徴がある。
<構成>
図16は、本実施例のビデオカメラの機能ブロックの一例を示す図である。本例の装置は基本的に実施例1から5のいずれか一の装置と共通する。ただし、本実施例の「ビデオカメラ」1600の「モニター画面用映像生成部」1604は、「表示形態制御手段」1609を有する。「表示形態制御手段」は、蓄積映像と入力映像とのモニター画面内での表示形態を制御するように構成されている。「表示形態」とは、蓄積映像と入力映像をモニター画面内でどのようなレイアウトで表示するかという表示の仕方を意味する。例えば、両者の映像を縦に並べて蓄積映像を上側に、入力映像を下側に表示するとか、横に並べて蓄積映像を左側に、入力映像を右側に表示するとか、蓄積映像を左上隅に、入力映像をその余の画面に表示するといったことがこの表示形態に該当する。また、表示の比率もこの表示形態に該当する。例えば、蓄積映像を上側に、入力映像を下側に表示する場合に、その表示面積比率を1対1にするか、1対2にするかといったごときである。
次に、かかる表示形態の制御を行うための具体的構成について説明する。既に実施例1で述べたように、かかる制御は、例えばユーザによる表示形態を選択するためのリモコンキー入力に基づく入力信号を受け付けることにより行われる。例えば、ユーザが入力映像と蓄積映像を横に1対1の比率で並べて表示することを選択するため、リモコンキーの「横1:1」キーを押下して入力した場合、表示形態制御手段は、かかるキー入力を受け付けて、入力映像を左側に、蓄積映像を右側に配置し、入力映像、蓄積映像のそれぞれを横に1/2に圧縮して表示するように表示形態の変更を行う。その際の表示比率の変更方法としては、これも既に述べたように、例えば画素数に基づいて表示比率に応じた新たな画素の生成を行う方法が用いられる。具体的には、例えば映像情報中に含まれる水平画素数及び垂直画素数を読み出し、これに基づいて表示比率に応じた新たな画素を生成する。実施例1と同様の「横1:1」であって入力映像を左側に表示する場合であれば、元の入力映像の横に並んだ2画素から1画素を生成する。図17は元の入力映像の画素から新たな画素を生成する要領の一例を示したものである。この図のように、元の映像が水平画素数M、垂直画素数Nである場合に、仮に第N行第M列の画素を(M,N)で表すとすると、(1,1)と(2,1)の2画素から新たな(1,1)の1画素を、(3,1)と(4,1)の2画素から新たな(2,1)の1画素をというように順次生成して行き、(M−1,N)と(M,N)の2画素から新たな(M/2,N)の1画素まで生成することにより横に1/2の比率で圧縮された映像が生成される。新たな画素をどのように生成するかは当業者の適宜の設計事項であり、例えば、2画素の平均を取ってもよいし、左側の画素を代表させて採用してもよい。蓄積映像についても、同様の要領により元の映像の(1,1)から(M,N)までの画素から新たな(M/2+1,1)から(M,N)までの画素を生成する。
図18は、本実施例のビデオカメラのハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例の装置の表示形態制御手段を含むモニター画面用映像生成部は、「記憶装置(記録媒体)」1801と、「メインメモリ」1802と、「CPU」1803と、「I/O」1805と、「リモコン」1806などから構成される。これらも「システムバス」1807などのデータ通信経路によって相互に接続されている。モニター画面用映像の記録は以下のようなハードウェア構成により実現される。即ち、まずモニター画面用映像生成部を構成するCPUが、実施例1で説明した構成に従いユーザによる表示形態を選択するためのリモコンキー入力に基づいて、当該選択情報を含む入力信号を受け付ける。次に、CPUは、当該情報に基づいてメインメモリに格納された入力映像、蓄積映像に対して制御を行う。この制御は、記憶装置に記憶され、電源投入等とともにメインメモリに展開される表示形態制御プログラムを実行することにより行われる。例えば、選択された表示形態が実施例1と同様の「横1:1」であって入力映像を左側に表示する場合であれば、CPUは当該プログラムを実行して映像情報に含まれる解像度などの情報(ここでは「表示形態情報」という。)を取得してこれに基づいて両映像を横に1/2に圧縮するサイズ変換及び表示位置の指定(入力映像を左半分に、蓄積映像を右半分に配置する表示位置の指定)を行い、これを新たな表示形態情報として両映像の情報をメインメモリの同じ領域に格納する。このサイズ変更・表示位置指定は例えば次のようにして行う。即ち、まずCPUが映像情報中に含まれる水平画素数及び垂直画素数を読み出し、これに基づいて表示比率に応じた新たな画素を生成する。図17と同様の例であれば、元の入力映像の横に並んだ2画素から1画素を生成する。具体的には、例えは、CPUは、メインメモリの画素情報の格納領域に格納された第N行第(M−1)列の値と、第N行第M列の値を取り出し、例えば両者の平均を取った値を新たな画素として、メインメモリの第N行第M/2列のアドレスの画素情報格納領域に格納する。その余の構成は、実施例1と同じであるから、説明を省略する。
<処理の流れ>
図19は、本実施例のビデオカメラにおける処理の流れのうち、蓄積映像取出ステップ、入力映像取得ステップ及びモニター画面用映像生成ステップにおける処理の流れの一例を示す図である。本実施例の処理の流れは、基本的に実施例1について図6を用いて説明した処理の流れと共通する。ただし、本実施例では、表示形態制御ステップS1903をさらに有する。当該ステップにおいてビデオカメラは、蓄積映像取出ステップS1901にて取り出した蓄積映像と、入力映像取得ステップS1902にて取得された入力映像とのモニター画面内での表示形態を制御する。従って、モニター画面用映像生成ステップS1904においてビデオカメラは、前記ステップS1903にて制御された表示形態にて表示可能なモニター画面用映像を生成することになる。その余の処理の流れは実施例1と同じであるから、説明を省略する。
<効果>
本実施例のビデオカメラにより、ユーザ選択等に基づいた任意の表示形態にて表示可能なモニター画面用映像を生成することができるため、これによりこれら両映像を同時に見ながら比較することをユーザの嗜好等に基づいて柔軟に行うことが可能となる。
実施例1のビデオカメラの機能ブロックの一例を示す図 実施例1のビデオカメラの機能ブロックの一例を示す図 実施例1のビデオカメラにおける蓄積映像と入力映像の表示例を示す図 実施例1のビデオカメラのハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例1のビデオカメラにおける処理の流れの一例を示す図 実施例1のビデオカメラにおける処理の流れの一例を示す図 実施例2のビデオカメラの機能ブロックの一例を示す図 実施例2のビデオカメラのハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例2のビデオカメラにおける処理の流れの一例を示す図 実施例3のビデオカメラの機能ブロックの一例を示す図 実施例3のビデオカメラのハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例3のビデオカメラにおける処理の流れの一例を示す図 実施例4のビデオカメラの機能ブロックの一例を示す図 実施例4のビデオカメラのハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例4のビデオカメラにおける処理の流れの一例を示す図 実施例5のビデオカメラの機能ブロックの一例を示す図 実施例5のビデオカメラにおける画素を生成する要領の一例を示した図 実施例5のビデオカメラのハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例5のビデオカメラにおける処理の流れの一例を示す図 実施例2のビデオカメラにおける同期要領の一例を説明するための図
符号の説明
0100 ビデオカメラ
0101 映像蓄積部
0102 撮像部
0103 モニター部
0104 モニター画面用映像生成部
0105 記録部

Claims (6)

  1. 映像を蓄積する映像蓄積部と、
    撮像部と、
    モニター画面を有するモニター部と、
    蓄積されている蓄積映像と、撮像部から取得する入力映像との両映像を含むモニター画面用映像を生成するモニター画面用映像生成部と、
    映像蓄積部に映像を記録する記録部と、
    からなるビデオカメラ。
  2. モニター画面用映像生成部にて生成されるモニター画面用映像の入力映像と、蓄積映像との同期をとるための同期部を有する請求項1に記載のビデオカメラ。
  3. 記録部は、撮像部から取得する入力映像を単独で映像蓄積部に記録する入力映像単独記録手段を有する請求項1又は2に記載のビデオカメラ。
  4. 記録部は、モニター画面用映像を記録するモニター画面用映像記録手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載のビデオカメラ。
  5. モニター画面用映像生成部は、蓄積映像と入力映像とのモニター画面内での表示形態を制御する表示形態制御手段を有する請求項1から4のいずれか一に記載のビデオカメラ。
  6. 映像を蓄積する映像蓄積部と、撮像部と、モニター画面を有するモニター部と、を有するビデオカメラの動作方法であって、
    蓄積されている蓄積映像を取り出す取出ステップと、
    撮像部から入力映像を取得する入力映像取得ステップと、
    取り出した蓄積映像と、取得した入力映像との両映像を含むモニター画面用映像を生成するモニター画面用映像生成ステップと、
    を有するビデオカメラの動作方法。
JP2006149410A 2006-05-30 2006-05-30 ビデオカメラ Pending JP2007324663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006149410A JP2007324663A (ja) 2006-05-30 2006-05-30 ビデオカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006149410A JP2007324663A (ja) 2006-05-30 2006-05-30 ビデオカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007324663A true JP2007324663A (ja) 2007-12-13
JP2007324663A5 JP2007324663A5 (ja) 2010-05-20

Family

ID=38857110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006149410A Pending JP2007324663A (ja) 2006-05-30 2006-05-30 ビデオカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007324663A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013034492A (ja) * 2011-08-03 2013-02-21 Jvc Kenwood Corp 表示装置及び表示方法
WO2014049989A1 (ja) * 2012-09-28 2014-04-03 パナソニック株式会社 映像出力装置
JP2014217030A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 日本電信電話株式会社 映像再生装置及び映像再生プログラム

Citations (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62206972A (ja) * 1986-03-06 1987-09-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 録画再生装置
JPH01320871A (ja) * 1988-06-22 1989-12-26 Hitachi Ltd 画像記録再生装置
JPH02280472A (ja) * 1989-04-21 1990-11-16 Fuji Photo Film Co Ltd ビデオカメラ
JPH03265285A (ja) * 1990-03-14 1991-11-26 Victor Co Of Japan Ltd カメラ一体型vtr
JPH05232978A (ja) * 1992-02-18 1993-09-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像信号処理装置
JPH06133221A (ja) * 1992-10-14 1994-05-13 Sony Corp 撮像装置
JPH08317324A (ja) * 1995-05-15 1996-11-29 Canon Inc 電子カメラ
JPH09247601A (ja) * 1996-03-05 1997-09-19 Sony Corp 撮影装置
JPH09284643A (ja) * 1996-04-12 1997-10-31 Sony Corp 映像信号処理装置
JPH1093912A (ja) * 1996-09-12 1998-04-10 Nikon Corp 電子カメラ
JPH10120365A (ja) * 1996-10-16 1998-05-12 Hitachi Constr Mach Co Ltd クレーンブームの手摺り装置
JPH10243273A (ja) * 1997-02-24 1998-09-11 Canon Inc デジタルカメラ用画像表示方法
JP2002057976A (ja) * 2000-08-07 2002-02-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd デュアルディスクカメラ装置、デュアルディスク編集装置およびデュアルディスク編集システム
JP2002252823A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Victor Co Of Japan Ltd 映像信号の記録再生方法、及び映像信号記録再生装置
JP2004248139A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像記録装置
JP2005080219A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Sharp Corp 画像再生装置
JP2005101979A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Sharp Corp 多画面表示装置、dvd再生装置
JP2005354563A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Sharp Corp デジタルビデオカメラ

Patent Citations (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62206972A (ja) * 1986-03-06 1987-09-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 録画再生装置
JPH01320871A (ja) * 1988-06-22 1989-12-26 Hitachi Ltd 画像記録再生装置
JPH02280472A (ja) * 1989-04-21 1990-11-16 Fuji Photo Film Co Ltd ビデオカメラ
JPH03265285A (ja) * 1990-03-14 1991-11-26 Victor Co Of Japan Ltd カメラ一体型vtr
JPH05232978A (ja) * 1992-02-18 1993-09-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像信号処理装置
JPH06133221A (ja) * 1992-10-14 1994-05-13 Sony Corp 撮像装置
JPH08317324A (ja) * 1995-05-15 1996-11-29 Canon Inc 電子カメラ
JPH09247601A (ja) * 1996-03-05 1997-09-19 Sony Corp 撮影装置
JPH09284643A (ja) * 1996-04-12 1997-10-31 Sony Corp 映像信号処理装置
JPH1093912A (ja) * 1996-09-12 1998-04-10 Nikon Corp 電子カメラ
JPH10120365A (ja) * 1996-10-16 1998-05-12 Hitachi Constr Mach Co Ltd クレーンブームの手摺り装置
JPH10243273A (ja) * 1997-02-24 1998-09-11 Canon Inc デジタルカメラ用画像表示方法
JP2002057976A (ja) * 2000-08-07 2002-02-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd デュアルディスクカメラ装置、デュアルディスク編集装置およびデュアルディスク編集システム
JP2002252823A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Victor Co Of Japan Ltd 映像信号の記録再生方法、及び映像信号記録再生装置
JP2004248139A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像記録装置
JP2005080219A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Sharp Corp 画像再生装置
JP2005101979A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Sharp Corp 多画面表示装置、dvd再生装置
JP2005354563A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Sharp Corp デジタルビデオカメラ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013034492A (ja) * 2011-08-03 2013-02-21 Jvc Kenwood Corp 表示装置及び表示方法
WO2014049989A1 (ja) * 2012-09-28 2014-04-03 パナソニック株式会社 映像出力装置
JP2014217030A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 日本電信電話株式会社 映像再生装置及び映像再生プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5158138B2 (ja) 撮像装置、再生装置および再生プログラム
US20120087636A1 (en) Moving image playback apparatus, moving image management apparatus, method, and storage medium for controlling the same
JP3814565B2 (ja) 記録装置
US7064780B2 (en) Image recording apparatus with selection of still image to be recorded from multi-picture display
US8760541B2 (en) Shooting apparatus and mode setting method for controlling a shooting mode of a shooting apparatus
WO2009136469A1 (ja) 動画像の記録並びに再生を行う装置
JP2006203334A (ja) 画像記録装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2007324663A (ja) ビデオカメラ
JP2009290318A (ja) 撮像装置およびズーム調整方法
JP2004193695A (ja) 記録再生装置及び方法
JP2007181164A (ja) 画像再生装置
JP2010237911A (ja) 電子機器
JP3683462B2 (ja) 動画表示装置
JP2006041586A (ja) 画像再生表示装置
JP2005328279A (ja) 記録装置
JP4942196B2 (ja) 画像管理装置及び方法
JP4446669B2 (ja) 動画データの記録方法及びその再生方法並びに動画データの記録装置及びその再生装置
JP2007318368A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法。
JP4159511B2 (ja) 画像取得装置及び撮像装置
KR100292498B1 (ko) 멀티모드캠코더및그의제어방법
JP2000115693A (ja) 画像データ記録方法、画像データ記録装置、画像データ再生方法、画像データ再生装置、情報記録媒体及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
KR101063405B1 (ko) 특수효과 처리 화면 분할 디스플레이 기능을 갖는 휴대용영상 기록/재생 장치 및 그 분할 디스플레이 방법
JP6263002B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法、プログラム
JP2008154099A (ja) カメラ装置およびカメラ装置における静止画生成方法
JP4212531B2 (ja) 録画方法、動画記録装置及び録画システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100707

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101029