JP2005101979A - 多画面表示装置、dvd再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
2画面表示装置は、各画面の音声が互いに干渉するため、どちらか一方の画面に対応した音声しか出力できず、他方の画面の視聴者の利便性が悪い問題があった。
【解決手段】
本発明の2画面表示装置は、互いに異なる複数の映像をそれぞれ複数の画面B,Aに同時に出画することができる2画面表示装置であって、前記複数の画面B,Aのいずれか一つを正常視聴できる角度において出力する音声が互いに干渉しないレベルの指向性を有し、前記複数の映像にそれぞれ対応した複数の音声信号を同時に出力できる複数の高指向性スピーカを設けている。
【選択図】 図3

Description

本発明は複数の画面を同時に表示する多画面表示部に係り、特に個々の画面に対応した音声も同時に視聴できる多画面表示部に関する。
従来、第1及び第2の画面を同時に映像表示する2画面表示装置では、第1及び第2の画面にそれぞれ対応する音声信号を、音声出力部を切換えて出力するようになっている。
例えば、図11の如く、従来の2画面テレビ受像機60では、異なる2つの番組の映像表示することができるが、異なる番組の音声が干渉すると聞き苦しくなるため、出力できる音声は第1の画面62a及び第2の画面62bにそれぞれ対応する第1及び第2の音声信号のうち1つの音声のみであり、第1のスピーカ63a及び第2のスピーカ63bを切り替え、一方の音声のみを出力している。このことは、2画面よりも多くの画面を表示できる多画面テレビ受像機等でも同様であった(例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。
特開平6−38130号公報 特開平7−59025号公報 特開平7−298162号公報
上記した従来の2画面受像機及び多画面表示部では、異なる番組の音声が干渉すると聞き苦しくなるため、出力できる音声は複数の画面にそれぞれ対応する複数の音声信号の内1つの音声のみであり、映像と音声の両方を視聴できるのは、1つの画面に表示された番組のみで、残りの画面に表示された番組は映像のみしか視聴できず、複数の視聴者が別の番組を視聴する場合不便だった。
本発明は前記の問題点を除去し、視聴者が視聴する位置での複数の音声の干渉を軽減することができる多画面表示部の提供を目的とする。
本発明は上記課題に鑑みてなされ、第1に1つの表示部に対し少なくとも2つの映像データを少なくとも一方向および他方向からの画面としてそれぞれ同時に表示する表示手段と、前記表示部に対応する視角に応じて前記一方向からの画面あるいは前記他方向からの画面のみを可視できる画面表示制御手段とを有する映像表示部と、前記複数の映像データにそれぞれ対応した複数の音声信号が、前記複数の画面を可視できる角度において互いに干渉しないレベルの高い指向性をもって同時に出力される音声出力部と、を具備することにより解決するものである。
従って、1つの多画面表示装置で複数の映像および音声を視聴することができる。
また、前記音声出力部は、前記複数の音声信号が入力されるアンプと該アンプに対応する複数のスピーカとを有することを特徴とするものである。
従って、画面数に対応した音声を出力することができる。
また、視聴者の近傍に前記音声出力部の少なくとも一部を配置することを特徴とするものである。
従って、1つの画面に対応する音声を聴く場合に他の画面に対応する音声の干渉をより抑えることができる。
また、前記音声出力部は、前記複数の音声信号が入力されるアンプと該アンプに接続し、音声信号を外部に出力する外部出力端子とを有することを特徴とするものである。
従って、イヤホン等を接続してそれぞれの画面を視聴することができる。
第2に、1つの表示部に対し少なくとも2つの映像データを少なくとも一方向および他方向からの画面としてそれぞれ同時に表示する表示手段と、前記表示部に対応する視角に応じて前記一方向からの画面あるいは前記他方向からの画面のみを可視できる画面表示制御手段とを有する映像表示部と、前記複数の映像データにそれぞれ対応した複数の音声信号が入力される複数のアンプと、前記複数の音声信号を外部に出力するための複数の外部出力端子を少なくとも有し、それぞれの前記映像データに対応した前記音声信号が同時に出力される音声出力部と、を具備することにより解決するものである。
従って、視聴者が近接している場合でもイヤホン等により異なる複数の画面を視聴することができる。
また、前記一方向からの画面および前記他方向からの画面はそれぞれ前記表示部一面に表示されることを特徴とするものである。
従って、多画面表示装置であっても1つの画面を視聴する視聴者にとっては画面全面に表示された映像を視聴することができる。
また、前記音声出力部は音声切替手段を有し、該音声切替手段は、前記映像表示部に1つの映像データを表示するときは該映像データに対応する1つの前記音声信号を出力し、前記映像表示部に複数の前記映像データを同時に表示するときは前記複数の映像データに個々に対応した前記音声信号を出力することを特徴とするものである。
従って、1画面モードと2画面モードを切替え、画面に対応した映像および音声を視聴することができる。
第3に、1つの表示部に対し少なくとも2つの映像データを少なくとも一方向および他方向からの画面としてそれぞれ同時に表示する表示手段と、前記表示部に対応する視角に応じて前記一方向からの画面あるいは前記他方向からの画面のみを可視できる画面表示制御手段とを有する映像表示部と、DVD再生部と、前記複数の映像データにそれぞれ対応した複数の音声信号が入力される複数のアンプを少なくとも有し、それぞれの前記映像データに対応した前記音声信号が同時に出力される音声出力部と、を具備することにより解決するものである。
従って、1つのDVD装置で複数のDVDデータを再生することができる。
また、前記一方向からの画面および前記他方向からの画面はそれぞれ前記表示部一面に表示されることを特徴とするものである。
従って、多画面表示のDVD装置であっても1つの画面を視聴する視聴者にとっては画面全面に表示された映像を視聴することができる。
また、前記音声出力部は音声切替手段を有し、該音声切替手段は、前記映像表示部に1つの映像データを表示するときは該映像データに対応する1つの前記音声信号を出力し、前記映像表示部に複数の前記映像データを同時に表示するときは前記複数の映像データに個々に対応した前記音声信号を出力することを特徴とするものである。
従って、1画面モードと2画面モードを切替え、画面に対応した映像および音声を視聴することができる。
本発明によれば、2画面表示ディスプレイで、それぞれの画面に対応した音声を同時に出力しても両者の音声の干渉を軽減できる。2画面ディスプレイは、1つの表示部全面に異なる2つの映像を表示できるので、視聴者は各画面に対応した角度で視聴することにより、画面全体に出力される映像と音声をそれぞれ視聴することができる。
これにより、音声付きの2画面を同時に視聴することが可能となり、2画面ディスプレイの利便性が飛躍的に向上する。
以下、発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、図1から図4を参照して本発明の第1の実施形態の多画面表示装置を、2画面表示が可能なテレビ受像機を例に説明する。
図1は、多画面表示装置1の概略を説明するブロック図の一例である。本発明の多画面表示装置1は、映像表示部2と、音声出力部3と、制御部9とから構成される。
映像表示部2は、1つの表示部に対して複数(ここでは2つ)の映像データを同時に表示することができる。また、このとき複数の映像データはそれぞれ表示部一面(全面)に表示される。音声出力部3は、複数の映像データにそれぞれ対応した音声を出力する。
また、制御部9には映像・音声の電気信号を視聴可能なデータに変換する映像処理部10および音声処理部11を有する。制御部9は、例えばテレビ受像機であればチャンネル切り替え用スイッチや、チューナーなどテレビ受像機として既知の必要構成要素またはそれに付随する回路等が含まれるとする。
図の2画面表示が可能なテレビ受像機(以下、2画面テレビと称する)は、放送信号として無線周波数信号(RF)信号を用い、2画面に異なる2つの番組をそれぞれ表示(放送)できるとする。すなわち入力の映像・音声信号8はRF信号であり、アンテナで受信された後、画面a用の番組の音声・映像信号と、画面b用の番組の音声・映像信号とに分配される。各番組の音声・映像信号は、映像処理部10でさらに画面a用映像信号および画面b用映像信号が抽出され、映像表示部2の表示手段13により後述する2画面表示用の加工が施される。
また各音声信号は、音声処理部11で画面a用音声信号および画面b用音声信号が抽出され、さらに画面a用の右および左の音声信号と、画面b用の右および左の音声信号とに分けられ音声出力部3に導かれる。
音声出力部3は、音声信号を増幅するアンプ4および音声切替手段5、スピーカ7、外部出力端子6を有する。画面a用の左右の音声信号および画面b用の左右の音声信号はそれぞれアンプ4によって増幅され、スピーカ7または外部出力端子6から出力される。尚、ここでは画面a、画面bに対応する音声信号はステレオ音声信号とするので、画面aについて右のアンプ4AR、右のスピーカ7AR、左のアンプ4AL、左のスピーカ7ALを示す。また画面bについて、右のアンプ4BR、右のスピーカ7BR、左のアンプ4BL、左のスピーカ7BLを示す。
しかし、扱う音声信号がモノラル音声信号の場合は、各画面a、bに対してそれぞれ1つのアンプ4A、4B、1つのスピーカ7A、7Bでよい。また、外部出力端子6は、ステレオ信号あるいはモノラル信号に応じたものとし、画面数(ここでは2画面)に対応して2端子設ける。
図2には、2画面テレビの映像表示部2を示す。図2(A)は、映像表示部2と、それを視聴するA、B2名の視聴者の位置関係を示す上面図であり、図2(B)は表示手段13の概念図である。
映像表示部2は、表示手段13と、画面表示制御手段14とから構成される。映像表示部2は1つおよび2つの映像データが表示さる液晶ディスプレイまたはCRTディスプレイ等である。また表示する映像を1つにするか2つにするかはスイッチにより切り替えることができ、本明細書ではそれぞれの状態を1画面モード、2画面モードと称する。
1画面モードにおいては、現在一般的に普及しているテレビと同様であり、1つの表示部2に1つの映像データが表示され、当然ながらどのような角度から視聴しても1つの映像と対応した音声が出力されるものである。
2画面モードにおいては、1つの表示部2に対し2つの映像データが表示される。このとき、画面を2分割にしてそれぞれに映像データを表示するのではなく、表示手段13により加工した2画面分の映像データを表示部2一面(全面)に表示する。視聴者は加工された映像データを画面表示制御手段14を介して観賞し、その観賞する角度、すなわち表示部2に対応する視聴者の視角に応じて、2つの映像データのうちいずれか一方のみを可視できる。またこのとき、音声出力部からはそれぞれの映像に対応した音声が同時に出力される。
表示手段13は、2つの画面を一方向および他方向からの画面としてそれぞれ同時に表示するよう加工する手段およびそのデータである。すなわち、画面a、画面bで同時に表示させる2つの映像データに対して、例えば図2(B)の如く縦方向に所定の等間隔で細分化し交互に配置する加工を施し、その映像データ13を1画面として表示部に表示する。
画面表示制御手段14は、1つの表示部2においてA者の視角に対応する一方向からは画面aのみが可視でき、B者の視角に対応する他方向からは画面bのみが可視できるように制御する手段である。これば例えば、等間隔で細分化された映像データ13の前面に設けられ所定の間隔を持つスリットおよびその制御手段である。この画面表示制御手段14により1つの表示部2に同時に2つの画面を表示でき、また1画面モードと2画面モードを切り替えることができる。
視聴者は特定の範囲の角度(視角)でスリット14を介して表示部2を観賞し、A者はスリット14により画面aの映像データのみを可視でき、B者はスリット14により画面bの映像データのみを可視できる。つまりA者、B者にとっては画面a、bは分割されることなく、表示部2一面に表示されることになる。
次に図3を参照して音声出力部3について説明する。図3は図2(A)と同様のテレビとA、B2名の視聴者の位置関係を示す上面図である。
音声出力部3は、音声信号を増幅するアンプ4と、スピーカ7と、音声切替手段5とを少なくとも有する。アンプ4は、図1の如く音声信号を増幅するものであり、スピーカと対応して設けられるので、ここでの図示は省略する。
音声切替手段5(図1参照)は、1画面モードの場合には当該画面に対応した音声信号をA者、B者に共通で出力し、2画面モードの場合には各画面a、bに対応する音声信号を、スピーカから出力するよう、音声出力の制御を行う。
スピーカ7は、A側、B側にすくなくとも1つ、好適には2つ以上配置する。前述の如くモノラル音声信号の場合は、画面a、画面bにそれぞれ1つずつでよいが、ステレオ音声信号の場合は各画面に対応して左用および右用の少なくとも2つのスピーカが必要である。
A側のスピーカ7AR、7ALは、A者が画面aを正常に観賞できる角度において、当該スピーカ7AR、7ALから出力する音声がB側のスピーカ7BR、7BLから出力する音声と干渉しないレベルの高い指向性を有する。
また、B側スピーカ7BR、7BLは、B者が画面bを正常に観賞できる角度において、当該スピーカ7BR、7BLから出力する音声がA側のスピーカ7AR、7BRから出力する音声と干渉しないレベルの高い指向性を有する。
このように、本実施形態では、画面a、bを正常に観ることができる視角において、互いに干渉しないレベルの高い指向性を有するスピーカ(以下高指向性スピーカ7と称する)を有しており、これにより画面aおよび画面bの音声を同時に出力してもこれらが互いに干渉することが無く、テレビを視聴することができる。
ここで、高指向性スピーカ7とは、一方向に高い指向性を有するものであればどのようなものであってもよい。例えば高指向性で知られる平面スピーカやパラメトリクススピーカ、ラウドスピーカなどである。またスピーカにホーンを取り付けて指向性を鋭くしたもの、正位相と逆位相を組み合わせて指向性を高めたスピーカ、内部回路的な工夫により指向性を高めたスピーカなどが考えられる。
高指向性スピーカ7は図3においては映像表示部2と同一筐体内にあるが、外部に設けてもよい。同一筐体内であれば、所定の間隔を開けて並べられる。また、本実施形態では上述の如く視聴者A、Bが画面を正常に観ることができる所定の範囲の領域がある。そこで高指向性スピーカ7も、その指向性をより高めるために、視聴者A、Bに対向するよう画面の中心cに対して外側に広げて配置するとよい。
図3(A)において破線は、同一筐体内に設けた場合のそれぞれのスピーカ7の音波放射領域を示す。このように高指向性のスピーカ7をそれぞれの画面に対応した向きに設けることにより、この視聴者A、Bが視聴する位置では画面a用高指向性スピーカと、画面b用高指向性スピーカからの音声が干渉しないので、視聴者A、Bはそれぞれの画面a、bの番組に対応した音声を隣の画面の番組の音声が干渉することなく正常に聞くことができる。
尚、ハッチングの部分は、ステレオ音声信号の場合に1方の画面に対応する左右2つの高指向性スピーカ7の音波放射領域が重なる領域であり、A者が画面aを、B者が画面bを正常視聴できる角度がこの領域の中央付近に来ることが最も望ましい。
また、図3(B)のごとく高指向性スピーカ7に加えて、指向性のそれほど高くない、一般的に採用されるスピーカ(以下通常スピーカ16と称する)を設けてもよい。これは、2画面モードから1画面モードに切り替えた場合、すなわちA、B両者で同一の番組を視聴するような場合は、音声の干渉を考慮する必要がないため音声出力部3からは共通音声が出力されればよく、そのためのスピーカである。通常スピーカ16を設ける場合は、音声切替手段5において、1画面モードの共通の音声信号を通常スピーカ16から出力するように制御する。
尚、視聴者にとって画面に対応した音声信号が正常に視聴できれば問題はなく、1画面モードの場合には両方に同じ音声信号を出力すればよいので、高指向性スピーカ7のみでもよい。しかし、多人数で1画面を視聴する場合等を考慮すると、通常スピーカ16を設ける方がよい。
また、音声出力部3に対応した音声の反射板21があってもよい。例えば図4の如く、視聴者の背後でできれば視聴者を囲むように各高指向性スピーカに対向配置する反射板を設けると、両者の音声の干渉をより低減できる。
ここで、さらに高い指向性を望む場合は、音声出力部3の一部を映像表示部2と同一筐体内ではなく外付けとし、且つそれらをなるべく視聴者の近傍に配置するとよい。
図5は、上記の高指向性スピーカ7を外付けにした一例を示す。
外付けで有れば配置の汎用性が高くなるので、各視聴者(の耳)に対してより高い指向性を有するように配置する。例えば、図のごとく各視聴者の近傍となる椅子(ソファー、座席、シート)30に配置するとよい。
具体的には、椅子30の肘掛け部分30a、背もたれ上部30b、あるいはヘッドレスト部分30c等である。例えばヘッドレストを頭部を後方から包むように耳の部分まで覆う形状とし、耳に実質対向する位置にスピーカ7を配置するとさらに好適である。
また、椅子等に配置せず例えばスピーカ7を視聴者の前方(足下付近)に配置する場合は、図3(A)の如き音波放射領域が形成されるように配置するとよい。
さらに、音声出力部3に通常スピーカ16を有する場合には、通常スピーカ16も高指向性スピーカ7と同様に外部に配置してもよい。しかし、通常スピーカ16に切り替えるのは1画面モードの場合であるので、通常スピーカ16のみ映像表示部2と同一筐体にあってもよい。椅子30等にスピーカを設ける場合、外部のスピーカは高指向性スピーカ7のみであれば省スペースが実現する。
尚、図6に示したように、音声出力部3には、スピーカ7の他に、アンプ4に接続し音声信号を外部に出力する外部出力端子6A、6Bを設けるとよい。外部出力端子6には、イヤホン18(またはヘッドホン等、以下同様)が接続され、画面a、画面bに対応する音声がA者、B者に出力される。外部出力端子6は、画面数に対応して(本実施形態で有れば2端子)設けられ、アンプ4から出力された音声信号は、音声切替手段5によってイヤホンの接続の有無が判断され、接続されている場合はスピーカ7からイヤホンへの出力に切り替えられる。
図7は、外部出力端子6の接続の有無により出力先を切り替える処理の一例を示すフロー図である。
まず、A側のイヤホンが接続されているかを判断し(ステップS101)、接続されていたらa画像のスピーカを切断して(ステップS102)、a画像のイヤホンをオンし、イヤホンにa画像の音声を出力する(ステップS103)。
また、B側のイヤホンが接続されているかを判断し(ステップS104)、接続されていたらb画像のスピーカを切断して(ステップS105)、b画像のイヤホンをオンし、イヤホンにb画像の音声を出力する(ステップS106)。
これらは一例であり、例えば右側と左側を連続した処理ではなく個別に処理するようにしてもよい。
次に図8を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、高指向性スピーカ7を使用せず、外部出力端子6(6A、6B)にイヤホンまたはヘッドホン18等を接続して音声を出力するものであり、第1の実施形態と同様に2画面テレビを例に説明する。
たとえば飛行機の機内用の2画面テレビなど、画面サイズが比較的小さく、視聴者の距離が近接している場合には、音声が干渉する可能性が高くなるので、イヤホン18での視聴が一般的と考えられる。特に2画面モードの場合にイヤホン18で視聴することを前提にすれば、高指向性スピーカ7を設ける必要はなく、省スペース化が図れる。
映像表示部2については、第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。また、本実施形態の回路概要図は図1とほぼ同様であるので図1を参照する。
音声出力部3は、複数のアンプ4と、外部出力端子6と、音声切替手段5とを有する。アンプ4は第1の実施形態と同様であり、モノラル音声信号を扱うので有れば各画面毎に1つ、ステレオ音声信号を扱うので有れば各画面毎に少なくとも左右2つ設ける。
外部出力端子6は各アンプ4に接続し、画面数に対応して複数設けられる。本実施形態の如く映像表示部が2画面表示で有れば、画面a、画面b用の2端子である。また、モノラル音声信号用かステレオ信号用かに応じて、対応する外部出力端子を設ける。
図8のごとく、A者はA側外部出力端子6Aにイヤホン18を接続し、出力される画面aおよび画面aに対応した音声を視聴する。B者はB側外部出力端子6Bにイヤホン18を接続し、出力される画面bおよび画面bに対応した音声を視聴する。
1画面モードの場合には、すべての外部出力端子6に当該1つの映像に対応した音声信号が出力されるよう、音声切替手段5により制御する。
また、音声出力部3に通常スピーカ16を設けてもよい。1画面モードであれば音声の干渉を考慮しなくてよいので、イヤホン18を使用せずに通常スピーカ16から音声信号を出力することとする。この場合音声切替手段5で通常スピーカ16と外部出力端子6との切替を制御する。
図9は、音声切替手段5の処理フローの一例を示す。まず、1画面モードであるかを判断し(ステップS201)、1画面モードの場合はA側のイヤホンの状態を判断する(ステップS202)。A側のイヤホンが切断されている場合、B側のイヤホンの状態を判断する(ステップS203)。1画面モードで且つ両側のイヤホンが切断されている場合、通常スピーカをオンとする(ステップS204)。
なおこのフローは一例であり、A側あるいはB側のいずれか一方のイヤホンが切断されていたら通常スピーカをオンするような処理でもよい。
以上、第1および第2の実施形態では2画面表示テレビを例に説明したが、これに限らず、映画やビデオ等を上映、再生する2画面表示装置であっても同様に実施できる。その場合例えば図1の回路概要図で、入力される映像信号および音声信号はアンテナで受信されたRF信号ではなく、所定の記憶装置等で再生される信号となる。また制御部は、それぞれの装置に既知の構成要素およびそれらに付随する回路となる。しかし、映像表示部2および音声出力部3については本実施形態を適用でき、同等の効果が得られる。また、2画面以上の表示装置であってもよい。
また、ゲーム機に適用してもよく、カードゲームなど対戦者の画面を見ないでプレイするゲームにおいて、プレイヤー毎の画面や音声を出力することができる。
図10には、第3の実施形態として、2画面表示のDVD再生装置50を説明する。
DVD再生装置50は、映像表示部32と、DVD再生部45と、音声出力部33とから構成される。映像表示部32は、第1、第2の実施形態と同様であるので説明は省略する。
DVD再生部45は、1つあるいは2つのDVDの同時再生が可能である。例えば2つのDVD(DVD1、DVD2)を再生するときには画面にDVD1、DVD2のソフトウェアが表示され、それぞれの音声が出力される。
また、記憶装置付きのものであれば、記憶装置に保存したDVDデータの再生も可能である。例えばA側でDVDを再生し、B側で保存データを再生する。また、共に保存データの再生であってもよい。
本実施形態のDVD再生装置50は、切替スイッチを有し、例えばDVD1とDVD2を入れ替えることなく、各画面に表示させるDVDを切り替えて視聴することもできる。さらに、一時記憶装置等にデータを一時的に保持することにより、それらの保持したデータへの切替も可能となる。また、2画面モードから1画面モードへの切替も可能であり、その場合は共通音声が出力される。
音声出力部33は、付図示の音声切替手段、アンプ(図1参照)および外部出力端子36を有する。アンプおよび外部出力端子36については第1および第2の実施形態と同様であるので説明は省略する。外部出力端子36にイヤホン18を接続し、それぞれの画面に対応した音声を出力する。
音声切替手段は、1画面モードと2画面モードの切替等を行う。さらに、画面aと画面bまたは記憶装置に格納したDVDデータ間で視聴するDVDを瞬時に切り替える時の音声信号の切替を行う。
また、音声出力部33に高指向性スピーカ(図6符号7参照)を有してもよい。この場合の高指向性スピーカは第1の実施形態と同様であり、音声切替手段は、図7のフローの如く、外部出力端子36の接続の有無により、音声信号の出力先を高指向性スピーカと外部出力端子36とで切り替える。
さらに通常スピーカ(図6符号16参照)を設けてもよい。通常スピーカがあれば、特に1画面モードを多人数で視聴する場合等に利便性がよい。この場合音声切替手段は図9のフローの如く、1画面モードで外部出力端子36に接続がない場合は、通常スピーカから音声信号を出力する制御を行う。
また、第2の実施形態と同様に、高指向性スピーカを設けず、2画面モードの場合は外部出力端子の使用に限定し、1画面モードの場合は通常スピーカから出力するとしてもよい。
さらに、外部出力端子36を設けずに、高指向性スピーカのみからの音声出力または高指向性スピーカと通常スピーカから音声を出力する構成としてもよい。
本発明の多画面表示装置を説明するブロック図である。 本発明の多画面表示装置の映像表示部を説明する(A)上面図、(B)概念図である。 本発明の多画面表示装置の音声出力部を説明する上面図である。 本発明の多画面表示装置の音声出力部を説明する上面図である。 本発明の多画面表示装置の音声出力部を説明する概要図である。 本発明の多画面表示装置の音声出力部を説明する上面図である。 本発明の多画面表示装置の音声出力部を説明する処理フロー図である。 本発明の多画面表示装置の音声出力部を説明する上面図である。 本発明の多画面表示装置の音声出力部を説明する処理フロー図である。 本発明の多画面表示装置を説明する概要図である。 従来の多画面表示装置を説明する概要図である。
符号の説明
1 多画面表示装置
2 映像表示部
3 音声出力部
4 アンプ
5 音声切替手段
6 外部出力端子
7 高指向性スピーカ
8 映像・音声信号
9 制御部
10 映像処理部
11 音声処理部
13 表示手段
14 画面表示制御手段
16 通常スピーカ
18 イヤホン
21 反射板
30 椅子
32 映像表示部
33 音声出力部
36 外部出力端子
45 DVD再生部
50 DVD再生装置
SL スリット

Claims (10)

  1. 1つの表示部に対し少なくとも2つの映像データを少なくとも一方向および他方向からの画面としてそれぞれ同時に表示する表示手段と、前記表示部に対応する視角に応じて前記一方向からの画面あるいは前記他方向からの画面のみを可視できる画面表示制御手段とを有する映像表示部と、
    前記複数の映像データにそれぞれ対応した複数の音声信号が、前記複数の画面を可視できる角度において互いに干渉しないレベルの高い指向性をもって同時に出力される音声出力部と、を具備することを特徴とする多画面表示装置。
  2. 前記音声出力部は、前記複数の音声信号が入力されるアンプと該アンプに対応する複数のスピーカとを有することを特徴とする請求項1に記載の多画面表示装置。
  3. 視聴者の近傍に前記音声出力部の少なくとも一部を配置することを特徴とする請求項1に記載の多画面表示装置。
  4. 前記音声出力部は、前記複数の音声信号が入力されるアンプと該アンプに接続し、音声信号を外部に出力する外部出力端子とを有することを特徴とする請求項1に記載の多画面表示装置。
  5. 1つの表示部に対し少なくとも2つの映像データを少なくとも一方向および他方向からの画面としてそれぞれ同時に表示する表示手段と、前記表示部に対応する視角に応じて前記一方向からの画面あるいは前記他方向からの画面のみを可視できる画面表示制御手段とを有する映像表示部と、
    前記複数の映像データにそれぞれ対応した複数の音声信号が入力される複数のアンプと、前記複数の音声信号を外部に出力するための複数の外部出力端子を少なくとも有し、それぞれの前記映像データに対応した前記音声信号が同時に出力される音声出力部と、を具備することを特徴とする多画面表示装置。
  6. 前記一方向からの画面および前記他方向からの画面はそれぞれ前記表示部一面に表示されることを特徴とする請求項1または請求項5に記載の多画面表示装置。
  7. 前記音声出力部は音声切替手段を有し、該音声切替手段は、前記映像表示部に1つの映像データを表示するときは該映像データに対応する1つの前記音声信号を出力し、前記映像表示部に複数の前記映像データを同時に表示するときは前記複数の映像データに個々に対応した前記音声信号を出力することを特徴とする請求項1または請求項5に記載の多画面表示装置。
  8. 1つの表示部に対し少なくとも2つの映像データを少なくとも一方向および他方向からの画面としてそれぞれ同時に表示する表示手段と、前記表示部に対応する視角に応じて前記一方向からの画面あるいは前記他方向からの画面のみを可視できる画面表示制御手段とを有する映像表示部と、
    DVD再生部と、
    前記複数の映像データにそれぞれ対応した複数の音声信号が入力される複数のアンプを少なくとも有し、それぞれの前記映像データに対応した前記音声信号が同時に出力される音声出力部と、を具備することを特徴とするDVD再生装置。
  9. 前記一方向からの画面および前記他方向からの画面はそれぞれ前記表示部一面に表示されることを特徴とする請求項8に記載のDVD再生装置。
  10. 前記音声出力部は音声切替手段を有し、該音声切替手段は、前記映像表示部に1つの映像データを表示するときは該映像データに対応する1つの前記音声信号を出力し、前記映像表示部に複数の前記映像データを同時に表示するときは前記複数の映像データに個々に対応した前記音声信号を出力することを特徴とする請求項8に記載のDVD再生装置。

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